ふらあそ!

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【アニメ】キミとアイドルプリキュア♪ まとめ雑感〖12月号〗

あ、そっか、今年放送分もう終わりなのか。ま、次回予告で正月の話やっていたしね…

 

さて、今月はカッティとザックリーは言うに及ばず、ジョギは浄化、第43話では、ついにチョッキリーヌまで一時退場。とうとう、ダークイーネ自らが出る事態となりました。尤も、まだ、正体不明な点は変わらず、ダークランダー召喚時に登場するのみですが、年明けの次回に顔出しはするような雰囲気ですね。

一方、プリキュア側もキラキランド復興という大きな前進をしました。なんか、着実にダークイーネ側が追い詰められている気がしますが、年明けどうなるのか、ですかね。

 

うたの本質

第43話「うたの歌」は、うたの本質が語られました。

うたは、グリッターでたまたまその歌声を聞いた芸能プロダクションの社長に「百年に一度の逸材」と驚かれアイドルデビューの話を持ち掛けられます。

カイトが歌の力で皆を明るくし、カズマすら救った事に深い感銘を受けていたうたは、自分の歌が皆を勇気づけられるなら、とアイドルの道を歩む決心をします(その場合、アイドルプリキュアはどうするん? と最初は思ったが、こちらは咲良うた名義でやる事になるのか)。

しかし、この社長、とにかく喉の保護にうるさく、うたにレッスン以外で歌う事を禁じてしまいます。自由に歌えなくなってしまったうたは次第にフラストレーションを溜めていく…というものでした。

 

うたが何故、歌うのか、という本質に触れた回でしたね。

彼女が良く歌う即興曲(メロディ)は、祖母の前で披露した事が最初であると過去回で表現されていましたが、結局、だれかを笑顔にする、というのがその根幹にある訳です。

故に、大舞台に立ち自ら歌声を大勢に届ける、というチャンスが訪れた時、彼女はその道を志そうとしたわけですが、先日のカイトライブツアーの怪物騒ぎ以降、皆が不安がっている所に歌を封じられてしまい、身近な人間すら笑顔に出来ない事に疑問を呈し始めます。

結論から言えば、うたはアイドルデビューを最終的に断りました。悪く言えば、本能の赴くままに歌いたい、というのを選択した訳ですが、社長さんもダークランダー化した時にキュアアイドルの歌声で浄化されており、彼女の(ある意味わがまま)を、君はその方がいいかもしれない、とあっさり撤退してくれました。

確かに彼女らしいと思いますし、うたはのびのび歌ってナンボかな、と思うので、あのまま喉の保護という制限をかけられた状態でデビューしたとしても、多分大成はしなかったんじゃないかな、とも思います。

なんですが、彼女がもしのびのび歌う環境が整いさえすれば…それは響カイトに勝るとも劣らない、国民的アイドルになれる可能性がある。そして、そののびのび歌える環境とは?

今回のダークイーネの魔手を退け、キラキランドに平和が完全に戻った時なのかな、と筆者は感じました。何の憂いもなく、自身の歌を届ける事が出来るようになった時。

その時、アイドルプリキュアがどうなるのかは分かりません。でも、彼女たちが不要になった平和で穏やかな世界になった時、その一歩先がうたにも示された(ななはピアノ、こころはダンス、プリメロはキラキランドへの帰還、というのは前の記事でも記載済み)のかな、と感じられたのです。なんか一つの着地点が見えた回だったのかな、と。

 

キラキランドの復興

第44話ではキラリンリボンが全て集まり、キミプリチーム全員でキラキランドのビッグキラリンリボンを復活。結晶化していた妖精たちも復活し、ピカリーネ女王も復活した事により、完全復興を遂げました。

と、思ったのも束の間、復興を喜ぶキラキランドに、巨大なハサミ型のクラクランドが出現、この妖精の国を真っ二つに断ち切ろうと試みますが、これは女王がキラキランドをつぼみ型に変形させてガード。しかしこのままでは長く保たず、このままではキラキランドはおろか、人間界まで暗闇に閉ざされてしまう、と女王は予告をします。これを防ぐには、人間界のキラキラをビッグハートツリーでキラキランドに送り、ビッグキラキラリボンを強化するしかない、と。

 

リボン集めが一段落して、次のミッションが与えられた、と言った所でしょうが、もう残り少ない話数ですし、これ自体はそこまで機能はしない(もしくは最終戦の戦い方)かな、というのが率直な感想でした。ただ、次回の第45話、クリスマス回では、浄化の際のキラキラがハートツリーを経由して桜の花びらとしてキラキランド、人間界両方に舞う、という描写があり、このシーンが叙情的だったことも含めて上手く設定を使ったな、と感心しました。

このキラキランド回は、未だに怯えが抜けない妖精をメロロンがかつての自分の姿に重ねたり、メロロンがダークイーネの気配を察知できることを、自分は闇の存在だから、と落ち込むところをピカリーネが真っ向から否定したり、とてもいいシーンが多かったですが、そんな皆から支えられたメロロンが、ダークランダー化したるか(研究会のメンバーの一人)を救うために、世界の救世主たらん意思を固めたのはすごく良かったです。

今まで、戦いの場に身を投じていた理由が姉と慕うプリルンのため、というある意味私的な行動故だったものが、とうとう皆を、世界を救うため、と決意を新たにしたんですから。戦う動機がより明確になった。

 

そして、もう一つ、カッティとザックリーが、敵の罠に落ちたとはいえキラキランド侵攻に加担してしまったのを謝罪したのも良かったです。

ただ、土下座してまで許しを請おうとした二人に、妖精たちは気にしていない、というか、なんで謝っているのか分からない、といった風情なのはちょっと面白い…なんか、悪事という概念そのものがないんですよね。これは純粋無垢なプリルンもそうですし(それが故に前半のヘイト行動は、ある意味リアルっぽさあるよな…今となっては)、メロロンが闇を知っていた故に孤立しがちだったのもそう。

第43話では、チョッキリーヌからクラクランドの存在が示唆されましたし、第44話ではクラクランドそのものがキラキランドを襲撃した訳ですが、色々とキラキランドとは対になるような表現が為されているので、無垢な存在から闇を知る事でクラクランドの住人になってしまうのですかね? それこそ、カッティーやザックリーの様に。それとも、クラクランド自体にはダークイーネしか存在しないのか?(実際、ハサミ型の要塞みたいな外見だった)

ダークイーネの目的が漠然としているのも不気味な要素ですし、よくよく考えてみると、何故キラキランドが闇に飲まれると人間界まで闇に閉ざされてしまうのか。確かに、キラキランドを荒廃させた後、ダークイーネは人間界にチョッキリ団を派遣した訳ですが、それも目的が分からないイコールキラキランド侵攻の意図も読めない。

単純に考えるなら、ビッグキラリンリボンの力を狙っている可能性がありますが、でも、これを真っ二つにしようとしたんだよな、ダークイーネ…

年明けにはダークイーネが出張ってくるとは思うので、彼女の口から何が語られるかは注目でしょうか。キラキランドってイマイチ立ち位置がよく分からない場所なんですよね。

 

敵側の思惑

上でも書いた様に、ダークイーネが何を最終目的としているのかは分かりませんが、まあ、これはここ最近のシリーズ恒例なのであまり焦る必要性はないのでしょう。

ちょっと読めないのはチョッキリーヌの動向です。

幹部二人が退場し、明らかに格上と思われたジョギが新幹部に収まった段階で、流石にそろそろ退場かな、と考えましたが、ジョギの方が先に退場した挙句、第43話でいつまでも戦果を挙げられない事に業を煮やしたダークイーネにようやく粛清される、というものでしたが、別に命を奪われた訳でも消滅した訳でもなく、ダークイーネに取り込まれる、みたいな表現でしたね。実際、闇色の空間で封じられている様な場面もありました。

最初期はカッティたちの件があったため、キラキランドの妖精では…と推測されていましたが、クラクランドの存在を最初に口にしたのは彼女ですし、ダークイーネに取り込まれる事をかなり恐れていたので、色んな解釈が出来るのかな、と。

上でも書いた様に、クラクランドの住人=元キラキランド人の可能性もありますし、ダークイーネの一部(一番近いのはまほプリのデウスマストの眷属)や別の側面の分身辺りも考えられる路線です。逆に、ジョギが人間だった事に驚いている描写があったので、元人間という線は考えにくそう。

どちらにせよ、ダークイーネを信奉していた、というよりは恐怖によって支配されていた感が強く、存外仲間思いだった事の描写もされています。カイトと出会った事でイラついているジョギを構うようなシーンもあり、面倒見は元来良さそうなんですよね。ただ、それだけになんであの二人をブラック体質でこき使ちゃったかな…

どうしようもない悪、という感じではありませんし、ダークイーネも使い道ありと踏んで生かしておいているのでしょうから、どこかで救済イベントくるといいですよね。個人的には、カッティとザックリーに一枚噛んでほしいかも。

彼ら、謝罪イベントもきっちりやっているし、プリキュア達に尽力してくれてるし、第45話のクリスマス回では、ダークランダー出現により出動を余儀なくされたキミプリチームに代わりライブを引き延ばすための身体張った漫才やってくれたりするし…彼らの協力でチョッキリーヌにも更生の道があってもいいと思うんですよね。

 

うたとカイトの関係性は…

明確な恋人描写までは避けていますが、うたがカイトに感化されていたように、カイトもまたうたの歌声に癒されていた事、そして、彼女の歌に励まされたからこそ、親友を助けることが出来た事を告白していました。というか、この一連の流れはカイトは口にこそはっきり出しませんでしたが、うた=キュアアイドルである事を前提にしていないと成立しない会話でしたね。流石に正体気が付いているっぽい。

そして、クリスマス回では夜中にカイトがうたを呼び出し、寒がる彼女に自身のマフラーをプレゼントするという…

もうつきあっちゃえよ!(握りこぶしっ!)

みたいな展開でしたが、前作の様にきっぱり恋愛関係を描くのも良いですが、この程度の匂わせで、あとは視聴者の想像に…みたいな感じでも良いと感じました。あとは最終決戦後にどうするか、ぐらいですかねえ…

 

意外と深刻なはなみちタウン

この月間で実は一番語られていたのはこの点だと筆者は感じています。

第43話では、カイトライブツアーでの怪物出現をマスコミに報じられ、キミプリメンバーが暗い顔をしていましたし、第44話では、怪物が現れた事を不安に思ったるかのネガティブから怪物生成されています。るかの研究会仲間のみことも不安を隠しきれていないようでした。更には、第45話でははなみちタウン全体が自粛ムードである事が語られ、これがキミプリチームが中心になってクリスマスイベントをやろう、と持ち掛けるきっかけになりました。この第45話では、雑誌記者のつむぎに田中さんがしつこく取材を受ける(彼は上手くはぐらかしていたが)など、とにかく、カイトライブツアーのダークランダー乱入と、それと対峙したアイドルプリキュア、更にハートガーデンを展開したキュアキッスがその戦いにおいて気絶してしまい、一時的とはいえ戦闘場面を衆目に晒してしまった事もあって、町全体が不穏な空気に包まれてしまっています。

これ自体はリアル、というか、あり得る話かな、と思えていい設定だと思うのですが、何分、相手はネガティブ感情が一ミリでもあればそこからダークランダー召喚に持っていく難敵です。町全体が…ということになれば、ダークランダー軍団を召喚する事すら可能かもしれません(ダークイーネにそれだけのキャパがあるかは分かりませんが)。

世界観的にSNSもあるので、そこからの拡散力も大きい。もしこれをハナからダークイーネが狙っていたのだとしたら、とんだ策士ですが、あれはあくまでもジョギの戦略っぽかったので、そこら辺は深く設定していないかな?

とにかく、一か月まるまる(三話分)かけてじっくりそこを演出していたのが、気になる要素、というか、多分仕掛けてくるだろうな、というのが正直な感想です。カイトライブツアーに端を発している、というのなら、彼が絡む公算も大きいですし、何ならその戦いを引き起こしたジョギ=カズマも今はプリキュアサイド(少なくともダークイーネサイドではない)と言ってもいいでしょうから、一枚噛んでくるかもしれない。カズマはクラクランドへの行き方を知っている可能性もある訳で。

一応、るかは浄化後にキュアキッスに優しく抱きしめられ安堵する場面が描かれましたし、クリスマス自粛をしょうがない、と諦め気分で眺めていたうたの同級生は、彼女がクリスマスイベントの飾りつけをしているところを目撃し、自分も手伝いを申し出たり、何といっても、クリスマスライブ時のハートツリーからの桜の花びらが舞う演出は町全体が明るく照らされていく事の象徴にも思えました。

ネガティブは蔓延しているけど、そう悲観したものでもない、みたいな場面も同時に描かれました。この辺りが最後の希望になるのかもしれませんね。

 

年を越して最終月の一回目はお正月を堪能するキミプリチーム…という予告がされていますが、当然、何も起こらないはずもなく…

ちらりとはいえ、ダークイーネの素顔も見えましたので、いよいよ最終決戦への前哨戦開始、と言った所ですかね。毎年そうですが、本当にどういう落としどころに持ってくるのか分からないのは、ある意味上手い。

 

今月のキミプリをかいつまんでナナメからバッサリ

あ、グータッチ言ってるけど、やっぱパンチなんすね、アレ…

 

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