ふらあそ!

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【アニメ】HUGっと!プリキュア第23話「最大のピンチ!プレジデント・クライあらわる!」感想

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ん…強キャラ感ない…面白枠感ある…

 

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と思ったら開始8分でオシマイダー呼んだはいいものの、味方の背後からの奇襲で一発退場とか…流石に扱い酷すぎませんかねえ…

 

さて、今回は…そのタイトルからラスボスの正体にスポットが当たりましたが、あまりにも新設定をぶっこみ過ぎていて、ちょっとわちゃわちゃした回でもありました。

こういう展開を私は独自に新展開準備回とか適当な名前で呼んでいますが、とりあえずは箇条書きで整理してみると

 

  • OPとED変更。ルールーは許された!

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  • 尊過ぎね…?

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  • リストル曰くミライクリスタルは10個あるらしい。しかも、プリキュア達が次々と回収しているのは計画通りらしい。
  • どうもはなには暗い過去があった様だ。
  • 唐突に背後から新キャラ、ドクター・トラウムに襲われ開始10分以内でダイガン退場。ダイガンは元々無能として疎んじられていた様子。
  • ドクター・トラウムが造るオシマイダーは若干強力。まだ詳細は不明だが呼び出されたオシマイダーをパワーアップさせる、という方法を取る。猛オシマイダーというらしい(EDクレジットより)。

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  • ドクター・トラウムと同時にとうとうクライアス社の社長登場。意外性はなくジョージだった訳だが、本名ジョージ・クライである事が判明。

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  • ジョージは5人から10個のミライクリスタルとプリハートを奪って時間停止能力発動。動けるのははぐたんのみという状況でゲームオーバーかに思われたが…

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  • キュアエールのみジョージに奪われそうになったはぐたんの声に呼応して辛うじて動いてミライクリスタル奪取→時間停止解除
  • その様に少し驚いたジョージだったが、キュアエールに何か感じるものがあったのか、ドクター・トラウムにその場は任せて退場。
  • そこから5人のラッシュ→最後はツインラブロックビートでフィニッシュ。
  • ここに来て、ハリハムハリーがミライクリスタルを一つ隠し持っている様だ。あとほまれといい雰囲気に…おのれネズ公…
  • クライアス側も「全てを破壊するかもしれない」という新幹部? のビシンの封印をリストルが解く場面が挿入

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ぱっと思いつくだけでも、社長登場、新幹部二人追加、リストルを除く旧幹部一掃、社長にミライクリスタルを渡せばとんでもないことになる、という盛り沢山でしたが、そんな中でも個人的にはメインヒロインであるはな=キュアエールに焦点を当てたいと思います。

 

さて、そのはななのですが、実は第一話からその過去に注目してはいました。転校初日という事があったにせよ、自分に対してエールを送ったり、最初が肝心である、とやたらと緊張したり、どうにも不自然な前向き姿勢が目立ったのですが、今話で大体の事情が察せました。

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というのも、どうも彼女は前の学校でいじめを受けていた女の子を庇った事によって孤立した様なのです。

度々扱われるテーマではありますが、最近のアニメだと三月のライオンの川本ひなたのエピソードが記憶に新しいでしょうか。流石にあれほど重く描かれてはおらず、表現もぼやかしてはいましたが、十分に察する事は出来たかと思います。なんか前回のNTRシーンといい、プリキュアでありながらギリギリを攻めてきますねえ、今作は。

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恐らく母親の助言もあったかと思いますが、はなはこれを切欠に転校を余儀なくされた様ですね。三月のライオンとは違う結末(ひなたは転校まではしていない)になりましたが、「自分のやったことに間違いはない!」という根幹は変わってはいませんでしたね。この事件が切欠になってカッコいい=イケてる自分に憧れを抱いているのは上手だな、と感じます(自己肯定からの憧憬)。

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そういう背景があったからでしょうか、味方の不意打ちで倒れたダイガンに対して「彼はお荷物だった」と言い放ったドクター・トラウムに対して「人はモノじゃない!」と激昂してみたり、はぐたんを手に入れようとしたジョージに向かって、ミライクリスタルの奪還よりはぐたん奪還を優先させ「はぐたんを泣かせるな!」と必死の形相で啖呵を切ったり、彼女の人格形成にかなりの影響を及ぼしていそうです。

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止まった時の中で彼女のみが動けたのは、それだけこの出来事に対する自身の揺るがない正義があったからなのでしょう。そして、自分の正しい行いがあるからこそ、未来に対して前向きに生きれる=ラスボスの時間停止すら上回るアスパワワによって動けた、と。現に動き出す時に、この事件を思い浮かべ更に母親がはなの行いを肯定した場面が大きなウェイトを占めていたのは実に興味深い演出でした。

ただ、この件については、彼女のトラウマであると同時に、まだ未解決でもあるでしょうから、今後も尾を引く可能性がありますね。個人的にはターゲットになっていた娘との再会は描いてほしいかも。そうでないと結局逃げた事になりかねないので…正直エリシオあたりだったら突っつきまくってきそうである。

 

そして、もう一つ気になるのがハリハムハリーの動向です。

過去回の表現から、クライアス側と何かしらの接点があるのは間違いないでしょうが、今回はドクター・トラウムと見知りであると思われるシーンが挿入されました。

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そして、この期に及んで、白いミライクリスタルを隠し持っているという衝撃の展開が待っていました。が、これをよくよく考えてみると少しおかしい事に気が付きます。

リストルはミライクリスタルは全部で「10」だと言っています。しかも想定以上(しかも計画通り)であると回想。

ハリハムハリーはプリキュアスカウトの際、ミライクリスタルを「8」つ集めてほしいとはな達に依頼しています。

そして全てのミライクリスタルが集まった(のにはぐたんが元の姿に戻らない)、と回想した際にははな達の8に加えて自身の持つ1があるので合計「9」という認識になっています(その後ミライクリスタルがルルえみコンビによって+2されている)。

果たして、ミライクリスタルの総数をハリハムハリーが認識違いをしているのか、はぐたんの本来の姿になる数がハリハムハリーの認識通りなのか…

元々プリハートの数*2のミライクリスタルが想定されていたのに、リストルがハナから10認識しているのも、謎に拍車をかけています。そもそも、ルルえみコンビの片方(恐らくその場合はルールー)、あるいは両方がイレギュラーな存在である可能性が高いのに、クライアス側がプリハートの数を正しく認識しているというのならば、彼らの時間操作能力が何らしかの影響を与えているのかもしれませんね。*1

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今回、ほまれに彼の様子がおかしいと随分心配されていましたが、そろそろ彼も真実を全て打ち明けた方が良いのでは? と思ってしまいます。彼女らを心配して全ては打ち明けてないのかもしれませんが、敵の社長まで出張ってきていますし、もう十分に巻き込みまくっている訳ですしね。

 

さて、次回は…

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やったー! 恒例の水着回だーって、ナ、ナイトプウゥゥルゥ!?

 

今週のはぐプリの個人的な見どころ!

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三人の怒涛のパンチラッシュで猛オシマイダーの装甲を粉々に…これ、間違いなく先週の初代に感化されたよね( ´艸`)

 

来週もめちょっく!(めちょっくってなんだよ!)

 

2018/7/13、加筆修正しました。

 

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*1:おまけにルールーは元身内である。