ふらあそ!

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【アニメ】ひろがるスカイ!プリキュア第48話「守れヒーロー! みんなの街!」感想

このポーズを見てすぐさま「廬山亢龍覇!」って叫んでしまう体を作った車田先生の功罪は計り知れぬ…

 

…うーん…これは何と言えばいいのか…意表を突かれたと言えば意表を突かれたし、予想通りといえば予想通り…結論から先に言えば、最後の最後で前回消滅したはずのスキアヘッドが復活、そのままラストバトルになりそう、という所で今話は終わったのですが…予想通りとは言っても「もしカイゼリンがラスボスでないなら、消去法でスキアヘッドぐらいしかいなくない?」という消極的なものだったので、どうにも納得しずらいものになりました。

 

話の流れとしては、エルレインがカイザーを騙し打ちにし誅殺した、とカイゼリンから衝撃の告白をひろプリチームが受けるところからは始まります。

ショックを受けるエルちゃん、そして、ソラは確信します。「彼女の目は嘘をついていない」と。しかし、エルレインと触れ合っているひろプリチームは、二人の語る過去の齟齬に違和感を感じ、話し合いを希望するのですが、300年前の傷が完全に癒えておらず憎しみを募らせたカイゼリンはアンダーグエナジーの海そのものを召喚し、それで傷を塞ぎつつ巨大化。自らを自分最早カイゼリンではなく「力」だと名乗り、ミラーパッドバリアを破るべく攻撃を開始します。

その様子を見ていたあげはは彼女からアンダーグエナジーを引き離し、あくまでもプリズムシャインを使用しての彼女の救出を提案。変身後、戦力を市民の守護&バリアの回復とカイゼリンの邀撃の二手に分けて対処するが…というものです。

 

まずは最終決戦…に見せかけた前哨戦だった訳ですが、実際の所、過去作のラスボスに比べるとカイゼリンアンダーグ形態(以下「力」と呼称)はそこまでの強さはなく、スカイ、プリズム、マジェスティの三人で対処可能であったり、スカイが接近戦にて彼女の本体を羽交い絞めにするなど、圧倒的な物ではありませんでした。実際、300年前は彼女は戦いそのものとは無縁だった描写もありますし、ここは(実はラスボスではなかった事も含めて)納得ではあります。ただ、今作前半のカバトン粛清未遂時の強大な力を考えると、ちょっと「?」ではありますが…

さて、名前が出たついでですが、とうとう三幹部が登場し、ひろプリチームに助力しました。カイゼリンはミラーパッドバリアの破壊にまでは至れませんでしたが、ひびの入った部分から大量のランボーグを城下町に侵入させたのですが、ミラーパッドバリアの修復作業をしていたキュアウィングの元にまで到達してしまい、絶体絶命に陥るのですが、そこにカバトンとミノトンが駆け付けてくれ事なきを得ました。

…まあ、カバトンさんはサイテーの演出で乱入したけどね(誉め言葉)。

一方、バッタモンダーも市民を地上世界に逃がす活動をしていたヨヨさん&シャララに助力をしており、シャララと憎まれ口を叩かれる等、和解方向にもっていきました。あっさりしたシーンではありましたが、ある意味シャララにとってバッタモンダーは命を拾ってくれた存在でもある訳で、ちょっと複雑だよね(苦笑)。

主要キャラクターもほとんど出張り、正に最終盤、といった感じでしたが、バリア修復をしながら、やりたい事の翼をどんどん広げていけたことを回想するキュアウィング、自分の力は守る事だと自覚し、バタフライシールドを最大出力で「力」の攻撃を防ぎ切ったキュアバタフライ、プリズムシャインを放つために隙を作ってくれたキュアスカイ・キュアマジェスティ、そして、プリズムシャインで浄化されたカイゼリンに「ようやく話が出来る」と微笑みかけるキュアスカイ、味方側の描写は申し分なかったです。青の護衛団やヨヨさんにもきっちり役割が与えられていたのも好印象で、これらを踏まえてキュアプリズムがかつてカイゼリンの言葉を引用して「一つ一つの力は弱くても助け合いで事をなした、これは強さではないのか?」に繋がったのは本当に上手い流れだったと思います。

エルレインに裏切られ、父を失い、かつて「悲しみを生み出すだけ」と忌避していた「力」に縋ったというのに、それすら打ち破られ、自分の信じられるものすべてを失ったカイゼリンに

非情の攻撃が突き刺さり、全てぶち壊してくれました。

 

上でも書いた様に、その正体は前回消滅したはずのスキアヘッドでした。

 

正直言うと、筆者的には「ええー」でしたね。

これまた上でも書きましたが、もしカイゼリンがラスボスでなかった場合、全く予期せぬ第三者でも出てこない限り、300年前からの生き残りはスキアヘッドしかいない訳ですから、彼が黒幕の第一候補になる。そこに文句はありません。

この場合、カイゼリンにエルレインの件を誤解させたのはスキアヘッドという事になります。彼が幻覚を見せたのか、そういう方向性に洗脳したのか、あるいはエルレイン側と通じていたのか。ただ、ここに来てエルレイン側とスキアヘッドが通じていた(エルレインが嘘をついていた)とは考えにくいので、前者二つのどちらかでしょうかね。アンダーグエナジーわりかし万能だからなあ(苦笑)。

しかし、彼はそこまで何度も「愛する者を守る」ために戦っていると明言し、前回では「力がないのは惨め」と悔しさを滲ませながら消滅しています。これをカイゼリンのみならず視聴者に対するフェイクとして使用していたというのならば、いくら何でも演技派が過ぎる。

彼はカイゼリンを「最後まで出来の悪い生徒だった」と侮辱しましたが、その割には回復装置で彼女の回復を図ったり、野望を滲ませるところを微塵も感じさせなかったり(ただ、別の思惑がある感じはあった)今までの彼女に対する忠誠が演技だったというのならば出来過ぎもいい所でしょう。

ん…なんか一年前にもこんな敵がいたよな…(・・?

ただ、前作のゴーダッツ=フェンネルに比べると、スキアヘッドはとにかく感情を表に出さないタイプだったので、まだ説得力はあったかな…

そして、もう一つの可能性。

これは間違いの可能性もあるので、もし「いや、彼は言っていたよ!」とツッコミがあればコメントお願いします前提で書くのですがスキアヘッドが言う「愛する者」がカイゼリンでなかった場合です。

俗に言う「叙述トリック」というヤツです。

自分の記憶に間違いがなければ、彼は何回も「愛する者」を「守る」と言ってはいましたが、それがカイゼリンである、と明言はしていなかった気がするんですよね。特に最後半の演出から「愛する者」=カイゼリンという空気になっていましたが、それを一言も発していなかった。

もし、これが叙述トリックであるならば、スキアヘッドが最後の最後でカイゼリンを打ち抜いた理由は十分にある。彼はカイザーから疎まれていた描写もありましたし、今話でも言っていましたが「力こそが全て」という主義は300年前から変わっていません。カイゼリンについていた理由も「力」化するのは王族であるカイゼリンが適切だった、自分の手を汚したくなかった、カイゼリンというよりアンダーグ王家への恨み、アンダーグエナジーから生まれた存在が力を追い求める以外の選択肢はない(これは台詞で実際言っていた)故の彼女への失望、様々考えられる。

 

でも、演技、叙述トリック、どちらにせよ、唐突感が半端ないです。1月に入って2話目でここまでバタバタするのもちょっとどうなのかな。残る話数もあと2回ですから、これですっきり終われるかと言われれば、多分無理、としか言いようがない。味方側の描き方は終盤良かっただけになんかモヤる。

 

次回はスキアヘッドとの最終決戦、カイゼリンの救出、そしてなんといってもキュアスカイ=ソラがどういう結論を導き出すか、ですかね。彼女のヒーローとしての集大成がいよいよ問われます。そして、スキアヘッドの愛の「本当」の正体とは? 期待しましょう。

 

ここまでのひろプリをかいつまんでナナメからバッサリ

「鍛えたら光った」というミノトンさんならではのパワーワード。キラキラエナジー付与能力とは一体…ウゴゴゴゴゴ…

 

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