ふらあそ!

ゲーム好き・漫画アニメ好き・自転車好き・鉄旅好き。インドアだったりアウトドアだったりのふらふら遊び人の日記帳、略してふらあそ!

【アニメ】名探偵プリキュア! まとめ雑感〖10月号〗

アッ…まふるさん、こ、心は若いっすネ…(;・ ̫ ・)

 

さて…困ったな…

まさか、10月終了の段階で未だにあんなとみくるの事情に深く切り込んでこないのは正直驚きました。

しかも、第38話なのですが、筆者にとってちょっと致命の一言というか…それ言っちゃうの? それはまずくない? という台詞まで飛び出し…有体に言えば、シナリオとしては「もうダメかも…」とすら思い始めています。

その一言については、気が早い話ですが放映終了後の総評にて述べさせていただく予定なので、今記事では語りません。が、流石に相当厳しい事になってきたな、というのが率直な感想です。

 

大まかな流れとしては

第36話:まふゆさんが来日。しかし、すぐに旅立ってしまい協力者としては距離を置く。

第37話:ウソノワールの実力の再確認及び、彼はあんなとは鏡映しのような存在である事の示唆。

第38話:くれあが今の自分の立ち位置と覚悟を決める。スターキラリングブローチのエクレール該当部(と思われる個所)に光が灯る。

第39話:ハロウィン兼おジャ魔女どれみコラボ回。主軸に大きな影響はしない回だった。

こんな感じでした。

 

結局さ、あんみくをどうしたいのさ?

第36話、正直びっくりしてしまいました。

話の流れとしては、ポチタンの察知能力で古本屋の主人が大切にしていたメダルが盗難されてしまったのを調査する、という内容だったのですが、登場人物の中に通りすがりの女子高生に扮したまふるがおり、手詰まりになりつつあったあんなとみくるにさりげなく助言した事で、彼女らは閃きを得る、というものだったのですが…

まふる扮する女子高生の行動を不審に思ったるるかとくれあから詰め寄られた際に、彼女は

「(あまりにもたもたしていて)見てられなかった」

と言うのです。

ここに来て、まだあんなとみくるを未熟者扱いするのには驚きの一言です。というより、彼女らの前半の描き方から考えれば、まふるが助言などしなくとも、あの答え(犯人だった足を悪くしている老婆の足跡に杖の形跡がない)にはいずれ辿り着いたと思うんですけどね。

これもるるくれの弊害というか、彼女たちの事を格上と描きたいが故にあんみくの推理力が一歩劣っているみたいな描き方をするのは、この二人がいる以上、あんみくを少し格落ちにしなくちゃならない、とか思ってるんかな…と思わせました。

まあ、第37話では、現場にあんな一人、という場面があったのでそこで冴えた推理をしてはいるのですが…それも一回現場を離れた後に閃いているんですよね。あれ、犯人(まあ、ニジーとウソノワールなのだが)がのんびりお茶してなければ普通に逃げられていた可能性があります。

また、まふゆが現れた事でみくるに大きな動きがあるかと思われました。が、これも繰り越しになりました。まふるのフルネームが小林ではなかったのは意外(花崎まふる。もちろん旧姓や母方の姓の可能性はある)でしたが、まふるはみくるに初めて会ったような態度で接しましたし、かと言ってみくるは彼女が散り散りになった妖精を探す旅に出立した際には最後までその背中を見送っていたり、関連がない訳ではないっぽい。

みくるはかつて、名探偵に助けられたことにより自身も探偵業に憧れを抱いた事が語られています。もしそれがまふるだとしても、まふるがみくるの事を覚えていない、というのは不自然ですよね。それやっちゃうとまふるの格落ちちゃうし…幼い頃のみくるを認識していない? 暁の証明ともあろう者がその程度の洞察力? となってしまう。

あんなは第37話にて、ウソノワールとの関連が示唆されましたが、後はこれも彼女の口癖「一歩の勇気が答えになる」が母親由来だった事が明かされた程度。ただ、彼女自身はウソノワールの言っていた事に思うところあったようで、考え込むような動作を見せてはいます。一つ気になったのは、ウソノワールの嘘覆い攻撃をまたしても彼女は破ったのですが、それをウソノワールは「精神力だけで」と表現しましたが、本当にそうなんでしょうか? その後、エクレールにもこの攻撃は決まっているので、やはりあんな=アンサーは耐性持ちのような気がしてならないんですよね。

まあ、結局のところ10月中ですら、この二人に大きな動きはありませんでした。

終盤に一気に謎を…というのは同脚本(シリーズ構成)担当のまほプリでもやっていましたが、これは主にはーちゃんを絡めたマホウ界とナシマホウ界の関連性であり、主人公サイドだって存分に描いてはいた。今回はそれを主人公をないがしろにした上でやっちゃっている感があるのは…最終盤で全ての謎が明らかになった時「あれはそういう事だったのか!」となる内容である事を願うばかりですが…

 

結局さ、るるくれをどうしたいのさ?

で、筆者的に更に思ったのがこの二人の扱い。

まあある意味分かりやすくはあります。事務所のあんみくの先輩として、彼女たちを上回る推理力で先んじる。第36話では変装したまふるの女子高生に疑いの目を向けていましたし、第37話ではあんなに捕捉されたニジーとウソノワールを先回り、第39話では迷子になった幼子の親をいち早く発見し対応済みという演出にした。常にあんみくの上を行く、が立ち位置です。

なのですが、そもそもとしてこの二人が対立した要因の一つ、まふるさんが出現した事で、じゃあ、あの対立は茶番劇だったの? となってしまったのはまずかったと思います。

というのも、第36話終盤にて正体を現したまふるさんを事務所に招いたたんプリメンバー、その中でるるかはシャドウだった事、くれあは無許可でるるかの助手をしていた事と、自らが大王である事を明かしてしまいます。

まあ、「あ、あと、大王でした!」は「お前は何を言っているんだ?」って感じでめっちゃ笑いましたが( ´艸`)

なのですが、先回の記事で筆者も書いた事ですが、彼女らに対し、まふるさんは案の定お咎めなし、どころか大変だった時期に自分が力になれなかった事を逆に謝罪すらしました。

結局、くれあが大王だと発覚すれば何をされるか分からない、というるるかの危惧はものの見事に空回りしていた、という訳です。

なんて言うか…それだけ大切なくれあの事となって盲目になっていたと解釈も出来ますが、るるかってちょっと人の事を信用していないのかな? と感じてしまいました。

確かに、安直に人を信じてしまうよりは探偵としては向いているかもしれませんが、やれくれあだやれまふるだの親しい人間の事まで完全に読み違えていた訳で、これだといくら推理力が高い演出があってもなんか釈然としません。くれあのマコトジュエルを人質に取られてはいましたが、あれって取り返す機会はいくらでもあった気がするんですよね。少なくとも、デッチ・アゲイン不在時ならば。

そのくせ、未だに特別扱いが止まらないのは…作中とは関係ありませんが、来週は彼女の誕生日に設定されているらしく、公式ショップで何やらイベントの企画があるらしいんですが、そのCMを最期に流しているのは最早完全に優遇策でしょう*1。過去にもこういうイベントはあったのかもしれませんが、こんな露骨にCMまで流したのは初めてですよね?(過去にあったならごめんなさい。でも誕生日カードが出る事はあってもイベントのCM流した事ってあったっけ?)主役のあんなでやるならともかく(最も彼女は1月だが)。

そして、くれあ。

ここに来てちょっと彼女も分からなくなってきました。

実際、第37話で自身の悩みとしても表現されていましたが、彼女の大王問題もまだ片付いてはいません。最初はるるかの闇を作り出してしまう存在=大王なのかな、と思っていましたが、今月の演出、第36話の「大王でした」発言、第37話のウソノワールの「例えエクレールが大王だったとしても」発言、第38話のデッチ・アゲインの「流石大王」発言を鑑みるに、彼女が大王である認識は変わってはいない様子。

考えてみれば、これはるるかもそうなのですが、彼女のロンドン探偵事務所より前のプロフィールって一切分かっていないんですよね。過去も家族構成も何もかも。それでいて、単独回と言っていい第38話での取り敢えずの結論は「(大王である)自分の事は今はよくわからんけど、やれることをやろう」だったのは…

あと、これは杞憂というか、少し気になっただけなんですが、エクレールって敵に対する情け容赦はあまりないというか、第36話で自分の身を削って攻撃を仕掛けていたハンニンダーがミニサイズになってしまった所を躊躇なく浄化技ぶちかましたりたまに怖い時あるなー、って感じるんですよね。小さくなったハンニンダーに唯一「かわいい」と言わず(まあ、るるかも言ってなかったけど、彼女は実はかわいいもの好き)ニッコリ笑顔で(その前に四人でだけどにじり寄ってるのも怖い)浄化技を撃ちましたし、過去の対アルカナシャドウ戦でも彼女が襲い掛かってきたら割と躊躇なく戦闘に入っている。意外と葛藤は見せなかったんですよね。

まあ、当の筆者は「怖い怖い!」って言いながら笑って視聴してしまいましたが。

正直言うとそこまで深い事は流石に考えていないとは思いますが、一応注視ポイントかなと。彼女が(世界に仇なす)大王、というのはまだ完全否定はされてないんですから。

 

ウソノワールの謎

第37話は彼がニジーを伴って自らマコトジュエル捜索に乗り出す、というものだったのですが、紆余曲折の末、たんプリチームに捕捉され対峙する事になります。

その際にキュアアンサーとの一騎打ちになった際に、彼は自分が(成熟した)妖精にも関わらず人間態に変化できない事、嘘で対象を覆う力も短時間しか使用できない事を挙げて

「つまり、自分は嘘をつけない存在なのである」

「キュアアンサー、お前と私は同じだ」

と宣いました。

その際の演出がキュアアンサーと鏡合わせだった事、嘘をつけないという共通性、ともにイレギュラー(ウソノワールは忘れられた一族、あんなはそもそもプリキュアになれた理由が不明)である事、お互い信念がある事(ウソノワールは自由未来の書、あんなは母親の教え)など、共通性とともにお互い対比するものがある事が演出されました。

元々、これまでの流れで、アンサーとウソノワールは繋がりがある事は匂わせてはいましたが、ここは大きく話としては進んだな、と感じました。

ただ、このウソノワールの言葉を鵜呑みにすればですが、そうなるとウソノワールの目的「世界を嘘で覆う」「そうすれば嘘が真実になる」は自身のコンプレックスを解消するための完全な私利私欲であるとともに、「その程度の事で…?」となりかねない。というよりは自身のコンプレックスの源の解決にはそもそもならない気がするんですよね。

この手の話はドラゴンボールシリーズのレッドリボン軍総帥が思い浮かびますが、正直、あれは様々な因果が地球滅亡寸前にまで繋がってしまう、という内容でした*2が、レッド総帥自身がどうしようもない小物だからこそ無情感というか、どうしてこうなった、みたいな絶望感に深みがあるのであって、残り期間でウソノワールにそれが出来るかはちょっと疑問です。

しかし、ウソノワールの元には胡散臭いとしか言いようがないデッチ・アゲインがいますし、未来自由の書も「四つの光が真実の道を照らし時をこえた者を帰す」という予言が現れたので、未来自由の書が絶対だと言っているウソノワールは当然あんなと大きく関わるのでしょう。予言の「時をこえた者」はストレートに考えればあんなの事を指している訳ですから。*3

もちろん、敵側にも様々な仕掛けを施しているでしょうから、終盤の巻き返しに期待しましょう。ここまで書いておいてなんですが、ウソノワールの目的がそんな浅いものだとは思えませんしね。いくら今回のおとぼけ幹部たちでも、上で書いた理由だけでは彼には従いてこないでしょうから。

 

第39話、おジャ魔女コラボについて

ごめんなさい、深くは語れません。

筆者、おジャ魔女シリーズは未視聴なので。

あくまでも、当時放映していたアニメ、という枠に留めてシナリオ展開したのは良かったと思います。下手にどれみ達がいる共通世界観にしてしまうと色々齟齬も生まれるでしょうし。

とりあえず等身下がったあんな達は大変かわゆうございましたm(__)m

話中にでてきた呪文や魔法起動条件の設定なども、原作準拠なのは容易に理解出来ましたし、何よりマシュタン筆頭にした妖精組がガチ勢だったのも解説役として上手く機能していた。

コナンコラボの時も思いましたが、コラボ元と先、お互いの見たいものが分かっている、という感じで上手にやっていたと思います。

ファンサービスとしては申し分ないかと。

 

さて、次回はるるかの単独エピソードですね。

ゴウエモンとの一騎打ちがあるようですが、果たしてどうなるのか。幹部退場にはまだ早い気もしますが…ゴウエモンはるるかを可愛がっていた節があるので、そこまで酷い話にはならない気はするけど…るるかが彼をどう思っていたのか全然分からないのがなあ。

どうもアルカナシャドウをもう一回お披露目しそうな雰囲気ですし、色んな意味で注目回かも。

 

今月のたんプリをかいつまんでナナメからバッサリ

そして、こうして、おジャ魔女ファンがまた一人増えるのであった( ´艸`)。

…機会があれば、筆者も見てみようかな。何か絵柄に見合わぬ結構ダークな話もあるって言うし。

 

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*1:ただし、予約制だそうなので、CMとして情報を流した、とも言える。

*2:尤も、人造人間編にレッドリボン軍を紐づけたのは後付けのご都合ではありますけどね。

*3:ただし、これも叙述トリックというか、引っ掛けの可能性は否定出来ないんだよなあ。この作品のメインメンバーって全員過去が明示されてないんだよね。逆に敵側はこの予言について「難解だ」という認識なので、「時をこえた者」はいないと思う。

【アニメ】名探偵プリキュア! まとめ雑感〖9月号〗

まさか…プリキュアで即堕ち2コマを見る事になろうとはな…

 

ある意味予想通りではありましたが…完全に森亜るるか&キュアアルカナ月間となってしまいました。

流石におなかいっぱい、というのが正直な感想です。

 

るるかのための一か月

構成としてはまあ分かるんです。敵サイドに付き、剰えプリキュアとして活動していた彼女をそう簡単に事務所に戻す訳にはいかない。それ故に時間をかけたのも分かる。

なのですが、主人公二人を差し置いて、延々とるるかのメイン&くれあとのイチャイチャを見せつけられるのは流石に…と感じます。

第32話でこそるるかの負い目とそれを問題にせず受け入れるあんなとみくるが重要な立ち位置とはなりましたが、メインはあくまでもるるか。これはプリキュアサイドが彼女を受け入れている事を提示しました。

第33話ではゴウエモンが弟子(と彼が勝手に思っている)であるるるかをあえて今まで自分がやった事は消えないぞ、と覚悟を決めさせたうえで卒業の証を以てプリキュアサイドに行く事を敵として許容したと同時にファントムからの解放を描いた。

第34話では迷惑をかけたしるくと宝生さんへの謝罪と彼女たちの許しを得た事による贖罪。

第35話では学校への通学を開始した上で、ある意味くれあとマシュタンだけの世界に閉じこもりがちだった彼女が学園生活という新たなスタートを切る。

 

還るべき場所への帰還→ファントムという呪縛の断ち切り→贖罪→新たな一歩

 

と見事に一か月丸々使って描き切っています。まあ、それ自体は悪い事ではないのかもしれませんが、よりにもよってこれをやったのは9月。そして、ここが大きな問題点なのですが、この期に及んであんな達はほぼ蚊帳の外状態が続いてしまいました。

先月のくれあ集中月間、更にはキュアエクレールは誰?月間も併せて、あんなとみくるは実に三か月、全放映期間の1/4を完全に脇役に追いやられた。更に言わせてもらえれば、ここから全ての期間をあんなとみくるに費やすにしても、最後の一か月は最終決戦に充てられるでしょうから、実質三か月。その間にあんなが過去に飛ばされた理由と、実はここまで来てほとんど語られていないみくるの事情に深く切り込む、息抜き回だって必要でしょうし、敵側の事情だって実は全く分かってはいない…果たしてそう上手くいくんでしょうか?

 

そして、更に鼻についたのが、正直、先回予言書の読み違いという致命的なやらかしをしておきながら、まだ止まないるるかへのあからさまなえこひいきというかスタッフからの寵愛。

よく界隈では、スマプリのやよい=キュアピースやスタプリのララ=キュアミルキー、トロプリのローラ=キュアラメールあたりがひいきされていた、と言われますが、筆者的にはあんまりそういう感覚はなく、あえて言うならばハピチャのキュアプリンセス=ひめの中盤ぐらいまでがそうだったかな、と思った程度で主役がおざなりにされた、という作品は過去作では思いつかないのですが、彼女らってそもそも主人公をちゃんと引き立ててもいてくれた*1のですよね。ですが今作は完全にるるか&くれあの事情にあんならは関連がない。確かに同じ探偵事務所の先輩後輩という関係性はありますが、口さがない言い方をすると部外者が首を突っ込んだ、と言える。

明らかにキャッチーなデザインもそうですが、第32話での心眼はやり過ぎ(あのね、心眼ってそんな安くないでしょ。なんか無理くり強者感出したかっただけに見えた。ただ、逆説的にエクレールのきらめきタイムは心眼ですら追いつかないスピードな訳ね)、あんなやみくるが先輩としてやたらと彼女を立てる点もどうかと思いますし、そもそも新たに登場した合体浄化技・プリキュアスターディテクティブはアルカナが基軸となってから放つ技ですし、スターレインはスターシャインに置き換え、更には単独浄化技・プリキュアアルカナホワイトリリーまで用意されるという周到ぶり。

変身バンクも真っ先に映し(そもそも似たような変身シーンのシャドウだってさんざんやったでしょうに。第35話でようやく同時バンクになった)ついでに言えば今月の浄化後の決め台詞も全て彼女が担当。流石にここまで露骨にやられちゃう、とねえ…

 

いっそ、敵側にいた時は悪女であったならまだ説得力はあった。しかし、彼女は結局悪事に手を染め切る事まではしなかったんですよね。

しるくや宝生さんも言っていましたが、彼女がファントムに与した事は確かですが、予告状を送った盗みは全部失敗していますし、しるくからは「貴方が本当に盗むとは思っていなかった。どうしても生粋の悪人とは思えなかった」とまで言われる*2ほど“あえて”彼女の悪事は描かなかった。マコトジュエルが宿った物品も特定だけに専念し、実行犯は三幹部。

SNSでのまた聞きで申し訳ありませんが、スタッフの方がインタビューで「敵側に付くプリキュアという事でかなり気を使った。決してひいきしている訳ではない」という趣旨の事を語っていたそうですが、上記した演出があった以上、正直とてもそうは思えませんし、よしんばそうだとしても、なら完全に匙加減を間違っている。

第32話で実質ホームレス状態だった事や、第35話での学校に行く気はない引きこもり宣言、解(溶)けない謎とアイスはないという決め台詞など、ちょっとおとぼけな点も何とか(元敵幹部だった)雰囲気を和らげようとしているのでしょうが、ホームレス状態を脱出しくれあと同室になった際のべったりは正直依存の強さを感じさせましたし、引きこもり宣言も探偵なのにその視野の狭さはどうなの、と思いましたし、決め台詞も正直笑えるほどの要素はない。アイスが絡んだ回にたまたま言ったのならともかく毎回では…

初めてキャラデザを見た時は、筆者も狂喜乱舞したものですが、よもや、こんな事になるとは、というのが率直な感想です。そして、最終回まで見た時に全体を俯瞰した時にこのキャラクターをどういうふうにスタッフは考えていたのか…筆者、結構目を光らせています。それ如何によってはこの作品の評価は大きく変わると思うので。

 

敵側の事情について

まあ、何と言うのか…この期に及んで何をしたいのかさっぱり分からない。

特にゴウエモンはるるかを本当に弟子として可愛がっていたようで、第33話でファントムを離反した事を怒っているのかと思いきや、師匠である自分に無断で離脱している事を怒っており、もう何が何やら。師匠弟子の関係を一方的に押し付けているだけではあるのですが、それでもその思いからマコトジュエルが形成された(後述)点から、それ自体はるるかを本当に案じていた証でもあるんですよね。

ただ、第33話でのゴウエモンの最後の台詞「過去は消えない、お前はその過去を背負ってこれからも自分の信じた道を行け」と言ってアルカナシャドウの変身アイテムを返却したのは筋が通っていてすごく良かったです。

要するに、彼はるるかをファントムから解放してくれたと同時に彼女のどっちつかずの危うさにも決別させてくれたのかも、と思いました(実際、ここからは敵だから容赦しない宣言もしている)。

…まあ、第35話で、見事な推理力を見せたるるかを流石オレの元弟子と一方的にほめていたりしたのは締まらなかったですけどね( ´艸`)。

第33話の冒頭で、いきなりプリティホリックに乱入してもあんな達から「あ、ゴウエモンだ」ぐらいの扱いになっていましたし、将来的にアルカナvsゴウエモンはありそうな展開ですが、それほどひどい結末にはならなさそう。ただ、一方的とはいえあれだけ世話になったゴウエモンに何の感慨もない態度に終始したアルカナには正直ちょっとモニョりました。

 

ここまでイマイチいいとこなしのアゲセーヌでしたが、第35話でラブレターを渡すという婉曲的な手段を用いて告白を行おうとしていた男子生徒を「直接言わなきゃダメでしょ」と説教していたのはちょっと好感度上がりました。


みくるが同調しつつもでもラブレターを渡すという恋心に身悶えしていたのには笑いましたが、まあ、アゲセーヌも人を鼓舞するだけの良心はあるんですよね、彼女の主義主張内だったから、というのはあるんでしょうが。

そして、これに感銘を受けていたのがるるか。るるかは「自分の言葉で言わなきゃダメだ」というアゲセーヌ言葉に感化され、くれあの誘いで学校に転入したもののクラスメイトと距離を取っていた事を顧みて自ら距離を縮める事を決意するという流れでした。

言うなればアゲセーヌの一言が彼女を一歩進ませるきっかけになった訳ですが、これも言い方を変えれば「敵までるるかの事務所入りや成長を後押しした」訳で、上でも書いた様に何から何までるるかのために設えられていたんですよ、今月は。

ただ、アゲセーヌの自分の言葉で~のくだりは「るるかも(くれあに)自分の言葉を投げかけられたから救われた」と「自分がシャドウ時、自分の言葉を紡がなかったから事態が悪い方向に行きかけた」自省というダブルミーニングになってるのかな、と筆者は感じました。こういう考えさせる所は上手だな、とは思うんですよね。

第35話の引きでは、デッチ・アゲインがロンドンの探偵事務所本部を陥落させたという報がウソノワールにもたらされましたし、流石に大きな動きがあるかと思われるので期待しましょう。

特に、デッチ・アゲインはポチタンが集めているマコトジュエルに注目した事でロンドンに赴いた訳で、これは取りも直さず、彼があんなとみくる、そしてポチタンと深く関わるという事です。彼がすぐに復帰するのかは分かりませんが、あんな達とどう関わるのか、注目しましょう。

 

マコトジュエルとは?

ここにきて、どういう存在なのか増々分からなくなってきました。

初期こそ思いを宿した物品に宿るものとして描かれましたが、途中からビッグジュエルが爆散した際に世界にバラ撒かれた=思いを宿した物品に寄り添う、なのかと思いきや、そもそも、妖精を信じなくなった信じる心が人々から抜け出て一つの集合体になる、探偵という謎に迫る心を持つ人間には今でも宿る、そもそも人間の心から自然発生する事もある、となんだかよくよく考えてみると滅茶苦茶とっ散らかっている気がするんですよね。

しかも、湧き出たマコトジュエルを奪ったところで発生源の人間に影響はないし、これはポチタンに回収されても変わらない。かと思えばくれあはそれを奪われて記憶喪失になるし、砕いた場合はその状態が永続的になる(と言われている)。

ポチタンが回収しているマコトジュエルがあんなを元の時代に戻すキーになる事は提示されていますから、最後は「皆の思いがあんなを(未来に)帰す」という流れになるのは予想できますが、このマコトジュエルそのものについてはちゃんと設定練られてるのかどうか疑わしい。

そして、第33話、なんと、ゴウエモンがるるかに卒業証書贈った際に発生。これも卒業証書というよりもゴウエモンの精神から発生したようなニュアンスだったんですよね。そして、それが最終的に卒業証書に宿った。

要するに、誰かを想う純粋な気持ちでありさえすれば、例え敵幹部であっても発生してしまう。これ、結構重要な設定な気がするのですが。

そして、ゴウエモンはその卒業証書を使ってハンニンダーを呼び出すのですが、自分から発生したものを何で持ち帰らないのか、とウソノワール達に理解できない、と糾弾されています。しかし、これはあくまでもゴウエモンがるるかに対する思いから生まれたマコトジュエルであり、戦闘という「最後の試練」は挟んだものの、むしろ渡す事が確定しているからこそマコトジュエルが発生したとも言えるんですよね。

逆から言えば、純粋な心があれば、発生源の正邪は関係ない訳で、最近の男前なおかつひょうきんな親しみやすい態度で忘れがちですが、ゴウエモンってウソノワールが喜べば他人の心境なんかどうでもいい、と宣う程度には身勝手でもあるんですよ。

…まあ、これも正邪は関係ないと取るかゴウエモンはそんなに悪人じゃないと取るか難しい所ではありますが。彼はるるかを案じていた事もそうですが、修学旅行回でも任務失敗すれば遺恨なく「旅行を楽しめ」とあんな達に言っていたり、そもそも変装が苦手という事もあって正々堂々盗みを働く、少なくともコソ泥みたいな真似はしないですし、負けは潔く認めます。

逆から言えば他の幹部たちやそれこそウソノワールでさえ発生させる事は理屈の上では可能な訳で、この設定を活かしてくるのかどうかは注視したい部分です。

 

***

 

ふう、短いですが今回はこんな所でしょうか。正直言うほど書くことなかった気がするんですよね。るるかについては良く描けていたとは思いましたが(第32話では良心の呵責があったような表現がありましたしね)、彼女が感情を表に出さない性格に加えて、極力悪事を抑えて描いていたはずの彼女に随分な期間を割いてしまったな、とは思いました。正直言えば、第32話+34話ぐらいで一つにまとめた方が良かったんじゃないかな?

次回からはロンドンがどうなってしまったのか? デッチ再登場は? ファントムの真の目的は? あんなとみくるの秘密は? ポチタンの成長度合いは? シャドウの力とは? るるかがアルカナシャドウの変身アイテムをどう処するのか? そもそもエクレールの瞳の光は? 様々な伏線を回収しなければなりません。

 

次回は

久しぶりに探偵パートがメインですかね。9月ももちろん探偵パートはあったのですが、どちらかというとるるかの格上げ&犯人側がマヌケみたいな流れが多かった気がするので。そろそろあんな&みくるが冴えた推理をするところ見てみたい気がします。

 

今月のたんプリをかいつまんでナナメからバッサリ

ゴウエモン、お前もうファントム辞めろッッッ!!( ´艸`)

 

*1:やよいはみゆきと性質の近さがあったし、ララ、ローラ、ひめはそもそも主人公の相方ポジションである。

*2:ただ、界隈でしるくへのるるかの謝罪シーンでしるくが足を組んでいたのは「実は内心相当腹を立てていたのでは」という考察があったのは、面白いな、と思った。

【アニメ】名探偵プリキュア! まとめ雑感〖8月号〗

あの…ウソノワール様、そのポジション、変わっていただけないでしょうカ? っていうか変われ! この偽大王めがッ!!(# ゚Д゚)(暴言)

 

さて、長かった8月期間(5話分)も終わり、話も後半戦に突入してきました。長い期間敵サイドだったキュアアルカナシャドウもキュアアルカナに変貌を遂げ、事務所もようやく発表されていたプリキュア達が全員揃う事となりました。

…なんですが、正直なところ、回を重ねるごとに暗雲は厚くなるばかり…と言うか、どんどん失速している感が拭えません。

元々、そのつもりでしたが、今回の記事は特に、視聴済み前提の上でのいくつかの気になる要素をピックアップしながらの作成になります。正直、全てにツッコむと文字数いくらあっても足りないので。

 

大まかな流れとしては

第27~28話でくれあのある程度の事情と、彼女自身の推理能力を見せ、第29話でくれあとるるかの過去を、第30~31話で何故るるかがくれあを倒そうとするのかから和解及びるるかのアルカナシャドウからのアルカナへの変身(というよりは元の姿に戻った?)といった感じでした。

 

お目見えした新キャラクター

前回でキュアエクレールが復活し、一段落した物語に新たに投入されたのが、新幹部・デッチ・アゲインとロンドンにあるキュアット探偵事務所本部長(明確には言っていなかったが、恐らく「長」)の初老の女性探偵・まふる。

まふるはあんな達を巻き込んだくれあの過去投影世界でのみの登場となりましたが、その容姿の共通性からみくるの縁者である可能性が高いです。何より、みくる本人から「かつてロンドンに滞在していた事」「祖母から変身アイテムとなったペンダントを受け継いでいる事」が語られています。何より、作中表現からクレジットまで苗字が表記されませんでした。

ただ、一瞬微妙な表情を浮かべたものの、当のみくるはこのまふるについて一言も言及していません。

この世界観の根幹を良く知る人物であり、トップオブリリーがかつての妖精と人間との絆を顕す花である事、名探偵プリキュアの存在、ロンドン本部には彼女と妖精(後は見習い時期にるるかとくれあ)しかいない事、マコトジュエルとはかつて人間と妖精の間で結ばれていた信じる心が分離したもの、即ち、次第に人間が妖精を信じなくなっていったことにより抜け出た信じる心の結晶であり、キュアット探偵事務所はそれを庇護する存在なのである、という事が判明しました。

面白いのは、元々は人間の精神が生み出したものであるにも拘らず、そのバラまかれた欠片はなぜか物品に宿る、という所ですね。

今期間では幻影空間の中でのみの登場でしたが、ジェット先輩が本部にるるかの正体の調査を依頼した際には返答が来たり、マコトジュエル消失事件の調査の際に多数の妖精を派遣したり、予測に過ぎませんが、ロンドンで存命かと思われます。

いずれ、出張ってくる、場合によっては先輩プリキュアの可能性もありますし、再登場に期待したいキャラです。

新幹部、デッチ・アゲインは「本部から派遣された」と言っていましたし、ひょっとしたらファントムにも本部あるのか? と思いましたが、まずはウソノワールを「ウソッち」と呼んで対等に接していたり、アルカナシャドウに与えていた力「シャドウの力」を十分に使いこなしている所からも格上感があります。

が、初登場の第28話では間抜けなトリックを使った事でくれあに変装がばれましたし、第31話でシャドウの力で黒く染まったエクリプスシャドウにはしゃいでいた所を、エクレールの説得でシャドウの力を捨ててキュアアルカナに変身したるるかに、目論み通りにいかなかった事を激怒したり、余裕な風を装いつつも上手くいかなければ化けの皮が剥がれるというのは小物感マシマシです。

個人的には芝居がかった演技と、やたらと演出にこだわる気質は若干ニジーと被っている気がします。

第31話で、結果的にるるかがファントム脱退した事を受けて「本気を出す」と言ってまふるの元に向かうような描写がありましたし、出番はいったん終了かもしれませんね。

ただ、彼が結局のところ、何が目的で動いているかは気にはなります。どうも、ファントムの他の面々と連動する気はあまりなさそうですし、ウソノワール(とその部下たち)とは別の思惑がある気はするんですよね。

筆者が気になっているのはその名前。デッチ・アゲインはその名が示す通り、モチーフは「でっちあげ」だと思われますが、でっちあげとは言わずもがな嘘をさもあった事かの様に仕立てる「虚」言の事です。

そして、そのもじりの名前をなぜ「アゲイン」で区切っているのか。でっちあげを嘘、と解釈するなら{でっち[あげ}いん]、即ち「虚言、再び」とも訳す事ができます。*1嘘を再び? 嘘の世界を再び? 彼の盟友であるウソノワールは、その嘘の世界を作ろうとして訳ですが…果たして?

 

怪盗団ファントム

なんか…前回の記事で書きましたが、ウソノワールが可愛い妖精形態になった事も相まって、冗談抜きでウソノワール中心の仲良しサークルみたいな感が強くなってきました。

実際、第31話でとある事に気が付かなかった部下を叱責したウソノワールが「いや、俺は気が付いていたぜ」と空気を読まずに宣ったゴウエモンに対し「奈落に落としてやろうか!」「奈落は勘弁~」みたいなやり取りをしており、初期のニジー奈落直前の焦り顔は何だったのよ…みたいな展開がありました。

大ボスの席にるるかが座ったものの、幹部たちはウソノワールの独自解釈「大王降臨の七月とは旧暦であり、それならまだ一か月猶予がある」という言葉に付き従い、結局、マコトジュエル探しに精を出していたようです。というより、るるかの事はほぼガン無視でしたね。ゴウエモンが相も変わらず気にかけてくれてはいましたが。

第31話ではファントムに与する者たちは人にも妖精にも忘れ去られた種族として瞳に星を宿すものである、という設定が付加されました。そして、それはくれあも同じです。ただ、幹部たちは妖精と明言されていますし、くれあは(今の段階では)れっきとした人間です。ここら辺は後々深く切り込んできそうではありますね。

ゴウエモンはどうもるるかは可愛い後輩という認識が強いらしく、一回離反した後ですら「困った事があれば頼れ」と言ったり、キュアアルカナとなって正式にファントムを離脱した際に捨て置かれたアルカナシャドウ変身用のペンダントを大切そうに拾い上げて寂しそうな顔をするなど、本当に悪役か? と言う感じで、デッチ・アゲインとは別の意味で別扱い感があります。ただ、彼女のシャドウ変身アイテムを拾ったのは伏線の可能性が高いので、これが何を齎すのかは次回以降に注目しましょう。

 

るるか(とくれあ)について

いやあ…もうはっきり言っていいですか。

ナニコレ? いや、有体に言って酷くない、コレ?

まず、るるかがくれあのマコトジュエルを砕こうとした理由。

これはくれあが予言書のいう所の大王である事を確信したから。そして、この世界を大王の手から守るためなら自分の身を賭してでもくれあを倒し、マコトジュエルを奪った上で砕き、記憶を失ってあくまでもパティシエ・帆羽くれあとして生きてほしかったから、というもの。

予言書を読み解く事によって、大王は瞳に星を宿す者、という事は分かっており、るるかはエクレール変身及びきらめきタイム時の瞳を見た事で、くれあこそが大王である事を確信したそうです。

一見、尤もな理由です。

そして、世界を救う事と親友の記憶を天秤にかけ、それでも涙ながらに世界を救う選択をし、それを遂行するためならシャドウと言う黒い力に自身が蝕まれようとも構わない、という悲壮な決意をする。

まあ、よくある展開ではありますが、これ自体はいいと思います。何より、ここまでのるるかの描き方で、彼女が思いを内に秘めるタイプであろう事は良く表現できていましたしね。

でもさ。

読み違えてるんだよぉぉぉぉ! 予言の内容そのものをさああああッ!

それ自体は別にいいでしょう。人間誰だって間違いはしますから。

しかし、彼女は序盤から「私に失敗はない」と謳い、くれあからも「彼女の推理は完璧で間違いはない」と太鼓判を押され、挙句にウソノワールに「貴方は予言を読み間違えた」とどや顔で言葉嬲りまでしたんですよ。

その当の本人が「世界が嘘で覆われる」の部分を読み違えてどうすんのさッ!!

まあ、これはあくまでも、あんな達の推理が正しかったら、という前提ですがね。

話の流れとしては、第31話。くれあが大王である事を打ち明け、エクリプスシャドウの力でエクレールたちを圧倒していたるるかでしたが、その痛々しいまでの決意にとうとう堪え切れなくなったマシュタンはエクレールに彼女の本来の変身アイテムを託し、エクリプスシャドウを止める事を懇願。その訴えを受けて奮起した三人はアンサーとミスティックが援護しながらきらめきタイムを発動したエクレールが肉薄し、彼女と接触した際に生じた精神世界内でこれからもるるかと一緒に歩みたい旨を告げて、るるか自身も彼女と戦いたくなどなく、共に一歩前に踏み出したいと吐露した事で和解します。

その様子を見てアンサーとミスティックは予言書の本当の内容をこう推理するのです。

ええ…要するに予言書が示した「世界」はこの世界そのものではなく、るるかの「世界」という個人の事象だったという事? そんな個人の事象まで抽象的に予言されたら、そもそも予言書を読み解くこと自体に意味なんてなくなってしまうでしょう。それが自分を名指しで示すように仕向けたとかならともかく、少なくとも、るるかは大王が現れる事によってこの世界そのものが危機に陥る、と勘違いしちゃったんだから。

更に言えば、るるかは第16話において早急に彼女を犯人と決めつけたあんな達を「物事の本質を見れていない」として未熟者呼ばわりしていますし、その前の回でも事件の裏にある真実に目を向ける(一番分かりやすかったのは博物館の宝石が偽物だった事件)&あんな達とはだからこそ別視点を持っている、と言うのが魅力のキャラクターだったのに、このくれあ(及びファントムに与していた)の件については、完全に解釈違いをした挙句の暴走に近い所業をしている。

アンサー&ミスティックが言っていましたが、るるかの行為は正にかつて彼女たちを糾弾した「事の本質を捉えていなかった」事に起因していた。

正直、これではいくらくれあの事を想い闇の力を受け入れようが、心にずっと仕舞っていた苦しい心境を吐露し涙を流そうが「なんじゃそりゃ」と筆者はなってしまいました。

大体、仮に瞳に星を持つものが大王だというならば、候補者だけでもウソノワール、ニジー、アゲセーヌ、ゴウエモンがいたはずですし、仮に「真実の石を抱く」者に三幹部があのビッグジュエル強奪事件の時の状況的に該当していなかったにしても、少なくともウソノワールは候補になり得る。*2

もちろん、エクレールの力は巨大化したウソノワールですら圧倒した訳で、だからこそ彼女こそが大王、と結論付けたのかもしれませんが、何より思うんですよ。

あれだけ長い時間を共に過ごしたくれあの事を、何で信じてあげられなかったのかな? って。

熟考の末ならばそれでもいい。

しかし、予言書の大王と噓の影の意味を精査せず、幾人もの候補がいたであろう星形の瞳を持つ者をくれあと決めつけ、彼女のマコトジュエルを人質に取られていたとはいえ隙を見て奪い返すでもなく無為な行動に終始した。

まあ、次回からは事務所に復帰するようなので、ファントム時代の事も含めて情報開示に注目しましょう。ちょっと意地悪な言い方だけど、今作ってそういう「後出しじゃんけん」が非常に多い気がするので。

ただ、事務所に復帰するという事は下手したら、次回以降しばらくはるるかメインの話が続く可能性があります。くれあがそうであったように。もし、仮にこれを9月丸々使ってやったりしたら…流石に筆者、今作は見捨てるかもしれません。

そこまでやったら、あえて言ってしまいますが、そんなにるるかが大切ならいっそ彼女を主人公で話作れば良かったじゃん、となってしまうので。

 

隠す事で陥っている自縄自縛

まあ、結局のところ、今作は探偵ものという事もあって色々ある設定を隠しに隠す方向性と言うのがあるとは思うのですが、なんか悪い方向に行ってる気がしてならないんですよね。

先回の記事で筆者は「ファントムをるるかが乗っ取ったというなら、以降のファントムの悪事は全て彼女の責」と書きました。

蓋を開けてみれば、ファントムの幹部は誰もるるかに従わないばかりか、ウソノワールが予言の日は旧暦かも、とゴールポストを動かし、るるかは実質的にファントムにいるだけの存在となってしまいました。

ここだけ見れば筆者の早とちりでしょう。ですが

別に座らんでも良かったはずのウソノワールの玉座にわざわざ座って、超絶作画のドアップで冷酷に「キュアエクレールを倒せ」と幹部たちに命令するような場面で幕、みたいな演出をすれば、誤解が生まれるのは当然でしょう。

次の話で妖精形態になったウソノワールがアゲセーヌの膝の上に載ってマコトジュエル奪還を可愛く♡命令する様を玉座からのほほんと「だから大王じゃないって言ってるのに」とぼやきながら見つめるるるか&マシュタンになると誰が想像できたでしょう?

先回のエクレールは誰?企画もいい言い方をすれば迷わせる要素があって面白かったですが、悪い言い方をすれば残り3人のかなりいいキャラクターをくれあのために使い潰した、とも取れますし。まあ、エクレール候補者だった3人はまだまだ役割があるかもしれませんけどね(例えば5人目のプリキュアとか、逆に何らしかの闇につけ込まれて幹部化とか)。

敵方もデッチ・アゲインが何の意図を持っているかもわかりませんし、何よりウソノワール一味の本当の目的も分からない。忘れ去られた種族っていうのも曖昧だし(妖精じゃなかったの!? じゃあ、くれあは?)、ファントムがどういう組織なのかも分からない。

他にも、まふるとみくるの関係性もぼやかしました。特にまふるがみくるの縁者、もっと言ってしまえば存在だけ語られている祖母だった場合、あの微妙顔だけでは不自然な反応甚だしいですし、あんなとみくるがくれあの過去と言う重要な場面に遭遇しているにもかかわらず、あの場から脱出する事ばかり考えて、ある意味一番重要なビッグジュエル爆散のところで脱出を思いつくなど、ちょっとご都合が過ぎます。まあ、他人の過去にずけずけ入り込むのはそれはそれでどうなの? とも思いますが。

るるかがひた隠しにしていたくれあへの事情も結局のところ、彼女自身の予言の読み違えだった訳ですし、あと少しおかしいのが彼女はくれあが大王である事が露見すれば本部から何をされるか分からない、としてこの件を秘密にした訳ですが、まふるがくれあを討伐する命令をするとでも? 本部にはまふると妖精しかいない、と明言されている以上、その命令を下すのはまふるという事になるでしょうし、彼女がそんな非情な存在には描かれてはいなかった。むしろ、だからどうした、なら予言をひっくり返せばいい、ぐらい言いそうな女傑っぽさを筆者は感じましたけどね。

ついでに言えば、くれあの記憶喪失及び彼女をそのままにしておきつつ、自身がファントムに行く決意をしてるるか(&マシュタン)が事務所を去る際、シュシュタンにくれあのことを頼んでいるのですが、なら、シュシュタンはなんでエクレール変身を促したのか? 何故、エクレール復活の際にるるかの考えや彼女が大王である事をあんな達に告げなかったのか?

マコトジュエルの設定もイマイチ分かりづらい。信じる心なのは理解しましたが、何故、それが強い推理力に依る事でプリキュアが生まれるのかが分からないし、第30話ではれいの未来に残る過去の思い出は美しいという言葉(或いは思い)から宿るものが何もない所からマコトジュエルが生成されましたがこれも不可解。生み出したれいもマコトジュエル出現後もけろりとしていましたし(ただその直後あんな達が駆けつけた事でデッチ・アゲインにワープさせられ場面転換したので、その後のれいがどうなったかは不明)。これが何かしらの設定ならいいけど、ただ単に粗くやってしまっただけなら…そこに加えて、それとは対照的な「シャドウの力」という概念まで出てきてしまった。

設定を練り上げた上で話が進行するまで隠匿するのはいい。だけど、そこに拘泥した挙句、齟齬が生じてしまっては、その作り上げた設定そのものが台無しになってしまうでしょう。なんか、前作とは別の粗さを感じます。

正直、この先どうなるのか不安しかないです。

 

ウソノワールが予言書から「年末に全てが無に帰す」という新たな予言を引っ張り出しましたし、デッチ・アゲインはあんな達…というよりはポチタンが集めているマコトジュエルに注目しています。

そして、その翌月の一月は言わずもがな、未来においてあんながタイムスリップをし彼女自身の誕生月でもある。メタ的に言えばこの作品の最終月でもあります。

いよいよ物語が収束に向けて進むはずです。果たして、あんなの運命は? という感じですね。

…いや、期待裏切らんでよ、ホンマ…厳しい事を言うようだけど、るるか絡みは筆者的には正直がっかりさせられたので…

 


次回はマコトジュエルが盗難されるも、何が盗まれたのか分からない、という暗中模索をする話の様ですが、まずはるるかの探偵としての能力が発揮されそうな感じですね。

 

今月のたんプリをかいつまんでナナメからバッサリ

瞳に星を宿す者…いるさ! ここになッ!

 

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*1:もう一つの解釈として[でっちあげ][イン(in)]=虚言を入れる(in)とする事も出来る。というか、こちらの方が自然かも。

*2:ちなみに界隈ではアンサーがはなまるソードを放つ際、一瞬瞳が星型に光っているという事であんなも大王候補である、という推論があるようですね。なかなか面白いと思い動画を確認してみましたが一瞬でちょっと分からなかったな(笑)。ただ、その場合「失われた種族」問題があんなにものしかかる事になるので現状では筆者的には考慮には入れていません。

【アニメ】名探偵プリキュア! 第26話「キュアエクレールの復活!」感想

くれあのシュシュだからシュシュタンとかいう超絶ネーミングに知識の妖精名乗ってもらってもですねえ…( ´艸`)

 

さて、濃密なエクレール月間もいったん終了となったと同時に、作品としても大きな転換期を迎えました。

 

今回はあらすじで話の流れそのものを最期まで書くので、一応、ここから先はネタバレ防止のために一旦区切ります。

 

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【アニメ】名探偵プリキュア! 第25話「キュアエクレールの正体」感想

うん、まあ、とりあえずふらあそはギャンブルとかやらん方がいい( ´艸`)

 

という訳でいちおうネタバレ防止のためにここで区切ります。

ネタバレ上等という方からどうぞ。

↓

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【アニメ】名探偵プリキュア! 「キュアエクレールの正体は誰!?」雑感(第21~24話)

(2026/7/14:隠し追記しました)

(2026/7/13:第24話分・追記しました)

(2026/7/8:第23話分・追記しました)

(2026/7/1:第22話分・追記しました)

 

さて、まさかのエクレール候補者を視聴者にも考察させるという企画がスタートしました。

今作はコナンコラボと言い、初のレギュラープリキュアに敵側に与しているアルカナシャドウを配置したり、挑戦的な試みがありますが、正直、こう仕掛けてくるとは思いませんでした。

以前の記事で、筆者は「エクレール候補者にある程度共通性を持たせて迷わせに来ている」と書きましたが、やはり最初から意図的に組んではいた訳ですね。

 

当記事はこの期間が終わるまで、毎週追記して行く形で更新しようかと思います。変則的ですが、よろしくお願いいたします。

 

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【アニメ】名探偵プリキュア! まとめ雑感〖6月前半号〗

そっか…湘南色の急行車両か。調べてみたら2003年ぐらいまで動いていたのね。

本当にこの辺りの時代考証すごいな…

 

さて、緊急事態が発生しました。

言わずもがな、来週から始まるキュアエクレール集中回の予告です。

少し悩んだのですが、ここは月ごとの記事更新をいったん中断してイレギュラーモードで6月前半(第19話・20話)で一つの記事を作成する事にしました。

 

furafuraasobinin.hatenablog.com

次回からはエクレール集中回で一つの記事にする予定です。

 

とは言う物の、6月前半の2回って、完全な息抜き回というか、主人公たちを特別に掘り下げた訳ではないし、急激なステップアップもなかったし、アルカナシャドウも未登場でした。

と言うより、前回のコナンコラボ回も含めて、完全にメインには関わらないオマケシナリオだったんですよね(もちろん、現段階での、という枕詞は必要だが)。アルカナシャドウが出てこなかったのも、裏を返せばこの期間中、何らかの暗躍をしているのかも? という見方も出来ますしね。

 

第19話「迷宮トレインにご招待!?」

修学旅行に行く事になったあんな達が、これを楽しみにしていた同級生のゆみが作成した旅の栞に宿ったマコトジュエルを巡ってゴウエモンと知力勝負をする…という内容。

 

前回の記事の最後でも書きましたが、ゴウエモンの空間を操る能力はよくよく考えればかなりヤバいんですよね。彼は知力勝負に正解を出せばプリキュア達を先に進むことを許していますが、本気でマコトジュエル奪還だけを優先するなら、彼女たちを閉じ込めて自身は引き上げるだけで任務達成です。そういう所も含めて、ゴウエモンは憎めないところがあるし、そもそもファントムでの活動に本気なのかちょっと疑問符が付く存在なんですよね。モチーフも一番義賊の側面が強いキャラですし。

内容的には、正直言うと先回の学校迷宮回の焼き直しに近く、ゴウエモンが修学旅行での団体専用列車を迷宮化、仕掛ける謎解きを二人が推理しながら先に進むというもの。

謎解きパートは、食堂車の謎(隠されたタコ料理を吸盤を利用して蓋つきお皿の蓋の裏側に張り付かせた。しかも、それを持ってきた給仕の動機が不明)はちょっと無理あるように感じられましたし、逆にその次の懐中時計消失の推理(容疑者三人のうち、外が雨にもかかわらずカーテンを閉めた人物が犯人。しかも、雨天なのに、という不自然さと同時に自分を映す鏡の役割を窓がなる事を嫌った)はお見事と感じました。

ただ、それ以上に、この回はあんなのジェネレーションギャップが結構前面に押し出されていましたね。上でも書いた団体専用列車が湘南色を急行(165系?)を意識していたり(これは同じく鉄道での修学旅行を描いたトロプリがななつ星モチーフだったのとは対照的)、最初のゴウエモンの謎の切符へのパンチをあんなが知らない(一方、みくるは自動改札を知っていたが、Suica系に言及していない)のもそう。

食堂車についてもみくるはオリエント急行を引き合いに出して憧れを出していた一方、あんなはきょとん顔、最後の場面ではゆみが使うカメラがどう見ても写ルンですモチーフ、と。

戦闘シーンは電車の屋根でのものになりましたが(ちなみに創作物ではよくあるシーンだが、電車の屋根の上は感電の危険が高く非常に危険)敵も味方もアンバランスな足場で戦う事を余儀なくされ、キュアミスティックはおろか、ゴウエモンも転落寸前までいった挙句、トンネルでハンニンダーだけ激突して脱落、しかしトンネルを抜けたところで帰巣本能の如く飛んで戻ってきたハンニンダーとゴウエモンが感動の再会をしている所に浄化技という、なかなかギャグっぽい内容になっていました。もう、ゴウエモン、コミックリリーフ化はほぼ確実路線ですね、これ。

そう言えば、無事ゴウエモンを撃退、旅の栞を取り返した後は修学旅行の様子がダイジェストで流れましたが、モデルの場所は何処だったんでしょうかね?

天守閣の立派なお城と温泉から小田原・箱根? と最初は思いましたが、まことみらい市は横浜モデルですから、距離的には修学旅行と言うよりは遠足レベル。

天守閣の形を検索サイトの画像検索を駆使して調べてみましたが、窓と屋根の形から犬山城に似ています*1ね。という事は、城=犬山城、屋形船=長良川の鵜飼い(鵜は見えなかったが)、温泉&ホテルバイキング=下呂温泉*2、ですかね。

岐阜…岐阜かあ~。チョイス、渋くないですかね!? まことみらい学園!?

 

第20話「とある島の伝説」

慈英島という島の村長から「島がなくなってしまう伝承があり、その言い伝え通りの現象が次々起こっている。解決してほしい」という依頼を受けたあんな達はフェリーで島に向かうが…という出だしでした。

 

まずは、それって探偵に依頼する事ですかね? とは思いましたが( ´艸`)、村長は相当慌てふためいており、まずは事件の現場に急行するのですが…

途中、村長の孫娘である姉妹の登場を挟みつつ、次々と起こる怪現象…のはずなんですが、どうも要領を得ないというか、狂言回しじみている。

あんな達、特にみくるが、この伝承って解釈次第でどうとでも取れるよね、となったところで百年を生きる亀がいる、という池を発見。プリキットの力を使ってその池に生息している亀と会話したところ、この島はかつてまんじゅう島と呼ばれていたが、別に島そのものがなくなったなどという事はないし、100年前に改名したはず、という言質を得ます。

…これ、先回のエリザ回の時も思いましたが、プリキットの動物会話能力ってちょっと便利すぎますね。わんプリでも動物コンタクトが取れるユキに情報が色々入ってくるというアドバンテージが描かれましたが、これだけでも事件解決の際に物凄い優位に働いているんですよね。敵は未来自由の書で標的を特定するというこれまたずるをしているので均衡が保たれているだけで。*3

さて、この伝承は妖精が絡んでいるという事で、途中プリキットの通話機能でジェット先輩にそんな妖精(まんじゅう好き)がいるかを問い質すのですが、当然心当たりはなく…となったところで通話を切った後で彼はある事を思い出します。それと同時に、孫娘のために蔵に隠してあったまんじゅうが消えてしまったという事件が発生、更に村長が錯乱する…と言うものだったのですが。

まあ、この話は謎解きとしてはかなり簡単な部類でしたね。

100年前の伝承、妖精絡み、島が消えたというのは名前が変わった事の比喩では? という疑問、そもそも島の名前、妖精が行ったという悪戯もその気になれば人間でもやる事が可能、極めつけが蔵の空気抜き用の穴は小さな子供なら通り抜けられる大きさ。

犯人は村長の孫娘(姉)。

壊れた時計の伏線もあって、あんなとみくるもまんじゅうが消えた段階で犯人の特定は済ませており、蔵の中に入ってのルーペでの探査は証拠固めになっていました。流石にヒント多過ぎぃ。

ただ、犯人の動機が妹の壊れた時計を修理するために、伝承の一節に「壊れた時計が直る」を見た姉が、それに準えた行動をする、というかわいいものだったのは実にプリキュアらしい。この後の壊れた時計のマコトジュエルを狙ったニジーのハンニンダーを撃退する際に妹思いの姉の心を踏みにじっている点で奮起していますしね。

勿論最後のオチで、この伝承の妖精はジェット先輩である事が発覚。彼はあんな達からの電話の後、その事に気が付き発明品の小型高速艇で駆けつけてきたのですが、要するに、100年前(彼は200歳を超えている!)に遭難した際にこの島に漂着しお礼も兼ねて色々世話を焼いていたら、すごく感謝されて彼にちなんだ島の改名にまで及んだ、というものでした。

って言うかさ、そもそも村長早とちりし過ぎな上に、島中に迷惑かけた挙句*4、犯人が孫だと分かると妹思いな姉をいい子いい子したりするという…

とりあえず、次の村長選挙では村民は彼を落とした方がいい( ´艸`)

 

まあ、2回分まとめてみると、全体的に息抜き回だったと思います。次回からはエクレール絡みという事もあって、シリアス方向に話が行きそうですしね。謎解き要素もガッツリ入れてくるでしょう。

あくまでもこれは筆者の私見*5ですが、アルカナシャドウを出さなかった事も含めて、少し格が下がったあんな&みくるの名誉回復期間だった*6のかな、と。割と楽勝で事件解決していますし、当然、ジェットが長生きで少なくとも人生に於いての先輩であるというオマケも添えて、ね。

 

さて、次回からはいよいよエクレール集中回。

個人的には、この予告にアルカナシャドウの瞳に写った水色の蝶のシーンが挟まっていたので、やはりエクレールは覚醒済み(先輩格)だと思います。

同時に、やっぱり、筆者の考えはまだ変わってなくて、まずはエリザとれいは除外対象かな、とは思っています。それについては

furafuraasobinin.hatenablog.com

を参考にして下さい。ついでに言うと、ここまで派手に謎解きという形でぶち上げちゃうと、「4人合体で~」みたいなちょっとファンタジーっぽい流れもどっちらけになってしまう気がします。あと、本編でエクレールのエの字も出ていないのに、この企画やっちゃうのはちょっとな、とも。

面白い企画だけど、自分たちでハードル上げちゃってない?

というのが率直な感想ですね。

 

エクレール集中回を一括りとしてまずは記事を作成、次回のエリザ回から1話ごとに記事を追記・更新する形で行こうかと思いますので、よろしくお願いいたします。

 

ここまでのたんプリをかいつまんでナナメからバッサリ

プリッキュア☆

もちもちほっぺ大作戦!?

 

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*1:彦根城も似ていたが、二段目の屋根が三角形なので、犬山城の方がより近い。

*2:完全余談だが、この記事作成ついでに下呂温泉の事も調べてみたが、今は噴泉池が足湯専用になっている事実を知って、なんか日本ってどんどんつまんなくなっていってるんだな、ってこんな所でも少しモヤっとした気分になった。

*3:ただ、この動物会話、動物側があまりに「人間的」な会話が出来るのは問題だと思う。今回の話も、亀にそもそも人間基準の「年数」とか「島の名前」みたいな概念はないだろう。笑い話だが、とあるTRPGでドラゴンにドラゴン語で「貴方が見た人間は背丈に差はなかったか? 我々が探しているのはノッポとチビなんだが」と魔法使いが問いかけたら「どっちも小さかった!」と返されたという話がある。要するに「ドラゴンの視点から見れば」そうなる、ドラゴンに人間的な視点はない、という事なのだが、本来はこれぐらい使いにくい能力にするべきなんだよなあ。まあ、プリキュアにそこまでを求めるのも何か違うと思うが。

*4:実際、島の収入源と思われるまんじゅうの生産をストップさせた。

*5:こういうエクスキューズをあえて出すのは、先回のアルカナシャドウの二人は未熟発言を界隈はあんまり気にしていない様子だったのでね。筆者的にはあの演出はかなり問題あったと思うんだけど、るるかちゃんカワイイ、僕も蹴られたい( ´艸`)みたいな意見で溢れていたので。

*6:先回のアルカナシャドウ未熟発言及びコナン回の直後だけに。コナン回は正直あの二人だけでは解決できなかった。

【アニメ】名探偵プリキュア! まとめ雑感〖5月号〗(追記あり)

二人でボールを蹴れば威力倍増とかいう概念を持ち込んだキャプつばの罪は重い( ´艸`)

 

さて、5月は筆者的にはキュアエクレールの候補者に焦点を当てつつ、物語の根幹に先鞭をつけていった月かな、と感じました。

最終週だった第18話はまさかのコラボ回だった訳ですが、物語的にはおまけエピソードみたいな話に終始しており、実質四回で全体シナリオを進行させた感じです。ただ、後述しますが、ちょっと息切れ感出てきたかな、とも。

 

キュアエクレールの候補者

今の段階で4人が主な候補に挙がっていますね。先回登場した家入しるくを除いて、帆羽くれあ、来栖エリザ、金田れい、この3人は今月で実質単独エピソードがありました。

で、あくまでも今の段階で、なんですが、筆者的には今月は「候補者を外しに来た」期間だったのかな、とも感じたのですね。具体的には、エリザとれいは外れたかな、と。くれあ&しるくのどちらか、というのが見立てです。

と、なんで、こんな歯切れの悪い表現を使うかと言うと「でも、そうは言い切れない」という要素があるからです。

というのも、これはあくまでも「キュアエクレールがすでに覚醒者として存在している事が前提の話」だからです。

その場合、まことみらい学園理事長の孫という立場で出自が明らかなれいと、戦闘に入った際、かなり焦った態度を見せた&ジェット先輩の避難誘導に従ったエリザは候補から外れたかな、と。もし覚醒者なら演技が過ぎるし、二人ともるるかと鉢合わせしています。後述しますが、るるかとキュアエクレールは関係性を匂わされているのでお互い初対面みたいな演出はおかしい。更に言えば、しるくとくれあはるるかとは顔合わせしていない。

なのですが、上でも書いた様に、これはキュアエクレールが既に(先輩格として)存在している、というのが前提で、これ自体も憶測に過ぎません。確かに視聴者的にはキュアエクレールというプリキュアがいること自体は分かってはいますが、彼女(及びパートナー妖精とされるシュシュタン)の姿はおろか、名前すらも作中一度も登場していないんですから。

単に、先回のウソノワールと今月の第15話でのアルカナシャドウの回想シーンで、マコトジュエルの大元(便宜上、以降ビッグジュエルと呼称)を手に入れようとしたウソノワールを何者かが阻止したシーンで「水色の蝶が飛び込んできた」という演出がされただけ。そして、水色がキュアエクレールのパーソナルカラーである事は判明しているから、ですね。

逆に、もしエクレールが新たに覚醒する、という前提なら全員候補者のままです。


れいはポチタンの事を知ってしまいましたし、エリザは自身が執筆したヒット作に探偵ものがある上、高いプロファイリング能力を見せています。何より、るるかとの初対面やハンニンダー出現時に慌てていたとしても関係ない。ただ、候補者から外れていない(と筆者的には思っている)しるくの「決めつけちゃダメ」や、第17話の一種のホームシック状態になっていたあんなへのカウンセリングを行ったくれあ、どちらも先輩ムーブはしているんだよなあ…

先月の記事でも書きましたが、全員どこかしらにエクレールを想起させる要素(名前やデザイン)があり、本当に迷わせに来ています。

あと、界隈で冗談めかして4人が合体してエクレールになると言われる事がありますが、じつは筆者、なくはないんじゃないかな、と思っているんですよね。

もちろん、直接的にそうなるとは思えませんけど、例のウソノワールがビッグジュエル奪取を阻止された場面、水色の蝶が迫った直後にビッグジュエルが砕け散ってるんですよね。そして、その欠片がまことみらい市内中にバラ撒かれ今のファントムvsプリキュアのマコトジュエル争奪戦になっている訳ですが、あの場面でエクレールが巻き込まれ砕け散っており(…それはそれでスプラッタだけど…)、なおかつ4人がその欠片を持っていてそれが再び合わさると…という可能性は考えています。そこからどうやって彼女が復活(もしくは覚醒)するのかまでは分かりませんけどね。

今作はとにかくそういう複雑な謎かけや設定がありそうなのが、また、ね…

 

森亜るるか=キュアアルカナシャドウについて

キュアット探偵事務所に問い合わせた事により、大まかな正体は判明しました。

あんなやみくるとは二歳年上であり、本部では天才探偵として名を馳せていたようです。まことみらい市に着任するものの、ある日を境に消息不明、以降のデータはない、と言った所でした。二人に初めてフルネームが明かされたのもここが初めてでした。

どうやら、何かの目的のために動いているのは間違いなく、なおかつ、ウソノワールのビッグジュエル奪取の時、それを阻止しようとしていたのでは? という回想シーンが挿入されました。

そして、その直前、彼女の瞳には水色の蝶、更にその様子を記念撮影しようとしていたアゲセーヌが紛失したポラロイドカメラの写真にも蝶が写っており、もしこの“水色の蝶”がキュアエクレールを表しているのだとしたら、るるかはこのために動いている可能性がある。

また、アンサーとミスティックに対しては「この事件の真相に辿り着くには力が足りない」「探偵では解決できない謎もある」「自分は嘘で覆われていない。あくまでも自分の意志でファントムにいる」とも語り、彼女の力になりたい、と訴えたアンサーには「探偵は依頼で動くもの」だと諭しています。

特に最後の台詞は意味深で、筆者は「私は誰かの依頼で動いている」「今の自分は怪盗だから誰かの依頼で動いている訳ではない」どちらとも取れるなあ、と感じました。

なんにせよ一つ言えることは、彼女は何かの思惑があってファントムに所属しているし、少なくとも、このマコトジュエル、延いてはビッグジュエルの謎により深く切り込んでいるし、今の段階ではアンサーたちより格上と描いている、という事です。

…なんですが、第16話、それを見せたいがために拙いシナリオ展開が出てきてしまいました。

この話では自身の執筆の参考にエリザが探偵事務所に体験入所する形で、あんな達と少年の依頼である迷子になった子猫を探す、という内容だったのですが、正直、エリザのプロファイリングによる猫の位置の特定も大雑把だった(しかもそれが結局のところ正解だった)ですし、少年が配っていたチラシを見ただけでるるかが猫探しに先んじてたのも意味不明。マコトジュエルの欠片が宿った子猫の首輪をアゲセーヌが偶然見つけていたのも粗い。猫探しも最初からプリキットグミでの動物会話で解決だったのに、エリザに慮ったのかと思いきや、目の前でグミ食べ始めるし(彼女は「なり切っている」と好意的に見てくれたが)。

で、ここからが本題なのですが、るるかを首輪を盗んだ犯人だと決めつけ、問答無用での変身から彼女に襲い掛かるアンサーとミスティックというのは粗すぎる、という言葉では片付けられません。確かに、るるかがファントムに与している以上、疑いたくなる気持ちは分かりますが、首輪は子猫最初発見時に既になかった(だからこそ、最初は該当の子猫ではないと勘違いした)のですし、るるかは「首輪をどこにやったのか?」という問いに明確に答えていない。それでも二人が彼女を完全敵視して割り切っているならともかく、前回で彼女の善性を信じて「力になれるならなりたい」と訴えたのは他でもないアンサー本人。それともアルカナシャドウのあの一言(「私は自分の意志で~」)で考え方変えたの?

もう、はっきり言うとるるか=アルカナシャドウに

この台詞を言わせるために拙速にしたようにしか見えないんですよね。これがトロプリのあすかみたいな直情型ならともかく、あんなもみくるもそれなりに思慮深いタイプなんですから、こういうのを結果ありきで崩しちゃダメでしょ。流石に主人公を下げてまで、人気爆発中で実際製作者側も意図的に人気キャラに押し上げようとしている(と思われる)るるかの格を上げる様なシナリオ展開は危機感を抱きました。この回は個人的にはすごいネガティブ回。

そして、前作でも危惧した「見せたい場面を強調するために他を疎かにする」が最悪の形で出てしまった、とも感じています。正直、アルカナシャドウ関連は個人的にちょっと暗雲が垂れ込めてきたな、と。前回の記事でも書きましたが、冗談抜きで主人公の二人を食わなければいいのですが…特に今作の場合は仮に本当にその現象が起こってしまった場合、偶然の産物ではなく意図的に行った事になってしまう訳で(少なくとも筆者はそう感じると思われる)。

 

コナンコラボ回について

オマケシナリオとしては全然ありだと思いました。

推理内容も十重二十重に伏線を張っていましたし(ただ、盗難目標のガラスの靴を混乱目的で大量の偽物をバラ撒いて攪乱させた上で盗み出す、というのはトロプリでも似た手法が使われてはいましたね)、盗んだ靴がどこに隠されているかを推理する場面

ではおおまかな知見(サラダ油等を使用するとガラス越しに物が見えなくなることがある)はあってもそれを完全立証するほどの知識がないみくるを、コナンがフォローする(屈折率の詳細と、一定の薬品を使う事でガラス越しに物体が見えなくなる透明液体を作れる知識)形で、コナンの格は落とさず、なおかつ二人がまだ推理能力に於いては未熟である事を表現しているのは見事でした。ただ、眠りのあんなになったのは腹抱えてワロタ。

と言うより、第16話でるるかが「未熟」と断じた以上、流石にこの二人をコナンと同格にするのは無理がありますしね。だからこそ、るるかはこの回には出られなかったとも言えます。ここで、るるかが出てしまうとコナンの出番がなくなるorるるかの格が下がってしまう事になりかねないので。

本当にメインシナリオからは外れたオマケシナリオでしたが、唯一設定として明かされまた意外だったのは、警察をはじめファントムの存在が世間一般では知れ渡っているという点でした。そして、その解決をしているキュアット探偵事務所のメンツが一定の信頼を得ている事ぐらいだったでしょうか。

コナンを明確に1999年の世界観に合わせていたのも良かった。あんなが眠りの小五郎の高名さを知らないでキョトンとした顔していたのも細かい事だけど設定をちゃんと守っていますし。

あとは蘭の空手、おっちゃんの調子のいい性格、中間アイキャッチの扉音、麻酔銃による影武者謎解き、イッケー!、最後の決め台詞、と一通りコラボで見たいものは詰まっていたと思いますし上出来だと思います。ちょっと犯人役だったニジーは可哀そうだったかも( ´艸`)

土曜日(6/6)にはコナンの放送にキュアアンサーがコラボ出演するそうですが…うーん、その時間はスポンジボブという狂気を見てゲラゲラ笑いながら晩酌するのが習慣になっているので、どうすっかなー(´;ω;`)

 

2026/6/6追記

コナンの方のプリキュアコラボ回見ました。

一言で言うと「してやられたな」と言う感じです!

序盤にコナンに「プリキュアはファンタジーである」(あゆみちゃんがTVで放映されているプリキュアに憧れているのをコナンが心中で創作物であるとバカにしているシーンがある)としながら、最近世間を騒がしている窃盗団がそのプリキュアに扮して盗みを働こうとしているのを変装が得意な怪盗キッドが阻止する。

つまり、コナンとプリキュアは相容れない世界、ただでさえプリキュアサイドではコナンは1999年に実在した、という設定にしておきながら、こちらでは最後の場面であんならしき人物が空を飛翔するキッドを見出す、という、ある意味メタと言うか、抒情的な終わり方をする。

だって、仮にあのあんなが2026(or2027)の現在に戻ってきた彼女なら、みくるが一切出てこなかったメッセージ性にもなるし、さりとて、2026年当所にキッドも含めたコナンたちは年齢を重ねているはずイコール=あり得ない世界観=あくまでもパラレルと言うかあくまでも一つの可能性に示唆に過ぎない、という…いうなればプリキュアサイドにも慮った内容に『結果的』になっているんですから。

申し分ないと思います。

プリキュアサイドは割と「直球的」な内容にしたのに対し、コナンサイドは「匂わせを残しつつあくまでもメタ的な内容にした、リアル重視の作風(ここで阿笠博士の発明品云々はあくまでも置いておく。ここでは冒頭のコナンの台詞「魔法(みたいな力)で事件が解決できれば苦労はしねーよ」に掛けている)は崩さずに」といったところでしょうか。本当に上手くやったと感じました。

 

蝶の演出について

最後に少しだけ。やたらと蝶の演出があるのは気になります。

先回のアルカナシャドウが教えてくれた事務所の建付けの悪い戸の直し方を実践したあんなが戸を開けた直後、アゲハ蝶が目の前を横切りましたし、上記しましたが、ビッグジュエル破砕時にはウソノワール、アルカナシャドウの瞳に水色の蝶、あんな達が地道な調査で探し当てたポラロイドカメラの感光した紙にも水色の蝶。更には、ビッグジュエル破砕事件があった湖の公園は蝶の名所…

今の段階で「謎」多き部分にやたらと蝶が絡んでいる。アルカナシャドウのデザインは見方によってはアゲハ蝶モチーフに見えなくもありませんしね。

で、この蝶の演出。やっぱりどうしても考えてしまうのが「胡蝶の夢」とか「バタフライエフェクト」ですよね。それの暗喩なのではないか、と。

特に、バタフライエフェクト。

まさかとは思うのですが、この世界そのものがバタフライエフェクト(些細な切欠が後の未来に大きく影響を与え、見通せなくなってしまう事象)を象徴しているのでは? という推測が出来るのですが、確かにそうであればあんなの母親=みくる? 問題も説明できる(そもそも世界観そのものが変わってしまった)。

また、場合によっては、その事を承知した上でアルカナシャドウはビッグジュエル回収を目的にしているとか? 歪んだ世界を元に戻そうとしている、とか。

そして、要するにあんなのタイムリープこそがその発端である、と。ならなぜポチタンはそんな事をした? となる訳ですが、そこを解明するためにポチタンを元の状態に戻す、というのがメインストリームだというなら上手いと感じます。

正直全然先は読めませんが、今作はかなり複雑なシナリオになりそうだなー、というのが現段階での感想です。

 

来週は修学旅行に向かう貸切専用列車をゴウエモンが迷宮化、その中で事件が起こる、と言うものらしいですが…

先回の学校迷宮化といい、この次元を歪めて一定の範囲を自分の意のままの空間にするというのはゴウエモン独自の能力みたいですね。

いや、軽く言っちゃってるけど、かなりのトンデモ能力じゃねえか、コレ!?

ただ、次回予告の場面ではあんなとみくると一緒にゴウエモンまでびっくりしているシーンがあるんだよなあ…何やらかす気なんだ? ゴウエモン…

 

今月のたんプリをかいつまんでナナメからバッサリ

アゲセーヌが使っていたカメラ、写ルンですとはフォルム違うし架空かなと思って調べてみたら

まずはここに辿り着き…

うわお! さらに調べてみたらモロこれじゃん! しかも発売1998年…こういう所のこだわりスゲーな、スタッフ…

 

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(2026/6/6)

名探偵コナンのプリキュアコラボ回について若干追記しました。

 

 

【アニメ】名探偵プリキュア! まとめ雑感〖4月号〗

ほほう…? よりにもよって、青狸を敵に回すような発言、少々、おいたが過ぎるのではなくて?

 

さて、今月は一気に話が動きましたね。

アルカナシャドウ出陣に、ウソノワール襲来。これでようやく1クール終了だって言うんですから、濃ゆい濃ゆい。

 

まずはプリキュアサイドの動向について

今回は敵の動きがとにかく濃かったので、まずはこちらから。

ウソノワールがマコトジュエルを集めている目的を聞かされた二人は、改めてマコトジュエルをファントムに渡す訳にはいかない、と決意を新たにしましたが、やること自体はマコトジュエル回収で変化はしていません。

推理パートも変わらず冴えを見せてはいますが、とうとう彼女たちの先輩である事が判明したるるか=キュアアルカナシャドウには、第11話の守るべき宝石が実は偽物だったという「物事の本質を見極めることが出来ていない」事を指摘されたり、戦闘能力も単調で粗削りであると言われたり、まだまだ未熟である事を痛感させられる結果にもなりました。

尤も、彼女たちの方も、実質敗北を喫した第11話以降、彼女の事情を調べてみようとしたり、あまり敵愾心があるようにも見えないんですよね。これはアルカナシャドウ側も同じで、第11話で対峙した際にもアンサー・ミスティックをあしらう様な戦い方をしましたし、必殺技のアルカナスターレインもわざと外して打ったように見えました。何より、第12話では去り際にかつて自分の事務所であった二階の建付けの悪い窓の開け方をキュアアンサーに教えるなど、内心では自分の事務所を継ぐことを認める様な態度を取ています。

少し気になったのは、あんなが頑なに「嘘を認めない」事。

確かに嘘は良くない事ですが、アルカナシャドウの第11話「例え偽物でも思いが宿る事がある。それは偽物と言えるのか?」という問いかけや、第12話での「私の言葉で意味がなくなった物に意味を与えた以上、私がそれをどう扱おうが(盗もうが)問題ない」という嘯きにも、真っ向から否定をしています。

そんな彼女を見て、アルカナシャドウは「貴方たちではウソノワールには絶対勝てない」と言ったのも意味深というか…ただ、第13話にてウソノワールの「嘘で覆う」攻撃をも彼女は跳ねのけているので、その「嘘を否定する力」は本物なのでしょう。

だけど、筆者は思うんですよ。アルカナシャドウも指摘している通り、世の中には優しい嘘っていうのも存在しているんじゃないかな、って。

確かにウソノワールの様にそれを悪用しようとするのは論外でしょうが、そこをも否定しきってしまうのは、良い言い方をすれば貫き通す意志力だと思いますが、悪い言い方をすれば己の正義以外は認めない頑固さとも言えます。

でも、だからこそ思うんですよね。この作品の最終盤、あんなはあえて最後に優しい嘘を吐くんじゃないかな、って。あくまでも成長の証として。それが誰を何を対象にするかまでは分かりませんけどね…

 

敵側の事情について

とうとうその姿を現したキュアアルカナシャドウですが、彼女はキュアット探偵事務所まことみらい支部の元々の管理人であり、あんな・みくる達の先輩である事が明かされました。

上でも少し触れましたが、二人と敵対はしていますが実力的には上という事もあって本気で倒しにかかっている様には見えませんし、事務所自体は彼女たちに託している様な言動も垣間見えました。しかし、第13話ではウソノワールと彼女たちが邂逅する事がかなり都合が悪いらしく本気で倒しに行きましたが、その甲斐空しくこのバッチングが成立した際にはウソノワールのとどめの攻撃を邪魔して彼女たちを庇いまでしています。

第11話では盗む対象だった博物館展示の宝石、どころか展示物全てが実は盗難を恐れての偽物であったことを世に知らしめることになり館長が糾弾される結果になったり、第12話で恋の成就を願ったミサンガが失恋と同時に切れた女の子がそれを捨てようとした際に、神妙な表情でそれを捨てれば今までの自分の思いを否定してしまう事になる、と言ったり、怪盗団に所属していながら、結局のところはいい方向に話を持っていこうとしていますし、何より、マコトジュエル奪還まで成功はしていない、しかもその上で「自分は絶対失敗はしない」とまでゴウエモンに対して宣いまでしました。

何か事情があってファントム陣営にいる事はほぼ確実ですが、それには後述する未来自由(ミラージュ)の書が深く関係していそうです。

変身シーンは流石の気合の入れようですね。実力も推理力も申し分ありませんし、どうにも直感に頼りがち&素直な面があるあんなとは一線を画し、物事の本質から調査をするという先輩らしさを披露しました(その辺りはみくるの領分にした方がいいと思うんだけどね…)。

個人的には第11~12話の電波ジャック(スポンサー読み上げなどがアルカナシャドウに変化した)もそうですし、気合入りまくりの変身シーンに、あまりにもキャッチーなデザイン…偶然の産物ではなく人気キャラにするべくしている、という感じで流石に鼻につき始めました。もちろん人気キャラを意図的に出すこと自体は否定しませんが、それで主人公二人を食いかねないのはちょっと、ね。実際、かなりの事情持ちである事も含めて食いかけている。これ、もう一つの、別サイドの主人公でしょ、実質。まだ先を見てみないと分からんけど…最後まで視聴が終わった時「これはダブル主人公としてハナからシナリオ組んだ方が良かったのでは?」とならなければ良いのですが…

 

そして、他の三幹部もちょっと怪しくなってきた、というか、これ、根っからの悪人か分からなくなってきましたね。

第13話ではウソノワールが自ら出陣し、プリキュア達と対峙する、という内容だったのですが、これをアゲセーヌとニジーが必死に止めようとしていましたし、るるかも「今は都合が悪い」と言っています。ゴウエモンはあまり慌てた風ではなく、ウソノワールとプリキュア達が戦闘に入った際には「ついに本気を出す」と嬉々として戦いぶりを見ようとするなど、ちょっと立ち位置が違うのかな? とは思わせましたが…何より、ニジーはウソノワールが動いたことに対して「このままでは世界を嘘で覆う前に壊されてしまう」と焦ってすらいます。

また、マコトジュエルの由来を知らないプリキュア達を小馬鹿にするような言動もしていた事から、少なくともマコトジュエルに対する知見は彼彼女らの方がありそうです。

後述するウソノワールの能力を考慮すると、幹部たちが洗脳までされていないまでも、何かしらの強制力で従わされている可能性も浮上しました。が、どうもそういう事ではなく、どちらかというと、ウソノワールとは別の思惑で動いている可能性が高いと筆者は感じました。

それを強く感じたのが第13話終盤。ウソノワールが圧倒的優位でプリキュアにとどめを刺そうとした際に、アルカナシャドウがそれを止め、書を預けられていたニジーが「今は彼女たちを見逃せ」という新たな予言が出た、と言ってウソノワールを止めました。彼はそれを読み撤退、事なきを得たのですが、これってニジーとアルカナシャドウが共謀して書に書き加えたんじゃないかな、と感じたんです。だって、あまりに都合がいいというか、タイミング良すぎなんですもん。

ただ、これまた後述になるのですが、未来自由の書の仕様上、これは無理ある仮説でもあるんですよねえ…この考え方に至ったのは、三幹部が元は妖精という設定と、アルカナシャドウもマシュタンという妖精が絡んでいるからです。

ジェット先輩も三幹部を裏切者扱いしていましたし、当初はプリキュアという事でアルカナシャドウは他の幹部とは一線を画しているのかと思いきや…ちょっと分からなくなって来ましたね。妖精として何かしらの使命を帯びているのかもしれない。そして、それはアルカナシャドウも同じであるとしたら…なかなか面白い。

 

思ったよりヤバイのが出てきたな。どうすんだこれ

第13話にて早くも姿を現したウソノワール様。身体能力もプリキュア達を寄せ付けないほど強く、今の段階では全く勝ち筋がない、久々の強敵として描かれました。

何よりやばいのが「対象を嘘で覆う事で自らの意のままに操る」能力です。

実際、盲目と言っても過言ではないラブラブカップルを一言の元に仲違いさせたり、キュアアンサーを屈服させたり(直後に精神力で破られたが)、汎用性が高い支配能力という正にラスボスに相応しいものでした。

キュアアンサーが一時完全に操られた事から洗脳系と見られがちですが、個人的には「言霊使い」というのが印象です。創作でよくある「空想具現化」の言霊版みたいな。

上記したようにキュアアンサーには精神力で破られましたし、彼の目的はマコトジュエルの力を使って世界を嘘で覆う事ですから、今の段階で完全万能という訳ではないのでしょう。それにしては厄介すぎますが…

さて、そんな、彼の最終目的ですが「マコトジュエルの力を使い世界を嘘で覆い、自分の思うままの世界を作り上げる」事だそうです。

…ん? 言っちゃ悪いですが、言葉尻だけ捉えるならまるで三流悪役の小物感丸出しです。

なのですが、能力に比してこの発言…これまた嘯いているようにしか思えない。つまり、それをしないとこの世界は大変な事になってしまう、と言ってるようにも聞こえます。実際、未来自由の書にはあの当時世間を騒がした恐怖の大王(モチーフ)の記述があるようですし、彼自身もマコトジュエルを使って自分の嘘を永遠にする、自分の嘘を真実に変える、と言っています。単なる欲望からの発言とはちょっと考えにくい。

そして、イレギュラーであるアンサーとミスティックは排除するとも。見逃した件も含めて、とにかく未来自由の書優先なのも気になる要素です。まるで自分の意志ではないかのような…

迷わせに来ているシナリオ展開は探偵の名を冠するに相応しい作品ですが、これ、恐怖の大王降臨の7月には大きな転換点がまずはありそうですよね。そして、1月の最終盤にどう収束させるのか…面白くなってきた! というのが筆者の感想です。

 

未来自由(ミラージュ)の書とマコトジュエル

ウソノワールが常に携えている書物ですが、これはマシュタンの一族に伝わる予言書のようなもので、ウソノワールにしか読めない(上でニジーorアルカナシャドウ(もしくはマシュタン)が咄嗟に書き込んだのではないか、というのを無理仕様と書いたのはこれが理由)そうです。

マシュタンの口ぶりからすると、彼がこの書を唯一読めるが故にファントムの幹部たちは付き従っている。ウソノワールもこの書に書いてある事にはすべて従うという一種のルール付けのようなものを持っています。

上記したような自分の嘘を真実にするという絶対的な能力もこの書から得ている様であり、だからこそ、この書にその存在を記されていなかったキュアアンサーは抵抗できた可能性があります。

さて、この書の目玉というか注目点は、やはり

このくだりかと思うのですが、これに対してあんな達は闇の大王(恐怖の大王)はウソノワールであるとして、何としてでも阻止する決意を新たにしていますが、果たして事はそう単純なのか…彼が、この予言に対して何かを画策しているのだとしたら、そして、それが故にマコトジュエルのさらなる大きな力を欲しているのだとしたら?

 

そして、マコトジュエル。

これは元々人々の願いで出来た大きな結晶体であり、これの悪用を恐れたキュアット探偵事務所が色々な場所に転移させていたようです。

しかし、次の転移先がまことみらい市である事を未来自由の書で予見し奪う事を画策したウソノワールはその直前に何者かの襲撃を受け、ジュエルは粉々に砕かれまことみらい市全域にバラ撒かれてしまいました。

以降、強い願いを持つ物品に宿ったかけらを回収するべく、ファントムの幹部たちは行動を開始した、という事のようですが、もうこれだけで情報が溢れまくっている。

まずこのジュエルを砕いた張本人。よく見てみると、その直前にウソノワールの瞳に水色の蝶が迫っているんですよね。これはキュアエクレールである可能性を示唆していますし、そもそもキュアット探偵事務所の存在意義そのものがマコトジュエルの守護である可能性があります。

これはゴウエモンが言った台詞「相変わらずロンドンの本部は秘密主義」とキュアアンサーたちが何も知らない事を揶揄した事にも表れています。そして、マコトジュエルの大元はそもそも転移を繰り返していた、これはポチタンの能力・時間と空間を操ると合致しています。ポチタンが欠片を回収しているのもポイントですよね。

 

良く言えば謎は深まりましたが、悪く言うと伏線張り過ぎててぐちゃぐちゃになりつつあるなあ、というのが今の筆者の感想です。これ、本来の視聴者層はついていけてるのかな? 第10話の芸術家の親子関係のようないい話もあるのに、なんか伏線優先でそういうのが霞んでいるのは気になる要素です。

 

さて、次回は行方不明になったポチタンとまことみらい学園生徒会長・金田れいが邂逅するというものだそうですが…

言わずもがな、れいはキュアエクレール候補者の一人です。特にエクレールがこの話の大元に関わっている匂わせをやった第13話直後に、これをやるとは…

ほぼ確信しましたが、このキュアエクレールの候補者を複数人匂わせるの、キャラ名・デザイン・思わせぶりな登場、全部含めて製作者側はわざと仕掛けていますね。こういう所も含めて、視聴者側にも「謎かけ」をしているの、嫌いじゃないです。

 

今月のたんプリをかいつまんでナナメからバッサリ

いくら人気爆発中のアルカナシャドウさんでも、流石に青狸は分が悪い! これを以て折衝案としよう? ね?

 

【アニメ】名探偵プリキュア! まとめ雑感〖3月号〗

お尻フリフリしてアピールとか…これが222歳のやる事か…

 

さて、今月はあんなとみくるの仲違いからの絆強化というイベントをこなしつつ、深掘りがされていく、という内容でした。敵側もしっかり描かれており、シナリオが徐々に進んでいる感もあります。

反面、推理パートに関しては流石に少し息切れしてきたかな? という感じです。月中5話中、推理パートは2回しかありませんでした(謎解きや軽いものはあったが)し、少し模索中なのかな? という印象がありました。

 

あんなの心情

第5話ではふとしたきっかけで、みくるが学校の友人たちと仲良くしている場面を目撃してしまったあんなが、寂しそうに去って言った所、偶然出会った連絡が取れなくなった留学中の妹を最近町中で見たという女性の依頼を独断で受けてしまい、一方のみくるも高等部で起きている幽霊騒ぎの謎を解く依頼を校長から受け、二人は高等部でバッチング&些細な言い合いから衝突。その間、幽霊騒ぎがあったという学園内にある二匹の燕像を巡りニジーとの戦闘に入るものの、お互いの連携がうまく取れず初敗北を喫する、というものでした。

…もちろん、冗談半分の方もそれなりにいらっしゃったんでしょうが、この第5話放映直後、結構な数の「あんなが早速みくる(の友人)に嫉妬している」という意見が界隈で散見されたのはびっくりしました。*1

先回の「私を未来に帰して!」とあれだけ真剣な眼差しでみくるに大きなミッションを依頼したあんなの事を鑑みれば、あれは訳も分からず過去の世界に自分だけが一人残されて、頼るべき人間がみくる(とジェット先輩)しかいなかった故の不安でしょ、ってすぐ分かろうものだけどなあ…みんな、ちょっと二次創作に頭焼かれ過ぎてない? とちょっと苦笑してしまいした。

その答えは第6話ですぐ判明し、あんながみくるに思いの丈を吐露した事ですぐ和解。概ね上記の通りでしたが

「自分は未来の人間なんだ」「みくるにはみくるの世界がちゃんとあって、自分はそこから外れた人間なんだ」「だから、みくるまでいなくなったら、という不安に耐えられなかった。みくるの世界を侵してはいけないと思った」

は、流石に重かった。更に言えば、未来への帰還が成功した暁には、あんなはみくるの世界から本当に消えてしまう訳で。

この子、ちゃんと強さと弱さを兼ね備えているのは、筆者的には凄く好感度上がりました。やっぱり片方だけに偏っている主人公って味気ない、って思っているので。

みくるはみくるで、この言葉を重く受け止め、絶対にこれからは手を離さない事(個人的には依頼を完遂するまでは、と受け取った)、無神経に彼女が勝手に依頼を受けた事を糾弾したのを涙ながらに反省。うん、なんか、ここ最近のシリーズの絆強化イベントでも屈指の納得感でした。今作は序盤にして「上手!」と思わせる場面が本当に多い。

尤も、第7話ではあんながみくるの学校に転入するのですが、その顛末は描かれなかったので、この辺りは前作の粗さ…というよりは「不必要な情報は省く」がまた出た感じでしたね。

ただ、今回は未来の人間という、転入のハードルがものすごく高い設定だったので(戸籍は? 転入試験は? など)、何でもいいからエクスキューズは欲しかった。一番簡単なのはジェット先輩が(それこそ場合によっては妖精不思議パワーを使って)無理やりねじ込んだ、でもいいと思うのですが、理事長先生が…というパターンがあり得るので、敢えて伏せた可能性もあるんですよね。これについては後述。

 

周辺の登場人物について

OPを見ても分かるのですが、探偵ものという事でかなりの登場人物がいる訳ですが、中には結構な重要人物もいるっぽく、この後も登場するかも…というのが多いですね。

 

まず、軽い所ではみくるの友人であるゆみとりえですが、転入してきたあんなとは早速仲良しになっています。上でも書いた様にあまり親密になると別れの時が辛すぎると思うのですが、ここら辺あんなはどう考えているのかは気になりますね。

正直、今までのシリーズと違い、別離になった場合、二度と交わらない存在となってしまうのですから*2。

 

まことみらい学園理事長は個人的には結構気になる存在です。

というのも、まずはみくるの事情を結構知っているっぽいんですよね。彼女が探偵志望な事を知っており、正式に探偵として認められたことを喜んだ上で、幽霊騒ぎの調査を依頼していましたし、寮からの迅速な引っ越しを認めたのも恐らく彼女です。

そして、上でも書いたあんなのあまりにスムーズな転入。あんなも転校生に対する質問攻めの際に「理事長に入れてもらった」と言っていますし。探偵…もっと言えば名探偵プリキュアについて何か知っている、関係者、ではなくとも融通を利かせる程度の関りはある、のかもしれません。ただ、2026/4/2現在、公式HPの取り巻く人々には入っていないんだよな…

 

第9話で登場した家入しるくも注目したい存在です。

芸能界で一世を風靡している若き俳優さんですが、あんな達が通う学校の演劇部の取材ドキュメンタリー番組のレポーターとして、まことみらい学園を訪れます。

友人であるりえが演劇部であった縁であんな・みくると会話する機会があるのですが、探偵業をやっている事を明かし、その上で依頼がなくて自信を失いかけている彼女たちに「決めつけてはダメ」だとして、自分たちの可能性を潰すような言動を戒めました。

更には、演劇部伝統のドレスが盗難された際には、その開演時間を引き延ばすために自らステージで質問コーナーを実施し時間稼ぎをしてくれたり、非常に積極的に協力してくれました。

で、ここからが気になる点なのですが、一回限りのゲストキャラかと思いきや、探偵事務所兼用になっているプリティホリックを訪れ、ジェット先輩とも顔見知りになってしまったんですよね。

これは、彼女がまだ再登場する可能性を示唆していますし、少なくともプリキュアメンバーのヤサが彼女に割れてしまった事を意味します。ついでに言うと、彼女ってあんなの元の時代にはそこまで有名ではないっぽいんですよね(もしそうなら、あんなは別の意味で騒いだでしょう。正し、結婚して姓が変わっており気が付けなかった可能性は否定できない)。

ハイ、結論を言いますと、謎深きもう一人のプリキュア、キュアエクレールの変身者の可能性があるんですよね。*3

このエクレール関係は、界隈でも「候補者多過ぎ!」とアルカナシャドウとは別の意味で話題になっていますが、筆者的には「いや、どう見ても帆羽くれあでしょ」ぐらいの認識だったんですが、プリキュアメンバーと結構しっかり関係性を持った事、家入という姓がホームズと引っかかっている事、しるくという名前もエクレールと二文字引っかかっている事(これはあんな、みくるも同じ、ついでに言えば帆羽くれあも)、先輩的な助言を与えた事、とかなりの要素が入っており、これまた迷わせに来たなー、と思っています*4。どちらにせよ今後に注目したいサブキャラですね。

 

最後にポチタンとジェット先輩。

ジェット先輩は彼が作る発明品が何故かわいいデザインなのか、という事に触れ、過去が明かされましたが、この話はなかなか上手でしたね。理由付けにもなっている(彼の師匠が機能だけではなく見た目も重要である、と教唆した)し、彼の視野を広げた事にも一役買っていた。実はみくるよりも先にあんなの不安を見抜いていた節があったのも、この視野の広さ故でしょう*5。

あとは妖精の国、というか世界がある事も示唆されましたし、それとキュアット探偵事務所(特にロンドンにあるという本部)がどういう関係性にあるのかも気になりました。妖精が全て発明に携わっているのか、あるいはジェット先輩の系列がそういう一族なのか。敵側の幹部(実は妖精)やポチタンを見ている限り、後者だとは思いますが。

そして、ポチタン。ジェット先輩の口から、プリキュアには必ずパートナーの妖精がいる事が明言されました。そして、ポチタンは二人のパートナーになろうとしている、とも。という事は、ポチタンはこの話(第6話)段階で正式なパートナーではなかった、とも取れる訳で…もしかして、ポチタンって別のプリキュアの妖精なのでは? というのが一つ。

もう一つ気になるのは、ポチタンに限って、何故「アンサーとミスティック二人で共通なのか」です。二人がプリキュアとして半人前とも受け取れますし、ポチタンが二人分のパートナーが出来る凄い存在とも取れます。或いは、あんなとみくるが特別な存在とも取れます。ここら辺、ちょっと設定ありそうで面白いなー、と。

ちなみに、アルカナシャドウにはマシュタンという妖精がいるのは判明していますし、エクレールにもシュシュタンという妖精がいる事が公式HPで予告されています。今出ている情報だけで推測するにプリキュアのお付き妖精は一体のみのはずなので、ますますポチタンが特殊な可能性が強まっていますね。

 

敵側の事情について

相次ぐマコトジュエル奪還失敗によりニジーが粛清されそうになりましたが、キュアアンサーが未来から来た人間であるという重大な情報をもたらした事で、とりあえず首の皮一枚繋がりました。

ウソノワール曰く「奈落に落ちよ」だそうで、アゲセーヌやゴウエモンも顔を引きつらせていた所から、粛清内容がかなりの恐怖である事が伺えます。辛うじて生き残ったニジーですが、これ以降マコトジュエルの事よりもプリキュアに固執するような態度も見せているので、この事がプリキュア達にとってどういう影響を及ぼすか、若しくは身の破滅を招いてしまうのか…

そのウソノワールなのですが、見切りを付けたニジーに「お前の役目は終わった」と非情の言葉を投げかけており、割と残酷な面が強調されました。

彼自身は未来からやってきたプリキュアの出現には「ミラージュの書」にも書かれていないことに驚きを隠し切れない様子でしたが、反面、プリキュア討伐を志願したニジーに対しては、それよりもマコトジュエルの奪還を優先させる旨伝えており、これは何につけてもミラージュの書を優先している事が汲み取れます。

ゴウエモンは第7話にてあんなとみくるを不思議な空間に閉じ込め謎解きをさせる事で、彼女らの力と時間を操る妖精であるポチタンの能力をなぞなぞを通して測ろうと試みますが、途中から彼女たちとの知力勝負の方に熱が入ってしまい、本人が楽しそうにしてしまうなど、ちょっとコミックリリーフ的なところが描かれました。やっぱり憎めない枠だな、コイツ( ´艸`)。

そして、アルカナシャドウ。正直ここまで来て戦闘の一つもないのはちょっと意外でした。第6話ではニジーが戦闘の場面をウソノワールに見せないように仕向けたので、ピンチになったアンサーとミスティックを隠れて援護*6までしています。やっぱり純然たる敵、という感じではないですね。

言葉少ない不思議ちゃんなのは相変わらずですが、アンサーが未来人である事には流石に表情を動かしましたし、ジェット先輩が開いたプリティホリックに潜入し、コスメを買って「かわいい」と言うなどの年相応さも見せました。このプリティホリック潜入時には変装をしており、他の幹部が使う変装能力は彼女も使えるようですね。

え? アゲセーヌ? うん、かわいい。それ以外何を言えと? 特に第9話。ヤバい。筆者どんどん好きになってきてる(語彙消失)。

 

シナリオの流れ的には

いい意味でちょっと疲れますね( ´艸`)。どこに伏線が張られているかもわかりませんし、推理に重要なヒントが隠されていたりもする。はっきり言って目が離せない。

第9話の推理なんかは、ちょっと無理ない? というか、洞察力凄さ、ご都合っぽくない? とは思いましたが、この回でしるくが言った「決めつけてはダメ」というのが肝にもなっており、失われたドレスが「女性が着るものである」という盲点に気が付けた、というのがきっちり描かれているんですよね(しるくのスタッフに化けたアゲセーヌが下にドレスを着た上で重ね着していた)。

あと、感心したのが第8話。ジェット先輩の師匠であるシニアンから受け継いだゴーグルがハンニンダー化するのですが、これを必死に取り返そうとしているプリキュア達に向けてニジーはこう言い放ちます。

「この物が溢れた世の中でゴーグルなんて買い直せばいいだろう」

それに対してアンサーは

「それは大切な思い出が詰まった品だ。替えなんて効かない」

と返すのです。

まあ、別にこの話に限った事ではないですよね。今までファントムたちが盗んでいったものは全て、何かしらの思いが詰まった品です。そこに替えなどあろうはずがない。例え、姿形が全く同じであったとしても。

でも、そこにニジーから明確に「新品買えばいいじゃん」という答えが返ってきたのは、今の物が溢れてそれを大切にしなくなってしまった事への警告というかスタッフのメッセージを感じましたし、何より、幹部たちがそういう物に思いがこもる、というのを理解していない連中(少なくともニジーは)だという事を如実に表してしまいました。そんなある意味、自分たちが理解していないものを彼らは盗もうとしている訳で。

幹部たちがどういう経緯でファントムに加担しているのかは分からない以上、早急な結論は出せませんが、この「物には思いが詰まっている」は「嘘を真実が貫く」と並んで今作品の重要ファクターな気がします。

上でも書いた様に、ウソノワールがマコトジュエル回収を優先している以上、来月からもしばらくは掘り下げ&マコトジュエル争奪戦という図式は大きく動かないと感じます。でも、そろそろアルカナシャドウは動くんじゃないかな。どういう形で敵として相対するのかに注目したいです。界隈でも有名な方がイーロンのおもちゃにて「るるかの中の人は設定をある程度聞いていて、それがとてつもなく重いものである、と何かのインタビューで語っていた」と投稿していたので、そのうちシナリオにがっつりかかわっては来るでしょうしね。

 

戦闘シーンについて

次第に工夫するシーンが増えてきました。

ミスティックのバリア担当が強調されたり、バリアを足場に利用したり、囮による陽動作戦を使ってみたり、適度に緊張感があって面白い。逆にアンサーは完全にパワー型ですね。なんか、デパプリのキュアプレシャス以降、主人公はパワー型が定番になりつつありますね。

第6話では合体浄化技も出てきましたし、そこに至る過程が濃密だっただけに、これまた納得の出来栄えです。

そう言えば、考えてみると、OPの画面を見るにアルカナシャドウは遠距離からの散弾攻撃をしている(界隈でゾルトラーク言われているのには笑った)ので、この三人が仮にコンビを組むと直接攻撃、バリア、遠距離射撃が揃うんですね。前作もこの構成だったので、いずれは…と言った所でしょうか。推理パートが結構長く、更に変身シーンも長いので、戦闘の時間の尺が少し短いのが欠点でしょうが、今のところは大きな不満点はありません。

 

ざっくりでも結構長くなってしまいましたね。それぐらい今作は密度が濃いと思います。これでまだ10話いってないなんて…

 

次回は絵に関する謎解き。依頼人の母親である風景画家が何故自画像を一枚だけ遺したのか、という謎に迫るモノらしいですが…なんだ、また重い話かぁ!?(戦々恐々)

 

今月のたんプリをかいつまんでナナメからバッサリ

ハンニンダー「あ、浄化技覚えたんだね。これで痛い思いしないで済む…」

アンサー&ミスティック「うん。でも貫通はするね!(笑顔)」

あまりにも無慈悲過ぎる…( ´艸`)

 

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*1:ただ、そういう感情が皆無、という訳ではなかったとも思う。こういう複雑な感情を表現できているのも上手いのよな…

*2:異世界設定との決定的な違いがここにある。ただ「年齢という壁」を無視するならば、存命でありさえすれば確実に出会う事も出来る。

*3:ただ、エクレール自体は作中ではまだ影も形もない事には留意。

*4:もう一人の候補、金田れいは流石にないとは思うんだけど、中の人が大物なんだよなあ。ない、と言い切れる要素もないし。

*5:全然関係ない話なのだが、この見た目の話は筆者のもう一つの趣味である自転車関連で非常によく分かる話でもあった。有体に言って、日本の自転車って(もちろんスポーツ関係ね)デザインがダサいんだよね。ここら辺は欧州のものとは大きく水を開けられていると思う。やっぱり、まずは見た目で「乗ってみたい!」と思わせないと。

*6:正確には不明だが、どう見てもアルカナシャドウだった。