ふらあそ!

ゲーム好き・漫画アニメ好き・自転車好き・鉄旅好き。インドアだったりアウトドアだったりのふらふら遊び人の日記帳、略してふらあそ!

【アニメ】キラキラ☆プリキュアアラモード!第33話「スイーツがキケン!?復活、闇のアニマル!」感想

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1年間謎の疾走感を貫いた素晴らしいアニメだったが、ここまで最終回に悲壮感がないのも凄いよな、ヘボット…でもニチアサの時間変更+ヘボット自体の最終回を「終わらない日曜日」に掛けたシナリオは上手かったとも思う。こういうのが伝説に残るアニメなのかもな。

 

と、ヘボット最終回に少なからず寂しさを感じているふらあそです(´;ω;`)皆さんおはようございます。

 

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さて、今回は前回ビブリーと和解して話としては一段落してからのビブリーがらみのシナリオが来るのかと思ったのですが、どちらかというと新しい敵・ディアブルのお披露目がメインであり、そこにスイーツとは何ぞや、という問いかけを加味した内容でした。

 

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ひまりが言い出したスイーツ=エンプティフードの概念は、なかなか難しい問題ですよね。プリアラメンバーは各々悩むことになりましたが、スイーツがなければ今の立場はなかったというポジティブシンキングで割とあっさり解決はしました。

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実際、世の中無駄な事が多いし、それがなくてはつまらない、というのは大人になればわかってしまう事なのですが、ここら辺で中学生高校生が悩むのは妥当な表現だったと思います。ちょっと立ち直り早すぎない? とは思いましたが。6人ものメンバーがいるという事がこういう皆に投げかけられたテーマを掘り下げる時にネックになるのは今作の弱点ですね。

 

前回の過去回も含めて、いくつか判明した設定がありました。

まずルミエルが活躍したのは、およそ100年前であること。そしてルミエルvsノワールの結末はわからないという事。妖精たちも「闇に囲まれていてよく見えなかった」という事で記憶がない、という事。

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そして、今回初登場の闇の獣ディアブルが「封印」されたと明言しています。あきらも推測で言っていましたが、ノワールの封印はある程度成功したが、ルミエルもただでは済まず、今では意識体となってイチゴ坂を見守っている、という解釈で(少なくとも今の段階では)間違いなさそうです。

ついでに言うとビブリーの年齢についても「秘密」とはいえ、見た目と実年齢が全然違う事も語られました。ジョセフばりのツッコミをあおいがしていたのは笑ってしまいましたが( ´艸`)

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そして、ビブリーはピカリオとは違ってスイーツを作ればキラキラルが発生する事が判明しました(正確には発生後のキラキラル黒化が起こらなかった)。正直言うと設定の不一致の様に思えますが、ここら辺はスイーツ作りのキラキラルに悩んでいたピカリオだからこそ起こった現象である、とか、ビブリー浄化のキラクルレインボーが前に比べて強力だった、とか補完して納得するしかないのでしょう。

 

●闇のアニマル・ディアブルについて

正確には初登場ではなく、前回ルミエルと戦っていた獣がコイツなんですね。

人間形態ではないという事もありますが、初めて戦ったプリアラチームでも対処できたこと、複数体になる事も出来ることから、どうにも幹部という印象は薄いです。

しかし、グレイブやエリシオからは「空恐ろしい」などとも言われており、優秀な戦闘員という立ち位置でしょうか。個人的には前作まほプリのデウスマストとその眷属の関係性に近い印象を受けました。エリシオからも「ノワール様の闇そのもの」の様なニュアンスで言われていましたしね。

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実力としては6人がかりの拘束を打ち破る、闇に紛れて見えない所から攻撃してくるなど、なかなかの実力です。封印されていた?影響か本来の力ではないようで、プリキュアアニマルゴーランドで浄化こそされませんでしたがかなり追い込まれました。

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更に出現するだけで、周りのキラキラルを奪い、人々に荒んだ心を植え付ける、という困った能力も持っており、本来の力ではない故にキラキラルを奪って回復を図ってもいるようで、しばらくは出張りそうな厄介なキャラクターです。幹部も含めてこれからの絡みが楽しみなキャラクターですね。

 

●クリスタルアニマルについて

冒頭で登場した騎乗型アニマルがゆるキャラマスコット化した姿。

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プリアラメンバーそれぞれの「個性」をキラキラルクリーマーを介して生まれた存在でもある為まだまだ謎がありそうですが、とりあえずは各プリキュアたちに懐いている様でなかなか愛くるしい。

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どういう理屈かは分かりませんが(鼻が利いた?)、今回は闇に紛れたディアブルの位置を見抜き、プリアラチームの勝利に貢献しました。騎乗型必殺技というとスマプリのペガサスがありましたが、あれは必殺技の演出以上のものではなかったため、今回のはどちらかというと前作のグミ精霊に近いものを感じます。

まさか毎回ディアブルが姿消し戦法を使うとは思えませんが、こういう厄介な戦法を使う相手に対する打開策という能力を与えたのは面白いと思いますね。同時に彼らがいなければプリキュアアニマルゴーランドも使用不可になるため、弱点を抱え込んだとも言えます。何にせよ、せっかくのプリキュアのパートナーなのですから活かしてほしいですね。

 

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さて、次回は…何だこりゃ? カオス回の予感しかしねえ!

 

今週のプリアラを一言で表現

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ええっと…クリスタルアニマルの色から考えて、結局キュアパルフェは緑枠って事でいいのかしらん?

 

来週もキラキラル☆

【アニメ】キラキラ☆プリキュアアラモード!第32話「キラッと輝け6つの個性!キラキラルクリーマー!」感想

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ここ最近のキュウレンジャーやヘボットの流れもそうだったけど、タイムスリップの流れがニチアサ的には来てるんですかねえ…

 

さて、今回はかなり盛りだくさんな回でしたね。ただ前々から当ブログでも指摘している「詰め込み過ぎ」を地で行く展開であり、正直言えば2回に分けた方が良かったのでは…という内容でしたが。

今回はいくつかのメインストリームがあり

・過去に飛ばされたことによる先代プリキュア・ルミエルとの邂逅

・ビブリーの過去と洗脳解除

・新アイテム・キラキラルクリーマーの出現と効果

と言った感じでした。

確かにそれぞれが繋がってはいました。過去に飛ばされたことを切欠にビブリーはノワールこそが自分を孤独にした元凶であることに気が付きましたし、ルミエルとプリアラチームとの交流が彼女たちの個性を認識させることになり、ルミエル自身も未来に全てを託す決意をして昔から大切にしていたクリーマーをプリアラチームに預ける決断をしました。大体、プリアラチーム及びノワールの命を受けて急襲してきたビブリーを過去の世界に飛ばした事自体、ルミエルの意思(ルミエルが眠っていると思しき祭壇から強烈な光が発せられ過去に飛ばされている)と考えられます。*1

 

プリアラチームが飛ばされた先は過去のイチゴ坂でした。

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詳しくは語られませんでしたが、モブさんの衣装から明治or大正時代あたりがモチーフですかね。

この頃のイチゴ坂はノワールの影響をかなり色濃く受けている様で、町の方々で諍いが発生しており、非常に暗い雰囲気になっています。そんな中孤軍奮闘していたルミエルを助ける形になったプリアラチームは彼女と交流を持つことになります。

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余り戦闘シーンが詳細には描かれなかったため不明瞭ですが、戦闘が得意、というよりはスイーツを作ってそれを振る舞う事で、ノワールのせいで難民になっている人々を元気づけることに注心している様で、どちらかというと癒し系のプリキュアだったようですね。白を基調としたデザインは看護婦・天使をモチーフにしていると思われますがそれもその性質の表れでしょうか。

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出会ったのは過去のルミエルですから、プリアラチームが過去に飛ばされた経緯や理由などは分からずじまいなのですが、スイーツ作りを共にすることにより、彼女らが持つアニマル型の結晶がそれぞれの個性を表している事に気が付き、アドバイスするのは先輩からの教え、という感じで王道ですが良い演出でした。

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一方その頃、ビブリーは自分が一人ぼっちになってしまった場面を目撃、それがノワールとその配下の化け物に襲われたことによるものであると客観的に見てしまったため、ついにノワールに利用されていたことを悟ります。ところで、ぶつくさ文句を言う性格こそ変わってなかったものの、先週洗脳状態であったビブリーは冒頭の戦闘シーンで洗脳そのものは解除されており、いきなりぶっぱしたワンダフルアラモードは一定の効果はあったみたいですね。

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しかし、上でも書いた様に詳しい時代は分からないものの、ビブリーがもしルミエルが活躍した時代に子供だったというならば、全然世代が合っていませんね。ルミエルの時代自体がそれほど過去ではない? それならいい所10年経つか経たないか、という事になり、あまり現実的ではありません。となるとノワール陣営の属すると成長が著しく遅くなるのか、それとも、途中まで封印状態で眠っていたのか(及び遅成長)。

プリアラチームが過去に戻る時に、ルミエルはノワールに対して最後の戦いを挑もうとしていました。その結末は分からないまま過去に行ったメンバーは現代に戻ってきたわけですが、つい最近までノワールの脅威がなかったこと、ルミエルが今はイチゴ山で意志だけの存在になっている事を考えると、倒すには至らなかったものの封印成功、ただしルミエルもただでは済まなかった…あたりが考えられる線で、黒化した過去のビブリーもこの時一緒に封印された可能性がありますね。

 

現代に戻ったメンバーがビブリーの説得をしている最中に、ノワールがビブリーを取り込もうと襲い掛かってきますが、圧倒的な力の前にピンチになった所にルミエル愛用のクリーマーがペコリンによってもたらされ、それが新アイテムキラキラルクリーマーに変化、6人合体新技発動からの勝利となりました。

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そう言えばちょっとツッコミなんですが、ビブリーを説得する際、6人で囲んでじわじわ包囲の輪を狭めるのはちょっといじめみたいで非常に見た感じの印象が悪かったです。まあ、愛する存在を否定され、その愛そのものも虚構だったと知って精神ボロボロ状態のビブリー視点でならば、実際いじめみたいなものだったのかもしれませんが。

 

キラキラルクリーマーについて

お父さんのボーナスの直撃を狙う凶悪アイテム。

6つのアニマル結晶にクリームを注ぎ込むことで、各プリキュアのモチーフになっている動物を召喚、それに騎乗し、今度はクリーマーに6つの力を注ぎ込むことで合体新必殺技を発動するというものでした。

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このアイテムの注目点は、恐らく本来ならばルミエルの変身のための起動キーであったであろうと予測できる点です。*2

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クリーマー自体はルミエルが昔から使っていた愛用の品であるという事を作中明言しましたし、過去の最後の場面で6人に未来を託す発言をしています。クリーマー自体を持ってきたペコリンは6人+ビブリーより遅れて過去から戻ってきており、変身の必要がなくなったルミエールから託された可能性が高いです。逆から言えばペコリンはルミエルの最期を見た可能性もありますが、そこら辺は語られるのかなー?

6人の個性を混ぜ合わせた合体必殺技をクリーマーを介すというのもメタな部分が濃くて面白いと思います。

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そしてスマプリ以来の久々の騎乗型必殺技登場ですね。ちょっとスイーツとはかけ離れた気もしますが、動物も今作品のファクターの一つですので、こういうのもありかと思います。ただ、演出はキラクルレインボーの方が正直スピーディーでカッコはいいですね。

何にせよ、かなり大きなものをプリアラチームは託されてしまったなあ、というのがキラキラルクリーマーに対する感想です。ただ、ルミエルの立場からしてみれば、未来の世界にもノワールは健在ですよ、と言われたわけで、いちか達プリアラチームを十分に見極めたうえで、全てを託したのでしょうし、それだけの希望が彼女達にはあると思ったのでしょう。ある意味継承シナリオでもあったんですよね、今回は。

 

次回はビブリーとは和解するようですが、ノワール陣営後遺症(スイーツを作ってもすぐ黒化)が話に絡んできそうですね。

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そして、闇のアニマルって…まさか闇のプリキュアでも来るのか!?

 

今週のプリアラを一言で表現

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闇堕ち美少女から、単なる美少女になってしまった…いいぞもっとやれ!

 

来週もキラキラル☆

 

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*1:ピンポイントでビブリーを巻き込み、逆に長老を省いているあたりもそれが色濃く出ていると考えられる。

*2:そういう表現はなかったためあくまでも予測ですが。

【アニメ】キラキラ☆プリキュアアラモード!第31話「涙はガマン!いちか笑顔の理由!」感想

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実はこの親子は最終回手前ぐらいまですれ違って会えないものだとばかり思っていたので、今回あっさりOPで再会できたのは少々意外だったりする…

 

まあ、先週の予告を見れば流石にそれはない、と分かるのですが、それでもいちかの母のイチゴ坂滞在期間は24時間にも満たない短いものに終わってしまいました。

 

さて、今週はいちかにスポットが当たった回でしたが、彼女の不完全さ、というかいつも笑顔でありながら落ち込んだ時のダメージの深さ、など明るさと暗さが同居している理由が語られました。

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それは母親がいちかに幼い頃に言い聞かせた「いつも笑顔でいることの大切さ」に起因していたのですが、それが「淋しくて辛い時でも笑顔でやり過ごす」といういちかの根本を作り上げる事になってしまい、延いては喜怒哀楽の感情のうちの哀の感情を無理に抑えつけてしまう、上の様な微妙な表情をする性質を持つという結果となってしまいました。

今回は母親のサプライズ帰国によっていちかが作ろうとしたケーキにそれが如実に表れてしまい、ペコリンやキラリンには「キラキラルが不足している」と指摘される様な失敗作が出来上がってしまいました。

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それが原因でいちかのネガティブ面が出てしまったわけですが、母親が彼女の心境を察して優しく包み込んでくれたことで、彼女の欠落していた感情が復活したのは良い演出でしたね。現にその後に作り直したケーキはかなり出来の良いものであり、精神的な成長を伺わせるものでした。ケーキを見たいちかの母が笑顔になっていたところ見るとキラキラルも豊富だったことが解ります。

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反面、キラキラルを操りそれを以て戦う今作のプリキュアは、精神力そのもので戦っているともいえる訳で、そこを攻撃する手段を持っている相手には苦戦する様なイメージがありますね。今回はグレイブが敵として登場しましたが、彼の様な脳筋タイプより精神攻撃を得意とするエリシオの方により苦戦している点もそれをよく表現していると思います。

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母親に甘えることが出来た事で吹っ切れたいちかの前に上記の様にグレイブが登場した訳ですが、彼が呼び出したろうそくとケーキ?がモチーフの怪物はそれなりに強力だったものの、最後にはあっさりワンダフルアラモードで爆殺、またしても尻尾を巻いて逃げる結果になりました。おいおい、どんどん株が落ちているぞグレイブ…

 

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最後に敵サイドが映し出され、ビブリーにノワールが直々に「最後のチャンスを与えてやる」宣言をして闇の力を注入、再び洗脳状態? みたいな感じになって今週は幕になりました。

 

いちかと母親の関係について

さて、こういう話になると、母親について育児放棄をして身勝手なのではないか」という意見が出てくるかと思います。

が、実はこれ、私事なのですが、ちょっと他人とは思えない関係性でもあります。

その観点で少し言わせてもらうと、こういう立場の子供から言わせてもらえば、そんなことは全く考えませんでしたね。

だいぶ昔に記事にしましたが私の父親は芸術家というヤツで、私の幼少期に8年間海外に修行に出ていました。それが故に母親は仕事に出ており主に祖母の家に預けられることになるのですが、それで両親に複雑な感情が生まれる事は特段なかったです。ただ、父が帰国した際には甘えていた記憶もあるので淋しい思いがなかった訳ではないのでしょうが。

何より、父親の事は凄いの一言(恐らくそのジャンルでは日本でも有数の一人だったと思う)であり、むしろ尊敬の念の方が強かったです。

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翻って、いちかも母親の仕事については誇りを持って尊敬している描写があり、彼女がグレイブをたまたま発見し、母親の見送りを蹴ってまでプリキュア参戦を選んだのは、彼女自身のやるべきことに対する「誇り」だったのでしょうね。

こういう親子関係がどうなのかは意見が分かれるのは重々承知の上ですが、この親子の意思の強さは尊重されるべきだと思うのですが。

 

来週は…先代プリキュアが登場ですか。

これまでにも先代プリキュアの登場した作品はいくつかありましたが、それは回想シーンであったり一時的なものであったりと、ゲストのような扱いが多いのですが(当然ではあるが)、予告で出た先代はキラパティの厨房にまで変身解除状態で出張っている場面があり、随分と主張が激しいというかなんというか。

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そして6人全員に謎の動物アイテムも行き渡り、それに伴い、各キャラクターの成長も描かれました。そろそろまた一つの節目を迎えそうですね。予告によるとキラキラルクリーマーというそうですが、新たな必殺技のキーアイテムなのかそれともフォームが変わるのか…新しい展開が待っていそうです。

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更にビブリーがプリアラチームと同行している場面も映し出され、なんか後ろからブスリといきそうで少しハラハラします。来週は目が離せんなー。

 

今週のプリアラを一言で表現

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番組終了後の映画の宣伝にまでシエルの熱いスーパー頭突き推し、ホント好き。

 

来週もキラキラル☆

【アニメ】キラキラ☆プリキュアアラモード!第30話「狙われた学園祭!ショコラ・イン・ワンダーランド!」感想

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みくとシエルの初顔合わせにて、すでにみくにシエルの情報が知れ渡っているあたり、キラパティの内情の筒抜け感がハンパないです、あきらさん…

 

さて、今回はあきらメイン回でしたが、彼女が抱えている根本的な問題、すなわちよく言えば博愛主義、悪く言えば八方美人な性質と、妹を守るという個人的な事情をどうバランスを取ってくのか、という非常に難しいテーマを扱う回でした。

 

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話の流れとしては、イチゴ野高校の学園祭を訪れたいちか達でしたが、あきらは学園祭の実行委員会であり、姉とともにやってきたみくの面倒をいちか達が見ることになるのですが、実行委員会の仕事とみくのそばにいてやりたいという気持ちに板挟みになっているあきらの心の隙をエリシオが突きにいくというものです。

 

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いちか達と学園祭を楽しんでいたみくでしたが、今回はみくが体調を崩す場面が初めて描かれました。*1

それ自体は大したことはなく軽い発作程度だったのですが、心配して駆けつけたあきらの心にぶれが生じたところで、エリシオが登場、キュアショコラに変身した彼女を不思議空間に閉じ込めます。

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その空間でエリシオはキュアショコラを被告人に見立てて逆転裁判を仕掛け、その八方美人ぶりを有罪と断定、大量の人質とみくを天秤に掛けさせ、どちらかを選べ、と脅迫してきます。

結論から言えば、キュアショコラは両方を選ぶ、というあくまでも自分の信念を曲げない道を選んだわけですが、どんどんキラキラルを吸い取られていく人質&みくの閉じ込められた空間に自らのキラキラルを注ぎ込み、空間そのものをオーバーフローさせ破裂させて皆を救い出す、という手段に出ました。

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悪い言い方をすれば脳筋戦法だった訳ですが、それだけキュアショコラのキラキラルの容量・ポテンシャルが高かったともいえる訳で、流石にプリアラチーム内でも一二を争う精神力の持ち主だと実感しました。

自身のキラキラルを撃ちつくし動けなくなり、エリシオにとどめを刺されそうになったところで、破裂して周りに散布されたキラキラルがキュアショコラを助けて一命をとりとめたのはなかなか深い表現でしたね。

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というのも、このシナリオ、実はキュアショコラ=あきら自身は今回の難題に対して明確な結論を出すに至ってはいません。

どちらも大切な存在であるから、エリシオの出した選択肢に意味はない、というのは本意なのでしょうが、実際矛盾している問題を先送りにしたとも言える訳で、解答を導き出してはいないのです(作中でも「自分の言っている事は矛盾している」と明言している)。

しかし、実際は救助されたキラキラルに助けられる形になりました。先回のみく初登場回もそうでしたが、キュアショコラは誰かに支えられているキャラなんですよね。ただ、彼女自身はそれに気が付いていないし、彼女の誰かの助けになりたい、という純粋な気持ちが多数の人間を動かし、支えてあげたいという気持ちを生んでいる。

一見、非常にしっかり者で独立している印象を受けているあきらが実は様々な人間に支えられている、しかし、それは頼りないからとかそういう事ではなく、ひとえに彼女が今まで築き上げてきた人徳に他ならない、と。

プリアラメンバーの事も含めて、彼女がその事に気が付けるか、が今後の焦点になりそうな、彼女の解答はまだまだ先にあるのが分かった、非常に今後が楽しみな展開となりました。作品全体で見ると些か地味なキャラクターだと思っていましたが、非常に凝った設定を持った良キャラクターですね、あきらは。

 

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キュアショコラが不思議空間に閉じ込められている間、外で戦っていた他メンバーも彼女が不思議空間そのものを破壊した事で合流、キラクルレインボーでの決着になりましたが、今回は合流段階でキュアショコラが完全疲労困憊状態であったたため、キュアパルフェに浄化を任せたのは説得力がありました。ボナペティ。

 

先回の事もありますが、怪物浄化後はエリシオに対してキュアマカロンが非常に厳しい目つきで睨みつけた挙句軽く喧嘩を吹っかけていたので、やはり因縁の関係になりそうだなあ、という感じでした。エリシオはどうにも相手の暗い心を引き出すことに注心している様で、この手の敵キャラは何となく早死にしそうなイメージがありますね。どうなる事やら。個人的にはゆかりが精神的に成長する意味でもエリシオを乗り越えてほしいんだけどな。

 

最後は医務室に寝ていたはずのあきらが皆に感謝の意味を込めてクッキーを焼いて皆にプレゼントする、というスーパー回復ぶり&天使ぶりを見せてくれました。

彼女は宗教用語でいう所でアガペーを振り撒くタイプですね。ハピチャのめぐみに根元は似ている印象を受けています。

 

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次週は…うーん、いちかの身の上話になるようですが、やはり複雑な事情があるようですね。第1話から少し気になっていたいちかと母親の関係、少し紐解かれそうな雰囲気です。しかし、またエリシオ出張るんじゃあるまいな?

 

今週のプリアラを一言で表現

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クラスの出し物の宣伝のためとはいえ、そのサウザーばりの登場のし方はどうなんですかねえ、ゆかりさん…

 

来週もキラキラル☆

 

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*1:先回登場時は回想シーン以外ではそのような場面はなかった。

【アニメ】キラキラ☆プリキュアアラモード!第29話「大ピンチ!闇に染まったキュアマカロン!」感想

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あー、間違いなく今回は神作画ですねえ…

 

さて、今回は大人気ゆかりさんが闇堕ちするという、大変ショッキングな予告から方々で物議を醸しだしていた回でしたが、結論から先に言えばタイトル詐欺でした。

話の流れとしては結構単純で、ゆかりがあきらと自分が釣り合わないのでは? というネガティブな疑念を生じさせている所をエリシオがそこにつけ入って精神攻撃を仕掛けるというものです。

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ゆかりのメイン回というと先回もそうであったように、どうしてもあきらが一枚噛んできますが、ゆかり自身の悩みの種にもなっているあきらの人の好さが前面に押し出されますね。特にみくという存在のおかげで高校生にして日常生活を普通に送れる事に対する幸せというものを理解しているのは一歩大人な印象を受けます。それが故に他人に対して優しく世話を焼くキャラクター性は一貫していますね。

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対するゆかりはプリアラメンバーの中で最も大人びた雰囲気でありながら、色々な場所で世話を焼いているが故に方々で人気者なあきらに対して嫉妬している様な態度を取っており、実際はまだまだ子供っぽい所があります。

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中盤、そんな様子のゆかりに目を付けたエリシオが「あなたの本当の姿を見せてやる」と鏡の世界を創造、自ら乗り込んだゆかりはネガティブな感情の象徴として幼い頃のゆかりの姿と対峙するのですが、これは彼女に残っている子供っぽさの暗喩だと感じました。

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最終的にはゆかりは幼い頃から溜まっていた「何でも出来る能力や容姿ばかり見て、自分の本当の姿を見てくれない」という鬱憤すらも、それも自分自身であるという結論を以て受け入れ、鏡の世界からの脱出に成功するのですが、一皮剥けたとはいえあきらに対する嫉妬に似た感情についてはあまり解決はしていない様な気もします。ここら辺はきっちり描くのか、今回の彼女の出した結論でとりあえずの解答とするのか、今後に注視するしかないのでしょう。

 

もちろん、その結論に至るまで、祖母から頼まれたお菓子作り、それをキラパティのメンバーで楽しく作った事などの伏線もしっかり練られており、シナリオとしては秀逸だったのですが…

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Bパートが幼いゆかりに拘束されたキュアマカロンが暗黒エネルギー? 流し込まれて終始悲鳴を上げているとか、テレ朝めまたしても高いハードルを設定しやがって…(笑)

おまけに鏡が見えている所でキュアマカロン以外が戦闘に突入したため、みんなに公開SMを見られてしまうという…もうお嫁に行けない…

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エリシオ自身も言っていましたが、幼ゆかりから出た黒いオーラを受け入れれば楽になる(完全に闇に染まる)そうですし、最後にゆかりがその黒いオーラの拘束を破壊して脱出したのは興味深いですね。幼い頃から抱えていたネガティブを破ったとも取れる訳で、こういうさりげない演出は相変わらず一級品です。

何より鏡の世界から脱出した際にエリシオに対して言った「楽しさは誰かに与えてもらうものではなく、自分で作るものである」というのは今回のゆかりのすべてを物語っており、なかなか感慨深いものがありました。

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今回は久しぶりにワンダフルアラモードでの決着となりましたが、やはりシエル以外が絡む話ならば、こちらの方が絵になりますね。しかし、当たり前といえば当たり前なのですが、今度はキュアパルフェが完全に空気化してしまいました。早期の6人合体技の登場が望まれますね。

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結局、ゆかりの篭絡に失敗したエリシオでしたが「貴方には期待外れでしたよ」という台詞とともにかなり険しい目つきで彼女を睨みつけ、キュアマカロンも嫌味の一つも言わずに睨み返したため、これは因縁の関係になるかもしれませんね。と言うか、ゆかりって敵を作りやすいタイプだよね

 

次回はまたしてもみくが標的にされそうな雰囲気ですねえ。エリシオが絡んで今度はあきらに精神攻撃を仕掛けるようです。

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そう言えば、エリシオはキュアジェラートを闇堕ちさせるのに成功しましたが、反面ただ暴れさせるだけにとどめています。ゆかりに対しては名言こそしませんでしたが、どうにもジュリオと同じくノワール陣営に引き込もうとしている節がありました。あきらに対してはどういう思惑で接してくるのかは見ものですね。

 

今週のプリアラを一言で表現

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なにげにひまりまでもゆかりに手懐けられていたワロタ。でもこの二人の絡みが見れてちょっと嬉しい…

 

来週もキラキラル☆

【アニメ】キラキラ☆プリキュアアラモード!第28話「ふくらめ!ひまりのスイーツ大実験!」感想

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強大な敵に挑むのに一番弱い形態で挑むという逆転の発想は伏線も回収してあり面白かったのだが、なんか無理な縛りを入れられてムリヤリ難易度を上げているだけの某艦隊ゲームを思い出してモニョる…

 

という、某艦隊ゲームのあまりにひどいイベントをやっている最中なのでどうにも心が荒んでいる管理人です。おはようございます。

 

さて、今回はひまりのメイン回ですね。

ひまりは、その愛らしいデザイン、元々あざとい枠である黄色枠、一部で有名な声優起用、という鳴り物入りで登場したキャラクターでしたが、元々大人しい気質である上に裏方に徹することを良しとする性格も災いして、なかなか目立つ機会がなく少し不遇な扱いの子でもありました。

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話の流れとしては、キラパティの噂を聞き付けた立花ゆうという一風変わった老人がひまりを自分の助手にするべく訪れる、というものでしたが、この立花先生はひまりにとってはバイブルと言っていい「スイーツの科学」の著者であり、立花先生自身の少し強引な性格も手伝って、ひまりは彼の助手として超大型スポンジケーキを作るというイベントに参加させられます。

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というか、勝手に厨房に入ってくるんじゃあない!トニオさんだったら大変なことになってるぞ!( ´艸`)

 

 

 

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一方敵陣営は、グレイブが立花先生のイベントの情報をかぎつけ、キラキラルを回収できるかも、という事で部下の人形の何人かをイベントに潜り込ませるのですが、後からグレイブにもどつかれていましたが、基本的には役立たずであり、今回もイベントにノリノリで参加するだけという間抜けぶりを発揮しました。でもこういうお間抜けな敵キャラって微笑ましくない? 私はこういうのも好きですけどね。

 

超巨大スポンジケーキ作りイベントが始まると、最初こそ緊張でがちがちだったひまりでしたが、温度の調整や時間計測など、要所要所でいまいち頼りない立花先生をフォローし、生真面目さゆえの優秀さを見せてくれました。助手としては凄く優秀ですね。

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ところで、立花先生は本来ならスイーツの科学を執筆する程の人物であり、元来ならば調整等はしっかりやるタイプに見受けられるのですが、このいい加減な感じはなんとなくひまりのためにわざとやっている節がありましたね。

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実験は惜しい所で失敗(完全に膨らみきらなかった)に終わってしまうのですが、それで責任を感じているひまりに対して、失敗を積み重ねる事の大切さ、何よりひまりの実力が見れた事を指して、この実験は大成功だった、と諭した立花先生は、やはりひまりの成長を促すために一芝居打った様に見えました。それにしてはちょっと大掛かり過ぎた気はしますがね(笑)。

 

実験そのものは失敗したものの会場は大盛り上がりであり、それでキラキラルが大量発生。グレイブがここぞとばかりに回収・大型モンスターを召喚したため、プリアラチームは変身、戦闘となりました。

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今回のキュアカスタードについてですが、グレイブが敵側の常套句である「こんな出来損ないのスポンジケーキに何の価値があるのか」とか「お前たちには何もできない、帰れ」などの罵詈雑言を彼女に投げかける場面がありましたが、意外とこれらの言葉を簡単に跳ねのけ戦闘シーンで軍師的な大活躍をしました。気弱な性格とは裏腹に意思が強い性格であることを垣間見せました。

元々、大人しくどちらかといえば物事をネガティブに考えがちな性格ですが、反面、自分の信じた信念は曲げない頑固さも持ち合わせていますね。うん、やっぱりOTAKUくさい(笑)。

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ホイップクリームは冷やせばすぐ固まる事に注目し、キュアホイップ・キュアジェラート・キュアパルフェの連携を素早く指示したり、拘束解除された高校生二人組とすぐさま連携技を見せたり、あれ? 黄色枠での知性戦士って珍しい*1ですね。というか、見た目に反してキュアジェラートも馬鹿ではないですし、キュアマカロンも頭脳戦をすれば出来そうな感じなので全体的に知性枠多めですね。

最後は…またしてもキラクルレインボーですか。

www.youtube.com

今回はキュアカスタードが軍師的にチーム全体に指示を出すような形であり、最後にキュアパルフェにキラクルレインボー使用を指示する場面があったため、若干違和感は薄かったものの、今回動画を転載させていただきましたが、技の部分はちょうど1分といったところでしょうか。動きがあってこの技自体は嫌いではないのですが、毎週しかも単独技という事も考慮するとやはり長過ぎます。戦闘シーンの尺にもよりますが、これで時間を取られ過ぎているのはテンポの悪さに繋がっている気がしてなりません。

大型モンスターが浄化された後はグレイブは捨て台詞を残して去ってしまい、典型的な尻尾を巻いて逃げた状態…おいおいちょっと株下がっちゃったかなー。前回のエリシオのあおい洗脳と合わさって、エリシオの方が敵としてはヤバそうな雰囲気になってきましたね。

 

最後はいちかのアイデアスポンジケーキの残骸を小さなケーキにして出して無駄にならずに済んだのは良かったですね。いちかはこういうアレンジメントの能力は本当に優れていると思うんだけどなー。

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そして、ひまりにも謎の新アイテムが来ましたね。これでシエル・あおい・ひまりに行き渡った訳ですが、全員分揃った時に新フォーム・新技解禁かな?

 

そして次回、ついにマカロン悪堕ち回!?

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これは以前雑誌のリーク情報で、タイトルだけは判明していましたが、どうなるか見ものですね。ただ、前回キュアジェラートがまさかの闇堕ちを見せたので、若干インパクトは薄らぎました。

そう言えば、ひまりは普段がネガティブなため目立たないだけなんですが、陰に籠ったり(いちか・シエル・あおい)や明確に闇堕ち寸前(シエル・あおい・ゆかり?)みたいな表現はないんですね。こういう所も彼女の意志の強さの表れなのかもしれません。

 

今週のプリアラを一言で表現

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イチゴ坂ってちょっとイベント多すぎやしませんかねえ…きっとビールフェス系とかもやっているに違いない!(願望)

 

来週もキラキラル☆

 

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*1:実際はそうでもない。キュミューズ・キュアロゼッタキュアトゥインクルなど。ただ、キュアピースの「アノ」イメージがあまりに強過ぎた。

【アニメ】キラキラ☆プリキュアアラモード!第27話「アツ~いライブバトル!あおいVSミサキ!」感想

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ブルーロックフェスでミサキと同じ舞台に立つことになったあおい、最初はウキウキだったんですがねえ…

 

今回はあおいメイン回という事で、またしてもあおい憧れの先輩ロックバンドのガナッシュとそのメインボーカル・ミサキが絡んできました。

そのミサキなのですが、過去回のあおいの姿に感じ入るものがあったようで、ブルーロックフェスという2日間行われる音楽イベントにあおいが所属するワイルドアジュールを推薦したのは他ならない彼女だったのですが、あおいがミサキを憧れの人としか見ていないことに落胆する描写がありました。

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正直言うと、年齢差もあり、プロアマの違いもあるというのに、ミサキが純粋なあおいの憧憬に対して「期待外れ」というのは流石に酷じゃないかな、と感じます。あおいがミサキに並々ならぬ思いを抱いている事は過去回に描かれていますし、そういう事情も知らないミサキがあまりに一方的にあおいの態度に落胆するのは流石にモニョりました。

せめて年齢が近い、同じプロとしての立場、というのならば理解できるのですが、まあ芸術家肌の独特の気難しさなのかもしれません。*1

ミサキはあおいに会った際「貴方たちを見ていると昔の自分たちを思い出す」とも言っているので、自分たちの後継者どころか越えてほしいと願っているのかもしれませんが、それを現状のワイルドアジュールに求めるのもなんか場違いでは? と感じました。ワイルドアジュールに何かしら感じ入るものがあって推薦したというのならば、チャンスを与えた所で留めておけばよいだけの話です。

 

そのブルーロックフェスなのですが、ガナッシュとワイルドアジュールが二つの舞台で時間がかぶってしまったため一騎打ちの形になってしまい、観客数でワイルドアジュールは惨敗してしまいます。

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いつものメンバーしか視聴してくれないことにワイルドアジュールのメンバーは落胆、特にあおいの落ち込み方はすさまじく、それでも明るく振る舞っていたところに他のプリアラメンバーと作ったグミの出来が悪かったことで感情が爆発してしまい、逃げるように丘の上まで走って泣き崩れる場面がありました。

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あおい初登場回の時も思いましたが、元気な性格、ワイルドな風貌とは裏腹にやはりかなり生真面目で繊細ですね。不出来に終わったあおいのグミをいちかが「固くて歯ごたえがあるけどあおいちゃんらしい」と慰めたことに対して「所詮失敗作じゃないか。自分もそうなのか!」とキレたあたりはやはり年相応の多感な女の子なのかな、とも感じました。一見そうは見えないのに根は生真面目、というとゴプリのきららを思い出しますが、きららの根底にはプロ意識という土台があるのに対して、あおいはどちらかというと持って生まれた性格の様な気もします。名家のお嬢様として育てられている経緯も影響があるのかもしれません。

そんな彼女の前にエリシオが登場。彼女の負の感情を見抜いたエリシオはなんとあおいを洗脳してブルーロックフェスの会場をキュアジェラートに変身させて破壊させようともくろみます。

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まさかあおちゃん悪堕ちとか予想の斜め上過ぎる…

尤も、あおいが飛び出していってしまった事で彼女の後を追っていたプリアラチームはすぐにエリシオを発見、呼び出した怪物との戦いになるのですが、その間にあおいは会場を破壊して回っており、流石にこれは表現的にまずかったように思うのですが…

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イチゴ坂の住人にとってプリアラチームの存在が知られてしまっている描写が過去に何回もありましたし、今回はどう見ても観客にキュアジェラートが破壊工作をしている場面を見られてしまっています。立神財閥の力でもみ消した? いちおう彼女の正体そのものはプリアラチーム関係者以外に知られてはいないはずなのでそれもあり得ません。

なんか先回のシエルの妖精バレといい、なんかオイオイそれはまずいだろ、って思う事を有耶無耶にして誤魔化そうとしているように見えるのは気のせいでしょうか? キラパティの違法建築(笑)やスイーツの代金についてもそう。話の根幹に関わらない(とスタッフは考えている)事象を誤魔化すのはある程度はしょうがないにしても続き過ぎればさすがに鼻につきます。

洗脳されたキュアジェラート自体はキュアホイップの「あおいはあおいらしさを大切にしてほしい」という呼びかけであっさり洗脳解除。戦闘そのものはキュアジェラートジェラートシェイクで苦戦からの逆転に成功したのですが…

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あおい=キュアジェラートメイン回であるにも関わらず、最後はキラクルレインボーという締まらない展開が待っていました、嗚呼せめてワンダフルアラモードにならんかねえ、ここ。今回のシナリオ、ほとんどシエルが絡んでこなかっただけにこれは頭が痛すぎる…

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また、エリシオは2回目の登場となりましたが、やはりジュリオ・ビブリーと比べるとポテンシャルは高めなのですかね。少なくとも単独でプリアラチームには引けを取らないようですし、ノワールほどではないにしろ、あおいを洗脳して暴れさせる、という芸当も見せました。厄介な敵キャラとなって立ち塞がってくれそうです。

 

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最後はあおいが自分たちの道をあくまでも進む事を再認識、ブルーロックフェスの最終日にミサキに会っていつか追い越してみせる宣言をして、ミサキもにっこりという形で終幕となりましたが、全体的に繊細なあおいの描写などは秀逸だったものの、若干詰め込み過ぎな感じがやはりありました。これはこのプリアラという作品全体的に言えることですね。

 

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次回はスイーツを研究している科学者の助手にひまりが選ばれる? なんかまったく展開が読めないな。

 

今週のプリアラを一言で表現

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自分たちの○○というフレーズ、一部の日本人のトラウマになっている表現でもあるのでやっぱりドキッとしてしまう。

 

来週もキラキラル☆

 

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*1:この手の話はテニスの錦織圭がコーチに叱責されたエピソードを思い出すが、それはあくまでも「同じ立場のプロ選手」だからこそコーチが怒ったに過ぎない。

【アニメ】キラキラ☆プリキュアアラモード!第26話「夏だ!海だ!キラパティ漂流記!」感想

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いきなりボンネットバスで海に遊びに行くプリアラチーム。あれ? ボンネットバスって奥茨城村でしか走ってないんじゃないの!?*1

 

さて、今回は恒例水着回と思いきや、実はしぶとく生き残っていたビブリーをシエルを絡めて掘り下げるという回でした。

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実際問題水着で遊ぶシーンは意外と短く、メインはタイトルにもある通り無人島に漂流してしまってからでした。

しかし…

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移動店舗を巨大浮輪を使って水上コテージ代わりに使う→みんなが遊んでいる間に(ゆかりはお昼寝していた)無人島に座礁→浮輪破裂で戻れない→巨大浮輪を作ったキラキラる発生装置は空っぽ、冷蔵庫も完全に空→空飛べるシエル=キュアパルフェは空腹でキラリン化→詰む

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どんだけ杜撰なんだ、お前ら!(笑)

 

そう言えば前々からちょっと疑問だったキラパティの地下にあるポットのキラキラルなんですが、あれはスイーツを作れば溜まる、という設定なんですね。

しょうがないのでキラリンの提案で島の中の天然素材を使ってスイーツを作ろうとするプリアラチームですが、その最中にキラリンしか登れない崖の上で意気消沈しているビブリーを発見します。

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なんでもビブリーはジュリオ最終戦時の敗戦を受け、ノワールに合わせる顔がない、と傷心旅行をしていてこの無人島に流れ着いたそうですが、完全なガス欠状態であり、暗黒キラキラルがない状態だと人形巨大化も不可の様です。

その寂しそうな様子に感化されたのか、シエルはビブリーと接触しようと試みるのですが、流石にビブリーはあの性格ですし、拒絶されてしまいます。

一方その頃、残りのプリアラチームは天然の洞窟を発見、奥には天然の氷があったため、これを使ってかき氷を作ろうという話になります。というか、キラリン、かき氷を知らなかったのね…

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かき氷で空腹が治り、シエルに再びチェンジ出来たキラリンは崖の上でビブリーにあった事を告白、かき氷を彼女にも食べさせてあげたい、と提案します。

これには長老が若干難色を示したものの、皆の了承を得てシエルは再び崖の上に…

ところで、今回ビブリーと和解しようとしたシエルですが、これはある意味上手い人選とも言えますね。実際、長老はシエルの提案について「彼女は今までキラキラルを奪ってさんざん悪さをしてきた」というのを理由に難色を示したわけですが、シエルはつい最近プリアラチームに入った新参であり、ビブリーに対して他メンツ程よりは悪感情は薄い気がします。ましてや、実の弟であるピカリオが姉に置いていかれてしまう、という孤独感が原因でノワール陣営についていた事、更に自分もノワールに見初められかけた事も考えると、理由はどうあれ寂しげな表情を見せていたビブリーを放ってはおけなかったのでしょう。

 

かき氷を持って再び現れたシエルに対して、ビブリーは恩を仇で返す様にキラキラルを吸収して人形を巨大化、シエルと遅れて駆けつけたプリアラチームを襲わせますが、巨大化人形は暴走してビブリーをも攻撃、ビブリーを防衛しつつ戦うという展開となりました。

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暴走していたからか、はたまた、シエルの作ったかき氷のキラキラルが強力だったのか、6人がかりでも苦戦するなかなかの強敵でしたが、最後にはキラクルレインボーでの決着となりました。

まほプリの時も思いましたが、せっかくの合体技があるのに追加キャラの個人技に頼るのは正直うーん…です。今回は露骨にキュアカスタードから「パルフェ、お願い!」という単語まで飛び出し、自分の今よ!セーラームーン!恐怖症をいやでもくすぐりました。まほプリの時のキュアフェリーチェは最初から規格外の強さを持っていたのでまだ納得できる部分もあったのですが、ここしばらくの熱いキュアパルフェ推しにはちょっと辟易しているのが本音です。まあ、まほプリもそうでしたが、全員合体必殺技が来るまではこの流れなのかもしれませんね。

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そう言えば、今回の戦闘の際、ビブリーが崖から転落しキュアパルフェがお姫様抱っこで救出したのですが、その際謎のペガサス型アイテムが現れました。これはキーアイテムになる可能性がありますね。シチュエーション的にまほプリのミトメールを想起しました。

 

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最後は再度ビブリーにシエルがかき氷を渡すものの、受け取った瞬間にキラキラルを吸収、黒化してしまい和解には至りませんでしたが、いちかとジュリオの時と同じくビブリーは何となくつきものが落ちたかのような表情で去っていきました。彼女の動向はこれからも気になりますね。

 

そして、ビブリーについて。

今回で回想と言う形でビブリーの過去が語られましたが、詳しくは分からないものの、どうも子供の頃に天涯孤独の身である事の寂しさから、ノワールに付け込まれたようですね。

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画面がモノクローム調であった事も手伝って、なんとなく戦災孤児である事を想像しましたが、まあ、余りにハードな事情は流石に表現はしないと推察します。

彼女がいつも抱いている人形・イルもノワールが与えたものだそうですし、イルはどう考えてもビブリー自身が腹話術を使用して喋っています。ノワールに対する偏執的とも言える愛情も刷り込みっぽいイメージが強く、皆が仲良くしていたりする姿や愛情を嫌悪する姿は見ていてシエルでなくても少しかわいそう…と思わせるものでした。

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少し気になったのは最後のシーンでかき氷のキラキラルを吸収・黒化させて、イルを羽根付きにして抱きかかえられながら去っていったのですが、なんとなく彼女の意思でキラキラルを奪ったように見えなかった事でした。*2ノワール陣営に付くとスイーツのキラキラルを無条件で黒化させてしまう事はピカリオが過去回で言及していますし、今回の件で彼女なりに心境の変化があったんだろうな、と思えたのは良かったです。イルの暴走も個人的にはビブリーの変化が原因では…と思っています。なかなか魅力的なキャラなので、敵であれなんであれこれからもちょこちょこ絡んでくれると嬉しいのですが。

 

次回はほうほうあおいが憧れの人であるミサキと対決? ですか。

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途中でエリシオの精神攻撃が来そうなので、ちょっと重い話になるかもですね。今回のシナリオもそうでしたが、ここからは各メンバーの精神成長がメインになりそうな予感がします。

 

今週のプリアラを一言で表現

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何とか溜まったキラキラルで気球を作って帰路に就いた訳だが…どうしてお前らはそう波任せ、風任せみたいなものに進路を委ねるんだ!(笑)

 

来週もキラキラル☆

 

 

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*1:実際は色々な場所で健在。

*2:もちろん彼女はその後にシエルに「和解なんかするものか、バーカ」と悪態をついてはいたが。

【アニメ】キラキラ☆プリキュアアラモード!第25話「電撃結婚!?プリンセスゆかり!」感想

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スイーツが有名な小国ってなんやねん、とツッコんでいたら…オイコラテメエ、ゆかりさんにいきなり無礼をかますんじゃあないッ!(憤怒)

 

さて、今回は…何と言うか、ちょっと複雑な回でしたねえ…

シナリオの流れとしては、スイーツで有名な小国の王子が来日、イチゴ坂を訪れるのですが、たまたま見かけたゆかりにその王子が一目惚れ、一方的に求婚したため見かねたあきらが止めようとしたところに勝負を持ちかけられる…というもの。

複雑、というのは、シナリオそのものが難解、という事ではなく、なんか「それでいいのか」と考えさせられる内容だった、という事であり、今風に言うと「モニョる」というのが一番しっくり言い回しでしょうか…*1

 

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上でも書いた通り、シナリオ自体は単純でした。王子とあきらの勝負は、短距離走で馬を持ち出したり、ダンス勝負でアップリフトに失敗したり、王子自体が比較的へっぽこだったため、さしたるウェイトを占めませんでしたし、途中ゆかりの複雑な心境が聞けたのはいいとして、その後はスイーツ作りからバトルというありきたりな展開であり、見るべきところは…という感じでした。

 

で、何が頭が痛いかと言うと

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正直スタッフはゆかりとあきらを公式レズカップルにでもしたいんでしょうか?

私も今まで冗談でその様な内容の事を書いた事はありますし、インターネット界隈でその様な表現は多用されます。公式でも初代の二人やドキプリのマナと六花の様な表現はありました。が、ただでさえ、高校生という分別が付いている年齢設定に加え、男装の麗人をモチーフにしたあきらと、如何にもお嬢様然としたゆかりをここまであからさまにカップリングさせるのは、さすがにまずいと思います。深夜アニメじゃないんだからさ。

最近、アニマックスでゴプリの再放送が始まりました。まだ初期の段階ですが改めて見てみると百合要素を多分に含んだ「マリみて」の影響は無視できない気がします。が、そんなバックグラウンドを持った作品ですら、そういう要素は殆どありません。

ゆかりをあきらが「他人の気持ちを弄ぶな」と嗜めた際にゆかりが拗ねてみたり、戦闘中にあきら=キュアショコラが新幹部のエリシオに拘束され「なんでそんなになるまでゆかりのために戦うのか」という問いに対して「好きだから」と告白(だよね、あれじゃ)したり、いくら何でも露骨すぎます。

それでいて最後のシーンで王子の申し出を断る際には「自分は本当の恋をしたことがない」などと言い出し、流石に何がしたいのか理解に苦しみました。

レズカップル、という点に関しては、以前こんな記事を読みました。

prehyou2015.hatenablog.com

非常に興味深い考察で唸らされましたが、制作側の意図はともかく、やはりニチアサでここまでやるのは考え物の気がします。それでもあくまでも突っ走る、というのであれば同性愛、という非常に難しいテーマに納得のいく回答を出さなければならない訳で、少なくとも今回のゆかり・あきらの関係は仲の良い友人では最早済まされない領域でした(そう解釈出来る要素が多分に盛り込まれていました)。

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何にせよ、今後もこの設定でストーリーを進めるしかない訳で、今更アレは悪ノリでした(テヘペロ)という次元は越えてしまっています。これからに注目するしかないのでしょう。

 

そしてもう一つ頭が痛かったのが戦闘シーン。

今作はただでさえ徒手空拳なし、お菓子作りに時間を割き過ぎな点が災いして戦闘シーンが薄すぎる傾向にありますが、ここに来てもう一つ大問題が浮上しています。

それはキュアパルフェの必殺技「キラクルレインボー」

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非常に派手な必殺技である事は間違いないのですが、とにかく尺が長すぎます。この技の演出で更に戦闘シーンが薄まってしまい、それでも今回は前半にキュアショコラ単独戦闘(尤も活躍はあまりできなかったが)があったものの、後半部は完全にキュアパルフェの独壇場になり、ついにワンダフルアラモードまで省略されてしまいました。

これは表現が戦闘とは直接関係ない巨大パフェづくりが延々と続くのもマイナスイメージに拍車をかけている気がします。

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更に言うと、今回初めて戦闘シーンを見せた敵幹部エリシオですが、慇懃無礼な喋り方に加え、罠を用いての搦め手メインの戦い方といい、どうしても中の人が同じのジョジョの奇妙な冒険の花京院を意識し過ぎです。まあ、そういう声質、と言われればそこまでなんですが、あまりにその声優さんのイメージを固定化してしまうのは何よりご本人に失礼な気がします。*2

 

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最後は、ゆかりに求婚を断られ王子は結局あきらを女の子と気が付かないまま去る、というオチでしたが、なんかそういうギャグが塗りつぶされるほど複雑な心境となった回でした。なんだかなあ。

 

今週のゆかりさんについて

とはいうものの、ゆかりさん自体はやはり深くていいキャラクターですね。

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今回、おお、と思ったのは以前ジュリオを罠に嵌めて結果的に傷つけてしまった事をかなり気にしている点でした。あの段階で、ジュリオはまごうことなき敵でしたから致し方なかったとは思うのですが、正体がピカリオでありキラリンの弟だったという点や、どういう形であれ偽りを以てだまし討ちをした訳で、かなり後ろめたいものはあるのでしょうね。

もし、ジュリオだまし討ち回の時のジュリオの激昂ぶりを見て、ある程度事情を察した上でキュアマカロンがあの表情をしていたというのなら、妙に納得できます。

また、今回でゆかりは完璧な様に見えて、実はかなり不安定な存在であることも明かされました。これはジュリオに指摘された事を自身で認めている発言もありましたが、あきらに窘められた際に拗ねて去った翌朝に凄く沈んだ表情を見せたり、キュアショコラが自分のために奮闘する姿を見て涙を流したり、ジュリオの件に関しても「自分が傷つく前に相手を傷付けて自分を守った」と自虐的に表現したり、よく言えば感受性が豊か、厳しい見方をすると情緒不安定とも取れる部分が散見されます。

しかも雑誌のリーク情報みたいですが、この先ゆかりにはとんでもない展開が待っている(ネタバレになるのであえて詳しくは書かないが)様ですし、別の意味で成長が楽しみなキャラクターになりました。

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逆にあきらは比較的非の打ちどころがないんですよね。あえて言えばあまりにも優しすぎる点(今回もそれが原因で王子と勝負をする羽目になったし、シエルにも過度の優しさは仇になる点を諭されている)といい子過ぎる故の没個性でかえって目立たない、ぐらいでしょうか。そういう点ではありとあらゆる意味でゆかりとは正反対でもあり、キャラクター対比としては良く出来ているとも思います。

何にせよ、こんな複雑な心理の持ち主は久々な気がしますね。正直言うと詰め込み過ぎでパンクするのが怖いキャラクターでもあります。さて、どうなる事やら。

 

そして次回は恒例水着回じゃないですか、やったーヾ(*´∀`*)ノ

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一人を除いてやはり見事にない…

 

今週のプリアラを一言で表現

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今作に限らずだけど、プリキュアメンバーってわりかしのぞき魔が多いよね。

 

来週もキラキラル☆

 

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*1:ここまでの三点リーダー(…)の多さからも察してほしい。

*2:池田秀一さんが何かのアニメの際「シャアみたいに演じてくれ」と言われたという逸話があるそうだが、ちょっとひどい話だな、と思う。まるで池田さんではなくシャアを求められているだけな気がして。

【アニメ】キラキラ☆プリキュアアラモード!第24話「転校生は妖精キラリン!?」感想

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あれ? もう新幹部登場とか俺の(マテ)ビブリーちゃんはどこ行ったんだよ!!(悶絶)

 

さて、今回は日常回であるという事と同時に、シエルが他のプリアラチームとの仲間意識を深めるお話でしたが、同時に新幹部の登場も演出するという盛りだくさんの回でした。が、まだシエルと他キャラとの絡みは弱かったかなー、というイメージでしたね。

シエルは作中でも天才パティシエとして抜群の知名度がある状態で登場していますから、どうしても他のプリアラチームと等身大になるには大変なシナリオ作りを要求されるとは思います。ここら辺は少し回数をかけてじっくりやるのが吉な様な気がしますね。ただでさえ、シエルはいちかとの絡みしか目立っておらず、更に優しいお調子者というキャラクター性もいちかとダダ被りしていますから、ゴプリのトワの様にじっくりと他キャラと絡むエピソードを練ってほしいかな、と感じた次第です。

 

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冒頭ではピカリオは死亡ではなく、半スリープ状態である事が判明しました。長老曰く伝説のパティシエの意思が彼のキラキラルをギリギリのところで現世に繋ぎ止めたらしく、復活するにしろしばらく時間はかかりそうですね。

 

更に場面飛んで敵陣営のシーンが挿入されましたが、新幹部はヤンキーぽい感じのグレイブ優男っぽいエリシオが新登場しました。

その際にノワールの目的も語られましたが、今のところは案外単純なもので全世界を闇のキラキラルに染めて世界そのものを絶望や恐怖などのネガティブ渦巻くものにフォーマットする事だそうで、そのためにキラキラルを回収する事が幹部たちの当座の目的の様です。捻りも何もない直球な悪陣営ですが、キラキラルが一定以上集めるとなんかありそうな気もしますねー。というか最後はまたしても地球規模のピンチになりそうな予感(苦笑)。

 

さて、自らもプリキュアに変身する能力を身に着け、ピカリオの事もあっていちご坂に定着する事になったシエルでしたが、早速いちかの中学校に転校、いちか・ひまりと同級生になります。

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数学を完全にこなし、緑間ばりのスリーポイントシュートを決めるなど文武両道ぶりを発揮しましたが、国語はちょっと苦手なようです(苦笑)。まあ、日本語は世界でもトップクラスで難しい言語の一つらしいからね。仕方ないね( ´艸`)

上でもちょっと書きましたが、シエルは基本的にはいちかと似た性質を持っており、少しお調子者だけれど根は優しいといった感じのキャラですが、反面、自分の能力を隠す様な慎ましやかさはあまりなく、あくまでもパルフェ(完璧)である事を良しとして、目立つことにもあまり抵抗がない、といった違いがありますね。ある意味ひまりの対極にあるとも言えます。

この辺りは実際は妖精とは言え、長い期間フランスにいた事による外人らしさ(遠慮は美徳という感覚があまりない)を強調していますね。

元々美人である上に有名人、更に文武両道と来れば、あっという間にクラスの人気者になる訳ですが、彼女には実はとんでもない弱点があり、それがなんと

空腹になると人間形態解除。

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「一緒にお昼を食べましょー」と囲まれている最中に解除されてしまい、さらにそのまま動き飛び喋るという大ポカをかましてしまいました。

大勢の目の前で妖精バレとか斬新過ぎる…(白目)

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その後はシエルの正体を確かめるべく、クラス中の人間に追っかけられるのをいちか・ひまり・あおいの連携プレイで逃がすことに成功はしたものの、これ次回以降どう説明するのかはちょっと気になりますねえ…今回はキュアップ・ラパパ(魔法の力で誤魔化す)が使える世界観という訳でもないですし、安易に妖精バレ出しちゃったのは正直失敗だったと思います。ジュリオみたいに学校を長期休学にするにしてもシエルは有名人ですし、何事もなくしれっと通学にするにしては目撃者数が多すぎて不自然…完璧超人に見えて実は結構ドジ、というのをギャグっぽくを演出したかったのは分かるのですが、ちょっとやり過ぎちゃった感がありますね、今回は。

 

屋上で皆を撒いて一息ついたところで新幹部グレイブが登場。いきなり空飛ぶ自動車みたいなのに乗って上空から町中から大量のキラキラルを回収するという暴挙に出ました。正体を隠す気などさらさらなく…というか大事になる事に関しては無頓着な感じでしたね。

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屋上からその様子を見ていた4人は変身、いつの間にやら高校生二人組も加わって、この辺りちょっと粗さが目立ち始めて来ました。

流石に今回はキュアパルフェメイン戦闘回といった感じで、他の五人はサポートに徹していた感じでした。

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グレイブが呼び出した大型の怪物をキュアパルフェ一人で拘束するものの、その後は力任せに吹き飛ばされており、流石に前作の追加戦士であったキュアフェリーチェの様な圧倒的な戦闘力は見せませんでしたね。

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しかし、他の5人のサポートを受けて、怪物を再拘束した後は必殺技キラクルレインボーで敵を単独で浄化に成功。やはりポテンシャル高めな表現がなされました。ただ、このキラクルレインボーとワンダフルアラモードが互角の能力を持っているのかは、ちょっと未知数な部分がありますね。実は今回の冒頭でプリアラチームに謎の販促アイテム宝石が降臨しており、これを使用する事によって他のメンバーも単独浄化可能必殺技が追加される可能性がありますし、話が進めば6人同時攻撃の必殺技も恐らく出てくるでしょう。

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そう言えば、今回の5人のサポートは各々の能力を活かしていてなかなか面白かったですね。特にキュアジェラートの足場を凍らせて相手の体勢を崩した後に、キュアマカロンがその氷の上を滑って敵を拘束しながら弱点を撫でて一瞬骨抜きにするのは笑いました。なんだかんだで、キュアジェラートは青枠の知性の戦士っぽさを見せましたし、グレイブはキュアマカロンの弱点撫でを「ほう」という顔で見ていました。やっぱりこの二人はスタッフにとっても動かしやすいんかな…と感じます。

 

さて、今回初登場したグレイブについて。

どちらかというと考えなしの脳筋タイプで荒々しさが強調されていましたが、過去シリーズの脳筋タイプと比べると、部下(暗黒キラキラルを使った人形?)を足蹴にしてこき使ったり、前述したように町中に突如現れてキラキラルを強奪したリ、傍若無人で粗暴さが強く押し出されていますね。

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冒頭で出たもう一人の幹部エリシオも含めて、幹部の中で唯一淡い薄緑基調のデザインではなく褐色肌に金髪といういでたちで、少し他の幹部とは違うのかな? という印象を受けました。

また、ノワールの事を「様」をつけないで呼び捨てにしているのも注目ですね。ただ単に粗暴な性格を出すためだけかもしれませんが、自分はノワールの部下ではなくあくまでも同志である、という感情の表れである可能性もあり、やはり別格さが滲み出ています。過去回でノワールは相手のネガティブな感情に付け込んで自分の手駒を増やすやり方を好んでいる様子が描かれましたが、グレイブはあくまでも自分の意思でノワールに付き従っているイメージですね。

ただ、怪物倒されてあっさり撤退するのはお約束とは言えしまらんなー。ああいう乱暴な性格だと激昂しそうなものだけど…

 

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最後は再びおなかが空いてしまったシエルとともにスイーツ作りをして締めとなりましたが、あれ? 制服までしっかり着込んでシエルもキラパティの一員になるの? もう大繁盛確定じゃないですか、やだー( ´艸`)

 

 

次回は…ゆかりの許嫁(?)とあきらが決闘!?

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先回の公開SMといい、次回は公式レズとかテレ朝はハードルを上げる限度というもの知った方がいい(;゚Д゚)

 

今週のプリアラを一言で表現

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花京院、オメーこーゆーダジャレいうやつってよー、ムショーにハラが立ってこねーか?あ、そういえばエリシオの中の人、花京院と同じだね

 

来週もキラキラル☆