ふらあそ!

ゲーム好き・漫画アニメ好き・自転車好き・鉄旅好き。インドアだったりアウトドアだったりのふらふら遊び人の日記帳、略してふらあそ!

【アニメ】わんだふるぷりきゅあ!第4~7話雑感

猫屋敷ママ…美人過ぎひん…美人過ぎひん!?

 

さて、まずは最序盤が終了したという感じですかね。こむぎ=キュアワンダフルといろは=キュアフレンディによる新アイテム登場、合体浄化技お披露目、喧嘩回をこなし、更にニコガーデン陣営からの大まかな指針の示唆、敵側でも少し動きがありました。

次回からは猫屋敷まゆ&ユキが大きく絡んできそうなので、話が少し別方向に転換しそうな雰囲気です。

 

犬飼こむぎ=キュアワンダフルについて

第6話にて動物が故の壁に早速ぶち当たりました。というのも、出現したガルガルがライオン型だったため、本能での恐怖に駆られ行動不能状態に陥ってしまったのです。

そこからまともに動けなくなったキュアワンダフルを庇いキュアフレンディが負傷し、更にフレンディの忠告を聞かずに行動してしまったワンダフルが叱責された事によって喧嘩に発展してしまう…というものでした。

以前の記事でも書きましたが、こむぎ=キュアワンダフルの動物的な表現は本当に上手だと感じます。自分より強いことが明白な動物に本能で恐怖し、第7話でプリキュアになった気持ちを悟に問われた際には「いろはを守りたかった」、喧嘩後に犬飼家を家出する際にも「いろはに嫌われた。もう役に立てない」と、とにかくストレート。

その後にライオン型ガルガルと再戦した際にフレンディに怖くないのか? と問われた際には「怖いけどフレンディと一緒なら大丈夫」と、こういう場面での模範的な回答の一つ、「ガルガルよりいろはを失う方がもっと怖い」とかじゃない。複雑ではないけど、純粋、と言うのを良く表しています。

第7話において、悟に言葉を喋れるようになった事による意思疎通と言うものは非常に尊いものであり、もっといろはと話し合う事を推奨されたり、どうも次第に人間の心の機微を学んでいく方向性にはなりそうですね。

 

第5話では大まかな設定も提示されました。まずは犬種はパピヨンである事が正式に判明。更にいろはが拾ってきた当初首輪が付いていた事から元飼い犬である事を母親から推測されています。そして、飼い主が現れた際には手放す覚悟がある事をいろははきっちり自覚しています。こむぎ自身はいろはに拾われる前の記憶はほとんどないらしく、何故捨てor迷い犬になっていたのかはやはり現状では不明です。ただ、流れ的に前の飼い主は出てくるっぽいですよね、これ…

 

犬飼いろは=キュアフレンディについて

常時おどおどしているまゆを慮って親しく接したり、アニマルタウンへようこそとにこやかに迎えたと思えば、メエメエの言う事を自分の意思優先で無視したり、気遣いが出来るのか無神経なのか、ちょっと分からない所がありますね( ´艸`)

流石に動物病院の娘だけあって、飼い主とペットの境界線はきっちり分けて考えており、こむぎのわがまま(愛用のリード以外のお出かけを嫌がった)を許容しなかったり、言いつけを守らなかったキュアワンダフルを「人間と動物は各々出来る事と出来ない事がある」と叱責したりするなど、ともすれば差別発言につながりかねないものを「区別」するというのはなかなか勇気がいたと思います。

人間と動物には明確な境界線がある。そこからこむぎという動物でありながら人間の言葉を話し意志疎通が可能になったイレギュラーに対して、どういう接し方をするのか、という大きなテーマに於いて、現段階で下せる最大限の答えではないかな、と。

 

目立った点としては上記辺りで、後は人当たりが良い優しい性格が強調されていますね。実際、こむぎもいろはは誰よりも優しい、そして自分もその優しさに救われたし応えたいのだ、と言っていましたし。悪く言えばテンプレ的とも言えます。こむぎを通してこの後どの程度の個性が出てくるのか、期待したいです。

 

猫屋敷まゆについて

次週から詳しく描かれるとは思いますが、前の学校で孤立化していたらしい描写があり、このネガティブをどう解決していくのかが焦点の一つになりそうですよね。飼い猫のユキにべったりなのも、ともすれば「ユキさえいればいい」となりかねなく、いろはと(将来的に)こむぎと触れ合う事でどう変化するかが見どころになりそうです。

性格的には、おどおどしていて人見知りである事に加え、いったん集中力を発揮すると他人の声が聞こえなくなるほどのレベルに達する事が描かれました。手先も器用であり、最初に新規オープンした実家のプリティホリックに一番乗りしてきて仲良くなったいろはに感謝の印として見事なこむぎの犬服を作り上げています。

色々な要素がありそうなキャラクターで、ユキも絡めてどう描かれていくのか来週から楽しみでもありますね。

 

兎山悟について

参謀としては相当優秀ですね。前作のあげはもかなりの地頭の良さがありましたが、悟は冷静な分析に基づくデータ集積型で、こむぎ&いろはに協力すると決めた時から、まずは地図上にガルガルの出現位置を落とし込むなどの地道さには好感が持てます。

また、殴る蹴る封印(今のところ)の今作の戦闘シーンにおいて、動物の習性をいち早く見抜き、ガルガルの基礎となった動物や行動理由を分析するなど、今作の特殊な戦闘シーンを飽きさせないように工夫しているのに一役どころか何役も買っているのも重要な要素かと思います。

非常に落ち着いた性格をしており、家出したこむぎをいったん落ち着かせて言葉による意思疎通の大切さを説くなど、少し老成している様にも見受けられます。いろはからは全幅の信頼を寄せられているのも、シリーズで幾度となく出てきた幼馴染の関係性でもかなり珍しい設定かもしれませんね。

前回の記事でも書きましたが、今後の立ち位置が一番気になるキャラクターです。

 

猫屋敷ユキと大福について

あえてこういうカテゴリー分けをしましたが、それはこの二匹とも、まだニコアニマルである事が否定できないからです。ユキがまゆを窘める様に頭を叩いたのもそうですが、特に大福は喧嘩別れしたこむぎに対して「長年一緒にいれば喧嘩の一つもする」と慰め、悟の事を「マブダチ」と呼称したそうです。

これは大福が言葉を発した訳ではなく、こむぎが「なんとなく言っている事が分かる」前提で通訳してくれた内容なのですが、流石に人間的すぎるというか、動物本来の知性からはだいぶかけ離れているように感じられます。勿論、大雑把な通訳をこむぎがした可能性も考えられますが、いかんせん、彼女は何でもストレートなタイプ。例えば大福が悟の事を「大好き」と表現したものをわざわざ「マブダチ」と意訳するとは思えない。

彼彼女が、いかにして猫屋敷家や兎山家に迎え入れられたのかはおいおい語られるでしょうから、もう少し注視したい存在ですね。

 

戦闘シーンについて

まだ断言は出来ませんが、どうやら殴る蹴るは封印するようですね。これまた前回の記事で書きましたが、浄化に特化するのであれば、そもそも戦闘をする必要性はない訳で…ずいぶん昔の話ですが、東方projectの作者の方が「本質が間違っていなければ、シューティングゲームである必要性すら東方ではない」とインタビューでおっしゃっていたのをちょっと思い出しました。

実際、キュアフレンディや悟の動物知識によるガルガルとの対峙は第7話現在でも退屈しないものですし、戦闘に巻き込まれたトラックを弾力性のあるシールドで保護するなど、工夫もみられて楽しい(そのシールド、ぷにぷになんか! と突っ込まずにはいられなかった( ´艸`) まあ、肉球だしな!)。

第5話からは、救出したきらりんアニマルの力を借りるフレンドリータクトが登場し、更にタクトを使用した二人の合体浄化技・フレンドリベラーレも発動。

フレンドリベラーレはクロスさせたタクトから帯状の光線を幾筋も発射しガルガルを優しくくるんだ後、ワンダフルとフレンディが降臨し抱き寄せるという、久々に浄化技らしい浄化技でとても良いですね。敵に背を向けて爆発させてたトロプリ組は見習いなさい(笑)。

 

今の段階では何とも言えませんが、現段階で発表されている残り二人の、そして恐らくいるであろう追加戦士が加わりフルメンバーになった時、どういう展開を見せるのかも気になる要素ですかね。

 

ニコガーデン側の事情について

まずはキラリンアニマルという特別な存在が登場しました。というのも、ガルガルの卵にされたニコガーデンの動物は二種類に大別され、地上世界に存在する動物と大差ない個体と、人語を話し妖精のような姿をしたキラリンアニマルとに分かれます(正し、メエメエはまた別の存在の様だ)。

キラリンアニマルは合計10体失われている様で、彼彼女らを浄化しニコガーデンに戻す事で、ニコガーデンが徐々に復興していく(沈んだ水晶の浮島が宙に浮かぶ)、そしてそれが全てなった暁には、ニコ様がニコガーデンに帰ってきてくれるはず、というのがメエメエの言い分です。更に、ニコアニマルはプリキュア達が操るタクトに力を注ぐことで彼らの特徴をプリキュア達に付与できます。

今の段階では兎、ペンギン、ライオンが救出されましたが、兎は超聴覚を得る、ペンギンは足に氷を纏わせ地上をスケートの様に移動できる、とサポート能力を得る事が出来ます。ライオンはガルガル時もやっていた咆哮かしらん?

プリキュア視点で見れば、全てのガルガルを浄化してニコアニマルをニコガーデンに帰還させ、ニコガーデン完全復興、ニコ様帰還までいければミッションコンプリートな訳ですが、とにかく、ニコ様が謎の存在で果たしてそれで事が収まるのか、という不安はあります。メエメエも到底全てを語っているとは思えませんし。

あと、ちょっと気になったのが、メエメエに対するプリキュア二人のぞんざいな扱い方。本能に忠実なこむぎはまだしも、いろはまでそんな調子なのは…まあ、メエメエ自身が悪い言い方をすると結構な無茶振りをしている訳ではありますが、これあんまりやるとヘイト溜まりそう。

今作のギャグ的要員なのは分かるんですけどね…

 

敵側の事情

第7話にて、山の中で休んでいたライオン型ガルガルを暴れるようにけしかけるシルエットのみの存在が出現しました。

勿論、何者かは不明ですが、明確に「人間そのもの」に敵意をむき出しにしており、人間の存在や築き上げた文明そのもの(「この世界」を破壊しろ、と命じている)を憎悪しているような感覚を受けました。悪意全開のサルローさん、みたいな感じですかね、第一印象は。

 

なんか、雑感・感想と言うよりは所感めいた内容になってしまいましたね。まずは中々楽しめた最序盤で掴みはオッケーでした。なんか毎作そんな事を言っている気がしますが、筆者的に今作は結構不安要素が強かったので…

人間とペットの関係性もうまく描けていますし、まさかのバトルなし戦闘シーンも今のところ問題なし、シナリオも緩い系かな、と思いきやこむぎの元飼い主問題やまゆの前の学校での孤立など、ちょっとシリアスな布石も打ちました。

次週からは学校生活という少し世界が広がる要素が加わりますし、猫屋敷家の面々とも本格的に絡むでしょう。いろはのテンプレ的な部分に肉付けをうまくしてくれれば…と感じました。

 

次回はまゆがいろはの通う中学校に転校するお話。こむぎが学校に行きたがっている描写があったので、一騒動あるのかも?

 

ここまでのわんぷりをかいつまんでナナメからバッサリ

ペギタン…お前、ヒーアニやめてニコアニになったんか!?

 

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