ふらあそ!

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【アニメ】キミとアイドルプリキュア♪ 第49話・最終回「キミと一緒に! キラッキランラン♪」感想

まさか、三度、貴様らの顔を拝むことになろうとはな…( ´艸`)

 

最終回、詰め込んできましたねー。

王道展開と言えば王道展開でしたが、最後の演出も含めて良くまとめたな、というのが感想でした。

 

話の流れとしては、もう諦めろ、世界は闇に閉ざされる、と宣言するダークイーネに抗ううたでしたが、目の前に闇の結晶に閉じ込められた四人を持ってこられて心が折れ掛け、最後に残ったうたも闇の結晶化してしまい、世界は闇に包まれてしまいます。

うたは精神世界の中で、暗い顔で佇むななやこころを、そしてプリルンとメロロンの見て思い出します。みんなでとびっきりのライブをやろう、という言葉を。

闇の中で一人歌い始めるうた。それは彼女の結晶を砕き、驚くダークイーネを他所に空中に光の足場を出現させ、そこに立ってはなみちタウン全体にその歌声を響かせます。

その光のような歌を受けて、ななが、こころが、プリルンが、メロロンが、次々と覚醒、町の人々もその歌声に目覚め、闇の結晶は完全に消滅。

光が降り注ぐ最後の舞台で、プリキュア達とダークイーネの最後の戦いが始まる、というものでした。

 

ダークイーネの正体

一応、元は妖精だった…のかな?

彼女曰く、元々人々の闇・ネガティブ感情を吸い寄せ集めてしまう体質だったようで、その事に苛まされ続けた結果、その発生源である人間、というよりは闇を生み出す光の感情を憎悪、世界を闇一色に染めてしまおう、と考えた様です。

唐突なダークイーネの告白は、最初は「だから、どこから生まれた存在なのよ? ネガティブ感情そのものが生み出した超常的存在? それとも特異体質の人間?」という個人的には「?」に感じましたが、最後に浄化された際には妖精の姿になっており、これが上で書いた様に「もともと妖精?」と考えた理由です。ただ、あえて「?」を付けたのは、彼女が元妖精とは一言も言及されていないから。浄化を受けて妖精化したとも言えるわけで。ただ、浄化後の平和になったキラキランドで、チョッキリーヌの転生体と思われる妖精がハートツリーから誕生するシーンがあったので、個人的には元妖精という認識でいいのかな、とは感じました。

さて、彼女自身が掲げた目的「世界を闇に染める事」と対峙するプリキュアチームの「闇が存在するのは認めるし、共存しあえばいいだけなのである」という主張は、結構前から作品のテーマ、というよりは主にメロロン中心で語られてたはいましたね。

そこら辺ぶれていなかったのは好印象でした。特にダークイーネの事を「やった事は悪い事」と糾弾した後「だからと言って消すつもりはない」と認める発言に照らして「“キミ”の事もキラキッランランにしたい」としたのは、作品タイトルのテーマと合致しててとても上手だと感じました。

以前から言っていますが、筆者はどうしようもない悪は断罪するべき、というスタンスですが、ダークイーネはそこまでではなかった、という事でもありますね。

実際、うたの歌がきっかけになってからの逆転に彼女自身かなり狼狽えていますし、最初に「諦めろ」、戦闘中も「何故諦めない!」と彼女自身が諦めの境地から闇に堕ちてしまったのかな、と感じさせるものがありました。

要するに、彼女は自分と同じ苦しみを他の人間にも「理解」して欲しかったのかな、と。その上で、闇と光は共存できるし、そもそも暗い感情を持っていない人間なんか存在しない、という確固たる意志を叩きつけたキミプリチームと和解に持って行ったのは割と納得の結末でした。ここはお見事。

 

そして、和解後

ダークイーネとの和解から一週間後、カッティンとザックリンはキラキランドに帰還、チョッキリーヌの転生体と思われる妖精の誕生に立ち会いました。そして、プリルンとメロロンとの別れ。今回の事件でハートツリーが寿命を迎えてしまい、キラキランドとの繋がりが途絶えてしまうからです。

そのお別れを兼ねたパーティーで最後の時を有意義に過ごそうと決意した五人は、今度こそ本当のアイドルプリキュアファイナルライブを敢行、そのライブのままエンディングテーマ曲に突入というなかなか感動的な演出が為されました。


そして、EDテーマのままCパートに突入。人間組と妖精組の別れを描いた数年後、ハートツリーの新たな苗が芽生え始め、場面はライブ会場に。そこにはアイドルインフルエンサーとなったこころとそのライブの主役の作曲を手掛けたなな、会場に駆け付けるプリルンとメロロンが描かれ、舞台の中心にはアイドルとなったうたが…という所で幕となりました。

概ね、問題はない、というか、巻き気味とはいえよくここまで詰め込んだな、と感心しました。あえて言うなら、人間組と妖精組の別れ(特にパーティーでのやりとり)はちょっと淡白かな、とは思いましたが、いったんは別離を描きつつ、再び人間組と妖精組がまみえる未来を提示するやり方は悪くなかったと思います。

最後のライブが実質、アイドルプリキュア解散ライブだったのか(少なくとも、数年後はうたが単独でデビューしている)、この後、伝説のアイドル・アイドルプリキュアを再結成するのか、そこは想像の余地、でいいと思いました。

ただ、カイト以外(カズマなどは除いて)に身バレしなかったのはちょっと驚きました。てっきり最後は身バレするものとばかり…

 

カイトとの関係は

パーティー途中でカズマの計らいにより、外国で更なる修業を積むことを決意したカイトとうたが空港で最後の逢瀬を交わしました。

先回も言っていたように、カイト自身もうたの歌に救われていたので、彼もプリキュア達の戦いを見て一歩上を目指す決意をしたようです。うたちゃんにはいつも笑顔でいてほしいから、といつもの決め台詞を残して。

序盤から中盤にかけて出番が少なく、惜しいキャラ、という評は筆者の中では変わりませんが、まずは良い関係性に落ち着いてよかったと思います。

中の人も本職ではないのに違和感なく、よく演じ切っていましたし、こういうのって才能大切よね、とつくづく感じさせるキャラでもありました。

 

最後に次回作について

キュアアンサーがゲストとして登場。ななたちと買い物をしている姉の姿を追っていたはもりに、大きなクラッカーや風船を持っていた事から、これからパーティーをする気だろう、と推理するものでした。

うーん。まあ、推理というほどのものではないし、公式では「直感が鋭い」と紹介されているんですよね、彼女。

正直言うと、探偵ものとして納得できる内容になるのかちょっと不安ではあります。かと言って、コナンや金田一ばりの内容にされても困るし、でも浄化技で謎が解決、みたいなものだと、そもそも探偵ものである必要性がないというか…いや、ほんと、予想が全くつかないです、どういう流れになるのか。…浄化技が謎を暴くための一助=ヒントを提示するとか? 難しい…

 

総じて、最終回は「あ、製作者はここが語りたかったんだろうな」をいっぱい詰め込んでおり良い出来だったと思います。

 

最後のキミプリをかいつまんでナナメからバッサリ

こうやってみると、キラキランドとクラクランドって“人間の感情を司る”異世界(大げさな表現を使うなら神の宮殿)なのかもね。その体現というか概念が生命を得ているのが妖精なのかも。うん、多分気のせい。考えすぎ(プリルンの事を見つめながら)。

 

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