ふらあそ!

ゲーム好き・漫画アニメ好き・自転車好き・鉄旅好き。インドアだったりアウトドアだったりのふらふら遊び人の日記帳、略してふらあそ!

【アニメ】ヒーリングっど♥プリキュア/総評

f:id:furafuraasobinin:20210226161425j:plain
ああー、書き出しがまた木曜日になってしまったああああ。どうしようどうしよう。あと3日後にはトロプリ第一話が始まってしまうというのにいいいぃぃぃ!
*1

あ、スタッフの皆さま、まずはお疲れさまでした。今回は例年にない状況の中、心労も絶えなかったと思いますが、無事大団円を迎える事が出来て、心から祝辞を述べたい気持ちです。

 

さて、のっけから初動が遅かった嘆きから始まりましたが、正直言うと何とも複雑な感覚です。もちろん、ここまで総評の事を忘れ去っていたわけではなく、構成やすり合わせなどを模索していたわけですが、その、何というか…

未だにヒープリが終わった感覚がない、というか、その感覚が鈍いんですよね…

前作ほどの余韻がある訳ではなく、プリアラの様に時間があっという間に過ぎ去った、という感覚も薄い。かといって終わった物語に大きな不満がある訳ではない…でももう終わりなの? なんか頭が追い付かないなあ…という感じ、というか。

 

最早お約束ですが、ここから先は長文注意です。覚悟を決めた方からどうぞ。内容は結構辛辣ですので、見たくない方は回れ右をお願いいたします。

 

 

さて、メインキャラクター達をどう捉えるか…

まず、最初に考えさせられたのがこれでした。わりかし序盤から判明した事なのですが、とにかくメインの登場人物が優しく、そして大人しいんですよね。一番元気&明るい枠に設定されていた平光ひなたですら、歴代のその枠の中ではかなり大人しめです。少なくともハトキャのえりかやスマプリのあかねなどに比べるとかなり静かな部類でしょう。*2メインの花寺のどかも社交的ですが穏やかな性格を持っていましたし、青枠の沢泉ちゆは安定の冷静沈着タイプ、追加戦士の風鈴アスミもお淑やかで落ち着いた大人の女性(表面的には、ですが)でした。

f:id:furafuraasobinin:20210226161538j:plain

ちょっと全体的に起伏が少ないんですよね。

もちろん、個々を見れば普遍的一方という訳ではありません。のどかは優しさに満ち溢れていながら、同時に頑固で悪を断罪するほどの意志の強さを持っていましたし、ちゆは冷静系にありがちな冷たさを一切排除した優しさと思いやりに満ちていました。

ただ、今作のテーマだったのはわかるのですが、どうにも優しさという共通性が強調され過ぎていて、公平な目で見た場合、全体的には没個性に沈んだ感があります。この手の多人数群像劇というのは往々にしてそうですが、やはり似たような人物が固まっているよりは凸凹な人物が集まっていた方が面白いんですよね。だからこその多人数採用なわけですし。

優しい、というファクターについてはプリキュアシリーズメイン登場人物に関しては共通項なわけですから、今作に関してはそこを強調しすぎたのが問題だったのがまず一つ。

もう一つ気になったのはずばりひなたの描き方だったと今振り返ると思うのです。

彼女はその一見軽そうな外見・言動とは裏腹に、自分より他人の幸せを優先する考え方や、実は自己評価の低さやコンプレックスを抱えているというなかなか複雑な感情の持ち主でもありました。黄色枠でありながら、その性質はむしろ歴代ピンク枠に似ていたと言えます。

つまり、今作のチーム視点でのキャラクター造形として、唯一「起伏」になり得るポテンシャルを秘めたキャラクターでもあったのです。

f:id:furafuraasobinin:20200802121617j:plain

ですが、何故か彼女のエピソードがメインキャラクターの中では最も中途半端に描かれてしまいました。兄姉に対するコンプレックスが自信のなさに繋がっていたのは、まあ理解は出来たのですが、少しネガティブが入ると悲観的なものの見方が大きく顕在化したり、挙句に最終話近辺で自己否定をし始めたり、どうにも展開が荒かった印象が拭えません。コンプレックス結構、隠れネガティブおおいに結構なのですが、そこに至る過程がどうしても弱い。

これは実物を見たわけではないので断言は出来ないのですが、この作品の設定資料集? か何かにひなたの母親が他界している、という内容の事が記載されていたらしいですね。

もちろん、これ自体は想像は出来た事です。前の記事でも書きましたが、彼女はのどかの母親の想いを聞いて感動したり、死に対する言及を度々したり、他の家族が出演を果たしているのに母親だけ最後まで登場していなかったり*3母親不在は十分に予想の範疇内でした。ついでに言えば、彼女のネガティブ部分がそれ由来であろう事も。

ですが、これは私自身の思想ですが、いくらそういう設定があろうがなかろうが、それは作品中で語らなければ意味はありません。TVアニメはあくまでもその放映の中で全てを物語らうのが是であり、最近流行の劇場版やら設定資料集やらは言うなればオマケと断じています。*4

つまり、バックボーンがありそうなのにそこまで突っ込まなかった。それが故に中途半端なエピソードに終始してしまい、もっと知りたい、でもそこまで語られない、そんなぼんやりしたキャラクターになってしまった。これがひなたの感想でした。キャラ造形としては好きだったんですけどねえ。

更に悪いことに他の三人はきっちり描かれたのも、ひなたが割を食ってしまった。メインヒロインであるのどかや中盤の目玉であるアスミがしっかり描かれているのは当然と言えば当然でしたが、何故かちゆまで謎の優遇と言えるほどスケジュールを詰めて描き切っており(それ自体は悪いことでは当然ない)、逆にひなたメインシナリオの粗さが悪目立ちしてしまいました。

f:id:furafuraasobinin:20200928214849j:plain

結果的に大人しい部類の三人は描き切れたものの、そこに変化を付けられたはずのひなたを粗く描いて平坦にしてしまった。やはり時間が足りなかったんでしょうか…

f:id:furafuraasobinin:20200802121832j:plain

ただ、ここにヒーリングアニマル(以下ヒーアニ)三人組、ラビリン・ペギタン・ニャトランがいたのは大きかったですね。今作は妖精枠のヒーアニがプリキュアのバディとなる設定が久々にあったため、深くシナリオに寄与しました。この3人組は典型的な凸凹トリオである意味プリキュア変身者とは対照的でしたね。キャラクターも立っていましたし、このトリオがいなければ、正直、今回のメインキャラクター達はかなり印象の薄いものになっていた可能性がありました。ある意味バランスが取れていたのかな?

 

敵側の事情が最後まで分からないモヤモヤ

しかし、敵側に目を向けると、これが個性的なメンツが揃っており、まさに凸凹チーム、という様相を呈していました。

厭世観を出しつつ自分本位をモットーにしキュアグレース=のどかと敵対したダルイゼン、キングビョーゲンに心酔するあまりすべてを犠牲にしてまで彼の情愛を得ようとした悪女シンドイーネ、自分がビョーゲンズの王になる野望を抱き智将と脳筋の二面性を持っていたグアイワル。他にも野望破れた戦闘狂・バテテモーダなど個性的な幹部も登場し、更に大ボスキングビョーゲンもプリキュアよりもあくまでもヒーリングガーデンの女王・テアティーヌに固執するプライドの高さを持つという、非常に個性的なメンバーで構成されていました。

f:id:furafuraasobinin:20210226162023j:plain

ところが、キャラ設定としては確かに申し分なかったのですが、どうにもそのバックグラウンドがあまりに弱過ぎた。過去に大病を患っていたが故に意志の強さを持っていたのどかや、スポーツマンとしてのストイックさを持っていたちゆとは対照的です。つまり「このキャラはこういうキャラなんだよ」という表面的なものしか表現されていなかった。

敵側で事情に深く切り込んだのは正直言えばダルイゼンだけでしょう。彼だけはキュアグレースとの対立が軸となっていたため、かなり濃厚に描かれました。のどかの縁者を次々と傷つけ、命の尊さを弄び嘲笑い、しかもその正体は過去にのどかに取りついた病原が成長してテラビョーゲンズになった存在という、メインヒロインとここまで濃密に関わった幹部はシリーズでも初めてかもしれませんね。

さて、ここでついでに触れておきましょうか。第42話で描かれたダルイゼンに対する断罪。

自分はこれについては是の立場です。詳しくは当該記事

furafuraasobinin.hatenablog.com

を参照していただければ幸いですが、彼がキュアグレース=のどかに対して行った行為の数々は決して許されるものではありません。しかも、キュアグレースが「仮に自分が助かったとしても地球を蝕む事を止めるのか?」と問うた際に、彼は何も答えていません。あれだけ助かりたい一心でキュアグレースに縋ったというのに。つまり改心の余地はなかった訳です。それがビョーゲンズ故の本能だからなのか、そもそも改心などという概念が彼の中に存在しなかったのかは分かりませんがね。

f:id:furafuraasobinin:20210226162145j:plain

私に言わせれば

顔面に汚染された泥を塗りたくられる、などというのは、それこそう〇こを顔に擦り付けられたのに等しい行為でしょうし、母親を気絶する勢いで突き飛ばされたり、尊敬する先生を怪物にされたり、しかもそんな行為をにやにや笑いを浮かべながら繰り返され、挙句に困った事態に陥れば自分は助かりたいから体の中に入れさせてくれ、などと言われて、はい、そーですか、とはなりませんよ。*5

私事ですが、自分は結石持ちで結構な頻度で再発しますが、もし結石が意志を持っていて「ぼくちゃん困ったから君の体に戻っていい?」なんて目の前で言われたら即座に張っ倒す自信があります(笑)。

ところが世間ではこのダルイゼン断罪、結構、批判の的にされているらしいですね。たとえ敵とはいえ助けを求めてきた存在を自分の都合だけで切り捨てるのはプリキュアとして相応しくない、というのです。ですが、その意見も分からなくはないんです。

というのも、あの時ダルイゼンが正常な反応が出来る状態ではなかった可能性があるからです。それだけ助かりたい、という意思が勝っていたとも言えます*6が、見ようによってはキュアグレースは彼の謝罪や改心の言葉を待つまでもなく断罪してしまった様にも見受けられました。しかも、その時にやたらと「私が」という単語を多用してしまったため、自分勝手、と解釈されてしまう可能性は否定できません。

上の当該記事で自分はいくら「私が」と言ってもダルイゼン(彼の行動理念もこれである)とのどかでは質が違い過ぎるし、何でも受け入れるのがプリキュアっていうのはいくら何でも酷でしょ、としていますが、否定派の誤解が生まれる土壌があったのもまた事実でしょう。

結局のところ唐突過ぎるんです。それでも、のどかの場合はたまに頑固な一面が描写されていましたからマシでしたが、それ以上に優しさを前面に押し出しているのに、ラビリンの助言がきっかけになったとはいえ、ダルイゼンを厳しい顔で断罪していく。正直、この時だけ人が変わってしまった印象は拭えませんでした。

話が長くなってしまいましたね。まあ、それだけあの第42話というのは個人的には存在感のある話だったという事です。

しかし、ダルイゼンを除くと、正直ビョーゲンズ達はイマイチぞんざいだったように思うのですよね。例えば、シンドイーネは狂信者レベルでキングビョーゲンに心酔していたわけですが、その理由が自分に名前を与えてくれたから、以外の理由が見出せませんでしたし、ダルイゼンがのどかから産み落とされたというのならば、他の二人も誰かから産み落とされた可能性が高い訳ですが、それも分からずじまい。最終話近辺ではキングビョーゲンがシンドイーネを指して自分で創造した、みたいなニュアンスの事を言っていますし、そもそもダルイゼンやバテテモーダ、ネブゾックを産み出した蜘蛛型のナノビョーゲンの種の正体も実は分からずじまいです。

f:id:furafuraasobinin:20201016215926j:plain

しかも最終話で判明した事なのですが、ビョーゲンズは実は完全には滅んでいません。実際、恐らくは最終決戦前にキングビョーゲンやシンドイーネがばらまいたであろうナノビョーゲンの生き残り(と思われる)が、ヒーリングガーデンに侵入してしまい、メガビョーゲン化して暴れています。

言うまでもなく、ビョーゲンズは病気がモチーフです。今回はたまたま強大化したキングビョーゲンを倒したに過ぎない、というのであれば、何とも救いのない話のようにも思います。つまり、ビョーゲンズは自然発生の可能性があるんですよね。ナノビョーゲンにしろ、蜘蛛型の種にしろ、実はキングビョーゲンが創造したとは一言も言っていない。こんなところまでもやもやが残っているんです。常識的に考えれば、シンドイーネ創造発言も含めてキングビョーゲンが大元の可能性が高いのですが、しかし明確にはなっていない。仮にですが、もしヒーアニとビョーゲンズが対の存在であるのならば、ヒーアニが自然発生で生まれてくるのに準えて、ビョーゲンズも自然発生の可能性が生まれてくる。その場合、なぜ地球がそんな存在までも生み出すのかは謎になりますが。

f:id:furafuraasobinin:20210128164922j:plain

キングビョーゲンの正体が初めて現れた際、その姿は動物を彷彿とさせるものでした。てっきりテアティーヌと対の存在なのかな…と思っていたのですが、そこら辺も分からなかったですね。ビョーゲンズの目的も分からない。当該回の記事で書きましたが、生物の頂点に立って何がしたかったのか。正直言えば、それがビョーゲンズ=病気の本能だったというのならばそう言えばよかっただけですし、世界征服、という尤もな理由を付けてはいましたが、その先が全く見えない。

なんか知りたい情報が入ってこないんですよね。だからこそ唐突感が…という話につながってくる。想像力で補うにしても、それは推論の域を出なくなる。今作はそういうのが非常に多かった。その最も顕著なものが敵側の描き方であり、これがこの作品を延いては佳作足らしめてしまったのではないか、と個人的には感じています。

 

では今作は駄作なの?

断じて否です。

実際、個々のエピソードとして見るならば面白い話が多かったです。楽しさや可愛さを追求した回ならば、第12話の修行回や第35話のビーチバレー(カオス回)回、感慨深い回としては、第16話の永遠の大樹回や第42話のダルイゼン断罪、他にものどか病気再発、のどかとラビリンの喧嘩、ペギタンの勇気(ジョセフィーヌ回)、ひなたとシンドイーネのキャットファイトetcetc、枚挙にいとまがないほどです。

f:id:furafuraasobinin:20200419105546j:plain

全体的に俯瞰してみると、確かにびっくりするほどインパクトがある話はなかった*7のですが、少なくとも大ポカをやってはいません。上で敵側の事情に深く切り込まなかったことを批判していますが、彼らを世界征服を企む悪の組織、と単純に定義付けするならば、少なくとも話として破綻はしていませんでした。

ところで、私はこの記事の出だしに「大きな不満点はない」と書きました。そして、先回の最終回の記事においては「そつがない」「よくできた佳作」とも評しました。

まさにこれなんですよね。

これは特に後半で顕著だったのですが、やはり「あっ」と言わせるインパクトのある話があまりなかったんですよね。

私はエンターテイメントにおいて人を「あっ」と言わせるのは基本だと考えています。

ですが、最終回付近の展開において、私自身「王道」と評した展開に終始した感じがどうしても否めませんでした。例えば、ネオキングビョーゲンの残酷性をあくまでも表現したかったのであれば、プリキュアに敗北したシンドイーネを役立たずと断じて食ってしまってもよかったでしょうし、もしキュアアースがナノビョーゲンを宿す役が出来なくなるというのならば、それこそキュアグレースが何らかの形でダルイゼンを宿す展開(ついでに彼は改心させ、のどかの中で一体化して生きていく事になる、とか)にした方が、今までの対立していたことも含めて熱いシナリオに出来たのでは? と素人考えですら思いつくのです。

王道は無難ではありますが、反面、予想通りの展開になりやすい、という弱点も抱えます。だからこそ、プリキュアシリーズにおいては最終回近辺に思わぬ仕掛けを用意してくることが多いです。予想出来ていてもその斜め上を行く、というか。前作の12女神の意外な思惑とか、ゴプリのゆいちゃんの絶望の檻破砕など、どこかに驚く展開が用意されていることが多い。

f:id:furafuraasobinin:20210226162547j:plain

翻ってヒープリの場合はそこにナノビョーゲンを宿したにも拘らず、何の影響も受けなかったキュアアースが打開の一手を打つ…というのはちょっと盛り上がりには欠けましたよね。あれでケロッとしているキュアアースを見せられると、彼女の決意は何だったのよ…となってしまいます。

逆に前半~中盤はそうでもなかったんです。3幹部同時侵攻によるピンチや、のどかの病気再発など、見どころも結構ありました。ただ、中盤以降、季節外れの水着回からパジャマ回への連発や、間隔が短いちゆメイン回(連続でやったのならばともかく)とどうにも不自然なシナリオ展開が目立ち始めました。やはり時間ですかね…

個々のシナリオやキャラクター造形としては面白い、しかし、全体でみるとなんか煮え切らない終わり方をしたし、それらを活かしきれなかった。何とももったいない作品だった気がするのですよね。そこら辺を鑑みて傑作ではない、しかし駄作とも言えない。つまり佳作だったのでは、というのが個人的な感想です。

 

まとめ ~果たしてこの作品は不遇だったのか?~

さて、ここまであえて触れませんでしたが、ここで一つヒープリを語る上で絶対外せないファクターがあります。それは言わずもがなですが、コロナウィルス蔓延という世界的危機の状況下で作られた作品だという事です。これの影響を受け、本来49~50話予定だったであろう作品を、1か月延長した挙句、45話終了という若干短縮する形で終わってしまいました。

当然、あの時の状況を鑑みるに最初から全45話で予定が組まれていたわけはなく、そのスケジュールはかなりひっちゃかめっちゃかになっていたであろう事は容易に想像できます。

のどかの声を担当した悠木碧さんは自身のツイッターで「この作品を不遇などと言わせない」と発信していました。個人的には影響力のある悠木さんがこの様な発信をするのは一定方向への誘導になりかねないのでどうかとは思いましたが、気持ちはよく分かります。ましてや当事者となれば猶更ですよね。

ただ、この作品のありとあらゆる点で「ひょっとして時間がなかったんかなあ」と思わせたのは残念ながら事実でしょう。上でも指摘した、ひなたシナリオや敵側の描き方の何とも言えない中途半端さに加え、季節外れのシナリオ展開、のどか病気再発回も重い話であるにも拘らず一話分で決着、ちゆシナリオの後半の駆け足感、かと思えば一見不要に思える総集編回も今から考えればスケジュール調整の一環だったかも、と思わせる。

f:id:furafuraasobinin:20210226163711j:plain

不遇とは言うまいね。

だけど、正直、あと4~5話分、余計にシナリオが展開が出来たのならば、どういう作品に仕上がったのだろう? というifをどうしても夢想してしまう。

なんとも惜しい気持ちにさせられたのも事実です。

この「たられば」を残してしまった事、それこそがこの作品を佳作足らしめてしまった。こう言ってしまうのは乱暴ですかね? ですが、自分にはこの言葉しか思いつきませんでした。この言葉を自分なりの結論として、ひとまずは筆をおこうかと思います。

 

乱筆乱文失礼いたしました。

 

最後に

読み返してみると、結構ツラいことを書きました。決してこの作品が嫌いなわけではないですよ。というか好きな部類と言っていい。自分はキャラクターに格付けするのはあまり好きではありませんが、個人的に沢泉ちゆは今までのシリーズのキャラでもTOP5に入るほど気に入りました。

f:id:furafuraasobinin:20210226163535j:plain

だからこそ、悔しい。コロナ禍の事も含めて、なんでこんなことになっちゃったのかな、と。冒頭の「終わった感覚が鈍い」というのは自身のこの作品に対する無念の顕れと思って頂ければ、と思います。

 

あと、このブログの今後について。

うーん。とりあえず現状維持ですね。プリキュア関係については、雑感中心で時たま一話分の記事も上げる。このスタンスは継続しようかと思います。

ただし、一つだけ。

実は久方ぶりに創作に手を染めてみようかと思っています。二次創作してみたい作品が出てきてしまいました。

ただ、発表するのはこのブログではありませんし、ひっそりと某所でやっていく所存です。というのも元ネタがエロゲ大人向けゲームなので…大人向け表現(苦笑)をメインで書きたいわけではない(メインはバトルものですね)のですが、物語の行きがかり上、書かなくていけない場面もありますから、流石にここで大ぴらに公表するわけにはいきません。

なので、こちらの作業で当ブログ更新の時間が若干削がれてしまう可能性があります。だいぶ音沙汰ないなあ、という事があるかもしれませんが、更新自体を止める気はないので、気長にお待ちいただければ幸いかと思います。

f:id:furafuraasobinin:20210221144437j:plain

長くなりましたが、以上です。

次回トロピカル~ジュプリキュアの記事でお会いしましょう。see you!

 

----------------

 

*1:ところで愛称は「トロプリ」でいいのだろうか? あとで確認しておこう。

*2:え? えりかと比べるのはどうかって? それはまあ…そう…そうねえ…

*3:実際、出生が特殊なアスミを除いて、のどか・ちゆは家族全員が出演している。

*4:もちろん、その範疇であれば、これらを否定するものではない。

*5:それでも悩みに悩み抜いた彼女はむしろとんでもなく優しいとすらいえる。

*6:ただ、あそこまでキュアグレースが自分の思いの丈を彼に対して吐露したのに、彼が発した言葉が「助けてくれ…」だったのは決定打だったんだろうなあ。

*7:ただ、のどか病気再発シナリオのメガパーツをダルイゼンに突っ込まれるシーンは衝撃的だった。