WARNING!!
A HUGE BATTLE SHIP
SIRONAGASUKUJIRA=YARANEEDA
IS APPROACHING FAST
まずは予想通りの前哨戦、というか、最強のヤラネーダ登場、そして何より最重要アイテムの破損という、大ピンチを迎えて幕という内容になりました。
話の流れとしては、着々と卒業フェスティバル(通称:トロフェス)の準備を進めるトロピカる部の面々。新生徒会とも険悪な関係性は解消され(個人的には里香がふんぞり返っていたのが気になったが)校内のほとんどの生徒たちも巻き込んで、最早一大イベンターとしての地位を確固たるものにしています。
あすかはフェニックス学院に無事受験成功。みのりのシナリオ作りも最後の締めに悩みつつも着々と進行し、大忙し。充実した日々を過ごすまなつ達。
しかし、そんな中、時折物憂げな表情を見せるローラ。もちろん、理由は記憶の事。それをまなつに指摘され、私が女王になった暁には掟は廃止する、などといつもの調子に戻って宣言するものの、彼女は心の中である決意を秘めていて…というものでした。
着々と収束に向かって話が進んでいるイメージですね。そして、いくつかの設定も暴露される回となりました。
敵側の事情について
後回しの魔女が相当焦っている事が判明しました。尤も、これは割と単純でして彼女が愚者の棺を用いて不老不死をの実現を急がせているのは、単純に「寿命が尽きそうだから」というもの。ただ、その延びた寿命で何がしたいのかまでは分からない訳ですが。単純に不老不死を得たいだけとはどうにも考えにくい。
そして、伝説のプリキュアと戦ったのはやはり彼女自身である事が判明。そして、その頃は今の名前ではなく「破壊の魔女」と呼ばれていた事、バトラーはその頃から若輩だったとはいえ魔女に仕えていたことが判明しました。
とはいえ、現段階で暴露されたのはここまで。ですが、バトラーがやたらと事情通である事などの説明付けにもなっており、破綻はしていません。図書館のような場所で資料を読み漁った結果かもしれませんが、ひょっとしたら、彼は伝説のプリキュアがビートダイナミック系の技を使用するところを目撃しているのかもしれませんね(伝説のプリキュアがビートダイナミック系の技を使えたかもしれない示唆)。
そして、今回正式に後回しの魔女が人魚型のボディであることが発覚(今までは足の部分がカーテンで隠されていた)。更に、若かりし日のバトラーの姿が鎧姿に槍を構えているといういで立ちであり一言で言うと近衛兵っぽいんですよね。近衛兵というからには後回し…いや、あえて破壊の魔女と呼ばせてもらいますが、彼女は宮殿のような場所で傅かれていた可能性が高い訳で…少しずつ話が見えてきた気がします。
そうなると気になるのは古株というわけではなさそうな三幹部と魔女&バトラーとの関連性ですが、次回はどうもプリキュア達と三幹部が相まみえそうな雰囲気なので、ここら辺の事情も語られそうです。
プリキュア側の事情について
話の最終盤にきて、最も痛いウィークポイントを突かれてしまいました。ヤラネーダを浄化するために構えたアクアポッドをそれをさせまいとバトラーに攻撃されて落とされてしまい、そのショックで故障してしまい機能が停止してしまいました。
逆から言えば、例え最強のヤラネーダである鯨型でもアクアポッドでやる気を回収・返却されてしまえば浄化されてしまう可能性は高い訳ですよね。
しかし、前々から描かれていた事ですが、トロプリチームはローラ(キュアラメール)&アクアポッドがなければ、冗談抜きでヤラネーダとの戦闘を終了させる事が出来ないんですよね。先回、キュアサマーがアクアポッドを使用してちょっとした惨事を起こしてしまいましたが、通常版のヤラネーダですらそのザマだった訳で、ここまで能力が限定されたプリキュアって実は初めて…かも? 似た設定に前作のキュアスキャンがありましたが、あれはヒープリメンバーは誰でも可能だったからなあ。
敵側からすれば当然の戦略な訳ですが、いざ実行されるとなかなかエグい。プリキュア側は要の部分を失ってしまった上に、やる気を奪われた人間たちを救う事も出来なくなってしまいました。次回では鯨型ヤラネーダに飲み込まれてしまったキュアサマーを救出するべく敵の本拠地に乗り込むようですが、いよいよ負けられない戦いを仕掛けることになりそうです。そう、彼女たちから仕掛けるんです。今までの戦いは(プリキュアの戦いとは往々にしてそうだが)敵からの攻撃の防衛、即ち邀撃だった訳ですが、ことこの事態になって予断は許されなくなりました。なかなか緊迫した展開になってきましたね。
背景について
主にバトラーの回想によって語られましたが、破壊の魔女及び伝説のプリキュアが戦った時代ははっきりしていません。
しかし、破壊の魔女が人間の世界を侵攻している場面で、なぎ倒された馬車、石造りの建物、少し時代がかった衣装で逃げ惑う民衆、などが描かれ、どうにも中世~近代ヨーロッパのようなイメージでした。
もちろん、詳細不明ではありますが、ここと人魚にゆかりのある地・南乃島との関連性はあまりないようなので、どの程度の規模で破壊の魔女の侵攻が世界で行われたのかは分からないのですが。
そう言えば、先回、記憶の貝殻で視た人魚と人間たちの交流も中世~近代ヨーロッパの様な雰囲気でした。ペニー・ファージング(前輪が大きい昔の自転車)に人魚が乗っているシーンもありましたし、もしこの辺りの時代と破壊の魔女と伝説のプリキュアとの戦いが同時代であるのならば…19世紀あたり、かな? 中世というよりは近代ということになるのかも。まあ、この辺りは推論ですので何ともです。
次回はなんと鯨型ヤラネーダに飲み込まれて連れ去られてしまったキュアサマーを救うべく残ったトロプリメンバーが敵の本拠地に乗り込む班と、壊れたアクアポッドを直す班とに分かれて行動する、という展開になるようです。
寡兵を更に割くというのは戦術としてはいただけない様な気がしますが、事態が事態ですからね。ただ、予告画面ではまなつは自力脱出しているっぽいんだよなあ( ´艸`)
ここまでのトロプリをかいつまんでナナメからバッサリ
シリアスなはずの展開なのに鯨の潮吹きで追い出されるシーンで笑いを取るところ、僕は嫌いではないです!( ´艸`)
そして、今年最後の更新となりました。更新頻度が停滞しがちでしたが、一読していただいている読者様には感謝の気持ちしかありません。引き続き、来年もよろしくして頂ければ幸いかと思います。
それでは、良いお年を。