メロロンのこの謎の料理スキル、なんなんだ…
さて、今月は追加戦士も加わって一段落、掘り下げ中心の日常回が続くのかな、と思わせましたが、うた…と言うよりはキュアアイドルにカイトが絡んできたり、ザックリーが退場、と同時に新幹部らしき人物が登場したり、なかなか目まぐるしかったですね。
メイン三人組と深く関わった人物について
こころに関しては8月の初回に動きがありそうですし、7月中に大きな動きはなかったので、ここでは割愛。
まずはうた。第23話では単独でTV番組に出る事になったキュアアイドルは、たまたまカイトと局内でバッチング。カイトはキュアアイドルの戦闘シーンを目撃しているため、彼女の正体を問い詰めます。焦って誤魔化そうとするキュアアイドルでしたが、そこに彼女のファンであるという局関係者にサインをせがまれます。まだサインを深く考えていなかった彼女はあれこれ考えながらもサインを手渡すのですが、その様子を見ていたカイトに、ファンに向き合っていなかった(思考中、ずっと俯いていた)事を指摘され落ち込んでしまう…というものでした。
ここで面白かったのは、カイトがうたとキュアアイドルでは接し方がまるで違う点。実際、キュアアイドルがサイン中ずっと下を向き、しかめっ面をしていた事を指摘した際には「アイドルとしてはまだまだ」と苦言を呈すほどでした。
まあ、同じアイドル、同業者という事で言うなればライバル(舞台やファン層は違えど)な訳ですから容赦する必要性はない訳ですよね。そういう点では、その歌声に注目こそしてはいますが、うたに対しては一ファンだと捉えている(だから優しく大切に扱っている)、と言って良さそうです。
それでも、キュアアイドルを蹴落とそうとか、そういう性悪的な部分がある訳ではなく、サインの件についても、サインをもらった子が喜んでいた所を踏まえて「彼女は君のファンだから喜んでくれたが」と前置きをして、この世界でこの先もやっていくつもりなら、全員が全員、そういう優しい人ばかりではないんだよ、と教唆してくれている。
そして、この回の戦闘終了後、怪物にされた女の子はキュアアイドルのファンでもあり、服にサインをせがまれた際には、カイトの教訓を思い出して、ファンと楽しげに会話しながらサインをする、そのシーンを目撃したカイトは彼女を少し認める様な発言をしていました。やっぱり、厳しいながらも期待はしているっぽいんですよね。
うたはうたで、店を訪れたカイトがファンに対して優しく接している場面を見て感化されており、同じアイドルと言う観点で多くの学びを得ている印象です。転じて、皆を照らす救世主=プリキュアとしての模範をも学んでいるのかな、と。この関係性は一見関係ないように見えるアイドルとプリキュアとなのですが、しかし、ともに見るものに癒しや勇気を与える、という共通性の懸け橋になっている感じがしました。
先回の記事でも書きましたが、カイトはアイドルと言う立場で、うただけではなくプリキュア達の規範になる存在なのは間違いないかと思います。上手いキャラを持ってきたな、というのが素直な感想です。ただ、それならもうちょっと出張ってきてもいい気はする( ´艸`)
ななはザックリーがらみで大きくクローズアップされました。
第24話、夏休みもなく忙殺されている田中さんに休暇を与えようと、キミプリチームが奮闘するお話なのですが、ななは彼の仕事の一つ、町中のパトロールを引き受けます。時期は夏真っ盛り。そんなところにメンバーが一人抜けオーバーワーク気味だったザックリーが熱中症で倒れているのを彼女は発見します。
いくら敵とは放っとけない彼女は、ザックリーを日陰で休ませ、何故敵である自分に優しくするんだ、と訝しむザックリーに「どんなに忙しくても休まなければ駄目である」事を説きつつ、もう悪事はやめてくれ、と頼むのですが…ザックリーは頑なな拒否の言葉とともに、ありがとよと言葉を添えて去っていきます…その様子を心配顔でななは見送るのですが…
やがて、キラキラを発見し、クラヤミンダーを召喚するザックリーですが、キミプリチーム5人の前には抗することが出来ず敗北。本人もまだ本調子ではなく倒れかけたところをキュアウインクに抱き助けられます。早く良くなって、と優しく囁くキュアウインクに混乱した彼は「お前なんか嫌いだ」と言い放って姿を消していまい、彼女は少なからずショックを受ける…というものでした。
なながザックリーに嫌いと言われてショックを受けていたのが印象的でした。この子は敵であるザックリーにも放っておけない、と優しく接するいい子ではあるのですが、反面、悪意に対する耐性が低いようにも感じられました。これは初期に語られていた「ピアノを競う道具として見れない」と上手に絡んでいましたね。ピアノのコンクールというのは入賞したければ、どうしても人を蹴落とす=悪意を向けられる可能性がある訳で…この性格は後々まで影響を与えそうかな、と感じます。
ただ、今回や次回の第25話でもザックリーと戦闘するとなれば切り替えは早かったので、そこで躊躇するタイプでもなさそう。尤も、第25話では、何が何でもザックリーさんの事情を知りたい、彼は元来優しい人物である、という確固たる信念があったからこそでしたけどね。こういう切り替えの早さ、意志の貫き方は、一見おっとりしているように見える彼女の競技者としての側面が垣間見えて、面白い二面性を持っているな、と感じました。強さと脆さを同時に持ち合わせている面白いキャラクターだと思います。
ついでに第24話のメインでもあった田中さんについて。平穏であったであろう住居に押し掛け夫婦( ´艸`)が居候し、アイドルプリキュアのマネージメントに加え、喫茶店のバイトまでこなすという、正にワーカホリック。
せっかく貰った休暇の最中も仕事の事が頭から離れず、結局、途中で放棄して仕事に戻ってしまうという徹底ぶりで、なんか、自ら苦労を背負いこんでしまうタイプかも(笑)。
ただ、彼の仕事の大変さを身を以て知らされたキミプリチームに感謝の意を表された際には高笑いしながら満更でもない様子を見せていたので、もうこの先は馬車馬の如く働く運命なんだろうなー、と(苦笑)。でも、こういう人って現実にもいるよね…
ズキュキスについて
7月第一週、第22話の戦闘にて、突如ピンチに陥っており、おいおい、弱体化早過ぎねーか、と思いきや、以降は3人組より格上表現に戻ったので、ひとまず胸をなで下ろしました。やっぱりご都合の格落ちってイヤじゃないですか。一度出した設定を安易にひっくり返すのも良くないと思うし。まあ、8月からは新幹部かチョッキリーヌが出張る可能性が大なので、そろそろ無双期間も終了なのかな? という感じですかね。
プリルン=キュアズキューンの記憶が戻ったため、例えズキュキスが無双しても、彼女のリクエスト(「3人のライブが見たいわ」)で最後のライブ浄化技が3人組に移行するのも、今までの経緯を考えると自然で上手い事やってるなあ、と思います。ただ、プリルン側がとにかくうたに懐いているので、チームとしては最終的にはなし崩し的に5人組に収まりそう。5人合体技(ライブ)が出れば正式結成ですかね。
その5人編成を阻んでいるのが、メロロン=キュアキッスなのですが、そもそもうたを心の底から嫌悪している訳ではない(妖精形態時には彼女の頭にしがみついたりしている)ですし、かと言って、プリルンを巡る恋敵として必要以上に親しくしている訳でもない。
また、応援が力になる、に未だに懐疑的であったり、ザックリーの件で思い悩んでいるななに彼は自業自得(意訳)と非情の言葉を掛けたり、光と闇は相容れない、と思っていたり、プリキュアサイドのキャラクターとしては少々異質な思想の持ち主でもあるんですよね。
第25話で、キュアウインクが単独でザックリーを浄化した際には、闇が光に反転したことに少なからず驚いていた描写があったんですよね。キュアウインクが覚悟を決めて単体でザックリーに立ち向かおうとした際にも、他のメンバーが応援している中、一人乗り気ではない表情をしていましたし。
やっぱりネガティブポイントがどこかにある気がしてならないんですよね。うたたちのやっている事は否定しない、だが、何か乗り切れない、そんな感じ。ここまで行くと、素直になれない理由がうたがプリルン争奪戦のライバルだから、ではちょっとない気がします。やはり、ピカリーネが言っていた「メロロンは特別な子」と何か関連があるんですかね…
敵側の事情について
カッティーに続き、ザックリーも退場。そして、新幹部のジョギ(クレジットにて)が登場しました。
今後プリキュアと対峙するのがジョギなのか、残ったチョッキリーヌなのかは現段階では不明ですが、カッティーにはキュアアイドルが、ザックリーにはキュアウインクが関わったので、キュアキュンキュンとどちらかが関わるのかしらん?
ジョギは今までとは違う美形タイプであり、少し格上感がありますね(車田理論)。ザックリーを怪物化させましたが、その方法は今までのキラキラを断ち切る、という方法ではなく、心に抱えた闇の部分を増幅させるというもの。同時に、人間には誰しも心に光と闇の両方を持っている、という考え方の様です。
少し「チョッキリ団」らしくないやり方なのは気にはなりますね。ただ、身に纏っている衣装がハサミモチーフにはなっていますし、ザックリーを怪物化させた理由も「ダークイーネ様の迷惑になる」ですから、第三勢力と言う訳ではなさそう。次回以降のチョッキリーヌの反応で立ち位置は変わりそうです。
あと、見た目が…これ、カイトか…? そう見えなくもないですが、中の人は違いますし*1、フード被っていたので何とも言えませんね。ダークイーネへの信奉具合もあってこれからに注目したい存在です。今までの幹部はどちらかと言うと、恐怖でダークイーネに縛られている感じがしたので。
ザックリーが退場しましたが、ななの優しさに助けられましたね。そして、ちゃんとチョッキリ団に入った理由が語られたのは良かったです。
正確には詳細が分かった、という訳ではないのですが、どうも元来ひねくれた性格が災いして、それで他人から誤解を受けまくった末に自己嫌悪に陥った、という感じでしたね。ななも言っていましたが、根はそれほどの悪人という訳ではなく、ななに介抱された際のハンカチを律儀に返そうとしたり、そのハンカチを再度汚してしまって慌ててしまった挙句、自分の今までの境遇に涙したり、ちょっと憐憫の情は感じました。
第25話ラスト、ザックリーが浄化された際に、汚れたハンカチをななが再度洗って彼に手渡すシーンは、汚れたものは何度でも洗って元通りに出来る=一度は暗闇に染まったとしてもやり直せる、というオマージュにもなっていて、とても良い流れでした。幹部の退場としては、かなり上手にまとまっていたと思います。
次回はまずはこころにスポットが当たる見たいですが、今までブラック企業の如く部下を使い倒していたチョッキリーヌが丸裸同然にされてしまった訳で、どう動くかが気になります。
そして、久しぶりに同好会が関わるようなので、学園生活の方にも少し動きがあると面白いかもしれませんね。
今月のキミプリをかいつまんでナナメからバッサリ
戦闘能力の差があろうとも、この二人は同種である事が一発で分かるシーンはこちらです( ´艸`)
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*1:ただ、カイトの中の人は本職ではないので、悪役時には違う人を充てた可能性はある。まあ、カイトイコールと決まった訳ではないが。