ふらあそ!

ゲーム好き・漫画アニメ好き・自転車好き・鉄旅好き。インドアだったりアウトドアだったりのふらふら遊び人の日記帳、略してふらあそ!

【アニメ】トロピカル〜ジュ!プリキュア第43~44話雑感

f:id:furafuraasobinin:20220116182958j:plain毎年恒例! 新年から舞台の街が大惨事になる光景をご覧ください!(´;ω;`)

 

さて、設定暴露回からの最終決戦直前までの流れでしたね。これまた濃密な展開がなされました。それと同時に雑感と呼ぶにはかなりの長文です。覚悟を決めた方からどうぞm(__)m

 

まずはあらすじ

鯨型ヤラネーダに粗方のやる気パワーを吸い取られてしまったあおぞら市。町を救うべく、そして連れていかれてしまったキュアサマーを救出すべく、残ったトロプリメンバーは海の中に向かう事を決意します。

壊れてしまったアクアポッドを修復するべくキュアラメールは単身グランオーシャンへ。残った三人はローラの助言で後回しの魔女の本拠地へ。

一方、キュアサマーは変身解除状態で不思議な空間を漂っていたのですが、またしても伝説のプリキュアと破壊の魔女との邂逅(?)の幻影を見せられます。やがて眼が覚めた彼女は眠っている鯨型ヤラネーダの口をこじ開けて脱出、そのまま後回しの魔女の館に向かいます。

f:id:furafuraasobinin:20220116183057j:plain

場面変わってグランオーシャン。アクアポッドの修理を女王に依頼したローラはそのついでにどうして記憶を封じなければならないのか、そしてなぜ人魚はプリキュアになれないのかを問い質します。それに関して一つ一つ応えていく女王、そして彼女は先日伝説のプリキュアに聞かされた、後回しの魔女の真実をローラに伝えるのだった…

魔女の館側では、まなつがエルダと、キュアフラミンゴら三人がヌメリーとバッチング。早速騒動になるのですが、その騒ぎにイラつき始めた後回しの魔女を宥めるようにバトラーは愚者の棺を満たせるだけのやる気パワーが集まったと進言。

館の中では狭いと悟ったメンバーはいったん外に出るものの、今度はチョンギーレが率いる鯨型ヤラネーダと戦闘になりますが、愚者の棺に注ぎ込むためのやる気パワーを失っている鯨型ヤラネーダは急遽駆け付けたキュアラメールの助力もあってマリンビートダイナミックであっさり浄化。実はアクアポッドはまだ修理中なのだが、やる気回収&カムバックする必要性がないからこうなる訳ね、なるほど。

余勢をかって一気に魔女の部屋まで突入するトロプリチーム。女王からすべてを聞かされていたキュアラメールは反対するキュアフラミンゴを納得させたうえで、魔女の説得を試みます。しかし、バトラーはプリキュア達の説得と記憶の曖昧さに苦しむ魔女を焚きつけ、更に愚者の棺を発動。バトラーは愚者の棺とはやる気パワーを注ぎ込むことで発動、その後世界を破滅させ、生きとし生けるものすべての生命力を奪取し、その力を使用者に不老不死という形で分け与えるものだと説明。流石にそれを承服しかねたチョンギーレを裏切り者としてヤラネーダ化させてプリキュア達に襲い掛からせます。

f:id:furafuraasobinin:20220116183133j:plain

f:id:furafuraasobinin:20220116183145j:plainチョンギーレヤラネーダの攻撃をかいくぐり、愚者の棺を止めるためにやる気が満ちた瓶を何とか割る事に成功したものの、攻撃をもらいそうになったキュアサマーをエルダが何気なく救助(わざと落とし穴を発動させ、キュアサマーを落として他のメンツに彼女の後を追わせ、落ちた先の牢屋の鍵を「閉め忘れて」いた)。すぐさま別の部屋に移動しいったん落ち着いたトロプリチームにキュアラメールは女王から伝え聞いた真実を皆に語り始めます…

はるか昔、地上は破壊の魔女によって攻撃されていました。なぜ破壊の魔女が生まれたかは定かではありません。そういう存在として生まれた、としか今となっては分かりません。しかし、人間の必死の抵抗にあい、彼女は傷つきとある洞窟に身を隠します。

f:id:furafuraasobinin:20220116183211j:plain

そこで破壊の魔女は一人の少女と出会います。彼女の名はアウネーテ。彼女は傷ついた彼女に食べ物を分け与え、ほとんど言葉を発する事が出来ない魔女に私たちは友達だと微笑みかけます。魔女は聞いたこともない友達という言葉の意味と、自身が破壊を宿命づけられた存在であるという現実に得も言われぬ感情を抱きながら海に帰っていきます。

一方、事態を重く見たグランオーシャンは当時の女王が一人の人魚を地上に派遣し、プリキュア探索を命じます。やがて、一人のプリキュア、キュアオアシスが誕生し、彼女は破壊行為を繰り返していた破壊の魔女と対峙し、そしてお互い驚愕します。キュアオアシスの正体、それはアウネーテに他ならなかったのですから…

破壊行為を止めてほしいというキュアオアシスの言葉に耳を貸さない破壊の魔女と激しい攻防が繰り広げられ、戦いは両者互角のまま平行線に。そして、破壊の魔女は突如戦いを辞め、こう言い残して去っていきます。「この戦いは明日にしよう」と。

館に戻った彼女は翌日、バトラーに戦いの続きを問われるものの「明日にする」と返します。そんな日がしばらく続き、延々と続き、悠久の時が過ぎ…破壊の魔女は、その記憶、目的すら失い、全てを後回しにする…後回しの魔女になったのです。

事情をすべて聞いたトロプリチーム、もう1回魔女を説得するように試みる事にします。そんな決意を固めた所でチョンギーレヤラネーダが部屋に突入。狭い場所での不利を悟ったキュアフラミンゴの機転で外に離脱、追いかけてきたチョンギーレヤラネーダを待ち受ける形でマリンビートダイナミックを放ち浄化成功。一方、先ほどのトロプリチームの説得によって記憶を取り戻した後回しの魔女は、長い時が過ぎ、もうキュアオアシス=アウネーテがもうこの世にいない事を悟って錯乱。自らの使命、世界の破壊を行うべく外に飛び出し、彼女を跡継いだプリキュア達に襲い掛かります。

しかし、キュアサマーの必死の説得「あなたが後回しにしたのは破壊じゃない、人間の女の子と仲良しになる事、勇気がなくて出来なかった事、そして今やるべきことだ」を受け、更にその場にキュアサマーを介して現れた伝説のプリキュア=キュアオアシスの霊と再会できた事で破壊の魔女は落涙、「彼女と友達になりたかった」事を「思い出し」てキュアオアシスとともに昇華、消滅していきました。

f:id:furafuraasobinin:20220116183238j:plain

その様を見て人間の娘に誑かされた、と激怒したバトラーは自らをヤラネーダ化させ、三幹部のやる気を吸収、最後にプリキュア達のやる気を奪って愚者の棺を発動させようと画策する…というところで幕となりました。

 

敵側の事情について

後回しの魔女

割と単純な事情でしたね。逆に色々想像できる余地があって良かったと思います。

プリキュア達も言っていましたが、破壊を宿命づけられそれしか知らなかった彼女に心という灯を点ける事が出来たのはアウネーテの優しさに他なりません。逆から言えばそれだけ彼女は無垢だったとも言えるわけです。

考えてみると、彼女は作中、悪事というものを働いてはいません。やる気の回収にしても、直接指示していたのはバトラーです。確かに過去に地上に破壊をもたらしてはいましたが、それも彼女が生まれついての業であっただけ。バトラーにやる気の回収を指示していたのは確かなようですが、今までの行動を鑑みるにそれも彼自身が唆していた可能性が高い。もちろん、破壊を使命に生まれたというのならば、それは生まれながらに邪悪だった、とも言えるわけですが、それもアウネーテによって氷解した、だからこそ「破壊」という唯一の彼女の存在理由を「後回し」にして記憶まで失った…

ところで、彼女の全身像から、破壊の魔女は人魚かそれに類するものだったと推察できますが、先回にローラが語ったところによると、人魚というのは巨大な貝殻から自然発生的に生まれるそうですね。親というものを介さない。前作のヒーリングアニマルと似た設定ですが、もし大自然そのものが破壊の権化である破壊の魔女を生んだのだとしたら…少しキングビョーゲンにも通ずる生い立ちの様にも思えます。キングビョーゲンと破壊の魔女、最後は全く違う存在となった訳ですが、それはそこに寄り添ってくれる存在(及び質)がいるかいなかったか、それだけの差だったのかもしれませんね。

それにしても、ようやく全てを思い出し、アウネーテの霊と再会したことにより、涙を流しながら彼女と友達となりたかった旨を述べながら消滅していった様は哀しくもあり美しかったですね。個人的にはエヴァンゲリオン綾波が死ぬシーンを想起しました(涙という感情を知った時、彼女は死ぬしかなかった)。

f:id:furafuraasobinin:20220116183332j:plain

或いは、彼女はもうとっくに滅んでいた存在だったのかもしれませんね。ただただ、アウネーテと会いたい、という心だけが、全てを後回しにし、記憶を失ってなお肉体だけを生き永らえさせていた。そして、全てを思い出し願いがかなった瞬間、アウネーテの霊とともに昇華していった。儚くも凄い結末だったと思います。すごく個人的な感想を言わせてもらうと、すっかりやられた、といった感じです。上記は自分なりの推論も入っていますが、そういう想像の余地がある設定を盛り込んだ上でシナリオを展開した方はストーリーテラーとしてとても優秀ですね。

 

バトラー

全ての元凶は彼だったようですね。前の記事でも書きましたが、表情が読めないタツノオトシゴモチーフである事、そして、表面上では三幹部とも和気藹々とやっていた事で騙されがちでしたが、とんだトリックスターでした。

しかも、シナリオ上でも、めんどくさがりを前面に押し出し出撃を渋る三幹部を半ば強制的に脅したり宥めすかしたりして地上襲撃を命令したり、片鱗はきっちり覗かせていたのですよね。こういうところは本当に上手い。

さて、彼は(正確には分からないが)破壊の魔女の近衛兵とかお付きの位置にいたようですが、どうも彼女にそれ以上の感情を抱いていた節がありますね。それも信奉というよりは、もっと感情的な。先回の鯨型ヤラネーダ襲撃の際には破壊の魔女時代の彼女を「美しかった」と称していますし、今回はキュアオアシスに対して「魔女様を誑かした」、後回しの魔女が消滅した際には泣きながら「なぜ私を残して逝ってしまったのか、あんな小娘の言葉に惑わされて」とまで言っています。

f:id:furafuraasobinin:20211231183749j:plain

そして、彼女の破壊の意思を引き継ぐべく、自らをヤラネーダ化…完全に狂っています。それだけ焦がれた相手だったという事でしょうか。

しかし、そのあまりに過剰な執心はやがて彼自身の目的と手段が入れ替わるまでに蝕み、最終的には仕えるべき相手である後回しの魔女まで言いくるめるように操ろうとしたり、仲間であったチョンギーレをヤラネーダにしたり、愚者の棺を発動させるために三幹部のやる気まで奪ったり…前作のシンドイーネも情愛に溺れ最終的に歪んでしまった幹部でしたが、バトラーも大概ですね。

メタな事を言うと、今作はあと2回で決着のため、次回が実質最終回、後回しの魔女も消滅した以上、ラスボスは恐らくバトラーヤラネーダという事になるのでしょうが、狂った存在が破壊をまき散らし、それをプリキュア達が止める。どういう大立ち回りが最後にあるのか、今から注目したいと思います。

 

三幹部

ちょっとチョンギーレがかわいそうでしたね( ´艸`)

元々、彼らはそれほど悪辣という訳ではなく(ただ36~37話だけは飛びぬけて邪悪だったが)プリキュア史上でも一二を争う緩い幹部達でした。

f:id:furafuraasobinin:20220116183532j:plain

ただ、ちょっと気になったのは、なんで彼らが後回しの魔女に与する事になったのか、です。確かに不老不死を得る、という目的はあったのでしょうが、今回も魔女が消滅した際には「最後は幸せそうな顔してやがったじゃねーか」と宣うチョンギーレに他の二人も同意しており、彼女に対して情がなかったようには到底思えないし、打算的な関係性だけだったとは思えないんですよね。

プリキュアと敵対していたことについても、もちろんプリキュアが任務の邪魔をしていた事はあるにせよ、どちらかと言うと、プリキュアを想起すると暴れ始める魔女に怯えていたような描写があり、そういう点でプリキュアを疎んじている、程度の感覚でした。まして44話で見せたように、エルダはキュアサマーを助けるような行動まで起こしており、牢屋の鍵をかけ忘れたのも恐らくわざとなんですよね。これは第19話でのまなつとの交流が活きた形になりましたね。

ただ、じゃあ、彼らが善人か、と言われればそうとも言えず、度重なる地上襲撃は言うなれば自分たちが不老不死を得られるのならば他人はどうなっても構わない、という考え方でもある訳で、カオティックである事に変わりはないと思います。流れ的に生き残る事は確実かと思われるので、最終的にどういう立ち位置に落ち着くのかは分かりませんが、プリキュア達とは別の意味で注目したいキャラクター達ですね。

 

味方側の事情

グランオーシャン陣営

敵側の事情はおおむね分かりましたし、大きな破綻もなく、後回しの魔女関連に関しては今期間で決着までしてしまいました。しかし、グランオーシャン陣営となると、未だに腑に落ちない点が多いです。

破壊の魔女が暴れまわっていた時代の女王…は、まあそれほど大きなウェイトを占めていたとは思えませんからいいのですが、まずはキュアオアシスとそれを探索した人魚。

f:id:furafuraasobinin:20220116183619j:plain人魚とアウネーテとの間にどのようなやり取りがあったのかまでは分かりませんが、普通に考えれば、破壊の魔女の脅威が去った後、人魚はグランオーシャンに帰還、そして記憶を消された上で女王を継いだ、と考えられます。

たまったものではないのはアウネーテ=キュアオアシスですよね。上で書いたように人魚とどうい関係を築いたかは分かりませんが、彼女は邂逅してすぐに破壊の魔女と友好関係を結ぼうとしたような娘です、友好的な関係だったことは容易に想像がつきます。

しかし、いつの間にやら、破壊の魔女に勝負をすっぽかされて再び会う事も叶わず、人魚も記憶を失った状態になった時から、彼女と会う事はなかったでしょう。アウネーテがその後どういう人生を歩んだのかは分かりませんが、彼女は平和と引き換えに大切な友人を二人失う結果になってしまったのですよね。

霊になった後も自分が声をかけても振り向いてくれない後回しの魔女のそばに寄り添っていたり、ようやく自身の後継者と思われるまなつが現れた際には魔女の救済を頼んだり、芯の強く心優しい娘であった事が伺えます。

その彼女ですが、前の記事で睨んだ通り、単身でビートダイナミック系の技を使いこなし、格闘をしても破壊の魔女と互角(トロプリチームは5人がかりでも後回しの魔女には歯が立たなかった)という規格外スペックだったことが明らかになりました。パーソナルカラーも緑で、トロプチームと差別化していますね、これ。そりゃ、バトラーはプリキュア、とりわけビートダイナミック系の技を警戒するわけだ。

現女王=メリジーヌも未だに良く分からない…というか引っかかる点が多いキャラクターです。

今回はローラの質問に答える形で、いくつかの疑問に回答を示しましたが、南乃島に伝わる「森の人魚」が彼女である事が判明。その際に自身がプリキュアになろうとして失敗したことを明かしています。

f:id:furafuraasobinin:20220116183715j:plain

そして、彼女自身も「記憶を失っている可能性」を示唆しました。しかし、その一方で「記憶などない方が良い、と思う様になる」とローラを諭しており、まだ隠れた秘密があるのかも…と思わせます(あるいは女王になればもう二度と人間たちに会えない事を慮っているのか)。また、まなつ達の記憶を奪うのか、という質問にも明確には答えておらず、どうにもモヤモヤが残ります。この質問の直後に後回しの魔女の真実を語っており、ひょっとしたらキュアオアシスも記憶吸収装置に関与している可能性がありますね。

ところで、上で次回の実質最終決戦の相手は「恐らく」バトラーヤラネーダだろう、と書いています。多分タイムスケジュール的にはないとは思うのですが、これは最後の大どんでん返しがあるかも…と思っているからです。

メリジーヌが南乃島を訪れた理由なのですが、それは彼女曰く「ならず者」が愚者の棺とやる気を満たした聖杯に目を付け悪用しようとしたからなのだそうですが、その過程で自身がプリキュアになろうとして失敗するものの、何とか聖杯の封印だけは成功する、というものなのです。

f:id:furafuraasobinin:20220116183740j:plain

やはり腑に落ちません。もちろん、自身がプリキュアになる事に失敗したため、人魚はプリキュアにはなれない、とローラに説いた、でもいいのですが、詳細こそ描かれてはいませんが破壊の魔女の時代もプリキュアはキュアオアシス一人であり、人魚がプリキュアになれない、というのは周知だったとも思えます。しかし、それでも彼女がプリキュアになろうとしたという事は、南乃島でそれなりに人と交流した(現に南乃島でも口伝と伝えられているわけだし)うえで有資格者が見当たらなかったから、とも受け取れます。しかも、プリキュアになれなかったにも拘らず、最終的には聖杯を封印しならず者の手から守る事に成功した、と。正直言うと、ちょっと嘘っぽいんですよね。出来過ぎというか。

最初はならず者=バトラーだったのでは、と考えましたが、作中、バトラーは図書館の様な場所で書物を読み漁ってこの聖杯の存在を嗅ぎつけており、その線も考えにくい。何より彼がならず者とイコールであるならば、さっさと回収していたはずです。現にエルダ程度で回収できたようなシロモノなのですから。そもそも海中の洞窟に封印=手出しが出来ない状態になった、というのであれば、そのならず者というのは海中生物ではない可能性が高い。では、そのならず者とは? 作品全体を振り返ってみても該当者はちょっと思いつきません。これが筆者が(一応)大どんでん返しを警戒(というよりは期待)している理由でもあります。

 

プリキュア達について

うん、もうキュアサマーがひたすらかっこよかったです…上のあらすじでも書きましたが「あなたが後回しにしたのは破壊じゃない、人間の女の子と仲良しになる事、勇気がなくて出来なかった事、そして今やるべきことだ」と後回しの魔女に対して言ったのにはちょっと感動しました。きれいごとだけではない、糾弾だけではない、彼女を理解した上で優しくも厳しく諭した。しかもまなつの今までの生い立ち、主義、考え方、全てが凝縮している。本当にやられました。

あと、キュアフラミンゴが魔女を説得する際に「伝説のプリキュアとの戦いを後回しにし続けたのは、彼女を大切に想っていたからだ!」も痺れました。これ、百合子と和解したからこそ出たセリフですよね。彼女は魔女の身の上を少し自分に重ねていたのかもしれませんね。

今回は全体的に敵側の事情に深く切り込んだ回であり、プリキュア達は少し割を食っていた感がありましたが、それでもところどころでぶっ刺さるセリフが多く、安心してみていられました。最終盤の台詞が今まで積み上げてきたうえで出てくるのはやっぱり長編作品の醍醐味だな、と。

 

f:id:furafuraasobinin:20220116193245j:plain長くなってしまいましたね。次回はいよいよ最終決戦です。まなつの両親や百合子が健在なようなですが、いったんやる気は戻ったのかしら? 個人的にはバトラーヤラネーダは役不足(本来の使い方じゃないんだけどね、この表現。まあ、一般的に解釈してください)だと思われるので、大どんでん返し、若しくはヤラネーダとは全く別の脅威と対峙しそうな予感がします。さて、どうなることやら。

 

ここまでのトロプリをかいつまんでナナメからバッサリ

f:id:furafuraasobinin:20220116183913j:plain

うん、やっぱりまなつとエルダは仲良くなってほしいのよ。なんか姉妹みたいで可愛いじゃない、この二人。

 

f:id:furafuraasobinin:20220116183936j:plainそして、次回作、デリシャスパーティープリキュアの番宣が入りましたね。これにて、トロプリは通年より一か月分少ない全46話で決着が確定しました。色々思うところありますが、それは総評にてまとめましょう。まだ完結したわけではないので。

f:id:furafuraasobinin:20220116183952j:plain

これは完全に個人的な感想ですが、追加戦士を放映前の番宣に写しちゃっていいの?( ´艸`)というのは冗談にしても、このデザインで中の人も大物となると…勘繰っちゃうよね( ´艸`)

そしてちょっとふくよかな雰囲気と力こぶを想起させる変身シーン、次回のピンク枠はパワー系だな!?(お目目ぐるぐる)

f:id:furafuraasobinin:20220116184020j:plain

そういえばSNSで知ったのですが、この作品のキャラデザインの人は過去にシリーズのファンアートを多数手がけた方だそうで、そういう方が正式採用される、というのは正にファン冥利に尽きますよね。とても愛らしい絵柄なので今から筆者も楽しみです。

 

※注:今回画像が少なめですが、これは第44話に画面内に日本地図の大きなテロップが入ってしまったためやむなく大幅削減しました。ご了承ください。