ふらあそ!

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【アニメ】HUGっと!プリキュア第36・37話「フレフレ!伝説のプリキュア大集合!!」「未来へ!プリキュア・オール・フォー・ユー!」感想

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(注)今回は36話・37話合体記事として作成しました。一応、先週の36話単独記事を削除予定でしたが念のため残しておくことにします。こちらの記事が先週のものに加筆修正したものなので、こちらを読めば先週の記事を読む必要性はあまりないかと思います。

 

ふう…さて、今回は何から書けばよいのやら…

まずは前提から入りましょうか。今回は多分みんな喜んで視聴したものだと思います。第36話で過去プリキュア、直近のまほプリとプリアラの面々に加え予想だにしないのぞみとラブ(そして完全サプライズ枠のブンビー)更に初代の登場、そして、37話では過去のプリキュア全員が登場するという、長い間プリキュアシリーズを観てきたファンへのサービスとしては申し分ないものでした。

その上で、あくまでもひねくれ者の意見として言いますが、今回に関しては全く評価できない、というのが私の正直な感想です。

 

話の流れとしては、前半部にあたる36話で冒頭のプリアラチームとドクタートラウムとの対峙、そしてはぐプリワールドにプリアラチームが召喚され、驚くはな達の前にまほプリチームまで突如出現。ドクタートラウムが操るメカとの乱戦になるのですが、これにはドクタートラウム自身の自爆もあって凌ぎ切ります。

他にもプリキュアのメンバーがいるはず、と大所帯を2チームに分けて探索に乗り出すプリキュア連合ですが、ルールー達のチームがラブを、はな達のチームがのぞみを発見した所でドクタートラウムが再出現。プリキュア連合チーム以外の時間が止められ大ピンチに…

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しかし後半部の37話で初代の加入もあって時間を止めてから巻き戻して回復を図る無限ループ戦法を使うドクタートラウムを追い詰めるものの、ドクタートラウムは自身のトゲパワワを全て使って暴走。プリキュア連合チームは再度時間を停止させられ暗黒のトゲパワワ空間に投げ出されてしまうのですが、キュアエールを中心にした応援励ましで全員復活。そして、その応援は時間停止に巻き込まれていた他の過去プリキュア達にも届き、プリキュアオールスター全員が復活し、暴走したドクタートラウムに逆襲を開始する…というものです。

 

危惧していた世界観崩壊の実現

正直、これには参りました。

この問題については、2年前、まほプリの最終回でいちかが登場した時から個人的には非常に危険視していました。まほプリの総評でも書きましたが、プリキュアの世界観は各々が独立した世界観です。そうでなくては毎年恒例の最後の世界が地球規模で大ピンチになる事自体に齟齬が生じます。直近の作品でもマホウ界とナシマホウ界が融合したり(その後分離したが)、地球そのものが無に帰したりしており、はっきり言うとこれが同一世界観で起きているというのなら、無理があり過ぎです。つまり、メソッドとしてはアレフガレド三部作や天空シリーズを展開したドラクエシリーズというよりはファイナルファンタジーシリーズに近い訳です。

今作はただでさえ第22話に於いて初代の二人を登場させており、これについては正直一回限りの嫌な言い方をすると反則技みたいなものだと思っていたのですが、流石に今の段階で過去プリキュアが登場する話に3エピソード確定しているのはやり過ぎではないでしょうか。

視聴率や売り上げについてはよく知りません。ですからこれがテコ入れなのかどうかは分かろうはずもありません。しかし、はぐプリは紛れもなくはな達の物語です。シナリオも今の段階では大きな不満点はなく、えみルルコンビの加入エピソードなどは屈指の出来といっても過言ではない。はっきり言えば過去作プリキュアを入れる意味は乏しいと感じるのです。*1

まほプリの最終回については、仮面ライダーシリーズと同じく、これから引き継ぎ回が常態化するのかな、とは思っていました。実際、プリアラ最終回の引き継ぎ回はよく出来ており、10年以上続いたシリーズだけに、まあ、それも悪くはないのかな、程度に考えていました。

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しかし、今回の話を見て、今作の他作品プリキュアの出演サービスについては改めてどうなのかな? と思わざるを得ない状態になりました。なんか、まほプリ最終回の以降、他プリキュア作品をゲスト出演させる、という事に対してタガが外れてしまったのかな、と。それが第22話の様に一回ぽっきりのサービスなら笑って済ませる事も出来たでしょうが、これが世界観を壊してまでやる事なのかは甚だ疑問です。

もちろん、ある程度世界観が壊れてしまう(そして、それを無理矢理つなげる力技前提の)仮面ライダーディケイドやジオウの様な属性を持った設定が今作のキャラクターにハナからあったのならばその限りではなかったのですがね…*2

 

ついに出てしまったクロスオーバーの齟齬

プリアラチームが最終回時の成長した姿での登場でしたが、ペコリンは後半部で幼い状態のキュアペコリンに変身しており、同作品内ですら最早完全に食い違っています。そもそも世界を駆け巡っているはずのいちか(ついでに言うと留学中のゆかり)が6人揃ってキラパティの前にいるのはものすごい違和感でした。無理矢理解釈するならば、イチゴ坂の異変に気付いたプリアラメンバーの誰かが皆を集めた、と言った所でしょうか。

まほプリメンバーも成長後の姿で現れましたが、はーちゃんがまほプリチームの面々をキュアップ・ラパパしてプリキュア当時にまで若返らせたのは相変わらずの万能感だなー、と苦笑。

詳しい描写はなかったのですが、ドクタートラウムは今回開発した時間を好き放題操れるメカを使って、プリアラチームを若くした挙句、はぐプリワールドに落としたみたいですね(これについてもなんで? という疑問符が付く)。

ドクタートラウムが撤退し、上でも書いた様に他のプリキュアの探索を始めるプリキュア連合なのですが、ここまではプリアラチーム、まほプリチーム、ドクタートラウムらがワープゲートをくぐってはぐプリワールドに来る描写があったのですが、ラブやのぞみを見つける際にはそういう描写が一切なく、まるで同一世界観の様な印象を与えてしまっています。更に、ラブやのぞみはに加え後半部に登場した他のプリキュアの面々も年を重ねた様な雰囲気ではなく、プリキュア当時の年齢のまま(もしくはいい所+1歳ぐらい?)に見受けられました。

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また、致命的だったのが、のぞみがさあやを指して「シュワシュワウォーターのCMの人」と認識、更にさあやはうららを「尊敬している女優」と言った事です。この両世界に異世界TVでもない限り、この段階で5GOGOとはぐプリは同一世界観、が確定してしまいました。*3

今までの他作品プリキュアがゲスト出演するシナリオ*4は、どこかでワープゲートをくぐる演出や一部の顔見知りを除いてお互い初めてあった様な描写を使用して、今までは辛うじて各プリキュア世界が異世界=同一世界観ではない、というメッセージ性を保ってきたのに完全にぶち壊してしまいました。

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時系列も世界観もバラバラ過ぎて、名言こそされませんでしたがこれがドクタートラウムが時間を好き勝手にいじれるようになったからだというのならば、流石に無茶あり過ぎです。これが映画だというのならば、今回のドクタートラウムがこのレベルの強敵でもしょうがないかもしれませんが、TV版の、しかも一幹部がこれではいくら何でもパワフル過ぎでしょう。

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もちろん、オールスター系の映画の事まで鑑みれば、こういうツッコミは野暮なのかもしれませんが、それならばこんな劣化オールスターではなく、素直に映画版を見ればいいだけの話です。*5ネット界隈でも言われていますが、曲がりなりにもプリキュアオールスターズの攻撃を全て受けきった(実際、最後の浄化ははぐプリチームの新技だった)のは今回のドクタートラウムが初めてらしく、なんでTV放映でここまで…と思わせる内容でした。

 

第36話、どうして、そのキャラ選出?

第22話の初代については、えみルルコンビの確執をなぎさとほのかの喧嘩回とオマージュさせたり、その二人の経験を活かした上でアンドロイドで感情解釈が不完全なルールー、幼いえみるを優しく諭す、というゲストとは言えちゃんとした配役があったからこそ納得できましたが、前半部のラブとのぞみは結局どう役割があったのか図りかねましたね。上でも書いた様にのぞみに至ってはむしろ悪手になったのでは、とすら思います。

更にメカを修復し、大量のオシマイダーを引き連れてリベンジマッチを仕掛けたドクタートラウムは他のプリキュア世界も次々に時間停止させ、この段階で他のプリキュアメンバーも含めてプリキュア連合+ラブ(キュアピーチ)+のぞみ(キュアドリーム、そして引きの場面で登場した初代+シャイニールミナス以外は時間凍結となってしまいました。

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で、ここに来て初代が無事だったのは、流石に「またかよ!」という気分にさせられました。確かに第22話でひかり(シャイニールミナス)以外ははぐプリメンバーと交流はしていますし妥当な人選だとは思いますが、正直初代最強説にまたしても箔をつけた印象しか受けません。

うろ覚えなんですが、第22話放映時、はぐプリ製作スタッフのどなたかがSNS「決して初代が最強と言う意図ではない」とおっしゃっていたと記憶しているのですが、ここまで繰り返されれば、結局初代最強とスタッフは考えているのかな、と勘繰られても仕方ないでしょう。

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そして何よりまずいと感じたのは、この36話の人選が他のメンツよりアスパワワの量が高かった故に時間停止に巻き込まれなかった、と考えられる点です。

現に他のプリキュアメンバーのほとんどが時間停止化している場面が挿入されてしまっているのですし、何よりシリーズものでキャラクター格差を発生させるのは要らぬ争いを生む火種として最悪手の一つと私は考えています。同一作品内である程度の格差を描くのは悪い展開ではないと思いますが(ゴプリはここら辺をよく考えていたし、まほプリのキュアフェリーチェも設定上間違いではなかった)、こういうオールスター系の内容に対してそれを描くのはどうなのか。直近作のプリアラ・まほプリの面々はともかく、初代、キュアドリームキュアピーチはファンの間でも最強の呼び声が高い人気キャラの一角です。しかし、翻って他のプリキュア達が彼女らに劣っているとは少なくとも自分には思えません。

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例えば、敢えて格付けしろと言うのなら、個人的には精神力最強はキュアハッピーだと今でも思っていますし、純粋な戦闘力だけならキュアラブリーの汎用性やキュアフェリーチェの何でもあり魔法は最強格だと感じます。もちろんこれに異を唱える人は星の数ほどいるでしょうし、同調する人もいるでしょう。何が言いたいかと言うと、個々に判断がまちまちなものに対して公式が解答を匂わす様な真似は正直してほしくない、という事です。

最終的にはプリキュアオールスターズが全員復活。これまた映画の様に多対一の乱戦になりましたが、やはりシナリオ出だしで躓いて何となくしっくり来なかった、というのが感想ですかね。

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ただ、このシナリオの帰結がはぐプリチームへの新アイテム・ミライブレス付与及び新技(そして恐らくは最終合体必殺技)プリキュア・オール・フォー・ユー(以下PAFY)開眼と締まったものになったのは辛うじての美点でした。全体的にこれだけ濃いキャラクターが多数出たにも関わらず、トゲパワワ空間からの脱出や初代はじめ皆からの思いを承けてミライブレス発動のきっかけをキュアエールが担ったのはポイント高かったです。

 

こまけえことはいいんだよ!

ここまで散々ネガティブな事を書きましたが、↑の見出しの様に細かい事を考えなければ、過剰なファンサービスと言ってよく、楽しめる内容でしたね。

特に映画版を観るにあたって映画館に行く事にテレを感じている層(自分もそう)には生でこのノリを見れたのは僥倖とも言えます。

更に、これだけの人数を出していながら、各キャラクターの個性を引き出していたのは凄いと感じました。横顔だけで威厳満々のキュアピーチや顔面着地のキュアハッピー、ちょこちょこ顔出すキュアマリンなど、よく特徴を捉えています。

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更に大量に発生したオシマイダーに対して幾人かのチームに分かれて戦うのですが、そのチーム分けが作品ごとや色ごとではなく、共通のテーマ性(剣モチーフ、盾モチーフ、氷属性、星属性など様々だったが)でチーム分けされていたのは面白かったですね。

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個人的には年嵩チーム(キュアスカーレットキュアムーンライト・キュアショコラ・キュアマカロン)の余裕感がタマランでした( ´艸`)

こういう見せ方は本当に上手ですね。

そして、プリキュア達に力を与えるべく登場したサブキャラ達も予想通りの人物からアロハプリキュアキュアフラワーなどのサプライズもあり悲鳴が上がりっぱなしでした。

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上でも少し触れましたが、その皆の応援を受けて55人ものプリキュアの攻撃を凌いだ暴走トラウムをも倒す合体技PAFYにはぐプリチームは導かれましたが、それに至ったのがキュアエールの応援だったのは非常に興味深かったです。一回トゲパワワ空間に投げ出された際にも復活のきっかけは彼女の応援でしたし、応援をテーマにしたプリキュアであるキュアエールを上手く使いましたね。

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キュアエコーが正規扱いされなかった事や、ドクタートラウムがルールーとの回想シーンが挿入されたため退場と思われる点(ただし、正式には生死不明)など若干の不満点はありましたが、設定などを無視すれば爽快感があり良い回だったとも思います。

 

ふう…こういうのを純粋に楽しめないのはひねくれ過ぎかねえ、やっぱり。

 

なにはともあれ、新たな力を身に着け、流れとしても3クール終了(全50話と仮定した場合)でとうとう佳境に入る事になりますね。

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次回は息抜き回の予感がしますが、ダイガンの所にリストルが訪ねてくるというなかなか嫌な場面もありました。ダイガンさん無事に済めばよいのだが…

 

今週のはぐプリの個人的見どころ

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しかしこうやって見ると各プリキュアのデザインはどれも本当に秀逸だねえ。しかし黒ベースのハピチャ勢はやはりひときわ目立つねい。

 

来週もめちょっく!(めちょっくってなんだよ!)

 

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*1:それでもえみルルコンビの最後のわだかまりを初代が溶解させたのはいい演出だったが。

*2:強いて言えばはぐたんがその役割を担っていると考えられるが、22話はともかく今回に限ってはそうは思えなかった。

*3:うららを「尊敬している女優」と表現したという事はのぞみやラブも成長後? 絵的にはそうは感じなかったが…

*4:まほプリ・プリアラ最終回及び今作第22話

*5:実際、やっている事はオールスター系映画とほとんど変わってない。