なんかいきなりドクタートラウムとプリアラチームが対峙してる上に「久しぶり」とかドクタートラウムは言っていたけど、ここら辺は映画見てみないと分かんないのかな? 出だしから謎過ぎだが…
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このあとすぐでも容赦なくオチ担当に使われるはなさん、マジお笑い芸人( ´艸`)
と思ったら開幕から青い光にしなだれかかるさあや、いきなりエッチ過ぎない…?(直球)
さて、今回はさあやにスポットを当てつつ、命の継承をテーマにした回でした。重い…というよりは比較的シナリオライターさんの思想を押し出した回と言えました。話の途中にネット情報を鵜呑みにする危険性も示唆したのもそう思わせた要因の一つでしたね。
話の流れとしては、今現在出演している役作りのために第27話で繋がりを持った産婦人科のマキ先生にはなの母親経由でコンタクトを依頼したさあやでしたが、彼女は現場主義者であり、はぐプリチームの面々に医療機関の体験学習をさせる事にします。
産婦人科を担当したさあやはそこで淋しそうにしている子供・あやちゃんが気になり、彼女のケアに回るのですが…というものです。
今回はさあやと医療機関での仕事、そして、上でも書いた様に連綿と繋がっていく命をテーマにしており、それ以外はわりかし割愛されていました。例えば、さあや以外の体験研修の様子は流しで済ませてしまいましたし、戦闘シーンは猛オシマイダーをフェザーフラストで打倒した後にあっさりPCAで決着するという今作最短で、如何にメインテーマに尺を取ったか、ある意味非常に分かりやすい構成でしたね。
それでも上手だったのは、兄弟姉妹のいないさあやがあやちゃんの心情を汲むために妹がいるはなに助言を求めたり、子供と母親は産まれる前から繋がっている事をさあやの横にいたルールーに理解できない、と言わせて対比させたり、さあや以外のキャラに役割を持たせている点でした。
そのあやちゃんなのですが、最初は母親が帝王切開する事になった事に不安を覚えているのかな…と思っていましたが、実際は産まれてくる赤ちゃんに自分の大好きな母親を取られてしまうのではないか…という恐れから浮かない顔をしていたのですね。
それにしても、帝王切開をネタとして引っ張ってくる事にも驚きましたが、こういう兄弟格差の問題という細かい心理描写まで突いてくるのは、相変わらず攻めてくるなあ、と感心する事しきりです。こういう所を手抜きなしに描くのは非常に好感が持てます。
さて、敵側の情勢なのですが、前回の敗北が相当堪えたのか、ドクタートラウムも言っていましたが(ついでにそれを理由に今回は彼が出張った)、ジェロスはもうダメレベルまで精神ダメージを負った様子が描かれました。すごいな、ことり、大殊勲じゃん(苦笑)。
当然、完全リタイヤと言う訳ではないでしょうから、もう一回ぐらい最後の攻撃を仕掛けては来るのでしょうが、その時がジェロスの最後ですかねえ…
戦闘シーンでは、猛オシマイダーを呼び出したもののはぐプリチームにいち早く察知され、上でも書いた様にほぼ何も出来まいまま瞬殺されました。というか、尺の都合もあったのかもしれませんが、はぐプリチームのトゲパワワ察知能力が研ぎ澄まされている様な描写があり、成長してるんだなあ、としみじみ実感したりもしました。実質キュアアンジュのフェザーフラスト一発で決着が付いてしまった訳ですが、これもいい見方をすれば何かを守る際(今回は帝王切開手術中のあやの母親)に彼女は最大の力を発揮する、とも取れますしね。
あまりにもあっさり決着が付いてしまったからでしょうか、ドクタートラウムも悔し紛れに「いっそ貴様らが赤ん坊だったら楽なのに!」と言った直後「いいこと思いついちゃった♪」と言って撤退しました。
しかし、ドクタートラウムは味のあるいいキャラですねえ。今回もそうでしたがコミックリリーフ的な発言を度々するにも拘らず、ぞっとする様な残忍性も持ち合わせており、怖い二面性を持っているいい悪役だと思います。先回のキュアアンジュの「お静かに!」を未だに気にしているのには笑ってしまいましたが。
今現在のCMでもやっていますが、今期のオールスター系プリキュア映画はプリキュア達が思い出を奪われ幼女化する、という内容みたいですね。ただ、CM見た感じだとクライアス社絡まないっぽいんだけどなあ。
映画への布石なのか、それとも来週以降なにかしらの罠をドクタートラウムが張るのかは分かりませんが、来週も彼が立ち塞がる様なので、今後に注目でしょうか。
引きの場面で、帝王切開手術は無事成功。今回の体験学習を以て、命の継承の大切さ、そしてあやの心情を汲んで彼女をケアしたさあやをマキ先生が評価。はぐプリチーム全員と帰途についている際に医者への憧憬を口にするさあや、という感じで幕になりましたが、彼女はどちらの道に進むのですかね。こういう事は早急に結論を出さなくてもいい気もしますが、今後のシナリオに注目したいですね。
次回は…ええー、また過去プリキュア出すのー!? 嬉しい反面、そういうジョーカー的な手法は一回に留めておいた方がいいんじゃないのかなあ。戦隊ものではよく使われる手法だけど、あれはそれこそプリキュアシリーズですら全く及ばない程の長い歴史があるからこそ出来る方法な気がするんだけど…
とりあえず、予告画面では5GOGOののぞみとうらら、フレッシュのラブ、まほプリとプリアラの全員が確認できたけど…どうなる事やら。
今週のはぐプリの個人的見どころ!
ドクタートラウムが出撃する際、ハグっとプリキュア最終回! 次回からバグっとトラウムが始まるよ!とかメタな発言していたが、せっかくだからタイトルの表示もそれに変えてしまえばよかったのに、という片手落ち感( ´艸`)
来週もめちょっく!(めちょっくってなんだよ!)
東山のハグから、はなの水死体(苦笑)への流れるような神展開…
さて、今回ははなの妹・ことりが、キュアエールが出現する付近に常にはながいる事に疑念を持ち始めるのですが…とうとう、そこに気が付いてしまっ…プリキュアに迷惑を掛けているーーー!? どこまで信用ないんじゃ、お姉ちゃんは( ´艸`)
話の流れとしては、はながプリキュア達に迷惑を掛けているのではないか、と疑ったことりははなを監視する様になるのですが、そのさなかにキュアエールファンクラブ会長を名乗る男にキュアエールファンだと勘違いされ行動を共にする事になります。
一方その頃、周りからどんどん人がいなくなり孤立化したジェロスは、今までの化粧(?)をかなぐり捨て全ての破壊を決意、猛オシマイダーを召喚して町中で破壊活動を開始しました。
ことりを大切に思っているはなの描写を交えつつ、猛オシマイダーに襲われたことりを助けるためにキュアエール達はぐプリチームが奮闘する…というものです。
今までの描写から、事あるごとに姉をお子ちゃま扱いするおしゃまな妹、という感じでしたが、別段仲が悪いということはなく、むしろかなりの仲良し姉妹ですね。
普段のはなの生活態度や言動から、最初はキュアエールの正体が姉だとは露ほども思っていなかったようですが、今回の件で正体はばれたっぽいですね(正し明言はしていない)。
Bパートでいきなり猛オシマイダーに襲われていたのは、Aパートで布石はあったものの若干唐突感がありましたが、ちょっと気になったのは今回の猛オシマイダーがことりをつけ狙って追い回した事です。
Bパート開始直後、ジェロスが召喚した猛オシマイダーと鉢合わせしたキュアエールファンクラブの面々でしたが、戦う術を持たない彼らでは当然逃げ回る結果になります。しかし、その途中で足が竦んで動けなくなったことりを逃がすべく、会長が囮になるのですが、それには目もくれず猛オシマイダーがことりを追いかけ回すのです。
これをどう解釈するのかは様々だと思いますが、ジェロスが指示した描写はなくやはりことりそのものがターゲットになっていた可能性が高いです。
その後はぐプリチームが参戦し、一度は猛オシマイダーを退けるのですが、豹変したジェロスが大量のトゲパワワを散布、はぐプリチームも瘴気そのものの様なトゲパワワに中てられ次々とダウンする中、なんとことりがジェロスの前に立ち塞がりました。そして、これ以上キュアエールをいじめるな、と啖呵を切った後に大量のアスパワワをばらまき周りにいた人間、延いてははぐプリチームまでアスパワワ復活というとんでも展開が待っていました。その威力たるや、我を失ったジェロスですらたじろぐほどで視聴中は「まさか6人目登場!?」とすら思ったほどです。
実際問題、全滅一歩寸前をひっくり返した訳で、はなの妹だから、では片づけられない程のアスパワワ量です。*1流石にそれだけで6人目追加戦士とは考えにくいですが、前作のキュアペコリンの例もありますし、ないとは言い切れないかも…というのが現段階での感想ですね。
また、上でも書きましたが、猛オシマイダーとの戦闘中、危機一髪のところをキュアエールに助けられ「どこにいても助けるから」と言われた事によって過去の記憶がフィードバック、(状況は良く分からないが)雨の公園で泣きながら建物の影に隠れていたことりがはなによって発見された際に同じことを言われる…というのを思い出して、ほぼキュアエール=姉であることを確信する様なニュアンスがありました。
これまた上で書いた様に、その事を明言はしなかったですが、猛オシマイダーを撃退後に姉の部屋を訪れ仲良く一緒に寝てみたり、彼女の正体を知った上で甘えてくる描写はとても良かったです。
サブキャラだけに、今後メインを張る回があるかは分かりませんが、6人目サプライズも含めて動向が気になるキャラに昇格してしまいましたね。
これではなの祖母に続き、ことりにも正体を悟られる描写が為されましたし、今作は最後に身バレする可能性がありますね。というか、ここ最近のシリーズ、意外に身バレしていないんですよね。
今まで度々加齢=時間経過による衰えによる怯えが描写されていた彼女ですが、その割には飄々としていたのが急激に焦り始めたのはちょっと唐突だったかなあ。
今回の表現からすると、どうもパップルからNTRしたような表現があった男(ジョージ?)に捨てられた様で、更にジンジン・たくみもいなくなり(自分から追い出したんじゃん!)孤立した事が、その理由が自分がどんどん老いて醜くなったからだ、と自分勝手な解釈で発狂。
個人的にこういう悪役好きですねえ。だって、こういう人、実際いるじゃないですか(笑)。こういうのはこの作品の本来の視聴者層にピンと来ないかもしれませんが、大人になるにつれ結構遭遇するものなのですよねえ。反面教師としては非常にいいと思いますが。
今までのおめかし(?)を剥ぎ捨て豹変した彼女ですが、戦闘の時には猛オシマイダーから必死にことりや町を守ろうとするはぐプリチームを見て「努力が報われることはない」と悲観的な事を言ってみたり、これまた現実感があるというか…彼女が言っていることも間違いではないのが、このキャラクターの面白い所ですね。
今回は最終的に猛オシマイダーを浄化された事により撤退しましたが、その際にも「貴方たちにもいずれ分かるわ」と負け惜しみを言っており、これははぐプリチームに諭されるフラグかねえ。正直、叶わない努力がある事を否定はしないと思うので(特に女優業のさあやとスポーツ選手のほまれ)、それを内包した上で前に(未来に)進むことを示唆する事になりそうですね。
ここに来て佳境に入るかと思いきや、意外にもサブキャラの掘り下げが進んできていますね。今作は先が全く読めないのが面白い。
次回はさあやを中心に医療の体験学習のお話? ですか。女優業か医療の道なのか。さあやにとっての大きなターニングポイントになるのかもしれませんね。
ああー、白衣の天使じゃねえ…(昇天)
今週のはぐプリの個人的見どころ!
はな! そういう所! 食事の時の姿勢とかそういう所! ことりに信頼されていないのはそういう所だから!( ´艸`)
来週もめちょっく!(めちょっくってなんだよ!)
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あのー…君たち何だかんだでパップルの芸プロに使われてない? このまま行くと既成事実化されて所属している事にされちゃうよ?(笑)
しかし、今回は…攻めてきましたねえ。元々LGBTに対するメッセージ性がある事は示唆されていた作品でしたが、今回はそれがより強力に表れる回になりました。はっきり言うとデリケートで非常に難しい問題です。全作通してそれに対してある程度の納得いく答えが導き出せるのか、今から不安です。
話の流れとしては、パップルから若宮アンリへのインタビューの仕事をもらったえみルルコンビなのですが、直前にTVで紹介されていた彼女らがコメンテーターにこき下ろされていたため、えみるが意気消沈。
はなやさあやがフォローし、パップルもえみるやルールーを諭した事により、えみるも元気を取り戻し仕事にとりかかるのですが、スキャンダルを欲しがった一部のマスコミがアンリに無礼なインタビューを開始したため、今度はアンリがアンニュイな状態に。一人物思いに耽っているアンリの前に突如リストルが出現、彼をクライアス社にスカウトする…というものです。
トリプルトゥーループがこの段階で飛べるとはずいぶん優秀な…
さて、今回ピックアップされた彼ですが、元々散々ホモなのでは? 疑惑がネット界隈では冗談めかして囁かれていましたが、別の意味で冗談になっていない事が判明しました。
上でも書いた様に、今作はLGBTにスポットを当てている事が製作者側から言及されていますが、はっきりとは言わなかったもののどうも彼は性同一性障害の可能性が高いです。
今回あった描写としては
率直に見れば、性同一性障害を直接的に表現している訳ではない*1のですが、引きの場面とえみるに対して言ったセリフを統合して考えると、自分が中性的な存在からどんどん男の方に傾いている事に対して恐怖心を抱いている様な表現なのです。
今回リストルがスカウトをした際に、そこら辺を見透かした上での自分たちの時を止めるという社是をアンリに説きましたが、引きの場面からしてもアンリは一回クライアス側に行きそうな雰囲気ですね(最低でも猛オシマイダー化はしそう)。
何にせよ、かなりの闇を抱えているキャラクターである事が判明してしまいましたし、全体的な流れからしても既に33話。どういう形にせよ、彼に救いを与える内容のシナリオはあるでしょうから、そこら辺を絡めてどういう風に今作のテーマを消化するのかは注視したいです。
ほまれとの関連性が思いの外ないので、えみルルと絡めてきそうな気がしますね。今回はリストルが絡んだ訳ですが、敵側でも「時間がない」と焦っているのはジェロスとの共通項です。彼女もひょっとしたら絡むかも? えみルルは懊悩する事はあっても最終的には支えあっている、ある意味ではアンリの対極にいるキャラです。
今回もえみるやルールーに対して、自分はひねくれている、人は分かり合えない=結局は一人=だからこそ個を尊重したい、とかえみルルとの違いを強調する場面が多く、戦闘シーンの最後の場面でも悪い言い方をするとプリキュア達に自身が望む「誰でも生きられる自由な世界」を丸投げしているようにも見えます。
個人的には正人が彼を支えてくれている事に気が付いてほしいかな、と感じます。スキャンダルの種にされそうな彼を庇った事から完全無自覚ではないのでしょうが。
とうとう作中初陣を飾ったリストルですが、とりあえずはアンリの心の闇を的確に見抜いた上でのスカウトを敢行しており、なかなか優秀な人事課? と言った所でしょうか。
シナリオ後半、スキャンダルスクープを狙ったマスコミ関係者が、今度はトラブルを狙ってアンリの演技中の演奏をストップさせるのですが、それを見たリストルが蔑んだ目で「最も嫌いな人種」と発言(その後猛オシマイダー化させる)したのも人事っぽいなあ、と感じました。*2
戦闘そのものは猛オシマイダーを呼び出しただけで、その猛オシマイダーもそれほど強かった訳ではないので、彼自身の戦闘能力は未知数ですかね。どちらかと言うと今までがそうであった様に頭脳に長けた参謀というポジションでしょうか。
実際、アンリのスカウト失敗に対しても涼しい顔をしており、アンリの闇を見抜いてが故にいずれそれが増幅されることを確信しているようにも見えました。社長が逆にアンリを惜しがっているのも面白い退避でしたね。
あと、前半にビシンの口から「ハリハリ地区を最初に抜け出した裏切者の癖に!」と罵倒されていましたが、ひょっとしたら何か事情持ちなのかもしれませんね。結構、動向が気になるキャラです。っていうかハリハリ地区ってなんだ…?( ´艸`)
次第に話も佳境に入ってきたわけですが、テーマが多すぎて最終話までに消化できるのかだんだん不安になってきました。新幹部も未だに一人の退場者も出していませんし、パンクしない様に上手な展開に期待したいですね。
次回はことりがはながキュアエールでは? と疑問を持つ回ですかね? 予告ではハリーが正体を明かしてはいけない、とか言っていたけど、確か今作もそれに対する明確な理由はないんだよねえ…
今週のはぐプリの個人的見どころ!
や っ ぱ り ホ モ じ ゃ ん !
来週もめちょっく!(めちょっくってなんだよ!)
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あー、もうはぐプリチームの中では半公認になっているのね、ほまハリー。
さて、今回はほまれの内面にスポットが当たる回でしたが、ハリーへの恋愛感情を人魚姫をモチーフにして絡めつつ、ビシンとの関係性を掘り下げる回となりました。
話の流れとしては、どうして自分の元に帰って来てくれないのか嘆くビシンに、ドクタートラウムがかつて試作品として作った「心を読む」VR風ゴーグルを渡します。
そのゴーグルの力を使ってあ、それ眼鏡みたいにかけるんじゃなくて手で握って使用するんだ…しかもPSP持ちしちゃって(苦笑)、ハリハムハリーの心を読むべく猛オシマイダーを召喚し彼を取り込もうとするビシンでしたが、カバーに入って一緒に巻き込まれてしまったキュアエトワールにイラついた彼は自身もその中にシンクロダイブします。
猛オシマイダー内部はVR空間になっており、その中でほまれは直前に次のフィギュアスケートの演目の参考にしていた人魚姫の絵本の世界に飛び込んでしまい、彼女自身が主役の人魚姫に、ハリハムハリーが王子役になっていた…というものです。
ドクタートラウム曰く、心の中を読むためのメカだというVRゴーグル風アイテムですが、ビシンも言っていた通り、巻き込まれた人間の深層意識をある程度反映するものであり、今回はほまれが直前に読んでいた人魚姫の世界観がベースになっていました。作中、王子役のハリーは完全に記憶を失っており(ほまれと初対面の様な態度を取った)、事件解決後もVR空間内でのハリーの記憶がなかった事から、完全にほまれ主導の空間になっていました。
これについては推測の域を出ませんが、ハリーは別のVR空間に飛ばされていたとも考えられます。が、それだと後述するハリーの思い人の設定が活きませんし、ハリー自身の記憶がない点も考慮するとアスパワワ能力が高いほまれの心理が優先された共通空間での出来事だったのかな…と解釈しました。
さて、このVR空間では、概ね人魚姫のシナリオ通りに話が進むのですが、王子に会いたい一心で魔法の薬を飲み人魚から人間の足を手に入れたほまれがお城で王子とダンスをしている所でシンクロダイブしてきたビシンが登場、人魚姫の物語に準えて実は王子には思い人がおり、それに絶望した人魚姫は最後は海の泡になって消える、という精神攻撃を仕掛け、一度はほまれを退場に追い込みました。
これは最初はビシンが精神攻撃をするための虚像なのか、とも思いましたが、ほまれを一度海に落として退場させた後にビシン自身が近づき、「やっぱりお前(が一番)なんだな」と憎々しげに呟くのです。
さて、そのハリーの思い人なのですが、どうにもはぐたんぽいのですよねえ。視聴中は顔を見せない状態で登場したので、いざ顔を見てみたらほまれだった、とか逆にビシンだったとか、様々な可能性を考えていたのですが、よく見ると額にハート型ティアラがあるんですよね。
ただ、ハリーの思い人=はぐたんなのかは今の段階では不透明ですか。色恋沙汰を抜きにした「一番大切な存在」の投影である可能性もある訳ですし…ただ、これがハリーの元恋人かなんかだったら、今度はほまれvsはぐたんという可能性も!? おお怖い怖い…
いったんビシンの精神攻撃によって落ちかけたほまれでしたが、キュアエールの外部からのハッパの声に目覚めキュアエトワールに再変身し復活した後の二人の対比も面白かったです。ビシンは自身が傷ついてまで生きる事、戦う事に何の意味があるのか、と半狂乱になりながらキュアエトワールに襲い掛かるのに対し、彼女は「嫌になるくらい貴方と私は似ている」と返すのです。
お互いハリーの事を想っている、というのを認めた上での似ている発言だとは思うのですが、これはキュアエトワール=ほまれも一歩間違うとビシンの様になってしまう、という暗喩なのかねえ…まあ、確かにはぐプリメンバーの中で一番嫉妬深そうなイメージはあるけど。ただここに来て同族嫌悪をテーマにするのは新しい試みかと思います。ほまれはともかくビシンはまだまだ多くは描かれていないと感じるので、ここら辺に深みを持たせられるといいライバル関係になりそうですね。
「お前は前々から気に入らなかったんだよ!」とビシンが今回言った通り、この二人の立ち位置は決定的なものとなりました。今後の動向に注目でしょうか。
あと少し感心したのが、今回のシナリオのモチーフに人魚姫を用いた事でした。他の童話を題材にしても良かったところを人魚姫を選んだのは、恐らくはかつてトラウマによって飛ぶことが出来なかった自分=人間の足を持たない人魚姫に当てはめたと考えられます。
そして人間の王子であるハリーに会いたい一心で人間の足を手に入れるほまれ、という構図は自身が飛ぶことが出来たのはハリーの今までの様々な励ましやアドバイスのお陰である、という事の(延いてはそこからくる好意の)メタファーだったのかな、と感じました。人間の王子役が正体はハムスターのハリー、というのも何かのメッセージ性があると感じるのは穿ち過ぎですかね?
キュアエトワールがビシンと互角の戦いを演じ、VRゴーグルの破壊に成功したため、猛オシマイダーからの脱出に成功、一気にPCAで決着となりましたが、今回はほまれ以外はほぼ蚊帳の外のお話になりましたね。人魚姿の作画も良く、スタッフとしてはほまれ推しなのかな、と少しクスリと来てしまいました。
そしてはなさんは完全にお笑い担当( ´艸`)
引きの場面ではビシンとリストルが正式にハリハムハリーと同じくネズミ型の獣が本体である事が判明しましたが、いよいよ次回は
リストル出陣ですかね。意外な事にこれが初出陣になるんですかね、リストルさんは。
アンリがクライアス社のスカウトを受ける、という衝撃の内容みたいですが、果たしてどうなる事やら。個人的には味方サイドから敵サイドに行く、というのはプリキュアシリーズではなかった(少なくとも話の途中からは)と記憶しているので、スカウト受けちゃったりすると面白いかなー、と思ったりするのですが。
今週のはぐプリの個人的見どころ!
人魚の足を人間のものに変える薬…どう見ても以前企画モノとして発売されたリアルFFポーションじゃ!?
しかもほまれタンもしかめっ面してしまう微妙な味!(筆者も体験済み)
ちなみに現物(空瓶)まだとっておいてありました( ´艸`)
来週もめちょっく!(めちょっくってなんだよ!)
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2018/9/16 11:00 アップ
2018/9/17 21:08 加筆修正・再アップ
この二人、面白枠でいいからもう少しピックアップしてもよかったんじゃないかなあ…
と、このあとすぐを見ていて漠然と思っていたんですが、今回を最後まで見てよりその思いを深めました。
さて、今回ははなの過去を掘り下げる回でしたが、結論から言えば流石に深くはやりませんでしたね。この辺りはプリキュアの限界を感じましたが、あまり陰々鬱々とした話を続けるのもなんですし、はなの過去については一応の決着を見ました。無難な落としどころでしたかね。
話の流れとしては、前の学校ではなの同級生だったエリちゃんがキュアスタが切欠ではなの現在の事を知ったため彼女の元を訪れるのですが、お互い気まずい雰囲気となりすれ違う事になってしまいます。
それ以来はなの様子がおかしくなり心配したはぐプリメンバーでしたが、偶然町中で見かけたエリちゃんから前の学校で何があったか聞き出したさあやとほまれ、そして元気のないはなを元気づけようとしたえみるとルールーが、はなを励まし彼女は本来の明るさを取り戻します。
エリが見に来て欲しいというチアリーディング大会で再会を決意したはなでしたが、一方その頃町中ではジンジンとタクミが無差別時間停止攻撃を行っており…というものです。
エリちゃんとはなの関係性については意外な事に深い関係性は判明しませんでした。分かったのは同級生であるという事ぐらいでしたが、お互いエリちゃん、ののたんと呼び合っていた事からかなり親しい間柄である事は伺えましたが。
そして、いじめ疑惑については今話でほぼ確定しましたね。エリちゃんの語ったところによるとチアリーディング部でセンターに抜擢された彼女が、他のメンバーから嫉妬心で陰口を叩かれていたところをはなが庇ったのですが、その事が原因で今度ははなが標的となりクラスで孤立した、という感じだったようです。
流石にプリキュアで直接的な単語・表現を使うのはまずかったのか、かなりぼやかした表現に留まりましたが、はなが教室内一人でお弁当を食べるシーンに加えかなりの多人数の影がその彼女を遠巻きに見ている、というシーンが挿入され、暗にいじめがあった事を示唆しました。
エリは自分が標的から外されたことに加え、その後はなをフォロー出来なかったことを悔やんでおり、はなは逆に余計なお節介をしてしまったのではないか、とお互いを思いやった結果すれ違った様ですね。
最終的にはチアリーディング大会で和解しようとしたはなが、トラブル(クライアス要因)でメイクアップアーティストが来れなくなった、という情報を聞き付けミライパッドの力を使ってメイクアップアーティストに変身、楽屋内に侵入してメイクをしながらエリちゃんとお互いの思いを伝え合う、というミライパッドを非常に上手い使い方をしているのが好印象でした。
はなの思いやりに涙するエリちゃんに、せっかくのメイクが崩れちゃうよ、と笑顔で対応したはなちゃんマジ天使…
それにしても、この過去の出来事もろもろを鑑みると、はな=キュアエールのモチーフがチアガールなのは興味深いねえ。
ところで、楽屋内にいた他のチアメンバーはひょっとしたらはなのいじめを実行した中心人物である可能性があるんですよね。あくまでも予測の範囲内ですが、もしエリちゃんのセンターを妬んだというなら、レギュラーかそれに近いポジションの人物だったと予想でき、今回の大会に選出されている可能性は非常に高い訳です。
はなの事を想って鏡の前で一人たたずんでいるエリちゃんを尻目に他4人がおしゃべりに興じているのも、ひょっとして…という思いに拍車をかけた要因の一つでした。
その事の真偽は定かではありませんが、(もしそうなら)そんなの事はおくびにも出さずエリちゃんのメイクをしていたはなは本当にいい子ですね。いや、そもそもいじめ実行犯になる様な人間など眼中にすらなかったのか…ちなみにエリちゃんを庇った経緯からはなもひょっとしたら前の学校ではチアリーディング部だったのか、と勘繰りましたが、エリちゃん以外のリアクションが皆無だったため、多分違いますね。
そして何より、今回の話のキモだったと思うのですが、メイク中にお互いの思いを伝え合った後、ジンジン・タクミによる時間停止攻撃が会場、延いてはエリちゃんにまで及んでしまい、変身して戦おうとするのですが、その際に「やっと動き出した時間を止めさせない」とはなが叫ぶのです。エリとの和解によってようやくはなは本当の時間を取り戻せたのだな、と感じました。心に刺さった棘がやはり彼女の時を束縛していたんですね。そして…
はな=キュアエールの最後の枷が外された事により、新アイテム・メモリアルキュアクロックチアフルが解放された…と個人的には解釈しました。考えてみると、過去への清算と言うか問題提起が残っていたのははなだけだったんですよね。序盤のほまれ、中盤のえみルル、第26話のさあやと各キャラクターの掘り下げが為されましたが、はなの過去へのわだかまりの解決が今回為された事により、より強大なアスパワワが生まれたのかな、と感じました。
ただ直接的には、暴走したジンジン・タクミを助けようともしないどころか最後ぐらい役に立てと切り捨てようとしたジェロスに対して、仲間に対する思いやりや大切さを説いたことが、メモリアルキュアクロックチアフルをはぐたんが授けた様な表現ではありましたけどね…その後にはぐプリチームがそれに呼応するミライクリスタルを生成するシーンがありましたから、これを生み出す最後の鍵がはな=キュアエールの過去のわだかまりの解決だったのかもしれませんね。
さて、このメモリアルキュアクロックなのですが、とりあえずはチアフルスタイルというウェディングドレスをモチーフにした各メンバーのデザイン・バージョンアップとそのスタイルから放つ5人合体技プリキュアチアフルアタック(以下PCA)が当座の能力の様です。今回は流れる様に追加変身→合体技となったので、チアフルスタイルでの戦闘そのもののパワーアップがあるのか、個別技はあるのか、もしくはあくまでも合体技のための変身に留まるのか、もろもろ未知数ですね。
今回の敵がジンジン・タクミの合体したオシマイダーだった訳ですが、強いかと言われればそれほどでもなく、4人に4本の手をあっさり抑え込まれ、とどめにキュアエールに背中を抑えられて動けなくなるという体たらくだったため、PCAがどの程度の能力を持っているのかは今回だけではちょっと分かりません。
ちなみにチアフルには、朗らか・快活という意味があるそうですね。今回のわだかまりが消えたはなにぴったりのネーミングだと思います。
これからはしばらくこの技での浄化が続くでしょうが、どこで限界が来るのか少し意地悪な( ´艸`)視点からも注目ですかね。
失敗ばかりのジンジン・タクミを首にしようと社長のジョージに進言したジェロスでしたが、その事について彼女の好きに任せる、という態度を社長が取った…というのを二人がのぞき見してしまったため、焦った彼らはドクタートラウムがジェロスに渡した未完成アイテムを盗み出し町中でテロ行為を行ってしまいました。
それにしてもジンジン・タクミってそこまで致命的なミスはしてなかったような…なんか適当なイケメン侍らせたは良かったけど飽きちゃった、みたいな感じが拭えませんでした。そもそもプリキュアに連敗しているのはジェロスの責任であり、それを二人に擦り付けている様にも見え、ある意味社会の縮図だなあ、とも感じました(苦笑)。
ドクタートラウムの試作アイテムは次々と対称のアスパワワを奪ってトゲパワワに変換、時間停止をばらまく、と言うものですが、仮にも幹部クラスなら素で出来る能力であり、それを使ってはしゃいでいたところからジンジン・タクミはそこまで高い能力を持っている訳ではなさそうですね。
最後は吸収し過ぎたトゲパワワが暴走し、二人を合成した両面宿儺みたいな合体オシマイダーが出現してしまいましたが、これはあくまでも未完成品、との事ですので、これは完成品が出て大惨事になる布石かもしれません。
ただ、上でも書きましたが、この二人にここまでの退場の機会を設けるなら、もう少し彼らを過去回で丁寧に描いてほしかった、と言うのはありました。まあ、声の事もあってあまりいい印象はないキャラクターでしたので痛しかゆしというか…てっきりジェロスと一緒に退場、ぐらいに考えていたのでちょっと意外でしたね。
ところで、ジェロスはドクタートラウムに試作アイテムを渡された際、のんびりやればいいじゃないですか、と言われたのですが、それに対して「私には時間がないのよ」と神妙な顔で呟いたのが印象的でした。
先回の「年を取って衰えるぐらいなら時間が止まってしまえばいい」発言といい、彼女からは何か得体のしれない焦りを感じますね。お付きであるジンジン・タクミを今回浄化で失ってしまいましたし多分次に退場するとすれば彼女でしょうから、どういう風にシナリオで扱うのかは注目したいです。
次回は…ほまれが人魚姫になる!? これまた全く展開が読めませんねえ…王子役がハリハムハリーなのは最早さもありなんの世界ですが果たしてどうなる事やら。
今週のはぐプリの個人的見どころ!
動きを封じて脊髄付近を攻撃…脊髄付近を攻撃いぃぃ!? 殺し技じゃねえかっ!(;゚Д゚)
来週もめちょっく!(めちょっくってなんだよ!)
すごい事に気付いた! アンドロイドならいくらケーキ食べても太らない!
さて、今回の第30話「ルールーの世界グルメ紀行」ですが…
などと、ネタタイトルつけたくなるぐらいの回でしたが、正直今回は全体的に粗さが目立った残念回でした…ここしばらくあまりメインストリームに絡まない回が続いたのもそう思わせた要因かもしれませんが…
話の流れとしては、夏休みの最後に小鳥を含めたはぐプリチームが愛崎家のプライベートジェットを使用して本当に世界一周旅行をするのですが、その最終宿泊地である熱海の温泉旅館で天狗伝説を聞きつけて…というものです。
前半パートは完全にギャグでした。世界旅行とは言っていますが、ハワイには上陸後5分で飛行機に戻され(ウルトラクイズかよ!)、そこからハリウッド→アフリカ→パリ→イタリア→中国と巡って、最後は熱海の温泉宿という、プランナーをはっ倒したい(まあ、ある意味魅力的だけどさ(笑))駆け足旅行でしたが、立ち寄った先からルールーがいぎたなくグルメ満喫する、という内容に終始しており、あ、食欲魔人ルールーは本当にかわいかったのでスクショ連発貼りしておきますね( ´艸`)
飛行機内ではぐプリチームがミライパッドの力を借りてCAの真似事をするのですが、各々がやりたい事をやるだけに終始して収拾がつかなくなるという何とも勿体ない使い方をしているのも粗さを感じました。
いちおうキュアエトワールのモチーフ職業なんだからさあ…*1
それに掛けてなのですが、今回の旅行にはことりが同行していたのですが、ルールーが自身がアンドロイドである事を隠さずべらべら喋るのはシナリオ上狙ってやったのでしょうからしょうがないにしても、ミライパッドの力でCAやアイドルに変身したり、後半にドクタートラウムが猛オシマイダーを召喚した際にも躊躇なく変身を行い、ことりに「プリキュアが来た!?」と認識させたり、ちょいと迂闊な行動が目立ちました。
ことりが同行している、というのはそれだけで(プリキュアの正体をあくまでも隠すというのであれば)すごい枷のはずなんですが、今話はそういう所を無視して作った風にしか見えないのが粗さを感じさせるのですよね。
一応、ミライパッドはことりの見えない所で使ったのでしょうし、変身シーンも見せない様にハリハムハリーが別の場所に連れて行っている様なニュアンスにも取れましたが、それはあくまでも視聴者側の補完であって、あまり褒められたやり方ではないと感じます。*2
世界旅行を満喫した後は、熱海の鄙びた旅館「天狗館」に宿泊する事になるのですが、この旅館には天狗伝説があり、この温泉を訪れた青い肌の天狗が、温泉の温かさに肌が赤くなり、温まった後には芭蕉の奥義で扇いだ、この事から今の天狗のスタイルが広まったという、嘘っぽい逸話がありました。
そして、その天狗は今でも旅館にいるとかいないとか…
結論から言うと、天狗はいるっぽいですがその正体は分からずじまい、というものでした。ドクタートラウムが呼び出した猛オシマイダーの攻撃にピンチに陥ったはぐプリチームを援護するべく突風を巻き起こし、ツインラブロックビートでの逆転の切欠を作りましたが、正直唐突過ぎてついていけなかったです。猛オシマイダーの攻撃が旅館を潰すためのものだったので、伝説で温泉宿を気に入ったと云われる天狗が守ってくれた、というのは分かるのですが、宿の主人が語った天狗伝説とえみるやほまれがちょこちょこ気が付いていた天狗の影程度の演出ではどうにも何が伝えたかったのか分かりにくかった。
多分ですが、このエピソードはスマイルプリキュア第27話のオマージュです*3。と言うか、戦闘シーンのシチュエーションがほぼまんまでした。
うろ覚えですが、あれは確かみゆきの祖母が河童や天狗など妖怪の存在を信じていて、戦闘シーンでウルフルンにけしかけられたアカンベーが祖母の家を破壊しようとした時に、突如突風が吹いてこれを阻止する…というものだったと記憶しています。
このスマプリのエピソードはあくまでも妖怪の姿を出さずにみゆきの祖母の語りだけに留めたおかげで「田舎で起こった不思議な体験」感が良く出ていて*4なかなかいいエピソードだったのですが、今回のはぐプリのエピソードはこれを安易に真似しただけで、全く機能していないというか…演出一つでここまで変わってしまうものなんですね…
その戦闘シーンなんですが、なんで夏休みの楽しい思い出を邪魔するんだ、と訴えるキュアエールに対して「時間が止まってしまえば、楽しい時間が永遠に続くのに」と返したドクタートラウム。それに対してキュアマシェリとキュアアムールが、これも若干唐突感が否めなかったのですが写真をたくさん撮って思い出作りをした事を引き合いに出して、過去の思い出の大切さ、それを糧にして未来に進む事を説くのですが、それに対して、あなたたちが消えてしまえば思い出もクソもないでしょう、と旅館を破壊しようとするドクタートラウム…
あー、ごめんなさい、自分でも書いていてちょっと頭痛くなってきました。
ドクタートラウムの「時間が止まれば~」の件まではいいのですが、そこから写真を引き合いに出したり、お前らが消えれば関係ない、と言った挙句何故か標的はプリキュアたちではなく旅館と、正直繋がりがなくて支離滅裂です。
個々としては分かります。ドクタートラウムの言い分も、思い出作りの大切さも、その思い出を作り出してくれた旅館を潰す、というのも理解できるのですが、それのつなぎ方が唐突過ぎてあんぐりしてしまいました。特に今回の写真による思い出作りの件は、深読みするとルールーとえみるの間柄が未来に向かうとどんどん変化するという暗喩だったと思うですが、もう少し分かりやすく表現してほしかったです。
そう言えば、上のやり取りでちょっと面白かったのが、キュアマシェリの言う事には戯言レベルで聞き流していたドクタートラウムが、キュアマシェリの言葉を承けたキュアアムール=ルールーがこれからも思い出を作り上げていきたい旨を述べた時には興味深そうな顔をした所です。彼がルールーの制作者である事は過去回の流れから間違いないでしょうが、やはりどう絡んでくるのかは気になりますよね。
そのルールーなのですが、ドクタートラウムの事を特に気にかけている様子もないですし、やはりその辺りの記憶は曖昧にされているのでしょうかね。
少し気になったのが、ルールーは今回が飛行機初体験だったそうなのですが、その理由が金属探知機に引っかかるから、というのをギャグチックに描かれました。普通に考えればさもありなん、なんですが、これは逆から言えば金属探知機に本当は引っかからない、というのを隠蔽している様にも取れるんですよね。
まあ、流石に過去回の一連の演出から、実はルールーは人間でアンドロイド誤認させている、というのはないとは思いますが、正直あそこまでの食欲魔人ぶりを見てしまうとどうしても勘ぐってしまうのですよね…
と、まあ、概ね好意的に見てきた今作なのですが、今回は流石に粗さが目立つ回として若干低評価してしまいました。次回からは大丈夫かと思います。というのも
新アイテム登場でメインストリームも動きがありそうな感じですしね。これはひょっとして5人合体技登場のキーですかね。そして
ひょっとして、はなが前の学校で庇った娘が登場か!? これは目が離せませんね。はながどう立ち回るか、注目したいです。
今週のはぐプリの個人的見どころ!
なんか若いわりには大人びた旅館チョイスするよね、はぐプリチーム…こういう食事にときめくのはもう少し年取ってからでいいのよ?( ´艸`)
あ、最後はお約束とは言えワロタ
来週もめちょっく!(めちょっくってなんだよ!)
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はなの祖母の家及び店、てっきり田舎にあるのかと思ったらあざばぶ商店街にあるのね…
さて、今回ははなの母方の祖母である庵野たんぽぽ(エンディングクレジットより)を絡めたシナリオでしたが、大筋の流れにはそれほど影響はなく、どちらかと言えば息抜き回でしたね。途中でたんぽぽさんの親友であるヨネさんを出す事で、信頼しあえる友人の大切さをはぐプリチームに準える演出もあり、たんぽぽさんがはなに性質的にかなり似ている事もあってはなの掘り下げ回の側面もありました。
話の流れとしては、はなの祖母・たんぽぽの和菓子店を訪れたはぐプリチームの面々でしたが、お店のお手伝いをしている時にたんぽぽさんの友人でありお店の常連でもあるヨネさんに味が落ちたことを指摘されます。
元々、ここ最近体調が良くなかったたんぽぽさんは焦りもあったのでしょうか、目玉商品である巨大どら焼きを試作するのですが、その最中にぎっくり腰を発症してしまい入院、弱気になって引退を思索し始めてしまいます。
祖母のために何かしてあげられないか思い悩むはな達でしたが、そんな折ヨネさんから幻の商品・希望饅頭の話を聞きつけ、それの再現に乗り出すの…というものです。
上でも書きましたが、たんぽぽさんははなと性質としては似ていますね。ピンク色のもこもこ髪もはなが友人が訪ねてくるという事で特別にセットしたおしゃれだそうで、かわいい孫と嬉しさのあまりいちゃいちゃ抱きつくなど、年を感じさせないかなりお若い感じの方です。
かと思えば、ヨネさんに味の劣化を指摘されて意地を張ってみたり、一人で背負い込んでぎっくり腰を発症したリ、落ち込むと潮時を考えてしょんぼりしはな達の慰めに耳を貸さなかったり、こういう良くも悪くも依怙地な点もはなに似ていると感じました。
オシマイダー襲撃の際にはお店を直撃しそうになった敵弾を大きなへらで撃ち返し、思い出の店を壊させはしない、と啖呵を切るなど、いざという時の底力があるのもはなに似ていますね。
ついでにその戦闘シーンの際にキュアエール=はなと気が付いたようで、しかしそれでもそのことはおくびにも出さず「ありがとう、プリキュア」と礼を述べたのは、流石年の功でしょうか。*1
ヨネさんは登場した時はまるでクレーマーの様に振る舞いましたが、実際のところはたんぽぽさんとそれほど険悪な仲と言う訳ではなく、たんぽぽが入院した後にはな達と話した際には彼女を心配する様子を見せたり、話の最後で店を再開する事を決意したたんぽぽさんの手伝いを約束してくれるという、実は親友同然であるという演出が光りましたね。ただいくら米屋で重いもの運んでいるとは言えその筋肉はどうなのよ…
なにより、この二人の関係性ははなと他のメンバーとの関係性をオマージュしており、はな達はこの先衝突する事はあってもずっと友人なんだろうな、と感じさせる一幕でもありました。ヨネさんを誰かのオマージュ…ではなくあくまでもはなとの友人関係を示唆するに留めているのは面白い。*2
たんぽぽさんとはなの祖父が若かりし頃、材料が足りなくてサツマイモで餡を作って饅頭にした所非常に美味しかったため「明日への希望が満ちている感じがする」と命名されたものです。
祖父が他界した後は製造中止された様で、ヨネさんが惜しがっていたため、はな達は祖母を元気づけるため、これの復活を目論むのですが…
レシピがない、どうしよう、と悩んで祖父の仏壇の前ではなが不思議な祈り(笑)を捧げていると、はぐたんが仏壇の上にあるレシピの描いてあるメモ帳を発見するという、若干粗いものでしたが、はな達は一から和菓子を作る大変さを学びつつ、これを何とか完成させます。
個人的に感心したのは、はな達が希望饅頭をたんぽぽさんに持っていった際の彼女の心境でした。
希望饅頭を製造中止にしたのは、てっきり味の劣化を気にしてorたんぽぽさんだけではその味が出せないから、と思っていたのですが、実際は死別した夫との思い出が辛かったから、と吐露したのです。
もちろん、体が思うように動かなくなり味を落としたくなかったのも理由の一つでしたが、やはり愛情が深かった分、失った時のダメージも大きかったのでしょうね。実際、若い頃の回想シーンでは非常に夫婦仲が良かった場面が描かれていました。
悪い言い方をすると、たんぽぽさんの時間は夫と死別した時から「止まっていた」とも言え、その止まった時をはなが希望饅頭の復活を以て動かしてくれたわけです。流石強大なアスパワワの持ち主ですね。
はなの復活させてくれた希望饅頭を食べて、味には「まだまだ」という評価を与えつつ、名前の由来である「明日への希望」を見出したたんぽぽさんはお店の再開に踏み切り、しかも、夫とは死別したけれど、親友であるヨネさんが支えてくれているという、素晴らしいメッセージ性を見せてくれました。これだからプリキュアは侮れない。
敵サイドの場面が少し挿入されましたが、普段にこやかなドクタートラウムがジェロスにに急激に冷たい声になって「早くミライクリスタルを奪ってこい」と命令して、また老紳士の態度に戻るのはちょっと怖かったですね。
しかし、そんなドクタートラウムの様子にもジェロスは全く動じず、むしろ「老人は気が短くて困る」とごちた後、自分の美しさや年を取る事による劣化を指して「未来なんか来なければいいのよ」と呟くのです。
話の最後でたんぽぽさんがはなが作ってくれた希望饅頭を見て「年を取るのも悪くない」と言ったのはこのジェロスの思想の反語の意味合いがあったのでしょうが、彼女はどうやら「老いへの恐怖」がその根幹にある様ですね。策謀でクライアス社を追い出されたパップルがそういう事をあまり気にしないでやりたいことをやって人生を謳歌しているのとは対照的です。
そして、ついでにここで言及しますが、ジェロスのお付きのイケメンなんですが、なんでもお笑い芸人さん*3が声を担当している様ですね。個人的に専業声優さん以外が声を当てる事については是の立場なんですが、野太い声に素人演技丸出しと流石にまるで合ってなく、これはミスキャストだと言わざるを得ません。
今回は台詞が結構多く(今までは一言二言だった)、正直かなり辛かったです。かつてのキュアゴリラやまゆゆの様に一回限りのゲストキャラと言う訳ではないのですから、この配置はもう少し考えてほしかったですね。
お盆周辺の回だったからでしょうか、最後の引きで仏壇に祖父の写真と希望饅頭とレシピメモが供えられているシーンで幕となりましたが、非常に抒情的で良い演出だったと思います。
来週は…おい、どこにそんな金があるんだ!?
食欲魔人と化したルールー、キュアエトワールのモデルとなっているCAが絡みそうな点、ドクタートラウム登場予定で、どうなるかはちょっと不透明な回ですね。とりあえずはルールーのギャグ回しに期待したいです( ´艸`)
今週のはぐプリの個人的見どころ!
あざあぶ商店街を指して「前時代的で古臭い」と評したジェロスさんだが、砂町銀座商店街とか見たら発狂しそうである(笑)。
来週もめちょっく!(めちょっくってなんだよ!)
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このあとすぐで紫色の猫…あれ? ゆかりん! ゆかりんじゃないか!(違)
しかしよく見てみると全然違いますな(笑)。
さて、今回は予告でビシンが出てくる上にほまれの飼い犬のもぐもぐが絡むとあって、結構重たい話になるのかな? と思われたのですが、それほどではなくどちらかと言うと息抜き回の色合いが強かったですが、逆にとても大事なテーマも盛り込まれました。
話の流れとしては、TVCMに出ていたタレント猫のリリーちゃんを見たもぐもぐはおかしい様子を見せ始め、さあややルールーの解析により、一目惚れしたのでは? という話になります。
ならば、もぐもぐの恋を応援しようと盛り上がるはぐプリチームでしたが、さあやがミライパッドで調べたところ、リリーちゃんと共演できる犬をオーディションで選ぶ企画があるらしく、それに優勝するべくもぐもぐとほまれを中心としたはぐプリチームが特訓を施すのですが…というものです。
そのもぐもぐなのですが、正直言うと普段は駄犬の様ですね(苦笑)。ルールーの解析によると体力(走力)は平均以下、しかもえみるがどう見ても可愛いとしか言いようがない怪獣の着ぐるみを着てがおー*1した程度で怯えるほど臆病であり、前途多難と思われたのですが…結論から言えば実は結構地力がある事がBパートのオーディションで判明はしましたけどね。
とりあえずはアニメのお約束なので深くは突っ込みませんが、人語を理解しているっぽいのには苦笑しました。が、犬は結構賢いですから意外とリアル描写だったのかも? 飼った経験がないからちょっと分からないかなー。
しかし、そんなもぐもぐを中心とした一連の動きを見て一人浮かない表情をしているキャラクターがいました。ルールーです。
丘の上でえみると二人でいちゃついているギターの練習をしている際、音の調子からルールーが思い悩んでいる事を察したえみるがどうしたのか尋ねるのですが、ルールーは猫と犬、異種族同士の恋が実る事はないはず、という事に準えて自身がえみるやはな達とは違うアンドロイドである事=結局交わる事は出来ない異種族である事に思い悩んでいたのです。
それにしても、ルールーは本当に感情が豊かになっていますね。感受性が豊かなえみるに悩みを悟られるほどギターに感情が乗せられている、という事になりますし、そもそもこういう事で悩むあたり、かなりナイーブな性格だと感じます。
えみるはそんな悩みを咎めるでもなく優しくどんな種族であれ交流する事は可能だし、自身はルールーが大好きである事を諭して、彼女に安心を与えました。そして、オーディション当日ライブを開いてもぐもぐを応援しようと提案し、とりあえずの目標を示唆する事でルールーの笑顔を取り戻させました。えみるはいざとなると本当にお姉ちゃんだねえ。
ただ、Bパート開始と同時にいきなりゲリラライブはどうなのかなー?(笑)、すっかりゲリラライブ好きになってるな、えみルルコンビは( ´艸`)
後半はオーディションになるのですが、パップル率いる犬とのにらみ合いを挟みつつ、3つのテストがあり、もぐもぐは容姿部門で30点満点の26点で2位、走力部門では最初こそ遅れ気味だったものをさあやが機転を利かせ、リリーちゃんの写真を見せる事で奮起を促し見事1位という、実はやれば出来る子である事を見せてくれました。
最後の勇気を試す部門で、巨大な怪獣を模したハリボテに立ち向かえるかを競おうとした時にビシンが呼び出した猛オシマイダーがそのハリボテをベースに登場、会場はパニックになり、一気に戦闘になだれ込みます。
ビシンの呼び出した猛オシマイダーは比較的強力であり苦戦を強いられるはぐプリチームでしたが、そんな折、逃げ遅れて腰が抜けてしまった幼女を最初こそ怯えていたもぐもぐが前に出て庇います。そして、勇気を振り絞って猛オシマイダーに向かって吠えて威嚇するのです。ほまれ曰く、もぐもぐは優しい犬であり、一回も吠えた事がないそうで、これは彼なりの精一杯の勇気なのでしょうね。
もぐもぐの援護もあり、なんとか幼女を救出するはぐプリチームでしたが、ビシンはそんな彼女らの様子に目をくれながらも、やはりハリーに執着している様で、異種族であるお前がプリキュア達とずっと一緒にやっていけるはずがない、と言い放つのですが、えみるの励ましを思い出したキュアアムールがその言葉を否定、更にキュアエール達も同調し、今回…というよりは今作のテーマの一つである異種族間に壁はない、を戦闘中に強調しました。
そしてその言葉に奮起したキュアアムール・キュアマシェリが、最後はツインラブロックビートで浄化成功しましたが、個人的にはアムールマシェリで足止め→PTCの方がテーマ的にも締まったかなあ、という印象です。今回は予想に反してほまれ=キュアエトワールとビシンの絡みがなかったため、余計に浄化はPTCの方が良かったのでは? と感じました。
ビシンは猛オシマイダーを浄化された事に対してもさして悔しそうなそぶりを見せず、むしろ彼女らの言う事は戯言であり、ハリーがこのままでは苦しむだけ、という様な趣旨の事を言って退散しましたが、彼はハリーと同種族である、と宣言したようなもので、この繋がりをかなり強い絆だと考えている節がありますね。
それで思い出したのですが、Aパートのクライアス側のシーンでリストルがビシンに対して敬語を使っているシーンが挿入されました。
ネット界隈では、第25話のハリーの回想シーンを受けて、実はリストルも元ハリー(ネズミ系)一派なのでは? という考察がある様ですが確かにその可能性はちょっと高まった気がしました。リストルの名前は恐らくリストラが由来でしょうが、それとは別に動物のリスに引っ掛ける事も出来ますからダブルミーニングの可能性があるんですよね。
最終的にパニックが起こった事によってオーディション自体は中止になってしまいましたが、最後の引きで助けた幼女が実はリリーちゃんの飼い主である事が判明、ご主人様を助けたご褒美なのか、リリーちゃんからもぐもぐがチューされてめろめろになるという展開が待っていました。
ちくせう! いぬちくしょうのぶんざいでええええ!(錯乱)
次回は…正直な所、予告からは全く展開の予想が出来ませんね。とりあえず、和菓子職人をやっているはなの祖母が登場するようですが…
今週のはぐプリの個人的見どころ!
そして最後はルールーがえみるを抱きしめて尊く終わる…こういうのでいいんだよ、こういうので…*2
あ、パップルさん、鼻の穴広げ過ぎです(オチ)
来週もめちょっく!(めちょっくってなんだよ!)
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毎年思うのだが、本日の様に有明漫画祭りとプリキュアの本放送が重なった時の視聴率って結構変わるのだろうか…
という訳で、この後ワタクシメも有明に戦争に行ってきましたが、いやー、相も変わらず凄い人出だ…
しかし今回もまたしても随分容赦のないというか…出産立ち会いを結構リアルに描写するという別の意味で驚かされた回でした。
話の流れとしては、主産を間近に控えたはな達の担任の内富士先生がハグマンで不審な動き(笑)していたのを発見したはなですが、立派な父親になるためにはなの父親に色々教えて欲しい、と懇願され、内富士先生はハグマンに臨時で雇われることになります。
一方、働きに出ていき旦那が不在となってしまった奥さん・ゆかの方をフォローするべく、はな・さあや・ほまれの三人は先生宅を訪れるのですが、突如ゆかが産気づいて…というものです。
前半はわりとギャグというか、淡々とシナリオが進みました。父親修行をさせるため、先生をハグマンで働かせる、という展開は正直「?」でしたが、ベビー用品売り場で働かせる事により、様々な赤ちゃんを抱えている家族の事情、そしてそれを支える仕事があるという事を教える、という展開で、少なくとも先生にとっては少し感じるものがあった様ですね。
実際、先生というのはかなり特殊な職業であると思われますし、こういう他の仕事を体験する事で新たな発見がある、という展開はなかなか上手に感じました。
しかし、ひょんなことから一緒に臨時雇われになったチャラリート、赤ちゃんウザいとか言ってたくせに懐かれるとノリノリで可愛がるあたり、実はいいヤツなのでは…( ´艸`)
メインはむしろその後の先生の妻・ゆかの出産立ち会いであり、ここでは看護婦モチーフのプリキュアであるさあやが少し出張る形になりました。
しかし、これにはいい意味で参りました。
今作のテーマの一つに様々な職業(=将来に夢)を描く、と言うものがあるかと思いますが、出産のシーンをここまでくっきり描いたのは称賛に値します。前回の予告から、何となく出産があるのでは…? ぐらいの予想はしていましたが、正直手術室突入→泣き声→終わったよ、ぐらいの描写で済ませるとばかり思っていたので、今話の様にゆかさんが苦しそうな声を出しながら踏ん張っているシーンや、駆けつけた内富士先生が手を握りながら励ますシーンを描いてくれたのは本当に予想外でした。
しかし、そこまで描いたからこそ、さあやが出産後に産婦人科の女医に、この仕事についてどう思っているのかを訪ねた際「大変だけど、こんなやりがいのある仕事は他にない」ときっぱり言い切るシーンは非常に説得力がありました。こういう丁寧な描写は今作のいい部分の一つですね。
戦闘シーンに関しては、それこそ唐突にドクタートラウムが猛オシマイダーを産婦人科前で暴れさせるという、少し雑なものでしたが、今回の件で一番出張ったさあや=キュアアンジュが敵味方関係なく「(産婦人科の前での戦闘なのだから)お静かに!」と仕切る、という本編が真面目な内容だっただけに、戦闘シーンをギャグチックなものにするという変化球を見せてくれました。
実際問題、キュアアンジュのあまりの剣幕に他のはぐプリメンバーは体術の使う際の気合を小さくしたり、必殺技の掛け声も遠慮がちに出すなどし、ドクタートラウムも猛オシマイダーの攻撃を手加減するなど、面白かったのですが、若干締まらないものにはなっていましたね(苦笑)。
こんな調子だったので、戦闘自体はツインラブロックビートであっさり風味で決着してしまいましたが、最後の引きで帰還してきたトラウムにジェロスが「(彼女らに)付き合ってあげるなんて優しいじゃない」とからかわれた際、「親の心というもの分からないではないから」と返した後、トラウムとルールーが並んで写っている回想が挿入されるという展開が待っていました。
単純に考えればドクタートラウムがルールーを製作した、と考えられますが、彼自身は壮年の男性ですから、ひょっとしたら実の娘をベースにルールーを作った…みたいな展開も考えられますね。
ルールー自身はえみるの前で自分がアンドロイドである事をばらすシーン(背後からのアングルでえみるにボディを開いて見せている描写があった)があった事から、実は人間…みたいな事にはならないと思いますが、食べ物を見て涎を垂らす上に結構な食いしん坊、みたいなシーンが散見されるため、ルールーが登場した当初の生体アンドロイド説がまだ捨て切れません。エネルギー切れを起こす気配もありませんし、半分生体残している位の方が全然説得力あるんですよね。そして、生体なら、当然そのベースがある訳で…
何となくなんですが、ジョージ→はな、ビシン→ほまれ、そして今回のドクタートラウム→ルールー、という敵味方の対応関連性が出てきている気がするので、ひょっとしてジェロス、リストルも残ったさあや、えみると絡みが出来るかもしれませんね。え? さあやはダイガンだろって? そんなのパパ許しませんからね! ウス=イ・ブックじゃあるまいし!
今話は産婦人科というものにさあやがかなり関わってきたので、引き続き女優を目指すのか、医者に転向するのか、この辺りの葛藤を描いてくれると嬉しいなあ、という回でもありました。さて、どうなることやら。
次回は…ほまれのペットを絡める話ですか…
そして登場敵幹部はビシンの様ですね。やっぱりほまれとビシンは絡みが深くなりそうな雰囲気ですね。ハリハムハリーも罪な男よのう…
今週のはぐプリの個人的見どころ!
先生の頼みごとにかこつけて、一気に三人もの労働力を得るはなパパさん、マジ優秀!
来週もめちょっく!(めちょっくってなんだよ!)
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2012/8/12 10:30アップ
2012/8/12 11:30一旦記事を削除
2012/8/12 16:00追加修正後再アップ