ふらあそ!

ゲーム好き・漫画アニメ好き・自転車好き・鉄旅好き。インドアだったりアウトドアだったりのふらふら遊び人の日記帳、略してふらあそ!

【アニメ】名探偵プリキュア! 第25話「キュアエクレールの正体」感想

うん、まあ、とりあえずふらあそはギャンブルとかやらん方がいい( ´艸`)

 

という訳でいちおうネタバレ防止のためにここで区切ります。

ネタバレ上等という方からどうぞ。

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【アニメ】名探偵プリキュア! 「キュアエクレールの正体は誰!?」雑感(第21~24話)

(2026/7/14:隠し追記しました)

(2026/7/13:第24話分・追記しました)

(2026/7/8:第23話分・追記しました)

(2026/7/1:第22話分・追記しました)

 

さて、まさかのエクレール候補者を視聴者にも考察させるという企画がスタートしました。

今作はコナンコラボと言い、初のレギュラープリキュアに敵側に与しているアルカナシャドウを配置したり、挑戦的な試みがありますが、正直、こう仕掛けてくるとは思いませんでした。

以前の記事で、筆者は「エクレール候補者にある程度共通性を持たせて迷わせに来ている」と書きましたが、やはり最初から意図的に組んではいた訳ですね。

 

当記事はこの期間が終わるまで、毎週追記して行く形で更新しようかと思います。変則的ですが、よろしくお願いいたします。

 

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【アニメ】名探偵プリキュア! まとめ雑感〖6月前半号〗

そっか…湘南色の急行車両か。調べてみたら2003年ぐらいまで動いていたのね。

本当にこの辺りの時代考証すごいな…

 

さて、緊急事態が発生しました。

言わずもがな、来週から始まるキュアエクレール集中回の予告です。

少し悩んだのですが、ここは月ごとの記事更新をいったん中断してイレギュラーモードで6月前半(第19話・20話)で一つの記事を作成する事にしました。

 

furafuraasobinin.hatenablog.com

次回からはエクレール集中回で一つの記事にする予定です。

 

とは言う物の、6月前半の2回って、完全な息抜き回というか、主人公たちを特別に掘り下げた訳ではないし、急激なステップアップもなかったし、アルカナシャドウも未登場でした。

と言うより、前回のコナンコラボ回も含めて、完全にメインには関わらないオマケシナリオだったんですよね(もちろん、現段階での、という枕詞は必要だが)。アルカナシャドウが出てこなかったのも、裏を返せばこの期間中、何らかの暗躍をしているのかも? という見方も出来ますしね。

 

第19話「迷宮トレインにご招待!?」

修学旅行に行く事になったあんな達が、これを楽しみにしていた同級生のゆみが作成した旅の栞に宿ったマコトジュエルを巡ってゴウエモンと知力勝負をする…という内容。

 

前回の記事の最後でも書きましたが、ゴウエモンの空間を操る能力はよくよく考えればかなりヤバいんですよね。彼は知力勝負に正解を出せばプリキュア達を先に進むことを許していますが、本気でマコトジュエル奪還だけを優先するなら、彼女たちを閉じ込めて自身は引き上げるだけで任務達成です。そういう所も含めて、ゴウエモンは憎めないところがあるし、そもそもファントムでの活動に本気なのかちょっと疑問符が付く存在なんですよね。モチーフも一番義賊の側面が強いキャラですし。

内容的には、正直言うと先回の学校迷宮回の焼き直しに近く、ゴウエモンが修学旅行での団体専用列車を迷宮化、仕掛ける謎解きを二人が推理しながら先に進むというもの。

謎解きパートは、食堂車の謎(隠されたタコ料理を吸盤を利用して蓋つきお皿の蓋の裏側に張り付かせた。しかも、それを持ってきた給仕の動機が不明)はちょっと無理あるように感じられましたし、逆にその次の懐中時計消失の推理(容疑者三人のうち、外が雨にもかかわらずカーテンを閉めた人物が犯人。しかも、雨天なのに、という不自然さと同時に自分を映す鏡の役割を窓がなる事を嫌った)はお見事と感じました。

ただ、それ以上に、この回はあんなのジェネレーションギャップが結構前面に押し出されていましたね。上でも書いた団体専用列車が湘南色を急行(165系?)を意識していたり(これは同じく鉄道での修学旅行を描いたトロプリがななつ星モチーフだったのとは対照的)、最初のゴウエモンの謎の切符へのパンチをあんなが知らない(一方、みくるは自動改札を知っていたが、Suica系に言及していない)のもそう。

食堂車についてもみくるはオリエント急行を引き合いに出して憧れを出していた一方、あんなはきょとん顔、最後の場面ではゆみが使うカメラがどう見ても写ルンですモチーフ、と。

戦闘シーンは電車の屋根でのものになりましたが(ちなみに創作物ではよくあるシーンだが、電車の屋根の上は感電の危険が高く非常に危険)敵も味方もアンバランスな足場で戦う事を余儀なくされ、キュアミスティックはおろか、ゴウエモンも転落寸前までいった挙句、トンネルでハンニンダーだけ激突して脱落、しかしトンネルを抜けたところで帰巣本能の如く飛んで戻ってきたハンニンダーとゴウエモンが感動の再会をしている所に浄化技という、なかなかギャグっぽい内容になっていました。もう、ゴウエモン、コミックリリーフ化はほぼ確実路線ですね、これ。

そう言えば、無事ゴウエモンを撃退、旅の栞を取り返した後は修学旅行の様子がダイジェストで流れましたが、モデルの場所は何処だったんでしょうかね?

天守閣の立派なお城と温泉から小田原・箱根? と最初は思いましたが、まことみらい市は横浜モデルですから、距離的には修学旅行と言うよりは遠足レベル。

天守閣の形を検索サイトの画像検索を駆使して調べてみましたが、窓と屋根の形から犬山城に似ています*1ね。という事は、城=犬山城、屋形船=長良川の鵜飼い(鵜は見えなかったが)、温泉&ホテルバイキング=下呂温泉*2、ですかね。

岐阜…岐阜かあ~。チョイス、渋くないですかね!? まことみらい学園!?

 

第20話「とある島の伝説」

慈英島という島の村長から「島がなくなってしまう伝承があり、その言い伝え通りの現象が次々起こっている。解決してほしい」という依頼を受けたあんな達はフェリーで島に向かうが…という出だしでした。

 

まずは、それって探偵に依頼する事ですかね? とは思いましたが( ´艸`)、村長は相当慌てふためいており、まずは事件の現場に急行するのですが…

途中、村長の孫娘である姉妹の登場を挟みつつ、次々と起こる怪現象…のはずなんですが、どうも要領を得ないというか、狂言回しじみている。

あんな達、特にみくるが、この伝承って解釈次第でどうとでも取れるよね、となったところで百年を生きる亀がいる、という池を発見。プリキットの力を使ってその池に生息している亀と会話したところ、この島はかつてまんじゅう島と呼ばれていたが、別に島そのものがなくなったなどという事はないし、100年前に改名したはず、という言質を得ます。

…これ、先回のエリザ回の時も思いましたが、プリキットの動物会話能力ってちょっと便利すぎますね。わんプリでも動物コンタクトが取れるユキに情報が色々入ってくるというアドバンテージが描かれましたが、これだけでも事件解決の際に物凄い優位に働いているんですよね。敵は未来自由の書で標的を特定するというこれまたずるをしているので均衡が保たれているだけで。*3

さて、この伝承は妖精が絡んでいるという事で、途中プリキットの通話機能でジェット先輩にそんな妖精(まんじゅう好き)がいるかを問い質すのですが、当然心当たりはなく…となったところで通話を切った後で彼はある事を思い出します。それと同時に、孫娘のために蔵に隠してあったまんじゅうが消えてしまったという事件が発生、更に村長が錯乱する…と言うものだったのですが。

まあ、この話は謎解きとしてはかなり簡単な部類でしたね。

100年前の伝承、妖精絡み、島が消えたというのは名前が変わった事の比喩では? という疑問、そもそも島の名前、妖精が行ったという悪戯もその気になれば人間でもやる事が可能、極めつけが蔵の空気抜き用の穴は小さな子供なら通り抜けられる大きさ。

犯人は村長の孫娘(姉)。

壊れた時計の伏線もあって、あんなとみくるもまんじゅうが消えた段階で犯人の特定は済ませており、蔵の中に入ってのルーペでの探査は証拠固めになっていました。流石にヒント多過ぎぃ。

ただ、犯人の動機が妹の壊れた時計を修理するために、伝承の一節に「壊れた時計が直る」を見た姉が、それに準えた行動をする、というかわいいものだったのは実にプリキュアらしい。この後の壊れた時計のマコトジュエルを狙ったニジーのハンニンダーを撃退する際に妹思いの姉の心を踏みにじっている点で奮起していますしね。

勿論最後のオチで、この伝承の妖精はジェット先輩である事が発覚。彼はあんな達からの電話の後、その事に気が付き発明品の小型高速艇で駆けつけてきたのですが、要するに、100年前(彼は200歳を超えている!)に遭難した際にこの島に漂着しお礼も兼ねて色々世話を焼いていたら、すごく感謝されて彼にちなんだ島の改名にまで及んだ、というものでした。

って言うかさ、そもそも村長早とちりし過ぎな上に、島中に迷惑かけた挙句*4、犯人が孫だと分かると妹思いな姉をいい子いい子したりするという…

とりあえず、次の村長選挙では村民は彼を落とした方がいい( ´艸`)

 

まあ、2回分まとめてみると、全体的に息抜き回だったと思います。次回からはエクレール絡みという事もあって、シリアス方向に話が行きそうですしね。謎解き要素もガッツリ入れてくるでしょう。

あくまでもこれは筆者の私見*5ですが、アルカナシャドウを出さなかった事も含めて、少し格が下がったあんな&みくるの名誉回復期間だった*6のかな、と。割と楽勝で事件解決していますし、当然、ジェットが長生きで少なくとも人生に於いての先輩であるというオマケも添えて、ね。

 

さて、次回からはいよいよエクレール集中回。

個人的には、この予告にアルカナシャドウの瞳に写った水色の蝶のシーンが挟まっていたので、やはりエクレールは覚醒済み(先輩格)だと思います。

同時に、やっぱり、筆者の考えはまだ変わってなくて、まずはエリザとれいは除外対象かな、とは思っています。それについては

furafuraasobinin.hatenablog.com

を参考にして下さい。ついでに言うと、ここまで派手に謎解きという形でぶち上げちゃうと、「4人合体で~」みたいなちょっとファンタジーっぽい流れもどっちらけになってしまう気がします。あと、本編でエクレールのエの字も出ていないのに、この企画やっちゃうのはちょっとな、とも。

面白い企画だけど、自分たちでハードル上げちゃってない?

というのが率直な感想ですね。

 

エクレール集中回を一括りとしてまずは記事を作成、次回のエリザ回から1話ごとに記事を追記・更新する形で行こうかと思いますので、よろしくお願いいたします。

 

ここまでのたんプリをかいつまんでナナメからバッサリ

プリッキュア☆

もちもちほっぺ大作戦!?

 

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*1:彦根城も似ていたが、二段目の屋根が三角形なので、犬山城の方がより近い。

*2:完全余談だが、この記事作成ついでに下呂温泉の事も調べてみたが、今は噴泉池が足湯専用になっている事実を知って、なんか日本ってどんどんつまんなくなっていってるんだな、ってこんな所でも少しモヤっとした気分になった。

*3:ただ、この動物会話、動物側があまりに「人間的」な会話が出来るのは問題だと思う。今回の話も、亀にそもそも人間基準の「年数」とか「島の名前」みたいな概念はないだろう。笑い話だが、とあるTRPGでドラゴンにドラゴン語で「貴方が見た人間は背丈に差はなかったか? 我々が探しているのはノッポとチビなんだが」と魔法使いが問いかけたら「どっちも小さかった!」と返されたという話がある。要するに「ドラゴンの視点から見れば」そうなる、ドラゴンに人間的な視点はない、という事なのだが、本来はこれぐらい使いにくい能力にするべきなんだよなあ。まあ、プリキュアにそこまでを求めるのも何か違うと思うが。

*4:実際、島の収入源と思われるまんじゅうの生産をストップさせた。

*5:こういうエクスキューズをあえて出すのは、先回のアルカナシャドウの二人は未熟発言を界隈はあんまり気にしていない様子だったのでね。筆者的にはあの演出はかなり問題あったと思うんだけど、るるかちゃんカワイイ、僕も蹴られたい( ´艸`)みたいな意見で溢れていたので。

*6:先回のアルカナシャドウ未熟発言及びコナン回の直後だけに。コナン回は正直あの二人だけでは解決できなかった。

【アニメ】名探偵プリキュア! まとめ雑感〖5月号〗(追記あり)

二人でボールを蹴れば威力倍増とかいう概念を持ち込んだキャプつばの罪は重い( ´艸`)

 

さて、5月は筆者的にはキュアエクレールの候補者に焦点を当てつつ、物語の根幹に先鞭をつけていった月かな、と感じました。

最終週だった第18話はまさかのコラボ回だった訳ですが、物語的にはおまけエピソードみたいな話に終始しており、実質四回で全体シナリオを進行させた感じです。ただ、後述しますが、ちょっと息切れ感出てきたかな、とも。

 

キュアエクレールの候補者

今の段階で4人が主な候補に挙がっていますね。先回登場した家入しるくを除いて、帆羽くれあ来栖エリザ金田れい、この3人は今月で実質単独エピソードがありました。

で、あくまでも今の段階で、なんですが、筆者的には今月は「候補者を外しに来た」期間だったのかな、とも感じたのですね。具体的には、エリザとれいは外れたかな、と。くれあ&しるくのどちらか、というのが見立てです。

と、なんで、こんな歯切れの悪い表現を使うかと言うと「でも、そうは言い切れない」という要素があるからです。

というのも、これはあくまでも「キュアエクレールがすでに覚醒者として存在している事が前提の話」だからです。

その場合、まことみらい学園理事長の孫という立場で出自が明らかなれいと、戦闘に入った際、かなり焦った態度を見せた&ジェット先輩の避難誘導に従ったエリザは候補から外れたかな、と。もし覚醒者なら演技が過ぎるし、二人ともるるかと鉢合わせしています。後述しますが、るるかとキュアエクレールは関係性を匂わされているのでお互い初対面みたいな演出はおかしい。更に言えば、しるくとくれあはるるかとは顔合わせしていない。

なのですが、上でも書いた様に、これはキュアエクレールが既に(先輩格として)存在している、というのが前提で、これ自体も憶測に過ぎません。確かに視聴者的にはキュアエクレールというプリキュアがいること自体は分かってはいますが、彼女(及びパートナー妖精とされるシュシュタン)の姿はおろか、名前すらも作中一度も登場していないんですから。

単に、先回のウソノワールと今月の第15話でのアルカナシャドウの回想シーンで、マコトジュエルの大元(便宜上、以降ビッグジュエルと呼称)を手に入れようとしたウソノワールを何者かが阻止したシーンで「水色の蝶が飛び込んできた」という演出がされただけ。そして、水色がキュアエクレールのパーソナルカラーである事は判明しているから、ですね。

逆に、もしエクレールが新たに覚醒する、という前提なら全員候補者のままです。


れいはポチタンの事を知ってしまいましたし、エリザは自身が執筆したヒット作に探偵ものがある上、高いプロファイリング能力を見せています。何より、るるかとの初対面やハンニンダー出現時に慌てていたとしても関係ない。ただ、候補者から外れていない(と筆者的には思っている)しるくの「決めつけちゃダメ」や、第17話の一種のホームシック状態になっていたあんなへのカウンセリングを行ったくれあ、どちらも先輩ムーブはしているんだよなあ…

先月の記事でも書きましたが、全員どこかしらにエクレールを想起させる要素(名前やデザイン)があり、本当に迷わせに来ています。

あと、界隈で冗談めかして4人が合体してエクレールになると言われる事がありますが、じつは筆者、なくはないんじゃないかな、と思っているんですよね。

もちろん、直接的にそうなるとは思えませんけど、例のウソノワールがビッグジュエル奪取を阻止された場面、水色の蝶が迫った直後にビッグジュエルが砕け散ってるんですよね。そして、その欠片がまことみらい市内中にバラ撒かれ今のファントムvsプリキュアのマコトジュエル争奪戦になっている訳ですが、あの場面でエクレールが巻き込まれ砕け散っており(…それはそれでスプラッタだけど…)、なおかつ4人がその欠片を持っていてそれが再び合わさると…という可能性は考えています。そこからどうやって彼女が復活(もしくは覚醒)するのかまでは分かりませんけどね。

今作はとにかくそういう複雑な謎かけや設定がありそうなのが、また、ね…

 

森亜るるか=キュアアルカナシャドウについて

キュアット探偵事務所に問い合わせた事により、大まかな正体は判明しました。

あんなやみくるとは二歳年上であり、本部では天才探偵として名を馳せていたようです。まことみらい市に着任するものの、ある日を境に消息不明、以降のデータはない、と言った所でした。二人に初めてフルネームが明かされたのもここが初めてでした。

どうやら、何かの目的のために動いているのは間違いなく、なおかつ、ウソノワールのビッグジュエル奪取の時、それを阻止しようとしていたのでは? という回想シーンが挿入されました。

そして、その直前、彼女の瞳には水色の蝶、更にその様子を記念撮影しようとしていたアゲセーヌが紛失したポラロイドカメラの写真にも蝶が写っており、もしこの“水色の蝶”がキュアエクレールを表しているのだとしたら、るるかはこのために動いている可能性がある。

また、アンサーとミスティックに対しては「この事件の真相に辿り着くには力が足りない」「探偵では解決できない謎もある」「自分は嘘で覆われていない。あくまでも自分の意志でファントムにいる」とも語り、彼女の力になりたい、と訴えたアンサーには「探偵は依頼で動くもの」だと諭しています。

特に最後の台詞は意味深で、筆者は「私は誰かの依頼で動いている」「今の自分は怪盗だから誰かの依頼で動いている訳ではない」どちらとも取れるなあ、と感じました。

なんにせよ一つ言えることは、彼女は何かの思惑があってファントムに所属しているし、少なくとも、このマコトジュエル、延いてはビッグジュエルの謎により深く切り込んでいるし、今の段階ではアンサーたちより格上と描いている、という事です。

…なんですが、第16話、それを見せたいがために拙いシナリオ展開が出てきてしまいました。

この話では自身の執筆の参考にエリザが探偵事務所に体験入所する形で、あんな達と少年の依頼である迷子になった子猫を探す、という内容だったのですが、正直、エリザのプロファイリングによる猫の位置の特定も大雑把だった(しかもそれが結局のところ正解だった)ですし、少年が配っていたチラシを見ただけでるるかが猫探しに先んじてたのも意味不明。マコトジュエルの欠片が宿った子猫の首輪をアゲセーヌが偶然見つけていたのも粗い。猫探しも最初からプリキットグミでの動物会話で解決だったのに、エリザに慮ったのかと思いきや、目の前でグミ食べ始めるし(彼女は「なり切っている」と好意的に見てくれたが)。

で、ここからが本題なのですが、るるかを首輪を盗んだ犯人だと決めつけ、問答無用での変身から彼女に襲い掛かるアンサーとミスティックというのは粗すぎる、という言葉では片付けられません。確かに、るるかがファントムに与している以上、疑いたくなる気持ちは分かりますが、首輪は子猫最初発見時に既になかった(だからこそ、最初は該当の子猫ではないと勘違いした)のですし、るるかは「首輪をどこにやったのか?」という問いに明確に答えていない。それでも二人が彼女を完全敵視して割り切っているならともかく、前回で彼女の善性を信じて「力になれるならなりたい」と訴えたのは他でもないアンサー本人。それともアルカナシャドウのあの一言(「私は自分の意志で~」)で考え方変えたの?

もう、はっきり言うとるるか=アルカナシャドウに

この台詞を言わせるために拙速にしたようにしか見えないんですよね。これがトロプリのあすかみたいな直情型ならともかく、あんなもみくるもそれなりに思慮深いタイプなんですから、こういうのを結果ありきで崩しちゃダメでしょ。流石に主人公を下げてまで、人気爆発中で実際製作者側も意図的に人気キャラに押し上げようとしている(と思われる)るるかの格を上げる様なシナリオ展開は危機感を抱きました。この回は個人的にはすごいネガティブ回。

そして、前作でも危惧した「見せたい場面を強調するために他を疎かにする」が最悪の形で出てしまった、とも感じています。正直、アルカナシャドウ関連は個人的にちょっと暗雲が垂れ込めてきたな、と。前回の記事でも書きましたが、冗談抜きで主人公の二人を食わなければいいのですが…特に今作の場合は仮に本当にその現象が起こってしまった場合、偶然の産物ではなく意図的に行った事になってしまう訳で(少なくとも筆者はそう感じると思われる)。

 

コナンコラボ回について

オマケシナリオとしては全然ありだと思いました。

推理内容も十重二十重に伏線を張っていましたし(ただ、盗難目標のガラスの靴を混乱目的で大量の偽物をバラ撒いて攪乱させた上で盗み出す、というのはトロプリでも似た手法が使われてはいましたね)、盗んだ靴がどこに隠されているかを推理する場面

ではおおまかな知見(サラダ油等を使用するとガラス越しに物が見えなくなることがある)はあってもそれを完全立証するほどの知識がないみくるを、コナンがフォローする(屈折率の詳細と、一定の薬品を使う事でガラス越しに物体が見えなくなる透明液体を作れる知識)形で、コナンの格は落とさず、なおかつ二人がまだ推理能力に於いては未熟である事を表現しているのは見事でした。ただ、眠りのあんなになったのは腹抱えてワロタ。

と言うより、第16話でるるかが「未熟」と断じた以上、流石にこの二人をコナンと同格にするのは無理がありますしね。だからこそ、るるかはこの回には出られなかったとも言えます。ここで、るるかが出てしまうとコナンの出番がなくなるorるるかの格が下がってしまう事になりかねないので。

本当にメインシナリオからは外れたオマケシナリオでしたが、唯一設定として明かされまた意外だったのは、警察をはじめファントムの存在が世間一般では知れ渡っているという点でした。そして、その解決をしているキュアット探偵事務所のメンツが一定の信頼を得ている事ぐらいだったでしょうか。

コナンを明確に1999年の世界観に合わせていたのも良かった。あんなが眠りの小五郎の高名さを知らないでキョトンとした顔していたのも細かい事だけど設定をちゃんと守っていますし。

あとは蘭の空手、おっちゃんの調子のいい性格、中間アイキャッチの扉音、麻酔銃による影武者謎解き、イッケー!、最後の決め台詞、と一通りコラボで見たいものは詰まっていたと思いますし上出来だと思います。ちょっと犯人役だったニジーは可哀そうだったかも( ´艸`)

土曜日(6/6)にはコナンの放送にキュアアンサーがコラボ出演するそうですが…うーん、その時間はスポンジボブという狂気を見てゲラゲラ笑いながら晩酌するのが習慣になっているので、どうすっかなー(´;ω;`)

 

2026/6/6追記

コナンの方のプリキュアコラボ回見ました。

一言で言うと「してやられたな」と言う感じです!

序盤にコナンに「プリキュアはファンタジーである」(あゆみちゃんがTVで放映されているプリキュアに憧れているのをコナンが心中で創作物であるとバカにしているシーンがある)としながら、最近世間を騒がしている窃盗団がそのプリキュアに扮して盗みを働こうとしているのを変装が得意な怪盗キッドが阻止する。

つまり、コナンとプリキュアは相容れない世界、ただでさえプリキュアサイドではコナンは1999年に実在した、という設定にしておきながら、こちらでは最後の場面であんならしき人物が空を飛翔するキッドを見出す、という、ある意味メタと言うか、抒情的な終わり方をする。

だって、仮にあのあんなが2026(or2027)の現在に戻ってきた彼女なら、みくるが一切出てこなかったメッセージ性にもなるし、さりとて、2026年当所にキッドも含めたコナンたちは年齢を重ねているはずイコール=あり得ない世界観=あくまでもパラレルと言うかあくまでも一つの可能性に示唆に過ぎない、という…いうなればプリキュアサイドにも慮った内容に『結果的』になっているんですから。

申し分ないと思います。

プリキュアサイドは割と「直球的」な内容にしたのに対し、コナンサイドは「匂わせを残しつつあくまでもメタ的な内容にした、リアル重視の作風(ここで阿笠博士の発明品云々はあくまでも置いておく。ここでは冒頭のコナンの台詞「魔法(みたいな力)で事件が解決できれば苦労はしねーよ」に掛けている)は崩さずに」といったところでしょうか。本当に上手くやったと感じました。

 

蝶の演出について

最後に少しだけ。やたらと蝶の演出があるのは気になります。

先回のアルカナシャドウが教えてくれた事務所の建付けの悪い戸の直し方を実践したあんなが戸を開けた直後、アゲハ蝶が目の前を横切りましたし、上記しましたが、ビッグジュエル破砕時にはウソノワール、アルカナシャドウの瞳に水色の蝶、あんな達が地道な調査で探し当てたポラロイドカメラの感光した紙にも水色の蝶。更には、ビッグジュエル破砕事件があった湖の公園は蝶の名所…

今の段階で「謎」多き部分にやたらと蝶が絡んでいる。アルカナシャドウのデザインは見方によってはアゲハ蝶モチーフに見えなくもありませんしね。

で、この蝶の演出。やっぱりどうしても考えてしまうのが「胡蝶の夢」とか「バタフライエフェクト」ですよね。それの暗喩なのではないか、と。

特に、バタフライエフェクト。

まさかとは思うのですが、この世界そのものがバタフライエフェクト(些細な切欠が後の未来に大きく影響を与え、見通せなくなってしまう事象)を象徴しているのでは? という推測が出来るのですが、確かにそうであればあんなの母親=みくる? 問題も説明できる(そもそも世界観そのものが変わってしまった)。

また、場合によっては、その事を承知した上でアルカナシャドウはビッグジュエル回収を目的にしているとか? 歪んだ世界を元に戻そうとしている、とか。

そして、要するにあんなのタイムリープこそがその発端である、と。ならなぜポチタンはそんな事をした? となる訳ですが、そこを解明するためにポチタンを元の状態に戻す、というのがメインストリームだというなら上手いと感じます。

正直全然先は読めませんが、今作はかなり複雑なシナリオになりそうだなー、というのが現段階での感想です。

 

来週は修学旅行に向かう貸切専用列車をゴウエモンが迷宮化、その中で事件が起こる、と言うものらしいですが…

先回の学校迷宮化といい、この次元を歪めて一定の範囲を自分の意のままの空間にするというのはゴウエモン独自の能力みたいですね。

いや、軽く言っちゃってるけど、かなりのトンデモ能力じゃねえか、コレ!?

ただ、次回予告の場面ではあんなとみくると一緒にゴウエモンまでびっくりしているシーンがあるんだよなあ…何やらかす気なんだ? ゴウエモン…

 

今月のたんプリをかいつまんでナナメからバッサリ

アゲセーヌが使っていたカメラ、写ルンですとはフォルム違うし架空かなと思って調べてみたら

まずはここに辿り着き…

うわお! さらに調べてみたらモロこれじゃん! しかも発売1998年…こういう所のこだわりスゲーな、スタッフ…

 

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(2026/6/6)

名探偵コナンのプリキュアコラボ回について若干追記しました。

 

 

【アニメ】名探偵プリキュア! まとめ雑感〖4月号〗

ほほう…? よりにもよって、青狸を敵に回すような発言、少々、おいたが過ぎるのではなくて?

 

さて、今月は一気に話が動きましたね。

アルカナシャドウ出陣に、ウソノワール襲来。これでようやく1クール終了だって言うんですから、濃ゆい濃ゆい。

 

まずはプリキュアサイドの動向について

今回は敵の動きがとにかく濃かったので、まずはこちらから。

ウソノワールがマコトジュエルを集めている目的を聞かされた二人は、改めてマコトジュエルをファントムに渡す訳にはいかない、と決意を新たにしましたが、やること自体はマコトジュエル回収で変化はしていません。

推理パートも変わらず冴えを見せてはいますが、とうとう彼女たちの先輩である事が判明したるるか=キュアアルカナシャドウには、第11話の守るべき宝石が実は偽物だったという「物事の本質を見極めることが出来ていない」事を指摘されたり、戦闘能力も単調で粗削りであると言われたり、まだまだ未熟である事を痛感させられる結果にもなりました。

尤も、彼女たちの方も、実質敗北を喫した第11話以降、彼女の事情を調べてみようとしたり、あまり敵愾心があるようにも見えないんですよね。これはアルカナシャドウ側も同じで、第11話で対峙した際にもアンサー・ミスティックをあしらう様な戦い方をしましたし、必殺技のアルカナスターレインもわざと外して打ったように見えました。何より、第12話では去り際にかつて自分の事務所であった二階の建付けの悪い窓の開け方をキュアアンサーに教えるなど、内心では自分の事務所を継ぐことを認める様な態度を取ています。

少し気になったのは、あんなが頑なに「嘘を認めない」事。

確かに嘘は良くない事ですが、アルカナシャドウの第11話「例え偽物でも思いが宿る事がある。それは偽物と言えるのか?」という問いかけや、第12話での「私の言葉で意味がなくなった物に意味を与えた以上、私がそれをどう扱おうが(盗もうが)問題ない」という嘯きにも、真っ向から否定をしています。

そんな彼女を見て、アルカナシャドウは「貴方たちではウソノワールには絶対勝てない」と言ったのも意味深というか…ただ、第13話にてウソノワールの「嘘で覆う」攻撃をも彼女は跳ねのけているので、その「嘘を否定する力」は本物なのでしょう。

だけど、筆者は思うんですよ。アルカナシャドウも指摘している通り、世の中には優しい嘘っていうのも存在しているんじゃないかな、って。

確かにウソノワールの様にそれを悪用しようとするのは論外でしょうが、そこをも否定しきってしまうのは、良い言い方をすれば貫き通す意志力だと思いますが、悪い言い方をすれば己の正義以外は認めない頑固さとも言えます。

でも、だからこそ思うんですよね。この作品の最終盤、あんなはあえて最後に優しい嘘を吐くんじゃないかな、って。あくまでも成長の証として。それが誰を何を対象にするかまでは分かりませんけどね…

 

敵側の事情について

とうとうその姿を現したキュアアルカナシャドウですが、彼女はキュアット探偵事務所まことみらい支部の元々の管理人であり、あんな・みくる達の先輩である事が明かされました。

上でも少し触れましたが、二人と敵対はしていますが実力的には上という事もあって本気で倒しにかかっている様には見えませんし、事務所自体は彼女たちに託している様な言動も垣間見えました。しかし、第13話ではウソノワールと彼女たちが邂逅する事がかなり都合が悪いらしく本気で倒しに行きましたが、その甲斐空しくこのバッチングが成立した際にはウソノワールのとどめの攻撃を邪魔して彼女たちを庇いまでしています。

第11話では盗む対象だった博物館展示の宝石、どころか展示物全てが実は盗難を恐れての偽物であったことを世に知らしめることになり館長が糾弾される結果になったり、第12話で恋の成就を願ったミサンガが失恋と同時に切れた女の子がそれを捨てようとした際に、神妙な表情でそれを捨てれば今までの自分の思いを否定してしまう事になる、と言ったり、怪盗団に所属していながら、結局のところはいい方向に話を持っていこうとしていますし、何より、マコトジュエル奪還まで成功はしていない、しかもその上で「自分は絶対失敗はしない」とまでゴウエモンに対して宣いまでしました。

何か事情があってファントム陣営にいる事はほぼ確実ですが、それには後述する未来自由(ミラージュ)の書が深く関係していそうです。

変身シーンは流石の気合の入れようですね。実力も推理力も申し分ありませんし、どうにも直感に頼りがち&素直な面があるあんなとは一線を画し、物事の本質から調査をするという先輩らしさを披露しました(その辺りはみくるの領分にした方がいいと思うんだけどね…)。

個人的には第11~12話の電波ジャック(スポンサー読み上げなどがアルカナシャドウに変化した)もそうですし、気合入りまくりの変身シーンに、あまりにもキャッチーなデザイン…偶然の産物ではなく人気キャラにするべくしている、という感じで流石に鼻につき始めました。もちろん人気キャラを意図的に出すこと自体は否定しませんが、それで主人公二人を食いかねないのはちょっと、ね。実際、かなりの事情持ちである事も含めて食いかけている。これ、もう一つの、別サイドの主人公でしょ、実質。まだ先を見てみないと分からんけど…最後まで視聴が終わった時「これはダブル主人公としてハナからシナリオ組んだ方が良かったのでは?」とならなければ良いのですが…

 

そして、他の三幹部もちょっと怪しくなってきた、というか、これ、根っからの悪人か分からなくなってきましたね。

第13話ではウソノワールが自ら出陣し、プリキュア達と対峙する、という内容だったのですが、これをアゲセーヌとニジーが必死に止めようとしていましたし、るるかも「今は都合が悪い」と言っています。ゴウエモンはあまり慌てた風ではなく、ウソノワールとプリキュア達が戦闘に入った際には「ついに本気を出す」と嬉々として戦いぶりを見ようとするなど、ちょっと立ち位置が違うのかな? とは思わせましたが…何より、ニジーはウソノワールが動いたことに対して「このままでは世界を嘘で覆う前に壊されてしまう」と焦ってすらいます。

また、マコトジュエルの由来を知らないプリキュア達を小馬鹿にするような言動もしていた事から、少なくともマコトジュエルに対する知見は彼彼女らの方がありそうです。

後述するウソノワールの能力を考慮すると、幹部たちが洗脳までされていないまでも、何かしらの強制力で従わされている可能性も浮上しました。が、どうもそういう事ではなく、どちらかというと、ウソノワールとは別の思惑で動いている可能性が高いと筆者は感じました。

それを強く感じたのが第13話終盤。ウソノワールが圧倒的優位でプリキュアにとどめを刺そうとした際に、アルカナシャドウがそれを止め、書を預けられていたニジーが「今は彼女たちを見逃せ」という新たな予言が出た、と言ってウソノワールを止めました。彼はそれを読み撤退、事なきを得たのですが、これってニジーとアルカナシャドウが共謀して書に書き加えたんじゃないかな、と感じたんです。だって、あまりに都合がいいというか、タイミング良すぎなんですもん。

ただ、これまた後述になるのですが、未来自由の書の仕様上、これは無理ある仮説でもあるんですよねえ…この考え方に至ったのは、三幹部が元は妖精という設定と、アルカナシャドウもマシュタンという妖精が絡んでいるからです。

ジェット先輩も三幹部を裏切者扱いしていましたし、当初はプリキュアという事でアルカナシャドウは他の幹部とは一線を画しているのかと思いきや…ちょっと分からなくなって来ましたね。妖精として何かしらの使命を帯びているのかもしれない。そして、それはアルカナシャドウも同じであるとしたら…なかなか面白い。

 

思ったよりヤバイのが出てきたな。どうすんだこれ

第13話にて早くも姿を現したウソノワール様。身体能力もプリキュア達を寄せ付けないほど強く、今の段階では全く勝ち筋がない、久々の強敵として描かれました。

何よりやばいのが「対象を嘘で覆う事で自らの意のままに操る」能力です。

実際、盲目と言っても過言ではないラブラブカップルを一言の元に仲違いさせたり、キュアアンサーを屈服させたり(直後に精神力で破られたが)、汎用性が高い支配能力という正にラスボスに相応しいものでした。

キュアアンサーが一時完全に操られた事から洗脳系と見られがちですが、個人的には「言霊使い」というのが印象です。創作でよくある「空想具現化」の言霊版みたいな。

上記したようにキュアアンサーには精神力で破られましたし、彼の目的はマコトジュエルの力を使って世界を嘘で覆う事ですから、今の段階で完全万能という訳ではないのでしょう。それにしては厄介すぎますが…

さて、そんな、彼の最終目的ですが「マコトジュエルの力を使い世界を嘘で覆い、自分の思うままの世界を作り上げる」事だそうです。

…ん? 言っちゃ悪いですが、言葉尻だけ捉えるならまるで三流悪役の小物感丸出しです。

なのですが、能力に比してこの発言…これまた嘯いているようにしか思えない。つまり、それをしないとこの世界は大変な事になってしまう、と言ってるようにも聞こえます。実際、未来自由の書にはあの当時世間を騒がした恐怖の大王(モチーフ)の記述があるようですし、彼自身もマコトジュエルを使って自分の嘘を永遠にする、自分の嘘を真実に変える、と言っています。単なる欲望からの発言とはちょっと考えにくい。

そして、イレギュラーであるアンサーとミスティックは排除するとも。見逃した件も含めて、とにかく未来自由の書優先なのも気になる要素です。まるで自分の意志ではないかのような…

迷わせに来ているシナリオ展開は探偵の名を冠するに相応しい作品ですが、これ、恐怖の大王降臨の7月には大きな転換点がまずはありそうですよね。そして、1月の最終盤にどう収束させるのか…面白くなってきた! というのが筆者の感想です。

 

未来自由(ミラージュ)の書とマコトジュエル

ウソノワールが常に携えている書物ですが、これはマシュタンの一族に伝わる予言書のようなもので、ウソノワールにしか読めない(上でニジーorアルカナシャドウ(もしくはマシュタン)が咄嗟に書き込んだのではないか、というのを無理仕様と書いたのはこれが理由)そうです。

マシュタンの口ぶりからすると、彼がこの書を唯一読めるが故にファントムの幹部たちは付き従っている。ウソノワールもこの書に書いてある事にはすべて従うという一種のルール付けのようなものを持っています。

上記したような自分の嘘を真実にするという絶対的な能力もこの書から得ている様であり、だからこそ、この書にその存在を記されていなかったキュアアンサーは抵抗できた可能性があります。

さて、この書の目玉というか注目点は、やはり

このくだりかと思うのですが、これに対してあんな達は闇の大王(恐怖の大王)はウソノワールであるとして、何としてでも阻止する決意を新たにしていますが、果たして事はそう単純なのか…彼が、この予言に対して何かを画策しているのだとしたら、そして、それが故にマコトジュエルのさらなる大きな力を欲しているのだとしたら?

 

そして、マコトジュエル。

これは元々人々の願いで出来た大きな結晶体であり、これの悪用を恐れたキュアット探偵事務所が色々な場所に転移させていたようです。

しかし、次の転移先がまことみらい市である事を未来自由の書で予見し奪う事を画策したウソノワールはその直前に何者かの襲撃を受け、ジュエルは粉々に砕かれまことみらい市全域にバラ撒かれてしまいました。

以降、強い願いを持つ物品に宿ったかけらを回収するべく、ファントムの幹部たちは行動を開始した、という事のようですが、もうこれだけで情報が溢れまくっている。

まずこのジュエルを砕いた張本人。よく見てみると、その直前にウソノワールの瞳に水色の蝶が迫っているんですよね。これはキュアエクレールである可能性を示唆していますし、そもそもキュアット探偵事務所の存在意義そのものがマコトジュエルの守護である可能性があります。

これはゴウエモンが言った台詞「相変わらずロンドンの本部は秘密主義」とキュアアンサーたちが何も知らない事を揶揄した事にも表れています。そして、マコトジュエルの大元はそもそも転移を繰り返していた、これはポチタンの能力・時間と空間を操ると合致しています。ポチタンが欠片を回収しているのもポイントですよね。

 

良く言えば謎は深まりましたが、悪く言うと伏線張り過ぎててぐちゃぐちゃになりつつあるなあ、というのが今の筆者の感想です。これ、本来の視聴者層はついていけてるのかな? 第10話の芸術家の親子関係のようないい話もあるのに、なんか伏線優先でそういうのが霞んでいるのは気になる要素です。

 

さて、次回は行方不明になったポチタンとまことみらい学園生徒会長・金田れいが邂逅するというものだそうですが…

言わずもがな、れいはキュアエクレール候補者の一人です。特にエクレールがこの話の大元に関わっている匂わせをやった第13話直後に、これをやるとは…

ほぼ確信しましたが、このキュアエクレールの候補者を複数人匂わせるの、キャラ名・デザイン・思わせぶりな登場、全部含めて製作者側はわざと仕掛けていますね。こういう所も含めて、視聴者側にも「謎かけ」をしているの、嫌いじゃないです。

 

今月のたんプリをかいつまんでナナメからバッサリ

いくら人気爆発中のアルカナシャドウさんでも、流石に青狸は分が悪い! これを以て折衝案としよう? ね?

 

【アニメ】名探偵プリキュア! まとめ雑感〖3月号〗

お尻フリフリしてアピールとか…これが222歳のやる事か…

 

さて、今月はあんなとみくるの仲違いからの絆強化というイベントをこなしつつ、深掘りがされていく、という内容でした。敵側もしっかり描かれており、シナリオが徐々に進んでいる感もあります。

反面、推理パートに関しては流石に少し息切れしてきたかな? という感じです。月中5話中、推理パートは2回しかありませんでした(謎解きや軽いものはあったが)し、少し模索中なのかな? という印象がありました。

 

あんなの心情

第5話ではふとしたきっかけで、みくるが学校の友人たちと仲良くしている場面を目撃してしまったあんなが、寂しそうに去って言った所、偶然出会った連絡が取れなくなった留学中の妹を最近町中で見たという女性の依頼を独断で受けてしまい、一方のみくるも高等部で起きている幽霊騒ぎの謎を解く依頼を校長から受け、二人は高等部でバッチング&些細な言い合いから衝突。その間、幽霊騒ぎがあったという学園内にある二匹の燕像を巡りニジーとの戦闘に入るものの、お互いの連携がうまく取れず初敗北を喫する、というものでした。

…もちろん、冗談半分の方もそれなりにいらっしゃったんでしょうが、この第5話放映直後、結構な数の「あんなが早速みくる(の友人)に嫉妬している」という意見が界隈で散見されたのはびっくりしました。*1

先回の「私を未来に帰して!」とあれだけ真剣な眼差しでみくるに大きなミッションを依頼したあんなの事を鑑みれば、あれは訳も分からず過去の世界に自分だけが一人残されて、頼るべき人間がみくる(とジェット先輩)しかいなかった故の不安でしょ、ってすぐ分かろうものだけどなあ…みんな、ちょっと二次創作に頭焼かれ過ぎてない? とちょっと苦笑してしまいした。

その答えは第6話ですぐ判明し、あんながみくるに思いの丈を吐露した事ですぐ和解。概ね上記の通りでしたが

「自分は未来の人間なんだ」「みくるにはみくるの世界がちゃんとあって、自分はそこから外れた人間なんだ」「だから、みくるまでいなくなったら、という不安に耐えられなかった。みくるの世界を侵してはいけないと思った」

は、流石に重かった。更に言えば、未来への帰還が成功した暁には、あんなはみくるの世界から本当に消えてしまう訳で。

この子、ちゃんと強さと弱さを兼ね備えているのは、筆者的には凄く好感度上がりました。やっぱり片方だけに偏っている主人公って味気ない、って思っているので。

みくるはみくるで、この言葉を重く受け止め、絶対にこれからは手を離さない事(個人的には依頼を完遂するまでは、と受け取った)、無神経に彼女が勝手に依頼を受けた事を糾弾したのを涙ながらに反省。うん、なんか、ここ最近のシリーズの絆強化イベントでも屈指の納得感でした。今作は序盤にして「上手!」と思わせる場面が本当に多い。

尤も、第7話ではあんながみくるの学校に転入するのですが、その顛末は描かれなかったので、この辺りは前作の粗さ…というよりは「不必要な情報は省く」がまた出た感じでしたね。

ただ、今回は未来の人間という、転入のハードルがものすごく高い設定だったので(戸籍は? 転入試験は? など)、何でもいいからエクスキューズは欲しかった。一番簡単なのはジェット先輩が(それこそ場合によっては妖精不思議パワーを使って)無理やりねじ込んだ、でもいいと思うのですが、理事長先生が…というパターンがあり得るので、敢えて伏せた可能性もあるんですよね。これについては後述。

 

周辺の登場人物について

OPを見ても分かるのですが、探偵ものという事でかなりの登場人物がいる訳ですが、中には結構な重要人物もいるっぽく、この後も登場するかも…というのが多いですね。

 

まず、軽い所ではみくるの友人であるゆみとりえですが、転入してきたあんなとは早速仲良しになっています。上でも書いた様にあまり親密になると別れの時が辛すぎると思うのですが、ここら辺あんなはどう考えているのかは気になりますね。

正直、までのシリーズと違い、別離になった場合、二度と交わらない存在となってしまうのですから*2

 

まことみらい学園理事長は個人的には結構気になる存在です。

というのも、まずはみくるの事情を結構知っているっぽいんですよね。彼女が探偵志望な事を知っており、正式に探偵として認められたことを喜んだ上で、幽霊騒ぎの調査を依頼していましたし、寮からの迅速な引っ越しを認めたのも恐らく彼女です。

そして、上でも書いたあんなのあまりにスムーズな転入。あんなも転校生に対する質問攻めの際に「理事長に入れてもらった」と言っていますし。探偵…もっと言えば名探偵プリキュアについて何か知っている、関係者、ではなくとも融通を利かせる程度の関りはある、のかもしれません。ただ、2026/4/2現在、公式HPの取り巻く人々には入っていないんだよな…

 

第9話で登場した家入しるくも注目したい存在です。

芸能界で一世を風靡している若き俳優さんですが、あんな達が通う学校の演劇部の取材ドキュメンタリー番組のレポーターとして、まことみらい学園を訪れます。

友人であるりえが演劇部であった縁であんな・みくると会話する機会があるのですが、探偵業をやっている事を明かし、その上で依頼がなくて自信を失いかけている彼女たちに「決めつけてはダメ」だとして、自分たちの可能性を潰すような言動を戒めました。

更には、演劇部伝統のドレスが盗難された際には、その開演時間を引き延ばすために自らステージで質問コーナーを実施し時間稼ぎをしてくれたり、非常に積極的に協力してくれました。

で、ここからが気になる点なのですが、一回限りのゲストキャラかと思いきや、探偵事務所兼用になっているプリティホリックを訪れ、ジェット先輩とも顔見知りになってしまったんですよね。

これは、彼女がまだ再登場する可能性を示唆していますし、少なくともプリキュアメンバーのヤサが彼女に割れてしまった事を意味します。ついでに言うと、彼女ってあんなの元の時代にはそこまで有名ではないっぽいんですよね(もしそうなら、あんなは別の意味で騒いだでしょう。正し、結婚して姓が変わっており気が付けなかった可能性は否定できない)。

ハイ、結論を言いますと、謎深きもう一人のプリキュア、キュアエクレールの変身者の可能性があるんですよね。*3

このエクレール関係は、界隈でも「候補者多過ぎ!」とアルカナシャドウとは別の意味で話題になっていますが、筆者的には「いや、どう見ても帆羽くれあでしょ」ぐらいの認識だったんですが、プリキュアメンバーと結構しっかり関係性を持った事、家入という姓がホームズと引っかかっている事、るくという名前もエレーと二文字引っかかっている事(これはあんな、みくるも同じ、ついでに言えば帆羽くれあも)、先輩的な助言を与えた事、とかなりの要素が入っており、これまた迷わせに来たなー、と思っています*4。どちらにせよ今後に注目したいサブキャラですね。

 

最後にポチタンとジェット先輩。

ジェット先輩は彼が作る発明品が何故かわいいデザインなのか、という事に触れ、過去が明かされましたが、この話はなかなか上手でしたね。理由付けにもなっている(彼の師匠が機能だけではなく見た目も重要である、と教唆した)し、彼の視野を広げた事にも一役買っていた。実はみくるよりも先にあんなの不安を見抜いていた節があったのも、この視野の広さ故でしょう*5

あとは妖精の国、というか世界がある事も示唆されましたし、それとキュアット探偵事務所(特にロンドンにあるという本部)がどういう関係性にあるのかも気になりました。妖精が全て発明に携わっているのか、あるいはジェット先輩の系列がそういう一族なのか。敵側の幹部(実は妖精)やポチタンを見ている限り、後者だとは思いますが。

そして、ポチタン。ジェット先輩の口から、プリキュアには必ずパートナーの妖精がいる事が明言されました。そして、ポチタンは二人のパートナーになろうとしている、とも。という事は、ポチタンはこの話(第6話)段階で正式なパートナーではなかった、とも取れる訳で…もしかして、ポチタンって別のプリキュアの妖精なのでは? というのが一つ。

もう一つ気になるのは、ポチタンに限って、何故「アンサーとミスティック二人で共通なのか」です。二人がプリキュアとして半人前とも受け取れますし、ポチタンが二人分のパートナーが出来る凄い存在とも取れます。或いは、あんなとみくるが特別な存在とも取れます。ここら辺、ちょっと設定ありそうで面白いなー、と。

ちなみに、アルカナシャドウにはマシュタンという妖精がいるのは判明していますし、エクレールにもシュシュタンという妖精がいる事が公式HPで予告されています。今出ている情報だけで推測するにプリキュアのお付き妖精は一体のみのはずなので、ますますポチタンが特殊な可能性が強まっていますね。

 

敵側の事情について

相次ぐマコトジュエル奪還失敗によりニジーが粛清されそうになりましたが、キュアアンサーが未来から来た人間であるという重大な情報をもたらした事で、とりあえず首の皮一枚繋がりました。

ウソノワール曰く「奈落に落ちよ」だそうで、アゲセーヌやゴウエモンも顔を引きつらせていた所から、粛清内容がかなりの恐怖である事が伺えます。辛うじて生き残ったニジーですが、これ以降マコトジュエルの事よりもプリキュアに固執するような態度も見せているので、この事がプリキュア達にとってどういう影響を及ぼすか、若しくは身の破滅を招いてしまうのか…

そのウソノワールなのですが、見切りを付けたニジーに「お前の役目は終わった」と非情の言葉を投げかけており、割と残酷な面が強調されました。

彼自身は未来からやってきたプリキュアの出現には「ミラージュの書」にも書かれていないことに驚きを隠し切れない様子でしたが、反面、プリキュア討伐を志願したニジーに対しては、それよりもマコトジュエルの奪還を優先させる旨伝えており、これは何につけてもミラージュの書を優先している事が汲み取れます。

ゴウエモンは第7話にてあんなとみくるを不思議な空間に閉じ込め謎解きをさせる事で、彼女らの力と時間を操る妖精であるポチタンの能力をなぞなぞを通して測ろうと試みますが、途中から彼女たちとの知力勝負の方に熱が入ってしまい、本人が楽しそうにしてしまうなど、ちょっとコミックリリーフ的なところが描かれました。やっぱり憎めない枠だな、コイツ( ´艸`)。

そして、アルカナシャドウ。正直ここまで来て戦闘の一つもないのはちょっと意外でした。第6話ではニジーが戦闘の場面をウソノワールに見せないように仕向けたので、ピンチになったアンサーとミスティックを隠れて援護*6までしています。やっぱり純然たる敵、という感じではないですね。

言葉少ない不思議ちゃんなのは相変わらずですが、アンサーが未来人である事には流石に表情を動かしましたし、ジェット先輩が開いたプリティホリックに潜入し、コスメを買って「かわいい」と言うなどの年相応さも見せました。このプリティホリック潜入時には変装をしており、他の幹部が使う変装能力は彼女も使えるようですね。

え? アゲセーヌ? うん、かわいい。それ以外何を言えと? 特に第9話。ヤバい。筆者どんどん好きになってきてる(語彙消失)。

 

シナリオの流れ的には

いい意味でちょっと疲れますね( ´艸`)。どこに伏線が張られているかもわかりませんし、推理に重要なヒントが隠されていたりもする。はっきり言って目が離せない。

第9話の推理なんかは、ちょっと無理ない? というか、洞察力凄さ、ご都合っぽくない? とは思いましたが、この回でしるくが言った「決めつけてはダメ」というのが肝にもなっており、失われたドレスが「女性が着るものである」という盲点に気が付けた、というのがきっちり描かれているんですよね(しるくのスタッフに化けたアゲセーヌが下にドレスを着た上で重ね着していた)。

あと、感心したのが第8話。ジェット先輩の師匠であるシニアンから受け継いだゴーグルがハンニンダー化するのですが、これを必死に取り返そうとしているプリキュア達に向けてニジーはこう言い放ちます。

「この物が溢れた世の中でゴーグルなんて買い直せばいいだろう」

それに対してアンサーは

「それは大切な思い出が詰まった品だ。替えなんて効かない」

と返すのです。

まあ、別にこの話に限った事ではないですよね。今までファントムたちが盗んでいったものは全て、何かしらの思いが詰まった品です。そこに替えなどあろうはずがない。例え、姿形が全く同じであったとしても。

でも、そこにニジーから明確に「新品買えばいいじゃん」という答えが返ってきたのは、今の物が溢れてそれを大切にしなくなってしまった事への警告というかスタッフのメッセージを感じましたし、何より、幹部たちがそういう物に思いがこもる、というのを理解していない連中(少なくともニジーは)だという事を如実に表してしまいました。そんなある意味、自分たちが理解していないものを彼らは盗もうとしている訳で。

幹部たちがどういう経緯でファントムに加担しているのかは分からない以上、早急な結論は出せませんが、この「物には思いが詰まっている」は「嘘を真実が貫く」と並んで今作品の重要ファクターな気がします。

上でも書いた様に、ウソノワールがマコトジュエル回収を優先している以上、来月からもしばらくは掘り下げ&マコトジュエル争奪戦という図式は大きく動かないと感じます。でも、そろそろアルカナシャドウは動くんじゃないかな。どういう形で敵として相対するのかに注目したいです。界隈でも有名な方がイーロンのおもちゃにて「るるかの中の人は設定をある程度聞いていて、それがとてつもなく重いものである、と何かのインタビューで語っていた」と投稿していたので、そのうちシナリオにがっつりかかわっては来るでしょうしね。

 

戦闘シーンについて

次第に工夫するシーンが増えてきました。

ミスティックのバリア担当が強調されたり、バリアを足場に利用したり、囮による陽動作戦を使ってみたり、適度に緊張感があって面白い。逆にアンサーは完全にパワー型ですね。なんか、デパプリのキュアプレシャス以降、主人公はパワー型が定番になりつつありますね。

第6話では合体浄化技も出てきましたし、そこに至る過程が濃密だっただけに、これまた納得の出来栄えです。

そう言えば、考えてみると、OPの画面を見るにアルカナシャドウは遠距離からの散弾攻撃をしている(界隈でゾルトラーク言われているのには笑った)ので、この三人が仮にコンビを組むと直接攻撃、バリア、遠距離射撃が揃うんですね。前作もこの構成だったので、いずれは…と言った所でしょうか。推理パートが結構長く、更に変身シーンも長いので、戦闘の時間の尺が少し短いのが欠点でしょうが、今のところは大きな不満点はありません。

 

ざっくりでも結構長くなってしまいましたね。それぐらい今作は密度が濃いと思います。これでまだ10話いってないなんて…

 

次回は絵に関する謎解き。依頼人の母親である風景画家が何故自画像を一枚だけ遺したのか、という謎に迫るモノらしいですが…なんだ、また重い話かぁ!?(戦々恐々)

 

今月のたんプリをかいつまんでナナメからバッサリ

ハンニンダー「あ、浄化技覚えたんだね。これで痛い思いしないで済む…」

アンサー&ミスティック「うん。でも貫通はするね!(笑顔)」

あまりにも無慈悲過ぎる…( ´艸`)

 

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*1:ただ、そういう感情が皆無、という訳ではなかったとも思う。こういう複雑な感情を表現できているのも上手いのよな…

*2:異世界設定との決定的な違いがここにある。ただ「年齢という壁」を無視するならば、存命でありさえすれば確実に出会う事も出来る。

*3:ただ、エクレール自体は作中ではまだ影も形もない事には留意。

*4:もう一人の候補、金田れいは流石にないとは思うんだけど、中の人が大物なんだよなあ。ない、と言い切れる要素もないし。

*5:全然関係ない話なのだが、この見た目の話は筆者のもう一つの趣味である自転車関連で非常によく分かる話でもあった。有体に言って、日本の自転車って(もちろんスポーツ関係ね)デザインがダサいんだよね。ここら辺は欧州のものとは大きく水を開けられていると思う。やっぱり、まずは見た目で「乗ってみたい!」と思わせないと。

*6:正確には不明だが、どう見てもアルカナシャドウだった。

【アニメ】名探偵プリキュア! まとめ雑感〖2月号〗


個人的に浄化技がハンニンダーを貫通させる名もなき技なの凄く気になる。二人が手を組んで技を放つのはSSオマージュを思わせるし、何より「嘘を真実が貫く」を表現しているのかな、と

 

さて、まずは大まかな流れが示唆された月となりましたね。

軸が探偵ものという事で割と登場人物も多く、伏線が相当張られている雰囲気もひしひしと感じます…と思ってたら、構成がまほプリの方なんですね。ちょっと成程なー、と思ってしまいました。

 

まずはプリキュアサイドについて

大まかな方針が示唆されました。

第二話にて、ジェット先輩が登場。元々は妖精ですが常時人間態の自称天才科学者、ロンドンにあるキュアット探偵事務所本部から派遣されてきたそうです。

後述しますが、敵幹部も妖精である事が言及されており、それでいて、妖精とは何ぞや、という点が明かされていないので、これに関してはおいおいかな、と感じました。

さて、そのジェット先輩ですが、彼がまことみらい支部(便宜的に支部と呼称)を訪れたのは、かつて在籍していた探偵プリキュアが失踪してしまった事により、実質機能不全に陥っていたため、閉鎖の手続きをするためだったようです。

これ自体は「自分は目で見たものしか信じない」主義のジェット先輩があんなとみくるの推理力及びプリキュア変身、そして彼女たちの信念と決意を汲み取った事により回避され、彼が支部長になる(ただし明言はされていない)形で回避されましたが、この場面だけでも

  • 先輩探偵(プリキュア)がいる
  • 過去、プリキュアになった探偵は数人しかいない
  • キュアット探偵事務所には本部がある(これ結構重要!)
  • ポチタンは時間を司る妖精(珍しい)
  • みくるは学校の寮住み(探偵事務所にすぐに引っ越した)
  • みくるの変身デバイスとなったペンダントは祖母譲り

と相当な情報量が盛り込まれています。

 

まずは気になるのがポチタン。幼児化したのは間違いなく、そこについての言及もされていましたが、第一話を思い返すとあんなを過去に飛ばしたのはかなり重要な事件が関わっているのが容易に想像できるぐらい慌てていたので、これはシナリオ最終盤で未来と関わってきそうな気配がプンプンします。もっと言うと、過去から歴史を改竄しようとしている可能性が無視できない。ただ、過去の改竄系のお話はねえ…よっぽどうまくやらない限りどこか破綻する可能性が高いので、ここは不安でもあります。

マコトジュエルを回収する事で元の姿に戻れる=時間操作能力の復活や、事情を語れるレベルでの記憶含む成長が示唆されているので、物語としてはマコトジュエルの回収(及びポチタンが必須な理由)というのは分かりやすくていいな、と感じました。

事件の匂いを感じ取る、というコナン君みたいな能力も持っているので、意外と彼(彼女?)が単話での牽引役になっているのもミソ(まほプリではこの役はモフルンだった。確かにこういう所にまほプリとの共通性を感じる)。

 

みくるは今の段階では実は謎多き人物なんですよね。探偵プリキュアの事に妙に詳しかったり(過去に救われている描写があるし、その存在自体は秘匿しなければならない、という知識もある)、中学生にして両親から離れての寮住まい、更には変身デバイスが祖母譲り。

ただ、上でも書いた様に構成がまほプリの方だという事なので、そう考えるとまほプリのリコも初期は情報が結構隠されていたんですよね。ならば、あんまり不自然ではないというか、この方のパターンの一つなのかな? と思わせます。

支部復活という事で、サッサと引っ越してくる行動力、探偵の最初の依頼を「あんなを元の時代に戻す」に決める意志の強さなど、見所も非常に多いキャラクターです。ポンコツ属性匂わせているのもアクセントになっていて良いと思います。

ただ、実はみくる(正確には+あんな)については筆者は実はちょっと恐ろしい予測を一つ立てています。あくまでも妄想です。実際これはないだろうとは思いますし、もしこれやっちゃうとあんながあまりにかわいそうなので…反転させますね。

今の段階で界隈でよく言われているのが「あんなはみくるに似ている=母親では?」という説。確かにかなり濃厚ですし、少なくとも何かしらの関わりがある(前回の記事で筆者はフィフティフィフティとは書いているが)と思われます。

だけど、今月の情報開示。みくるの祖母の遺品、ポチタンが時間妖精という事実。

「あんながみくるに似ているのではない。みくるがあんなに似ているのだとしたら!?」と。

そして、なぜ、ピンク枠がみくるなのか…

うーん、ごめんなさい。書いてて自分でも(ヾノ・∀・`)ナイナイと思っちゃいました。ぶっちゃけ杞憂ですね。

 

あんなは全体的に明るく前向き、曲がった事や何より嘘を許せない、という主人公枠を踏襲していますね。ですが、突然見ず知らずの過去に飛ばされた不安や寂しさはちゃんと持っていて、みくるへの最初の依頼「私を未来に帰して」の時の表情は真剣な眼差しを見せるなど、これもなかなか味のあるいいキャラクターかと思います。

探偵ものという事で当たり前なのですが、自頭も相当良いです。が、戦闘シーンでは割と力押しな印象があります。というか、戦闘シーンは現段階ではそこまで工夫した戦いという感じはないかも。必殺技(あれ、浄化技という感じがどうしてもしない)も「これが私たちのアンサーだ!(物理!)ですしね。

ただ、彼女がポチタンに過去に飛ばされた、という事はこの時代において重要な役割があるのは事実。どの様にこの時代に関わっていくのか、注目したいです。

 

全体的にまずは支部のメンバーは出揃った感はありますね。しばらくはこのメンバーで探偵事務所を回していく事になるのでしょうし、第4話は初の依頼、というシナリオ(みくるに対するあんなの依頼は置いておいて)でした。1クール目ぐらいまでは初期掘り下げになるのかな? という感じです。

 

敵側の事情について

割と明確に悪役会議をまた挟むようになりましたね(前作でもやってはいたが)。これまた個性的なメンバーが集まったな、というのが感想ですが

  • ニジー→怪人20面相
  • アゲセーヌ→アルセーヌ・ルパン
  • ゴウエモン→石川五右衛門
  • 森亜るるか→モリアーティ教授

がモチーフなのは分かりやすいですが、るるか以外は義賊*1というのが意味深というか。またまだ断言はできませんが、ジェット先輩から幹部たちの正体は妖精(忌々しい裏切者と言及された)である事を明かされていますが、るるかは人間だと思われるので、彼女がプリキュア変身者である事も含めて、義賊モチーフではない事はちょっと異質ではあるんですよね。

後、少し気になったのは第4話で初登場したゴウエモン。

「この世界を嘘で満たす」と宣言し憚らず、実際変装を駆使してマコトジュエルを奪おうとしたニジー、アゲセーヌと違い、変装はしないし、正々堂々と盗みを働きました。

出撃の際には「新入り(るるか)に俺の背中を見せてやる」と先輩風をふかしているキャラかと思いきや、推理パートでマコトジュエルの持ち主をるるかが特定した際には、彼女の手柄である事をプリキュア達に律儀に伝えたり、やっていること自体はともかく、割と好感が持てる人物像です。ちょっと義賊っぽいと言えば義賊っぽい。

だけど、自分たちの事情を大ぴらに暴露しちゃったり(ウソノワールの名前や、マコトジュエル奪取という目的)、ちょっと迂闊というか考えなしっぽい所は良く言えば豪快、悪く言えば浅慮、といった所でしょうか。

…まあ、ウソノワール様が喜べば、マコトジュエルを失った人間の気持ちなどどうでもいい、という邪悪発言もしてますけどね。*2

 

敵側のモンスター・ハンニンダーは今の段階ではプリキュアと割といい勝負している、という印象ですが、最後に身体貫通されて倒されるの結構ひどい( ´艸`)。

上で浄化技っぽくないと書いていますが、これはハンニンダーの元が被害者と「直接的」には結びついていないし、あくまでも「思いの結晶」がベースですから、まずは破壊してから確保、という図式に絵面がなっているのも大きいと思います。実際、ハンニンダーが出現しても、マコトジュエルの持ち主に影響があるような描写はありませんしね(気絶は言うに及ばず、デパプリみたいな記憶喪失や味覚変化すらない)、あくまでも宿るのは物品なので。

…思いを込めた品が盗難されるというのは、それはそれで許し難いし、そのままであれば当人に多大な傷を残す訳ですが。

これまた、第4話が顕著だったのですが、このシナリオでは漫画家志望の大学生が出版社に持ち込むための原稿を無くしてしまう、というものだったのですが、あんなは話の最後に彼が後の売れっ子漫画家である事に気が付きます。

要するに、彼のマコトジュエル(持ち込み原稿に宿っていた)が奪われたままになっていれば、彼の漫画家としての道は閉ざされていた可能性があり、大きく未来が変わった可能性があるんですよね。

ですが、あんなは未来の世界で怪盗団ファントムなんて聞いたことないし、嘘に塗れてなんかいない、と明言しています。逆から言えば、“このまま”なら怪盗団ファントムは破滅する未来が本来なら待っている。*3

そこで、考えなくてはいけないのが、ファントムの首魁・ウソノワール。

モチーフは…オペラ座の怪人かな?

彼がマコトジュエルのありかを示し、幹部たちに奪取を命じる基幹となっているのが、常に持っている本なんですよね。どうもこれが予言書の類の可能性が高い。しかも、彼はプリキュアとハンニンダーとの戦いの様子をスクリーンの映像を古ぼけた双眼鏡で鑑賞していたりと「何かを観察している」様子が見て取れる。

ぶっちゃけ、何かの事情のために悪事を働いているかもしれない。

要するに「未来を俯瞰している上で、マコトジュエルを何かに利用しようとしている」可能性が高い。そして、そうなると、ファントム、プリキュア(あんなと彼女の依頼を受けたみくる)、双方とも未来を手に入れる、という共通項で繋がっている、とも取れる訳で。更に言わせてもらえば、もしウソノワールが未来を予測する力があるのだとしたら、それは未来そのものから来たあんなもある意味同じな訳で、なんか、序盤から面白い布石打ちまくっていますね。あんなとウソノワールに何か繋がりあるかも、というのは筆者、結構引っかかっています。

 

そして、なんかすごい事になっていますね…もう、界隈どころか、特に絵師さんの間では人気が爆発しているキュアアルカナシャドウこと、森亜るるか。

今の段階では顔出し程度に留めているので、筆者的にあまり言う事はないのですが、今の段階では

  • とにかくアイスが大好き(第4話など、数回別のアイスを食べている)。常にアイスを咥えている。
  • 感情の起伏は乏しい。ちょっと不思議ちゃんのイメージ。
  • 怪盗団ファントムには最近加入した。ただし、ニジーとアゲセーヌの言い合いを「またか」と言っているので、彼らの口喧嘩は常態化しているのだろうし、それなりの時間は経っていそう。
  • プリキュア達には一定の評価を下している。
  • 推理能力が高い。

こんな感じですかね。一部、お付きの妖精のマシュタンの台詞ですが、おおむね彼女もそれに同調していますので、彼女の意見も同一なのかな、と。

マシュタンがいる以上、実は妖精…というのも考えにくいですし(正し、可能性皆無ではないと思う)、あとはどうたんプリ陣営に関わってくるか、ですかね。

当然、味方側に付く事が予想されていますし、望む声も大きいかと思いますが、それは今後の動向次第でしょう。あまりに悪辣な事をした後に味方サイドに来ても、今度はどう贖罪していくのか、という問題が付き纏いますし。

個人的には、第4話で見せた推理は、たんプリチーム二人の推理とは別視点で正解に辿り着くという「探偵力の高さ」を見せており、これが延いては制作側からのメッセージかな、とは感じました(味方と互角の能力者が敵にいるぞ、とも言えるし、いずれ別視点を与えてくれる味方になるぞ、とも取れる)。

そう言えば、SNS上で「彼女が味方側につくの確定した」みたいなことを言っている人を何人か見かけましたが、何か情報出たんですかね?

あ、筆者はアゲセーヌ好きです(自分語り)。でもチョベリバって言うな( ´艸`)

 

推理パートについて

かなりいい感じに仕上がっていると思います。

そこまで複雑なトリックを暴く、みたいな感じではないですが、根本的な解決の糸口に無理はなく(閃いた時に羽が舞う演出がある)、何より、脇を固めるサブ証拠固めがしっかりしている。

一見、単純な謎解きに見えて、良く考えると「ああ、あれ、布石だったのか!」となる部分が必ずある。これはお見事だと思います。

例を挙げれば、第2話。

この話ではパティスリーに勤めながら執筆活動をしている作家さんが、入賞の時に贈られたペンを失ってしまう…というものでした。

彼女にサインを頼んだ老婆が捜査線上に浮上したのですが、この老婆はあんなの足を使った調査であっさり発見。老婆に声を掛けたところで凄い勢いで逃走されてしまいます(界隈では「ターボばばあ」扱いされててフイた( ´艸`))。

やがてみくると連携して逃げようのない公園に追い詰めるのですが、公園内に老婆の姿はなく、ベンチで休んでいるサラリーマン、携帯で通話しているギャル、若いカップルがいるのみ。策に囲まれた小さな公園、逃走経路があるはずもなく、この中の誰かが変装している、という結論に達するのですが…

犯人はわりかし簡単で、ギャルの子だったのですが、その理由はこの周辺で携帯電話の通信障害が起きているのに、ずっと電話しているから、でした。

これ自体は事前に電波障害が起きている事が語られており、まあ、誰にでもわかるトリックではあります。しかし、あんなは追い打ちとばかりに

「貴方は逃走していたから電波障害の事に気が付けなかった」

と推理するのです。筆者、これには「ああ成程」と感心しました。ちょっと考えれば分かる事ではあるのですが、ちゃんと伏線張りはしてあるし何故電波障害に気が付けないのかの裏付けにもなっている。ちゃんと二段構えになっているのは感心してしまいました。要するに、電波障害の事で推理終了でも良かったところに、更に逃走中であった事を「サブ」として持ち出す。ちゃんとシナリオが練られているいい証拠です。

逆に、第3話と第4話はちょっと苦しくない? と思う所もちらほら。

第3話の「カメの置物を花びら模様と間違えるアゲセーヌ」とか第4話の「カバンの汚れを検証せずに果物が入った袋は絵画教室のものと推理する」のは少し無理やり感はあった。

特に第4話のそれは「この町に絵画教室は一つしかない」「そもそもカバンを取り違えたお姉さんが近隣住み」という大前提がなくては成立しないはずです。るるかは「中に入っていた食パンは絵画教室で消しゴムの代わりに使っている」から同じ真相に辿り着いていますが、これもこの大前提をひっくり返せていない。

推理自体は悪くなかったので、上記の点を裏付けする(こういうのはみくるの領分だと思う)ような表現があれば良かった*4かな、とは感じました。

ただ、るるかの食パンの推理は最初は「それでイコール絵画教室は無理ない?」と思っていましたが、よくよく考えると、食材としてパンを買っていたなら普通は一斤なりで買うんですよね。それが「食パン1枚」だったのはつくづく考えられているな、と感心しきりです。

 

とりあえずは1か月が経過した訳ですが、かなり手応えがありますね、今作は。

キャラデザも申し分ないですし、シナリオ運び、伏線張り、キャラ造形、全てが高水準かと思われます。界隈を見れば分かりますが、特にリアルの過去に絡めた二次創作も頻繁に見られ、盛り上がりに一役買っている気がします。今作でプリキュア初視聴や復帰した、という話も結構出てきていますし、正直、これは筆者的に予想外でした。

 

次回はあんなとみくるが衝突するみたいですね。

正反対というほどではないですけど、結構二人とも独特の価値観持ってるっぽいですし、みくるは頑固っぽいですし。

 

今月のたんプリをかいつまんでナナメからバッサリ

いや、おじさん、チョベリバが1999年の段階で死語扱いだった事に驚いちゃったよ…そうだったっけか、あふんあふん…

 

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*1:いや、怪人20面相はちょっと違うか。

*2:そう言えば、真面目でどちらかといえば技巧派の男性幹部、搦め手好きな女性幹部、豪快型の男性幹部という構成、そして自分たちの首魁が喜ぶこと最優先という思想もまほプリ(バッティ、スパルダ、ガメッツ)に似ているな。

*3:または何らしかの理由で「本来生まれるはずのないファントムという存在が過去の世界に現れた」とも考えられる。

*4:例えば「私の知る限りこの町に絵画教室は一つしかない」とみくるに言わせておく、とか。そうすれば前半で立ち寄った絵画教室に無理なく導かれたはず。偶然もらった絵画教室のパンフが解決の糸口になった、をやりたかったのは分かるんだけどね。その場合は「まずはここにもう一回行ってみよう」とフォローする手もあった。

【アニメ】名探偵プリキュア!第1話「誕生!名探偵プリキュア!」感想

今回の舞台は横浜モチーフ…斜めに走っている直線道は水道道だな!(名推理)

 

さて、早速始まりましたね、名探偵プリキュア。略すと「たんプリ」でいいのかな?

まずは、大まかな設定と、全体的な流れを見せた第一話と言った感じでしたね。

 

話の流れとしては、時は2027年1月24日。14歳の誕生日を迎えた明智あんなはこれから始まるパーティーに胸を躍らせながら自分の部屋で着替えている最中、机の上に不思議なペンダントがある事に気が付きます。

てっきり誕生日プレゼントだと思ったあんなは母親に声を掛けますが、本来のそれはスマートフォンでしょ、と違う旨の返事。

そんなところに突如箪笥の扉から現れた妖精の様な生き物・ポチタンに有無を言わせずどこかに転移させられたあんなは、キュアット探偵事務所の前を緊張の面持ちで見つめていた小林みくると不思議な出会いを果たします。

あんなが靴を履いていない事に気が付いたみくるは彼女の靴を見繕っている際中に、ポチタンが突如連れて行った結婚式場に足を踏み入れるのですが、そこには式に使うはずだったティアラがなくなった、と嘆く花嫁の姿があり…というものでした。

 

凄い情報量の第一話でしたね。

何がすごいって、OPだけでとんでもない登場人物が詰め込まれているし、色んな事が読み取れる。更に謎解きもそれなりに楽しめましたし、戦闘もきっちり描きました。

まずは気が付いた点を箇条書きにしていきたいと思います。

  • 舞台の年月がはっきりしている。あんなの時代が2027年(ついでに誕生日の1/24はリアルでも日曜日。これ絶対にシナリオと連動して何かやるよね…)。そして、今話の最後に分かった事だが、転移先の時代は1999年4月。

  • あんなの母親がぶっちゃけみくるに酷似。髪の色、瞳の色、メタの事を言うとクレジットが名前ではなく「あんなの母」。ちなみにみくるの2027年時の年齢は単純計算で42歳である。
  • 舞台のまことみらい市はどう見ても横浜市がモデル。
  • OPにはギャルっぽい女の子、金髪の少年(これは次回予告で「ジェット先輩」と呼ばれている)、緑髪のメガネっ子(上級生?)、先生っぽい雰囲気の水色髪の女性、パティシエの親子(夫婦?)、プリティホリック製のものと思われるコスメを持った女子生徒(同級生?)、緑色の制服の女性(花屋?)、そしてキュアアルカナシャドウを含めた敵幹部4人と首魁っぽい影…って情報量多過ぎぃ!?

  • みくるは「名探偵」を目指している。しかもそれがプリキュアである事を認識しているっぽい。更に「今度は自分が人を救う番」と言っている事から、「名探偵」「プリキュア」に助けられた経験がある事が読み取れる。
  • 1999年という事で携帯電話が出始めた時代。また、あんなはスマホ未所持。
  • ポチタンが転移後、喋れなくなっており、幼児化している。
  • 探偵・推理パートは後述するのでここでは割愛。
  • 犯人は敵幹部・ニジーの変装だった。彼らは「怪盗団ファントム」を名乗り、純度の高い想いの力を持つ「マコトジュエル」を狙っている。今回は花嫁のティアラにそれが宿っていたため犯行に及んだ。

  • そして、そのジュエルに「嘘の力」を注ぎ込む事で、怪物ハンニンダーを召喚することが出来る。怪盗団の新技術だそう。
  • お前のやっている事はごっこ遊び、お前は探偵でも何でもない、とみくるを嘲笑したニジーに真っ向から反論したあんなと、彼女の言葉に一歩前に進もうと決心したみくるに反応してポチタンから変身アイテム付与、プリキュア化。
  • 変身バンクの演出から、基本的にはペアでないと変身できないと思われる(前作のズキュキスの例があるので断言はできない)。

  • プリキュア化のあとはいつも通りで驚異的な身体能力で怪物を凌駕。なんと浄化技も必殺技もなしで二人手を組んでの突進でハンニンダーを貫通、消滅させた。
  • ジーは想定外の事態に撤退。新手のプリキュア、と言っていた事から、どうもプリキュアは他にいるらしいし存在を認知している、というか、アルカナシャドウいるからねえ、自分たち陣営に。
  • みくるはこの一連の出来事をキュアット探偵事務所の入所試験だと最後まで思いこんでおり、シナリオの最後でようやく違う事に気が付いた。
  • 最後は結婚式を見届けながら、今が1999年、自分がタイムスリップしてしまった事に悲鳴を上げるキュアアンサーという所で幕。

  • あと、これは本編ではなく、CMを見ていて気が付いたのだが、変身用の時計型のアイテム、これにマコトジュエルをはめ込む事が可能なようで、延いてはマコトジュエル集めがあんなを未来に返す鍵になるのかなと感じた。

 

そして、今作品のキモとなるであろう推理パート。

やり方としては、あんなが直感型、みくるはメモを取りながら論理的に詰めていくタイプですね。もちろん、コナン君みたいな恐ろしいほどの冴えを見せるという感じでもないですし、あまり万能感はないというか、特にみくるは未熟な感じはあります。

花嫁が紛失したティアラを誰が持ち去ったのか、というのが今話の内容でしたが、容疑者を三人まで絞ったものの、決定力に欠け迷宮入りになった寸前で、たまたまみくるの解けてしまったリボンが植え込みに飛んで行ってしまった所を見た二人は部屋の中にあったブーケトス用の花束にティアラを隠したのでは、と推測。ティアラはなくなったのではなく、この部屋にまだあるのだ、と。

そして、犯人は「最終的に」ティアラを手に入れるために、この罠を仕掛けたのだと推測し、ブーケトスを自分に向けて投げてくれる様に依頼していた花嫁の親友・ともかであると推理しました。

この推理は当たっており、ともかの正体は怪盗ニジーの変装だった訳ですが、彼女たちは言及していませんでしたが、事情聴取の際、ともかは時間にはルーズな方だったことが花嫁の方から指摘(偽ともかは時刻通り花嫁の元を訪ねていた)されており、ちゃんと布石は打ってあったんですよね。

探偵ものとしては単純な内容でしょうが、それ専門の作品ではないのでしょうから、まずは良い塩梅なのでは? と思いました。むしろ、テーマの根本に「敵は嘘や欺きを使うが、主人公は嘘をつかない」があると思うので、どういう風にシナリオ展開していくのかなかなか興味を引きました。これは面白そうだ。

 

また、どうしても気になる点として、あんなの母親の件があります。

上の箇条書きの項目で触れている事(神と瞳の色が共通、クレジットが名前表記でない、ついでに言えば顔の造形や髪形もそっくり、年齢設定)を考慮すると、ぶっちゃけみくるである可能性が高いです。

ですが、あんなはみくるとの初対面で彼女が名乗ったにも拘らず、特別な反応を見せていません。常識的に考えれば、母親の旧姓や名前ぐらいは中学生になっていれば知っているはずで、姓はともかく名前にも突っ込まないのは、みくる母親説の場合少し不自然かなと。「みくる」はそこまでメジャーな名前とは思えませんし。

なので、これについてはフィフティフィフティぐらいかな、と今は考えています。もう一つの可能性として、あんなが過去にタイムスリップした事で、歴史が変わってしまったり、あんなの認識が改竄されてしまったというのが考えられますが、そこまで複雑な話にはしないかな、と思いますし…

 

あと、今回の話には直接関係はないのですが、少し気になるのはやっぱりキュアアルカナシャドウの動向ですよね(ツッコミ入る前に。アルカナとシャドウの間の「・」はあえて省いています、というか以降も省かせて下さい。こういうのタイプするの意外と面倒なので( ´艸`))。

まずは、いつか味方側になるのか? というのが焦点になりそうですが、OPではアンサー&ミスティックと結構がっつり戦っているのに驚きました。

しかし、反面EDではいい笑顔で二人とともに踊っており、現段階では「ちょっと読めないな」というのが正直な感想です。

個人的にはこのデザインの子が最後まで悪役だったらスタッフやるなぁ、と感心する所ですが、流石に無理筋かねえ…あんまり引っ張り過ぎると出番が大幅に削減されてしまったキュアミューズの悲劇になる可能性もありますし。

一番近いのはデパプリの菓彩あまね=キュアフィナーレでしょうが、彼女は洗脳で悪サイドに付いていただけだったので、今回はちょっと違うっぽいのが、また何とも…まあ、登場してもいないキャラに今気を揉んでも仕方ないですね。

 

次回は探偵事務所およびジェット先輩のお披露目っぽいですが、ここで大まかな設定と当座の目的が判明しそうですね。

 

今週のたんプリをかいつまんでナナメからバッサリ

有無を言わせずタイムスリップ、あんなを万引き犯にしようとする、敵の目の前にあんなとみくるを無理やり引っ張り出す。

このポチタンとかいう妖精、邪悪過ぎる…オマエ、さてはキュゥべ…(文章はここで途切れている)

 

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2026/2/2:加筆・修正。

 

【アニメ】キミとアイドルプリキュア♪ 総評

アイドルプリキュアは終わりを告げ、うたのアイドルとしての道が今始まる。でも、うたが通った道には、伝説のアイドル・アイドルプリキュアが確かに存在していた、というエンディング、すごく良かったよね…

 

とうとう終わってしまいましたね、キミプリ…まずはスタッフの皆様、一年間お疲れさまでした。

早速、総評に入っていきたいと思うのですが、今回は…うーん。結構キツい事書きます。見たくない方は回れ右を。特に今作は世間一般的にかなり評判が良かったので予防線を張っておきたくなりました。

 

覚悟を決めた方からどうぞ

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【アニメ】キミとアイドルプリキュア♪ 第49話・最終回「キミと一緒に! キラッキランラン♪」感想

まさか、三度、貴様らの顔を拝むことになろうとはな…( ´艸`)

 

最終回、詰め込んできましたねー。

王道展開と言えば王道展開でしたが、最後の演出も含めて良くまとめたな、というのが感想でした。

 

話の流れとしては、もう諦めろ、世界は闇に閉ざされる、と宣言するダークイーネに抗ううたでしたが、目の前に闇の結晶に閉じ込められた四人を持ってこられて心が折れ掛け、最後に残ったうたも闇の結晶化してしまい、世界は闇に包まれてしまいます。

うたは精神世界の中で、暗い顔で佇むななやこころを、そしてプリルンとメロロンの見て思い出します。みんなでとびっきりのライブをやろう、という言葉を。

闇の中で一人歌い始めるうた。それは彼女の結晶を砕き、驚くダークイーネを他所に空中に光の足場を出現させ、そこに立ってはなみちタウン全体にその歌声を響かせます。

その光のような歌を受けて、ななが、こころが、プリルンが、メロロンが、次々と覚醒、町の人々もその歌声に目覚め、闇の結晶は完全に消滅。

光が降り注ぐ最後の舞台で、プリキュア達とダークイーネの最後の戦いが始まる、というものでした。

 

ダークイーネの正体

一応、元は妖精だった…のかな?

彼女曰く、元々人々の闇・ネガティブ感情を吸い寄せ集めてしまう体質だったようで、その事に苛まされ続けた結果、その発生源である人間、というよりは闇を生み出す光の感情を憎悪、世界を闇一色に染めてしまおう、と考えた様です。

唐突なダークイーネの告白は、最初は「だから、どこから生まれた存在なのよ? ネガティブ感情そのものが生み出した超常的存在? それとも特異体質の人間?」という個人的には「?」に感じましたが、最後に浄化された際には妖精の姿になっており、これが上で書いた様に「もともと妖精?」と考えた理由です。ただ、あえて「?」を付けたのは、彼女が元妖精とは一言も言及されていないから。浄化を受けて妖精化したとも言えるわけで。ただ、浄化後の平和になったキラキランドで、チョッキリーヌの転生体と思われる妖精がハートツリーから誕生するシーンがあったので、個人的には元妖精という認識でいいのかな、とは感じました。

さて、彼女自身が掲げた目的「世界を闇に染める事」と対峙するプリキュアチームの「闇が存在するのは認めるし、共存しあえばいいだけなのである」という主張は、結構前から作品のテーマ、というよりは主にメロロン中心で語られてたはいましたね。

そこら辺ぶれていなかったのは好印象でした。特にダークイーネの事を「やった事は悪い事」と糾弾した後「だからと言って消すつもりはない」と認める発言に照らして「“キミ”の事もキラキッランランにしたい」としたのは、作品タイトルのテーマと合致しててとても上手だと感じました。

以前から言っていますが、筆者はどうしようもない悪は断罪するべき、というスタンスですが、ダークイーネはそこまでではなかった、という事でもありますね。

実際、うたの歌がきっかけになってからの逆転に彼女自身かなり狼狽えていますし、最初に「諦めろ」、戦闘中も「何故諦めない!」と彼女自身が諦めの境地から闇に堕ちてしまったのかな、と感じさせるものがありました。

要するに、彼女は自分と同じ苦しみを他の人間にも「理解」して欲しかったのかな、と。その上で、闇と光は共存できるし、そもそも暗い感情を持っていない人間なんか存在しない、という確固たる意志を叩きつけたキミプリチームと和解に持って行ったのは割と納得の結末でした。ここはお見事。

 

そして、和解後

ダークイーネとの和解から一週間後、カッティンとザックリンはキラキランドに帰還、チョッキリーヌの転生体と思われる妖精の誕生に立ち会いました。そして、プリルンとメロロンとの別れ。今回の事件でハートツリーが寿命を迎えてしまい、キラキランドとの繋がりが途絶えてしまうからです。

そのお別れを兼ねたパーティーで最後の時を有意義に過ごそうと決意した五人は、今度こそ本当のアイドルプリキュアファイナルライブを敢行、そのライブのままエンディングテーマ曲に突入というなかなか感動的な演出が為されました。


そして、EDテーマのままCパートに突入。人間組と妖精組の別れを描いた数年後、ハートツリーの新たな苗が芽生え始め、場面はライブ会場に。そこにはアイドルインフルエンサーとなったこころとそのライブの主役の作曲を手掛けたなな、会場に駆け付けるプリルンとメロロンが描かれ、舞台の中心にはアイドルとなったうたが…という所で幕となりました。

概ね、問題はない、というか、巻き気味とはいえよくここまで詰め込んだな、と感心しました。あえて言うなら、人間組と妖精組の別れ(特にパーティーでのやりとり)はちょっと淡白かな、とは思いましたが、いったんは別離を描きつつ、再び人間組と妖精組がまみえる未来を提示するやり方は悪くなかったと思います。

最後のライブが実質、アイドルプリキュア解散ライブだったのか(少なくとも、数年後はうたが単独でデビューしている)、この後、伝説のアイドル・アイドルプリキュアを再結成するのか、そこは想像の余地、でいいと思いました。

ただ、カイト以外(カズマなどは除いて)に身バレしなかったのはちょっと驚きました。てっきり最後は身バレするものとばかり…

 

カイトとの関係は

パーティー途中でカズマの計らいにより、外国で更なる修業を積むことを決意したカイトとうたが空港で最後の逢瀬を交わしました。

先回も言っていたように、カイト自身もうたの歌に救われていたので、彼もプリキュア達の戦いを見て一歩上を目指す決意をしたようです。うたちゃんにはいつも笑顔でいてほしいから、といつもの決め台詞を残して。

序盤から中盤にかけて出番が少なく、惜しいキャラ、という評は筆者の中では変わりませんが、まずは良い関係性に落ち着いてよかったと思います。

中の人も本職ではないのに違和感なく、よく演じ切っていましたし、こういうのって才能大切よね、とつくづく感じさせるキャラでもありました。

 

最後に次回作について

キュアアンサーがゲストとして登場。ななたちと買い物をしている姉の姿を追っていたはもりに、大きなクラッカーや風船を持っていた事から、これからパーティーをする気だろう、と推理するものでした。

うーん。まあ、推理というほどのものではないし、公式では「直感が鋭い」と紹介されているんですよね、彼女。

正直言うと、探偵ものとして納得できる内容になるのかちょっと不安ではあります。かと言って、コナンや金田一ばりの内容にされても困るし、でも浄化技で謎が解決、みたいなものだと、そもそも探偵ものである必要性がないというか…いや、ほんと、予想が全くつかないです、どういう流れになるのか。…浄化技が謎を暴くための一助=ヒントを提示するとか? 難しい…

 

総じて、最終回は「あ、製作者はここが語りたかったんだろうな」をいっぱい詰め込んでおり良い出来だったと思います。

 

最後のキミプリをかいつまんでナナメからバッサリ

こうやってみると、キラキランドとクラクランドって“人間の感情を司る”異世界(大げさな表現を使うなら神の宮殿)なのかもね。その体現というか概念が生命を得ているのが妖精なのかも。うん、多分気のせい。考えすぎ(プリルンの事を見つめながら)。

 

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