ふらあそ!

ゲーム好き・漫画アニメ好き・自転車好き・鉄旅好き。インドアだったりアウトドアだったりのふらふら遊び人の日記帳、略してふらあそ!

【アニメ】わんだふるぷりきゅあ!第16話「鏡石のふしぎ」感想

やっぱり蟹江さんこそ追加戦士枠筆頭だな。キュアキャンサー…キュアシザース…だ、ダメだ…なんかあじゃぱーとか言いそうで不安しかない…

 

どうも次週予告を見た感じでは次回以降キュアニャミー絡みで動きがありそうので、今回はその前に情報を開示したという展開でかなりの重要回となりました。

 

話の流れとしては、クラスの噂話で鏡石が夜中に光っている、という情報がわんぷりチームの耳に入ります。

早速鏡石に向かうこむぎといろはですが、説明板を読もうとしても読むことは出来ず…あっさり撤退。気分直しも兼ねてドッグランに向かうと、春日部っぽい少年( ´艸`)と彼が連れている白い犬と意気投合。彼らとのしばしの奇妙なやり取りの中で、本当に信頼が出来る人間であればこむぎの正体についてある程度は話していいのではないか…といろはは考え始めます。

そこでメエメエを呼び出し相談するのですが、当然彼の答えはノー。そんな所にいろはの両親が現れ(相談場所が犬飼邸の庭だった)、こむぎとメエメエが喋っている所をばっちり目撃されてしまいます。

最初こそ驚きまくっていた両親でしたが、犬が喋った=動物が喋った、という事象を承け、彼らは鏡石にまつわる伝承を語り始める…というものでした。

 

という訳で、かなりの情報提示&今後の舞台作りとして重要な回でした。先回でもまゆにこむぎの正体がばれましたが、こういう既存シリーズではなかった展開は中々新鮮味があります。整理してみましょう。

 

犬飼家関連について

まずは両親にこむぎの正体がばれました。人間態も披露しましたが、最初こそ驚いたものの、特に母親はそれよりもこむぎの人間態に感激までしており、割とすんなり受け入れられました。これは後述する鏡石の伝説を両親が知っていた事も大きかったですが、やっぱり、動物とお話が出来るっていうのは…夢がありますよね。

これは総評で書こうと思っていた事なのですが(随分と気が早いお話だが)今作の魅力に、もしも可愛がっている動物とお話が出来たら…という夢を上手く捉えているから、というのがあると思うんですよね。特にこれはペットを飼った経験がある人は強いんじゃないでしょうか。自分もその口ですし。

そう考えると動物好きなのは間違いない両親(剰え二人とも仕事にまでしている)からしてみればこむぎとお話が出来るのは感涙物でしょう。

メエメエの機転によって、両親には「ニコガーデンから逃げ出したニコアニマルを探す手伝いを二人にしてもらっている」という事にし、プリキュアである事は秘匿したものの、こむぎの件といろはの今後の活動にお墨付きを与えました。

なかなか珍しい設定を持ち出したと同時に、この両親ならば、と納得できる内容であり上手にいろはの活動の枠を広げてくれたな、と感心しました。実際、いろはも隠し事をすることを気に病んでいましたし、家の中でも窮屈そうでしたしね。

こむぎ&いろはについては、早々に鏡石の案内板を読むのを諦めたり、過去の行いを顧みても、あまり思慮深くはないですよね。反面、こむぎの野生の勘&他動物との意思疎通能力やいろはの観察眼は目を見張るものがあります。悟君のブレイン能力に掛かってますね、思考関係は。

戦闘に目を向けると、今回も空を飛ぶガルガル(インコモチーフ)だったのですが、まあ、最近のシリーズでは割と恒例ですが、とにかく空を飛ぶ敵は苦手ですね。

今回はタクトの小鹿の能力による跳躍力で事なきを得ましたし、先回ではニャミーの身軽さで上空のガルガルに爪による斬撃を与えたりはしていますが、やはり空を自由に飛べるという訳ではありませんし、今作はガルガルが動物モチーフである以上、それなりに鳥型がこれからも出てくると思われるので、早急な対策が必要かもしれません。でも、飛行特化は前作のキュアウィングがいたからなあ…出したとしてもキャラ被りそう…

 

猫屋敷家関連について

ユキが謎の少女=キュアニャミーである事が確定しました。

上の話の流れでは触れませんでしたが、とある鳥の巣にガルガルの卵があったのですが、親鳥は最初にこむぎに助けを求めます。しかし、これは失敗に終わってしまい、困った親鳥は店先で寝ていたユキに救助を依頼(している様に見えた)。

そこから鳥を追って町中を駆ける謎の少女は巣のガルガル卵が孵化するところを発見。パクトに手を掛けながら今すぐここから立ち去るように促しました。

…まあ、分かってはいましたが、この流れではユキ=謎の少女=キュアニャミーは流石に同一人物(人物?)かと思われます。同時に先回から言っていた「まゆを守る事」が目的なのも辻褄が合いました。

ただ、彼女が何故、人間態に変化した挙句、プリキュアにまでなれたのかは現状では不明ですね。ユキはこむぎが人間態に変身するところやこむぎ&いろはがプリキュアに変身している所を見ていますから、事情は察していた上で鏡石に祈りを捧げたのか…

今回、普通の動物に過ぎない親鳥がガルガルの卵を発見し、こむぎやユキに救援を求めているという事は、少なくともアニマルタウンに住まう動物たちは共通認識としてガルガルの脅威やプリキュアの活動を知っている可能性がある。だとすれば、その中にユキが含まれ、なおかつ、ガルガルの動きにまゆが巻き込まれるのを嫌って鏡石にまゆを守れるだけの力を願った…というのはあり得る話です。

冷たい印象を受けるキュアニャミーですが、今回はまゆとは直接関係ない親鳥を助けましたし、孵化し飛び去ったガルガルを「後は彼女たち(ワンダフル&フレンディ)が何とかしてくれる」と一定の信頼を寄せている描写もあり、本人に悪意がある訳ではなく、ワンダフルらと殊更事を荒立てたり敵対する気もなさそう。むしろ彼女たちのやり方を内心認めている様でもあり、少しほっとしました。

また、一方のまゆの方は今回は戦闘シーンには不参加でしたが、ユキにいろはを羨む様な台詞を独り言ちるとともに、鏡石が淡く光を放つ、というシーンがあり、彼女もユキが望むと望むまいと大きく巻き込まれそうな雰囲気です。

 

鏡石について

いろはの両親の知る伝承によると

…という事らしいです。ん? 悟君の努力はちょっと無駄だったポイ?(苦笑)

気になる点はいくつかあります。まずは「神様」の存在ですよね。一角獣の姿で形容されていましたが、これが場合によってはニコ様の可能性はあります。尤も、一緒に聞いていたメエメエがその事について表立った言及はしていませんので、ニコガーデンと関連があるのかどうかは未知数です。

ただ、メエメエはプリキュアの事を最初は知らないそぶりを見せていましたが、その割にはプリキュアである二人に正体の秘匿を命じていたり、プリキュアが増えたことを喜ばしいと言ったり、ちょっと腑に落ちない所も見せてはいるんですよね。この場でも敢えてとぼける事も出来た訳で…

二つ目にアニマルタウンに集まった動物たちが二つの陣営に分かれて争ったという点。悪…とは断定できませんが、争いを引き起こした一派がいた上で、その勢力が今回のガルガルを生み出している敵側の可能性はあるかと思います。同時にその際にニコ様はもう片方の陣営の動物を連れてニコガーデンに引っ込んだ、とも取れます。そうなると今度はニコガーデンの伝説がいつぐらいの時代の話なのか、という方向になってしまうのですが…

そして、この仮説が成立した場合、この伝承に於いて、人間サイドがどういう立ち位置になっていたのか一切触れられていないのも不気味です。人間も派閥が分かれたのか、どちらかに肩入れしたのか。途中から不自然なぐらい人間が関わらない話になってしまっている。そして、過去回で出てきたガルガルを唆していた黒い影の人物(?)。明らかに人間に敵意むき出しであり、これが鏡石の伝承にまつわるものと関連付けされている場合、アニマルタウンにガルガルの卵がばら撒かれているのも何かの理由があるのかもしれません。

少し話が混沌としてきましたね。やはり敵の姿が朧気ですらないのが大きいかと思いますが、紐づいている様にも見えてそれに至る確証がまだ持てない状態、と言った所でしょうか。面白いのですが、拙速になったり最後に破綻しないようにしてほしいかなあ。

 

クレヨンしんちゃんコラボについて

まあ、あんなもんかな、と。下品ネタもなく流石に視聴者層に慮ったかな、という印象でした。筆者は未視聴でしたが、前日のクレしんでは変身シーンまであったそうですね( ´艸`)

喋ったこむぎに対してそれ程驚かなかったしんちゃんはやはり豪胆だな、とは思いましたが、まあそれも原作通り。

個人的にはシロちゃんの言っている事が分かると豪語したしんちゃんに、こむぎが全然違う翻訳をしていたのには笑いましたが、改めて動物と話が出来ている事の貴重さを噛みしめたいろはのシーンは上手いつなぎだな、とも感じました。延いてはそれが両親たちにこむぎの正体が割れた事に繋がり、彼女の肩の荷が一つ下りた訳ですから。

あ、そうそう、番組最後のみんなのペットコーナーでシロちゃんが貴重な一枠取っていたのにも笑いました( ´艸`)

 

さて、次回はいよいよキュアニャミー絡みが本格的に動き出しそうですね。当然まゆも巻き込まれるでしょうし、さてどういう経緯でチーム入りしてくるのか(チーム入りしてくるとみていいよね!?)。

 

今週のわんぷりをかいつまんでナナメからバッサリ

ヤメロ…動物が片言で「アソボ、アソボ…」っていうのはハガレン脳には堪えるんだ…

 

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