あざといあざといあざといあざといいいいい!
なんか、シリーズ毎、序盤にあざとい連呼していますね自分(笑)。そのあざとい枠が今回は紫というのは結構珍しいパターンかもですが。*1
さて、今回は涼村さんご=キュアコーラルお披露目会でした。
話の流れとしては、クラスの皆ともすっかり打ち解け、早速形成した仲良しグループとお出かけをする事になったまなつとさんご。ショッピングモールに水族館とわいわい楽しむまなつ達でしたが、水族館にてさんごがはぐれてしまいます。
一方、ひねくれを発揮して一人残る事になったローラは退屈しのぎに先回まなつに案内されて自由に使っていいと言われている水族館のプールでリラックスしていたのですが、そこに迷い込んでしまったさんごとバッチング。
ローラを見てかわいいを連呼するさんごに気を良くした彼女は、自分が本物の人魚であることをばらした挙句、トロピカルパクトを手渡しプリキュアの資格者か試してみるが…というものです。
さて、今回は背景設定などにはあまり関わる話ではなく、登場人物のキャラクター性にスポットが当たりました。もちろんその中心にいたのはキュアコーラルに変身したさんごでしたが、まなつやローラもそれなりに描かれました。
まなつとローラについて
まず、まなつはかなりの欲張りさんである事が描かれました。これは前作のちゆエピソードでも描かれたテーマでしたが、ちゆの場合は「どちらも両立できる」だったのに対し(それが大変な事だったとしても)、まなつの場合はすべての部活をやりたい、かわいいものはすべて買いたい、など明らかにすべてを選べないものにまで欲張りを発揮しています。
もちろん、それは彼女自身も分かっている事で、友人たちに突っ込まれて「そうだよねー」としょげる場面があるのですが、これを多方面への興味故と解釈するか、欲張りが過ぎると取るかは、なかなか難しい。この子はいつか大切な取捨選択に迫られる場面が来るかもしれませんね。今はその布石を打っている気がします。それぐらい極端に描写されている。
ローラは、やはりおだてに弱いですね。今回も自分を褒めちぎったさんごに自身の素性と目的をあっさりばらしていますし、Bパートでも自信のない言葉を吐いた彼女に感情的に物申すなど、少し自身の秘匿性に対する自覚が足りない部分があります。
ただ、さんごがあそこまで褒めるほどの可愛さを持っている事は事実の様で、世間一般でいうところの美人であることは間違いないみたいですね。
あ、あと、ローラは今作の戦闘においてヤラネーダに吸い取られたやる気をマーメイドアクアポットで吸収して元の人間に返す役割がありますが、今回早速チョンギーレの指示で狙われており、敵側からもそれなりの厄介者扱いを受けていそうです。プリキュア側は彼女を守りながら戦う必要性が生じていますね。
涼村さんご=キュアコーラルについて
ふっふっふっ…みなまで言うな…3月5日に生まれたから、さんごと名付けられたのであろう?
というあ~るネタは置いておいて(ちなみに公式HPで誕生日は5月9日に設定されていますね)。
まず、根は優しい子ですね。あまり自己主張する事もなく、自分が最後に買ってしまったジェラートの味が欲しいと言ってぐずっている女の子にそれを譲ってあげたり*2、落とし物をした女性を助けたり、実家の店の手伝いにも積極的、典型的なローフルです。
優しくて自己主張をしない、自分に自信が持てない大人しい系の女の子、と言えばよくあるディテールですが、そこに付和雷同してしまう性質に、それを後悔する事になってしまう過去が描写されたのはなかなか良かったと思います。と言うよりは、わりかし現代人が抱えている悩みの一つですよね、これ。自分の主義主張を前面に押し出すというのは、ともすれば全体主義からの逸脱という恐怖につながるからです。
実際、その点を気にせず我が道進むまなつに対して、彼女は「羨ましい」と吐露しています。今回の変身に関しては、それを不思議とも思わないまなつの爛漫さと、そんな弱気に対してローラがずけずけ物申して否定した事に感化されて、自分の感性を信じることを決意したが故にトロピカルパクトが反応しました。
変身後の姿、キュアコーラルは…バリア特化なんでしょうか? 技名はありませんでしたが、人差し指でバッテンを形作り、巨大な赤色のバッテン型のシールドを作り出し、相手の攻撃及び必殺技に相当すると思われる巨大なビームを完全にガードしてのけました。最近は何々特化と言う属性がシリーズではあまり重要視されていませんが、個人的には戦闘に属性絡めるの好きなので、今後もうまく活かしてくれると…と思います。
浄化技はプリキュアもこもこコーラルディフュージョン。ハート形のオーラが次々と枝分かれしながら増殖し、相手をもこもこ状態で絡めとって爆散させるというもの…また爆発してるぅ!(笑)
話の最後には、友人たちに自身の意見を言って賛同を得ることによって、狭い世界での肯定ではない事も表現しましたし、彼女の変身&単独エピソードとしては短い時間の中で良くまとまっていたと思います。
今の段階では、この程度の事しか分かりませんが、回が進むごとに色々分かってきそうでもありますし、今後に期待したいキャラクターですね。
次回は早速一ノ瀬みのり=キュアパパイヤお披露目回みたいですね。どうしてもOPのアレのせいでネタキャラっぽさが抜けませんが、普段は大人しい文学少女? っぽいので、実際はどうなのかも含めて期待したいですね。
今回のトロプリのここが見どころ!
ふむ。ローラを見ていると…その説は支持せざるを得ない!( ´艸`)
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