ふらあそ!

ゲーム好き・漫画アニメ好き・自転車好き・鉄旅好き。インドアだったりアウトドアだったりのふらふら遊び人の日記帳、略してふらあそ!

【アニメ】トロピカル〜ジュ!プリキュア第29~32話雑感

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たった3人の飛び蹴りで列車サイズの怪物を吹っ飛ばすプリキュアパワー…これに対抗できるのは単身で魔列車メテオストライクで投げ飛ばせるファイファナルファンタジーⅥのマッシュぐらいであろう…

 

ああー、また期間が開いてしまいましたね。本当に申し訳ない。艦これイベントのダメージが深すぎまして…

今回は各話について思ったことなどを。4週分でちょっと長いです。記事2回分に分けることも考えたのですが、総文字数1万超えてないので別にいいかな、と(苦笑)。

 

第29話:新フォームメインのお話かと思いきや!?

話の流れとしては先回の文化祭のアンケートで見事2位を獲得し意気揚々のトロピカる部。一方その頃、三幹部たちの相次ぐ失敗と、後回しの魔女の苦しみが酷くなったことに業を煮やしたバトラーがあおぞら市に出現、水を核にした超ゼッタイヤラネーダ(以下超ヤラネーダ)を複数召喚。

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複数の水ヤラネーダは核を持っている本体を倒さない限り無限増殖する上、倒してもきりがないという難敵であり、異変に気が付いたトロプリチームが駆け付けるものの物量に押し切られ決定打が与えられない状況に。そして学校にいるくるるんを守ろうと単独行動をしていたキュアサマーがピンチに陥る…というものでした。

 

まずは新フォームお披露目回でしたね。トロピカルハートドレッサーというドレッサーにリングを合わせることで発動する新フォームおよび5人合体必殺技が放てるようになりました。超ヤラネーダはこの技でなくては浄化できないようです。

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この重要アイテム、トロピカルハートドレッサーですが、前回の文化祭回でドレッサーについての言及をしていたり、このシナリオでも鏡の持つ魔性に触れていたり、丁寧に描写していましたが、やはり、ここにきて重要だったのが先代プリキュア=ローラが言うところの「伝説のプリキュアの存在でしょうか。

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まなつとローラの夢の中に突如現れ、トロプリチームがピンチに陥った際にはドレッサーの中から彼女たちを救うが如く、ランドハートクルリングを付与、上記の新フォームおよび合体技へと導きました。去り際には後回しの魔女の救済をトロプリチームに託す、となかなか情報量が多い回でした。

さて、その後回しの魔女ですが、こちらの陣営に大きな動きがありました。

というよりは、今まで判明していなかった情報がいくらか明示されたわけですが、ここにきて、どうも後回しの魔女と伝説のプリキュアは関連性があるようなのです。

エルダが言っていましたが後回しの魔女の前では「プリキュア」という単語は禁句らしく、言ってしまった場合、何が起こるのかまでは明言されませんでしたが、恐らくは癇癪を起されることは想像に難くありません。

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ただし、それと同時にこの件について「何をそんなに恐れているのかね?」と三幹部から疑問も呈されており、やはり彼らは詳しい事情までは知らされていないようです。

逆にバトラーはプリキュアのピンチに表れた伝説のプリキュアのビジョン(だと思われる)を見て、「彼女」呼ばわりしたり、ランドハートクルリングを「大地のリング」と呼称していたり、やはり事情を深く知っている臭いのが注目です。

そして、後回しの魔女。

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伝説のプリキュアの人間形態? の夢を見ながらうなされており、かつて親しい間柄だったことを想起させる内容でした。しかし、ローラ曰く伝説のプリキュアはかつて魔女と戦った者であり、夢の内容とは相反するものでもありました。そもそも、伝説のプリキュアが戦った魔女イコール後回しの魔女なのかも不明ではあるのですが、伝説のプリキュアの幻影が後回しの魔女の救済をトロプリチームに依頼している件と言い、後回しの魔女の夢の中の少女との間柄と言い、現段階ではこの二人関連である線が濃厚でしょう。

何より気になるのが、後回しの魔女と伝説のプリキュア(と思しき)二人の関連性をまなつとローラに準えているのでは? と思わせる点です。だからこそ、かつてローラを捕らえた後回しの魔女は彼女を自分の陣営に引き込もうとしたし、自分の思い通りにならなかったことにあそこまで激昂したのでしょう。

人間と人魚がいくら親しくなっても最後は敵対する事になってしまう、伝説のプリキュアと後回しの魔女の今回の過去回想はその示唆とも取れる内容だったわけですが、まなつ達もまたその運命を迎えるのでしょうか?

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多分そうはならないでしょう。過去に何があったかは分かりませんしどういう事情があったのかは不明ですが、まなつ達には周りに他のプリキュアメンバーがいてくれます。今話でも強調されましたが、キュアサマーがピンチを迎えやる気を吸い取られていく中、彼女を救ったのはまなつを案じる皆の思いでした。まなつ=キュアサマー自身も言っていましたが「皆のやる気が伝われば自分は何回でも復活できる」のだと。彼女には大切な仲間がいるんですよね。そういう点でこの話はトロプリチームの一体性と、そこに新フォーム、合体技お披露目を掛け合わせた上手なシナリオだったと思います。

そして、出来る事なら気づいて欲しい。後回しの魔女にも三幹部をはじめとしたその身を案じてくれる仲間がいることを…

 

第30話:向いてない!

生徒会長選の時期がやってきたあおぞら中学校。早速その話を聞きつけたローラは女王になったときの予行練習になる、と立候補し名乗りを上げることになります。1年生でも立候補できるものなの?( ´艸`)

生徒会に従事し、実質百合子の後継者的な立場の里香と、風紀委員長の正美も加わって選挙戦は三つ巴戦の様相を呈していくのだが…という流れでした。

 

さて、過去シリーズにも何度かあった生徒会長選シナリオですね。スタート時点で元々生徒会長だったかれんやマナ、いつきなどの例もあり、意外とプリキュアメンバーとはなじみの深い役職だったりします。

しかし、事ローラに関しては向いてはいない、と個人的には感じました。

資質がない訳ではありません。純真無垢な幼稚園児に好かれるカリスマ性、誰も聞きほれるほどの美声の持ち主であったり、フィジカルビューティーも申し分ありません。*1

ただねえ…何というか、そもそも目的意識というか指標に欠けるんですよね。

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この問題はスタプリのひかる立候補回でも取り上げられましたが、ローラの場合、元々、自身が女王になった際の予行練習という言うなれば真剣みに欠けるというか不純というか、まあ、徒会に長らく在し志もある里香とではちょっと勝負にならないんじゃないかな、と。実際、結果から先に言えば彼女は落選しましたし。

過去シリーズで生徒会長に立候補し落選したキャラクターは、リコとひかるがいましたが、双方とも途中でライバル候補者の美点に気が付き辞退する(ひかるに至っては応援までしてしまう)という展開で落ち着いており、言うなれば実際に投票が行われればどうなっていたかは分からない、という内容でした。*2

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しかし、対してローラは根拠のない自信を演説で披露するに終始しみのりから「みんなついていけてない」と突っ込まれたり、ライバルである里香を上回る施策を考えなしに公約したり(里香が部費の一割増を宣言すると、すぐ横で「5倍!」とか言い出す)と、とにかく無策なんですよね。

流石に見かねたトロプリメンバーから、自分のやりたい事を主張した方がいいのでは? と忠告を受けると、皆の意見を聞こうとするのはいいのですが、今度はトロプリメンバーが自分の欲望を駄々洩れしだすという始末( ´艸`)まあ、いい意見もあったけどね…

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何より致命的だったのが、あおぞら中学の校風そのものが意外と保守的であり、そもそも生徒たちの総意が里香に傾いていた事、逆にローラに対しては懐疑的だった(とある生徒にはあなたにはできないと思う、とはっきり言われている)こともあります。

そして何より、最終演説でローラが町中で暴れている超ヤラネーダを察知してそちらに出向いた他メンバーを心配するあまり、演説をほっぽり出して駆け付けてしまった事でしょう。

もちろん、人間的には素晴らしい行為です。先回でまなつが皆との友情と超レアのメロンパンを天秤にかけて友情を取ったシナリオがありましたが、ここも根は同じなんですよね。ローラにとって、生徒会長選と皆のピンチを秤にかけた場合、後者の方が上回った訳です。実際、皆を助けないで選挙で勝っても意味はない、とシナリオの最後に彼女自身も言っています。

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ですが、反面、それは大義より個人感情を優先したとも言える訳で、事リーダーとしては大切な判断を見誤る元にもなりかねません。本人も言っていましたが、皆を助け超ヤラネーダを浄化する事が最優先事項だった訳ですから、それはそれでいいのですが、指導者としては無難とは言い難い人物とも言えます。

…まあ、人はこういう直情的な人物についていきたくなるのも事実なのですがね。

そして、この感情と立場で揺れ動くエピソード、これが次回のシナリオの要となります。「百合子」という「生徒会長」がなぜ支持されたのか=この学校が保守的である理由が良く分かるお話ともなるのです。

 

第31話:プリキュア無限列車編

修学旅行に行くことになった3年生たち。なんとその内容は豪華寝台列車を貸し切りにして色々な場所をめぐるというもの。

あすかと百合子は相変わらずの距離感だが、そんな折、修学旅行に興味があったローラはあすかの荷物にアクアポッドを使って紛れ込みなし崩しに同行する事に。

f:id:furafuraasobinin:20211013161230j:plainしかし、ここで車掌に化けたヌメリーがやる気に満ちた生徒たちからやる気を奪うべく潜入しており、それを見つけたあすかは計略を使って途中駅でヌメリーを退場させることに成功します。

一方その頃、他のトロプリメンバー3人はとある事情から変身で向上した身体能力を駆使して貸し切り列車を追いかけていた…というものでした。

 

あすかと百合子の過去が語られた回でした。

なかなか重い話だったのですが、要約すると

  • あすかと百合子は元々仲の良い幼馴染だった。性格は正反対だったものの不思議と馬が合った。
  • 中学ではテニス部に所属する。二人はダブルスを組み破竹の勢いで勝利を重ねた。

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  • しかしとある大会の時、二人と当たる決勝戦の相手が百合子のラケットに細工を施そうとしている場面を目撃したあすかは激怒、暴力沙汰になりそうになった直前に、大会の組織委員と思われる人間に発見され、その場は納まる。
  • ところが相手側はこの件を否定し、あろう事かあすかに暴力を振るわれた、と訴える。テニス部の部長だった百合子はあすかに非がない事、相手が嘘をついている事、細工をしようとしたことは事実である事、すべて分かったうえで、決勝戦の双方の辞退、という取引を成立させてしまう。
  • 当然納得がいかないあすか。しかし、百合子は他の部員たちの試合出場を確保するために自分たちが犠牲になる事を選んだ。激しい性格のあすかがそれに納得する事はなく、また対戦相手につかみかかった事を軽率だ、と百合子も反論したため、一気に険悪なムードに。

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  • それでも真実を訴えるべき、と皆に声をかけるあすかだったが、試合に出たい一心の部員たちはその言葉に沈黙を以て応えてしまう。裏切りに等しい部員たちの態度にあすかは絶望。「仲間なんて信じない」という言葉を残し部を去っていくのだった…

話中ではローラがこの話の聞き役になっていたのですが、彼女も苦笑しながら言っていましたが、あすからしいエピソードですね。そして、どちらが悪いとも言えない、ちょっと救いのない話でもあります。

一見すると、妥協という手段を選んでしまった(ついでに言うと裏工作をしたことは容易に想像がつく)百合子に非があるように見えますが、彼女は部長という部全体の事を考えなければいけない立場だったことは留意するべき点です。

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非があるとすれば、自分たちが犠牲になる、という事に対してあすかを何の相談もなく巻き込んでしまった事でしょうが、これもあすかの性格を熟知していた百合子ならでは(相談などしようものなら、彼女は妥協という手段など断じて選ばなかっただろう)とも言えます。

今までの流れを見ても薄々分かってはいた事ですが、あすかにしろ百合子にしろ、本当はお互いを毛嫌いしている訳ではないんですよね。元凶はもちろん過去の大会での相手側のペア選手なのですが、ちょっとしたボタンの掛け違いがすれ違いを生んでしまった。元々正反対の性格だったのが拍車をかけてしまったのですよね。

直情的なあすかからしてみれば百合子がどういう形であれ、体制的な物に順じてしまったことが許せない、でも彼女だって馬鹿じゃありませんから、百合子が苦渋の決断をした事は分かっている。

百合子は百合子で自分の事を分かっているはずと信頼していた相手が、ベスト…というよりはベターの選択をしたと思った事がきっかけになって離れてしまった。あすかの事を信用していたのは、事件の当初、相手側のペアが犯人だという事は分かっている、と明言している事からも明白です。

まあ、お互い意地を張っているんですよね。

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さて、あすかの計略によって豪華列車から追い出されてしまったヌメリーは近くにあった貨物列車を核にして超ヤラネーダを召喚。列車を襲撃して修学旅行ご一行様の生徒たちのやる気を根こそぎ奪う事に成功してしまいます。

その際に生徒たちの避難誘導を必死にやっている百合子をあすかは(ついでにローラも(笑))手助けしました。そして列車がショックを受けて吹き飛ばされ気絶してしまった百合子を心配そうに介抱するキュアフラミンゴ。この場面でも分かるように結局この二人って破断してはいないのですよね。この話でもそうでしたが、百合子はことあるごとにあすかに「またもめ事を起こす気か」と嫌味たらしく言いますが、見方を変えれば、それだけ彼女の身を案じているとも取れます。

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やがて、気絶から目覚めた百合子はキュアフラミンゴが現役時代のあすかそっくりのスマッシュのモーションで敵の怪物を打ちのめすシーンを目の当たりにしました。

ああ、キュアフラミンゴの必殺技がプリキュアぶっとびフラミンゴ「スマッシュ」なのは彼女が元テニス部だった布石だったんですね。ちょっと感心しました。

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結局、この出来事を百合子は夢うつつの様に受け取っており、身バレまではしなかったのですが、彼女は聡明なタイプですし、実際は悟ったんじゃないかなあ、と思わせました。実際引きの場面では、彼女が枕が変わると眠れない事指摘し、相変わらずなのね、と少し険悪さを和らげて去っていく、という場面で幕となりました。なんとなく、彼女に救われたことを悟ったんじゃないかな、と。

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あ、あと、細かい事なんですが、あおぞら市って那覇がモデル*3ではないんですね。沖縄には山に通じるような鉄道は走っていないですし(というかモノレール以外の鉄道は走っていない。過去にはあったらしいが)、フェリーでまずは鹿児島に行ってから…というのもキュアサマーを筆頭にしたプリキュア達が陸路で追いかける事が出来ていた以上考えにくいですし(ただ、列車のモデルはおそらくJR九州ななつ星)。

f:id:furafuraasobinin:20211013162049j:plainまあ、架空世界の地理をあまり考えても詮無きことですので言ってもしょうがない事ではあるのですが(苦笑)。っていうか、あおぞら市のモデルは鹿児島なんじゃない? そう考えれば辻褄合うし。ただ、あおぞら市には桜島みたいなのはないけどね。いや、1回鹿児島をじっくり歩いて回った事があるんですが、とにかく市内から目立つんですわ、桜島(笑)。

 

第32話:さんごは未来を見つめたのか

あおぞら市で毎年開かれているファッションショー、あおぞらプリティコレクション。さんごの実家であるプリティホリックも協力しているのですが、このショーのプロデューサー、コニーがさんごの母親に欠員が一人出てしまったことを嘆きに店を訪れます。

世界的ファッションデザイナーであるコニーにすっかり緊張気味のさんごはそれでも彼に恐る恐る声をかけるのですが、そんな彼女を見た彼はさんごにショーに出てみないか、と声をかける…というものでした。

 

欠員の事もそうなんだけどさ、ショーの最後に使うアイテムが渋滞に捕まって遅延するとか、不備が多すぎませんか、このショー(笑)。まあ、ゴプリのきららはこういう事はトラブルが起きる方が当たり前、なんて言ってたけどね( ´艸`)

さて、さんごメイン回ですね。この子はみのりやあすかの様に過去に何かがあった訳ではない*4ですし、当座の悩みの種もない、ある意味ネタに乏しいキャラクターなのですが、今回で「将来の夢」を匂わせた気がします。

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コニーに誘われてファッションショーに出る決意を固めたさんごでしたが、元々憧れのショーだったという事もあり、特訓を始めるなど準備万端で臨むのですが、リハーサルにてランウェイの意外な長さと広大さに気圧されてしまった彼女は一歩も動けない、という状態に陥ってしまいます。

さんごはすっかり意気消沈。そして、他のモデルの人たちの真剣な取り組み方を見たこともあって、自分は場違いなのではないか、と思い始めてしまいます。

このいざ舞台に立ってみるとまるで違う風景に感じる、というのは分かります。緊張すると、普段見ていたものが急に大きく感じる錯覚というか。自分も学生時代は剣道やバドミントンなどをやっていましたが、練習の時とはコートの広さがまるで違う感覚になるんですよね。

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しかし、遅れていた荷物(風船)がようやく到着し、スタッフ一丸となって準備を急ピッチで進めるのに協力していくうちに、他のモデルさんと言葉を交わしたこと、コニーさんに諭されたことで、一体感とともに皆「かわいい」事が大好きであり、根は同じであることを悟った彼女は今まで感じていた緊張がほぐれていきます。

一方、会場ではヌメリーが超ヤラネーダを呼び出し、他4人が苦戦していたのですが、その独特な物音に気が付いたさんごが手伝いを途中離脱し戦闘に参加。さんごが動けなくなったシーンを実は遠巻きに見ていたヌメリーは意地悪にキュアコーラルを挑発しますが、先ほどの皆との共同作業で自らのわだかまりを解消していた彼女は躊躇なく超ヤラネーダに突進。

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このシーンは吹っ切った彼女が動けなくなるほど慄いていたランウェイを何の迷いもなく突っ走っていくさまが強固な意思をよく反映していてメチャクチャかっこよかったです。

最後はプリキュアもこもこコーラルデフージョンから合体技であっさりフィニッシュとなりました。ちょっと今回のヌメリーは締まりませんでしたねー。

最後は堂々とファッションショーに出るさんご。その表情から、ひょっとしてモデル業に目覚めちゃった? という印象を受けました。コニーさんも「私の目に狂いはなかった」と言っていましたしね。彼女の成長物語として短いながらも良くまとまっていたと思います。

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プリキュアシリーズに於いて将来に夢を語るのは重要なファクターの一つですが、この作品では将来女王を目指しているローラを除けば、この辺りの事情は意外と語られておらず、まずはさんごが先鞭をつけたのかな、という感じです。

尤も、さんごははっきりと将来の夢を標榜したわけではないので、明確には分からないのですが。ただでさえ、彼女にはプリティホリックを継ぐ、という道も残されていますしね。

 

この期間を全体的にみて

とりあえず、キャラクターの掘り下げに集中した期間でしたね。

新合体必殺技のお披露目、先輩二人の過去の明示化(みのりに関しては第28話だが)、ローラの本質、さんごの意志の強さ、後回しの魔女の事情など、見ごたえがありました。ただ、それに相応しく情報量も凄まじかった。視聴中のメモ書きが追い付かないほどでした。

少し気になるのは先輩二人ですかね。残り期間*5を考えると、もう1エピソードはあるかな、とは思うのですが、その気になれば、その回で決着でもいいような微妙な終わり方をしているのですよね。さんごもあるいは将来の夢に関して更なる突っ込んだ話があるかもしれませんし(特に彼女の場合は家業があるし、彼女の興味もその家業から発生している)。

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あと、新登場した合体必殺技・プリキュアランドビートダイナミックですが、非常に可愛くていいんですが、なんでピンク色の象がライダーキックをかますなのかは、ちょっと脈絡なくて悩んでしまいました。

まあ、個人的には、毎回笑いながらみているので楽しませてはもらっているのですが(苦笑)。

4人合体技のプリキュアミックストロピカルのフェニックスはキュアサマーの「やる気は無限に湧いてくる」=不死性を表現しているのは分かるのですが、こちらは…個人的には象に象徴されるものというとヒンドゥー教の富裕の神・ガネーシャがイメージだったのですが、どうにもこの作品との関連性が分からない。

気になって少し調べてみたんですが、確かにガネーシャは体色がピンク色で描かれることもあるようですが、それが絶対的というわけではないみたいですね。酩酊状態を指す隠語としてや、幸せを運ぶ象徴、という考え方もあるらしく、ちょっとこれを採用した意図は測りかねました。多分何かのメタファーだとは思うのですが…

 

そろそろ物語も終息に向けて動き始める時期でしょう。どういう風に料理するのか…

で、次回なのですが…

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…いや、ごめん、まったく意味が分からないのだが( ゚д゚)ひょっとして映画の番宣? どころかハトプリチームがゲスト参戦? いや、それはないか…いやいや、わからんぞ…(錯乱中)

こ、これは恒例のカオス回なのかッ!?

 

ここまでのトロプリをかいつまんでナナメからバッサリ

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貴様ー! モデル業を甘く見るな―! でも彼女は実際映えそうなのよな…

 

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*1:得てしてこういう能力は上に立つ人間には必要なファクターである。

*2:最終的にリコは魔法学校の先生(しかも校長になりうる未来まで示唆されている)、ひかるはあらゆる人間性が試される試練をパスしなければならない宇宙飛行士に抜擢されており、適性は高かったと思われる。

*3:そういう説が多かった

*4:正確にはあったが、序盤も序盤で解決してしまった。というよりはその解決エピソードがトロプリチームに入るきっかけになった。

*5:1月エンドだったとしても