がああああ! 今回のオシマイダーの素材、ネタバラシレベルやんけーーー!(笑)
と思ったらAパート終了段階であっさりあきとじゅんなを素材にしたオシマイダー出現で隠す気ゼロなのでしたー。まる。
話の流れとしては、今までもモブ状態でちょこちょこ登場していたはぐプリチームのクラスメイトである百井あきと十倉じゅんながひょんなことから仲違いを始めるのですが、その渦中にいたほまれは気苦労もあって一人黄昏れているところを、隙を突かれルールーに変身アイテムを奪われてしまい…というものです。
輝木ほまれについて
今回はあきとじゅんなに板挟みにされて、なかなかツラい立場に置かれてしまいましたね。それ自体は前半パートがギャグ風味に描かれていたため、それほど深刻には見えなかったのですが、あきとじゅんなの喧嘩が本格化し、じゅんなが一人寂しく帰路についた(あきとじゅんなはそれまでは一緒に帰宅する仲良しだった様子)様を見て、思う所があったようで、皆とは分かれて単独行動に出ました。
じゅんなを心配して探しに行ったと思いきや、ほまれはその足でビューティーハリーに直行するのですが、彼女を心配したハリハムハリーにも「なんでもない」の一点張りで、今話ではこれに対する解答も特になかったため、これは伏線の可能性がありますね。
そして、そんなほまれを心配するハリハムハリーにひょっとしてただならぬ気持ちを抱いているのでは? という描写がありました。悩みをなかなか打ち明けないほまれに真剣な顔で心配してくれるハリハムハリーに顔を赤らめてみたり、ルールーに心拍上昇を指摘された際にも慌てて取り乱したり、ちょっと意外な展開でした。ただ、過去回でハリハムハリーにいつも辛辣にツッコミかましてたのはほまれなんだよなー( ´艸`)
そして、その隙を突かれてルールーに変身アイテムを奪われてしまった訳ですが、そんな事にオシマイダー出現まで気が付かないほど狼狽しており、これは別の意味で見逃せない関係になりそうですね。ただ、相手はネズ公だがいいのか、ほまれ?(笑)
あき&じゅんなについて
こういうサブキャラにスポットが当たるのも、今作の良い所ですね。やはりメイン3人というのは余裕が持てるのですかね。
冒頭であきがほまれに弟子入り志願するのは唐突感が半端なく、最初は今回は少し粗いシナリオになるのかな? と思いきや、実は普段からじゅんなに頼ってしまうためにもっとしっかりした性格になりたいと思って、フィギュアスケートの世界で一本立ちしているほまれとの接点を持とうとした事をじゅんなに告白し、なるほどと納得する展開が待っていました。
じゅんなはあまりにほまれに傾倒するあきを見て、友人を取られたくない、という嫉妬心からの反発であきと対立してしまった訳ですが、後半で素直な気持ちで「嫉妬してた」と言ったのは良い展開でしたね。更にじゅんなは元々ほまれにそんなにいい印象を持っておらず(最初期にも言っていたが今回も不良である事を指摘している)複雑な感情が上手く引き出せていました。展開的にはじゅんなの気持ちは視聴者側には分かるのですが、はっきり「嫉妬」という単語を使ったのは少々驚きました。
ともあれ、今回の件で二人はより仲良しになったと言えるわけで、サブキャラの成長物語を意外な所で見せてもらいました。まほプリのかなとまゆみ以来でしたね、こういうのは。
オシマイダーについて
今回、オシマイダーにされた側の人間に若干の意識が残っているのでは? という描写がありました。
メタいことを言うと、サブキャラといえはぐプリチームに深く関わる二人がベースだった事、その中で二人が素直な気持ちを通わせる、という演出があったためと思われますが、ゴプリのゆいちゃんの様な演出でしたね。
ゆいちゃんの様に自力脱出には至りませんでしたが、二人が仲直りをしオシマイダーの源であるトゲパワワが減少した事によって、はぐプリチーム逆転の切欠を作りました。キュアエトワール必死の戦いが、彼女らを呼び覚ました様な描写もあり、人間ベースオシマイダーの欠点でもありますね。現にほまれの先生オシマイダーは途中で泣き出したりしましたし、自販機をベースにして多人数の少量のトゲパワワで生成されたオシマイダーは無機質的な強さを発揮した反面応用力に乏しい、という欠点も露呈した訳ですが、こういうオシマイダーの強さに個性がある点は面白い。
そして、今回もとんでもなく巨大なオシマイダーだった訳ですが、なんか全体的にオシマイダーって巨体ですね。最初のうちはそうでもなかったような気がしますが、次第に巨体化していったイメージです。最初期にもタワーに匹敵する高さのオシマイダーがいましたけどね。ここら辺は曖昧なのか、今回のあきとじゅんなのトゲパワワが特段大きかったのかはちょっと分からないですねえ。
どちらにせよ、出現したら大惨事な訳で、ここら辺をこの世界観だとどう認識されているのか、そういう点も作品内で描いてくれるとより深くなるのかな、と感じます。*1
ルールーについて
最早、かなりはぐプリチームに絆されていますね。正直言うと、今回ほまれとの交流はそれほどなかったのですが(体育のバスケでドリブルで抜けるところをあえてアキニパスしたのを「理解不能」だと不思議がった程度)とうとうクライアス社に対する裏切り行為に及んでしまいました。
相変わらず潜行調査を続けていたルールーにパップルが接触、変身アイテムを奪ってくる様に命じるのですが、まずはここで若干躊躇する場面が見受けられました。
そう言えば、ここの演出なのですが、光の陰影を上手く使って光側にいたルールーが最終的にパップルの指令を了解し、一歩踏み出したと同時に影のある側に入っていくのは見事だとしか言いようがなかったです。プリキュア側に傾いていた彼女が再びクライアス側に踏み入った事を顕す表現だった訳ですが、こういうさりげない演出は光りますねえ。
上でも書いた様に彼女はほまれの隙をついてキュアエトワールに変身するアイテムを奪った訳ですが、オシマイダーが出現し一人変身できないほまれの何とも言えない表情を見てついに裏切りを決意、奪っていた変身アイテムをほまれに返します。この場面は今までは自分のプリキュア側に利する行動に何故? と疑問符をつけていた彼女が、自らの意志で変身アイテムをほまれに返すというびっくり展開でした。正直、こういう展開はもう少し後かな、と考えていたので、これには少々面喰いました。
キュアエトワールが参戦した事によって形勢は逆転、エトワールの活躍もあって最後は勝利を収めることが出来ましたが、当然、作戦を立案したパップルがこの裏切りを見過ごす訳はなく、何故ルールーが変身アイテムを持っていたかを詰問しようとしていたはぐプリチームの前で機能停止させて連れ去られる、というショッキングな引きが待っていました。糸が切れた人形の様に崩れ落ちるルールーは正直痛々しく、久々にTVの前で呻いてしまった程です。
個人的にはパップルレベルがルールーの機能を停止させる権限を持っていた事は驚きの一言であり、彼女は有能でありながらアルバイトという身分であることも鑑みて、やはりクライアス社からは色々な意味で特別視されていたのかな、と感じます。なんかまだ秘密がある気がするな、ルールーは。
さて気になる次回は
ルールー自身が搭乗するロボがはぐプリチームに襲い掛かるようですが、タイトルからして、今までのすべての記憶を消去されて、無機質に追い詰めてくるのでしょうか?
かと思うと、感情的な表情も見せており、これはどうなるか全く予想が付きませんね。今作は展開がスピーディーで本当に目が離せない! 個人的にはえみるが一枚噛んでくれると…と思うのですが、予告でははな=キュアエールが中心になりそうな感じですかね。ノイズという単語が何を指しているのかがミソかな…
今週のはぐプリを一言で表現
あきさん、その跳躍力で無事とか…弟子入りの必要性はないんちゃう?(笑)
来週もめちょっく!(めちょっくってなんだよ!)
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*1:ハピネスチャージプリキュアでマスコミの追っかけがいる設定は上手だな、と感じた。