スタンプラリーの景品にシールセットをプレゼントする大熊牧場…経営者はかなりのやり手だな( ̄▽ ̄;)
…しかし、見事なまでの息抜き連続期間でしたね。ニコ様の卵という重要ポイントが現れましたが、この期間中にあまり大きな動きはありませんでした。次回に孵化するようなので、物語に大きく絡むのはそこからでしょうかね。
これを犬飼組と猫屋敷組との結束固めと考えるか、中弛みだったと考えるかは意見が分かれる部分だとは感じました。
ニコ様の卵について
キラリンアニマルが全員ニコガーデンに帰還し復興した事により、光の中から遣わされた角の生えたカラフル卵。メエメエ曰く恐らくニコ様であろう、との事でした。
当然、メエメエが世話をしようとするのですが、いつの間にやら犬飼組の元にワープしてしまい、基本的に犬飼組に懐いている(卵が懐く、というのも変な話だが)様ですが、特段メエメエを嫌がっている、という訳でもなく今の段階では基本犬飼組預かりになっている、という感じですかね。ただ、卵冷蔵庫に入れちゃうのはどうなのかな、こむぎ…
過去回のいろはの父親が語ったアニマルタウンの伝説に登場した「神様」は一角獣の姿を取っており、もしこの角付き卵がニコ様の場合、神様=ニコ様がほぼ確定になります。
そして気になる点の一つとして、ガルガルと同じく「卵」の形態をとって現れた事。悟自身も言っていましたが、卵である事にどういった意味があるのかは考えなくてはならない要素ですし、それを追いかけていくというのがプロットになりそうですね。
単純に考えるならばニコ様も一回は敵の手に落ちていた可能性は考慮すべきです。それをニコアニマルたちの力で強制的にニコガーデンに呼び戻したのか…その場合、ニコ様の力の大部分は卵状態まで戻った=敵に奪われている、という視点は無視できないと思います。
尤も、ニコガーデンの生物は全て卵生だというならばそこまで複雑なお話ではない様な気がしますけどね(正し、この場合でも力が奪取されている可能性は当然ある)。ここら辺の事情、メエメエは言葉足らずなんだよなあ…
戦闘とガルガルに対する触れ合い方について
流石に少し息切れしてきたかな? という程度の粗はありましたがまだまだ非暴力は貫いていますね。
例えば、第24話のゴリラ型ガルガルは素体になったゴリラの子供が、残されたニコガーデンにて寂しそうに木の枝を振っているのを偶然見たユキが、その小枝を拾っておいたことが打開の一手になる、というものだったのですが、コレ、次のガルガルがゴリラ型=その子の母親である事を予見できていないとできないムーブなんですよね。正直ちょっと無理があった。第25話や第28話もとにかく敵の攻撃を凌いで隙を見つけて合体浄化技、という流れは変わっていないですし、特に第28話のアルパカ型ガルガルの唾をバリアで「跳ね返せる」というのは些か苦しかったと思います。
反面、第27話のツチノコ型ガルガルを追うためにキラリンハムスターの力で小型化し穴に潜ったものの相手は石化能力持ちでありピンチに陥る、というお話では悟がツチノコ探し大会で使用していたダウジング用機器のおかげでそこに穴をあけて(石化は日の光で解除できる)危機を脱するなど工夫が見られました。
そう言えば、ツチノコはメエメエ曰くニコガーデンには普通に生息している生物らしく、これ、俗に言う幻の動物というのはみんなニコガーデンに行ってしまった(若しくはニコガーデンに行った比率が高かった)と解釈できるのは上手いな、と感じました。しかもツチノコ型ガルガルは石化能力と言うヤバい能力を持っており、これ応用すれば伝説の生物なんかも(例えば火を噴く蜥蜴とかね)出す事が出来ますね。でも、個人的には実在する生物の弱点を突いて状況を打開する流れが好きなので、あんまりファンタジーめいた事はしてほしくはないかなあ。
あと感心したのが第26話。暑さで完全にうだっていたわんプリチームがガルガルの気配を察知するのですが、その際に「この暑さじゃ熱中症になってしまうかも」という動機で出動するのです。
尤も、そのガルガルはラクダ型だったので暑さ自体は物ともしていなかったのですが、作戦上氷を使用したため、今度は暑さとの相乗効果で水蒸気が発生、ラクダ型ガルガルはダウンしてしまいます。これは素体生物であるラクダが湿気に弱いからなのですが、その際も「大変だ、早く浄化してあげないと」と焦って浄化技に踏み切りました。
この「あくまでも元動物の事を心配している」を強調していたのは作風かな、と思いました。ガルガルが暴れているから(≒町に被害が及んでは困る)ではなく、動物の心配が最優先に立つ。本当に優しい。こういう姿勢、愛おしいほど好きです。
ただ、これは次回以降に詳しく書こうと思いますが、次回予告でとうとう人間型幹部が登場予定です。そこにきて今までの姿勢を貫き通すのか或いは徒手空拳解禁か…相手の出方次第でしょうが…どうなることやら、です。
猫屋敷まゆについて
ちょっと気になったのがこの子。ユキは今期間に於いてだいぶ信頼関係を結んで犬飼組(主にこむぎ)とウザがりつつも絡むようになってきましたが、まゆに関してはどうにも悟に対する態度が…なんですよね。
悟がいろはに好意を抱いている事を知って以降、彼女は二人の仲を見守るポジションとして陰ながら応援する様になりました。
…なんですが、正直、悟弄りの度が過ぎている。
水着回では悟の心情を勝手にナレーションして囁いたり、暑さのあまり悟宅に避難した際には彼らを二人きりにしようと画策した挙句その様子を覗き見したり、他にも事あるごとに悟をからかう。
元はといえば人見知りの引っ込み思案だったはずなのに、この件に関しては妙にハイテンション。
これ…まさかとは思うんですが自分の感情を押し殺すためにあえて明るく振舞っている可能性、ありませんかね? ただ、いろはに対して嫉妬めいた感情を一切見せていないため自身の気持ちに気が付いていないのか、はたまた完全に調子に乗っているのか…人によっては空気が読めていない、と感じられるかもしれないので流石に気になります。
尤も、あくまでも恋愛描写を描きたいのであれば、逆に面白い試みでもあります。この恋愛描写というのはシリーズではどちらかというと忌避傾向にありますが、ちゃんと描く分には問題ない気もしますし、ただ、あまりにどろどろしたものは相応しくないと思いますのでどのあたりの匙加減にするのか、というのは難しいとは思いますけどね。
直近でもオトナプリキュア、と銘打ってはいましたがのぞみとココの顛末を明確に描きましたしね。
逆に、こういう事も含めてまゆの隠れた一面である、で終わらせてもまあいいのかな、とは思うんですけどね。けど、まゆと悟が一緒にいるシーン妙に多いんだよな、わんぷりって。
次回からは上でも少し触れましたが、とうとう大きく物語が動きそうです。幹部に対してどう接するか。特にユキ=キュアニャミーは、攻撃を受けた上でそれがまゆ=キュアリリアンに危険が及ぶレベルなら、そしてそこに話し合いの余地がなく悪意が介在すれば迷いなく徒手空拳を使用するでしょう。お人よしの犬飼組と対立する事も十分に考えられます。
そして更にはニコ様も孵化して降臨するようですし、まずは注視してみましょう。
ここまでのわんぷりをかいつまんでナナメからバッサリ
町長自ら挨拶に来てしまうほどの大体的なツチノコ探し大会とかアニマルタウンは暇人だらけなのか、と思ったら…
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現実でもこういうのあるんだね。ちょっと驚いた。