ほうほう、気球サークル出身者なのね、のどかパパ。というか、今スタプリのロケットあった! ひかるは? ララはどこだ!?
さて、この期間は…なかなかショッキングな内容でしたね。正確には27話のほとんどはアスミの内面にスポットが当たった回だったのですが、27話の引きから第28話の内容があまりに濃すぎて…
本来ならば1話づつ記事を作成したかったのですが、この期間、私事で大変でして…というのも、原因不明の病魔に侵され、その痛みで数日間悶え苦しみ、最後にはその病気の元を生み落とす結果となりました。
え? 何のどかみたいな事言ってんだ、って? しかし、これ実話なので本当に笑えない…ネタを見たい人はここをクリック。人によってはグロ画像なので注意(見た後は戻るボタンよろしく)
まあ…俗に言う尿管結石ってヤツです( ´艸`)大きさは3mmですからそれほど大きくはなく、最終的には座薬3発程度で済みました(´;ω;`)
原因不明の病魔に侵され(結石は原因不明なことが多い)→その痛みで数日間悶え苦しみ(実際かなり痛い)→最後にはその病気の元を生み落とす(最後は尿とともに排出)
うん、嘘は一切言っていないゾ!
のどかとダルイゼンの関係性について
これは正直たまげました。簡単に言うと、のどかはかつてビョーゲンズの種に寄生されたことによって原因不明の病に苦しんでいたのですね。そして、彼女の体内で育った種はダルイゼンとして産み落とされ、それを機に彼女は病魔から解放された、と。
概ね齟齬はないですし、伏線も多少ばらまいてはあったのですが(二人とも口癖が「生きている、って感じ」、特にダルイゼン側がのどかに固執等)個人的にはもう少し二人の共通性は欲しかったかな、とは思います。まあ、あまりに共通性を持たせると(例えば容姿とか)二人の関係性の露出が過ぎてしまい意外性が薄れたかもしれませんし、この辺りは痛しかゆしでしょうか。ついでに言うと、のどかの病気の原因が実は幼少時にビョーゲンズの種に寄生された故のものだった、というのもちょっと唐突感が否めませんでした。
第28話の最後にはダルイゼンがますますのどかを気に入った、みたいな態度で退いたため、彼・彼女らの絡みは今後あるのでしょうが、出来うる事なら、彼らの共通性(もしくは反対性)を演出してくれるとよいなあ、と考えています。何事にも積極的で献身的なのどかと全てに対して厭世観を出し無関心と自己中心を信条としているダルイゼンは正反対とも言えるのですが…もうちょっと分かりやすい対比があってもよいのかな、と。まあ「生きているって感じ」という共通決め台詞をお互いが正反対にとらえているのは上手い表現だと思うのですが。
さて、第28話では、第27話の引きでビョーゲンパーツを埋め込まれたのどかが再度病魔に侵され、その症状は以前のものと酷似、そして闘病の末に今度は新しい幹部・ケダリー(EDクレジットで確認)を生み出し、同時に快方に向かいました。
様々な解釈があるとは思うのですが、ここで気になったのは、病気再発からケダリー誕生までの間が極端に短かった事です。一つ考えられるのは、前回はビョーゲンズの種(バテテモーダと同種と思われるもの)だったのに対し、今回はメガパーツだった点。これにより、メガパーツとビョーゲンズの種はイコールの能力を持っているわけではない、という解釈ができます。
のどかの過去の大病は正確な描写はないものの、運動能力の著しい低下を招いていた以上かなりの長期間だったことが予想されるのですが、対して、今回は僅か一日での克服となりました。
そして個人的にはこちらの解釈が本命なのですが…もちろん、今回は傍にラビリンがいてくれたこと(ここを鑑みてラビリンはヒーアニの本分、医者としての才に目覚めたという見方もある)、原因そのものが分かっていたこと、加齢成長による体力の上昇など、様々な因子が考えられるのですが、やはり自分が真っ先に思い付いたのは「免疫が出来た」事でしょうか。
医療をテーマにしている今作品だけに上手い設定だな、と感じましたし、それは喜ばしいことのようにも思えますが、反面、幹部クラス・テラビョーゲンを生み出すのに都合のいい媒体になりつつある、とも取れるわけで、これにビョーゲンズ側が気が付いてしまった場合、彼女はますます危うい立場になってしまうかもしれません。特にダルイゼンを除く他の幹部はともかく、キングビョーゲンがこの事に目を付けたとなれば…そして、取りも直さず、それは彼女と同じ立場のプリキュア達に向けられる可能性もあるわけです。
あと、これは可能性は低いと思いますが、第27話冒頭で、ダルイゼンがシンドイーネに対して「自分の宿主を覚えているか?」と問うたのに対して覚えていない、と返すのですが、当然、シンドイーネ、グアイワルにも今回ののどかの様な宿主がいた可能性が高い訳で、幹部人数的にもちゆやひなたが実は…という線がゼロではなくなりました。尤も、彼女らはのどかの境遇や今回の入院騒ぎを見ても過去の自分を振り返るような描写はないので多分これに関してはないとは思いますが…
敵側の事情について
今回正式に知性を持つ幹部をテラビョーゲンという事が判明しました。この事はヒーアニ達も知識としては知っていた様で、なぜ出現するのかまでは不明なようですが、メガビョーゲンから派生した一種の突然変異&上位種の様ですね。
基本的にはテラビョーゲンは自身を生み出した「宿主」の事は覚えていないようですが、反面、バテテモーダは自身の出生についてある程度の知識は持っていたようですし、グアイワルに関しては言及はありませんでした。シンドイーネは明確に分からない、と言っていましたが、個人的にはグアイワルは実は知っている…みたいな展開があると面白いかなあ、などと考えています。
あと、テラビョーゲン出現の条件に、のどかの様な精神性の強さが絡んだ場合、他のテラビョーゲン達も同様な人物から出生した可能性は高い訳で、そうなると、それは取りも直さず作中に登場した場合、重要人物になる算段が高いのですよね(上でちゆ・ひなたの名を挙げているのはそういう事情もある)。そこまで描かれるのかは神のみぞ知る、ですが、前作・スタプリのように幹部の事情にも深く切り込む場合、描かれる可能性は高いと思われるので今から楽しみでもあります。
風鈴アスミについて
のどかショックに目が奪われがちだったこの期間ですが、第27話はほぼアスミのお話でもありました。
このシナリオでは、のどかの父親が昔所属していた気球サークルが、すこやか市で行われる気球競技大会(気球で目的地まで飛び、そこに設置してある的に砂袋を落としなるべく寄せた方が勝つ、というルール)に参加することになり、ヒープリチーム全員で観戦する事になるのですが、当サークルは午前の部で失敗してしまいます。そこの現部長が本番に弱い自分を自嘲するように愛想笑いしている事にアスミは疑問を持ちます。彼女は彼らが失敗してしまった事にとてもモヤモヤしたものを感じたというのに…
それを「悔しい」という感情なのだとちゆは教えるのですが、そんな矢先、サークルの風読み担当が急病で倒れてしまい、アスミは午後の部での代役を買って出る…というものでした。
この話では、アスミはやたらと勝負、もっと言うと「勝ち」にこだわる姿勢を見せるのです。その様は真剣そのものであり、風を操作できる彼女の事、不正でもしやしないか冷や冷やしたものですが、彼女はあくまでも風読みに徹し(ただし正確無比)ここら辺の分別はきっちりあるのですよね。
かなりの好成績を期待できるところでグアイワルの呼び出したメガビョーゲンが出現、大会は滅茶苦茶になってしまいます。混乱に乗じて変身して戦うヒープリチームなのですが、この際にも「もう少しで勝てたのに!」と言いながら猛攻するシーンがあり、この「勝ちにこだわる」性格は気になりました。正直言うと、今までの純粋無垢な彼女の描き方からは少々かけ離れており、これはやはり、かつてのテアティーヌのパートナーだったと言われる先代の影響が出ているのでは? と考えさせられました。ただ、ラテも似た様な感情は抱いていたようなので、彼女はラテの意を汲んだ、という考え方も出来ますが…
次回はストレスをためて空元気を見せるのどかを気分転換させる…という内容のようですが、彼女は第28話の引きで、ダルイゼンが自身の生み出した存在ならば、自らの手でどうにかしなければならない、と決意を固めるシーンで幕となっていたので、ここらへんの気負いが影響する結構重いシナリオになるかもしれませんね。
ここまでのヒープリをかいつまんでナナメからバッサリ
パンチ一発で地面にクレーター作るダルイゼン…まさか、青銅聖闘士並みの小宇宙があるとはΣ(・ω・ノ)ノ!