ふらあそ!

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【アニメ】キミとアイドルプリキュア♪ まとめ雑感〖8月号〗

ま、まさか、このためだけにツダケン枠使ったわけじゃないよね!? まだ、出番あるよね? ね?

 

さて、今月も5話分あったんですね。今月の目玉となったのは、やはり最後の二週で描かれた、キラリハートロックの真の力、及び、メロロンの代償の内容と、それを乗り越えてのアイドルプリキュア五人組正式結成です。

非常に良い内容だったのですが、反面、少しモヤっとする場面もあって、これ色々な解釈が出来るな、とちょっと考えさせられました。今回の記事の内容は、あくまでも筆者の考察というか、一意見だと思って読んでいただければ幸いです。

 

ハートキラリロックとは

第29話にて、メロロンはプリルンを巡っての様々な葛藤に悩まされつつも、ななが心を開いて友人の尊さを説いてくれた事、キュアズキューンから今まで玉虫色的な回答をしていたことを詫びられ、絶対にそばを離れない旨を告げられたことで、とうとう他のキミプリメンバーと友人となりたい、と決意します。

しかし、それを皆に伝えようとした瞬間、キラリハートロックの代償が発動、彼女は触手に絡め捕られ、黒い卵型のオブジェ(形が魔法少女まどか☆マギカのグリーフシードに似ていたため、界隈でもそれ扱いされていましたね。便宜上、以降“シード”と表記します)へと封印されてしまいました。

第30話では、ピカリーネの口から、メロロンが払った代償は「プリルンとの未来」であり、封印を外す方法は分からない旨が告げられます。そして、メロロンはキラキランドに危機が迫った時、ハートキラリロックとともに生まれた存在であり、キラキランドの住人の中で「唯一」闇の心を理解した状態で生まれたそうです。

第29話でメロロンが図書館で借りようとしていた「キズナのリボン」という本を頼りに、うたはシードに今こそ友達になろうという即興曲で語り掛け、その声は封印されていたメロロンにも届くのですが、そこにジョギが現れ戦闘に。

キミプリチームが新たな怪物・ダークランダーと一進一退を繰り広げている中、シードの中にはなんとダークイーネが出現、メロロンをチョッキリ団に勧誘するとともに、精神攻撃で彼女の闇の部分を引き出そうと試みます。しかし、メロロンは自分の闇の部分は、素直になれない自分自身であり、それが許せないのだ、と拒否。

シードを打ち破り、今度こそ、皆とともに歩いていく事を宣言、その思いを受けて新たに生成されたキズナリボンで五人一体で繰り出す浄化ライブ、プリキュア・キラッキラン・フォー・ユーでダークランダーを浄化し、めでたく、アイドルプリキュア完全結成となる、というものでした。

 

まず、最初に思ったのが、これ、結局のところ、代償なしに力だけ得てない? でした。

これは筆者自身が、力を持つ以上、そこに代償が求められる以上、それはトレードオフでなければならない、という思想があるからなのですが、忌憚ない事を言わせてもらえば、代償を打破(うたとの記憶、プリルンとの未来)したのであれば、それで得た力は失われるはずなんですよね。もっと具体的に言えば変身能力を失うはずなんです。正直言えば、ちょっとご都合感が否めません。

もちろん、絆の力が生んだ奇跡、でも構いません。が、個人的にはこれは一回こっきりの、やったもん勝ちというか、何回も使っていいネタじゃない。奇跡って起こらないから奇跡というのであって(美坂栞談)何回も使い続ければ、それはどっちらけになってしまう。

で、筆者が次に思った仮説を一つ。

要するにハートキラリロックというのは、願いを叶える代わりに「試練」を与えるものだった。その試練に打ち勝った者だけが力を受け入れる事が出来る。その試練が「大切なものの封印」という代償。即ち、代償を打ち破る事までがワンセットのアイテムだったとは考えられないでしょうか?

それだと、ピカリーネのメロロンに対する忠告が若干的外れ感出てしまいますが、そもそも、ハートキラリロック自体が、キラキランドに危機が迫った時に発現するものなのだそうなので、そんなアンチ闇サイドのアイテムが呪い振りまくだけのものだというのも、ちょっと違う気がする*1のですよね。そう考えた時、筆者が考え付いたのが、上記の試練付きでの願い付与アイテム、でした。今後、ハートキラリロックがどういう描かれ方をするかは、まだ不透明ですが、筆者的には現段階ではこれがファイナルアンサーだと思っております。

ただ、メロロンが封印した「プリルンとの未来」、というのはちょっと分かりづらい表現かな、と思いました。第29話で代償封印が発動した際、メロロンの一番大切なものは何なのかは置いておいて「ひょっとして、鍵を差し込む側(プリルン)は代償を先払いし、錠を持つ側(メロロン)は後払いさせられたのかな」と思いましたが、実際はもっとわかりづらいものでした。

はっきり言えば、プリルンと未来をつないでいく事と、うた達と友人関係を結ぶことはイコールとは言い難い。うたと友人関係を築きつつ、プリルンとの未来を歩む事も出来たはず。でも、実際のところはロックは発動してしまった。思うに、ロック側の判定としては「プリルンとの未来を望むなら、うた達と仲良くするのは必須条件」な訳で、どちらかと言えばメロロンは「現状維持」を今まではしていた。逆から言えば、その現状維持こそが彼女の停滞であり、未来への希望がない道筋でもあった。ピカリーネは「今まで彼女が無事だったのは、その願いが曖昧だったから」と言っていましたが、友人関係の構築が、彼女の未来に必須だった、とロックは考えていた訳で、そういうところも含めて試練を与えるアイテムだったのかな、と感じました。

…まあ、内にこもるより、(友人を得る事に限らず)色んな事に挑戦して未来に目を向けようよ、という制作側のメッセージなのは分かりますけどね。

このアイテム自体はズキューンとキッスが分けて未だに所持していますから、まだ秘密があるかもしれませんし、これからもキーアイテムになる可能性があります。引き続き、重要アイテムなのは間違いないですね。*2

 

“闇”とはなんぞや?

先月のジョギ初登場、更に前ならばカッティー怪物化の時のダークイーネ登場あたりから“闇”がたびたびキーワードになっています。

敵(あえてチョッキリ団と書かないのは、チョッキリ団自体がダークイーネが首魁の組織か分からなく来たから。チョッキリ団自体は下部組織に過ぎないのでは?という疑念がある)が闇の力を利用しているのは想像に難くありませんが、ダークイーネの性質を考えると、闇と影に共通性を見出さざるを得ません。

特に第30話で大きくクローズアップされたメロロンの闇は、ダークイーネからも「それは我々サイドの力であり、自分たちの陣営にこそ相応しい」と勧誘までされているほどです。

ところで、第26~27話にて、カッティーとザックリーがキラキランドの住人の妖精である事が判明しました。彼らは今までの罪滅ぼしの意味も含めて、キミプリチームの協力者となってくれましたが、幹部になった経緯を語ってくれました。

自分勝手な行動をしがちだったカッティーや、ひねくれた性格で思った事と反する事を口走ってしまうザックリーらが、その事を気に病んでしまった=心の闇を生み出してしまった事で、ここをダークイーネにつけ込まれたらしいです。*3

なのですが、ピカリーネ曰く、キラキランドの妖精で闇を持って生まれたのはメロロンだけであり、言うなれば、それ以外の妖精は闇を知らぬ無垢な存在(実際、プリルンを見ていると分からなくもない)という事になってしまいます。という事は、例え無垢で光の存在であっても、闇を生み出す素養はあるし、何より、ジョギの怪物召喚のやり方は、光の中の闇を見出すというものです。

闇…というよりは影は光があって初めて生じるものですから、ダークイーネ陣営にとっては、その種火さえ見つければいい。だけれど、そのダークイーネ自体がそもそも影のような存在、というのも気になります。

今月はメロロンの事を除けば、息抜き回の様な話が多いイメージでしたが、メイン三人の闇の部分に、実はちゃっかり触れていたのも一か月通してみると面白いな、と感じました。

第28話では、うたが祖母を亡くしてしまったショック(ここに飼い犬のキュー太郎を絡ませているのは上手だった)を、第26話ではこころの父親の話が再度出てきましたし、第29話では幼い頃、人見知りでなかなか声掛けが出来ず友人を得られなかったななのエピソードが語られました。

ダークイーネがメロロンを勧誘する際、メイン三人組やプリルンを「あれは光の存在(故にお前とは違う)」と評していましたが、彼女らに心の闇や傷がない訳ではない。

うたは今でも歌うメインテーマ曲(メロディ)を祖母の前で初めて披露したような表現がありましたし、その祖母のしょぼくれた人間を言い表す表現「しょぼっぼぼんぼん」を口癖である「きらきっらんらーん」に昇華させる場面がありました。こころは父が教えてくれた「好きこそものの上手なれ」を今でも大切にしていますし、ななは幼い頃にうたが教えてくれたウインクというおまじないで救われています。要するに闇の部分をうまく取り込みながら前向きに生きている。

メロロンは確かに闇を生まれながらに抱えていた存在なのかもしれませんが、プリルンは言うに及ばず、うた達との交流を以て光の部分も多く取り込んだ。ただ単に闇を知るのが遅いか早いか、という差に過ぎなかった。だからこそ、前の記事でも書きましたが、うた達に懐いていなかった訳ではなかったのですよね。

ダークイーネの勧誘の際、メロロンに瓜二つの“闇”が今までのうた達への妬みを囁く(ぷりるんが振り向いてくれない、うたがプリルンを奪おうとしている、メロロンは闇の存在であり光である彼女たちとは交われない)シーンがありましたが、メロロンは許せないのは光の陣営ではなく、素直になれない自分自身なのだと、拒否しています。即ち、闇の部分を否定しているんですよね。もうそれは、闇の陣営の存在とは言い難いでしょう。

これからも光の陣営(プリキュアサイド)と闇(影)の陣営は相反するのでしょうから、これからはダークイーネがどういう手段で闇を拡げようとするのか注目しましょう。Cアイドルは序盤で「自分は闇を照らす救世主」と宣ていましたが、アイドル活動がその一助になるのか。いやはや、一気に面白い展開になってきたと思っています。もう、筆者が序盤に抱いていた倦怠感に似た危惧は完全に払拭されました。流石です。

 

あと気になった点をいくつか

ジョギは第30話で新怪物・ダークランダーを召喚しましたが、やはりキラキラを分断して…ではなく、心の中に生まれた疑念(カップルが些細な事で仲たがいしていた)を糧にそれを生み出しており、やっぱり少々、チョッキリ団とは異質さを感じます。

尤も、そこで召喚されたダークランダーは二体いたものの、Cアイドルらメイン三人組と互角の勝負をしており、とりあえずの強敵感はあまりありませんでした。ただ、この戦闘シーンはメロロン救出の糸口を掴んだ直後だったため、彼女らも必死の戦いを展開していたとも言えますが。

更に、この戦闘終了後、初お披露目の5人合体ライブを「面白すぎだろ」と評しており、これ、よくカイトがうたやCアイドルに向けて言うセリフ(「ふふ…面白いね」)でもあるんですよね。彼とカイトがイコールかは分かりませんが、関連している可能性は少し高くなったと感じました。また、チョッキリーヌの前に現れた際には「新人の」「ダークイーネ様お気に入り」と言っており、これはカイトが芸能活動再開と時期的に被っている可能性があるんですよね。

 

チョッキリーヌは孤立してしまった事による寂しさが隠しきれていないというか…役立たずがいなくなってせいせいした、と強がってはいましたが、怪物を浄化されれば「アンタら仲間がいてよかったわね」みたいな捨て台詞を吐き、図書館では「部下を辞めさせないコツ」という本を借りようとしたり(もう部下はいなくなってしまったというのに!)、傷心旅行に出かけたり…

呼び出す怪物も先に二人と大差なく、5人体制のプリキュアには対抗する事が出来ていません。プリルンの察知能力がある以上、あれではやられに来ているだけ。

カッティーやザックリーの経緯を考えると、彼女もキラキランドの妖精である可能性があります。多分、そろそろ限界が来るでしょうから、その時を楽しみしておきましょう。

あ、怪物召喚時の尻もちはなかなかあざといと思うのは筆者だけですかね?(邪悪な笑み)

 

第29~30話でメロロン絡みの話で大きな役割を果たした「キズナのリボン」という絵本も気になる…というかその内容が気になりました。

というものなのですが、この物語の準えて、5人浄化合体ライブ用のアイテム5色のリボンが生まれた事もさることながら、これって彼女たちの将来の暗示なのかな、と。いずれはみんな別々の道を歩むのかな、と。それでも5人の絆は保たれるんだよ、というメタに見えてしょうがなかったんですよね。特に、ななとこころはそれぞれ別の道(ピアノとダンス)もある訳で…ダークイーネとの決着がつけば、プリルンとメロロンも、基本キラキランドに帰還しなければならないですし。

 

次回はいよいよ5人体制正式にアイドルプリキュアとして活動するわけですが…誰がセンターかでもめるの? これ? 当番制でいいんじゃないですかね?(鼻ホジ)

 

今月のキミプリをかいつまんでナナメからバッサリ

ななちゃん、そういう子は基本好かれるんよ…だから、これはこれでありなの。

 

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*1:実際、界隈では特級呪物扱いされてたしね。

*2:例えば、これは正真正銘闇サイドのアイテムで、プリルンとメロロンが想定外の使い方をしていた、とかね。

*3:しかし、この場面で一番ぞっとしたのは、もしダークイーネのキラキランド襲撃時にメロロンの元にプリルンが来てくれなかったら、彼女は恐らくチョッキリ団幹部になっていたであろう、というところ。しかも、キラリハートロックのおまけ付き。