ふらあそ!

ゲーム好き・漫画アニメ好き・自転車好き・鉄旅好き。インドアだったりアウトドアだったりのふらふら遊び人の日記帳、略してふらあそ!

【アニメ】デリシャスパーティ♡プリキュア第26~28話雑感

語尾がニガのピーマン大王。刻んで塩こぶ和えにして食ってやるニガ( ´艸`)

 

さて、この期間はコメコメの成長を軸にしながら取り巻くデパプリチームの掘り下げが進みました。これは、第28話にて4人合体技の登場に際してコメコメが重要なポジションに付くからでもあるのですが、何より唯一成長要素のある妖精枠のキャラクターをどう描くか? というポイントを見事にクリアした形になりました。

そして、敵側にも大きな動きがあり、二人目の幹部として出張っていたナルシストルーの捕縛成功と彼の身の上にも切り込みました。シナリオも半分を少し過ぎたあたりでしょうし、転換点となる期間でしたね。

 

まずはコメコメの事情について

このブログの記事では今まであまり触れていなかったのですが、コメコメはシナリオを進めるごとに徐々に成長しています。次第に人間の少女に姿が近づいていき、自我も急速に芽生え始めました。先回のパムパムとの喧嘩回も今期間の流れの一つですが、プリキュアメンバーから大切なことを少しずつ学び取っている感じですね。

先回ではあまねから他人への配慮を学びましたし、第26話ではここねから苦手を克服する姿を、第27話では自分の欠点をポジティブ方向にもっていく術を、そして第28話では何もできない自分を責める姿をゆい=キュアプレシャスに叱咤激励されるなど、確実に成長しています。

唐突といえば唐突なのですが、コメコメには先代がおり、その人物が凄いパワーを持っていたらしい事がパムパムによって語られました。第28話ではキュアプレシャスに叱咤激励され自身も皆の役に立ちたいと思いがデパプリチームに新アイテム・パーティーキャンドルタクトを生じるきっかけになりましたし、先代の力は確実に引き継いでいると思われますが、その人物が故人なのかどうかは気になりますね。そこら辺は明言はされていないので。そして、デパプリメンバーの優しさに育まれながら確実に成長とともに力をつけている描写は丁寧で上手だと感じます。

あとちょっと面白いなと思ったのが、コメコメの立ち位置。敵側が新たに作り出した敵・ゴッソリウバウゾー(以下Gウバウゾー)はキュアフィナーレの浄化技では浄化できず、戦闘能力もデパプリチームを一瞬で壊滅させるほどのパワーを持っているのですが、上記したタクトを使用した新合体技・プリキュアライトマイデリシャスでやっと浄化されました。で、この技なのですが、まず成長した人間態コメコメが先頭に立ってそこからプリキュア達がタクトを振りかざした後その光がコメコメの胸のクリスタル? に収束、そこからプリキュア達に光が返され独自のフォームに変身した後に必殺技を放つ、というものなのですが…これって、コメコメがプリキュア側にバフかけてますよね。要するにスピリットルーと立ち位置としては同じなんです。そして二人とも、無垢な状態からスタートしたキャラクターという共通性もあります。

ここら辺を鑑みると、スピリットルーとはいずれ和解があるのかなあ、と。第27話でもモットウバウゾーへの応援を指して、食べる事への楽しみが見出せない、と言った彼にキュアプレシャスが「それが美味しいという事だよ」と諭され悩み始めるなど、やっぱり完全悪には思えないんですよね。ただ、そのスピリットルーはその直後…

 

敵側の事情について

まずはスピリットルーですが、上で書いたようにキュアプレシャスに諭されたことによって悩み始めたところで用済みとばかり突然現れたナルシストルーにパワーを蓄積されたデリシャストーンを奪われ休止状態になってしまいました。この石と先回出ていた黒いボックスを掛け合わせることでGウバウゾーが生まれたわけですが、第28話最後ではセクレトルーが動かなくなったスピリットルーを回収して「これで準備は整った」と不気味な台詞を残しており、まだまだ何かありそうな雰囲気です。

そして、ナルシストルー。

セクレトルー曰く、どうもスピリットルーはナルシストルーの根本思想をかなり引き継いでいるらしく、ナルシストルーは過去に何かあったっぽいですね。先回の記事で筆者はこの二人はむしろ正反対、という印象を持ったのですが、ここはナルシストルーの本質に関わってきそうではありますね。

第28話での彼の回想シーンが挟まれましたが、詳しくは不明。大勢の人に囲まれながら食事をしているナルシストルーがつまらなそうな表情をしながら、その場から静かに去っていく…というものでしたが…「もうあんな思いはしたくない」とも言っているんですよね。一応、セクレトルーが好き嫌いの激しさを指摘していましたが、果たしてそれだけかねえ…というのが正直な感想です。

Gウバウゾーが破れ、それでもなおキュアフィナーレへの挑発を辞めない彼をマリちゃんが取り押さえ「どうして人を傷つけるようなことばかりするのか!」と詰問した際には「そういう生き方しかできなかった」と諦観した様子で語っています。彼のエピソードはもうちょっと先がありそうな感じですね。

最後に残った幹部セクレトルー。第28話での態度から察するにナルシストルーすら使い捨ての駒…というより、彼女(若しくは彼女の指示源であろうゴーダッツ)にとってはスピリットルーという「素材」の方が重要だったように思えます。次回以降、彼女が出張るのか、何かが施されたスピリットルーが再襲してくるのか、或いは新幹部追加か…目が離せないですね、敵側も。

 

スペシャルデリシャストーンの謎

さて、第28話の最後でセクレトルーは動かなくなったスピリットルーを見て「準備は整った」と発言するのですが、その際に彼女の手にスペシャルデリシャストーンが握られていました。

はて?

ナルシストルーが手にしていたスペシャルデリシャストーンは今回彼が捕縛された事で黒い捕獲ボックスともどもプリキュアサイドに回収されているはずです。ならば、ブンドル団はスペシャルデリシャストーンを最低二つは手に入れていたことになります。

クッキングダムにとってスペシャルデリシャストーンにどの程度の希少価値があるのかまでは不明ですが、ブラペの出現の際にマリちゃんは驚いていたため、それなりに珍しい存在ではあるはず。

そう言えば、スペシャルデリシャストーンを使いこなす戦士はクックファイターなのだそうですが、マリちゃん自身の口から今それを持っている存在はブラペを除けばマリちゃんとフェンネルだけだそうです。という事は逆説的にマリちゃんもクックファイター(正確には“だった”)な訳で、ブラペという新たなクックファイターが現れた事にあそこまで驚いていたのは少々腑に落ちませんでした。尤も、彼はシナモンと因縁があるのかもしれませんし、彼の把握外のクックファイターが出現したが故だったのかもしれませんが。

何にせよ、ブンドル団がどこまでクッキングダムの宝物を奪っているかは結構な伏線な気もします。セキュリティがガバガバなのか、或いは内通者でもいるのか…次回はそのクッキングダムに行く話の様なので、何か事情が判明すると良いですね。

 

プリキュア達の事情

第26話ではここねとコメコメが苦手なピーマンを克服する話でしたが、まずはここねが克服しようとした理由が、コメコメの苦手意識を払拭してあげたいから、というものでした。

あくまでもコメコメのため、なんですよね。実際苦手の克服というものは簡単ではありません。ここねもコメコメも幼少期の(コメコメはつい最近なのだが)トラウマが原因ですし、こういうのは筆者自身も身に覚えがありますが、克服まで行くのは中々難しい。*1それを自身ではなく別の人のためにやるというのは…親心に近いですよね。「自分と同じ思いをしてほしくない」とも言っていましたが、彼女の根本には他人を思いやる献身が見て取れました。

第27話では仲良くなったらんの弟妹たちと違う容姿(耳や尻尾)についてコメコメが悩み、それをらんに消してくれ、と依頼するというものだったのですが、いくららんでもそれは不可能ですよね( ´艸`)

先回でも描かれていましたが、耳と尻尾を消してほしいというコメコメの願いを、転じて弟妹と同じ姿になりたいのだな、と悟ったのは洞察力の鋭さが出ていました。それが分かった上で、その(彼女にとっての)コンプレックスをネガティブではなくポジティブに考えることを教唆するという形でコメコメの成長を促しました(実際、少し体自体も成長した)。

これまた過去回でしたが、らんは幼少期、他の友人たちと自分が少し感性が違う事を悩んだ…というよりは自覚した、というシーンがありましたが、その先で彼女がどういう風に生きてきたのか、なんとなく想像出来るシナリオでしたね、第27話は。

そして、ゆい。第28話の自己否定したコメコメを叱るシーンはちょっと胸に来ました。これは完全に私事なのですが、やはり親しい友人がネガティブ方向に行くというのは結構辛いのですよ…実際リアルで今それを味わっている所なので…

コメコメはそんなゆい=キュアプレシャスの言葉で考え方を改め新たな力に目覚めましたが、幼い故の無垢さもあって、素直に彼女の言葉に耳を傾けてくれたのは良いシーンでした。大人になるとな、そういう忠告ってなかなか聞いてもらえないのだよ…

 

作品全体としても半分を通過し、今の段階でよくわかっていないのはクッキングダム。次回はそのクッキングダムにデパプリメンバーが足を運ぶようですが…

良く見るとナルシストルーも一緒なんですよね。これはクッキングダムに行く理由の一つに彼の連行が含まれていそうですね。

個人的にはフェンネルの人となりが気になるので、注視していたいところです。

 

ここまでのデパプリをかいつまんでナナメからバッサリ

食べる事が出来るシャボン玉キャンディー…そんなん出来るの? と思っていたら実際に商品あるのね。知らんかった…ただ評判は芳しくないねえ…

 

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*1:筆者はチーズが苦手なのだが原因は保育園の時に出された三角形のチーズを食べて虹を出した(笑)からである。ちなみにピザの溶けるチーズで克服はした。ただ今でも固形系の一部は苦手。私の友人にはキノコが一切ダメという人がいるが、原因はシイタケ。別の友人は魚全般がダメだが、彼は幼少期に骨を喉に刺したトラウマが原因である。

【アニメ】デリシャスパーティ♡プリキュア第22~25話雑感

料理バトル系の漫画では大体出てくるよね「神の舌を持つ」キャラクター( ´艸`)

 

さて、着実に掘り下げが進んでいった期間ですかね。コメコメや拓海などサブキャラクターにもスポットが当たりましたが、全体的には少し起伏が足りなかったようにも感じました。ここまでで全体のほぼ半分の期間が消化されたわけですが、少し無難に話をまとめ過ぎているきらいがあるように感じます。まだまだ消化していない謎や伏線もありそうなので、後半戦に期待ですかね。

 

第22話/ブラペの懊悩

ブラペ=拓海の性質と決意を描いた回でした。

 

話の流れとしては彼が日ごろからお世話になっている八百屋の若旦那が喧嘩をしてしまった幼馴染(最初筆者は奥さんと勘違いしてました( ´艸`))に仲直りの印としてお互いの思い出の品である伝説のクレープを贈りたがっていたのですが、このクレープ店はすでになく、拓海はその再現に奮闘する…と言うものでした。

 

さて、この話の主軸となる伝説のクレープを絡めつつ、拓海の性質が描かれていましたね。この伝説のクレープ、神出鬼没の屋台で一時期販売されていたものらしく、おいしーなタウンの住人の間では有名な存在の様で、登場人物のほとんどが一回は味わった事があるというシロモノ。ひょんな事からその再現をすることになった拓海でしたが、デパプリチームの助力もあり、完成させることに成功しています。

拓海が料理上手なのもさることながら、ゆいと拓海が並んで料理をしている様子を見てあまねが悟ったような表情を見せたのが印象的でした。尤も、どのレベルまで察したのか(拓海の恋愛感情の度合いもそうだし、ブラペの正体まで気が付いたのか、というと現段階では判断しにくい)は分からなかったのですが。ただ、この二人、やっぱり並んでいると絵になりますね。

先のキャラ評で筆者はここねを完璧主義者と評しましたが、これ、どちらかといえば拓海がそのタイプかもしれません。八百屋の主人がクレープを贈りたい理由が喧嘩だったことを知って「余計な事をしてしまったかも」と悩んでいたり、そもそもこの話自体がプリキュアの邪魔をしているのでは? と懊悩し始めたブラペから始まっています。尤も、このセリフを浴びせかけたナルシストルーはからかい半分且つ、それで足元掬えれば儲けもの、ぐらいの感覚だったため、実際は拓海の考えすぎだった訳ですが。

結局、話の後半でクレープの思い出を忘れ去った縁者を救うため拓海=ブラペは覚悟を決めたわけですが、その後にキュアプレシャスからいつも助力してくれることを感謝するメッセージカードを渡された事で、彼女たちを助ける存在であることを新たに決意しました。

厳しい言い方をするならば、マリちゃんにシナモンとの関連性を指摘されたことを気に病んでいたり(という事は彼はシナモン=父親だという事に気が付いている)、ナルシストルーの戯言を真に受けての懊悩の仕方といい、彼は少し覚悟が足りなかった訳ですが、この回はブラペの決意表明回としては非常によくできていたと思います。先回のらん・あまねのはごろも堂のエピソードもそうでしたが、戦う動機が分かりやすいのは見ていて安心できます。

 

第23話/芙羽家の事情

両親の出張の予定が急遽なくなってしまい、久方ぶりに家族水入らずの時間を持つ事が出来たここね。しかし、長い間団欒の時間が持てなかった芙羽家の面々はどこかぎこちない時間を過ごしてしまい…というのが話の流れでした。

 

満を持して登場(と個人的に思っています)したここねの両親。母親のはつこは週刊誌に神の舌を持つと特集される有名人、父親のしょうせいは主な場面で地味ながらしっかりした服装だったため辣腕の経営者…といったところでしょうか?(ただこれは推測)

まずは芙羽家自体に大きな問題がなかったのは意外でもあり少しホッともしました。実際、両親の不在を「それは寂しいだろう」と指摘したあまねに対してここねはピンと来ていない表情を浮かべており、不和というのとは無関係だった事が伺えます。これは先回のここねあまね回(マナー講座回)でも強調されていましたね。

しかし、流石に長い間団欒がなかったダメージは確実にあり、これは主にはつこさんの朝食時のぎこちない会話でも見て取れました。…ここねの不器用さはこのはつこさん譲りぽいですね。父親のしょうせいも確認もせずに既に持っているリップをここねにプレゼントしたり(ただ、それを差し引いてもここねはとても嬉しそうだった)、全体的に不器用系の家庭という感じです。ただ、今まで三者とも余り話せなかったことを振り返りつつ、お互いの事をもっと知ろうと歩み寄りを見せた芙羽家自体は穏やかな性質が全体的にあり、非常にのんびりしつつも暖かいいい家族だと感じました。

話の主軸の一つにここねが幼い頃にはつこにねだったボールドーナツが出てきました。これは親戚のお姉さん(はつこが「お姉さん」と言っていた。ただ実姉なのか義姉なのかは不明)に「我儘になるかもしれないから程々に」と忠告された過去があるのですが、ここねはこれが起因で自分から願いを言う事をしなくなり、はつこさんはそれ以来のここねの何も望まない態度に気を揉んでいる…という描写がありました。

なかなか難しい問題ですよね。今のここねの性格を鑑みれば、このお姉さんのいう事は余計なお世話、という事になるのでしょうが、逆にこの一言が彼女の性質の一部を形成したとも言えます。筆者自身も覚えがありますが、子供の頃に言われた何気ない一言が後々まで影響する事というのはあります。だからと言って年長者が何も言わない、というのはそれはそれで違うかな…とも思っているので、このエピソードは個人的には考えさせられるものとなりました。

シナリオ全体の流れはデパプリチームの助言により、念願かなって母親とボールドーナツを食べることに成功したここねでしたが、最早お約束と化したナルシストルーのボールドーナツ記憶強奪からの解決というもので、芙羽家の穏やかさが判明したいいお話ではあったのですが、全体的に見ると起伏は少なく、少し拍子抜けした印象も拭えませんでした。

そう言えば、SNSの考察を見てなるほどって感心したんですが、芙羽家の面々の名前ってパンを作る工程のもじりなんですね。ここね→こねる、はつこ→発酵、しょうせい→焼成。こういうネーミングセンス好きだなあ。

 

第24話/コメコメ、わがままになる、そしてナルシストルー本気になる

別に前の話の「わがまま」に絡めるという意図はなかったのかもしれませんが、この回では成長したコメコメがわがまま期に突入してしまうお話でした。

 

話の流れとしては夏休みの宿題が全然終わっていないゆいらんをここねあまねが手伝うのですが、暇を持て余してしまったパートナーたちが遊んでいる最中に成長してわがまま期に入ってしまったコメコメと元々少し気が強いパムパムが対立。喧嘩状態になってしまうのですが、各々単独行動をとってしまったところでパムパムが町中でレシピッピを物色していたナルシストルーに発見され捉えられてしまい…というものでした。

 

わがまま期になった妖精枠のキャラクターが…という展開はまほプリのはーちゃんやドキプリのアイちゃんでもありましたが、コメコメはそこまで手がかかる…といった描写はなく、話の後半でパムパムのピンチを救って仲直りもしており、あまりギスギスした話にはなりませんでした。何より、あまねが喧嘩した後のコメコメを優しく諭すのですが、比較的素直に聞いており、パムパムにもまっすぐ謝罪するなど根は良い子という感じが強調されていたように思えます。

ただ、個人的にコメコメを諭すのは幼い兄弟が多数いるらんか、前回わがまま絡みの話があったここねの方が適任だったのでは…とは思いましたが。

この回では、邪推も含めてなのですが、どうも妖精枠の話だけでは弱かったのか、ナルシストルーにも焦点が当てられました。

そもそも、彼はこのところずっと出撃で出ずっぱりでありながら悉く任務としては失敗しており、そろそろ粛清されるのでは? と感じていたのですが、今回は人質を取ったパムパムをコメコメの機転で取り返されたりして間抜けぶりを披露してしまったのですが、その直後からモットウバウゾーとプレシャス達が戦っている間にフィナーレとブラペの連合との対峙にて互角以上の戦いを繰り広げ、戦闘能力が非常に高いことをうかがわせました。最後はフィナーレに「うぬぼれが強い」という弱点を突かれて隙を作ってしまい、その間にモットウバウゾーが浄化されたため撤退しましたが、最後の引きでは「子供のころからおもちゃを遊び過ぎて壊してしまう」という不気味発言をして幕になるという、いよいよ本気出すとも取れる発言をしました。ただ、ブラペも含めた5人がかりでも倒せないほど強いとなると、流石に強過ぎな気もするのでどう料理するのか楽しみでもありますね。

 

第25話/ゆるキャン△回の裏に新幹部在り

さて、恒例の息抜き回…と思いきや、新幹部登場という意外な展開を見せた回となりました。

 

話の流れとしてはゆいの母親の勧めもあって皆でキャンプに行くことになったデパプリチーム。しかし、あまねは方々で妙な視線を感じたり不気味な声を聞いたりしてしまい、更に見ず知らずの客からのお化けのうわさ話を聞きつけ、すっかり不安なキャンプ旅行となってしまいます。

そんな折、お化けの正体ともいえる新幹部、スピリットルーが現れ、キャンプ場でのバーベキューのレシピッピを次々と奪い始め…というものです。

 

まずはシリーズ恒例のビビり役は今作はあまねに配されているのですね( ´艸`)

さて、今回登場した新幹部・スピリットルーですが、個人的には準幹部、というイメージが強いです。ヒープリで言うところのバテテモーダの立ち位置かな、と感じます。

前回、ナルシストルーが本気出すみたいなセリフを吐きましたが、彼は二つの策をこの話の冒頭で講じました。一つはさらに強化された捕獲ボックスの作成(一応まだ未完成?状態)、そしてもう一つがデリシャストーンを核にしてのロボットの作成。このロボットこそがスピリットルーです。

しかし、これまた面白い幹部が出てきました。というより全然悪人ぽくない(ロボットだけどね)。俗に言う体育会系、気合いがあれば良い、語尾は「ごわす」、困っている者を思わず助けてしまう、頑張っている人間に励ましの言葉をかける、など…正直ナルシストルーが作ったとは思えないほどです。

ただ、レシピッピ強奪を非難したゆいに対しては「美味しいという気持ちなど下らない、そんな暇があればもっと目標に向かって邁進するべき」という趣旨の事を述べており、更にプリキュアは排除するようなプログラムはきっちり組み込まれているような描写がありました。

能力も面白い。ナルシストルーの様に思い出の奪取までは出来ないようですが、呼び出す怪物はモットウバウゾー。ジェントルーがモットウバウゾーを召喚できるようになった感じでしょうか。更に彼が応援に徹する事で呼びだしたモットウバウゾーをパワーアップさせるという能力も有しており、バフ特化というのは新しいですね。

実際、バフがかかった状態のモットウバウゾーはブラペも含めた5人がかりですら手も足も出ない状態になってしまい、懐に飛び込むことを提案したキュアプレシャスを他の4人がサポートし、その上でプレシャスの新技・2000キロカロリーパンチでようやく隙が出来るといったものでした。

やっとの思いで浄化成功したものの、スピリットルーはプリキュア達の健闘を褒め称えて撤退となりました。

やはり制作者であるナルシストルーの意思が介在している点は少ないと感じます。むしろ敵を褒め称えるなど真逆な点も多い。

気になるのは核に使われたデリシャストーンですよね。実際、マリちゃんはその事に感づいており、かなり驚愕とともに悩んでいるような表情を見せました。デリシャストーンの色が紫色っぽかったので、これが闇に染まった代物なのか、単に紫色なだけなのかは分かりませんが、普通に考えればデリシャストーンはクッキングダムの宝物の一つであるはず。

それがブンドル団の手中にあったという事は…そして、スピリットルーのこの性格がデリシャストーン由来のものであったなら…いよいよきな臭くなってきましたね、クッキングダムとブンドル団の関連性も。少なくともゆい達の与り知らない事情がまだまだありそうなのは視聴者側としては面白い。正直、息抜き回と高を括っていただけに意表を突かれた回でした。

 

次回は…む? 食の永遠のテーマ(笑)、ピーマン絡みの話か!? というか、ここにきてまたここね絡みのお話でしょうか? 少し連続していますね。話の予測が全くつかないだけに、どういう展開になるのか気になります。

 

ここまでのデパプリをかいつまんでナナメからバッサリ

しかし毎回見ていて思うが、この子たちの食べっぷり、スタイルの方は大丈夫なのだろうか…まあ、若干ふくよかぐらいの方がぼかぁ好みですけどね!(ゲス顔)

 

【アニメ】デリシャスパーティ♡プリキュア第19~21話雑感

らんちゃん、いくら君が美少女とはいえ鼻の穴おっぴろげるのはやめた方がいいと思うの…

 

さて、今期間はあまねが他メンバーとどう関わっていくのか、という指針を示した期間でした。三者三様でなかなか面白かったです。

 

ゆいとあまねについて/第19話

第19話は一応形式的にはゆいとあまねの交流を描いていたとは思うのですが、全体的にあまねの大まかな指針も大きくクローズアップされ、その根幹はゆいが彼女の事を最後まで信じてくれていたことが大きかった…という流れですね。

まずは話の序盤であまね=キュアフィナーレが正式にプリキュアメンバー入りを果たしたことをクッキングダム王・王妃に報告するのですが、その会談の席で過去を償うためにも戦う旨を改めて誓っており、本当に騎士みたいな性格を持っていますね。

更にジェントルー時の記憶が残っているため、ブンドル団に関する貴重な情報源にもなる訳ですが、この会談では有益な情報は得られずじまいでした(ブンドル団の本拠地が異空間にある事が分かった程度)が、将来的にまだジェントルー時の知識は有益になる場面があるかもしれません。

仲間に対しては竹を割ったような性格なことも判明。さん付けを嫌い呼び捨てで構わない旨をメンバーに告げています。…けど一応先輩にあたるのであまり極端に馴れ馴れしくするのもこの年頃では辛いヨネー( ´艸`)まあ、らんは気にせず最初からあまねん呼びだったけど。

シナリオ前半でゆいと一緒に登校するシーンが描かれましたが、この際に非常に柔らかくゆいと接しており(こういう演技は流石茅野さん。ベテランの風格だった)、更には兄の誕生日でのサプライズプレゼントのアイデアの相談をいち早くしており、彼女には全幅の信頼を置いているような雰囲気でした。後半ではレシピッピ強奪を仕組んだナルシストルーと対峙した際に「ふん、すっかりプリキュアだな」という彼の嫌味を「そんな揺さぶりは効かない」と跳ねのけており、これもゆい=キュアプレシャスが最後まで彼女を信じて声をかけ続けてくれたからこそ出た言葉です。

第22話では拓海の話がメインになるようですが、その次辺りにもう1回ゆいとあまねの絡みをメインでやるかもしれません。第19話はゆいが「ある程度」前面に立ったお話だった、と言うだけだった気もするので。ただ、この1話だけでもあまねがゆいを信頼しているのが良く分かる作りは好感が持てました。

 

ここねとあまねについて/第20話

この二人は「気が合う」という感じですかね。第19話で2種類のケーキを作る事になるのですが、その際にはここねとあまねがペアになって和気藹々としていましたし、何と言うか…波長が合うのですかね。

第20話ではここねが両親の経営するレストランに皆を招待する、という内容でした。まあ、中身はその話を切り出した昼食の場で少しはしたない(笑)姿を見せたゆいとらんに危機感を覚えたあまねがマナー講座を開催するというドタバタ風味の話だったのですが、なかなか覚えの悪いゆいらん(笑)に完璧なここねというギャップがお約束とは言えクスリと来てしまいます。

マリちゃんの機転で貸衣装屋に行くことで息抜きした後になし崩し的に解散になるのですが、帰り路がここねと一緒になったあまねは彼女の父母の教え「マナーは食事を楽しむためにある」「そのための思いやりこそマナー」に共感、厳しく接した故に危うくゆいらんをマナー嫌いにするところだったと反省。良くも悪くも素直な子ですね、この子。

そしてその際にここねにお礼を言われたことにあまねは疑問を持つのですが、後半の戦闘中にその疑問をキュアスパイシーにぶつけた際に「両親と離れていても教えが引き継がれている事を再認識できたからだと。あまねは十分に思いやりのある人間」であると返答されていました。まだまだチーム入りして日が浅い彼女にとっては心強い言葉だったのでしょうね。戦闘も二人の連携で一気にフィニッシュしてしまいました。

前述したとおり、ここねとあまねの相性の良さを強調した回でしたが、他にもここねの両親は未だに未登場=いずれ登場した際には重要な話が出てくると予想される点、両親との間にネガティブポイントはなさそうな点など、判明した事も多かったです。

あと余談ですが、SNSでも取り上げられていましたが、個人的にこの話のマナーの下りは先日ドラマにもなった「岸部露伴は動かない」の「富豪村」のエピソードに対する答えの一つの様に思えました。

 

らんとあまねについて/第21話

逆に性格的に真逆なのが表現されたのはこの二人。

第21話ではらんが懇意にしている和菓子屋・はごろも堂が客足の減少によって閉店してしまうのを何とか回避しようと、あまねに校内放送で店の宣伝を協力してもらう要請をするのですが、皆でお店の様子を覗った後、あまねはそれを出過ぎた真似である、とらんの頼みを拒否したためすれ違いが生じてしまう、というものでした。

この話はどちらの言い分も分かるだけになかなか難しい話でしたね。らんのはごろも堂が潰れてほしくないという思いも、あまねの店の事情も分からないのに迂闊に手を出すべきではない、という思いも。

結論から言えば和菓子屋の老店主である咲枝さんはもう閉店を心に決めており、戦闘中にキュアフィナーレがキュアヤムヤムに店に対する思いは自分も同じだが、店の積み重ねた歴史や思い出が消え去る訳ではない、という言葉を聞いて思いを一致・和解に至りました。上手い落としどころだったと思います。

この二人は確かに違う性格の持ち主ではありますが、慎重なあまねが思いを引き継ぐことをらんに伝え、感情が先行しがちならんはその思いをキュアスタ投稿と言う形で永遠に残すという、戦闘以外での連携を見せてくれたのも面白かったです。そう言えば戦闘と言えば、この回での戦闘は「60年積み重ねたはごろも堂の歴史=思い出」を「キュアヤムヤム・キュアフィナーレが取り返す」という、この作品のテーマの一つを分かりやすく形式化しており、特にキュアヤムヤムが戦う動機が非常に分かりやすい、と言う点でも傑作エピソードだと思います。彼女にしてみれば、そりゃ許せない訳で。

他にも、この話ではあまねとここねの共通性が出ていたり(ここねのいう事にも一理ある、とらんを諭した)、らんの語彙力の高さをあまねが素直に感心していたり、キャラクターの色んな側面が見れて面白かったです。

 

男キャラクターについて

第19話にて衝撃の事実が発覚しました。

どうも、クッキングダムでは(ブンドル団より以前に?)レシピボンが持ち出されるという事件があったらしく、その嫌疑がシナモンにかかっていたことが発覚。ただ、これはあまねの言葉によって否定の方向にもっていかれました。

…こういう奥歯にものが挟まったような言葉を使うのは、19話のあの表現だとちょっと状況がイマイチ呑み込めなかったのですよね、筆者は。

あれだとレシピボンが複数あったようにも感じますし、単純にシナモンが濡れ衣を着せられたようにも聞こえますし、シナモンが一時的にブンドル団と手を組んだようにも思えます。

ただ、あまねは時系列的にジェントルーでは当然なかったでしょうから、彼女の「いや、レシピボンは元々ブンドル団が盗んだはず」という言葉は完全に鵜呑みは出来ないんですよね。その時は最終的にはレシピボン奪還に成功した様なのですが、そんな戦力が当時のクッキングダム陣営に果たしてあったのかも疑問です…フェンネルあたりはまだまだ謎に包まれた人物なので何とも言えませんが。

更に同じく第19話で乱入したブラペに対して、マリちゃんが「あなたがシナモンの縁者なら謝りたい」と言っていましたが、二人の間に何があったのかも気になります。シナモンと思われる門平の動向も気になりますし、クッキングダムを取り巻く男キャラクター達はなかなか謎に満ちていて楽しませてくれます。

それから、マリちゃんは相変わらず株が上がりまくっていますね。第20話では引きの場面でダンスパーティーになったレストランでさり気なくゆいと拓海を組ませてあげたり、第21話ではマナー講座ですっかり疲れ切った様子のゆいらんをまずいと悟って貸衣装屋に連れて行ったり、余裕の大人対応が素晴らしい。スタッフ、絶対気に入ってるでしょ、彼(笑)。

 

次回はブラペがナルシストルーの言葉をきっかけに自身の存在意義に悩むというものなのですが…もし、これがあまねエピソードの一環であるならば、彼女にだけは正体が割れてしまうのかしらん?

ただ、ナルシストルーに役立たず呼ばわりされるようですが、公平な目で言って、彼はそこそこ役立っているとは思うのですがね。キュアプレシャスのピンチしか目に入っていない点はうーんですが、第21話では彼の助けがなければ、彼女は誇張抜きのスプラッタになっていた可能性がある訳で…

今までの流れを鑑みるに、どうもブラペ=拓海は思いを内に秘めて発散できないタイプの様な気がしますので、変な方向に暴発しなければ良いのですが。

 

ここまでのデパプリをかいつまんでナナメからバッサリ

マナー講座で先生役を務めたあまねちゃんだが、どうにも彼女がまず付け焼刃っぽいんだよな( ´艸`)

 

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【アニメ】デリシャスパーティ♡プリキュア第17~18話雑感

うーん。1+1を指折り計算し始めるのは流石にどうなんだ、ゆいさん( ´艸`)

 

さて、キュアフィナーレお披露目期間でしたね。来週もあまね絡みのお話の様なので、しばらくはあまね=キュアフィナーレが軸になる感じですかね。

注目の追加戦士でしたが、個人的には「今後に期待」という内容でした。敵陣営からプリキュア側に…という展開ははぐプリのキュアアムール以来という事になるのでしょうが*1、つくづくこの敵から味方への転身というのが難しいのを思い知らされる内容でもありました。

 

話の流れとしては、ようやく容体が良くなったのか、学校に復帰したあまね。ゆい達の姿を見つけると真っ先に駆けつけ礼を述べるのですが、その様子からジェントルー時代の記憶はどうも残っている様子…その頃、マリちゃんはクッキングダムに新たに現れたハート形の結晶を王から託されていました。

そんなところにあまねを心配しているパフェのレシピッピがゆい達の前に現れ、彼女を元気づけてほしいと依頼、早速パーラー菓彩を訪れるものの、そこでは生徒会長を辞めたい、と副会長に告げるあまねの姿が…

それを聞いたパフェのレシピッピが暴れ始め、その折にハート形結晶があまねの手に渡り光があふれ始め…

まるでそれを邪魔するかのようにナルシストルー出現・レシピッピ奪取からのモットウバウゾー召喚、これはブラペの協力もあり撃退するものの、ハート形結晶の反応を見たマリちゃんはあまねにプリキュアの素質がある事を告げます。

色めき立つゆい達でしたが、あまねは自分にそんな資格はない、と言ってその要請を拒否するのでした…(第17話)

ゆい達を店に招き入れ、事情を話すあまね。やはり、ジェントルー時の記憶は残っており、レシピッピを傷つけたのは自分の意思ではないし、ジェントルーは自分とは別物だと分かってはいる、しかし、自身に染み付いたジェントルーでの悪事がこびりついて離れない、そんな自分が許せないのだと吐露します。

やるせない事情に言葉を失うデパプリチーム、そんなところに再度ナルシストルーがレシピッピ奪取からのモットウバウゾー召喚。早速デリシャスフィールドを展開し変身するチームでしたが、ハート形結晶の加護で思い出こそ奪われなかったものの、あまねがモットウバウゾーに捕らわれてしまい…という流れでした(第18話)。

 

菓彩あまねについて

まずは凛とした喋り方に驚きました。ビジュアル的にどちらかと言うとお嬢様っぽく振舞うのかな、と思っていたのですが、中の人の事もあり界隈ではこのすばのダクネスを想起した方が多いようです。

ゆい達三人ともまた違うタイプですし、キャラ被りがないのはいい塩梅ですね。

凛として要点をきびきび話す様は少し冷たい印象を与えますが、レシピッピを傷つけてしまった事を気に病んだり、子供のころの夢が皆を笑顔にすることだったり、根は優しい感じです。

第17話冒頭では兄とともに空手の稽古に励んでいる様子も描かれ、己の鍛錬にも余念がない点と言い、自他ともに厳しく責任感が強い印象です。それだけに元来の優しさや幼き頃に語った夢を全否定する存在であるジェントルー“だった”事は何にもまして彼女的には許せない事だったのでしょうし、だからこそ頑なに「自身にプリキュアの資格なし」と自己否定に終始してしまいました。

この生真面目で責任感が強い性格はいい方向に転べば良いのですが(今回はそれでプリキュア変身を果たしたわけだが)、悪い方向に行ってしまうと話が暗くなりがちで、しかも後述しますが尾を引く要素は多分にある訳で、どう料理していくか、今後も注目のキャラクターかな、と感じました。

 

ジェントルーとキュアフィナーレ変身について

さて、第18話ではあまねはキュアフィナーレへの変身を果たします。自身がモットウバウゾーの捕らわれてしまった事でピンチに陥っていくデパプリチームに居たたまれなくなり、慟哭。それを嘲笑うナルシストルーに折れかけるものの、キュアプレシャスが拘束解除を諦めず、その際に放った祖母の教え「過去や現在の自分は未来の自分のためにある」を受け、自らの原点「自分はパフェになりたい(パフェを食べた人間の笑顔を、自身に準えた)」を思い出し、ハート形宝玉とシンクロして変身、皆の笑顔を守るために戦う決意を固める、といったものでした。

悪くはないんですが…ちょっと未来を見る事で手一杯になっている、というか、それで過去をすべて水に流すのは無理があるんじゃないかな、と。

前の記事でも書きましたが、筆者はジェントルーはあまねと完全に別物だとは思っていません。もし、ジェントルーが「弱者に価値なんかねえ。欲しいものはぶんどるし何してもいいんだよ」ぐらいのドクズ悪役だったらまだ分かるのですが、あの気真面目さ(「カレーは買って帰るか」)、律義さ(ちゅるりんの嘘にあっさり騙される)、何よりウバウゾーを破壊に指向させなかった性質など、あまねの影響は間違いなく受けています。あまねがジェントルーの悪事を留まらせていた、というのならば、そもそもあまねはそこまでジェントルーを影響下に置けていたとも言えるわけで、それは最早別物とは言い難い。

逆説的な言い方をすると、もし仮にジェントルーの素である黒い心(仮称)がゆいやここねやらんに植え付けられたとして、完全にジェントルーと同じ性格になったか、と考えれば、それはないでしょう。ジェントルーを完全に別人格として考えるというのはこれを肯定する事です。

もちろん、過去の悪事がある限り、プリキュアとしての資格は認めない、などと言う訳ではありませんが、あまねはともかく、ゆいもきっぱりはっきり「ジェントルーは別物」と言い切ってしまうのは流石に擁護が過ぎんか、と思うのです、いくらゆいが優しいとは言っても。個人的にはスタプリのユニ擁護に似た感覚を受けました。

また忘れてはならないのが、ジェントルー時の悪事。ゆいや拓海の推論「ジェントルーはウバウゾーを呼び出しても町を破壊したわけではない」にだいぶ緩和・誤魔化されていますが、少なくともおいしーなタウンの南米エリアを壊滅させているのはたぶん彼女の仕業ですし、らんの実家のぱんだ軒もあと一歩で閉店の危機でした。正直、らんがこの事に一切言及しないのも片手落ちに感じます。

確かに彼女は未来を見るべきでしょうが、かつての過去作品の転身キャラがそうであったようにそれなりの贖罪を見せなければ、今のままではちょっと納得できかねます。そういう点も含めて上でも書いたように「今後に期待」なキャラクターだと思っています。そう、彼女の未来はこれらと如何に向き合うかも重要なファクターなのですよね。

ただ、彼女の性格、変身の動機などを鑑みるに、償いの機会があれば彼女は決して目を背けるとは思えませんから、どちらかと言うと、周りが過保護にならないかの方が心配の種だと思っています。過度の優しさは対象にとって毒になる可能性がある、という事を忘れない上でシナリオ作りをして頂ければ良いのですが…まあ、キュアプレシャスは「過去は変えられない」とも言っていますから、将来的にメタファーとして贖罪の話は出てくるとは思いますが。あまねはそういう点では本当に「これから」のキャラクターですね。

 

マリちゃんとブラペについて

第17話の最後、あまねにプリキュアの資格がある事を告げる際に、彼女を戦いの場に引きずり込むことに心苦しい旨を述べており、第2話でゆいを巻き込むまいとした心理は健在なのですね。

また、第18話ではキュアプレシャスの祖母の教えを聞いて全員が一念発起した際に、彼も思うところがあったようで、なんとモットウバウゾーの腕にしがみつきくすぐり攻撃を仕掛けてあまねの拘束を解こうとするなど、男気が凄いです。

戦闘の指示役をこなしつつ、いざとなれば体まで張る。やっぱいいキャラですね。逆にブラペは第18話で出番がなく、ちょっとまだ立ち位置が不明瞭かなあ…ゆい=キュアプレシャスのピンチを助ける“だけ”に終始してしまうと、ちょっとどっちらけ感が出てしまう気がするので、もう少し掘り下げが欲しいですかね。

 

キュアフィナーレについて

最後の締めのデザートに掛けてフィナーレなのですかね。パフェがモチーフであり多様性の虹色がイメージカラーっぽい印象を受けましたが、普段着の色なども考慮すると紫枠なのかな?

まずはお披露目回だったことから、圧倒的な力でモットウバウゾーを退けました。最後はキュアプレシャスと連携後、浄化技・プリキュアデリシャスフィナーレファンファーレ(これまた長い技名だなあ)で一気に決着。

特別な強キャラ感はありませんでしたが、元々空手を嗜んでいる上、落ち着いた性格をしているのも相まってポテンシャルは高そう。特にデパプリチームはプレシャスが突出しがちなのでキュアスパイシーともども良いブレーキ役になってくれると頼もしいですね。能天気そうなキュアヤムヤムは意外と戦闘では思慮に欠けてはいないんですよね…

 

 

次回はあまねが双子の兄たちに秘密で誕生日プレゼントのケーキを作る、といった内容の様ですが、彼女の掘り下げも含めて色んな一面が見えてくると嬉しいですね。

 

ここまでのデパプリをかいつまんでナナメからバッサリ

こんな見た目のヤツには大苦戦しているのに

こんな危ない攻撃してくるヤツには見事な連携を見せる

結構不思議なチームよな、デパプリチーム…

 

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*1:スタプリのキュアコスモをどう判断するかは微妙ではあるが。

【アニメ】デリシャスパーティ♡プリキュア第15~16話雑感

とりあえず、思った事なんでも口走っちゃうような奴は、年齢重ねるごとに苦労はするぞ(苦笑)。

 

さて、この期間は予想通り、ここねとらんの掘り下げとなりました。ここねはまだまだ対人関係の慣れが出ていないが故のパニック、らんは自身が変わり者である事の葛藤が描かれましたが、順調に前進を続けており、むしろそれの導き手をゆい(及びマリちゃん)がしているという感じです。

ピンク枠のキャラが皆を引っ張っていく、と言うのはシリーズではよくある、どころか最早鉄板となりつつありますが、このポジションにある程度完成された人物が来る、というのは結構変化球パターンかもしれませんね。まあ、ゆいもまだまだ先が見えないキャラクターなので、今後にも注目でしょうか。

 

第15話:ここねの事情について

ここねの心理に一歩近づいたのと同時に、彼女の普段の身の回りの世話をしている執事(?)の轟さんとの関係性にスポットが当たりました。

 

話の流れとしては、校内の食堂が使えなくなってしまい、翌日のお昼がピクニック形式になってしまったここね達のクラスなのですが、最近近寄りがたい雰囲気が和らいだこともあって、ここねはクラス中の人間からランチを一緒にしたいと誘われてしまいます。

生真面目な彼女の事、失敗するわけにはいかない、と気合十分で臨むものの、当日、行列まで出来てしまった参加希望者を次々捌く事になってしまい、しまいにはまだコミュニケーション能力に疎い事もあって混乱、挙句に奇行まで行ってしまい、散々な目に…

すっかり落ち込む彼女でしたが、先日らんに教えてもらったSNS投稿者・ソロもぐちゃんがひょんなことから轟さんであることが判明し…というものでした。

 

意外とネガティブ部分は出ませんでしたね。空回りして落ち込む姿は合ったものの、ゆいや轟さんが「食は楽しんでこそなんぼ(意訳)」と教唆してくれたことで、一緒に楽しんでくれるデパプリチームとの絆をより深めていく内容でした。

ただ、この話はその上で、彼女は八方美人的に満遍なく人付き合いするより、少数の親しい友人を得た方が幸せなタイプかな…とは思いました。まあ、自分も後者タイプなので気持ちは分かる。

轟さんの若い時の一時期、食を疎かにしていた、というのは現実でも良くある話ですよね。というか、絶対に良くない。食はどんな形であれ楽しんだ方がいいに決まっていますし、逆にここが疎かになると全ての物事がうまく回らなくなる(逆説的に物事がうまくいかないと食が疎かになっていく、とも言える)。轟さんはそんな中で美味しいホットドッグの屋台で感激し、ここから食材の種類や入手方法などを夢想するという「想像力の翼を広げる」事を学び、更にキュアスタの投稿にそれを記すという事で充実感を得る、という好循環を得るに至りました。

その上で、思い悩むここねに食べ方や楽しみ方は人それぞれであり、美味しくいただくことが第一。その方法はさまざまであると諭してくれました。ゆい達との食事が楽しめる事はもちろんなのでしょうが、これからもクラスメイト達とは楽しめる方向で歩み寄れて行けばいいのかな、と。

そう言えば、ここねがお弁当作りをゆい達に誘われてやり始めている事について両親が感心していたそうで(轟さん談)、近いうちに彼女の両親も描かれそうですね。

あと、むくれここねちゃん、たいへんかわゆくございました。ごちそうさまでしたm(__)m

 

第16話:らんの事情について

ここねより少し不安要素が出たのが実は彼女の方。

 

話の流れとしては、いつも通り(笑)にキュアスタ投稿をしながら語彙力たっぷりの独り言をしていた現場を同級生・高木晋平に見られたらん。サンドウィッチに喋りかけている、と笑われた挙句、変な奴呼ばわりまでされてしまい大ショックを受けてしまいます。すっかり落ち込んで様子がおかしいらんに、その様を他の男子クラスメイトに面白おかしくいいふらす晋平に文句を言いに行くゆいでしたが、彼は悪びれもなく嘘は言っていないと理論ずくめで彼女を退けます。

らんを慰めるべく、ゆいの家でラーメン作りを催すデパプリチームでしたが、そんな折、帰宅したゆいの母親から晋平の意外な事実を聞かされ…というものでした。

 

まず、晋平の言う事なんか気にする必要性はないんじゃね? というのがありましたが、実際のところ、晋平は気にするだけの価値もない男でしょ、というのが個人的な感想です。ただ、ある事ない事言いふらされそうになっていたため、黙って見過ごす事が出来ないのも事実でしたが。ここでゆいが堂々と文句言いに行ったのはかっこよかったんだけど…言いくるめられてしまったのよな…

確かに彼には彼なりの事情がありました。晋平は結構有名な嘘つきであり、しかもその嘘も半分は本当の事が混じっている、というタチの悪いもの(これを利用してゆいの追及をはぐらかした)。要するに典型的な「吹く」タイプの人間です。その裏には慕っていた兄が遠い地の大学に行ってしまい離れ離れになってしまった寂しさがあったのですが、それを差し引いても、場合によっては他人の迷惑になる事を平気でしており(実際、らんがあれでクラスメイトから奇異の目で見られるようになれば、彼女にとっては大迷惑である)、挙句に真実を織り交ぜるという姑息な手段で自身の嘘までくるめて正当化するなど、到底好感が持てる人物ではありません。あえて救いがあるとするなら、話の内容が突拍子がなさ過ぎて、誰からもあまり信じられていない点でしょうが(ああ、また吹いてら、ぐらいにしか受け取ってもらえない)。

らん自身の「自分が変わり者なのか?」という疑問はゆいたちの機転やマリちゃんの言った「それは個性であり、そもそも普通の基準だって人それぞれ」「そういうらんちゃんが大好き」という言葉で瓦解はしたのですが、そもそも、この疑問は彼女が幼少期に「ラーメンや中華料理を熱く語って」同世代の子をドン引きさせてしまった、という過去に基づいており、ちょっとトラウマレベルの話ではあるんですよね。

似た話にプリアラのひまりのエピソードがありましたが、彼女同様、このトラウマ絡みの「変人」エピソードはまだ続きがありそうではありますね。

ただ、晋平の事情を知った上で、彼の寂しさの原因を知ろうと、彼が食堂で食べていた肉じゃがをひょいぱくしたのは流石にちょっと常識ない行動には映りましたねえ。

彼が見せた表情で、食堂の肉じゃがの不満点(兄の肉じゃがより甘くなかった)を見抜いたり、食べた上で玉ねぎの煮込みが兄のものの方が長かったなど、洞察力に優れていたのが見れたのは良かったのですが、いくらアニメとはいえあまりに非常識な行動は性急という言葉では片づけられません。ここら辺は後々のストーリーで挽回してほしいかな。

正直、あまり複雑な事情はないのかな、と感じていたキャラクターだったので、ここにきて意外な展開が出てきました。中の人は演技巧者ですし、これからが楽しみですね。

 

ブラックペッパーについて

ここね&らんがメインの期間だけあって、15話ではデパプリチームのピンチに手を出そうとしたものの未遂(渾身の一撃を放ったキュアスパイシーに「やるじゃん」という言葉を残してはいる)、16話ではそもそも出番すらない、という…ゆいちゃん好きすぎぃ!

少し気になったのは、彼女たちをストーキング(笑)していたわけでもないのに、15話でデリシャスフィールドに侵入していた点。侵入できること自体はデリシャストーン持ちである事から不思議ではありませんが、そうなると、どうやってモットウバウゾー出現&レシピッピ強奪を感知したか。基本的にあれはハートキュアウォッチで判明するものであり、そうなると彼は別の手段でレシピッピの危機を知る事が出来る事になります。クックファイターなら標準能力なのか、或いはデリシャストーンに似た機能があるのか…

…まあ、描かれていなかっただけで、ストーキングはいつも通りしてた、でもいいと思うんですけどね( ´艸`)

そう言えば、らん発案でブラックペッパーは略して「ブラペ」とされており、キュアプレシャスも乗っかっていましたね。当ブログでも以降、ブラペで統一しようかと思います。長いんですよね、ブラックペッパーって(笑)。

 

敵側の事情について

すっかり合体技でなくては浄化できないと思っていたモットウバウゾーですが、この期間は各々スパイシー、ヤムヤムのミキサーによる単独浄化技で浄化されており、ここら辺の力関係はちょっと分かりにくいですかね。

モットウバウゾー自体は第15話では攻撃の一つ一つが重く、旋風攻撃まで仕掛ける個体や、第16話では拘束に特化した個体など、なかなかバリエーションがあって面白いのですが。

幹部はゴーダッツ直々のご指名もあり、しばらくナルシストルー出撃が続きそうですが、彼は第15話でも楽しい食事など虫唾が走るとまで言っており、やっぱりちょっと事情持ちっぽいですね。

更にこの期間中にナルシストルーは例の「ブンドル―ブンドル―」に文句を言っているシーンもあり、ジェントルーの事も相まって意外と一枚岩ではないのかもしれませんね。ただ、ゴーダッツもクックファイターのブラペの出現には注目しており、ブンドル団とクッキングダムの確執がどの程度なのかも注目点と言えますね。

 

次回はいよいよあまね登場になりそうですが…タイトルから鑑みるにプリキュア絡みの話も出そうですが、変身はまだお預け、と言ったところですかね?

ゆいの個別エピソードもまだですし、あまねと絡めてくるのか、あまねの後なのか。興味は尽きないです。

 

ここまでのデパプリをかいつまんでナナメからバッサリ

しかし、ランチに待機列という異様な光景も笑ったが、そこまでビビるなら、そもそも並ばない方が良かったのでは?( ´艸`)

【アニメ】デリシャスパーティ♡プリキュア第12~14話雑感

あ、うん、これ、とても大切な事ね。「小さじ1? 目分量でいいでしょ。塩一つまみ、えーい(適当)」とかやると大体ろくでもない結果が待ってるんだよな(体験談)。

 

さて、この期間はメインキャラクター達から少し距離を置いて、敵味方含めて将来に関わる重要キャラクターを描く期間となりました。

OPで登場していた謎のタキシード仮面白装束の男も本格的に登場し、次第に話としても乗ってきた感があります。

 

ジェントルー=菓彩あまねについて

第12話はジェントルー最後の戦いがメインになりました。

前回で正気というかあまねの主導権がかなり強くなっていたジェントルーでしたが、デパプリチームに保護される直前でナルシストルーに拉致され、ゴーダッツに再洗脳を施され…という内容でした。

再洗脳後もゴーダッツに絶対の忠誠を誓う実直さは変わっておらず、戦う意思のないキュアプレシャスに容赦のない肉弾戦を浴びせたりもしました。尤も、ちゅるりんの偽投稿にコロッと騙される点も良くも悪くも実直と言え、これがあまねの影響なのか、洗脳故の融通の利かなさなのかはちょっと分からなくなってきました。

というのも、よくよく考えてみると、あまねの本来の性格は今の段階ではちょっと分からないんですよね。彼女が生徒会長として初登場した第5話以降、デパプリチームといくつかの接点があった訳ですが、その時の目の色は総じて赤(ジェントルー人格の色)だったんですよね。つまり、中身としてはあまねの姿に擬態したジェントルーだった訳で、あまねの本来の性格は断片的な物(レシピッピが見えている、それを店のカードにイラスト化するぐらい好き、レシピッピを強奪した際にやめてくれ! と慟哭する)でしか分からない。

第12話ではゴーダッツにジェントルーとしての人格を植え付けられている表現がありましたし、マリちゃんも「心を操られている」とあまねの本来の人格とは全くの別物、という表現が為されましたが、拓海が気付きゆいも言っていたようにウバウゾーを町の破壊に暴れさせることをさせずにとどめていたのは恐らくあまねの意思です。

ここのところを全くの別物にしてしまうと少し齟齬が生じてしまうように思えるのですが、キュアプレシャスの必死の説得に応じて、ゴーダッツが植え付けた「黒い心」が完全にウバウゾーに転移した事で、あまねは呪縛から解放されたようですし、ここは別物判定なんでしょうね、シナリオ的には。

しかし、そう考えると、ナルシストルーの考えがますますわかりません。この経緯を見ただけでも、ジェントルーが過去に自我を取り戻しかけた一因は間違いなく己の力をウバウゾーに注ぎ込む行為にあります。あえて、それを行わせたのは彼女の苦しむ姿を見たかっただけなのかもしれませんし、再洗脳を施せばまだ利用できると思ったのかもしれませんが、プリキュアがいる現状にも関わらず、使い捨ての様に出撃を見送るなど、行動が完全にちぐはぐというか最早狂人のそれです。まあ、次の回で判明するのですが、実際狂人一歩手前の人格破綻者ではあるんですけどね。

なんにせよ、解放されたあまねは今度こそデパプリチームに保護されました。第14話の段階で未だに目覚めない状態であり面会すら出来ていません(もしくは目覚めてはいるが面会を拒否しているのか)が、もしジェントルー時の事を覚えているとなると、その葛藤に苦しむかもしれませんね。

なお、公式HPでは彼女が追加戦士・キュアフィナーレである事が正式にアナウンスされています。そこら辺も含めてどう料理するのかにも注目しましょう。個人的にはジェントルーもあまねの一部だと思っているので、受け入れた上で乗り越えてほしいかな、というのが本音です。

あ、そうそう、第13話であまねの双子の兄が登場しましたが、なんでも中の人が有名な男性アイドルさん(しかも二役)らしくて、一応それなりの重要ポジションなのですかね? かっこつけみたいな部分はあるものの、基本的には善人ぽいですが…ちょっとナルシストルーに似ている気もするんだよな…いやいや、さすがにそこまでハードな展開(身内に更に敵幹部)はないと思いますが…

 

敵側の事情について

ジェントルーが正式に脱退してしまった訳ですが(再拉致してさらに洗脳も可能だろうが、流石にデパプリチームの監視もあるだろうし容易ではないだろう)、セクレトルーとナルシストルー曰く彼女は「地理勘のある女性を利用しただけ」だそうで、ブンドル団的にはノーダメージ的な表現がありました。

これについてはまず単なる土地勘だけが条件なら、今後も別の人間を洗脳して利用できる可能性を考えなければならないのが一つ。もう一つは操りの糸を掛けるにしても資質が必要なのではないか? というのがもう一つ。これはレシピッピを強奪しなければならない、という都合上、それが見えるのが最低条件なのでしょうね。だからこそあまねがターゲットにされたのならば納得できますし、場合によってはデパプリチームの三人が標的になっていた可能性もある訳です。

第13話以降はナルシストルーが出撃する事になりましたが、彼の能力はレシピッピを強奪する際に、それを発生させていた人間の思い出やその食事を選択した理由までも奪い取る事で忘却させてしまうというもの。なぜそんなことをするのか、とゆいに詰問された際には「美味しそうな食事をしている人間を見るとムカつく」などと自分勝手な理由を披露しており、更にその質問をしたゆいに君には関係のない事だろう、と悪びれもなく宣うなど、なかなか生粋の邪悪っぽいです。

そんな過程を経て生み出される強化版ウバウゾー、モットウバウゾーは最初こそ強くないものの、攻撃されるたびに力を増すという性質を付与されていたり、浄化も合体技・プリキュアミックスハートアタックでやっと浄化可能であったり、なかなか手ごわい印象です。やはり奪い取った力に比例するのかな?

…なんか前作の記憶除去装置を利用した幻影操作といい、前々作のダルイゼンののどかに対する仕打ちといい、相手の心を踏みにじる敵が続いていますね。

さて、個人的に気になった点がもう一つ。幹部達はあまねが離脱を余儀なくされた際、利用していただけであると同時に自分たちは違う、という趣旨の発言をしています。

しかし、上記の美味しそうな食事をする人間≒幸せそうな人間を憎悪するナルシストルーに第14話で初恋を「甘酸っぱい」と表現するセクレトルーと、ひょっとしてこいつらも元は人間でゴーダッツの洗脳を受けているのでは? と勘繰ってしまうのですよね。何より上での推論が正しかった場合、彼彼女(今の段階では少なくともナルシストルー)はレシピッピを見る能力があるのですから。*1

尤も、ブンドル団の人間が必ずしも異世界人とは限りませんから、ただの人間が自身の意思で協力しているだけかもしれませんが、もし彼らも洗脳済みだった場合、その上で「自分たちは違う=洗脳されているわけではない」と誤認させられてるとしたら…想像以上にやべー組織かもしれませんね、ブンドル団。あの「ブンドル、ブンドルー」もそう考えるとちょっと怪しい宗教染みているとも取れますしね。

まずはナルシストルーがどういう結末を迎えるか、ですかね。

 

品田拓海=ブラックペッパーとその父親・品田門平について

あー、本来なら、確定するまでイコールはつけたくなかったんですが、ここまで状況的に出揃っているとねえ…っていうか、そうしないと記事書きにくいので( ´艸`)、以降同一人物扱いでいいですよね? 公式HPでも同一人物として更新されていたし。

唐突と言えばまあ唐突だったのですが、彼の父親、品田門平がなんとクッキングダム関係者であることが第13話で発覚。父親の持っていたデリシャストーンを継承するような形でデパプリチームに関わる事になっていく事になりそうです。

少し疑問に思ったのは彼の父親、門平の存在。門平と妻であり拓海の母親であるあんは行き倒れていた彼を介抱し、そのまま彼女のゲストハウスを手伝わせる事により仲を深め大恋愛の末結婚したそうなのですが、結婚直前になって一回彼女を振り切って出ていこうとしており、この行動は取りも直さず、本来この世界に来た目的を果たすため、と受け取れます。

大まかな事情を拓海に話し継承を終えた後、クックファイターの衣装を託したような描写がありましたが、半ば封印状態だったようで、こう考えると門平はあんとの結婚を選んで全てを擲ってしまった様に思えます。

しかし。

現在の門平は世界中を股に掛ける漁師をしています。別にゲストハウスを継いでも良かったはずなのに。あそこまでの大熱愛を経たあんや息子の拓海を置いてまで漁師、しかもそこいら近場ではなく、年単位で家を空けるレベルでの遠漁、更に定置ではなく世界各地を飛び回るという内容…

何かを探っている。つまり、彼は何かしらの使命をまだ帯びているのでは? とも考えられるんですよね。第14話で姿を現したブラックペッパーを見て、マリちゃんはシナモンという人物の面影を想起しています。そして、そのあと、シナモンなわけはない、と否定もしています。もしそのシナモンという人物がイコール門平(平、だしねえ…)だった場合、彼は何かしらの使命を帯びて十数年前にこの世界に来たことになる可能性があります。単に物見遊山でこの世界に来た可能性もなくはありませんが考えにくい。*2

もう一つ考えられるのが、彼が何らかの理由で力を失った状態でこの世界に流れ着いた、という線。上で「継承」と書きましたが、これならば力を扱えなくなった門平から拓海にデリシャストーンの力が受け継がれた事、マリちゃんのシナモンの存在の否定とも齟齬は生じません。

ただ、ここで問題というかもう一つの要素として、その遠漁にはゆいの父親・ひかる(おいおい星名さんと同名じゃねえか、まぎらわしいな(笑))が同伴しているという点。上記の推測通りの場合、ゆいの父親を巻き込んでいる事になります。が、或いはひかるも知った上で同行しているのだとしたら!? 登場人物たちが次第にクッキングダムと関連を持ち始めてきています。こうなるとクッキングダム自体の秘密にも焦点が当たるかもしれませんね。ほとんど正体不明なんですよね、クッキングダム。

さて、門平さんの話が長くなってしまいました。拓海についても少し。

基本的にゆいが好きでしょうがない、と言った感じなのですが、肝心要のゆいが全くその気がない、というか、今の段階では完全に単なる幼馴染、脈なしというのが哀愁を誘います( ´艸`)

過去の作品の記事でも何度か書きましたが、プリキュアの恋愛絡みはなかなか難しい課題ではありますが、個人的にはアリだと思っている立場なので、上手く絡めてくれれば、とは思うのですが…この作品が始まった時の大まかな人物背景を見た際、これはハピチャのめぐみと誠司の関係性に近いのかな、と思いましたが、思った以上にゆい側に脈なしなのは少々面食らってもいます。

第14話では拓海が同校の女子・本間ともえの告白を受ける…というのが主軸になりましたが、その告白シーンを出歯亀偶然覗いたゆい(達)だったのですが、それを見た際にも「(告白シーンを)初めて見た!」とはしゃいだり、TV電話のシーンでは拓海が「お前は昔からゆいちゃんが大好きだからな」と父親にからかわれていても表情を一切変えていなかったり、ここまでくると別の意味で意外でした。拓海が他の人間にもミエミエなぐらい*3ゆいへの好意を隠しきれていない以上、恋愛絡みの話はまだ出てくるとは思いますが、この二人の仲が進展する場合、かなり納得いく展開にしないとまずいんじゃないか、という不安がよぎっています。

尤も、拓海自身は、第14話で今まで疑念を感じていたゆい=キュアプレシャスの戦いを、自らの意思で行っている事を確認したのち、彼女を守る事を決意した上でブラックペッパーとして戦いに参入する事を決めたようですし、ともえを振った点でも彼女一筋を貫くんでしょうね。現段階でブラックペッパーは第13~14話でプリキュア側のフォローをしていますが、いずれもキュアプレシャスがピンチに陥った時限定なんですよね。

彼がここまでゆいを意識したのも、ゆいの祖母・よねに泣かした彼女とともにおにぎりを振舞われ、彼女が笑顔に戻った時だったようですが、このシーンはこの作品冒頭でも描かれており、ここで繋がりましたね。なんで拓海が彼女を泣かしたのかまでは分かりませんが、まあ、ここは本筋ではないかな。想像力で補える部分かと思われます。つまり「ごはんは笑顔」はゆいと拓海を共通項としてつないでいる大切な思想なんですよね。そしてその二人が同じ想いを以て共闘するわけです。あれ? 結構アツくない?

ブラックペッパー自体の戦闘力はまだ未知数ですが、とりあえずは序盤のマリちゃんが放ったビーム攻撃ぐらいは余裕でこなしそうですね。クックファイターである事を驚愕されていたことからマリちゃんはそれではないのでしょうし、それなりの戦闘力はありそう。個人的には「浄化が出来ないプリキュア」程度の力はあるのでは? と推測しています。お? 戦える男キャラはジュリオ以来か? 

もう一つ。これは多分杞憂に終わると思うので、補足程度なのですが、OPでプリキュアの三人とブラックペッパーがデリシャスフィールドに降り立つシーンが挿入されますよね。あの中にマリちゃんがいないのが実は最初からすごく引っかかってたんです。一応戦闘要員であるにもかかわらず。

デリシャストーンが使えるという事は、ブラックペッパーでも(恐らく)デリシャスフィールドを張れるという事。そして、ブラックペッパーの立場なら、戦いを俯瞰的に見る事も出来ますし、彼はそれなりに聡明なタイプに思えますから戦術も組めそうです。つまりマリちゃんが出来ることは彼でも出来てしまう。*4

まさか、マリちゃん途中退場とか…ない、、、ですよね!?

ただ、自分の記憶に間違いなければ、シリーズで味方サイドのレギュラーサブキャラで途中退場者はいなかったはずなので、上でも書いたようにこれは杞憂に終わるとは思っています。…シリーズも19作も続いてますので「いや、いたよ! このドシロートが!」と思われた方はコメント欄にでもご一報くださいm(__)m流石に記憶が薄れている作品も結構あるので(^_^;)

 

プリキュア側の事情について

ジェントルー=あまねの確保、及び、ナルシストルーとの接触により、デパプリチーム内ではブンドル団に対する悪印象がかなり根付いている感じですね。

それでもナルシストルー登場時の「待たせたな」という台詞に「待ってないよ」とか「残念なイケメン」などと口々に言っていたマリちゃんやらんは少し緊張感が緩いですし、ここねは普段は表情が動かないキャラなので(ただあまねが操られていた事には腹に据えかねているような描写があった)いつも通り、といった風なのですが、ゆいがあまねの一件以降、特にナルシストルーと対峙する際、険しい表情を一切崩さないのは注目に値するかと思います。

あまねにせよレシピッピ強奪(とそれに伴う副産物的効果)にせよ、心を弄ぶ事を許さない強い意思と筆者は受け取りました。これは彼女があまねの事に関して言った「自分の意思で楽しいとか美味しいという感情が得られないのはかわいそうだ」という言葉にもよく表れています。

更にマリちゃんが菓彩家の近くで見つけたレシピッピをあしらったお店のカードを見て、これを描いたのがあまねであることを確信したゆいは戦闘でジェントルーと一騎打ちになった際にも一切攻撃をせず防戦しながらあまねの心に必死に呼びかけるという健気さも見せました。

この戦闘中、彼女はずっとジェントルーの事を「あまねさん」と呼びかけ続けていたのですよね、「ジェントルー」ではなく。個人的にはこのシーンでゆい=キュアプレシャスの株は爆上がりしました。

そう言えば、ナルシストルー出撃以降、プリキュアサイドの必殺技がみなパワーアップしていましたね。まあ、プレシャスの必殺技が数字を当てはめていた段階で予測は出来ていた事ですが、急に登場したので少し焦りました。ミキサー使用による合体技・プリキュアミックスハートアタックも唐突に出てきた印象でしたし、技の内容も合体というより三人同時発射という趣でこの辺りの性急さは少し引っ掛かりました。

ゆいと拓海の関係性も引き続き気になりますし、プリキュア側の人物描写もまだまだ目が離せませんね。…第14話引きのナレーション「果たしてゆいちゃんの初恋はどうなるのでしょうね?」はちょっと意味深だったよね…

 

とりあえず、あまね=ジェントルーや拓海=ブラックペッパーといった今後に関わる重要キャラクターにスポットがあたった期間でした。これで先ずは序盤は終了ですかね。次回は

プリキュアサイドのキャラクター掘り下げに移行しそうな雰囲気ですね。その過程であまね=キュアフィナーレを絡めていくのかな? まずはここねのシナリオになるようですが、先回の記事でも取り上げた「物事を成功させること」にこだわりを見せる=失敗を恐れる、という性質が焦点になりそうな予感なので、どう料理するのか注目したいです。

 

ここまでのデパプリをかいつまんでナナメからバッサリ

立ち位置的にもやっぱりタキシード仮面を想起するブラックペッパーだけど、色合い的にはむしろ月影の騎士様だよね( ´艸`)

 

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*1:第13話でレシピッピを探査する装置をナルシストルーが開発したが、それだけでレシピッピを認知し強奪する事までできるのか甚だ疑問である。例えば、視認できない透明な宝石か何かをここにあるから拾えと言われても簡単には出来ない。ただ、あの装置にレシピッピを可視化する/可視不可視は関係なく吸い込む能力があるのならばその限りではない。

*2:第13話で和実・品田家の家族がTV電話で会話するシーンでは、マリちゃんはその場にいない=門平の姿を見ていない。

*3:少なくとも両親とマリちゃんには看過されている。

*4:ただ、マリちゃんレベルの戦術が組めるかはまた別問題。

【アニメ】デリシャスパーティ♡プリキュア第9~11話雑感

あー、バケツプリンって9割がた失敗するんだよなあ。「バケツプリン デストローイ」で検索すると惨劇が出る出る(笑)。

 

さて、この期間はいつも通り各メンバーの掘り下げに…と思いましたが、思いの外ジェントルー=菓彩あまねにスポットが大きく当たる期間となりました。尤も、今作は各キャラクターの変身に時間を割きながらゆっくり性質・性格を描写していったため、それほどの違和感は感じません。むしろ、変化球チックではあるものの、あまねが彼女らに大きく関わるであろう事を表した上手い展開だと感じました。

 

全体的な流れとしては、第9話ではここねとらんの性質の違いとそれによるちょっとした衝突→和解。第10話では敵側のパワーアップ及び今まで救い出したレシピッピからの助力による新アイテム付与と新技追加による対処、第11話ではあまねの罠によるデパプリチームのピンチ及びついにジェントルーの正体が判明してしまう…というものでしたが、どれも情報量が多く見ごたえがありました。このジェントルー=あまね絡みの流れはまだまだ続きそうなので、引き続き注目ですかね。

 

ここねとらんの関係性について

ここねは感情表現が苦手で物静か、らんは天真爛漫だが若干無神経な部分がある、という感じですが、各々その欠点には気が付いており、気に病んだり改善しようとしたりしている点は良いですね。

第9話のBパートで、何かと意見がかみ合わなくお互いが遠慮しがちだった様を見かねた妖精たちやゆいの計らいにより、コメコメの世話を二人ですることになるのですが、元々小さな兄弟に囲まれて育ったらんの独壇場になってしまい、居たたまれなくなったここねが反発する…という流れがありました。

多少無神経な部分があったものの、基本的にらんに非はなく、どちらかというとここねの気の強さが前面に現れたような印象を受けました。少し気になったのは、前の記事でも書いたのですが、ここねの強迫観念というか「何事も自分がうまくこなさなければならない」という感情です。先回の焦りによる戦闘中の突出も「こんな私では嫌われてしまう」という他人の評価を恐れているような描写がありましたし、今回の事にしても、幼子の扱いに慣れているらんに対し、何も出来ない自分に苛立った、とも言えます。

完璧である事を求められ、それが出来ないと不安に苛まされる。

最終的には戦闘中にまでかみ合わなくなった二人をキュアプレシャスが祖母の教え「味噌は味が違っても合わせる事で深く更に美味しくなる」を受けて協力体制を築くことで和解しましたが、この二人の間は修復されたものの、ここねのこの性質は不安がまだ拭えません。自覚して直そうとしている点は美点ではあるのですが。

あと、この話で面白いな、と思ったのは、ここねとらんが対立し始めた際、今までは陰でお互いを思いやる発言をしていたにも関わらず、本音が噴出した際にお互い思うところがあった事を吐露している点でした。人間の感情って単純じゃありませんから、両方とも彼女たちの本心なのでしょうね。

これは第9話の最後にマリちゃんが言った「お互いに言いたいことを言い合えるなんて素敵な事」という言葉に集約されていると思うのですが、こういう人間臭い部分の表現はお見事でした。

 

敵側の事情

新幹部・ナルシストルーが登場。そして、ジェントルーがレシピッピをめぐるプリキュア達との対立で苦しみ始める…というのがメインになりました。

やはりメインはジェントルー=あまねの暴露でしたが、苦しみ始めたジェントルーを見た際にナルシストルーは「操り人形の糸が切れかけている」と嘲笑し、第11話でデパプリチームに敗北を喫しあまねの人格が大きく顕現した際には素早く背後に現れて彼女を操り人形と侮辱しながら「まだ楽しませてもらう」と言いながら拉致したり、どうにも幹部内でも格差があるような表現がありました。これはセクレトルーもジェントルーの苦悩を見て「ゴーダッツ様に報告しなければ」と独り言ちており、ある程度事情が分かった上で彼女を利用していたようですね。

先回の段階ではあまねに関しては様々な憶測が飛びましたが、今の段階では洗脳&あまねとジェントルー二つの人格がある、というのが一番ある路線ですかね。実際、瞳の色が変わったりしますし(ジェントルーは赤で、あまねは青)、あまね時でも第11話でプリキュア変身者たちを罠にハメる(実力テストを急遽施し、彼女たちの答案だけ難問のものにすり替えた)際にも瞳の色は赤になっています。

そして、ここからは推論混じりで気になった点なのですが、何故、ジェントルーがあまねの人格を取り戻しかけているのか。

もちろん、レシピッピの苦しみにあまねの人格が呼応しています(下記するがこれは相互でもある)し、キュアプレシャスの「あなたはそれほど悪い人じゃない」という呼びかけにも反応しています。筆者が気になったのはナルシストルーがウバウゾー強化に「自身の力を注ぎ込む」事を提案した、という事。

つまり、ウバウゾーの強化に使ったジェントルーの力というのは他でもないジェントルー人格そのものなのでは? と感じたのです。この期間での経緯を見ても分かるように、あまねとジェントルーの人格は同じ肉体内でせめぎあっています。ジェントルーは律義に怪盗としての矜持を守ったり、ゴーダッツに絶対の忠誠を誓う気真面目さも見せていますから、ここはあまねの影響を少なからず受けているっぽい。しかし、もし、ウバウゾー強化のためにジェントルーの力を使い始めた事で、力の均衡が崩れあまねが主導権を取り戻しつつあるならば?

その場合、気になるのは何故ナルシストルーはそんな手段をわざわざ教えたのか? まさかこの副作用とも呼べるものに気が付いていなかった? 彼の性格では考えにくい。むしろ、彼女を弄んで苦しめようとしている、と言われた方がまだしっくりくる(「苦悩の表情はいい」という悪趣味発言までしているしね)。それならそれで悪役としては申し分ありませんが、もっと他の意図があるとしたら?

ブンドル団は意外なほどその正体が分かっていない組織です。今までの戦闘がジェントルー一緒くただったこともありますが、敵の目的も具体的には不明、ゴーダッツも姿自体は不明、セクレトルー、ナルシストルーの能力や立ち位置も不明、ついでに言えばアジトの位置も不明。不明だらけ。

予告では来週はジェントルー最後の戦いの様相を呈していますが、彼女の苦しみをデパプリチームがどのように受け止めるのかに注目しましょう。そして他の幹部達もそろそろベールを脱ぎ始める時期でしょうから、盛り上がってきそうですしね。

 

新アイテム・ハートジューシーミキサーについて

プリキュア達が救い出した精霊のような存在が力を与える、というのはシリーズでもままある展開ですが、他のレシピッピたちの苦しみに呼応し、それを救助してくれる存在であるプリキュア達に力を託した様に見受けられました。しかしそれ以上に驚いたのが、どうもレシピッピはジェントルーの苦しみにも反応していた様な節があるのです。これは元々あまねとジェントルーの狭間で苦しんでいた彼女の力を捕獲箱に注いでレシピッピに伝播したからの様に見えたのですよね。*1プリキュアへの助力、ジェントルーへの感応、様々な要素が重なって生み出されたアイテム、と言ったところですかね。

今の段階では、このミキサー自体は通常浄化技では浄化不能な強化ウバウゾーを浄化技を強化状態にして放つことで浄化可能にする、程度の能力でとどまっていますが、ミキサーとは言わずもがな、様々な具材をミックスする調理器具。ミキサー登場の前の回ではここねとらんの喧嘩回で違う個性が混じり合う強さを表現していますし、まだまだ隠された能力がありそうかな…というのが感想です。

 

男キャラたちについて

拓海がデリシャスフィールドに消えていくマリちゃんを見て不信感を露わにしているシーンがありましたが、第11話ではゆいに「あの怪物と関係があるのでは?」という意見を口にしています。

なるほど、自分も視聴者として俯瞰的に物事を見ているからこそ意識できていませんでしたが、拓海の視点からすると、マリちゃんと怪物(ウバウゾー)がグルのようにも見えてしまうんですね。

もちろん、ゆいは事情を知っている…というより当事者ですから、その事を全力否定するわけですが、その後に拓海が呟いた疑問「でもあの怪物は何がしたいのかは分からない。暴れて街に被害を与えているわけではない」がゆいにジェントルーは破壊行動を極力避けているのでは、という確信を得るに至らしめたのは上手かったですね。拓海はゆいに気があるという事も手伝って、物語を別の視点で視れる面白いキャラクターとなりつつありますね。

マリちゃんは相変わらず好感度高いキャラです。ちょっと大人な立ち位置、というのをちゃんとこなしている。少し気になったのは、コメコメが立って歩いた上、片言でしゃべれるようになった事を感涙して「大人になると小さな幸せが大切になる」と言ったのは取りようによっては意味深ですよね。正直年齢不詳なところもありますし、コメコメへの反応から察するにひょっとしたら既婚者(だった)の可能性も否定できません。

 

次回はジェントルー最後の戦いかな? マリちゃんは心を操られていた、と推測していますが…キュアプレシャスは戦いたくないみたいだし、しかし格闘戦はするようなので、戦った上で和解かな?

 

ここまでのデパプリをかいつまんでナナメからバッサリ

プリキュアあほの子学力問題には賛否両論あるが、今作のゆいとらんは考え方を変えれば勉強に意欲的になる、というのが描写されていてとてもいい解答な気がする。というか、あまねによる問題すり替え不正があったから、そもそも本当の実力は分からんのよな。

 

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*1:このシーンはジェントルーとあまねはある程度融合しているのでは? とも思わせた。

【アニメ】デリシャスパーティ♡プリキュア第8話「ちゅるりん卒業!?おでかけ!おいしーなタウン」感想

ジェントルーさん、ちゅるりんのフォロワーやってるの、ちょっとくすりと来てしまった。

 

さて、前回に引き続きらん=キュアヤムヤムメイン回でした。しかしそれ以上に敵側に動きがあり、単なる掘り下げ回かと思いきや、シナリオが大きく動いた重要回でもありましたね。

 

話の流れとしては3人チーム体制となったデパプリチーム。クッキングダムの王様にもテレワーク( ´艸`)を利用して報告した事により王・女王ともどもすっかりご機嫌。

プチ会議中にクッキングダム陣営はブンドル団のアジトの調査をしている事が判明しますが、その際に、敵側はどうもらん=ちゅるりんのキュアスタ投稿を基準に襲撃場所を選んでいるのでは? という疑念が深まります(そして、実際その通りだった)。

らんはキュアスタの投稿だけではなく、美味しかった店の詳細をノートに残しておくなど研究熱心であり、しかし自分のそんな活動が敵に利用されてごはんがまずくされてしまう事態になってしまった事にアンニュイ顔。

翌日、どうも様子がおかしいらん。ゆいの提案でおいしーなタウンの食べ歩きをする三人ですが、外で軽食を囲んでいる際にらんはゆい達にキュアスタを辞めた事を宣言する…というものです。

 


まあ、その後熱い掌返しが起こる訳ですが( ´艸`)。

今回は話としては単純で、らんの宣言に驚いたゆい達が「好きな事を止めるのは良くない」と説得され、その時にジェントルーが現れた事でなし崩し的に戦闘に入るのですが、らん=キュアヤムヤムはその過程で奪われた味を取り返す事こそが是であることを自覚。自身が無理をしていたこともあって、戦闘終了後皆の助言を受け入れ、これからは場所の特定がされないようにテイクアウトした上で帰宅後に記事を投稿する事を考え付くなど、まずは柔軟性の高さを見せました。…うーん、正直言うと、ああいうのって現場からお伝えしました、みたいなのが醍醐味な部分もあると思うので、SNS投稿としての楽しみはだいぶ削がれてしまうのでは? とも思うのですが。

しかし説得シーンで途中からマリちゃんが乱入してくるのですが、またしても女の子のみで出かけた事を羨ましがって後を付けてきており、デリシャスフィールドを展開する都合上、このストーキング(笑)常態化するんですかね?( ´艸`)

そう言えばデリシャスフィールドに引っかけてなのですが、今回たまたま場に居合わせた拓海にデリシャスフィールド内に姿を消すマリちゃん&デパプリチームを目撃されてしまいました。拓海は今話の序盤で何気なくハンバーガーショップにゆいを誘う、という前振りがあり、そのお店がジェントルーのターゲットにされたからなのですが、拓海はゆいをかなり意識している反面、ゆい自身は全くそういう彼の心の機微に気が付いていない、というのがこれまた…拓海自身はマリちゃんに警戒心を持っているようですし、今話のデリシャスフィールド目撃の件と言い、どういう立ち位置で振舞うのか気になります。

 

とりあえず序盤のキャラクターは出揃った訳だが

まずは三人のレギュラープリキュアが出揃いました。人数の割にはかなり時間を割いた印象です。皆可愛くキャラデザされていますし、性格も三者三様でかなりいい子たちぞろいです。しかし、三人とも微妙に引っかかる点があるのが面白いですね。

まずはゆい。この子の気になる点はずばり祖母の教えに対して妄信的すぎる事です。確かに祖母は的確な教えを施していた様ですし、間違った事は言ってはいなかった様なのですが、彼女が祖母の教えとして時たま頓珍漢な事を言っている事(ただ今話はその言葉をキュアヤムヤムが応用して勝敗を決した)も相まって、どうにも祖母の言葉を嚙み砕かずに鵜吞みしている様に感じられてしまうのですよね。尤も大筋・根本は理解しているみたいですし、それを聞かされた他メンバーも汲んだ上で理解しているようなので、大きな影響はないでしょうが。ついでにメタ発言するならばこの祖母役の中の人は大物俳優起用ですし、ネガティブな方向に行くとは思えません。が、どうにも、ゆいのこの性質は気にかかるのですよね。杞憂なら良いのですが。

ここねはやはり家族絡み。前の記事でも書きましたが、やはり家族との触れ合いが極端に少ないのは気になります。ゆい・らんと違って家業の手伝いをしていないのも二人との相違点となって表れています。尤も家業の手伝いは有名高級レストランという性質上難しいでしょうが。ただ彼女に関しては両親が作中に登場してからが本番かな、とも思うので今の段階では静観ですかね。

らんの気になる点は今話で判明したSNS依存体質。キュアスタを辞め投稿を我慢した際には禁断症状のごとく顔面崩壊したり、人の話を聞かないレベルでぼへーとしたりかなりの重症具合です。最終的にはキュアスタ引退を撤回したため事なきを得ましたが、たまの息抜きや暇つぶしにSNSを活用するならばともかく、禁断症状が出ている様では結構危ないと感じます。偉そうに語っていますが、確かに自分の場合、SNSは肌に合わなかったのですぐに辞めてしまったのですが(Twitterのアカウントは残ってはいるが休止状態)、スマホゲームなどはなかなか辞められない体質なので、あんま他人の事は言えないですよね。でもだからこそ、こういう依存体質、辞められない体質の怖さも理解しているつもりです。この事を今後ピックアップするかは分かりませんが、らんのネガティブイメージとして個人的には気になる点でした。

 

そしてジェントルーの正体

今話の引きでジェントルー=ゆい達が通う中学校で生徒会長をしている菓彩あまねである事が判明。意外と早い暴露に少々面喰いました。

ジェントルーが付けているアイマスクを外した瞬間、変身解除→あまねの姿に…という内容でしたが、その際には苦しそうな表情も見せており、これがただ単に任務に失敗したが故の苦悩の表情なのか、若しくは操られているのか、その場合は単に洗脳状態なのか、アイマスクによるジェントルー化の際に人格が変わるのか、それとも正気の上でブンドル団に加担しているのか、弱みを握られた上で無理矢理になのか。色々考えられる終わり方をしましたね。

ただ、今回の戦闘中に敵を傷つけるのは自分の主義に反する、とも言っており、怪盗としての矜持を持っているような表現もありました。ここら辺を鑑みると完全洗脳の線は薄く、何らしかの事情(もしくは思想共鳴)でブンドル団に与しているのかな、というのが個人的な見立てです。

前回前々回を見れば明白ですが、自身が生徒会長であるという事と、プリキュア達の正体が完全に割れている点を今後も利用しては来るでしょうし、逆にプリキュア側はこの事情を全く把握していませんから、今後の物語の軸になる可能性が高いですね。

そう言えば、敵側もプリキュアが三人になった事を危険視し、レシピッピの回収より先にプリキュアの排除を優先する命令を今回は出しており、そう言う点でも今話は大きな節目になっているのですよね。

 

 

レギュラープリキュア三人によりチーム結成、それによるブンドル団内でのプリキュア排除指令、デリシャスフィールドを見てしまった拓海、敵側はちゅるりんの投稿を参考に出来なくなる、そして正体の判明したジェントルー…まずは序盤の大きな転換期を迎えました。

次回は

 

 

ここねとらんの性質の違いにスポットが当たるようですね。ヒープリのちゆとひなたにも似たような話がありましたが、三人で料理作り(画面からはタコヤキっぽかったが)で親交を深めようとするみたいですし、新幹部も登場の予感。今からどうなるか楽しみです。

 


今回のデパプリをかいつまんでナナメからバッサリ

正直、らんの語彙力の高さってちょっと羨ましいかも。youtubeとか見てても思うけど人気がある人って、とにかく喋りが面白くて語彙力が半端ない。ま、例外もあるケドね。

【アニメ】デリシャスパーティ♡プリキュア第6~7話雑感

ぎゃああああああああ! かわええええええええええ!!!!!

 

はい、なんか黄色枠のプリキュアが初登場するたんびに同じ絶叫を繰り返しているふらあそです( ´艸`) 可愛いものを可愛いと言わないのは大罪なのである(ふらあそ語録)。

 

さて、第6話ではここねの掘り下げ、第7話ではらんの初変身とデパプリチーム加入がメインとなりました。一見繋がっていないように見えて、微妙に話に連携があったのは上手かったですね。そして、それは次話にも引き継がれるようですが…

 

ここねは順調にクラスに溶け込み始めている

第6話では家庭科室の怪物の噂を聞き付けたゆいとここね。生徒会が噂は根も葉もないものであるとして調査を開始、生徒たちは昼休みの間は動かないように指示されるのですが、ブンドル団が絡んでいる場合見過ごすわけにはいかない、と二人は行動を起こします。それをまるで知っているかのように人が動かない間隙を縫ってジェントルーが登場・ウバウゾーを召喚して…という流れでした。

この話自体は、家庭科室の噂は本当に根も葉もないものであり、噂が広がったのもここねと離れて寂しがったパムパムが学校に侵入、家庭科室のやかんに嵌って呻き声をあげたしまったのを他生徒に聞かれてしまったから、というギャグチックなものでした。

しかし、校内で事を起こされた場合、ゆいとここねはバディがいない故に変身も出来ず、当然不審人物マリちゃんもいないためデリシャスフィールドも張れないという、少し困った事態になってしまっているのは面白かった(当の本人たちは面白くもなんともなかろうが)ですね。

そして、その際にクラスメイトの救助(校庭に現れたウバウゾーに仰天したクラスメイトがプレハブ倉庫に逃げ込むものの扉が歪んで脱出不可能になったのを助けた)をここねが行ったため、彼女の株は爆上がり、今まで遠巻きにされていた彼女も友人の輪に入る事が出来るようになりました。

こういう何気ないきっかけが元で友人関係が築かれるというのはままある事*1で、彼女は次第に良い方向に向かっている感じですね。

ここね自身も一人でいることを選択していたところはあったのでしょうが、クラス替えなどをすると、彼女の様な大人しいタイプの娘は警戒心もあってなかなか踏み込めないもの。まして高嶺の花扱いだった彼女なら相手からの警戒心もあり猶更だったでしょう。ゆいと触れ合う事で柔らかくなったこともあって次第にクラスに溶け込んでいくのでしょうね。今回は女子友達を獲得していましたが、男子はさらに遠巻き感があるのではどう出るかな? そのうちそこら辺のシナリオも出てくるかもしれませんね。

 

家族への誇り

第7話では華満らん=キュアヤムヤムのお披露目回となりました。

変身の大きな動機はジェントルーの罠により、実家の中華料理屋「ぱんだ軒」のレシピッピが奪われてしまうのですが、当時ぱんだ軒は半額セール中。そこをジェントルーが大量のレシピッピを奪うべく現れ、その際に「味など無関係であり、客は半額に釣られただけである」とらんを含むデパプリチームの目の前で店を侮辱したためらんが激怒したのが最後の決め手となりました。

前半でも語られていましたが、このぱんだ軒が人気を得るまでにはらんの両親が様々な試行錯誤を繰り返しており、らんはその様を目の当たりにしています。その回想シーンがギャグチックに描かれていたのは、あまりシリアスな場面にしたくなかったからか、或いは視聴者に対するフェイクなのかは分かりませんが、レシピッピの奪取の効果をゆい達に説明された際には、自分が半額セールを企画した事もあって責任を感じて落涙までしています。

家族というか、家がとても大切であり、誇りであるわけです。そういう点ではヒープリのちゆに似ていますね。家業の手伝いをしている点も共通(これについてはゆいもそうなのだが)。また、これに関して少しメッセージ性を感じたのが店を侮辱したジェントルーに対して「両親の苦労を何も知らないくせに! あの味にたどり着くのにアンタの想像を絶する苦労をしているんだ」という言葉。最近のSNSを中心とした安易な発言に対するアンチテーゼのように感じました。

自由な発信の場で自由な発言は守られるべきでしょうが、それに対象がある場合、慮らなければならない、少なくとも多角的にものを見なければならない。ジェントルーの発言は典型的な視野狭窄のものであり、それに対する警鐘なのかな、と感じました。考えすぎ?

らん自身は天真爛漫で明るく、表裏がない。さらに事あるごとに写真を撮りたがり、SNSを積極活用するなど今どきの子っぽい演出があります。最近の黄色枠では定番になりつつある属性*2ですが、バディとなる妖精・メンメンが人語を喋ってしまった際にも物怖じしておらず、肝が据わっている印象です。上で書いたことにも掛かりますが、店の味に対する誇りや積極的に手伝いをしている点や下の兄弟(上の子は妹だと思うが、弟かも?)がいる事も考慮すると、芯はしっかりしている娘っぽいので、これからどういう風に立ち回るのか期待したいですね。

変身後の姿・キュアヤムヤムは今の段階では未知数ですが、変身後いきなり敵の攻撃をしこたまもらうという姿を見せてしまったので強キャラ感はあまりないかも。必殺技・プリキュアヤムヤムラインズは無数の黄色い鞭状の光線を収束させたのち拡散状に解き放つというもので、拘束技にも応用できそうな感じですね。あと、彼女と直接関係はないのですが、彼女のパートナーとなったメンメンが口から炎を吐いて敵からの攻撃を防ぐ場面があり、妖精枠としてはかなりの攻撃力があるなかなか珍しいキャラになっていますね。

 

連動している!

前の記事で書いたことなのですが、らんがこれまで何回もジェントルーによるマズ飯被害に遭っている事が変身動機になるのではないか、と筆者は予測していたのですが、これは間接的には当たりでしたね。

ゆいとここねがらんと接点を持ったのは、キュアスタというSNSジェントルーが出現したお店とハンドルネーム・ちゅるりんが投稿している内容が一致しているから、というのをここねが発見したから。そして、その投稿の中にぱんだ軒で妖精が見える、という趣旨の書き込みがあったからでした。

同級生だったとはいえ、これが接点となり、ゆい&ここねとらんは邂逅する事となり、延いては新たなプリキュアが誕生する事になった訳ですが、このSNSの連動は次回も取り上げられるようで、らんのSNS好きと上手に絡めていましたね。当然、第7話の最後でちゅるりん=らんである事が判明するわけですが。

更に、今期間の注目点でもある、生徒会長・菓彩あまね。第6話では彼女が怪物騒ぎの調査のため食堂から人払いをした直後に、第7話ではレシピッピの事を調査していたらんに半額セールの話を持ち掛けてそれを利用する形で、それぞれジェントルーが出現しています。あまりに連動しすぎていて、やはり何か関連性が疑われますよね。え? とぼけ方がわざとらしいって? ナンノコトカナー( ゚ 3゚)~♪そう言えば、ジェントルーもゆいとここねの姿を見て「何という運命のいたずらか!?」とからんに対して「お前のおかげでレシピッピを効率よく集められた」とか迂闊怪しい言動をしています。うーん、彼女の正体が気になりますね!( ゚ 3゚)~♪

そう言えば、ジェントルーと言えば、上でも書いた「客は味ではなく、半額セールに釣られただけ」という台詞が妙にひっかかりました。何か「美味しい」という感情に一過言あるように見受けられ、延いては彼女がブンドル団に与している理由の一端なのかも…と少し考えさせられました。あと、セクレトルーの言う事に(今の段階では、ですが)絶対服従なのも気になります。色々謎めいていますね、彼女は。

 

ちょっと拙速だったかなあ

ただ、唐突なメンメンの覚醒や、らんにもレシピッピが見えていた設定(もしそうなら、今までのマズ飯被害時にジェントルーを認識できたはず)など、第7話はちょっと粗さも目立ちました。両親の味の探求のエピソードも含めると2話構成にした方が良かったのでは? と感じます。レシピッピが群がる際に発せられる美味しい料理を食べた時に生じるホカホカハートという感情も唐突に出てきました。ちょっと詰め込み過ぎ?

さらに突っ込んだ話をするなら、らんの一存で半額セールというのはちょっと短絡的で飲食店の経営ってそんなに甘くないんじゃ…と思ってしまいました。ぱんだ軒のあの規模では一種の賭けに近く、両親にその話を持ち掛けるような場面もありませんでした。最初は半額に釣られて出かけたゆい達がいつの間にやら臨時バイトとして手伝わされていたのも唐突感が凄く、ちょっと全体的に拙く感じられましたね。

 


次回は上でも少し触れましたが、らんのSNSがブンドル団側に利用されているのでは? という流れの話になるようですね。連綿と話が繋がっています。どうなるか楽しみですね。

 

ここまでのデパプリをかいつまんでナナメからバッサリ

ぎゃああああああああ! かわええええええええええ!!!!!

はい! とても、とても大切な事なので2回やりました( ´艸`) 

しかし、中の人・井口裕香さんは凄いですね。これが艦これの加賀や天龍・龍田と同じ人だとは…世間一般的には一番イメージが強いのはとあるシリーズのインデックスなのかな? あちらは少ししか見ていないので、自分的には艦これのキャラクターたちがイメージになってしまうのですが、色々な演技が出来て流石としか言いようがないです。

*1:高校時代から未だに付き合いのある私の友人との最初のきっかけは「そのジャンプ読み終わったら、次貸して」である(笑)。

*2:と言ってもヒープリのひなたぐらいか? SNS、というより端末活用は他のメンツもやっているし。

【アニメ】映画HUGっと!プリキュア♡ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ

f:id:furafuraasobinin:20220407161427j:plainどさくさに紛れてナニ言っとんじゃあ、ワレェ!(# ゚Д゚)

 

さて、不測の事態を受けて、突如はぐプリ映画が三週に渡って放映されたわけですが、映画館に行くということが殆どない筆者にとってはいい塩梅となりました。ですが、東映にちょっかいかけた輩は許しがたいですし、何とも迷惑な話の上というのは若干モニョりますが、ね。

 

話の流れとしては、突如襲来した謎の敵・ミデンを初代&はぐプリチームが迎撃する…というものなのですが、このミデン、プリキュア達の記憶を次々と奪い、奪われた者たちは幼児化し、挙句に奪ったプリキュア達の技等をそのまま使用可能…という難敵で、はぐプリチームが襲われた段階で初代の二人(ルミナスも幼児化された)以外は全滅というなかなか厳しいスタートを切ります。

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紆余曲折あって、はぐプリチームのはなを除いた四人とほのかまでも幼児化されてしまい、怯える幼はぐプリチーム&ほのかに翻弄されるはな&なぎさ。記憶を奪われ泣きじゃくる4人にとうとう堪え切れなくなったはな、そんな折、ミデンが再襲来。ほのかの幼児化で変身すら出来ないなぎさが身を呈してはなを庇い…というものです。

 

はなとなぎさの対比

さて、最初に面白いな、と感じたのはこれでした。

この作品はオールスターを謳ってはいるものの、実質は初代とはぐプリチーム、それもはなを中心に据えられて展開していきます。

ミデンが記憶を奪う事によって相手を幼児化させる能力を持っている、という事で、思い出を蘇らせることでその呪縛を打ち破る、というのが物語の大まかな流れなのですが、序盤最後で幼児化したほのかをなぎさは個人的な想いでそれを成就したのに対し、はなははぐプリメンバーを絶対に守る、という強い意志を以て幼児化した4人からの応援を受け取る、というものでした。双方ともにお互いの想いのやり取り(交換)ではあったのですが、なぎさが個に対する強い思いだったのに対し、はなは関わった全ての事象に思いを馳せた上でなんですよね。実際、初代の二人のやり取りはほとんど愛の告白みたいなノリでしたし( ´艸`)。

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ありがちな言葉で言えば、はなのは「母性」になるんですかね。泣きじゃくり思い思いの行動をとる幼はぐプリ組に対し、とうとう泣き出してしまったはなは「皆に忘れ去られたことが辛い」と溢しています。さあややほまれ、えみルルコンビとの縁だけではなくそこまでの過程をすべて奪われてしまったからこそあそこまで悲しんだ。本放送でもそんなところありましたよね、彼女は。だからこそ過去のいじめ問題にも敢然と立ち向かった訳ですし、相手がどんな境遇であれ応援できる。

初代&はぐプリチームが全員復活し、ミデンを追い詰め初代がとどめを刺そうとした瞬間、彼の境遇を知ったキュアエールが同情してしまい、相手に逆転のきっかけを与えてしまったのも「らしい」シーンでした。

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どちらがいい悪いという話ではなく、性質の違いが面白い。なぎさ(&ほのか)が一直線に信念に対し突き進んでいくのに対し、はなは広範囲に思いを振りまく&受け取る。良い対比だと思います。そのはなもなぎさのひたむきさを見て一瞬でも弱気になった自分を恥じて幼くなった4人を守り抜く強い決意を固めたわけですし。

これだけでも、この作品が初代と組ませた価値があったと思うのです。次回以降も過去作品とのコラボ映画がありますが、俄然見てみたくなりました。どういう風に絡めていくのかとても興味ありますし、評判も良いみたいですし。

あと、他の幼児化したプリキュアを復活させるのに“映画の観客の思い出を分けてもらう”演出は上手でしたね。このシーンは映画版ではお約束だそうですが、これは上手い使い方だな、と素直に感心しました。

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そして、全員復活したプリキュア達を邀撃すべくちびミデンとの乱戦に突入するのですが、その際にも、キュアエールはミデンの精神世界の中で「私まで出て行ったらあなたは本当に空っぽになってしまう」と追い出そうとする力に逆らって彼の深層意識に向かっており、本当にこの子は慈悲深いというか…救いを求める相手をどういう形であれ放ってはおけないのですね。

 

ミデンについて

結論から言えば、彼は古ぼけて使い捨てられたカメラの物霊です。フィルムすらない状態で打ち捨てられた怨恨がやがて思い出=記憶を奪い求める怪物になってしまった。しかし、その奥底には冷たい雨に打ちひしがれる、という形容が為された弱々しい霊的な存在がありました。それが故にテルテル坊主がモチーフになっていたのは上手でしたね。

このキャラクターが面白い…というか考えさせられたのは、プリキュアの思い出を奪った段階で、様々なプリキュアの性質が顕現する…特に台詞でした。

というのも、方々で歴代プリキュア達の台詞をしゃべるのですが、勝ち誇った際には「何でもできる! なんでもなれる!」と宣い、「ぶっちゃけありえなーい!」とおどけ、怒れば「堪忍袋の緒が切れました!」と、あのテルテル坊主モチーフのちょっと不気味な顔を真っ赤にする。

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そう、プリキュアの決め台詞って悪意の下で発せられるとこんなに怖い言葉になるんだな、って今更ながら怖くなりました。

もちろん、本来その言葉を発するプリキュア達に悪意はありません。正しい心と強い意志で発せられるからこそ強いメッセージ性になる。でも、だからこそ反転するとこんなに恐ろしい事もない。

プリキュアの技等も含めて、今作はそれが初代&はぐプリチームに降りかかった訳ですが、強い力というのはその反対も考えなければならない。果たして、制作側にその様な意図があったかどうかは分かりませんが、個人的にはミデンはそういう空恐ろしさを存分に表現した悪役だと感じました。

 

ちょっと話の軸が弱かったかな?

終盤には大乱戦もあり、概ねオールスター物としては満足いく仕上がりだったのですが、個人的にはミデンの由来が不透明、というか、接点がイマイチないのが不満点と言えば不満点でした。

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ミデンの正体は上でも書いたように古ぼけたカメラ。さあやが「幻のMIDEN F mark2」だと言っていましたが、幻の、がつくあたり、相当古い品であることが伺えます。上で打ち捨てられたカメラの物霊、と書きましたが、正確にはそんなことは一言も言及されておらず、あくまでも推論の上で物語の流れ的にそう結論付けただけです。

ところが、このカメラ(以下MIDEN)ははぐプリチームは言うまでもなく、他のプリキュア達との接点も見当たらない。はっきり言ってしまうと、ぽっと出過ぎるんです。

オールスター映画というと、印象深いキャラクターで話の主軸にもなったNEWSTAGEシリーズの坂上あゆみ=キュアエコーがいましたが、あの作品はあゆみの複雑な身の上と心情を丁寧に描写したからこそ成功した作品であって、こういう描写がミデンにもMIDENにも薄かった。というかMIDENに至っては皆無です。

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フィルムがない状態=空っぽだったことを埋め合わせるように人の思い出を奪ったのは分かりますし、その性質上カメラをモチーフとして取り上げたのは分かるのですが、そうなると今度は(強い思い出の力を持っていたにしろ)プリキュア変身者をピンポイントで狙う、という力の渇望にイマイチ結びつかない。プリキュアである必要性がそもそもない。はなが持参したデジカメからミデンが出現する表現がありましたが、カメラで写真を撮ろうとしている=思い出を作ろうとしている人間なんて、世界中にいくらでもいる。

MIDENとプリキュア達との繋がりが希薄が故に、ここだけはどうしてもほっぱらかしにしている様に見えてしまっています。最後にMIDEN自体がはなの所有物になり、一緒に思い出作りをしていこう、という結末ありきだったのは分かるのですが、せめて打ち捨てられた理由なり、は欲しかったです。

 

後はこまごま気になった点

  • 序盤の怪物による観覧車大回転は、中の人ミンチでは…(^_^;)
  • ルールー幼児化→ネジ!? はギャグのつもりだったんだろうけど、少し説明が欲しかったかも。ただSNS上で誰かが言ってた「観覧車から抜け落ちたネジだったのでは?」は上手い推察。

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  • 途中からCGになるが、表情なんかはまだまだかなあ。キュアエトワールの考察シーンとか結構ひどい。
  • レポーター役の人は素人さん? 声優の凄さを再認識させられると同時に、この声はちょっと辛かった。
  • 幼女化したプリキュア達かわいい…
  • キュアフローラが力技を!?

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  • 決め台詞を言わせたかったのは分かるんだけど、ミデンの事情を知った上で「愛を知らない悲しいカメラさん」はちょっとむご過ぎないか、キュアハート…
  • プリアラでもあったけど、一人をみんなで取り囲むの怖い! 怖い!( ´艸`)

 

スケジュールが狂ってしまったのは如何ともしがたいですが、サプライズのオールスター映画楽しませてもらいました!

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来週はデパプリ第5話のリバイバル放送。それを経て再来週(4/17)本放送再開の様でほっとしています。返す返すも犯人は許しがたい。嫌がらせなのか、デジタル身代金目的なのかは知りませんが、卑怯な振る舞いはいずれ自身を地に堕とすと思いますがね。

 

今回の映画をかいつまんでナナメからバッサリ

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大乱戦シーンはプリキュア達の様々な戦いが拝めたが、手をつないだ状態で駆け抜けるだけでミニミデンが次々と散っていったSSチーム、かっこよすぎて惚れた…