授業中に落書きとは、さては貴様ふらあそだなー?
さて、次回、3人目のプリキュア・キュアニャミーがお披露目される事が予告されました。今期間はそれに対する前振り、といった感じになりました。
第10話ではまゆとユキとの出会いが、そして第11話ではどうもプリキュア達と同格の力を持った存在がアニマルタウンにいる事が示唆されるといったものでした。
第10話雑感
雪の田舎風景を写真に収めるという父親の仕事に同行した幼い日のまゆは、お世話になる事になった宿の軒下に汚れて薄茶けた猫がいる事に気が付きます。
その愛らしい姿に興味を持ったまゆは、父親の教え(野良猫に下手に触れてはいけない)もあってある程度距離を置きつつもその猫と言葉を交わしたりしつつつれない態度を取る猫をみて微笑む…というやりとりをして日々を過ごすのですが、とある吹雪の日に猫の事を慮って自身の帽子与えて暖を取る様に仕向けます。
ついに里を離れる日、宿の主人が人間嫌いだと言っていた猫は驚くべきことにまゆの前に自ら姿を現し、帽子を返して去ろうとするのですが、ついに感極まったまゆは「別れたくない」と親に無理を言って猫屋敷家に迎える事にしました。
帰宅後真っ先にシャワーをして真っ白な美しい毛並みの美人猫だった彼女をまゆは出会った場所の事も含めて「ユキ」と命名する…という流れでした。
まず気になったのは、やはり猫にしてはユキは相当賢い、という点です。これはこむぎが悪い言い方をすると本能全開のようなアホっぽい行動を取っている事も含めて非常に対照的に映ります。
ただ、動物というのは意外と賢いのかな、と思われる行動を取る事もあり*1ますし、実際、ユキは人間の言葉が分かっているとしか思えない振る舞いをする事が多いですが、以前我が家で買っていた猫や、叔母の家で飼っていた猫たちも、どう考えても言葉分かっているでしょ、みたいな行動を取る事があったため、ちょっと何とも言えません。
更に気になったのは、田舎の宿の主人が言っていた「あの猫は人間嫌い」という台詞。今回の話はユキの過去が詳らかになった訳ではなく、それでいて宿の主人にそこまで言われていたという事は、相当人間に対して不信感を持った態度を取っていたという事になります。…まあ、野良猫は基本的には人間には近付こうとはしませんけどね。
これはこむぎもいろはとの初対面時に警戒心を露わにしている描写がありましたが、やはり過去に何があったのかは気になります。…考えたくはありませんが、やはり虐待の可能性もある訳で。尤も、プリキュアシリーズでそこまでは描くまい、とも思いますがね。
当然、まゆの前の学校での件も語られてはいませんし、猫屋敷家関連はおいおい追いかけていくのでしょう。
第11話雑感
クラスで近隣にある見晴山という山で巨大生物が出没するらしい、という噂を聞き付けたいろは達は、ガルガルの可能性を考え調査という名のピクニックに出かける、という流れでした。
っていうか、ここまででそこそこ痛い目に遭っているにも関わらず、やっぱり緊張感は薄いですね。尤も、こむぎはあの性格ですし、いろはは多少の危機感はあれど、悟への信頼度が高くて彼の知恵に少し頼っている感があります。悟は悟でいろはへの恋心はもう隠しようもないレベル(今話ではピクニック、それはもうデートなのではないか、とドギマギしていた)で、彼女のためなら全力でサポートしてくれます。この上で今の段階で致命的な状況にはまだなっていないので、これでは緊張感を出せ、といっても難しいのかも。
タクト及びリベラーレ登場で戦闘は若干楽な方向にシフトしましたし、最初の壁だったライオンガルガル戦も乗り越え、次の壁は敵の首魁(ぽい人)が出たあたりかねえ、といった感じです。
この回では熊型ガルガルが登場し、浄化した際にはキラリンアニマルとなりました。この熊型ガルガルはわんぷりチームと交戦する前に、何者かと戦っており、熊キラリンアニマル曰く朧げな記憶ながら「すげー強かった」そうです。
問題はそれが発覚したのがガルガルの額にあるクリスタルに三筋ほどのひっかき傷があったからなのですが、その「すげー強い」戦士が何を目的にしているか、ですよね。少なくとも、明確に攻撃している上、最終的に傷ついた状態でガルガルがプリキュア達の前に出てきたという事は「浄化」ではない訳です。
ところで、プリキュア達がガルガルと交戦中、まゆは町中で不思議な少女と出会います。彼女はいろは達の見晴山行きに興味を持っていたのですが、その少女はそんなまゆの事情を知っているかの如く「これ以上見晴山の件には関わるな」と一方的に忠告して去っていくのです。
そして、視聴者にしか分からない事ではありますが、この少女と熊型ガルガルに傷をつけた戦士はどうも同一人物っぽい。
うーん。誰なんでしょう。気になりますね!(すっとぼけ)
当然、次回のキュアニャミー登場ともかかわるでしょうから、楽しみに待つしかありません。オラワクワクしてきたぞ!
戦闘シーンについて
上でも安定してきた、と書きましたが、決して退屈なものではなく、新しい解釈があって本当に面白い。第10話でキュアフレンディが結びリボン型のバリアを張るのですが、敵がアライグマ型であり手先が器用なため、一瞬にしてリボンを解かれ一本のひも状にされ無力化され、逆にそれを応用して今度はプリキュア側が解けたリボンを掴ませ、キュアワンダフルに力任せにぶん投げさせてその隙に浄化とか、ハチャメチャな部分はあれど、よく練られていると思います。
アライグマの手を洗う習性の知識とか(これはいろはは「きれい好きだから」と勘違いしているのを悟が是正しているのも面白かった)、熊に背を向けて逃げてはいけない(これのせいで追っかけまわされるハメになった)とか、キュアワンダフルを肩車したキュアフレンディを見て熊型が警戒する(自分より大きく見えたから)など、本当にバリエーションに富んでいる。悟がうまく機能しているのも好印象です。
光線技に匹敵する浄化技(フレンドリベラーレ)こそ出たものの、優しい演出が功を奏し、それほどの違和感になっていないのも良いと思います。ただ、よく見ると背後で爆発的表現は一応あるんだよね( ´艸`)
次回以降、すでに公式HPで発表されている、キュアニャミー、キュアリリアンにもお話がシフトしていくと思われるので、今後も目が離せません。特にこの二人が加わってからの戦闘シーンも注目したいですね(OPでは二人で浄化されたと思われる動物を抱きかかえるシーンがある)。
さて、次回は上でも書いた様にキュアニャミーお披露目回。まずはどういう性格なのか、ですかね。ワンダフルやフレンディとは反りが合わない可能性もなくはないので、まずはチーム入りするのか、単なる登場に留まるのか…期待してみましょう。
ここまでのわんぷりをかいつまんでナナメからバッサリ
第11話予告を見た時の筆者の率直な気持ちをケンシロウさんに代弁していただきましたッ!
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