ふらあそ!

ゲーム好き・漫画アニメ好き・自転車好き・鉄旅好き。インドアだったりアウトドアだったりのふらふら遊び人の日記帳、略してふらあそ!

【アニメ】わんだふるぷりきゅあ!第35~36話雑感

あるえ~? まゆはいざ知らず大熊さんと蟹江ちゃんも事情は分かっているのにゃ~!?

 

大恋愛回!

といった感じの今期間でしたね。ここまで長く続いたプリキュアシリーズ、恋愛関係をある程度描いたり仄めかしたりするのは過去作にも何回もありましたが、ここまで明確に描いたのは初…でしょうかね?(個人の感想です)

個人的には同じシリーズ構成の方が携わったハピチャの恋愛劇でのモヤモヤがようやくすっきりした、そんな感じでした。

 

話の流れとしては、他の生徒から告白を受けるも丁重にお断りする悟のシーンから始まります。

その場面をたまたま見てしまっていた猫屋敷組(決して意図的…ではなかった( ´艸`))は主にまゆが悟の気持ちを再度確認した上でいろはに告白する様に注進します。

しかし、今の関係性を壊したくないと思っている悟は中々そこまで踏み込めないのですが、彼女が実家の病院でお世話になっている犬の飼い主のお兄さんと親しく会話している所を見て次第に焦燥していきます。

その様子を見たメエメエは自らニコガーデンに連れて行きニコアニマルたちの求愛行動を学ばせようと…それ参考になりますかね? メエメエ( ´艸`)

そんな徒労を他所にトラメがアニマルタウンに侵攻。この侵攻自体は悟の作戦もあって無事に浄化成功。トラメも早々に撤退し、一所に全員集合し場も夕焼けの公園。良い雰囲気になりいよいよ告白か? となりますが、悟はそれでも告白には至らず皆でずっこける…筈だったのですが、メエメエの不用意な発言がきっかけになり、悟が自分に対して好意を持っている事をいろはは知ってしまいました(第35話)。

意を決して告白した悟の言葉に混乱したいろははその場を逃げ出してしまいます。悟の気持ちを前々から知っていたまゆは彼女を追いかけ犬飼邸で恋愛相談をするものの…当のまゆ自身も恋愛経験はなく、たまたま場に居合わせた陽子に

恋愛の好きと普通の好きは自分でも良く分からない、でもドキドキするというのは本当だし、特別な気持ちというのは確かに存在している

とアドバイスをもらいます。

一方、悟の所にはニコ様が降臨。彼女はメエメエの非礼を詫びた後、大福がいつ告白するのか心配してくれていた事、でもどうであろうとお前の気持ちは変わらないんだろう、という代弁を伝えてくれたおかげで落ち着きを取り戻します。

翌日、気まずい雰囲気のいろはに悟はいつも通りに声をかけてくるものの、彼女に「昨日のことは忘れてほしい」と静かに告げる、というものでした。

 

という訳で、大恋愛劇と相成りました。放映後の月曜日か火曜日だったですかね、MSNの主要ニューストップに大反響だった旨の記事が掲載されていたのには流石にひっくり返りました( ´艸`)

筆者はプリキュアの恋愛劇については是の立場ですし、過去作品にも恋愛描写がなかった訳ではなかったですが、それでもここまではっきり描写、しかもカップル成立(と見ていいでしょう!)したのは驚きました。直近でもデパプリではゆいと拓海はかなり距離を近づけましたし、はぐプリではほまれの失恋をきっちり描いてます。何より、去年のオトナプリキュアでは正式にのぞみとココが結ばれました。

しかし、ゆいと拓海は明言を避けていますし、ほまれの場合は直上でも書いたように恋は成就せず、オトナプリキュアはヒロインたちがお酒を飲める年齢に達しておりある意味シリーズとしてはイレギュラーとも言えます。

素直な感想としては、それこそ大福ではありませんが、ようやくくっついたか、良かった良かった、といった感じです。

しかも、話の構成が上手かった。

悟がいろはに告白した段階で、いろはは悟に関してそういう感情は持ち合わせていない…というよりはLOVEorLIKEの違いが分かっていない状態でした。だからこそ、自身で処理できない問題に直面した瞬間、何が何だか分からなくなって逃げだした。

ここで上手いな、と思ったのが母親である陽子さんの助言でした。確かに「好き」という感情を言語化するのは非常に難しいですよね。これはヒープリでも「かわいい」という感情を軸にキュアアースのエピソードとして大きな割合が割かれていましたが、陽子さんが「特別な感情」というのは存在するのだ、と諭したのは大きかったと思います。

第36話後半、依然として目覚めないガオウに寂しい思いをしていたザクロは男漁りのために町中に繰り出す(こう書くとイメージ悪いな。でも本当にそうだったからなあ…)のですが、ありとあらゆるイチャイチャを見せつけられ(なんでそういう場所を選んでいくかなあ、この人…いや発情狼( ´艸`))イラついた挙句ガオガオーン召喚、早速駆けつけたわんぷりチームと交戦するのですが、その戦闘中に吹き飛ばされ転倒した悟に目をつけ「意志の強い良い目をしている」という理由で拉致を敢行してしまうのです。

ちょーっと! ストッープ! ザクロさん、それはダメー! 薄い本が厚くなっちゃうぅぅぅぅーーーーーヒィ────ノ)゚Д゚(ヽ────!!

しかし、事ここに来て流石のフレンディも開眼。そりゃそうですよね、下手をしたら悟を永遠に失う事になりかねないんですから。

鳶型のガオガオーンを駆使し逃げようとするザクロをキラリンスワンの力を借りて必死に追いすがる様は、ザクロが「しつこい」と愚痴るほどの猛追で、その意を汲んだ他三人が連携し悟を取り戻すことに成功しました。

この戦いの前、ユキに「らしくない、言いたい事があれば話し合え、とかつて私に言ったのは貴方」という助言をもらったいろはは悟を失う可能性に触れてようやく心の整理をつけて、戦闘終了後悟に答えます。好きという言葉を「ワンダフル」に置き換えて

「みんなのワンダフルと悟のワンダフルは違う。悟君のはドキドキが伴っている(意訳)」と。

母親とユキのアドバイス、そして36話分かけてじっくりと悟といろはを描いたことが完全に功を奏したと言っていいと思います。もちろん、結果的にまゆの悟弄りもいいスパイス。恋愛劇としてはこれ以上はない、と思うほどで、正直、これに文句をつける人がいるなら、その人はそもそもプリキュアシリーズに恋愛要素はいらない、と考えているんだろうなあ、と感じるほどでした。

上でも書いたように、今回の筆者的な感想としては「ようやくくっついたか、おめでとう」であり、今期間に関してはこれ以上の感想はあまり出てきませんね。

敵側の事情も、トラメにしろザクロにしろあまり大きな動きはしませんでしたし(トラメは相変わらずプリキュアとの戦いを楽しむための出撃、ザクロの男漁りは先回もやっていた)、本当にいろはと悟にスポットが当たった期間ではありました。ただ、悟もいろはの返事を受けて、これからも必死に動物たちの事を考えて救護活動をしている彼女を支えたいという意思を強固にした様なので、彼(と大福)が追加戦士、という線はちょっと薄くなったかな、とは思います。やるとしても最後半かねえ…まだ分からんけど。

懸念としては、ほぼ公式カップルになった二人がイチャイチャし始めて、話がだらしなくならないか(これはゴプリのはるかとカナタが再会した時にも同じ懸念を示したが、すぐにカナタがチームを離脱するんだよな)ですが、悟はそこら辺気真面目で引き締めそうなので杞憂かな、とも思います。そんな悟君といろはですが

 

そりゃ、そうだよね。カップルになったんだから、デートぐらいするy…みんなで? みんなでえええええええ!?

これに付き合わされるのはこの世の地獄、と感じられる程度に汚れてしまった自分が憎いです、ハイ…λ............トボトボ

 

ここまでのわんぷりをかいつまんでナナメからバッサリ

しかし、このやらかし、「うわーやりやがった! なんてこと言うんだ! メエメエ!」となるか「お手柄! よくやった!」となるかはわりかし意見が真っ二つになるっぽいよね( ´艸`)

 

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