ふらあそ!

ゲーム好き・漫画アニメ好き・自転車好き・鉄旅好き。インドアだったりアウトドアだったりのふらふら遊び人の日記帳、略してふらあそ!

【アニメ】HUGっと!プリキュア第31話「時よ、すすめ!メモリアルキュアクロック誕生!」感想

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この二人、面白枠でいいからもう少しピックアップしてもよかったんじゃないかなあ…

 

と、このあとすぐを見ていて漠然と思っていたんですが、今回を最後まで見てよりその思いを深めました。

 

さて、今回ははなの過去を掘り下げる回でしたが、結論から言えば流石に深くはやりませんでしたね。この辺りはプリキュアの限界を感じましたが、あまり陰々鬱々とした話を続けるのもなんですし、はなの過去については一応の決着を見ました。無難な落としどころでしたかね。

 

話の流れとしては、前の学校ではなの同級生だったエリちゃんがキュアスタが切欠ではなの現在の事を知ったため彼女の元を訪れるのですが、お互い気まずい雰囲気となりすれ違う事になってしまいます。

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それ以来はなの様子がおかしくなり心配したはぐプリメンバーでしたが、偶然町中で見かけたエリちゃんから前の学校で何があったか聞き出したさあやとほまれ、そして元気のないはなを元気づけようとしたえみるとルールーが、はなを励まし彼女は本来の明るさを取り戻します。

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エリが見に来て欲しいというチアリーディング大会で再会を決意したはなでしたが、一方その頃町中ではジンジンとタクミが無差別時間停止攻撃を行っており…というものです。

 

 

エリちゃんとはなについて

エリちゃんとはなの関係性については意外な事に深い関係性は判明しませんでした。分かったのは同級生であるという事ぐらいでしたが、お互いエリちゃん、ののたんと呼び合っていた事からかなり親しい間柄である事は伺えましたが。

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そして、いじめ疑惑については今話でほぼ確定しましたね。エリちゃんの語ったところによるとチアリーディング部でセンターに抜擢された彼女が、他のメンバーから嫉妬心で陰口を叩かれていたところをはなが庇ったのですが、その事が原因で今度ははなが標的となりクラスで孤立した、という感じだったようです。

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流石にプリキュア直接的な単語・表現を使うのはまずかったのか、かなりぼやかした表現に留まりましたが、はなが教室内一人でお弁当を食べるシーンに加えかなりの多人数の影がその彼女を遠巻きに見ている、というシーンが挿入され、暗にいじめがあった事を示唆しました。

エリは自分が標的から外されたことに加え、その後はなをフォロー出来なかったことを悔やんでおり、はなは逆に余計なお節介をしてしまったのではないか、とお互いを思いやった結果すれ違った様ですね。

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最終的にはチアリーディング大会で和解しようとしたはなが、トラブル(クライアス要因)でメイクアップアーティストが来れなくなった、という情報を聞き付けミライパッドの力を使ってメイクアップアーティストに変身、楽屋内に侵入してメイクをしながらエリちゃんとお互いの思いを伝え合う、というミライパッドを非常に上手い使い方をしているのが好印象でした。

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はなの思いやりに涙するエリちゃんに、せっかくのメイクが崩れちゃうよ、と笑顔で対応したはなちゃんマジ天使…

それにしても、この過去の出来事もろもろを鑑みると、はな=キュアエールのモチーフがチアガールなのは興味深いねえ。

ところで、楽屋内にいた他のチアメンバーはひょっとしたらはなのいじめを実行した中心人物である可能性があるんですよね。あくまでも予測の範囲内ですが、もしエリちゃんのセンターを妬んだというなら、レギュラーかそれに近いポジションの人物だったと予想でき、今回の大会に選出されている可能性は非常に高い訳です。

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はなの事を想って鏡の前で一人たたずんでいるエリちゃんを尻目に他4人がおしゃべりに興じているのも、ひょっとして…という思いに拍車をかけた要因の一つでした。

その事の真偽は定かではありませんが、(もしそうなら)そんなの事はおくびにも出さずエリちゃんのメイクをしていたはなは本当にいい子ですね。いや、そもそもいじめ実行犯になる様な人間など眼中にすらなかったのか…ちなみにエリちゃんを庇った経緯からはなもひょっとしたら前の学校ではチアリーディング部だったのか、と勘繰りましたが、エリちゃん以外のリアクションが皆無だったため、多分違いますね。

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そして何より、今回の話のキモだったと思うのですが、メイク中にお互いの思いを伝え合った後、ジンジン・タクミによる時間停止攻撃が会場、延いてはエリちゃんにまで及んでしまい、変身して戦おうとするのですが、その際に「やっと動き出した時間を止めさせない」とはなが叫ぶのです。エリとの和解によってようやくはなは本当の時間を取り戻せたのだな、と感じました。心に刺さった棘がやはり彼女の時を束縛していたんですね。そして…

 

メモリアルキュアクロックチアフルについて

はな=キュアエールの最後の枷が外された事により、新アイテム・メモリアルキュアクロックチアフルが解放された…と個人的には解釈しました。考えてみると、過去への清算と言うか問題提起が残っていたのははなだけだったんですよね。序盤のほまれ、中盤のえみルル、第26話のさあやと各キャラクターの掘り下げが為されましたが、はなの過去へのわだかまりの解決が今回為された事により、より強大なアスパワワが生まれたのかな、と感じました。

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ただ直接的には、暴走したジンジン・タクミを助けようともしないどころか最後ぐらい役に立てと切り捨てようとしたジェロスに対して、仲間に対する思いやりや大切さを説いたことが、メモリアルキュアクロックチアフルをはぐたんが授けた様な表現ではありましたけどね…その後にはぐプリチームがそれに呼応するミライクリスタルを生成するシーンがありましたから、これを生み出す最後の鍵がはな=キュアエールの過去のわだかまりの解決だったのかもしれませんね。

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さて、このメモリアルキュアクロックなのですが、とりあえずはチアフルスタイルというウェディングドレスをモチーフにした各メンバーのデザイン・バージョンアップとそのスタイルから放つ5人合体技プリキュアチアフルアタック(以下PCA)が当座の能力の様です。今回は流れる様に追加変身→合体技となったので、チアフルスタイルでの戦闘そのもののパワーアップがあるのか、個別技はあるのか、もしくはあくまでも合体技のための変身に留まるのか、もろもろ未知数ですね。

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今回の敵がジンジン・タクミの合体したオシマイダーだった訳ですが、強いかと言われればそれほどでもなく、4人に4本の手をあっさり抑え込まれ、とどめにキュアエールに背中を抑えられて動けなくなるという体たらくだったため、PCAがどの程度の能力を持っているのかは今回だけではちょっと分かりません。

ちなみにチアフルには、朗らか・快活という意味があるそうですね。今回のわだかまりが消えたはなにぴったりのネーミングだと思います。

これからはしばらくこの技での浄化が続くでしょうが、どこで限界が来るのか少し意地悪な( ´艸`)視点からも注目ですかね。

 

ジェロスとジンジン・タクミについて

失敗ばかりのジンジン・タクミを首にしようと社長のジョージに進言したジェロスでしたが、その事について彼女の好きに任せる、という態度を社長が取った…というのを二人がのぞき見してしまったため、焦った彼らはドクタートラウムがジェロスに渡した未完成アイテムを盗み出し町中でテロ行為を行ってしまいました。

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それにしてもジンジン・タクミってそこまで致命的なミスはしてなかったような…なんか適当なイケメン侍らせたは良かったけど飽きちゃった、みたいな感じが拭えませんでした。そもそもプリキュアに連敗しているのはジェロスの責任であり、それを二人に擦り付けている様にも見え、ある意味社会の縮図だなあ、とも感じました(苦笑)。

ドクタートラウムの試作アイテムは次々と対称のアスパワワを奪ってトゲパワワに変換、時間停止をばらまく、と言うものですが、仮にも幹部クラスなら素で出来る能力であり、それを使ってはしゃいでいたところからジンジン・タクミはそこまで高い能力を持っている訳ではなさそうですね。

最後は吸収し過ぎたトゲパワワが暴走し、二人を合成した両面宿儺みたいな合体オシマイダーが出現してしまいましたが、これはあくまでも未完成品、との事ですので、これは完成品が出て大惨事になる布石かもしれません。

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ただ、上でも書きましたが、この二人にここまでの退場の機会を設けるなら、もう少し彼らを過去回で丁寧に描いてほしかった、と言うのはありました。まあ、声の事もあってあまりいい印象はないキャラクターでしたので痛しかゆしというか…てっきりジェロスと一緒に退場、ぐらいに考えていたのでちょっと意外でしたね。

ところで、ジェロスはドクタートラウムに試作アイテムを渡された際、のんびりやればいいじゃないですか、と言われたのですが、それに対して「私には時間がないのよ」と神妙な顔で呟いたのが印象的でした。

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先回の「年を取って衰えるぐらいなら時間が止まってしまえばいい」発言といい、彼女からは何か得体のしれない焦りを感じますね。お付きであるジンジン・タクミを今回浄化で失ってしまいましたし多分次に退場するとすれば彼女でしょうから、どういう風にシナリオで扱うのかは注目したいです。

 

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次回は…ほまれが人魚姫になる!? これまた全く展開が読めませんねえ…王子役がハリハムハリーなのは最早さもありなんの世界ですが果たしてどうなる事やら。

 

今週のはぐプリの個人的見どころ!

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動きを封じて脊髄付近を攻撃…脊髄付近を攻撃いぃぃ!? 殺し技じゃねえかっ!(;゚Д゚)

 

来週もめちょっく!(めちょっくってなんだよ!)

【アニメ】HUGっと!プリキュア第30話「世界一周へGOGO!みんなの夏休み!」感想

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すごい事に気付いた! アンドロイドならいくらケーキ食べても太らない!

 

さて、今回の第30話「ルールーの世界グルメ紀行」ですが…

などと、ネタタイトルつけたくなるぐらいの回でしたが、正直今回は全体的に粗さが目立った残念回でした…ここしばらくあまりメインストリームに絡まない回が続いたのもそう思わせた要因かもしれませんが…

 

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話の流れとしては、夏休みの最後に小鳥を含めたはぐプリチームが愛崎家のプライベートジェットを使用して本当に世界一周旅行をするのですが、その最終宿泊地である熱海の温泉旅館で天狗伝説を聞きつけて…というものです。

 

前半パートは完全にギャグでした。世界旅行とは言っていますが、ハワイには上陸後5分で飛行機に戻され(ウルトラクイズかよ!)、そこからハリウッド→アフリカ→パリ→イタリア→中国と巡って、最後は熱海の温泉宿という、プランナーをはっ倒したい(まあ、ある意味魅力的だけどさ(笑))駆け足旅行でしたが、立ち寄った先からルールーがいぎたなくグルメ満喫する、という内容に終始しており、あ、食欲魔人ルールーは本当にかわいかったのでスクショ連発貼りしておきますね( ´艸`)

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飛行機内ではぐプリチームがミライパッドの力を借りてCAの真似事をするのですが、各々がやりたい事をやるだけに終始して収拾がつかなくなるという何とも勿体ない使い方をしているのも粗さを感じました。

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いちおうキュアエトワールのモチーフ職業なんだからさあ…*1

それに掛けてなのですが、今回の旅行にはことりが同行していたのですが、ルールーが自身がアンドロイドである事を隠さずべらべら喋るのはシナリオ上狙ってやったのでしょうからしょうがないにしても、ミライパッドの力でCAやアイドルに変身したり、後半にドクタートラウムが猛オシマイダーを召喚した際にも躊躇なく変身を行い、ことりに「プリキュアが来た!?」と認識させたり、ちょいと迂闊な行動が目立ちました。

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ことりが同行している、というのはそれだけで(プリキュアの正体をあくまでも隠すというのであれば)すごい枷のはずなんですが、今話はそういう所を無視して作った風にしか見えないのが粗さを感じさせるのですよね。

一応、ミライパッドはことりの見えない所で使ったのでしょうし、変身シーンも見せない様にハリハムハリーが別の場所に連れて行っている様なニュアンスにも取れましたが、それはあくまでも視聴者側の補完であって、あまり褒められたやり方ではないと感じます。*2

 

世界旅行を満喫した後は、熱海の鄙びた旅館「天狗館」に宿泊する事になるのですが、この旅館には天狗伝説があり、この温泉を訪れた青い肌の天狗が、温泉の温かさに肌が赤くなり、温まった後には芭蕉の奥義で扇いだ、この事から今の天狗のスタイルが広まったという、嘘っぽい逸話がありました。

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そして、その天狗は今でも旅館にいるとかいないとか…

結論から言うと、天狗はいるっぽいですがその正体は分からずじまい、というものでした。ドクタートラウムが呼び出した猛オシマイダーの攻撃にピンチに陥ったはぐプリチームを援護するべく突風を巻き起こし、ツインラブロックビートでの逆転の切欠を作りましたが、正直唐突過ぎてついていけなかったです。猛オシマイダーの攻撃が旅館を潰すためのものだったので、伝説で温泉宿を気に入ったと云われる天狗が守ってくれた、というのは分かるのですが、宿の主人が語った天狗伝説とえみるやほまれがちょこちょこ気が付いていた天狗の影程度の演出ではどうにも何が伝えたかったのか分かりにくかった。

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多分ですが、このエピソードはスマイルプリキュア第27話のオマージュです*3。と言うか、戦闘シーンのシチュエーションがほぼまんまでした。

うろ覚えですが、あれは確かみゆきの祖母が河童や天狗など妖怪の存在を信じていて、戦闘シーンでウルフルンにけしかけられたアカンベーが祖母の家を破壊しようとした時に、突如突風が吹いてこれを阻止する…というものだったと記憶しています。

このスマプリのエピソードはあくまでも妖怪の姿を出さずにみゆきの祖母の語りだけに留めたおかげで「田舎で起こった不思議な体験」感が良く出ていて*4なかなかいいエピソードだったのですが、今回のはぐプリのエピソードはこれを安易に真似しただけで、全く機能していないというか…演出一つでここまで変わってしまうものなんですね…

 

その戦闘シーンなんですが、なんで夏休みの楽しい思い出を邪魔するんだ、と訴えるキュアエールに対して「時間が止まってしまえば、楽しい時間が永遠に続くのに」と返したドクタートラウム。それに対してキュアマシェリとキュアアムールが、これも若干唐突感が否めなかったのですが写真をたくさん撮って思い出作りをした事を引き合いに出して、過去の思い出の大切さ、それを糧にして未来に進む事を説くのですが、それに対して、あなたたちが消えてしまえば思い出もクソもないでしょう、と旅館を破壊しようとするドクタートラウム

あー、ごめんなさい、自分でも書いていてちょっと頭痛くなってきました。

ドクタートラウムの「時間が止まれば~」の件まではいいのですが、そこから写真を引き合いに出したり、お前らが消えれば関係ない、と言った挙句何故か標的はプリキュアたちではなく旅館と、正直繋がりがなくて支離滅裂です。

個々としては分かります。ドクタートラウムの言い分も、思い出作りの大切さも、その思い出を作り出してくれた旅館を潰す、というのも理解できるのですが、それのつなぎ方が唐突過ぎてあんぐりしてしまいました。特に今回の写真による思い出作りの件は、深読みするとルールーとえみるの間柄が未来に向かうとどんどん変化するという暗喩だったと思うですが、もう少し分かりやすく表現してほしかったです。

 

そう言えば、上のやり取りでちょっと面白かったのが、キュアマシェリの言う事には戯言レベルで聞き流していたドクタートラウムが、キュアマシェリの言葉を承けたキュアアムール=ルールーがこれからも思い出を作り上げていきたい旨を述べた時には興味深そうな顔をした所です。彼がルールーの制作者である事は過去回の流れから間違いないでしょうが、やはりどう絡んでくるのかは気になりますよね。

そのルールーなのですが、ドクタートラウムの事を特に気にかけている様子もないですし、やはりその辺りの記憶は曖昧にされているのでしょうかね。

少し気になったのが、ルールーは今回が飛行機初体験だったそうなのですが、その理由が金属探知機に引っかかるから、というのをギャグチックに描かれました。普通に考えればさもありなん、なんですが、これは逆から言えば金属探知機に本当は引っかからない、というのを隠蔽している様にも取れるんですよね。

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まあ、流石に過去回の一連の演出から、実はルールーは人間でアンドロイド誤認させている、というのはないとは思いますが、正直あそこまでの食欲魔人ぶりを見てしまうとどうしても勘ぐってしまうのですよね…

 

と、まあ、概ね好意的に見てきた今作なのですが、今回は流石に粗さが目立つ回として若干低評価してしまいました。次回からは大丈夫かと思います。というのも

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新アイテム登場でメインストリームも動きがありそうな感じですしね。これはひょっとして5人合体技登場のキーですかね。そして

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ひょっとして、はなが前の学校で庇った娘が登場か!? これは目が離せませんね。はながどう立ち回るか、注目したいです。

 

今週のはぐプリの個人的見どころ!

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なんか若いわりには大人びた旅館チョイスするよね、はぐプリチーム…こういう食事にときめくのはもう少し年取ってからでいいのよ?( ´艸`)

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あ、最後はお約束とは言えワロタ

 

来週もめちょっく!(めちょっくってなんだよ!)

 

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*1:あまり言いたくはないが、第27話の産婦人科≒看護師(キュアアンジュのモチーフ)のエピソードに比べるとぞんざいな扱いにしか思えない。

*2:そう考えると、プリキュアの正体を知った上で、あくまでもフォローに徹したゴプリのゆいちゃんは本当に上手な立ち回りをしていた。

*3:ついでに気が付いたんですがスマイルプリキュアの30話は世界旅行の話なんですね。

*4:祖母がのんびりしたいいキャラだったのもこの雰囲気作りに一役買っていた。

【アニメ】HUGっと!プリキュア第29話「ここで決めるよ!おばあちゃんの気合のレシピ!」感想

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はなの祖母の家及び店、てっきり田舎にあるのかと思ったらあざばぶ商店街にあるのね…

 

さて、今回ははなの母方の祖母である庵野たんぽぽ(エンディングクレジットより)を絡めたシナリオでしたが、大筋の流れにはそれほど影響はなく、どちらかと言えば息抜き回でしたね。途中でたんぽぽさんの親友であるヨネさんを出す事で、信頼しあえる友人の大切さをはぐプリチームに準える演出もあり、たんぽぽさんがはなに性質的にかなり似ている事もあってはなの掘り下げ回の側面もありました。

 

話の流れとしては、はなの祖母・たんぽぽの和菓子店を訪れたはぐプリチームの面々でしたが、お店のお手伝いをしている時にたんぽぽさんの友人でありお店の常連でもあるヨネさんに味が落ちたことを指摘されます。

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元々、ここ最近体調が良くなかったたんぽぽさんは焦りもあったのでしょうか、目玉商品である巨大どら焼きを試作するのですが、その最中にぎっくり腰を発症してしまい入院、弱気になって引退を思索し始めてしまいます。

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祖母のために何かしてあげられないか思い悩むはな達でしたが、そんな折ヨネさんから幻の商品・希望饅頭の話を聞きつけ、それの再現に乗り出すの…というものです。

 

庵野たんぽぽとヨネさんについて

上でも書きましたが、たんぽぽさんははなと性質としては似ていますね。ピンク色のもこもこ髪もはなが友人が訪ねてくるという事で特別にセットしたおしゃれだそうで、かわいい孫と嬉しさのあまりいちゃいちゃ抱きつくなど、年を感じさせないかなりお若い感じの方です。

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かと思えば、ヨネさんに味の劣化を指摘されて意地を張ってみたり、一人で背負い込んでぎっくり腰を発症したリ、落ち込むと潮時を考えてしょんぼりしはな達の慰めに耳を貸さなかったり、こういう良くも悪くも依怙地な点もはなに似ていると感じました。

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オシマイダー襲撃の際にはお店を直撃しそうになった敵弾を大きなへらで撃ち返し、思い出の店を壊させはしない、と啖呵を切るなど、いざという時の底力があるのもはなに似ていますね。

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ついでにその戦闘シーンの際にキュアエール=はなと気が付いたようで、しかしそれでもそのことはおくびにも出さず「ありがとう、プリキュア」と礼を述べたのは、流石年の功でしょうか。*1

ヨネさんは登場した時はまるでクレーマーの様に振る舞いましたが、実際のところはたんぽぽさんとそれほど険悪な仲と言う訳ではなく、たんぽぽが入院した後にはな達と話した際には彼女を心配する様子を見せたり、話の最後で店を再開する事を決意したたんぽぽさんの手伝いを約束してくれるという、実は親友同然であるという演出が光りましたね。ただいくら米屋で重いもの運んでいるとは言えその筋肉はどうなのよ…

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なにより、この二人の関係性ははなと他のメンバーとの関係性をオマージュしており、はな達はこの先衝突する事はあってもずっと友人なんだろうな、と感じさせる一幕でもありました。ヨネさんを誰かのオマージュ…ではなくあくまでもはなとの友人関係を示唆するに留めているのは面白い。*2

 

希望饅頭について

たんぽぽさんとはなの祖父が若かりし頃、材料が足りなくてサツマイモで餡を作って饅頭にした所非常に美味しかったため「明日への希望が満ちている感じがする」と命名されたものです。

祖父が他界した後は製造中止された様で、ヨネさんが惜しがっていたため、はな達は祖母を元気づけるため、これの復活を目論むのですが…

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レシピがない、どうしよう、と悩んで祖父の仏壇の前ではなが不思議な祈り(笑)を捧げていると、はぐたんが仏壇の上にあるレシピの描いてあるメモ帳を発見するという、若干粗いものでしたが、はな達は一から和菓子を作る大変さを学びつつ、これを何とか完成させます。

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個人的に感心したのは、はな達が希望饅頭をたんぽぽさんに持っていった際の彼女の心境でした。

希望饅頭を製造中止にしたのは、てっきり味の劣化を気にしてorたんぽぽさんだけではその味が出せないから、と思っていたのですが、実際は死別した夫との思い出が辛かったから、と吐露したのです。

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もちろん、体が思うように動かなくなり味を落としたくなかったのも理由の一つでしたが、やはり愛情が深かった分、失った時のダメージも大きかったのでしょうね。実際、若い頃の回想シーンでは非常に夫婦仲が良かった場面が描かれていました。

悪い言い方をすると、たんぽぽさんの時間は夫と死別した時から「止まっていた」とも言え、その止まった時をはなが希望饅頭の復活を以て動かしてくれたわけです。流石強大なアスパワワの持ち主ですね。

はなの復活させてくれた希望饅頭を食べて、味には「まだまだ」という評価を与えつつ、名前の由来である「明日への希望」を見出したたんぽぽさんはお店の再開に踏み切り、しかも、夫とは死別したけれど、親友であるヨネさんが支えてくれているという、素晴らしいメッセージ性を見せてくれました。これだからプリキュアは侮れない。

 

ジェロスについて

敵サイドの場面が少し挿入されましたが、普段にこやかなドクタートラウムがジェロスにに急激に冷たい声になって「早くミライクリスタルを奪ってこい」と命令して、また老紳士の態度に戻るのはちょっと怖かったですね。

しかし、そんなドクタートラウムの様子にもジェロスは全く動じず、むしろ「老人は気が短くて困る」とごちた後、自分の美しさや年を取る事による劣化を指して「未来なんか来なければいいのよ」と呟くのです。

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話の最後でたんぽぽさんがはなが作ってくれた希望饅頭を見て「年を取るのも悪くない」と言ったのはこのジェロスの思想の反語の意味合いがあったのでしょうが、彼女はどうやら老いへの恐怖」がその根幹にある様ですね。策謀でクライアス社を追い出されたパップルがそういう事をあまり気にしないでやりたいことをやって人生を謳歌しているのとは対照的です。

そして、ついでにここで言及しますが、ジェロスのお付きのイケメンなんですが、なんでもお笑い芸人さん*3が声を担当している様ですね。個人的に専業声優さん以外が声を当てる事については是の立場なんですが、野太い声に素人演技丸出しと流石にまるで合ってなく、これはミスキャストだと言わざるを得ません。

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今回は台詞が結構多く(今までは一言二言だった)、正直かなり辛かったです。かつてのキュアゴリラやまゆゆの様に一回限りのゲストキャラと言う訳ではないのですから、この配置はもう少し考えてほしかったですね。

 

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お盆周辺の回だったからでしょうか、最後の引きで仏壇に祖父の写真と希望饅頭とレシピメモが供えられているシーンで幕となりましたが、非常に抒情的で良い演出だったと思います。

 

来週は…おい、どこにそんな金があるんだ!?

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食欲魔人と化したルールー、キュアエトワールのモデルとなっているCAが絡みそうな点、ドクタートラウム登場予定で、どうなるかはちょっと不透明な回ですね。とりあえずはルールーのギャグ回しに期待したいです( ´艸`)

 

今週のはぐプリの個人的見どころ!

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あざあぶ商店街を指して「前時代的で古臭い」と評したジェロスさんだが、砂町銀座商店街とか見たら発狂しそうである(笑)。

 

来週もめちょっく!(めちょっくってなんだよ!)

 

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*1:「おばあちゃんのお店に手を出させない」って大声で叫んじゃってたしねえ。

*2:敢えて言うなら物事をはっきり言うほまれが近いと言えるが。

*3:一人は小島よしおさんだとか。

【アニメ】HUGっと!プリキュア第28話「あのコのハートをキャッチ♡フレフレ!もぐもぐ!」感想

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このあとすぐで紫色の猫…あれ? ゆかりん! ゆかりんじゃないか!(違)

 

しかしよく見てみると全然違いますな(笑)。

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さて、今回は予告でビシンが出てくる上にほまれの飼い犬のもぐもぐが絡むとあって、結構重たい話になるのかな? と思われたのですが、それほどではなくどちらかと言うと息抜き回の色合いが強かったですが、逆にとても大事なテーマも盛り込まれました。

 

話の流れとしては、TVCMに出ていたタレント猫のリリーちゃんを見たもぐもぐはおかしい様子を見せ始め、さあややルールーの解析により、一目惚れしたのでは? という話になります。

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ならば、もぐもぐの恋を応援しようと盛り上がるはぐプリチームでしたが、さあやがミライパッドで調べたところ、リリーちゃんと共演できる犬をオーディションで選ぶ企画があるらしく、それに優勝するべくもぐもぐとほまれを中心としたはぐプリチームが特訓を施すのですが…というものです。

 

そのもぐもぐなのですが、正直言うと普段は駄犬の様ですね(苦笑)。ルールーの解析によると体力(走力)は平均以下、しかもえみるがどう見ても可愛いとしか言いようがない怪獣の着ぐるみを着てがおー*1した程度で怯えるほど臆病であり、前途多難と思われたのですが…結論から言えば実は結構地力がある事がBパートのオーディションで判明はしましたけどね。

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とりあえずはアニメのお約束なので深くは突っ込みませんが、人語を理解しているっぽいのには苦笑しました。が、犬は結構賢いですから意外とリアル描写だったのかも? 飼った経験がないからちょっと分からないかなー。

 

しかし、そんなもぐもぐを中心とした一連の動きを見て一人浮かない表情をしているキャラクターがいました。ルールーです。

丘の上でえみると二人でいちゃついているギターの練習をしている際、音の調子からルールーが思い悩んでいる事を察したえみるがどうしたのか尋ねるのですが、ルールーは猫と犬、異種族同士の恋が実る事はないはず、という事に準えて自身がえみるやはな達とは違うアンドロイドである事=結局交わる事は出来ない異種族である事に思い悩んでいたのです。

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それにしても、ルールーは本当に感情が豊かになっていますね。感受性が豊かなえみるに悩みを悟られるほどギターに感情が乗せられている、という事になりますし、そもそもこういう事で悩むあたり、かなりナイーブな性格だと感じます。

えみるはそんな悩みを咎めるでもなく優しくどんな種族であれ交流する事は可能だし、自身はルールーが大好きである事を諭して、彼女に安心を与えました。そして、オーディション当日ライブを開いてもぐもぐを応援しようと提案し、とりあえずの目標を示唆する事でルールーの笑顔を取り戻させました。えみるはいざとなると本当にお姉ちゃんだねえ。

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ただ、Bパート開始と同時にいきなりゲリラライブはどうなのかなー?(笑)、すっかりゲリラライブ好きになってるな、えみルルコンビは( ´艸`)

 

後半はオーディションになるのですが、パップル率いる犬とのにらみ合いを挟みつつ、3つのテストがあり、もぐもぐは容姿部門で30点満点の26点で2位、走力部門では最初こそ遅れ気味だったものをさあやが機転を利かせ、リリーちゃんの写真を見せる事で奮起を促し見事1位という、実はやれば出来る子である事を見せてくれました。

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最後の勇気を試す部門で、巨大な怪獣を模したハリボテに立ち向かえるかを競おうとした時にビシンが呼び出した猛オシマイダーがそのハリボテをベースに登場、会場はパニックになり、一気に戦闘になだれ込みます。

ビシンの呼び出した猛オシマイダーは比較的強力であり苦戦を強いられるはぐプリチームでしたが、そんな折、逃げ遅れて腰が抜けてしまった幼女を最初こそ怯えていたもぐもぐが前に出て庇います。そして、勇気を振り絞って猛オシマイダーに向かって吠えて威嚇するのです。ほまれ曰く、もぐもぐは優しい犬であり、一回も吠えた事がないそうで、これは彼なりの精一杯の勇気なのでしょうね。

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もぐもぐの援護もあり、なんとか幼女を救出するはぐプリチームでしたが、ビシンはそんな彼女らの様子に目をくれながらも、やはりハリーに執着している様で、異種族であるお前がプリキュア達とずっと一緒にやっていけるはずがない、と言い放つのですが、えみるの励ましを思い出したキュアアムールがその言葉を否定、更にキュアエール達も同調し、今回…というよりは今作のテーマの一つである異種族間に壁はない、を戦闘中に強調しました。

そしてその言葉に奮起したキュアアムール・キュアマシェリが、最後はツインラブロックビートで浄化成功しましたが、個人的にはアムールマシェリで足止め→PTCの方がテーマ的にも締まったかなあ、という印象です。今回は予想に反してほまれ=キュアエトワールとビシンの絡みがなかったため、余計に浄化はPTCの方が良かったのでは? と感じました。

ビシンは猛オシマイダーを浄化された事に対してもさして悔しそうなそぶりを見せず、むしろ彼女らの言う事は戯言であり、ハリーがこのままでは苦しむだけ、という様な趣旨の事を言って退散しましたが、彼はハリーと同種族である、と宣言したようなもので、この繋がりをかなり強い絆だと考えている節がありますね。

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それで思い出したのですが、Aパートのクライアス側のシーンでリストルがビシンに対して敬語を使っているシーンが挿入されました。

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ネット界隈では、第25話のハリーの回想シーンを受けて、実はリストルも元ハリー(ネズミ系)一派なのでは? という考察がある様ですが確かにその可能性はちょっと高まった気がしました。リストルの名前は恐らくリストラが由来でしょうが、それとは別に動物のリスに引っ掛ける事も出来ますからダブルミーニングの可能性があるんですよね。

 

最終的にパニックが起こった事によってオーディション自体は中止になってしまいましたが、最後の引きで助けた幼女が実はリリーちゃんの飼い主である事が判明、ご主人様を助けたご褒美なのか、リリーちゃんからもぐもぐがチューされてめろめろになるという展開が待っていました。

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ちくせう! いぬちくしょうのぶんざいでええええ!(錯乱)

 

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次回は…正直な所、予告からは全く展開の予想が出来ませんね。とりあえず、和菓子職人をやっているはなの祖母が登場するようですが…

 

今週のはぐプリの個人的見どころ!

 

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そして最後はルールーがえみるを抱きしめて尊く終わる…こういうのでいいんだよ、こういうので…*2

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あ、パップルさん、鼻の穴広げ過ぎです(オチ)

 

来週もめちょっく!(めちょっくってなんだよ!)

 

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*1:かわいい

*2:何に対してかはあえて言うまい

【アニメ】HUGっと!プリキュア第27話「先生のパパ修行!こんにちは、あかちゃん!」感想

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毎年思うのだが、本日の様に有明漫画祭りとプリキュアの本放送が重なった時の視聴率って結構変わるのだろうか…

 

という訳で、この後ワタクシメも有明に戦争に行ってきましたが、いやー、相も変わらず凄い人出だ…

 

しかし今回もまたしても随分容赦のないというか…出産立ち会いを結構リアルに描写するという別の意味で驚かされた回でした。

 

話の流れとしては、主産を間近に控えたはな達の担任の内富士先生がハグマンで不審な動き(笑)していたのを発見したはなですが、立派な父親になるためにはなの父親に色々教えて欲しい、と懇願され、内富士先生はハグマンに臨時で雇われることになります。

一方、働きに出ていき旦那が不在となってしまった奥さん・ゆかの方をフォローするべく、はな・さあや・ほまれの三人は先生宅を訪れるのですが、突如ゆかが産気づいて…というものです。

 

前半はわりとギャグというか、淡々とシナリオが進みました。父親修行をさせるため、先生をハグマンで働かせる、という展開は正直「?」でしたが、ベビー用品売り場で働かせる事により、様々な赤ちゃんを抱えている家族の事情、そしてそれを支える仕事があるという事を教える、という展開で、少なくとも先生にとっては少し感じるものがあった様ですね。

実際、先生というのはかなり特殊な職業であると思われますし、こういう他の仕事を体験する事で新たな発見がある、という展開はなかなか上手に感じました。

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しかし、ひょんなことから一緒に臨時雇われになったチャラリート、赤ちゃんウザいとか言ってたくせに懐かれるとノリノリで可愛がるあたり、実はいいヤツなのでは…( ´艸`)

メインはむしろその後の先生の妻・ゆかの出産立ち会いであり、ここでは看護婦モチーフのプリキュアであるさあやが少し出張る形になりました。

しかし、これにはいい意味で参りました。

今作のテーマの一つに様々な職業(=将来に夢)を描く、と言うものがあるかと思いますが、出産のシーンをここまでくっきり描いたのは称賛に値します。前回の予告から、何となく出産があるのでは…? ぐらいの予想はしていましたが、正直手術室突入→泣き声→終わったよ、ぐらいの描写で済ませるとばかり思っていたので、今話の様にゆかさんが苦しそうな声を出しながら踏ん張っているシーンや、駆けつけた内富士先生が手を握りながら励ますシーンを描いてくれたのは本当に予想外でした。

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しかし、そこまで描いたからこそ、さあやが出産後に産婦人科の女医に、この仕事についてどう思っているのかを訪ねた際「大変だけど、こんなやりがいのある仕事は他にない」ときっぱり言い切るシーンは非常に説得力がありました。こういう丁寧な描写は今作のいい部分の一つですね。

 

戦闘シーンに関しては、それこそ唐突にドクタートラウムが猛オシマイダーを産婦人科前で暴れさせるという、少し雑なものでしたが、今回の件で一番出張ったさあや=キュアアンジュが敵味方関係なく「(産婦人科の前での戦闘なのだから)お静かに!」と仕切る、という本編が真面目な内容だっただけに、戦闘シーンをギャグチックなものにするという変化球を見せてくれました。

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実際問題、キュアアンジュのあまりの剣幕に他のはぐプリメンバーは体術の使う際の気合を小さくしたり、必殺技の掛け声も遠慮がちに出すなどし、ドクタートラウムも猛オシマイダーの攻撃を手加減するなど、面白かったのですが、若干締まらないものにはなっていましたね(苦笑)。

 

こんな調子だったので、戦闘自体はツインラブロックビートであっさり風味で決着してしまいましたが、最後の引きで帰還してきたトラウムにジェロスが「(彼女らに)付き合ってあげるなんて優しいじゃない」とからかわれた際、「親の心というもの分からないではないから」と返した後、トラウムとルールーが並んで写っている回想が挿入されるという展開が待っていました。

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単純に考えればドクタートラウムがルールーを製作した、と考えられますが、彼自身は壮年の男性ですから、ひょっとしたら実の娘をベースにルールーを作った…みたいな展開も考えられますね。

ルールー自身はえみるの前で自分がアンドロイドである事をばらすシーン(背後からのアングルでえみるにボディを開いて見せている描写があった)があった事から、実は人間…みたいな事にはならないと思いますが、食べ物を見て涎を垂らす上に結構な食いしん坊、みたいなシーンが散見されるため、ルールーが登場した当初の生体アンドロイド説がまだ捨て切れません。エネルギー切れを起こす気配もありませんし、半分生体残している位の方が全然説得力あるんですよね。そして、生体なら、当然そのベースがある訳で…

何となくなんですが、ジョージ→はな、ビシン→ほまれ、そして今回のドクタートラウム→ルールー、という敵味方の対応関連性が出てきている気がするので、ひょっとしてジェロス、リストルも残ったさあや、えみると絡みが出来るかもしれませんね。え? さあやはダイガンだろって? そんなのパパ許しませんからね! ウス=イ・ブックじゃあるまいし!

 

今話は産婦人科というものにさあやがかなり関わってきたので、引き続き女優を目指すのか、医者に転向するのか、この辺りの葛藤を描いてくれると嬉しいなあ、という回でもありました。さて、どうなることやら。

 

次回は…ほまれのペットを絡める話ですか…

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そして登場敵幹部はビシンの様ですね。やっぱりほまれとビシンは絡みが深くなりそうな雰囲気ですね。ハリハムハリーも罪な男よのう…

 

今週のはぐプリの個人的見どころ!

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先生の頼みごとにかこつけて、一気に三人もの労働力を得るはなパパさん、マジ優秀!

 

来週もめちょっく!(めちょっくってなんだよ!)

 

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2012/8/12 10:30アップ

2012/8/12 11:30一旦記事を削除

2012/8/12 16:00追加修正後再アップ

【アニメ】HUGっと!プリキュア第26話「大女優に密着!さあやとおかあさん」感想

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蘭世さんがこのあとすぐに! これは期待できる…

 

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と思ったら、本編前の導入でこんなHぃCMの場面があああああ(穢れモード発動中)。蘭世さんが一気に霞むのであった。まる。

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はあ…しゅわしゅわしたいのう…

 

さて、今回はさあや個人回でしたが、個人的にはなかなか興味深いテーマがありました。

 

話の流れとしては、地道にオーディションを受け続けた甲斐あって、清涼飲料水のCMに抜擢されたさあやは次第に人気を博すようになっていたのですが、彼女自身はまだ女優の道に進む事を半分悩んでいました。

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彼女曰く、大女優と呼ばれる母親・薬師寺れいらにその事で迷惑を掛けていないか不安に感じている様で、ルールーの助言もあって、ならばその事を直接聞けばいいのではないか、とはぐプリメンバー全員でれいらの撮影現場を訪れます。

しかし、ようやく訪れたれいらの休憩時間にさあやが上の質問をぶつけたところ、彼女からは意外な返事が返ってくる…というものです。

 

さて、上でも書いた様に個人的に興味深いテーマ、それは親の仕事を子供が引き継ぐのはどうなのか、という問題です。

このブログで過去に何度か書きましたが、これは自身も経験した問題でした。

自分の父親はとある楽器の演奏者でした。ですが、自分には一切教えませんでした。最初は漠然と引き継がせるつもりがなかっただけと考えていました。実際、楽団所属という訳ではなかったので、どこからか給料が出る訳ではなく完全なフリーな立場で正直生活は苦しかったです。子供に継がせたい、と思わなかったのかな、と。

しかし、亡くなった後、親戚から意外な事実が知らされました。

実は私の父親としては、その技術を教える気がなかった訳ではなかったらしいのです。ですが、ここは父親の血をひかなかったのですかねえ、なんと手の形を見て諦めたそうです。

自分で言うのもなんですが、私の手はとんでもなく小さいです。大体平均的な女性と同じ程度、そのくせ男性の手には間違いないのでずんぐりむっくりしており、指も短い。実際、音ゲーなんかやると不利さを思い知る事になります。*1

その親戚の娘さんがその楽器を習いたいと父親に頼んだことがありましたが、その教え方は一切妥協がないものであり、なるほど、私の手は父親には妥協できないシロモノだったんですね。

結局、父親は自分のやりたいことに口出しは一切しませんでした。その事は感謝していますし、あれが父親なりの答えだったのだろうな、と今考えると思います。

自分語りはこの辺にして、今回の話に目を向けてみると、れいらのさあやに対する態度は実に母親であり女優であり、上手に表現していましたね。

上記のさあやの疑問に対して、れいらは逆にさあやが本当になりたいものを問うのですが、彼女が逆質問に戸惑うさまを見てれいらは毅然と、さあやがこれからも女優の道を歩むというのならば、薬師寺れいらの娘である、親の七光りである、という偏見は常に付き纏うという事実を突きつけた上で、別の道もある、という事を示唆しました。

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一見冷たいように見えましたが、これは額面通りに受け取ると、言い方こそ違うものの、ゴプリのみなみの両親や、プリアラのあおいの父親の音楽の道に進む事への容認と同じであり、娘の進みたい道を応援するという、意思表示です。違う道もあるのよ、と言いつつそこから無言だったのは、それを選んでも否定はしない、という愛情表現の様に受け取りました。

しかし、別の道という言い方は、前述の七光りの事も踏まえた上で、今のまま自分を追いかけているだけでは、その呪縛から逃れる事は出来ない、さあやなりの演技を身に着けなさい、という厳しい先輩からの助言とも取れます。自然にダブルミーニングの意味合いを持たせているのも上手に感じました。

母親であり、先輩であり、ライバルでもある、厳しい芸能界での親子関係を上手に現していましたね。

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それを言われたさあやは思い悩むことになりましたが、若い頃のれいらを知る現場の人間の助言や、今現在でも演技に対して弛まぬ努力をする母親を見て、自分が女優を目指すのは母親への憧憬があった事を思い出し、戦闘終了後に母親との共演を夢の一つとして挙げて今回は幕となりました。

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さあやは「女優の道を進むのかは分からない」としながらも、母親との共演を口にしたという事は、結局今の道に邁進する事を宣言した訳ですね。ただ、女優の道に進むかは分からない、と言った辺り個人的には少し覚悟の足りなさを感じたのも事実です。それを受けたのかは分かりませんが、れいらも「そこまで来れるかしら?」少々挑発的な物言いをしており、過去回でも表現された「さあやは実は負けず嫌い」を熟知して言っているとすれば実に分かっている母親だなあ、とも感じましたね。

 

さて、今回は戦闘シーンも少し、おっ? と感じる場面がありました。

まず、トゲパワワについてなのですが、今回は蘭世から発生したトゲパワワが基になって猛オシマイダーが出現したのですが、なんと、そのトゲパワワ発生原因が「ネギって嫌いなのよね」という好き嫌いという実にちっぽけなものでした。実際、小さいトゲパワワが一つだけポツンと発生した表現があり、それをジェロスと取り巻きのイケメンが増幅させるというものだったのですが、正直、こんなもので猛オシマイダーを呼べるというのならば、それこそ素材は無限にある事になり、何気に相当ヤバい能力を敵側は持っている事になります。

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それでもオシマイダーの上位の猛オシマイダーが創造出来るという事は、結局のところ幹部の質は如何にトゲパワワを増幅させる力があるのか、という点にかかっているのかな、というのが興味深かったです。

そして、更にジェロスが指パッチンだけで撮影現場の人間から次々とアスパワワを奪う→トゲパワワを発生させて気絶させるという、エナジードレイン的な事をしたのも少々面喰いました。

今まで幹部クラスが、ここまで直接的に、しかも相手の生命力を吸い取る様な行為をした事は作中なかったはず(一話にあったが、あれもオシマイダーを呼ぶための布石だった)ですが、これはオシマイダーなど呼び出すまでもない、という事でもあり、これ幹部全員あたりでやられたら、もうはぐくみ町壊滅するんじゃね? という勢いです。

このあたりをどう設定しているのかは分かりませんが、伏線だったらちょとやだなあ、と感じます。だって、これが出来るのならばオシマイダー召喚なんて余興みたいなものじゃないですか。まあ、民衆に恐怖心を与え効率よくトゲパワワを回収するには有効なんでしょうが…

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戦闘自体はキュアアンジュ以外の4人が吹っ飛ばされ、ピンチになった所でさあやの母親の仕事の場であり夢の実現場所でもある撮影現場を守るために奮闘。技は詳細不明でしたが青い光線状の鞭を相手に巻きつけ、地面に叩きつけた隙にツインラブロックビートで決着しましたが、ここは出来ればキュアアンジュに新技が欲しかったかなあ。一応、決意を決めた回でもあるし。*2

今回の鞭状の技は浄化作用はないみたいなので、ハートフェザーorフェザーフラストの応用かねえ…

 

あと、さあや以外で気になった点をいくつか。

  • 蘭世ちゃんは意外と芸達者じゃない? 芸能界でしぶとく生き残れるのは彼女みたいなタイプだと思う。

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  • ルールーがすっかり食いしん坊役みたいに? 本当にアンドロイドか?( ´艸`)

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  • はなは暗さこそなくなっているが、未だに自分の取り柄のなさにコンプレックスあるのね。

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特に最後はちょっと気になりますね…最終的にはなが将来の夢に何を挙げるのかは作品の大テーマの一つになりそうですね。

 

さて、次回は

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次回ははな達の担任の先生が父親になるお話ですか。24話のナイトプール回に伏線がありましたね、そう言えば。

 

今週のはぐプリの個人的見どころ!

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ハリー…貴様、そこに指定席みたいに鎮座ましましているんじゃないッ!

 

来週もめちょっく!(めちょっくってなんだよ!)

 

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*1:逆に父親は大きな手の持ち主だった。

*2:逆から言えばそこまでではないから新技発動とかにはならなかった、とも解釈できる。上でも書いた様に少し覚悟が足りない様にも感じるのはそのためか。

【アニメ】HUGっと!プリキュア第25話「夏祭りと花火とハリーのヒミツ」感想

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全財産が500円…今時は焼きそば一個買ったら終了なんだよなあ…昔は2品ぐらい行けたものだが…と考えるおっさんブログはこちらです( ´艸`)

 

しかし、そのなけなしの500円で奇跡のアタリを引いてはなに粉かける眼鏡男! 許しませんからねッ!(錯乱)

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とは言うものの、はなには暗い過去があった様ですし、そのはなに好意を抱いている(であろう)この眼鏡男ひょっとしたら将来絡む可能性ありますね。いや、いかにもモブっぽいしそれはないかな?

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あと、それに関連してはながくじをムキになって引くシーンがありましたが、彼女は課金ソシャゲやっちゃいけないタイプだなー(笑)。

 

さて、今回は夏祭り回を絡めつつハリハムハリーの秘密に迫る、というものでしたが、実際は予想の範囲内であり、更にはぐたんの正体について全く触れられなかったのが惜しかったです。加えてほまれの家庭の事情もある程度開示され、どちらかというと設定暴露回に終始した印象でした。

 

ハリハムハリーについて

今までの行動・言動から元クライアス社なのではないか、という疑念は元々ありましたが、今話で確定しました。

初登場した敵幹部・ビシンに暴露されたわけですが、その前にほまれと二人きりになった際にもある程度の身の上話をしており、要約すると

  • 元々孤児だった。
  • 同じ境遇の仲間と共同生活をしていた。
  • そのおかげで赤ちゃんのお世話などはお手の物

というものです。それに加えてビシンの話を統合すると

  • クライアス社にスカウトされて改造手術をされたらしい
  • ビシンとは元々仲間だった

という事らしいです。

人間体に変身する事に制約をあまり受けていない表現が散見されていたため、どちらが本体なのかは不明でしたが、回想シーンで鼠型の仲間と群れている場面があったのでねず…ハムスターの方が本来の姿の様ですね。

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加えて、本来の姿は巨大かつ凶暴なネズミ型モンスターであり、今回はビシンにその封印である首の金色の鎖を破壊されてその本性を現しました。

気になる点はいくつかありました。

まず、ハリハムハリーの本来の姿を封印している金色の鎖です。単純に考えれば封印装置ですが、ビシンに破壊された後キュアエトワール必死の説得とPTCで浄化された後に元の状態に再生しました。そう考えると、誰かが与えたものである若しくは自身で開発した、言うなれば機械的なもの、というよりは自身の意志で創造されたアスパワワの結晶の様なものかもしれませんね。*1つまり、そこまでの意志を固めさせられる出来事がクライアス社所属時にあったと考えられる訳で、これははぐたんとの絡みである事が可能性が高いと考えられます。

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いい機会であったにも拘らず、ミライクリスタルホワイトの事も含めて、はぐたんがらみの事情は今回も語られなかったわけですが、ここまで来ると個人的には最終回手前ぐらいまでこのネタは引っ張るのかな? と考え始めました。それが吉と出るか凶と出るかは最後まで視聴してみないと分かりませんが…ね。

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更に彼自身が受けた改造についても気になりますね。回想シーンでは手術台の上に乗せられ「やめろ! ショッ〇ー!」状態でしたが、今回の最後で間違いなく浄化されており、これは浄化できる=オシマイダー化だった可能性が否定できません。

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オシマイダーは人間のネガティブ感情を増幅させて怪物を生み出す(媒介の有無が若干不透明ではあるが)ものですが、そこに更に人為的な何かを加える…という推測が成立します。明らかにドクター・トラウムが一枚絡んでいそう*2ですが、考えてみると彼が呼び出した猛オシマイダーはダイガンが呼び出したオシマイダーを作為的に強化する、というものだったので、そう考えるとハリハムハリーはそのプロトタイプとして利用されたのかもしれませんね。ただ、それだといきなり猛オシマイダーを呼び出したジェロスの説明がつかないんだよなー

彼がクライアス内部についてどこまで把握しているのかは分かりませんが、今作はルールーの事も含めて、ある程度プリキュアサイドにも敵側の情報が筒抜けている珍しい作品なんですね。そりゃ、クライアス社側もメンツ一新したくもなるわ…

 

輝木ほまれ=キュアエトワールについて

こりゃ、ハリーに間違いなく惚れているねえ…

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だからという訳ではないのですが、ハリーがほまれに過去を話した際に、ほまれもある程度の身の上話をしました。

彼女は現在祖父祖母(恐らく母方)の家に住んでおり、母親は重機を操縦する、という発言があったため、どうやらガテン系の様ですね。少しだけ家庭内のシーンがありましたが、祖父祖母は気の優しそうな典型的な良い人たち、母親は美人だけど中身肝っ玉かあちゃん、みたいな感じでしょうか。

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しかし、ほまれが一時フィギュアを断念していた際、そういうに女性にありがちな叱咤激励はせず優しく見守っていたそうで、根は優しい人物だと想像がつきます。

更に父親は離婚しているらしく、結構ハードな家庭環境でもあるようですね。

そんな家庭で育ったため、ほまれとしてはフィギュアスケートの選手として早く一本立ちして皆に恩返しがしたいと考えており、メンバーの中では一番将来をきちんと見据えているんですね。そう考えると、序盤で彼女がやさぐれていた展開もちょっと納得です。ほまれが父親の事をどう考えているのかは分かりませんが、それも無関係ではないでしょうし、ジャンプ恐怖症に対する絶望が深かったんでしょうね。*3

後半はモンスター化したハリーを前に攻撃を躊躇してしまい押され気味だったはぐプリチームの流れの中で、一人彼の前に立ち塞がり、必死の説得を試みました。

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要約すると、彼が元クライアス社の人間であろうと関係はなく、皆は仲間であるという事。そんなことで悩んでいたというのなら打ち明ければよかったのだ、という事なのですが、その叱咤激励に似た説得がなかなか激しかったので…*4

ハリーに間違いなく惚れているねえ…(大切な事なので二度言いましたッ)

最後にはハリーの内面にシンクロダイブした様な表現も見られ、これからどういう関係性にするのか注目の二人かもしれません。上手くまとめてほしいですが、これらは時間を掛けてじっくり描いていくのが肝な気がしますね。プリキュアシリーズの恋愛関係は批判の的になる事が結構ありますが、これはいきなりぽっと出のキャラと時間を掛けずにそういう関係性を仄めかすからだと思うので…

 

ビシンについて

一言で言うとこれまためんどくさい奴が出てきたなあ、という感じです(笑)。

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クライアス社側の鳴り物入りキャラクターで、今回でハリーとの関連性をまざまざと見せつけてくれましたが、クライアス社入社前からハリーの仲間だった点とその名前から正体がハクビシン(もしくはモチーフ)の可能性があります。

今回は逃げるハリーを黒いウェーブで攻撃して追っかけまわしたり、闇の力を凝縮させてハリーの金の鎖を破壊したり、と人間体の姿での技披露に留まりましたが、ハリーと同じく正体を隠しているでしょうし、巨体化形態もあると思われるので、本性を現した際に真の実力が分かるのかもしれません。

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注目点としてはハリーに対する執着心が半端ない事でしょうか。実際、今回ほまれとハリーの前に姿を現したのも、裏切者である彼の抹殺ではなく連れ帰って元の鞘の収まってほしい、と願っての事であり、彼に愛情を感じている様なニュアンスがありました。

一人称が僕であり、今の段階では男であると考えられますが、比較的高めの女性声優が声を担当しており、さらに見た目が中性的である事から女性である可能性もありますね。*5

更にハリーを元の姿に戻してプリキュア達を襲わせた事で、本来の姿に戻ったと狂喜するものの、ほまれの説得によって理性が取り戻されそうになった際には醜く顔をゆがめ「なんなんだ! 貴様は!」と彼女に激怒しており、ほまれはほぼ確実に憎悪の対象になりそうです。

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どうも、ハリーに相当深い思い入れがある様なので、これは転じるとほまれのみならずはぐプリチーム、延いてはハリーに対しても激しい憎悪を撒き散らす厄介な存在になるかもしれませんね。

 

次回は

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さあやと母親の関係性に切り込みそうな感じですか。非常に気になっていた二人なのでこれは見逃せませんね。っていうか、その食戟の〇ーマみたいなドラマは突っ込んでいいんですかね?( ´艸`)

 

今週のはぐプリの個人的見どころ!

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今回射的屋台やっていたダイガンさん、取れるものなら取ってみろ、とルールーを挑発していたけど…部下の能力把握してない奴は淘汰されてもしょうがないんだよなあ。*6

 

来週もめちょっく!(めちょっくってなんだよ!)

 

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*1:もう一つの可能性としてはプリキュアの浄化技の影響で過去の姿に戻った。

*2:実際、ドクター・トラウム初登場時に見知りである事が描かれ、毛を逆立てて威嚇している。

*3:しかし、そういう点をも含めて周りが彼女を不良扱いしていたというなら、なかなか闇が深い…

*4:同時に流石ツンデレクイーンの一角、小倉氏! と思ってしまった。

*5:そうなるとvsほまれという展開もあり得るか…怖い…

*6:まあ、直接の部下じゃなかったけどさ!

【アニメ】HUGっと!プリキュア第24話「元気スプラッシュ!魅惑のナイトプール!」感想

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水着の止め絵のみでこのあとすぐとか、スタッフの自信が漲っておる喃…

 

さて、今回は恒例水着回という事で息抜き回の色合いが強かったですが、色々と面白い場面がありました。

 

話の流れとしては、町内会で開かれるナイトプールに大人の雰囲気に憧れるはなは興味津々だったのですが

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どうみても、盆踊り大会にプールを加えただけのみならず、サイドに飾られる鯉幟とお祭り飾りつけというおっさんのごたまぜセンス全開ちょっとはなの考えていた雰囲気とは違ったため、はぐプリチームがコーディネイトを担当する…という事になります。

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皆の努力の甲斐あって、ナイトプール自体はセンスの良いものに仕上がり、大盛況となりましたが、そんな最中ジェロスが猛オシマイダーを召喚、しかし…というものです。

 

上でも書いた通り、比較的息抜きの回だった訳ですが、いくつか気になる表現がありました。

まず、はなが前回の事件についてかなりの恐怖心を抱いている事です。ナイトプールの準備中、はな以外のメンバーが積極的に笑顔で準備を続けるはなを見て「彼女の笑顔が前向きである」趣旨の事を述べていましたが、はなはプールに一人浮かびながら前回のジョージ出現を相当不安そうな顔で回想しています。

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そして、後半ジェロスが召喚した猛オシマイダーがナイトプール参加者のトゲパワワを増幅させている場面を見て腕を押さえて恐怖している? と思われる描写があり、どうやら相当なトラウマになっている可能性があります。

特にまずいと感じるのは、はなとそれ以外のメンバーのジョージに対するショック度合いに齟齬が生じている点で、これは後々嫌な展開の伏線となるかもしれません。

 

更にちょっと気になるのがルールーの処遇をクライアス社がどう考えているか、です。

今回、ジェロスが猛オシマイダーを召喚するポイントを定めた際に「ルールーちゃん発見」みたいな事を言ったのですが、これはルールーが元クライアス社で顔が割れているから目標にされた、とも取れますが、反面ルールーを狙っているとも解釈できる表現でした。

以前、パップルがはな以外のプリキュアメンバーの正体が割れていない、みたいなニュアンスの事を言いましたが、今話の最後の展開を見る限り、最早全員の正体はクライアス社側には周知されているはずですし、無理にルールーをオシマイダー召喚の目標にする必要性はないんですよね。

ルールーは嫌な表現をすると無断で退社したようなものですし、クライアス社側としてもそれなりに重要な存在だったはず(その割にはバイトポジションという冷遇をしていたが)なので、ただでは済まないと思うのですが…

 

更にクライアス社の脅威に対して、えみルルコンビが一つの解答を示したのも興味深かったです。

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後半の展開は、前々から考えていたのでしょうが、えみルルコンビがナイトプール真ん中のお立ち台に突如乱入、いきなりライブを始めたのですが、その最中にルールーを発見したジェロスが呼び出した猛オシマイダーが出現、会場はパニック寸前にまで陥ります。次々と観客からトゲパワワが噴出し右往左往するはな達でしたが、なんと、えみルルコンビはライブをそのまま続行、その歌声で観客のノリはヒートアップし、猛オシマイダーを無視して盛り上がる=再びアスパワワが溢れるという展開が待っていました。

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これは相手のトゲパワワを滅ぼすのではなく、より強いアスパワワで上書きするという完全な力技が可能である事を示しています。

もちろん、プリキュア達が使う浄化技も突き詰めていけばこれなのでしょうが、バトルではなく歌でオシマイダーを(一旦は)退けた事に注目したいのです。何より、トゲパワワもアスパワワも個人個人の気の持ちようである事が今回は強く現れていました。

元々、先回の記事でも書きましたが、クライアス社側のオシマイダー生成は、暗い感情、というにはあまりにも小さいネガティブ感情を無理矢理増幅させるものです(今回はプールを走り回った男の子が注意を受けたため「ちぇ」という感情を持ったため狙われた。「うぜえよ、〇ね」レベルですらない)。ハナから無理があるんですよね。

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逆から言えば、ライブに夢中にさせるという、こんな単純な手段で猛オシマイダーを弱体化できたわけで、最後にバトルになった際にもキュアエールが彼女らからヒントを得た、みたいなことを言っていたのは印象深かったです。

 

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戦闘自体はえみルルコンビが猛オシマイダーを弱体化させた際に変身、キュアエールら三人がパンチで圧倒した後にとどめのツインラブロックビートという新キャラ優先パターンで決着しました。というか、今回の三人パンチも初代に感化されすぎぃぃぃ!

 

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引きではなんとチャラリートとパップルが芸プロを立ち上げていたらしく、えみルルコンビをスカウトするという展開でしたが、チャラリートの再生回数283とか言っていた所は突っ込むところか?( ´艸`)

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そして、おや、向こうから見た事ある人が…

 

今週のはぐプリの個人的見どころ!

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生きてたんかい! われええええぇぇぇぇぇ!

 

は!!!!?!!?!!!!? 次回予告とか書く前にまとめに入ってしまったじゃないか! どんだけ美味しいんだ、この5秒親父は! 最後に全部持っていかれちまったよ、ダイガンさんに…(↑上の台詞は視聴中マジで叫んだ。ついでに笑い転げた)

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それにしても、前回不意打ちで倒れた彼をすぐに介抱しようとしたキュアアンジュでしたが、今回は無事だった事に嬉しそう顔をしており、本当にさあやは優しい子ですね。前回治癒する暇もなくすぐ消滅したダイガンを見て心底悲しそうな顔をしたのも印象的でしたが、今回はそれもあって本当に安堵した様で良かった良かった。

 

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次回はハリーとほまれ回? いよいよハリハムハリーが真実を打ち明けそうな雰囲気ですが、やはりほまれを絡めてきそうですね。今回も屋台を出していたハリーを「カッコいいね」と噂していたモブをみて照れたような表情を浮かべているシーンがあり、この二人をペアにするのは確定っぽいですね。一歩間違うとバッシング対象になりかねないネタだけに、どう料理するかは注目でしょうか。

 

来週もめちょっく!(めちょっくってなんだよ!)

 

 

【アニメ】HUGっと!プリキュア第23話「最大のピンチ!プレジデント・クライあらわる!」感想

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ん…強キャラ感ない…面白枠感ある…

 

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と思ったら開始8分でオシマイダー呼んだはいいものの、味方の背後からの奇襲で一発退場とか…流石に扱い酷すぎませんかねえ…

 

さて、今回は…そのタイトルからラスボスの正体にスポットが当たりましたが、あまりにも新設定をぶっこみ過ぎていて、ちょっとわちゃわちゃした回でもありました。

こういう展開を私は独自に新展開準備回とか適当な名前で呼んでいますが、とりあえずは箇条書きで整理してみると

 

  • OPとED変更。ルールーは許された!

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  • 尊過ぎね…?

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  • リストル曰くミライクリスタルは10個あるらしい。しかも、プリキュア達が次々と回収しているのは計画通りらしい。
  • どうもはなには暗い過去があった様だ。
  • 唐突に背後から新キャラ、ドクター・トラウムに襲われ開始10分以内でダイガン退場。ダイガンは元々無能として疎んじられていた様子。
  • ドクター・トラウムが造るオシマイダーは若干強力。まだ詳細は不明だが呼び出されたオシマイダーをパワーアップさせる、という方法を取る。猛オシマイダーというらしい(EDクレジットより)。

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  • ドクター・トラウムと同時にとうとうクライアス社の社長登場。意外性はなくジョージだった訳だが、本名ジョージ・クライである事が判明。

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  • ジョージは5人から10個のミライクリスタルとプリハートを奪って時間停止能力発動。動けるのははぐたんのみという状況でゲームオーバーかに思われたが…

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  • キュアエールのみジョージに奪われそうになったはぐたんの声に呼応して辛うじて動いてミライクリスタル奪取→時間停止解除
  • その様に少し驚いたジョージだったが、キュアエールに何か感じるものがあったのか、ドクター・トラウムにその場は任せて退場。
  • そこから5人のラッシュ→最後はツインラブロックビートでフィニッシュ。
  • ここに来て、ハリハムハリーがミライクリスタルを一つ隠し持っている様だ。あとほまれといい雰囲気に…おのれネズ公…
  • クライアス側も「全てを破壊するかもしれない」という新幹部? のビシンの封印をリストルが解く場面が挿入

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ぱっと思いつくだけでも、社長登場、新幹部二人追加、リストルを除く旧幹部一掃、社長にミライクリスタルを渡せばとんでもないことになる、という盛り沢山でしたが、そんな中でも個人的にはメインヒロインであるはな=キュアエールに焦点を当てたいと思います。

 

さて、そのはななのですが、実は第一話からその過去に注目してはいました。転校初日という事があったにせよ、自分に対してエールを送ったり、最初が肝心である、とやたらと緊張したり、どうにも不自然な前向き姿勢が目立ったのですが、今話で大体の事情が察せました。

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というのも、どうも彼女は前の学校でいじめを受けていた女の子を庇った事によって孤立した様なのです。

度々扱われるテーマではありますが、最近のアニメだと三月のライオンの川本ひなたのエピソードが記憶に新しいでしょうか。流石にあれほど重く描かれてはおらず、表現もぼやかしてはいましたが、十分に察する事は出来たかと思います。なんか前回のNTRシーンといい、プリキュアでありながらギリギリを攻めてきますねえ、今作は。

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恐らく母親の助言もあったかと思いますが、はなはこれを切欠に転校を余儀なくされた様ですね。三月のライオンとは違う結末(ひなたは転校まではしていない)になりましたが、「自分のやったことに間違いはない!」という根幹は変わってはいませんでしたね。この事件が切欠になってカッコいい=イケてる自分に憧れを抱いているのは上手だな、と感じます(自己肯定からの憧憬)。

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そういう背景があったからでしょうか、味方の不意打ちで倒れたダイガンに対して「彼はお荷物だった」と言い放ったドクター・トラウムに対して「人はモノじゃない!」と激昂してみたり、はぐたんを手に入れようとしたジョージに向かって、ミライクリスタルの奪還よりはぐたん奪還を優先させ「はぐたんを泣かせるな!」と必死の形相で啖呵を切ったり、彼女の人格形成にかなりの影響を及ぼしていそうです。

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止まった時の中で彼女のみが動けたのは、それだけこの出来事に対する自身の揺るがない正義があったからなのでしょう。そして、自分の正しい行いがあるからこそ、未来に対して前向きに生きれる=ラスボスの時間停止すら上回るアスパワワによって動けた、と。現に動き出す時に、この事件を思い浮かべ更に母親がはなの行いを肯定した場面が大きなウェイトを占めていたのは実に興味深い演出でした。

ただ、この件については、彼女のトラウマであると同時に、まだ未解決でもあるでしょうから、今後も尾を引く可能性がありますね。個人的にはターゲットになっていた娘との再会は描いてほしいかも。そうでないと結局逃げた事になりかねないので…正直エリシオあたりだったら突っつきまくってきそうである。

 

そして、もう一つ気になるのがハリハムハリーの動向です。

過去回の表現から、クライアス側と何かしらの接点があるのは間違いないでしょうが、今回はドクター・トラウムと見知りであると思われるシーンが挿入されました。

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そして、この期に及んで、白いミライクリスタルを隠し持っているという衝撃の展開が待っていました。が、これをよくよく考えてみると少しおかしい事に気が付きます。

リストルはミライクリスタルは全部で「10」だと言っています。しかも想定以上(しかも計画通り)であると回想。

ハリハムハリーはプリキュアスカウトの際、ミライクリスタルを「8」つ集めてほしいとはな達に依頼しています。

そして全てのミライクリスタルが集まった(のにはぐたんが元の姿に戻らない)、と回想した際にははな達の8に加えて自身の持つ1があるので合計「9」という認識になっています(その後ミライクリスタルがルルえみコンビによって+2されている)。

果たして、ミライクリスタルの総数をハリハムハリーが認識違いをしているのか、はぐたんの本来の姿になる数がハリハムハリーの認識通りなのか…

元々プリハートの数*2のミライクリスタルが想定されていたのに、リストルがハナから10認識しているのも、謎に拍車をかけています。そもそも、ルルえみコンビの片方(恐らくその場合はルールー)、あるいは両方がイレギュラーな存在である可能性が高いのに、クライアス側がプリハートの数を正しく認識しているというのならば、彼らの時間操作能力が何らしかの影響を与えているのかもしれませんね。*1

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今回、ほまれに彼の様子がおかしいと随分心配されていましたが、そろそろ彼も真実を全て打ち明けた方が良いのでは? と思ってしまいます。彼女らを心配して全ては打ち明けてないのかもしれませんが、敵の社長まで出張ってきていますし、もう十分に巻き込みまくっている訳ですしね。

 

さて、次回は…

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やったー! 恒例の水着回だーって、ナ、ナイトプウゥゥルゥ!?

 

今週のはぐプリの個人的な見どころ!

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三人の怒涛のパンチラッシュで猛オシマイダーの装甲を粉々に…これ、間違いなく先週の初代に感化されたよね( ´艸`)

 

来週もめちょっく!(めちょっくってなんだよ!)

 

2018/7/13、加筆修正しました。

 

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*1:おまけにルールーは元身内である。

【アニメ】HUGっと!プリキュア第22話「ふたりの愛の歌!届け!ツインラブギター!」感想

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あ…ありのまま今起こった事を話すぜ!

「おれはHUGっと!プリキュアを視聴待機していたら初代が始まってしまった」

な…何を言っているのかわからねーと思うがおれも何をされたのかわからなかった…

頭がどうにかなりそうだった…

催眠術だとか超スピードだとかそんなチャチなもんじゃあ断じてねえもっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…

 

まあ、定番のポルナレフネタは置いておいて、このあとすぐから初代が完全物理攻撃をかましまくるという否が応でもテンションが高まる出だしでしたが…

実際はここしばらく続いたえみルルコンビシナリオの集大成というかとりあえずの帰結を顕したお話でした。

 

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話の流れとしては、初代の二人が突如現れた事でわちゃわちゃしたはぐプリチームでしたが、同じプリキュア同士という事で意気投合、行動を共にする事になるのですが、えみるがギターを壊したと自責の念にかられているルールーに大丈夫だといった事に対して、ルールーはえみるが嘘をついていると糾弾したため、二人の関係性がぎくしゃくします。

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しかし、初代の助言もあり仲直りをした二人でしたが、その頃、彼氏(多分ジョージ)をジェロスに寝取られた(?)パップルは上司にさんざん責められていた事もあって、ついに悲しみの感情を爆発させ、自らオシマイダーになってしまいます。

流石に幹部のオシマイダー化という事もあって苦戦を強いられるはぐプリチームでしたが、初代の助力を得つつ、最後は元上司の悲しみを察したキュアアムールがキュアマシェリと共に彼女の心の中にシンクロダイブする…というものです。

 

初代の登場について

まず最初に断り書きなのですが、私自身は初代に対する思い入れがあまりありません。これはリアル視聴していない、というのが最大の理由ですが、その事も踏まえてある程度フラットな視線で今回の唐突な初代登場は見ることが出来たと思います。*1

とりあえずは出だしのシーンで初代はあくまでも異世界プリキュア」である事が明言されました。流石に共通世界観を使うのは映画のオールスター系だけの様です。が、これって何気に初の設定ですね。このクロスオーバーについては、過去のシリーズではまほプリ以降定番化しつつある最終回の次世代引き継ぎがありますが、ここら辺の表現は曖昧にしていた筈です。*2

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率直な事を言えば、ここで初代が出てくる意味合いはあまりありませんでした。えみルルコンビの確執を諭したいのなら、前回がそうであったようにはな達でも良かった訳ですし、もしあくまでもゲスト出演にこだわるのならば過去に確執があったラブとせつなや響と奏でも良かった訳です。

それでも初代が選ばれたというのは、秋に公開される映画の事もあるでしょうし、やはり「初代は最強である」という古くからのファンに対する「シリーズものの初代は補正が強い」を利用したかったというのもあるでしょう。

ただ同時に、今回のテーマに沿って過去作からゲスト出演を選べ、と言われたら確かに初代が一番しっくりくるでしょうし、ファンサービスという視点ではまあ良かったのかな、と感じました。*3

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その初代ですが、なぎさがえみるに素直な気持ちを伝えてもいい、という事を諭し、ほのかがルールーにえみるの心情を汲み取ってあげる事を優しく教えた訳ですが、かつてはこの二人も激しい確執の上の和解で友情を深めており、なかなか説得力がありました。ストレートな性格のなぎさがえみるを、思慮深い性格のほのかがルールーのケアに回ったのも好印象でしたね。

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後半は戦闘で縦横無尽の活躍を見せました。

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実際、はぐプリチーム5人がかりで苦戦するパップルオシマイダーをたったの二人で徒手空拳で圧倒する、という、まあ、映画での演出も見れば分かるのですが、シリーズでの肉弾戦最強はやはり初代である、というのが製作者側からのメッセージなんですね。

シリーズで徒手空拳を使うキャラは数あれど、ここまで怒涛のラッシュを展開できるのは確かにこの二人だけ、という感じです。

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しかし、ビーム攻撃まで物理で弾くのはどうなのさあ、日向ぁ(;゚Д゚)

最後ははぐたんの力で元の世界に戻っていた訳ですが、あくまでも脇役に徹したのは良い配置だったと思います。正直、今回に関しては他のはぐプリキャラやシナリオそのものを「食って」しまう不安があったのですが、良い塩梅にまとまっておりゲスト回としてはちょうどいいバランスだったと思います。

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特撮系では定番化していますが、作品途中でのクロスオーバーは今後のプリキュアシリーズに取り込まれるのかも? という回でもありました。まほプリの総評でも書きましたが、個人的には世界観を壊す恐れがあるのであまりクロスオーバー物は好きではないのですが、15年も続いたシリーズですしこういう事は出来るのも積み重ねによるメリットの一つと考えるのも良いのでしょうね。

 

えみルルコンビについて

上でも書いた様に、これで彼女たち二人のシナリオは一段落した、といった所でしょうか。

えみるとルールーの確執については、双方の言い分に一理あり、なかなか難しい問題でもありました。同時にルールーを傷付けたくないが故に意地を張ったえみる、アンドロイド故に流石に心の機微にまでは頭が回らなかったルールー、二人の特徴をよく捉えていて、確執、というよりはちょっとしたすれ違いレベルでしたね。

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実際、初代の言葉を承けて、お互い仲直りするシーンでは、お互いの頬をつねってみたり可愛らしい喧嘩に留まっており、それほど深刻な状態ではなかった気がするんですよね。ぶっちゃけ言うと初代が出張るほどの話だったのか、と。*4

ただ、えみるが和解の時に言った「ギターは壊れても大丈夫だけど、ルールーは大切な友人なのだから傷ついてほしくない。ルールーは一人しかいないのです」というのはグッときました。えみるは時々本当に染みるセリフを言いますよねえ…

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お互いの和解にあたり、ルールーはお手製のペアギターを、えみるはハートの腕輪をプレゼントしあい、より友情を深めわだかまりもなくなるという最高のコンビ結成と相成りました。

後半のパップルオシマイダーの戦闘シーンでは、かつての上司であったパップルの悲しみを察知したキュアアムールがキュアマシェリと共に彼女の内面に飛び込みましたが、例え恋敗れたとしても、その先に未来がある、新しい愛だってある事を諭し、パップル本体をハグした事でパップルを無力化、その無限の包容力に応えて新アイテム・ツインラブギターが出現しました。

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正直言うと、この場面はちょっと拙速かなあ、とは感じました。これに絡ませる事が出来たであろう壊れたギターや、二人の友情の証であるルールーが作ったペアギターがあったにも関わらず、このあたりはガン無視でマシェリ・アムールが覚醒したとはいえ突如出現するというのは…せっかくのいい要素があったのにもったいない、と感じてしまいます。

前回の記事でも書きましたが、戦闘終了後にえみるのギターが壊れたままで修復されなかったのも特に理由はない、で片付けられてしまうのは少々納得できません。

最終的にはツインラブギターによる合体攻撃でパップルオシマイダーを浄化に成功。しかし、これ弾くんじゃなくてボタン押して飛び道具発射するんですね(笑)。しかもマシェリバズーカとかいうネーミングセンスにはコーヒー吹き出しました( ´艸`)

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これで、はぐプリチームは、ハートフォーユー、PTC、マシェリアムールの合体技その1に加え、更にツインラブギターによる浄化技、と4つもの浄化技が使えるチームになったんですね。しかも、初期三人とえみルルコンビに完全に分散されており、シリーズ恒例の「誰か一人でも欠けると浄化技が使用不可」状態も解消しています。何気にすごいな。え? 最終的には5人合体技出るだろ? って? それはまあ、そう、そうねえ…

 

パップルについて

流石に昼ドラみたいな展開にする訳にはいかないですが、ジョージ? と思われる男をジェロスに寝取られる(様に見えた)という最悪の展開で完全絶望。なんと、ジェロスがオシマイダー化させたわけではなく、自らオシマイダー化するという、衝撃の展開が待っていました。

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これは裏を返せば、絶望の感情が最大にまで高まれば、クライアス社の人間が発注書を出すまでもなくオシマイダー化してしまう、という事であり、今までの根底が覆る件です。

しかし、考えてみると、元々クライアス社幹部がオシマイダーを制作するやり方というのは「相手のトゲパワワを増幅させる」というものですから、幹部自体はトゲパワワ増幅を(強制的とはいえ)手助けをしているに過ぎないんですよね。

そういう観点で見ると、もしクライアス社が本来の目的である、人々から未来を奪う、を成就した暁には、それに対して絶望した人たちから順次オシマイダー化する訳で、これははぐプリチームにとっては最悪の結末になってしまいます。もしそうなるとドキプリのトランプ王国とちょっと被りますね。

そう言えば、ルールーは元来未来を奪った後の世界を管理する予定だったアンドロイドですが、これはひょっとして、オシマイダー化を制御するためのものだった可能性も出てきました。しかし、そのルールー自体がプリキュアになったという事は…このイレギュラーがどうシナリオに絡むのか、若しくは自分のとりごし苦労なのかは、今後の展開に期待したいですね。

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パップルは心の中でキュアマシェリ・キュアアムールと対峙しましたが、その力はトゲパワワを直接二人にぶつけてもほぼノーダメージという、オシマイダーと反比例するかの如く弱弱しく、失恋のショックの大きさが垣間見えました。同時にジョージ? と思われる男以外眼中になかった様で、その見た目に反して一途なタイプでもあったんですね。

逆に不気味なのはジェロスですね。確かにジョージ? と同じ部屋にいる所を見せつける事により、パップルを絶望に追い込みましたが、逆から言えばパップル自身の誤認の可能性もあり、こうなる事が(恐らく)分かった上で誤解を招くかのような怪しげな行動に出るあたりはなかなかの悪女ぶりです。多分ですが、本来ならば一途であるパップルの性格を把握した上で彼女の思い込みの激しさを利用した、と考えるととんだ策士である可能性がありますね。

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最終的には浄化されたパップルですが、未来を示された事によって吹っ切れるのでしょうか。チャラリートはユーチューバーみたいなことをやっていましたが、彼女の場合は…

反動で男食い漁りそうで怖いな(笑)。

 

さて、次回は…なんかとんでもないことになりそうですね。はぐたん、初代帰したの早すぎたんじゃない!?( ´艸`)

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今話で、ようやくチームとして完全に固まった感じですし(実際初めて5人同時バンクが披露された)、全員に武器系アイテム付与、パップル退場、初代を出すというサプライズ、一区切りついたかと思います。いよいよシナリオが本格的に動き始めそうです。

 

今週のはぐプリの個人的見どころ!

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プリキュアって他にもいるんですか!?」「う、うん、まあね」(言えない…総人数55人もいるとか…しかもまだまだ増える可能性大とか…口が裂けても言えないッ!!)

 

来週もめちょっく!(めちょっくってなんだよ!)

 

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*1:ちなみに初リアル視聴はスマイルプリキュア

*2:まほプリは異世界ゲートをくぐる表現があった。プリアラでは共通世界の様にはながキラパティを訪れている。

*3:実際、ここでラブせつな、響奏あたりが出てもピンとは来なかっただろう。

*4:もしルールーが怒りに任せてえみるの頬をつねっていたらこんなものでは済まなかった訳で、そういう点でもルールーは本気で怒ってはいないのである。