馬術部がある中学校!? 舞台は北海道だな!(偏見)
飛び出し君がある、だと…舞台は滋賀県だな!(偏見)
うーん… どっちなんだい!
さて、二連続転校回という、ちょっと変化球気味なシナリオ展開となりましたね。特に第8話はまゆの詳細が語られるかと思いきや、第9話も含めてどちらかというといろはが通う湾岸第二中学校のクラスメイトの面々がかなり穏やかでいい人の集まりである、というのが描かれました。
という訳で直上でも書いた様に、いろはの通う中学校にまゆと人間態こむぎが転校してきました。
最初の自己紹介場面はシリーズ恒例ですが、二人とも相当やらかしており、まゆは自分の名前を言い間違えた挙句ユキの事を延々と語り出してしまう、こむぎは早速飛んだ質問に頓珍漢な答えを繰り出す(「苗字? 何それ?」「(どこから来たの? という質問から)あっち!」)など、本来ならば場が凍り付きそうな場面もいろはのフォローありとはいえクラスメイト達は笑顔で迎えてくれました。
自己紹介が終わった後も、皆で囲んで質問攻めにしたり、こむぎなどはお昼時間には皆からおかずを分けてもらうなど、和気藹々。
そんな所を裏でいろはが東奔西走しながら苦労していたのも楽しかったです。特にまゆに関しては先生から言われた事もありますが、先回で知己になっていた事もあって校内をいろいろ案内し、悟にも紹介。動物とのふれあいで笑顔を見せるまゆを確認する描写もあり、やはり気遣いが出来る子だというのを再認識しました。
そのいろはですが、同じクラスになった悟に鏡石での願いが通じた(第一話にて同じクラスになれるように、と願掛けしている)と無邪気に話しかけるなど、割と好意を隠そうともしていませんね。あの年頃だと普通に周囲からからかいの対象になりそうだ( ´艸`)
キャラクター別に目を向けると、まゆは先回前の学校での孤立が回想シーンが出てきているので、いずれこの問題はクローズアップされるとは思いますが、まずはこの学校では癒しを得そうではありますね。本人も亀の餌付けを熱心に観察するなど、動物が嫌いではないようですし、この学校は馬術部があったり、校内でも多数の動物が飼育されていたり、動物飼育をかなり教育に取り入れている風なので、彼女にはなかなか校風があっているかと思います。
こむぎは第8話にて学校に行きたがった挙句人間態に変身して町の方々で迂闊な行動を取りまくりました。特に商店街ではあと一歩で無銭飲食しそうになった場面まであり、まだ相当危なっかしいですね。
第9話ではメエメエの勧めで学校に通う事になりました。なんでもキラリンアニマルが復活した際に精製されるニコダイヤの力を使って手続き等をパスしたそうですが、なんだろう…なんか常識改変というか…なんか社会的システムにまで干渉できるのか、ニコダイヤ…ちょっと強力過ぎる気もしますが、これが伏線とは考えにくい*1ので、まあ舞台設置のための設定かな、と。
ただ、メエメエがこむぎに学校行きを勧めた理由はちょっと分かりませんね。プリキュアとして必要最低限の人間的振舞いを身に着けてほしいのか、彼女が学校に行きたがっていたのを慮ったのか、どちらにせよこれが伏線だとは思えませんが一応注視したい要素です。
第9話の最後で、いろはがそれまでの彼女の行動を見た上で色々な注意点を挙げていた事も見るに、基本的にはこむぎは人間としての様々な学びを得る方向性になるのかな、と感じました。ヒープリでもそういう常識に疎かったアスミの嚮導に他メンバーが四苦八苦していましたが、こむぎがこの先どうなっていくのかも見どころかな、と。実際、アスミは上手に描かれていましたしね。
いろはについては、第8話の最後で世話を焼いてくれたことに関してまゆに感謝の言葉を述べられていましたし、こむぎのこれからの学校生活での指針を指示するなど、全体的にまとめ役的な部分が大きかったです。
第9話では、人間と犬の身体能力が違うという事が如実に分かるシナリオ展開だったのですが、そういう事も含めて、いろはがしっかりこむぎに言い聞かせていたのが印象的で、こむぎは最終的にはどこら辺まで人間に近づくのかな、というのが気になった回でもありました。
戦闘シーンもフレンドリータクトとリベラーレの登場により、だいぶ危なげがなくなりましたね。ライオンの力は超スピード付与でしたが、少しペンギンと被りますね。この期間はキラリンアニマルの浄化は出来ていなかったので、まずはタクトで使える能力はペンギン・兎・ライオンの三つと言った所でしょうか。まあ、一匹が複数の能力を持っている可能性がまだありますが。
次回はまゆとユキの馴れ初めのお話のようですね。第8話を見るに、まゆのユキへの依存度はかなりのレベルですので、どういう経緯があったのかは非常に興味があります。
ここまでのわんぷりをかいつまんでナナメからバッサリ
ヒトカスが…運動能力で私に勝てる気でいるとは不遜であろう!
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*1:逆にこれが伏線なら、とんでもない事になる。この力が敵であれ味方であれ乱用されれば、ありとあらゆる常識が根本的に覆りかねない。