ふらあそ!

ゲーム好き・漫画アニメ好き・自転車好き・鉄旅好き。インドアだったりアウトドアだったりのふらふら遊び人の日記帳、略してふらあそ!

【アニメ】デリシャスパーティ♡プリキュア第12~14話雑感

あ、うん、これ、とても大切な事ね。「小さじ1? 目分量でいいでしょ。塩一つまみ、えーい(適当)」とかやると大体ろくでもない結果が待ってるんだよな(体験談)。

 

さて、この期間はメインキャラクター達から少し距離を置いて、敵味方含めて将来に関わる重要キャラクターを描く期間となりました。

OPで登場していた謎のタキシード仮面白装束の男も本格的に登場し、次第に話としても乗ってきた感があります。

 

ジェントルー=菓彩あまねについて

第12話はジェントルー最後の戦いがメインになりました。

前回で正気というかあまねの主導権がかなり強くなっていたジェントルーでしたが、デパプリチームに保護される直前でナルシストルーに拉致され、ゴーダッツに再洗脳を施され…という内容でした。

再洗脳後もゴーダッツに絶対の忠誠を誓う実直さは変わっておらず、戦う意思のないキュアプレシャスに容赦のない肉弾戦を浴びせたりもしました。尤も、ちゅるりんの偽投稿にコロッと騙される点も良くも悪くも実直と言え、これがあまねの影響なのか、洗脳故の融通の利かなさなのかはちょっと分からなくなってきました。

というのも、よくよく考えてみると、あまねの本来の性格は今の段階ではちょっと分からないんですよね。彼女が生徒会長として初登場した第5話以降、デパプリチームといくつかの接点があった訳ですが、その時の目の色は総じて赤(ジェントルー人格の色)だったんですよね。つまり、中身としてはあまねの姿に擬態したジェントルーだった訳で、あまねの本来の性格は断片的な物(レシピッピが見えている、それを店のカードにイラスト化するぐらい好き、レシピッピを強奪した際にやめてくれ! と慟哭する)でしか分からない。

第12話ではゴーダッツにジェントルーとしての人格を植え付けられている表現がありましたし、マリちゃんも「心を操られている」とあまねの本来の人格とは全くの別物、という表現が為されましたが、拓海が気付きゆいも言っていたようにウバウゾーを町の破壊に暴れさせることをさせずにとどめていたのは恐らくあまねの意思です。

ここのところを全くの別物にしてしまうと少し齟齬が生じてしまうように思えるのですが、キュアプレシャスの必死の説得に応じて、ゴーダッツが植え付けた「黒い心」が完全にウバウゾーに転移した事で、あまねは呪縛から解放されたようですし、ここは別物判定なんでしょうね、シナリオ的には。

しかし、そう考えると、ナルシストルーの考えがますますわかりません。この経緯を見ただけでも、ジェントルーが過去に自我を取り戻しかけた一因は間違いなく己の力をウバウゾーに注ぎ込む行為にあります。あえて、それを行わせたのは彼女の苦しむ姿を見たかっただけなのかもしれませんし、再洗脳を施せばまだ利用できると思ったのかもしれませんが、プリキュアがいる現状にも関わらず、使い捨ての様に出撃を見送るなど、行動が完全にちぐはぐというか最早狂人のそれです。まあ、次の回で判明するのですが、実際狂人一歩手前の人格破綻者ではあるんですけどね。

なんにせよ、解放されたあまねは今度こそデパプリチームに保護されました。第14話の段階で未だに目覚めない状態であり面会すら出来ていません(もしくは目覚めてはいるが面会を拒否しているのか)が、もしジェントルー時の事を覚えているとなると、その葛藤に苦しむかもしれませんね。

なお、公式HPでは彼女が追加戦士・キュアフィナーレである事が正式にアナウンスされています。そこら辺も含めてどう料理するのかにも注目しましょう。個人的にはジェントルーもあまねの一部だと思っているので、受け入れた上で乗り越えてほしいかな、というのが本音です。

あ、そうそう、第13話であまねの双子の兄が登場しましたが、なんでも中の人が有名な男性アイドルさん(しかも二役)らしくて、一応それなりの重要ポジションなのですかね? かっこつけみたいな部分はあるものの、基本的には善人ぽいですが…ちょっとナルシストルーに似ている気もするんだよな…いやいや、さすがにそこまでハードな展開(身内に更に敵幹部)はないと思いますが…

 

敵側の事情について

ジェントルーが正式に脱退してしまった訳ですが(再拉致してさらに洗脳も可能だろうが、流石にデパプリチームの監視もあるだろうし容易ではないだろう)、セクレトルーとナルシストルー曰く彼女は「地理勘のある女性を利用しただけ」だそうで、ブンドル団的にはノーダメージ的な表現がありました。

これについてはまず単なる土地勘だけが条件なら、今後も別の人間を洗脳して利用できる可能性を考えなければならないのが一つ。もう一つは操りの糸を掛けるにしても資質が必要なのではないか? というのがもう一つ。これはレシピッピを強奪しなければならない、という都合上、それが見えるのが最低条件なのでしょうね。だからこそあまねがターゲットにされたのならば納得できますし、場合によってはデパプリチームの三人が標的になっていた可能性もある訳です。

第13話以降はナルシストルーが出撃する事になりましたが、彼の能力はレシピッピを強奪する際に、それを発生させていた人間の思い出やその食事を選択した理由までも奪い取る事で忘却させてしまうというもの。なぜそんなことをするのか、とゆいに詰問された際には「美味しそうな食事をしている人間を見るとムカつく」などと自分勝手な理由を披露しており、更にその質問をしたゆいに君には関係のない事だろう、と悪びれもなく宣うなど、なかなか生粋の邪悪っぽいです。

そんな過程を経て生み出される強化版ウバウゾー、モットウバウゾーは最初こそ強くないものの、攻撃されるたびに力を増すという性質を付与されていたり、浄化も合体技・プリキュアミックスハートアタックでやっと浄化可能であったり、なかなか手ごわい印象です。やはり奪い取った力に比例するのかな?

…なんか前作の記憶除去装置を利用した幻影操作といい、前々作のダルイゼンののどかに対する仕打ちといい、相手の心を踏みにじる敵が続いていますね。

さて、個人的に気になった点がもう一つ。幹部達はあまねが離脱を余儀なくされた際、利用していただけであると同時に自分たちは違う、という趣旨の発言をしています。

しかし、上記の美味しそうな食事をする人間≒幸せそうな人間を憎悪するナルシストルーに第14話で初恋を「甘酸っぱい」と表現するセクレトルーと、ひょっとしてこいつらも元は人間でゴーダッツの洗脳を受けているのでは? と勘繰ってしまうのですよね。何より上での推論が正しかった場合、彼彼女(今の段階では少なくともナルシストルー)はレシピッピを見る能力があるのですから。*1

尤も、ブンドル団の人間が必ずしも異世界人とは限りませんから、ただの人間が自身の意思で協力しているだけかもしれませんが、もし彼らも洗脳済みだった場合、その上で「自分たちは違う=洗脳されているわけではない」と誤認させられてるとしたら…想像以上にやべー組織かもしれませんね、ブンドル団。あの「ブンドル、ブンドルー」もそう考えるとちょっと怪しい宗教染みているとも取れますしね。

まずはナルシストルーがどういう結末を迎えるか、ですかね。

 

品田拓海=ブラックペッパーとその父親・品田門平について

あー、本来なら、確定するまでイコールはつけたくなかったんですが、ここまで状況的に出揃っているとねえ…っていうか、そうしないと記事書きにくいので( ´艸`)、以降同一人物扱いでいいですよね? 公式HPでも同一人物として更新されていたし。

唐突と言えばまあ唐突だったのですが、彼の父親、品田門平がなんとクッキングダム関係者であることが第13話で発覚。父親の持っていたデリシャストーンを継承するような形でデパプリチームに関わる事になっていく事になりそうです。

少し疑問に思ったのは彼の父親、門平の存在。門平と妻であり拓海の母親であるあんは行き倒れていた彼を介抱し、そのまま彼女のゲストハウスを手伝わせる事により仲を深め大恋愛の末結婚したそうなのですが、結婚直前になって一回彼女を振り切って出ていこうとしており、この行動は取りも直さず、本来この世界に来た目的を果たすため、と受け取れます。

大まかな事情を拓海に話し継承を終えた後、クックファイターの衣装を託したような描写がありましたが、半ば封印状態だったようで、こう考えると門平はあんとの結婚を選んで全てを擲ってしまった様に思えます。

しかし。

現在の門平は世界中を股に掛ける漁師をしています。別にゲストハウスを継いでも良かったはずなのに。あそこまでの大熱愛を経たあんや息子の拓海を置いてまで漁師、しかもそこいら近場ではなく、年単位で家を空けるレベルでの遠漁、更に定置ではなく世界各地を飛び回るという内容…

何かを探っている。つまり、彼は何かしらの使命をまだ帯びているのでは? とも考えられるんですよね。第14話で姿を現したブラックペッパーを見て、マリちゃんはシナモンという人物の面影を想起しています。そして、そのあと、シナモンなわけはない、と否定もしています。もしそのシナモンという人物がイコール門平(平、だしねえ…)だった場合、彼は何かしらの使命を帯びて十数年前にこの世界に来たことになる可能性があります。単に物見遊山でこの世界に来た可能性もなくはありませんが考えにくい。*2

もう一つ考えられるのが、彼が何らかの理由で力を失った状態でこの世界に流れ着いた、という線。上で「継承」と書きましたが、これならば力を扱えなくなった門平から拓海にデリシャストーンの力が受け継がれた事、マリちゃんのシナモンの存在の否定とも齟齬は生じません。

ただ、ここで問題というかもう一つの要素として、その遠漁にはゆいの父親・ひかる(おいおい星名さんと同名じゃねえか、まぎらわしいな(笑))が同伴しているという点。上記の推測通りの場合、ゆいの父親を巻き込んでいる事になります。が、或いはひかるも知った上で同行しているのだとしたら!? 登場人物たちが次第にクッキングダムと関連を持ち始めてきています。こうなるとクッキングダム自体の秘密にも焦点が当たるかもしれませんね。ほとんど正体不明なんですよね、クッキングダム。

さて、門平さんの話が長くなってしまいました。拓海についても少し。

基本的にゆいが好きでしょうがない、と言った感じなのですが、肝心要のゆいが全くその気がない、というか、今の段階では完全に単なる幼馴染、脈なしというのが哀愁を誘います( ´艸`)

過去の作品の記事でも何度か書きましたが、プリキュアの恋愛絡みはなかなか難しい課題ではありますが、個人的にはアリだと思っている立場なので、上手く絡めてくれれば、とは思うのですが…この作品が始まった時の大まかな人物背景を見た際、これはハピチャのめぐみと誠司の関係性に近いのかな、と思いましたが、思った以上にゆい側に脈なしなのは少々面食らってもいます。

第14話では拓海が同校の女子・本間ともえの告白を受ける…というのが主軸になりましたが、その告白シーンを出歯亀偶然覗いたゆい(達)だったのですが、それを見た際にも「(告白シーンを)初めて見た!」とはしゃいだり、TV電話のシーンでは拓海が「お前は昔からゆいちゃんが大好きだからな」と父親にからかわれていても表情を一切変えていなかったり、ここまでくると別の意味で意外でした。拓海が他の人間にもミエミエなぐらい*3ゆいへの好意を隠しきれていない以上、恋愛絡みの話はまだ出てくるとは思いますが、この二人の仲が進展する場合、かなり納得いく展開にしないとまずいんじゃないか、という不安がよぎっています。

尤も、拓海自身は、第14話で今まで疑念を感じていたゆい=キュアプレシャスの戦いを、自らの意思で行っている事を確認したのち、彼女を守る事を決意した上でブラックペッパーとして戦いに参入する事を決めたようですし、ともえを振った点でも彼女一筋を貫くんでしょうね。現段階でブラックペッパーは第13~14話でプリキュア側のフォローをしていますが、いずれもキュアプレシャスがピンチに陥った時限定なんですよね。

彼がここまでゆいを意識したのも、ゆいの祖母・よねに泣かした彼女とともにおにぎりを振舞われ、彼女が笑顔に戻った時だったようですが、このシーンはこの作品冒頭でも描かれており、ここで繋がりましたね。なんで拓海が彼女を泣かしたのかまでは分かりませんが、まあ、ここは本筋ではないかな。想像力で補える部分かと思われます。つまり「ごはんは笑顔」はゆいと拓海を共通項としてつないでいる大切な思想なんですよね。そしてその二人が同じ想いを以て共闘するわけです。あれ? 結構アツくない?

ブラックペッパー自体の戦闘力はまだ未知数ですが、とりあえずは序盤のマリちゃんが放ったビーム攻撃ぐらいは余裕でこなしそうですね。クックファイターである事を驚愕されていたことからマリちゃんはそれではないのでしょうし、それなりの戦闘力はありそう。個人的には「浄化が出来ないプリキュア」程度の力はあるのでは? と推測しています。お? 戦える男キャラはジュリオ以来か? 

もう一つ。これは多分杞憂に終わると思うので、補足程度なのですが、OPでプリキュアの三人とブラックペッパーがデリシャスフィールドに降り立つシーンが挿入されますよね。あの中にマリちゃんがいないのが実は最初からすごく引っかかってたんです。一応戦闘要員であるにもかかわらず。

デリシャストーンが使えるという事は、ブラックペッパーでも(恐らく)デリシャスフィールドを張れるという事。そして、ブラックペッパーの立場なら、戦いを俯瞰的に見る事も出来ますし、彼はそれなりに聡明なタイプに思えますから戦術も組めそうです。つまりマリちゃんが出来ることは彼でも出来てしまう。*4

まさか、マリちゃん途中退場とか…ない、、、ですよね!?

ただ、自分の記憶に間違いなければ、シリーズで味方サイドのレギュラーサブキャラで途中退場者はいなかったはずなので、上でも書いたようにこれは杞憂に終わるとは思っています。…シリーズも19作も続いてますので「いや、いたよ! このドシロートが!」と思われた方はコメント欄にでもご一報くださいm(__)m流石に記憶が薄れている作品も結構あるので(^_^;)

 

プリキュア側の事情について

ジェントルー=あまねの確保、及び、ナルシストルーとの接触により、デパプリチーム内ではブンドル団に対する悪印象がかなり根付いている感じですね。

それでもナルシストルー登場時の「待たせたな」という台詞に「待ってないよ」とか「残念なイケメン」などと口々に言っていたマリちゃんやらんは少し緊張感が緩いですし、ここねは普段は表情が動かないキャラなので(ただあまねが操られていた事には腹に据えかねているような描写があった)いつも通り、といった風なのですが、ゆいがあまねの一件以降、特にナルシストルーと対峙する際、険しい表情を一切崩さないのは注目に値するかと思います。

あまねにせよレシピッピ強奪(とそれに伴う副産物的効果)にせよ、心を弄ぶ事を許さない強い意思と筆者は受け取りました。これは彼女があまねの事に関して言った「自分の意思で楽しいとか美味しいという感情が得られないのはかわいそうだ」という言葉にもよく表れています。

更にマリちゃんが菓彩家の近くで見つけたレシピッピをあしらったお店のカードを見て、これを描いたのがあまねであることを確信したゆいは戦闘でジェントルーと一騎打ちになった際にも一切攻撃をせず防戦しながらあまねの心に必死に呼びかけるという健気さも見せました。

この戦闘中、彼女はずっとジェントルーの事を「あまねさん」と呼びかけ続けていたのですよね、「ジェントルー」ではなく。個人的にはこのシーンでゆい=キュアプレシャスの株は爆上がりしました。

そう言えば、ナルシストルー出撃以降、プリキュアサイドの必殺技がみなパワーアップしていましたね。まあ、プレシャスの必殺技が数字を当てはめていた段階で予測は出来ていた事ですが、急に登場したので少し焦りました。ミキサー使用による合体技・プリキュアミックスハートアタックも唐突に出てきた印象でしたし、技の内容も合体というより三人同時発射という趣でこの辺りの性急さは少し引っ掛かりました。

ゆいと拓海の関係性も引き続き気になりますし、プリキュア側の人物描写もまだまだ目が離せませんね。…第14話引きのナレーション「果たしてゆいちゃんの初恋はどうなるのでしょうね?」はちょっと意味深だったよね…

 

とりあえず、あまね=ジェントルーや拓海=ブラックペッパーといった今後に関わる重要キャラクターにスポットがあたった期間でした。これで先ずは序盤は終了ですかね。次回は

プリキュアサイドのキャラクター掘り下げに移行しそうな雰囲気ですね。その過程であまね=キュアフィナーレを絡めていくのかな? まずはここねのシナリオになるようですが、先回の記事でも取り上げた「物事を成功させること」にこだわりを見せる=失敗を恐れる、という性質が焦点になりそうな予感なので、どう料理するのか注目したいです。

 

ここまでのデパプリをかいつまんでナナメからバッサリ

立ち位置的にもやっぱりタキシード仮面を想起するブラックペッパーだけど、色合い的にはむしろ月影の騎士様だよね( ´艸`)

 

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*1:第13話でレシピッピを探査する装置をナルシストルーが開発したが、それだけでレシピッピを認知し強奪する事までできるのか甚だ疑問である。例えば、視認できない透明な宝石か何かをここにあるから拾えと言われても簡単には出来ない。ただ、あの装置にレシピッピを可視化する/可視不可視は関係なく吸い込む能力があるのならばその限りではない。

*2:第13話で和実・品田家の家族がTV電話で会話するシーンでは、マリちゃんはその場にいない=門平の姿を見ていない。

*3:少なくとも両親とマリちゃんには看過されている。

*4:ただ、マリちゃんレベルの戦術が組めるかはまた別問題。

【アニメ】デリシャスパーティ♡プリキュア第9~11話雑感

あー、バケツプリンって9割がた失敗するんだよなあ。「バケツプリン デストローイ」で検索すると惨劇が出る出る(笑)。

 

さて、この期間はいつも通り各メンバーの掘り下げに…と思いましたが、思いの外ジェントルー=菓彩あまねにスポットが大きく当たる期間となりました。尤も、今作は各キャラクターの変身に時間を割きながらゆっくり性質・性格を描写していったため、それほどの違和感は感じません。むしろ、変化球チックではあるものの、あまねが彼女らに大きく関わるであろう事を表した上手い展開だと感じました。

 

全体的な流れとしては、第9話ではここねとらんの性質の違いとそれによるちょっとした衝突→和解。第10話では敵側のパワーアップ及び今まで救い出したレシピッピからの助力による新アイテム付与と新技追加による対処、第11話ではあまねの罠によるデパプリチームのピンチ及びついにジェントルーの正体が判明してしまう…というものでしたが、どれも情報量が多く見ごたえがありました。このジェントルー=あまね絡みの流れはまだまだ続きそうなので、引き続き注目ですかね。

 

ここねとらんの関係性について

ここねは感情表現が苦手で物静か、らんは天真爛漫だが若干無神経な部分がある、という感じですが、各々その欠点には気が付いており、気に病んだり改善しようとしたりしている点は良いですね。

第9話のBパートで、何かと意見がかみ合わなくお互いが遠慮しがちだった様を見かねた妖精たちやゆいの計らいにより、コメコメの世話を二人ですることになるのですが、元々小さな兄弟に囲まれて育ったらんの独壇場になってしまい、居たたまれなくなったここねが反発する…という流れがありました。

多少無神経な部分があったものの、基本的にらんに非はなく、どちらかというとここねの気の強さが前面に現れたような印象を受けました。少し気になったのは、前の記事でも書いたのですが、ここねの強迫観念というか「何事も自分がうまくこなさなければならない」という感情です。先回の焦りによる戦闘中の突出も「こんな私では嫌われてしまう」という他人の評価を恐れているような描写がありましたし、今回の事にしても、幼子の扱いに慣れているらんに対し、何も出来ない自分に苛立った、とも言えます。

完璧である事を求められ、それが出来ないと不安に苛まされる。

最終的には戦闘中にまでかみ合わなくなった二人をキュアプレシャスが祖母の教え「味噌は味が違っても合わせる事で深く更に美味しくなる」を受けて協力体制を築くことで和解しましたが、この二人の間は修復されたものの、ここねのこの性質は不安がまだ拭えません。自覚して直そうとしている点は美点ではあるのですが。

あと、この話で面白いな、と思ったのは、ここねとらんが対立し始めた際、今までは陰でお互いを思いやる発言をしていたにも関わらず、本音が噴出した際にお互い思うところがあった事を吐露している点でした。人間の感情って単純じゃありませんから、両方とも彼女たちの本心なのでしょうね。

これは第9話の最後にマリちゃんが言った「お互いに言いたいことを言い合えるなんて素敵な事」という言葉に集約されていると思うのですが、こういう人間臭い部分の表現はお見事でした。

 

敵側の事情

新幹部・ナルシストルーが登場。そして、ジェントルーがレシピッピをめぐるプリキュア達との対立で苦しみ始める…というのがメインになりました。

やはりメインはジェントルー=あまねの暴露でしたが、苦しみ始めたジェントルーを見た際にナルシストルーは「操り人形の糸が切れかけている」と嘲笑し、第11話でデパプリチームに敗北を喫しあまねの人格が大きく顕現した際には素早く背後に現れて彼女を操り人形と侮辱しながら「まだ楽しませてもらう」と言いながら拉致したり、どうにも幹部内でも格差があるような表現がありました。これはセクレトルーもジェントルーの苦悩を見て「ゴーダッツ様に報告しなければ」と独り言ちており、ある程度事情が分かった上で彼女を利用していたようですね。

先回の段階ではあまねに関しては様々な憶測が飛びましたが、今の段階では洗脳&あまねとジェントルー二つの人格がある、というのが一番ある路線ですかね。実際、瞳の色が変わったりしますし(ジェントルーは赤で、あまねは青)、あまね時でも第11話でプリキュア変身者たちを罠にハメる(実力テストを急遽施し、彼女たちの答案だけ難問のものにすり替えた)際にも瞳の色は赤になっています。

そして、ここからは推論混じりで気になった点なのですが、何故、ジェントルーがあまねの人格を取り戻しかけているのか。

もちろん、レシピッピの苦しみにあまねの人格が呼応しています(下記するがこれは相互でもある)し、キュアプレシャスの「あなたはそれほど悪い人じゃない」という呼びかけにも反応しています。筆者が気になったのはナルシストルーがウバウゾー強化に「自身の力を注ぎ込む」事を提案した、という事。

つまり、ウバウゾーの強化に使ったジェントルーの力というのは他でもないジェントルー人格そのものなのでは? と感じたのです。この期間での経緯を見ても分かるように、あまねとジェントルーの人格は同じ肉体内でせめぎあっています。ジェントルーは律義に怪盗としての矜持を守ったり、ゴーダッツに絶対の忠誠を誓う気真面目さも見せていますから、ここはあまねの影響を少なからず受けているっぽい。しかし、もし、ウバウゾー強化のためにジェントルーの力を使い始めた事で、力の均衡が崩れあまねが主導権を取り戻しつつあるならば?

その場合、気になるのは何故ナルシストルーはそんな手段をわざわざ教えたのか? まさかこの副作用とも呼べるものに気が付いていなかった? 彼の性格では考えにくい。むしろ、彼女を弄んで苦しめようとしている、と言われた方がまだしっくりくる(「苦悩の表情はいい」という悪趣味発言までしているしね)。それならそれで悪役としては申し分ありませんが、もっと他の意図があるとしたら?

ブンドル団は意外なほどその正体が分かっていない組織です。今までの戦闘がジェントルー一緒くただったこともありますが、敵の目的も具体的には不明、ゴーダッツも姿自体は不明、セクレトルー、ナルシストルーの能力や立ち位置も不明、ついでに言えばアジトの位置も不明。不明だらけ。

予告では来週はジェントルー最後の戦いの様相を呈していますが、彼女の苦しみをデパプリチームがどのように受け止めるのかに注目しましょう。そして他の幹部達もそろそろベールを脱ぎ始める時期でしょうから、盛り上がってきそうですしね。

 

新アイテム・ハートジューシーミキサーについて

プリキュア達が救い出した精霊のような存在が力を与える、というのはシリーズでもままある展開ですが、他のレシピッピたちの苦しみに呼応し、それを救助してくれる存在であるプリキュア達に力を託した様に見受けられました。しかしそれ以上に驚いたのが、どうもレシピッピはジェントルーの苦しみにも反応していた様な節があるのです。これは元々あまねとジェントルーの狭間で苦しんでいた彼女の力を捕獲箱に注いでレシピッピに伝播したからの様に見えたのですよね。*1プリキュアへの助力、ジェントルーへの感応、様々な要素が重なって生み出されたアイテム、と言ったところですかね。

今の段階では、このミキサー自体は通常浄化技では浄化不能な強化ウバウゾーを浄化技を強化状態にして放つことで浄化可能にする、程度の能力でとどまっていますが、ミキサーとは言わずもがな、様々な具材をミックスする調理器具。ミキサー登場の前の回ではここねとらんの喧嘩回で違う個性が混じり合う強さを表現していますし、まだまだ隠された能力がありそうかな…というのが感想です。

 

男キャラたちについて

拓海がデリシャスフィールドに消えていくマリちゃんを見て不信感を露わにしているシーンがありましたが、第11話ではゆいに「あの怪物と関係があるのでは?」という意見を口にしています。

なるほど、自分も視聴者として俯瞰的に物事を見ているからこそ意識できていませんでしたが、拓海の視点からすると、マリちゃんと怪物(ウバウゾー)がグルのようにも見えてしまうんですね。

もちろん、ゆいは事情を知っている…というより当事者ですから、その事を全力否定するわけですが、その後に拓海が呟いた疑問「でもあの怪物は何がしたいのかは分からない。暴れて街に被害を与えているわけではない」がゆいにジェントルーは破壊行動を極力避けているのでは、という確信を得るに至らしめたのは上手かったですね。拓海はゆいに気があるという事も手伝って、物語を別の視点で視れる面白いキャラクターとなりつつありますね。

マリちゃんは相変わらず好感度高いキャラです。ちょっと大人な立ち位置、というのをちゃんとこなしている。少し気になったのは、コメコメが立って歩いた上、片言でしゃべれるようになった事を感涙して「大人になると小さな幸せが大切になる」と言ったのは取りようによっては意味深ですよね。正直年齢不詳なところもありますし、コメコメへの反応から察するにひょっとしたら既婚者(だった)の可能性も否定できません。

 

次回はジェントルー最後の戦いかな? マリちゃんは心を操られていた、と推測していますが…キュアプレシャスは戦いたくないみたいだし、しかし格闘戦はするようなので、戦った上で和解かな?

 

ここまでのデパプリをかいつまんでナナメからバッサリ

プリキュアあほの子学力問題には賛否両論あるが、今作のゆいとらんは考え方を変えれば勉強に意欲的になる、というのが描写されていてとてもいい解答な気がする。というか、あまねによる問題すり替え不正があったから、そもそも本当の実力は分からんのよな。

 

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*1:このシーンはジェントルーとあまねはある程度融合しているのでは? とも思わせた。

【アニメ】デリシャスパーティ♡プリキュア第8話「ちゅるりん卒業!?おでかけ!おいしーなタウン」感想

ジェントルーさん、ちゅるりんのフォロワーやってるの、ちょっとくすりと来てしまった。

 

さて、前回に引き続きらん=キュアヤムヤムメイン回でした。しかしそれ以上に敵側に動きがあり、単なる掘り下げ回かと思いきや、シナリオが大きく動いた重要回でもありましたね。

 

話の流れとしては3人チーム体制となったデパプリチーム。クッキングダムの王様にもテレワーク( ´艸`)を利用して報告した事により王・女王ともどもすっかりご機嫌。

プチ会議中にクッキングダム陣営はブンドル団のアジトの調査をしている事が判明しますが、その際に、敵側はどうもらん=ちゅるりんのキュアスタ投稿を基準に襲撃場所を選んでいるのでは? という疑念が深まります(そして、実際その通りだった)。

らんはキュアスタの投稿だけではなく、美味しかった店の詳細をノートに残しておくなど研究熱心であり、しかし自分のそんな活動が敵に利用されてごはんがまずくされてしまう事態になってしまった事にアンニュイ顔。

翌日、どうも様子がおかしいらん。ゆいの提案でおいしーなタウンの食べ歩きをする三人ですが、外で軽食を囲んでいる際にらんはゆい達にキュアスタを辞めた事を宣言する…というものです。

 


まあ、その後熱い掌返しが起こる訳ですが( ´艸`)。

今回は話としては単純で、らんの宣言に驚いたゆい達が「好きな事を止めるのは良くない」と説得され、その時にジェントルーが現れた事でなし崩し的に戦闘に入るのですが、らん=キュアヤムヤムはその過程で奪われた味を取り返す事こそが是であることを自覚。自身が無理をしていたこともあって、戦闘終了後皆の助言を受け入れ、これからは場所の特定がされないようにテイクアウトした上で帰宅後に記事を投稿する事を考え付くなど、まずは柔軟性の高さを見せました。…うーん、正直言うと、ああいうのって現場からお伝えしました、みたいなのが醍醐味な部分もあると思うので、SNS投稿としての楽しみはだいぶ削がれてしまうのでは? とも思うのですが。

しかし説得シーンで途中からマリちゃんが乱入してくるのですが、またしても女の子のみで出かけた事を羨ましがって後を付けてきており、デリシャスフィールドを展開する都合上、このストーキング(笑)常態化するんですかね?( ´艸`)

そう言えばデリシャスフィールドに引っかけてなのですが、今回たまたま場に居合わせた拓海にデリシャスフィールド内に姿を消すマリちゃん&デパプリチームを目撃されてしまいました。拓海は今話の序盤で何気なくハンバーガーショップにゆいを誘う、という前振りがあり、そのお店がジェントルーのターゲットにされたからなのですが、拓海はゆいをかなり意識している反面、ゆい自身は全くそういう彼の心の機微に気が付いていない、というのがこれまた…拓海自身はマリちゃんに警戒心を持っているようですし、今話のデリシャスフィールド目撃の件と言い、どういう立ち位置で振舞うのか気になります。

 

とりあえず序盤のキャラクターは出揃った訳だが

まずは三人のレギュラープリキュアが出揃いました。人数の割にはかなり時間を割いた印象です。皆可愛くキャラデザされていますし、性格も三者三様でかなりいい子たちぞろいです。しかし、三人とも微妙に引っかかる点があるのが面白いですね。

まずはゆい。この子の気になる点はずばり祖母の教えに対して妄信的すぎる事です。確かに祖母は的確な教えを施していた様ですし、間違った事は言ってはいなかった様なのですが、彼女が祖母の教えとして時たま頓珍漢な事を言っている事(ただ今話はその言葉をキュアヤムヤムが応用して勝敗を決した)も相まって、どうにも祖母の言葉を嚙み砕かずに鵜吞みしている様に感じられてしまうのですよね。尤も大筋・根本は理解しているみたいですし、それを聞かされた他メンバーも汲んだ上で理解しているようなので、大きな影響はないでしょうが。ついでにメタ発言するならばこの祖母役の中の人は大物俳優起用ですし、ネガティブな方向に行くとは思えません。が、どうにも、ゆいのこの性質は気にかかるのですよね。杞憂なら良いのですが。

ここねはやはり家族絡み。前の記事でも書きましたが、やはり家族との触れ合いが極端に少ないのは気になります。ゆい・らんと違って家業の手伝いをしていないのも二人との相違点となって表れています。尤も家業の手伝いは有名高級レストランという性質上難しいでしょうが。ただ彼女に関しては両親が作中に登場してからが本番かな、とも思うので今の段階では静観ですかね。

らんの気になる点は今話で判明したSNS依存体質。キュアスタを辞め投稿を我慢した際には禁断症状のごとく顔面崩壊したり、人の話を聞かないレベルでぼへーとしたりかなりの重症具合です。最終的にはキュアスタ引退を撤回したため事なきを得ましたが、たまの息抜きや暇つぶしにSNSを活用するならばともかく、禁断症状が出ている様では結構危ないと感じます。偉そうに語っていますが、確かに自分の場合、SNSは肌に合わなかったのですぐに辞めてしまったのですが(Twitterのアカウントは残ってはいるが休止状態)、スマホゲームなどはなかなか辞められない体質なので、あんま他人の事は言えないですよね。でもだからこそ、こういう依存体質、辞められない体質の怖さも理解しているつもりです。この事を今後ピックアップするかは分かりませんが、らんのネガティブイメージとして個人的には気になる点でした。

 

そしてジェントルーの正体

今話の引きでジェントルー=ゆい達が通う中学校で生徒会長をしている菓彩あまねである事が判明。意外と早い暴露に少々面喰いました。

ジェントルーが付けているアイマスクを外した瞬間、変身解除→あまねの姿に…という内容でしたが、その際には苦しそうな表情も見せており、これがただ単に任務に失敗したが故の苦悩の表情なのか、若しくは操られているのか、その場合は単に洗脳状態なのか、アイマスクによるジェントルー化の際に人格が変わるのか、それとも正気の上でブンドル団に加担しているのか、弱みを握られた上で無理矢理になのか。色々考えられる終わり方をしましたね。

ただ、今回の戦闘中に敵を傷つけるのは自分の主義に反する、とも言っており、怪盗としての矜持を持っているような表現もありました。ここら辺を鑑みると完全洗脳の線は薄く、何らしかの事情(もしくは思想共鳴)でブンドル団に与しているのかな、というのが個人的な見立てです。

前回前々回を見れば明白ですが、自身が生徒会長であるという事と、プリキュア達の正体が完全に割れている点を今後も利用しては来るでしょうし、逆にプリキュア側はこの事情を全く把握していませんから、今後の物語の軸になる可能性が高いですね。

そう言えば、敵側もプリキュアが三人になった事を危険視し、レシピッピの回収より先にプリキュアの排除を優先する命令を今回は出しており、そう言う点でも今話は大きな節目になっているのですよね。

 

 

レギュラープリキュア三人によりチーム結成、それによるブンドル団内でのプリキュア排除指令、デリシャスフィールドを見てしまった拓海、敵側はちゅるりんの投稿を参考に出来なくなる、そして正体の判明したジェントルー…まずは序盤の大きな転換期を迎えました。

次回は

 

 

ここねとらんの性質の違いにスポットが当たるようですね。ヒープリのちゆとひなたにも似たような話がありましたが、三人で料理作り(画面からはタコヤキっぽかったが)で親交を深めようとするみたいですし、新幹部も登場の予感。今からどうなるか楽しみです。

 


今回のデパプリをかいつまんでナナメからバッサリ

正直、らんの語彙力の高さってちょっと羨ましいかも。youtubeとか見てても思うけど人気がある人って、とにかく喋りが面白くて語彙力が半端ない。ま、例外もあるケドね。

【アニメ】デリシャスパーティ♡プリキュア第6~7話雑感

ぎゃああああああああ! かわええええええええええ!!!!!

 

はい、なんか黄色枠のプリキュアが初登場するたんびに同じ絶叫を繰り返しているふらあそです( ´艸`) 可愛いものを可愛いと言わないのは大罪なのである(ふらあそ語録)。

 

さて、第6話ではここねの掘り下げ、第7話ではらんの初変身とデパプリチーム加入がメインとなりました。一見繋がっていないように見えて、微妙に話に連携があったのは上手かったですね。そして、それは次話にも引き継がれるようですが…

 

ここねは順調にクラスに溶け込み始めている

第6話では家庭科室の怪物の噂を聞き付けたゆいとここね。生徒会が噂は根も葉もないものであるとして調査を開始、生徒たちは昼休みの間は動かないように指示されるのですが、ブンドル団が絡んでいる場合見過ごすわけにはいかない、と二人は行動を起こします。それをまるで知っているかのように人が動かない間隙を縫ってジェントルーが登場・ウバウゾーを召喚して…という流れでした。

この話自体は、家庭科室の噂は本当に根も葉もないものであり、噂が広がったのもここねと離れて寂しがったパムパムが学校に侵入、家庭科室のやかんに嵌って呻き声をあげたしまったのを他生徒に聞かれてしまったから、というギャグチックなものでした。

しかし、校内で事を起こされた場合、ゆいとここねはバディがいない故に変身も出来ず、当然不審人物マリちゃんもいないためデリシャスフィールドも張れないという、少し困った事態になってしまっているのは面白かった(当の本人たちは面白くもなんともなかろうが)ですね。

そして、その際にクラスメイトの救助(校庭に現れたウバウゾーに仰天したクラスメイトがプレハブ倉庫に逃げ込むものの扉が歪んで脱出不可能になったのを助けた)をここねが行ったため、彼女の株は爆上がり、今まで遠巻きにされていた彼女も友人の輪に入る事が出来るようになりました。

こういう何気ないきっかけが元で友人関係が築かれるというのはままある事*1で、彼女は次第に良い方向に向かっている感じですね。

ここね自身も一人でいることを選択していたところはあったのでしょうが、クラス替えなどをすると、彼女の様な大人しいタイプの娘は警戒心もあってなかなか踏み込めないもの。まして高嶺の花扱いだった彼女なら相手からの警戒心もあり猶更だったでしょう。ゆいと触れ合う事で柔らかくなったこともあって次第にクラスに溶け込んでいくのでしょうね。今回は女子友達を獲得していましたが、男子はさらに遠巻き感があるのではどう出るかな? そのうちそこら辺のシナリオも出てくるかもしれませんね。

 

家族への誇り

第7話では華満らん=キュアヤムヤムのお披露目回となりました。

変身の大きな動機はジェントルーの罠により、実家の中華料理屋「ぱんだ軒」のレシピッピが奪われてしまうのですが、当時ぱんだ軒は半額セール中。そこをジェントルーが大量のレシピッピを奪うべく現れ、その際に「味など無関係であり、客は半額に釣られただけである」とらんを含むデパプリチームの目の前で店を侮辱したためらんが激怒したのが最後の決め手となりました。

前半でも語られていましたが、このぱんだ軒が人気を得るまでにはらんの両親が様々な試行錯誤を繰り返しており、らんはその様を目の当たりにしています。その回想シーンがギャグチックに描かれていたのは、あまりシリアスな場面にしたくなかったからか、或いは視聴者に対するフェイクなのかは分かりませんが、レシピッピの奪取の効果をゆい達に説明された際には、自分が半額セールを企画した事もあって責任を感じて落涙までしています。

家族というか、家がとても大切であり、誇りであるわけです。そういう点ではヒープリのちゆに似ていますね。家業の手伝いをしている点も共通(これについてはゆいもそうなのだが)。また、これに関して少しメッセージ性を感じたのが店を侮辱したジェントルーに対して「両親の苦労を何も知らないくせに! あの味にたどり着くのにアンタの想像を絶する苦労をしているんだ」という言葉。最近のSNSを中心とした安易な発言に対するアンチテーゼのように感じました。

自由な発信の場で自由な発言は守られるべきでしょうが、それに対象がある場合、慮らなければならない、少なくとも多角的にものを見なければならない。ジェントルーの発言は典型的な視野狭窄のものであり、それに対する警鐘なのかな、と感じました。考えすぎ?

らん自身は天真爛漫で明るく、表裏がない。さらに事あるごとに写真を撮りたがり、SNSを積極活用するなど今どきの子っぽい演出があります。最近の黄色枠では定番になりつつある属性*2ですが、バディとなる妖精・メンメンが人語を喋ってしまった際にも物怖じしておらず、肝が据わっている印象です。上で書いたことにも掛かりますが、店の味に対する誇りや積極的に手伝いをしている点や下の兄弟(上の子は妹だと思うが、弟かも?)がいる事も考慮すると、芯はしっかりしている娘っぽいので、これからどういう風に立ち回るのか期待したいですね。

変身後の姿・キュアヤムヤムは今の段階では未知数ですが、変身後いきなり敵の攻撃をしこたまもらうという姿を見せてしまったので強キャラ感はあまりないかも。必殺技・プリキュアヤムヤムラインズは無数の黄色い鞭状の光線を収束させたのち拡散状に解き放つというもので、拘束技にも応用できそうな感じですね。あと、彼女と直接関係はないのですが、彼女のパートナーとなったメンメンが口から炎を吐いて敵からの攻撃を防ぐ場面があり、妖精枠としてはかなりの攻撃力があるなかなか珍しいキャラになっていますね。

 

連動している!

前の記事で書いたことなのですが、らんがこれまで何回もジェントルーによるマズ飯被害に遭っている事が変身動機になるのではないか、と筆者は予測していたのですが、これは間接的には当たりでしたね。

ゆいとここねがらんと接点を持ったのは、キュアスタというSNSジェントルーが出現したお店とハンドルネーム・ちゅるりんが投稿している内容が一致しているから、というのをここねが発見したから。そして、その投稿の中にぱんだ軒で妖精が見える、という趣旨の書き込みがあったからでした。

同級生だったとはいえ、これが接点となり、ゆい&ここねとらんは邂逅する事となり、延いては新たなプリキュアが誕生する事になった訳ですが、このSNSの連動は次回も取り上げられるようで、らんのSNS好きと上手に絡めていましたね。当然、第7話の最後でちゅるりん=らんである事が判明するわけですが。

更に、今期間の注目点でもある、生徒会長・菓彩あまね。第6話では彼女が怪物騒ぎの調査のため食堂から人払いをした直後に、第7話ではレシピッピの事を調査していたらんに半額セールの話を持ち掛けてそれを利用する形で、それぞれジェントルーが出現しています。あまりに連動しすぎていて、やはり何か関連性が疑われますよね。え? とぼけ方がわざとらしいって? ナンノコトカナー( ゚ 3゚)~♪そう言えば、ジェントルーもゆいとここねの姿を見て「何という運命のいたずらか!?」とからんに対して「お前のおかげでレシピッピを効率よく集められた」とか迂闊怪しい言動をしています。うーん、彼女の正体が気になりますね!( ゚ 3゚)~♪

そう言えば、ジェントルーと言えば、上でも書いた「客は味ではなく、半額セールに釣られただけ」という台詞が妙にひっかかりました。何か「美味しい」という感情に一過言あるように見受けられ、延いては彼女がブンドル団に与している理由の一端なのかも…と少し考えさせられました。あと、セクレトルーの言う事に(今の段階では、ですが)絶対服従なのも気になります。色々謎めいていますね、彼女は。

 

ちょっと拙速だったかなあ

ただ、唐突なメンメンの覚醒や、らんにもレシピッピが見えていた設定(もしそうなら、今までのマズ飯被害時にジェントルーを認識できたはず)など、第7話はちょっと粗さも目立ちました。両親の味の探求のエピソードも含めると2話構成にした方が良かったのでは? と感じます。レシピッピが群がる際に発せられる美味しい料理を食べた時に生じるホカホカハートという感情も唐突に出てきました。ちょっと詰め込み過ぎ?

さらに突っ込んだ話をするなら、らんの一存で半額セールというのはちょっと短絡的で飲食店の経営ってそんなに甘くないんじゃ…と思ってしまいました。ぱんだ軒のあの規模では一種の賭けに近く、両親にその話を持ち掛けるような場面もありませんでした。最初は半額に釣られて出かけたゆい達がいつの間にやら臨時バイトとして手伝わされていたのも唐突感が凄く、ちょっと全体的に拙く感じられましたね。

 


次回は上でも少し触れましたが、らんのSNSがブンドル団側に利用されているのでは? という流れの話になるようですね。連綿と話が繋がっています。どうなるか楽しみですね。

 

ここまでのデパプリをかいつまんでナナメからバッサリ

ぎゃああああああああ! かわええええええええええ!!!!!

はい! とても、とても大切な事なので2回やりました( ´艸`) 

しかし、中の人・井口裕香さんは凄いですね。これが艦これの加賀や天龍・龍田と同じ人だとは…世間一般的には一番イメージが強いのはとあるシリーズのインデックスなのかな? あちらは少ししか見ていないので、自分的には艦これのキャラクターたちがイメージになってしまうのですが、色々な演技が出来て流石としか言いようがないです。

*1:高校時代から未だに付き合いのある私の友人との最初のきっかけは「そのジャンプ読み終わったら、次貸して」である(笑)。

*2:と言ってもヒープリのひなたぐらいか? SNS、というより端末活用は他のメンツもやっているし。

【アニメ】映画HUGっと!プリキュア♡ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ

f:id:furafuraasobinin:20220407161427j:plainどさくさに紛れてナニ言っとんじゃあ、ワレェ!(# ゚Д゚)

 

さて、不測の事態を受けて、突如はぐプリ映画が三週に渡って放映されたわけですが、映画館に行くということが殆どない筆者にとってはいい塩梅となりました。ですが、東映にちょっかいかけた輩は許しがたいですし、何とも迷惑な話の上というのは若干モニョりますが、ね。

 

話の流れとしては、突如襲来した謎の敵・ミデンを初代&はぐプリチームが迎撃する…というものなのですが、このミデン、プリキュア達の記憶を次々と奪い、奪われた者たちは幼児化し、挙句に奪ったプリキュア達の技等をそのまま使用可能…という難敵で、はぐプリチームが襲われた段階で初代の二人(ルミナスも幼児化された)以外は全滅というなかなか厳しいスタートを切ります。

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紆余曲折あって、はぐプリチームのはなを除いた四人とほのかまでも幼児化されてしまい、怯える幼はぐプリチーム&ほのかに翻弄されるはな&なぎさ。記憶を奪われ泣きじゃくる4人にとうとう堪え切れなくなったはな、そんな折、ミデンが再襲来。ほのかの幼児化で変身すら出来ないなぎさが身を呈してはなを庇い…というものです。

 

はなとなぎさの対比

さて、最初に面白いな、と感じたのはこれでした。

この作品はオールスターを謳ってはいるものの、実質は初代とはぐプリチーム、それもはなを中心に据えられて展開していきます。

ミデンが記憶を奪う事によって相手を幼児化させる能力を持っている、という事で、思い出を蘇らせることでその呪縛を打ち破る、というのが物語の大まかな流れなのですが、序盤最後で幼児化したほのかをなぎさは個人的な想いでそれを成就したのに対し、はなははぐプリメンバーを絶対に守る、という強い意志を以て幼児化した4人からの応援を受け取る、というものでした。双方ともにお互いの想いのやり取り(交換)ではあったのですが、なぎさが個に対する強い思いだったのに対し、はなは関わった全ての事象に思いを馳せた上でなんですよね。実際、初代の二人のやり取りはほとんど愛の告白みたいなノリでしたし( ´艸`)。

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ありがちな言葉で言えば、はなのは「母性」になるんですかね。泣きじゃくり思い思いの行動をとる幼はぐプリ組に対し、とうとう泣き出してしまったはなは「皆に忘れ去られたことが辛い」と溢しています。さあややほまれ、えみルルコンビとの縁だけではなくそこまでの過程をすべて奪われてしまったからこそあそこまで悲しんだ。本放送でもそんなところありましたよね、彼女は。だからこそ過去のいじめ問題にも敢然と立ち向かった訳ですし、相手がどんな境遇であれ応援できる。

初代&はぐプリチームが全員復活し、ミデンを追い詰め初代がとどめを刺そうとした瞬間、彼の境遇を知ったキュアエールが同情してしまい、相手に逆転のきっかけを与えてしまったのも「らしい」シーンでした。

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どちらがいい悪いという話ではなく、性質の違いが面白い。なぎさ(&ほのか)が一直線に信念に対し突き進んでいくのに対し、はなは広範囲に思いを振りまく&受け取る。良い対比だと思います。そのはなもなぎさのひたむきさを見て一瞬でも弱気になった自分を恥じて幼くなった4人を守り抜く強い決意を固めたわけですし。

これだけでも、この作品が初代と組ませた価値があったと思うのです。次回以降も過去作品とのコラボ映画がありますが、俄然見てみたくなりました。どういう風に絡めていくのかとても興味ありますし、評判も良いみたいですし。

あと、他の幼児化したプリキュアを復活させるのに“映画の観客の思い出を分けてもらう”演出は上手でしたね。このシーンは映画版ではお約束だそうですが、これは上手い使い方だな、と素直に感心しました。

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そして、全員復活したプリキュア達を邀撃すべくちびミデンとの乱戦に突入するのですが、その際にも、キュアエールはミデンの精神世界の中で「私まで出て行ったらあなたは本当に空っぽになってしまう」と追い出そうとする力に逆らって彼の深層意識に向かっており、本当にこの子は慈悲深いというか…救いを求める相手をどういう形であれ放ってはおけないのですね。

 

ミデンについて

結論から言えば、彼は古ぼけて使い捨てられたカメラの物霊です。フィルムすらない状態で打ち捨てられた怨恨がやがて思い出=記憶を奪い求める怪物になってしまった。しかし、その奥底には冷たい雨に打ちひしがれる、という形容が為された弱々しい霊的な存在がありました。それが故にテルテル坊主がモチーフになっていたのは上手でしたね。

このキャラクターが面白い…というか考えさせられたのは、プリキュアの思い出を奪った段階で、様々なプリキュアの性質が顕現する…特に台詞でした。

というのも、方々で歴代プリキュア達の台詞をしゃべるのですが、勝ち誇った際には「何でもできる! なんでもなれる!」と宣い、「ぶっちゃけありえなーい!」とおどけ、怒れば「堪忍袋の緒が切れました!」と、あのテルテル坊主モチーフのちょっと不気味な顔を真っ赤にする。

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そう、プリキュアの決め台詞って悪意の下で発せられるとこんなに怖い言葉になるんだな、って今更ながら怖くなりました。

もちろん、本来その言葉を発するプリキュア達に悪意はありません。正しい心と強い意志で発せられるからこそ強いメッセージ性になる。でも、だからこそ反転するとこんなに恐ろしい事もない。

プリキュアの技等も含めて、今作はそれが初代&はぐプリチームに降りかかった訳ですが、強い力というのはその反対も考えなければならない。果たして、制作側にその様な意図があったかどうかは分かりませんが、個人的にはミデンはそういう空恐ろしさを存分に表現した悪役だと感じました。

 

ちょっと話の軸が弱かったかな?

終盤には大乱戦もあり、概ねオールスター物としては満足いく仕上がりだったのですが、個人的にはミデンの由来が不透明、というか、接点がイマイチないのが不満点と言えば不満点でした。

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ミデンの正体は上でも書いたように古ぼけたカメラ。さあやが「幻のMIDEN F mark2」だと言っていましたが、幻の、がつくあたり、相当古い品であることが伺えます。上で打ち捨てられたカメラの物霊、と書きましたが、正確にはそんなことは一言も言及されておらず、あくまでも推論の上で物語の流れ的にそう結論付けただけです。

ところが、このカメラ(以下MIDEN)ははぐプリチームは言うまでもなく、他のプリキュア達との接点も見当たらない。はっきり言ってしまうと、ぽっと出過ぎるんです。

オールスター映画というと、印象深いキャラクターで話の主軸にもなったNEWSTAGEシリーズの坂上あゆみ=キュアエコーがいましたが、あの作品はあゆみの複雑な身の上と心情を丁寧に描写したからこそ成功した作品であって、こういう描写がミデンにもMIDENにも薄かった。というかMIDENに至っては皆無です。

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フィルムがない状態=空っぽだったことを埋め合わせるように人の思い出を奪ったのは分かりますし、その性質上カメラをモチーフとして取り上げたのは分かるのですが、そうなると今度は(強い思い出の力を持っていたにしろ)プリキュア変身者をピンポイントで狙う、という力の渇望にイマイチ結びつかない。プリキュアである必要性がそもそもない。はなが持参したデジカメからミデンが出現する表現がありましたが、カメラで写真を撮ろうとしている=思い出を作ろうとしている人間なんて、世界中にいくらでもいる。

MIDENとプリキュア達との繋がりが希薄が故に、ここだけはどうしてもほっぱらかしにしている様に見えてしまっています。最後にMIDEN自体がはなの所有物になり、一緒に思い出作りをしていこう、という結末ありきだったのは分かるのですが、せめて打ち捨てられた理由なり、は欲しかったです。

 

後はこまごま気になった点

  • 序盤の怪物による観覧車大回転は、中の人ミンチでは…(^_^;)
  • ルールー幼児化→ネジ!? はギャグのつもりだったんだろうけど、少し説明が欲しかったかも。ただSNS上で誰かが言ってた「観覧車から抜け落ちたネジだったのでは?」は上手い推察。

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  • 途中からCGになるが、表情なんかはまだまだかなあ。キュアエトワールの考察シーンとか結構ひどい。
  • レポーター役の人は素人さん? 声優の凄さを再認識させられると同時に、この声はちょっと辛かった。
  • 幼女化したプリキュア達かわいい…
  • キュアフローラが力技を!?

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  • 決め台詞を言わせたかったのは分かるんだけど、ミデンの事情を知った上で「愛を知らない悲しいカメラさん」はちょっとむご過ぎないか、キュアハート…
  • プリアラでもあったけど、一人をみんなで取り囲むの怖い! 怖い!( ´艸`)

 

スケジュールが狂ってしまったのは如何ともしがたいですが、サプライズのオールスター映画楽しませてもらいました!

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来週はデパプリ第5話のリバイバル放送。それを経て再来週(4/17)本放送再開の様でほっとしています。返す返すも犯人は許しがたい。嫌がらせなのか、デジタル身代金目的なのかは知りませんが、卑怯な振る舞いはいずれ自身を地に堕とすと思いますがね。

 

今回の映画をかいつまんでナナメからバッサリ

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大乱戦シーンはプリキュア達の様々な戦いが拝めたが、手をつないだ状態で駆け抜けるだけでミニミデンが次々と散っていったSSチーム、かっこよすぎて惚れた…

 

【アニメ】デリシャスパーティ♡プリキュア第5話「なかよくなりたいのに…!ここね、初めてのおともだち!」感想

f:id:furafuraasobinin:20220319170147j:plainこの場面見てニコ動なんとなく想像しちゃうのは世代かねえ、やっぱり…(ニッコリ)

 

さて、何と言えばいいのやら…何やら良からぬ事を制作側に仕掛けた輩がいた様で、第6回放送予定だった3/13には第4話のリバイバル放送が、3/20以降ははぐプリのオールスター映画を3分割にて放送という事態に発展してしまいました。

第6話もここねメインぽかったので5~6話で雑感を…と考えていたのですが、急遽5話での記事制作とすることにしました。ご了承くださいませ。

 

話の流れとしては、ここねになんとなく避けられていると溢すマリちゃんにみんなでお出かけを提案するゆい。

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誘われたここねは内心ウキウキ気分。最初こそ普段通りの物静かな態度で接するものの、おしゃれのお店・プリティホリックにてついつい饒舌になってしまい、皆から引かれてしまうのでは…とおそれるもののゆいやマリちゃんの屈託ない接し方に、次第に絆されていくここね。

一通りのショッピングを終え、話の流れでゆいの家で野菜スープ作りを一緒にすることになったここねでしたが、コメコメの世話のために別室にいたマリちゃんが「ここねは私が苦手みたいだ」とパムパムに独り言ちているのを聞いてしまい…というものです。

 

芙羽ここねについて

今回はここねの内面にスポットが当たった回でしたね。

元々、一人の方が気楽である、とか物静かな性質を持っていた彼女でしたが、実際は好きなおしゃれ関係で友人と楽しくショッピングする事に憧れていたり、人との接し方のハウツー本を読んでいたりと、決して孤独一辺倒な性格ではないようですね。

これだけ見ると俗に言うコミュ障ぽくもありますが、個人的には少し不器用系の人間なのかな、と感じました。前作の百合子でも感じた事でしたが、百合子は思ったことを素直に表現できずに遠回しな事をしてしまうタイプなのに対し、ここねは単純にとっかかりが見えてなく、手段に乏しいタイプだと見ました。

そして、それの主な原因の一つに「失敗を恐れる」性質がある事です。そしてそれから「嫌われたくない」という感情に派生しています。

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例によってBパートではジェントルーがレシピッピを奪取、ウバウゾーを召喚するのですが、功を焦ったキュアスパイシーは突出してしまい、打ちのめされてしまう結果になってしまいます。その際に共闘する事を促したマリちゃんに先ほどのマリちゃんの独り言に掛けて自分が嫌われたくない、と思っている事を吐露。

そんなキュアスパイシーにキュアプレシャスとマリちゃんは友人はそんなことで嫌ったりするわけはないし、そう言う時こそ支えあうのが友人であるのだと諭して事なきを得ました。掴みは十分でしたが、反面、ことあるごとに「ごめんなさい」と言ってしまうところはちょっと気になりますね。

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そう言えば、前回も含めてなのですが彼女はレシピッピが見えていたんですよね。という事は少なくとも一人寂しくご飯を食べていたことにネガティブ要素は見当たりません。食事をした時の「幸せな気持ち」がレシピッピを生み出すのですから。しかし、今回の人間的不器用さの表現は、やはり彼女の闇を払拭しきれてはいない気がします。言わずもがな、ここねの両親は有名レストランのオーナー(単なる経営者なのかシェフ兼なのかは不明)なのですが、いくら仕事上の事とは言え、一家団欒の食事がない、というのはやはりいい要素とは思えませんし、すぐに謝罪をしてしまう性質にしても、また今話で分かった事なのですが、ここねはそんな家庭事情にありながら料理には一切触れていないことも判明しました。そこにゆいやマリちゃんという友人を得られたことは彼女のこれからに光差すものだと思いますが、今後どういう展開になるのかはこれからも注目したいですね。

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話の引きではここねとマリちゃんの間の誤解も解け、マリちゃんからお近づきの印として華麗な装飾が施されたグラスが進呈されましたが、これはゆいに渡されたものと同じであり、更にOPではプリキュアの三人が手にしている場面もあり、重要アイテムの予感がしますね。単純に考えれば販促アイテム三人合体技の起動キーが一番考えられる線ですが、その場合そんなアイテムをなぜマリちゃんが持っているのかは謎になってしまいますね。

 

華満らんについて

またしてもマズ飯被害に遭ってしまいました(´;ω;`)

あと、これは不確定ですが、彼女はレシピッピが見えていないんですかね? とりあえずレシピッピが見える様な表現は今のところないですし、もし見えているのならば、マズ飯化した直後にジェントルーがレシピッピを奪う場面を認識できるはずなので、ここはここねとの差別化ですかね。

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ただ、今回の被害遭遇場面で“また”急に味が変わった!?」と驚いており、先回の記事でも少し書きましたが、やはりこのマズ飯被害に連続で遭った事が変身の動機になるのでは? とも感じます。

いずれにせよ、次回(第6話)もらんは深くかかわらない感じだったので、彼女の変身は相当遅くなりそうな気配ですね。じっくり描いて欲しいと思う反面、上でも書いたように想定外の事態が制作側に降りかかった様子なので、流石に心配です。

 

アノ人物について

はい、第5話冒頭で出てきたゆい達が通う中学校の生徒会長です。

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まあ、うん。

誰かに似ていますよね。他人の空似かナー( ゚ 3゚)~♪

ご丁寧にEDのクレジットに出てこなかったぐらい怪しいです。公式HPでも紹介もされていません。取り巻く人々に入っててもおかしくないんだけどナー( ゚ 3゚)~♪

ただ、もし仮に彼女の正体がモニョモニョだった場合、当然、ゆいとここね(延いては将来的にらんも)の正体が割れてしまう訳で、ここら辺どうなるのかなー、というのも気になりますね。

 

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さて、シナリオ上の第6話は学校の怪談? にゆいとここねが挑むというものらしいですね。しかし、来週からははぐプリのオールスター映画を3週にわたって放送するという事で、まとめて記事にする都合上しばらくプリキュア関連の更新がありません。

せっかくなので、その間にプリキュア以外の記事でも書こうかな?

 

今週のデパプリをかいつまんでナナメからバッサリ

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自分が何もしていないくせに悪態つく上司って有体に言って粛清対象になっちゃうと思うの( ´艸`)*1

 

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*1:そこが現実とは違うところだけどねー

【アニメ】デリシャスパーティ♡プリキュア第4話「ふくらむ、この想い…キュアスパイシー誕生!」感想

f:id:furafuraasobinin:20220302200405j:plain良かった…今回はらんちゃんがマズ飯被害に遭わなくて本当に良かった…。・゚・(ノ∀`)・゚・。

 

さて、キュアスパイシーお披露目回でした。まずはお披露目に終始した印象でした。じっくり話が進行していますね、今作は。

 

話の流れとしては、新学年が始まりクラス替えが行われたゆいのクラス。芙羽ここね華光らんも同級生となり、新しいクラスメイトに心躍らせるゆい。そんな折、成績優秀・眉目秀麗という高嶺の花扱いのここねに対して興味を持ったゆいは、昼食時いつの間にか姿を消していた彼女と仲良くするべく校内を探すのですが、しばらくして何やら大きなマットを一人で動かそうと試みているここねを発見して…というものです。

 

芙羽ここね=キュアスパイシーについて

少し声をかけづらい高嶺の花の美少女、という表現がなされました。実際、彼女の方からも壁を作っています(「一人のほうが気楽」と言っている)が、それほど重度という感じでもないですね。ただ言葉数が少なくあまり他人には干渉はされたくないタイプですかね。

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マットを動かすのを手伝おうとしたゆいに最初こそ冷たい態度を取りましたが、彼女が依然出会った相手であったことに加えて、人懐こくランチを誘ってくれたこともあって行動を共にすることに。そしてその際に現れたジェントル―との戦闘の際、戦闘フィールドに侵入してしまい、流石の事態にパムパムを問い詰め、ゆい=キュアプレシャスという秘密と彼女の戦う理由を聞いた彼女は、プレシャスが彼女を案じて逃げるように促した事と、ゆいと出会った事で一人が気楽という考えが変わった事で残る事を選択。その決意に反応してブレスレットが出現、そこにパムパムが呼応してキュアスパイシー誕生という流れでした。

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正直変身動機としてはちょっと弱かったかな、という気もしますが、この子、ちょっとゆいに惚れて憧れている節がありますね。実際、正反対の性質を持っているっぽいですし。ただし、マットを移動させようとした理由がそれと建物壁の間に挟まれたウサギを救出しようとした事だったり、根の優しさは共通項ぽいです。

あとはマットの移動の際にゆいが彼女に伝えた祖母の教え「皆で協力すれば出来ない事も出来るようになる」も大きな変身動機で、今までは一人が静かでいいと思っていた彼女がゆいの助力をしたい、という気持ちの変化になりました。というよりは今まで孤独を選択していたのは強がりだった可能性もある訳ですし。

f:id:furafuraasobinin:20220302200326j:plainこのゆいの祖母が故人なのかどうかは現段階では不明ですが、やはりこの作品に於いて大きなウェイトを占めそうですね。

今回は彼女の変身がメインで事情についてはあまり深くは描かれませんでしたが、次回はマリちゃんも絡めてこの辺りの描写もありそうなので期待しましょう。周囲から遠巻きに見られていたことが近寄りがたい壁を作っていたことは想像に難くないのですが、家庭の事情の事もありますし、次回予告を見た感じだとどうも感情表現が苦手な雰囲気なので、ゆいとマリちゃん、ついでにエナジー妖精たちがどういう風にほぐしていくのかにも注目したいです。

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f:id:furafuraasobinin:20220302200434j:plainどうもかわいい動物には目がないようなので、彼女( ´艸`)

変身後の姿・キュアスパイシーは青基調で少し長めのスカートにタイツがなかなか良いデザインだと感じます。少し気の強そうな吊り目にもマッチしている。彼女の名乗り「分け合う美味しさ~」は彼女の心情変化を良く表しています(変化というよりは本当はこうありたかった、という風にも取れるが)よね。

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ただ、パーソナルカラーの青色がモチーフであるパンにもスパイスにも引っかかってないのがちょっともにょるかなあ。青色のパンもあるにはありますが、連想で出てくる色合いでは正直ないですよね。この手の不一致はプリアラのキュアジェラートにもありました(ライオンモチーフなのに青)が、彼女には一応冷たいお菓子(ジェラート)が青を連想させるという共通性があるにはあった訳ですし。

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ウバウゾーの技をシールドでガード、2枚の障壁を形成し挟み込むことで相手の動きを封じる「ピリッtoサンドプレス」、浄化技のプリキュアスパイシーサークル」と多彩な技を見せました。攻撃に属性があるという感じではなく、青色のオーラを纏った技に終始したイメージです。キュアプレシャスにも属性の様なものはないですし、今作はそういう方向性のキャラ付けはしない感じですかね。

 

敵側の事情について

早速相次ぐ失敗を受けてジェントルーが敵の首魁(と思われる)ゴーダッツに叱責される場面がありました。

そして、パンが好物というゴーダッツの機嫌を直すために、パンのレシピッピをまとめて奪取する様にセクレトルーがジェントルーに命じる、という内容だったのですが、いちいちご機嫌取りに走っている辺り、セクレトルーは腹に一物ある感じかもしれませんね。

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ジェントルーも事務的に任務をこなしているだけに今の段階では見受けられ、組織としては若干脆そうな印象を受けています。まあ、当然幹部はこの二人だけではないでしょうから、今後に期待でしょうか。ただ、恒例になりつつある「ブンドル、ブンドルー!」見てると妙な一体感あるけどね( ´艸`)

あと少し今回疑問に思ったのが、ウバウゾーを召喚する意味合い。

今まではレシピッピ奪取後に邪魔をしに来たプリキュア及びマリちゃんを排除する事が目的かと思っていたんですが、今話ではパンのレシピッピを奪った後、プリキュアの姿を見るまでもなく問答無用で召喚したんですよね。

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ブンドル団の目的は言うまでもなくレシピッピの奪取。邪魔も入ればそれを邀撃するためにウバウゾーを召喚するのも吝かではないのでしょうが、今回に関しては召喚に気が付いたゆい及びマリちゃんが戦闘に赴いており、順番が逆になってしまっています。

今までの作品の様に怪物召喚自体にネガティブ要素があれば(前作のやる気吸収の様な)分かるのですが、今の段階ではそれも語られていません。そもそもウバウゾーは本来のブンドル団の目的であるレシピッピをわざわざ使用するという性質上、レシピッピ回収のための召還ですらない。

細かい点かもしれませんが、この辺りは以降のエクスキューズに期待したいですね。

(2022/3/13:追記)

再度見てみましたが、実際は一応マリちゃんが現れて、ゆい&マリちゃんと対峙した後にウバウゾー召喚していますね。そう考えるとそこまで破綻はしていないのかな。ただ、そうなると、第5話で登場したアノ人物…まあ、この辺りは次回の雑感でまとめしょう。

 

f:id:furafuraasobinin:20220302200730j:plainさて、次回はゆいやマリちゃん達とここねの交流が描かれるみたいですが、マリちゃん「ここねに避けられてる気がする」とか結構繊細なのね( ´艸`)

どの様なイベントを通じて友人関係を築くのか、今から楽しみです。

 

今週のデパプリをかいつまんでナナメからバッサリ。

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f:id:furafuraasobinin:20220302200808j:plainふむ…2枚の障壁に挟んで相手の動きを封じる…目前に円形のフィールドを張った後に飛び道具…

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まさか、キュアスパイシーの正体は…閣下! 閣下ではありませんかッ!?(鼻血)

 

【アニメ】デリシャスパーティ♡プリキュア第2~3話雑感

f:id:furafuraasobinin:20220224154835j:plain王様、とりあえずその「くっくくっくぅ~」って笑い方はやめた方がいいと思うの( ´艸`)

 

さて、まずは全体的な設定を小出しにしてきた感じでしたね。第二話ではローズマリー(以下、マリちゃんで省略)の責任感の強い性格、第三話ではコメコメの成長要素と二人目の変身者・芙羽ここねがメインに据えられました。

かなり色々な情報が出たので箇条書きにまとめてみましょう。

  • クッキングダムと地上世界はいつでも連絡可能。本来ならば行き来も可能なようだが、マリちゃんの力が弱まっており容易ではないらしい。

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  • ブンドル団の目的は「この世の料理をすべて我が物にする」こと。
  • マリちゃんが首にかけているペンダントはデリシャストーンと呼ばれ、彼の力の源の一つでもあるらしい。欠けた理由については不明。

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  • クッキングダムにはマリちゃんの上司にあたるフェンネルがいる。この辺りは香辛料が名前のモチーフか。しかしローズマリーフェンネルだといつも眠そうな錬金術師とちっぱい気にしている副隊長がどうしても頭をよぎる喃
  • 王様はいかにもとぼけた人物という感じだが、プリキュアが生まれることを見越してコメコメ他2匹のエナジー妖精を送り込んだ節がある。
  • おいしーなタウンで閉店が相次いでいるのは南米料理のエリア。これはブンドル団の影響であるらしい。

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  • ゆいはコメコメの事を昔世話をしていた子猫に重ね合わせている。
  • マリちゃんは拓海の家が経営しているゲストハウスに滞在する事に。
  • マリちゃんはゆいがこの戦いに参加する事に反対している。巻き込みたくない、という感情、自身で解決しなければならない、という責任感、そして何より戦いという命のやり取りになりかねないものを彼女が甘く考えている事など、様々な感情がないまぜになっている。
  • 実際マリちゃんは第二話でのキュアプレシャスの「戦い方を知らない」力押し戦法に悲鳴を上げている。

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  • しかし、キュアプレシャスの祖母の教え「誰かのために頑張る強さ」と覚悟を聞いたマリちゃんは彼女とともに戦う事で腹を括る。
  • 第二話ラスト~第三話で二人目の妖精パムパムが覚醒。コメコメも含めて妖精の本名は意外と長い。以下省略!
  • パムパムは人語をしゃべる事が可能。少し生意気な性格?
  • 敵側はセクレトルーの方がジェントルーより格上っぽい? カレーを所望したセクレトルーにジェントル―がそのレシピッピを奪いに出動している。
  • カレーを作ろうとしていたゆいだが、ニンジンを切らしていたため、彼女に役に立とうとしたコメコメは単独で買い物に出かけ行方不明に。その際、ここねに邂逅。ここねは落ち着いたお嬢様、といった感じだが可愛い者には甘い顔するタイプね。

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  • 行方不明になったコメコメを探すゆい達。途中、パムパムとここねとの邂逅を挟みながら拓海がコメコメを保護していた。拓海は第一話でマリちゃんがいわくありげに彼を見ていたこともあって何かありそう。すっとぼけ。
  • しかしその直後、ジェントル―によってカレーのレシピッピが奪われたため、キュアプレシャス出動、その際に「戦闘フィールドに消えていく」ゆい達を目撃してしまう。この事から、マリちゃんの展開する戦闘フィールドは「一般人からの認識を阻害する」機能がある事が分かる。*1

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  • 戦闘終了後はキュアプレシャスの姿でここねを抱きかかえて(家まで?)送り届けており、正体隠す気あるのかないのかイマイチ分かりにくい。
  • 注がれた愛情によりコメコメが人間の赤ちゃんの姿に。パムパム曰くコメコメは妖精の中でも少し特殊でその度合いによって成長するらしい。これはOPでもある程度確認できる。

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  • 第三話は楽しく庶民的な食事をするマリちゃん&ゆい&妖精sと広い食堂でただ一人黙々と高級料理を食すここねという対照的な一幕で終了。

 

なかなか濃ゆかったですね。少し感じた事としては

ゆい

運動神経は良いですし、プリキュアの力があるとはいえはしっこく、耐久性もあり、攻撃力も高いものの、戦闘の仕方そのものが力押し、というのは面白い描き方だな、と。ここにマリちゃんをブレイン役に置くことで非戦闘員でも活躍できる土壌があるのは大きいと思います。

あと、今期間で出た子猫のお世話の話と言い、やはり過去編にはスポットが当たりそう、というか当ててほしいかな、というのが感想です。そこをうまく描ければこのキャラクターを更に深く描写できそうです。

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ただ、今の段階では、運動神経の良さを除けば*2普遍的なピンク枠の性格であり、若干没個性かなあ、と感じます。そこにご飯が絡んでいるのは変化球なのですが、その事も含めて祖母の教えの影響がかなり大きそうなので、そう言う点も踏まえて過去編が結構重要なのでは? と思わされました。

 

ここね

今の段階ではまだ何ともですが、クールな外見ですが根は優しそう。コメコメがそれを探していたゆい達と合流できたことを陰から見守りながら「良かった」とこぼしています。あと、キュアプレシャスに抱きかかえられた際には照れたような顔をしていたのも気になりますね。

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第三話最後の場面から、家庭事情は複雑かもしれません。来週には変身&掘り下げがありそうなので期待したいです。

 

らん

f:id:furafuraasobinin:20220224155649j:plain外食中にその店のレシピッピが奪われ不味飯食わされる役が定番化しそうです( ´艸`)。来週がここね=キュアスパイシーに変身する回の様ですが、もし今期間の様に2回分変身以外の話に費やす場合、らんの変身(キュアヤムヤム)は第7話? 結構間が開きますね。本当にそうなるかは知らないけど。その間も被害に遭い続けるとちょっと笑える(気の毒だけど)かもしれませんが、案外その辺りが変身の大きな動機になるのかもしれませんね。

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SNSを活用している場面が見られ、こういう点はヒープリの黄色枠だったひなたに通づるものがあります。

 

ローズマリー

国では騎士扱いでしょうから(上司が近衛隊長)戦闘のノウハウは作中一番でしょうね。戦闘フィールドを張るのも彼の役目ですし、当分は戦闘指南役としても活しそう。

気になったのは戦闘を甘く見ているゆいに声を荒げた事。彼女を慮っただけかもしれませんが、戦闘の怖さを知っている=過去に戦いの場で何かあった可能性がありますね。

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あ、あと、王様からもらったその財布、僕にも下さい(直球)。全部500円玉なのは一種の嫌がらせっぽくもあるけど( ´艸`)

 

ジェントル―

殆ど戦闘不能状態のマリちゃんに平気な顔でウバウゾーをけしかけるなど、淡々と任務をこなすタイプですね。情けはないが、相手を侮りもしないタイプと見ました。

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ただ第三話で引く際にお茶目な事も言っており(「カレーは買って帰るか」)、この先どうなるかはちょっとまだまだ闇の中ですかね。

 

f:id:furafuraasobinin:20220224160152j:plain次回はキュアスパイシー登場です。一番複雑な事情を抱えていそうなのもさることながら、クールと優しさのギャップがどの程度なのかも気になるキャラなので、どうなるか今から楽しみです。

 

ここまでのデパプリをかいつまんでナナメからバッサリ

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ジェントルーさん、その格好で毎回飲食店に入店していると単なる不審者ですよ( ´艸`)

 

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*1:もしくは完全にその空間を切り取って別次元にしてしまうのか。

*2:ピンク枠は意外とここら辺強いキャラは少ない。前作のまなつは該当するが、割とすぐにそれを上回るあすかが登場しており、パーソナルとしてはあまり機能していなかった。

【アニメ】デリシャスパーティ♡プリキュア第1話「ごはんは笑顔♡変身!キュアプレシャス」感想

f:id:furafuraasobinin:20220206115853j:plainさあああ、始まるぞおおおお、正座正座。

 

まずは大まかに変身までの流れと各種設定の提示といった感じの第一話でした。キャラデザインがかわいい事は分かっていた事ですが、動いている所を見ると更にかわいさ倍増しますね。

 

舞台はおいしーなタウン。食の街として有名であり、区画も様々なジャンルで分けられているという、町というよりは食のテーマパーク的なイメージです。

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かなり賑わっている様ですが、反面、閉店が連なっている区画もあり、これが後述するブンドル団の仕業なのか、競争の激しい街なのかは不明です。おいおい語られていくかもしれません。

そこに異世界にあると思われるクッキングダムから伝説のレシピ本が奪われ、その悪用を恐れた王様からローズマリーという人物がエナジー妖精の三匹を携えて人間界に派遣される…という導入でした。

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一つのキーとなるのが、レシピッピという妖精です。これは美味しいという感情が沸き上がった時に自然発生するもので、クッキングダムの住人及び特に料理に対する思い入れが強い人間には視認可能、というものなのですが、敵側はこれを奪う事で無理矢理ネガティブなレシピ本の作成を目論んでいるようですし、これが奪われた店の食べ物は一気に不味くなるというなかなか飲食店泣かせなシロモノでした。

戦闘終了後はキュアプレシャスのブレスレットに格納されており、まずはこの妖精の争奪戦がメインとなりそうですね。

そう言えばローズマリーも面白いキャラクターですね。立ち位置としてはドキプリのジョー岡田に相当すると思われますが、まずは次回にもう少し掘り下げありそうです。オカマ(笑)、なのはこの際置いておいて、勝てるかどうかは不明でしたが大型怪物ウバウゾー相手に拘束技や渾身の光線技を放っており、まったく戦えない訳ではないみたいです。

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ただ、ゆいがキュアプレシャスに変身した際、彼が首からかけていたネックレスが1/3程度欠ける表現がありました。これが力の源だとすると、将来その力も振るえなくなる可能性がありますね。このペンダントは次回予告でもピックアップされていたので、今後に注目です。あと、彼がウバウゾーが出現した際、専用のフィールドを展開しました。今作のバトルはこの空間で行うんですかね。町の被害がどうなっているのか、という過去作での疑問に答える形になりました。

 

f:id:furafuraasobinin:20220206120342j:plainヒロイン・和実ゆい=キュアプレシャスですが、まずはスポーツ万能、食べること大好きの大食漢、明るく社交的、といった感じでしょうか。作中、黄色枠の華満らんが自転車でこけた場面に遭遇した際には「岡持の中身は大丈夫」という彼女に対して「そっちじゃなくて体の方が大丈夫なのか」と問いかけたり、後半、敵側の怪物ウバウゾーに捕らわれた際には自分より苦しそうにしていた妖精・レシピッピの身を案じるなど優しさと自己犠牲性が早速出ていました。

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体を動かすことが好きなようですが、女っ気はないタイプ。幼馴染の少年・品田拓海がいるのはハピチャ以来かな? 拓海はゆいを憎からず思っているような感じだったので、恋愛絡みのお話もそのうちあるかもしれないですね。

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食に関してこだわりがあるようですが、これに関しては実家が定食屋さんであることもさることながら、祖母の思い出の影響が大きそうです。回想シーンでのみ登場した祖母ですが、恐らく故人なのかな? 泣いているゆいにおにぎりをあげて笑顔になるシーンがあり、そこでの食べることによって元気になる、前向きになれる、といった感情をとても大切にしているみたいですが、何故、彼女が泣いていたのかはちょっと気になるシーンでした。美味しいの妖精・レシピッピが幼少時から見えていた点からも、彼女の過去にも焦点が当たる可能性があります。

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変身後の姿・キュアプレシャスですが、やはりパワー系ですかね。怪物の踏み付け攻撃を両手で踏ん張るシーンがありました。尤もその直後、ローズマリーから「それがプリキュアの力だ」と言われていたので、彼女の特性かどうかは分かりませんが、変身シーンの力こぶといい、どうしてもそっち系のイメージが拭えません。

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f:id:furafuraasobinin:20220206120602j:plain必殺技の一つ、500キロカロリーパンチは将来、カロリー数が上がりそうで怖かったです(笑)。ペ●ングペタMAX4184キロカロリーパンチとか出るのかしら( ´艸`)浄化技のプリキュアプレシャストライアングルは言わずもがな、おにぎり形に掛けているんですね。というか、おにぎりモチーフの戦士ってある意味凄いな…

 

敵側はブンドル団。クッキングダムから伝説のレシピ本を奪った後、美味しさの妖精・レシピッピを奪い、その本を元に何かの封印の解除を目論もうとしているのかな? という感じです。そして、レシピッピが溢れているおいしーなタウンに目を付け…という感じですかね。

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幹部として、ジェントル―セクレトルーが登場。他にも影になっている幹部たちがいましたが、初っ端が二人とも女性パターンは結構珍しいかもですね。

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そういえば、それに掛けてなのですが、OPで登場人物が色々出演していましたが、重要系の男性キャラが結構出張っているのが驚きました。ローズマリーにその傍にいた謎の男性、ゆいの幼馴染・品田拓海に謎のタキシード仮面白装束の男。やはりどうしても登場人物が女性中心になりがちなプリキュアシリーズ、どの様に多彩な男キャラを絡めるのか、注目したいです。

呼び出す怪物はウバウゾーですか。奪い取ったレシピッピを核に調理器具等を素体にする、といった感じでしょうかね。最初はレシピッピは関わってないかと思ったのですが、浄化後にレシピッピが抜け出し、キュアプレシャスのブレスレットに格納される表現がありました。

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そう言えば、このブンドル団、当座はレシピッピを奪う事が目的なようですが、こういう自然的存在を「奪おう」とする設定は結構珍しいですね。汚染する、とか力を奪う、みたいな設定は過去作にもありましたが、妖精そのものを利用しようと奪取するというのは…個人的にはポケモンロケット団がイメージとしては近かったです。

 

f:id:furafuraasobinin:20220206120814j:plain次回はプリキュア活動に乗り気なゆいにローズマリーが巻き込むわけにはいかない、という葛藤を描く回の様です。風体こそ怪しいですが、ただ飯を食う訳にはいかない、とゆいの店の皿洗いをしたり、すごいいい奴ですね、ローズマリー。こういうキャラ好きですよ。

 

今回のデパプリをかいつまんでナナメからばっさり

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f:id:furafuraasobinin:20220206121004j:plainやはり専用の戦闘空間って言うと「決着をつけるぞ! いざ決戦のバトルフィールドへ!」という台詞とともにアノBGMが脳内で再生されてしまう( ´艸`)もしくは「マヌケ時空に引きずり込め!」とか(笑)

 

【アニメ】トロピカル〜ジュ!プリキュア/総評

f:id:furafuraasobinin:20220204124242j:plainなんか、もうローラのあの盛り盛り態度が見れなくなると思うと、寂しくなりますね…(´;ω;`)

さて、先日大団円を迎えたトロプリ。もっと見ていたかった、というのも、まあ、毎年の風物詩みたいなものですかね。早速総評に入らせていただきたいと思いますが、まずは楽しい一年を送らせていただいたスタッフ一同に感謝を。

 

↓以下長文注意↓

 

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