ふらあそ!

ゲーム好き・漫画アニメ好き・自転車好き・鉄旅好き。インドアだったりアウトドアだったりのふらふら遊び人の日記帳、略してふらあそ!

【アニメ】わんだふるぷりきゅあ!第12話「私はキュアニャミー」感想

悟君…何がとは言わないが、クラスメイトにはすでにばれている様子だよ。何がとは言わないが( ´艸`)

 

さて、本来ならばキュアニャミー絡みが一段落したところで雑感形式で…と行きたいところでしたが、この回は作品の方向性の一つが決定した重要回だったと思うので筆を執りました。

 

話の流れとしては、最近まゆはユキが時々姿を消している事に気が付きます。その事でいつか自分の目の前からユキがいなくなってしまうのではないか、と心配顔のまゆを慮ったいろはは、ユキがどこへ行っているのかを追ってみよう、と提案、次の休日に猫屋敷家を訪れる事になります。

初めて友人を家に招くという事でドキドキのまゆ。いろはとこむぎはあの手この手でユキを見張るものの、目に見えて怪しい動きをする事はありませんでした。

そんな折、ガルガルの気配を感じ取ったこむぎ達は急いで帰宅する、と言って猫屋敷家を退出するのですが、その拙速さに疑問を抱いたまゆは彼女たちを追いかけます。しかし、体力の差か、全く追い付かず息を切らして一呼吸しているまゆの前にガルガルが出現、悲鳴を上げて逃げ出す彼女に襲い掛かり…というものでした。

 

…うん、まあ、流石に正体は…アレですよね。いや、確定していないのでこれ以上は黙ってはいますけど(笑)。

前回の引きで現れた謎の戦士、そして、今回のガルガル戦で襲われたまゆを守護し、更に苦戦するキュアワンダフル達に乱入し、浄化後の去り際に自らキュアニャミーと名乗って姿を消しました。

さて、キュアニャミー正式お披露目に目が行きがちですが、個人的には今回の話のキモは「今作の方針を明確に示した」事だと考えます。

というのも、この、キュアニャミー、まゆを守護する際、そして上空に逃れ(今回のガルガルはフクロウ型だった)キュアワンダフルらが攻めあぐねているガルガルを殴る蹴るを駆使して圧倒しました。

そして、その様子を見ていたフレンディが「ガルガルは黒い心に支配されているだけで、浄化すれば優しい動物に戻る」と暴力を止めるように訴えかけるのです。尤も、キュアニャミー側もそこまで非情という訳ではなく、ガルガルを庇おうとしたフレンディを見て浴びせかけていたキックを咄嗟に逸らせましたし、ワンダフルの「仲よくしよう。喧嘩はダメ」という言葉に拳を収め好きにしろ、と言い放つにとどまっています。そして、同時に「私の邪魔はするな」とも。

今までの戦闘シーンでも徒手空拳完全封印である事は分かってはいましたが、この回は正式にキュアワンダフル&キュアフレンディ側からその意思を表した回でした。すごく意義があります。今回は見解の相違というか、目的が違うキュアニャミーが徒手空拳を使用しましたが、奇しくもそれが(彼女も正式にチーム入りする前提だが)今作は戦闘シーンで暴力行為は行わないんだよ、プリキュアはあくまでも苦しんでいる動物を癒すための存在なんだよ、という明確な方針を打ち出すことになった、と筆者は感じました。

筆者はこの作品の第一話の感想にて「もし戦闘しない戦闘を一年間やり通したら伝説になれるかも」と書きましたが、これ、マジでやる気なんだな、とちょっと感動すらしとります(´;ω;`)。

あと、もう一つの注目点として、ワンダフルとフレンディはちゃんと戦えば今の段階ではそれほど苦戦しない、という事です。それだけ、キュアニャミーの戦闘力は圧倒的でしたし、さりとて、彼女らがニャミーより劣っているとは現状考えにくい。つまり、暴力に訴えて大人しくさせてから浄化(特にリベラーレが登場した今なら)する事も出来るし、その方が圧倒的に楽なはずなのに、それをやろうとはしていない訳です。いや、それどころか動物を傷つけようという考えがハナからない。ここが彼女らの優しさの象徴なんだろうな、と筆者、妙に納得してしまいました。

 

次回は、そのキュアニャミーをチームに引き入れられないか、こむぎらが奔走する…という内容のようですが、ニャミーの目的が何なのかが分からない上、今の段階ではガルガルに対するものの考え方も違うため、ちょっとどうなるかは未知数ではありますね。リベラーレで浄化する様を見ても表情は変化させていませんでしたし、彼女は彼女で何か考えがありそう。

メタの事を言えば、ニャミーはいずれワンダフル達と共闘する事にはなるのでしょうから、両陣営の溝をどう埋めながらチーム結成につながるのか…今作は(今作も、か)人数揃えるのに時間をかけてじっくりやっていますね。正直、かなり面白くて参ってしまっています。

 

今週のわんぷりをかいつまんでナナメからバッサリ

作中悟も言っていたけど、本当に猫ってどこに潜り込むか分からんからなあ。ドアノブなんかもお手の物で開けちゃうし、スライド式の扉や襖なんて何の障害にもならない。

 

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