ふらあそ!

ゲーム好き・漫画アニメ好き・自転車好き・鉄旅好き。インドアだったりアウトドアだったりのふらふら遊び人の日記帳、略してふらあそ!

【アニメ】ひろがるスカイ!プリキュア第31~32話雑感

こういうのに専用変身カットイン用いるの、遊び心あって好き…

 

さて、怒涛の追加戦士・キュアマジェスティお披露目回となりました。エルちゃんが変身したのは流石にお約束というか、予想通りではありましたが、まだまだ謎が多い存在なので、次週以降も掘り下げが進むかと思われます。

 

話の流れとしては、プチイヤイヤ期に入りかけていたエルちゃんの機嫌を取るために写真館での記念撮影イベントに行くひろプリチームでしたが、その帰り道にアンダーグ帝国の次の刺客・スキアヘッドの襲来を受けます。

ワープゲートを自在に操り、攻防共に完璧なスキアヘッドに為す術もなくエルちゃんを奪われ、ひろプリチームも絶体絶命のピンチに。

しかし、そこに後光とともに新たな戦士が現れ、スキアヘッドと互角の勝負を展開。彼女はキュアマジェスティと名乗り、スキアヘッドを撤退に追い込み、それと同時に姿を消してしまいます。

窮地を脱したひろプリチームの元に攫われたはずのエルちゃんがひょっこり現れて事なきを得ました(第31話)。

新たな強敵の出現に頭を悩ますひろプリチーム。その最中、謎のプリキュア、キュアマジェスティの話題になりますが、エルちゃんは片言でそれは私だ、と皆に告げます。

最初は驚くひろプリメンバーですが、王と王女から聞かされていた運命の子という予備知識もあってか、それはありうる話かも、という流れに。

しかし、ペンの代わりにスプーンを掲げても当然変身など出来るはずもなく、他のメンバーの真似事をしても変身できず、とうとう癇癪を起して泣きぐずるエルちゃんをあげはは必死に宥めますが…

そんな折、鳥たちからツバサに連絡が入り、正気を失ったミノトンが町中で暴れている、という報がもたらされ…というものです。

 

エルちゃん=キュアマジェスティについて

満を持して…というよりは突然やってきた、という感覚が強いです。エルちゃんが追加戦士である事はなんとなく予想は出来ていましたし、最初期からいるメンバーですし、運命の子という設定もありました。エピソードそのものも2話分使っておりじっくり描いているはずなんですが…やっぱり、あげは=キュアバタフライが満を持して登場し、そこからあまり期間が空いていないから…かな? 少し調べてみましょう。

キュアバタフライ登場は第18話。14話分*1も空いている。ちなみにキュアウィング登場は第9話なので、ウィング→バタフライの期間は9話分(ただし、あげはは第4話から登場はしている)。

うーん。そうなるとキャラの描き方の密度ですかねえ。エルちゃんは言葉を発せない期間が長かった上に、行動も制限されていますが、あげはは変身前からかなりアクティブでしたからね。加えて、今回の敵の手による拉致が唐突だったのも一因でしょうか。

キャラクターとしてはプチイヤイヤ期に入ったという事で、わがままな振る舞いに対して、怒る場面は怒るというスタンスをとっているソラや、諭すように教唆するあげはを「嫌い」と言ったりして甘やかしてくれるましろにべったりする、といった態度を見せましたが、心の底では全員大好きであり、変身動機もそれに沿った危機に陥ったみんなを守りたいというものでした。そして、大好きだからこそ、自分も同じ立ち位置で戦いたい、というのが健気っぽくもありましたね。実際、ソラたちの行動を真似て変身しようとしたりしていましたし。

変身の際にはソラやましろと同世代と思われる姿に急成長してからモーションに入りますが、現時点では変身解除と同時に元の赤ん坊の姿に戻るため、あくまでもキュアマジェスティとして力を振るうための媒介、というイメージが強いです。少し亜流ですが、ドキプリのあぐりに性質は近いですかね。このまま赤ん坊状態で進むのか、どこかで急成長するイベントがあるのか、現段階では不明です。

それにしても、成長時のこのメスガ…表情がいちいち生意気っぽいのが、特定のファンからは好評を得そうですね( ´艸`)。今の段階ではこの姿の時の性格がまだ判然としないので何とも言えませんが、エルちゃんって結構我儘気質だし、今までにない生意気タイプだとちょっと面白そう。ほら、ポ●モンでもピカ●ュウ転生がちょっと話題になってたじゃない( ´艸`)

変身後の姿、キュアマジェスティについては、他の4人がかりでも全く歯が立たなかったスキアヘッドと互角の勝負を繰り広げたり、スカイパンチすら弾き返した強化されたミノトンを殴る蹴るで吹き飛ばすなど、格ゲー風に言うと必殺技より強い通常技持ち、というちょっと別格感が漂っています。

追加戦士にここまで実力格差があるのは結構久しぶりかな? ただ、第32話ではミノトンを圧倒した後に浄化はアップドラフトシャイニングに託しており、固有必殺技や浄化技などの有無は不明のままとなりました。

今の段階では超規格の攻撃力と体裁きを会得した脳筋パワー系且つソラの上位互換のイメージかなあ。スキアヘッドと対決した際には彼が放つアンダーグエナジーを別の力で相殺しており、アンダーグエナジーと真逆の力を持っている様な表現がありました。

何にせよ、久々の不思議系追加戦士です(逆から言えば近作の追加戦士はそこまで謎の存在みたいな感じではなかった)。これからに注目していきたいですね。

 

他のプリキュアメンバーについて

第31話だけではないのですが、ソラは案外エルちゃんの躾に厳しく、事あるごとにそれはヒーローには相応しくない、と叱っていたりしたのですが、なるほど、弟のレッドが結構きかんきでその世話に手を焼いていた過去があったからなんですね。

ましろは相変わらず絵本の制作を続けている様で、料理の研究にも余念がない様子も描かれました。一番マイペースでエルちゃんにも懐かれています。ただ強敵出現などでいち早く弱音を吐いてしまうのも彼女なんですよね。

ツバサは陣形などの戦術を学んでいる様子が描かれましたが、今後の戦闘シーンで活きてくると嬉しいですね。先回の記事でも書きましたが、そのポジションは今はキュアバタフライが担っている感が強いので、上手く軍師的なポジションをこれから得られると良いのですが。

あげはは目指しているものがものだけに、エルちゃんの保護者的な立ち位置が定着化していますね。実際、あやし方も上手であり、実践で着々と経験値を積んでいる感じです。…尤も第31話ではエルちゃんを諭そうとして「嫌い」判定を食らって大ダメージを受けていましたが(苦笑)。

機転も相変わらずよく利き、スキアヘッド初登場時にはその異常さにいち早く気が付き車を即座にUターンさせるなど決断力も早い。現状では最も頼りになるキャラクターと言っていいと思います。

 

スキアヘッドについて

第31話にて登場した新幹部…ですが、他の幹部とは格が違う、という感じですね。敵の首魁・カイゼリン(この話で初めて名前が出た。EDのスタッフロールにてカイゼリン=アンダーグと表記されている所から、彼女がアンダーグ帝国トップかと思われる)から「最初からお前に任せておけばよかった」と厚い信頼を寄せられており、実際、その実力も折り紙つきです。

目立つのはワープゲートを自在に開いての攻防であり、自身を転移させて攻撃をかわすのは序の口で、プリキュア達の目の前に現れて攻撃を加える、車内にいた筈のエルちゃんを誰も気が付かない状態で拉致する、車のような大きな物体も楽々転移させるとやりたい放題。

最初はワープ特化の能力持ちかな、と思いましたが、プリキュア達との戦闘中にすべての攻撃を障壁で防ぎ、それを弾けさせる事で攻撃転用するという隙のない攻防一体陣も見せており、どうも能力の本質は「アンダーグエナジーを自在に操る」事だと思われます。ワープに目が行きがちですが、これもアンダーグエナジーの能力の一端に過ぎないのでしょう。実際、他の幹部もスキアヘッドほどの乱発はしていないものの、使用自体はしているのですしね。

性格は冷静な分析系ですね。ワープを含めたアンダーグエナジーの攻防に対処できないひろプリチームに「お前たちは何も出来ない」と無感情に呟いたり、エルちゃんの拉致に成功した際には「任務は果たした。お前たちを倒す事まではそれに含まれてはいない」と撤退しようとするなど、ソラも戦慄していましたが、とにかく無感情なのが不気味です。第32話ではミノトンをアンダーグエナジーで操っており、目的のためなら手段を択ばない非情さも持ち合わせています。

だからと言って、命令だけを忠実に実行する人形みたいなキャラクターかと言われればそうでもなく、キュアマジェスティが現れた事により、彼女の力が完全な状態になる前に叩き潰す事を提案するなど、自分の意思もしっかり持っており、これは実力的にも最後の幹部かな、と思わせました。

そう言えば、カイゼリンとスキアヘッドの会話から、アンダーグ帝国側はキュアマジェスティの存在そのものはどうも知っていた臭いですね。あれだけ執拗にエルちゃんを狙っていた訳ですから当然と言えば当然なのでしょうが、ひょっとしたら、アンダーグ帝国側からすると、他の四人のプリキュア達の方がむしろイレギュラーなのかも…と感じます。

スタプリのガルオーガもそうでしたが、とにかくワープを使いこなす敵は難敵です。ワールドトリガーのハイレイン&ミラvs三輪みたいな展開にならないかしら?(「その技はすでに見た!」)*2 ソラ達がどう攻略していくかが今から楽しみでもありますね。

 

ミノトンについて

生粋の武人でしたね。

カイゼリンよりエルちゃん奪還をせずにプリキュアとの勝負に固執している点を咎められた際には、彼女への忠誠心篤い事を示しながらも、プリキュア達と勝負したいのは武人のサガである、とし己の道を優先しました。

…まあ、本人が戦っていないのがちょっとモニョりますけどね…

プリキュアへの戦闘に関しては我を通してはいましたが、主への忠誠心は高いようです。ただ、カイゼリンはそんな彼の言い分には聞く耳を持たず、あっさりエルちゃん捕獲の任を解任して後任をスキアヘッドにしたばかりか、遠回しに役立たず呼ばわりしています。

ミノトンがカイゼリンに尽くす理由が何なのかは焦点の一つかもしれません。帝国のトップだから無条件でなのか、感じ入る何かがあるのか、半ば強制なのか。彼の態度から強制はちょっとなさそうなので、盲目的に上位身分に忠誠を誓っているのか、強さに魅入られているのか、ですかね。そのいでたちから代々帝国に仕える軍人出身の可能性もありますし。

更迭された後はアンダーグエナジーで強化された状態でスキアヘッドに操られ街中で暴れまわる事となりました。途中、渾身の一撃を耐えきったひろプリチームを称賛し正気を取り戻しかけたのは、強い精神力の顕れでしょうか。最終的にはアップドラフトシャイニングで浄化はされたのですが、スキアヘッドがまだ利用価値があるとして回収。再生怪人みたいな扱いされちゃうのはちょっと嫌だなあ。どこかで改心&和解、もしくは武人としての正々堂々の一騎打ちをしてくれると嬉しいのですが…

そう言えば、強化ミノトンが出てきた際、ソラがかつてシャララに行ったのと同じ手である、と激昂していたのですが、それはちょっと違うんじゃないかなあ。シャララ隊長のは瀕死からアンダーグエナジー注入の延命であって、ミノトンはあくまでもアンダーグエナジーでの強化&意識乗っ取り。言うなれば、カバトンが自ら行った強化に近く、シャララ隊長のそれとは似て非なるものであると言わざるを得ない。

まあ、本人の意思を無視してアンダーグエナジーで操ったというのは共通項ですし、心情的にそういう行為をソラが許せないのは理解は出来るんですけどね。ただ、額面通りに捕らえると今回のミノトン操りとシャララボーグは同列に扱っている節があり、スタッフさんのそこら辺の認識がどうなっているのかは少し気になりました。個人的にはシャララのエピソードはかなりデリケートだと思っているので、この周辺の話は物語が完結してから判断かな、と思っています。

 

次回は舞台をスカイランドに移して、エルちゃん=キュアマジェスティの謎に迫る遺跡を調査する話みたいですね。タイトルからすると、彼女専用の武具or力の解放? が手に入るのかしらん? あと、この洞窟って、かつて幼少時のソラが侵入したという洞窟じゃないよね? そして、ひょっとすると、エルちゃん急成長のキーになるかもしれないので期待したいですね。

 

ここまでのひろプリをかいつまんでナナメからバッサリ

見よ! この陽キャに接せられて困惑する陰キャの表情を!*3

 

Furutaコソコソ噂話

この商品、甘いチョコに中の柿の種のしょっぱさがいい具合にマリアージュされていて中々の逸品だゾ。チョコを舐め溶かしながら柿の種のじゃりじゃりとした食感を楽しむんだ。コスパも高くて一時期筆者のおやつに大活躍していた。個人的にはチョコがもう少し甘さ控えめだと助かる( ´艸`)

 

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*1:第31話を初登場とする場合は13話分

*2:あのシーンで三輪を見直したんだよなあ、筆者。

*3:ララって最終的には是正されたけど、序盤は結構大人しかったよね…