ふらあそ!

ゲーム好き・漫画アニメ好き・自転車好き・鉄旅好き。インドアだったりアウトドアだったりのふらふら遊び人の日記帳、略してふらあそ!

【アニメ】HUGっと!プリキュア第23話「最大のピンチ!プレジデント・クライあらわる!」感想

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ん…強キャラ感ない…面白枠感ある…

 

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と思ったら開始8分でオシマイダー呼んだはいいものの、味方の背後からの奇襲で一発退場とか…流石に扱い酷すぎませんかねえ…

 

さて、今回は…そのタイトルからラスボスの正体にスポットが当たりましたが、あまりにも新設定をぶっこみ過ぎていて、ちょっとわちゃわちゃした回でもありました。

こういう展開を私は独自に新展開準備回とか適当な名前で呼んでいますが、とりあえずは箇条書きで整理してみると

 

  • OPとED変更。ルールーは許された!

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  • 尊過ぎね…?

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  • リストル曰くミライクリスタルは10個あるらしい。しかも、プリキュア達が次々と回収しているのは計画通りらしい。
  • どうもはなには暗い過去があった様だ。
  • 唐突に背後から新キャラ、ドクター・トラウムに襲われ開始10分以内でダイガン退場。ダイガンは元々無能として疎んじられていた様子。
  • ドクター・トラウムが造るオシマイダーは若干強力。まだ詳細は不明だが呼び出されたオシマイダーをパワーアップさせる、という方法を取る。猛オシマイダーというらしい(EDクレジットより)。

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  • ドクター・トラウムと同時にとうとうクライアス社の社長登場。意外性はなくジョージだった訳だが、本名ジョージ・クライである事が判明。

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  • ジョージは5人から10個のミライクリスタルとプリハートを奪って時間停止能力発動。動けるのははぐたんのみという状況でゲームオーバーかに思われたが…

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  • キュアエールのみジョージに奪われそうになったはぐたんの声に呼応して辛うじて動いてミライクリスタル奪取→時間停止解除
  • その様に少し驚いたジョージだったが、キュアエールに何か感じるものがあったのか、ドクター・トラウムにその場は任せて退場。
  • そこから5人のラッシュ→最後はツインラブロックビートでフィニッシュ。
  • ここに来て、ハリハムハリーがミライクリスタルを一つ隠し持っている様だ。あとほまれといい雰囲気に…おのれネズ公…
  • クライアス側も「全てを破壊するかもしれない」という新幹部? のビシンの封印をリストルが解く場面が挿入

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ぱっと思いつくだけでも、社長登場、新幹部二人追加、リストルを除く旧幹部一掃、社長にミライクリスタルを渡せばとんでもないことになる、という盛り沢山でしたが、そんな中でも個人的にはメインヒロインであるはな=キュアエールに焦点を当てたいと思います。

 

さて、そのはななのですが、実は第一話からその過去に注目してはいました。転校初日という事があったにせよ、自分に対してエールを送ったり、最初が肝心である、とやたらと緊張したり、どうにも不自然な前向き姿勢が目立ったのですが、今話で大体の事情が察せました。

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というのも、どうも彼女は前の学校でいじめを受けていた女の子を庇った事によって孤立した様なのです。

度々扱われるテーマではありますが、最近のアニメだと三月のライオンの川本ひなたのエピソードが記憶に新しいでしょうか。流石にあれほど重く描かれてはおらず、表現もぼやかしてはいましたが、十分に察する事は出来たかと思います。なんか前回のNTRシーンといい、プリキュアでありながらギリギリを攻めてきますねえ、今作は。

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恐らく母親の助言もあったかと思いますが、はなはこれを切欠に転校を余儀なくされた様ですね。三月のライオンとは違う結末(ひなたは転校まではしていない)になりましたが、「自分のやったことに間違いはない!」という根幹は変わってはいませんでしたね。この事件が切欠になってカッコいい=イケてる自分に憧れを抱いているのは上手だな、と感じます(自己肯定からの憧憬)。

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そういう背景があったからでしょうか、味方の不意打ちで倒れたダイガンに対して「彼はお荷物だった」と言い放ったドクター・トラウムに対して「人はモノじゃない!」と激昂してみたり、はぐたんを手に入れようとしたジョージに向かって、ミライクリスタルの奪還よりはぐたん奪還を優先させ「はぐたんを泣かせるな!」と必死の形相で啖呵を切ったり、彼女の人格形成にかなりの影響を及ぼしていそうです。

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止まった時の中で彼女のみが動けたのは、それだけこの出来事に対する自身の揺るがない正義があったからなのでしょう。そして、自分の正しい行いがあるからこそ、未来に対して前向きに生きれる=ラスボスの時間停止すら上回るアスパワワによって動けた、と。現に動き出す時に、この事件を思い浮かべ更に母親がはなの行いを肯定した場面が大きなウェイトを占めていたのは実に興味深い演出でした。

ただ、この件については、彼女のトラウマであると同時に、まだ未解決でもあるでしょうから、今後も尾を引く可能性がありますね。個人的にはターゲットになっていた娘との再会は描いてほしいかも。そうでないと結局逃げた事になりかねないので…正直エリシオあたりだったら突っつきまくってきそうである。

 

そして、もう一つ気になるのがハリハムハリーの動向です。

過去回の表現から、クライアス側と何かしらの接点があるのは間違いないでしょうが、今回はドクター・トラウムと見知りであると思われるシーンが挿入されました。

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そして、この期に及んで、白いミライクリスタルを隠し持っているという衝撃の展開が待っていました。が、これをよくよく考えてみると少しおかしい事に気が付きます。

リストルはミライクリスタルは全部で「10」だと言っています。しかも想定以上(しかも計画通り)であると回想。

ハリハムハリーはプリキュアスカウトの際、ミライクリスタルを「8」つ集めてほしいとはな達に依頼しています。

そして全てのミライクリスタルが集まった(のにはぐたんが元の姿に戻らない)、と回想した際にははな達の8に加えて自身の持つ1があるので合計「9」という認識になっています(その後ミライクリスタルがルルえみコンビによって+2されている)。

果たして、ミライクリスタルの総数をハリハムハリーが認識違いをしているのか、はぐたんの本来の姿になる数がハリハムハリーの認識通りなのか…

元々プリハートの数*2のミライクリスタルが想定されていたのに、リストルがハナから10認識しているのも、謎に拍車をかけています。そもそも、ルルえみコンビの片方(恐らくその場合はルールー)、あるいは両方がイレギュラーな存在である可能性が高いのに、クライアス側がプリハートの数を正しく認識しているというのならば、彼らの時間操作能力が何らしかの影響を与えているのかもしれませんね。*1

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今回、ほまれに彼の様子がおかしいと随分心配されていましたが、そろそろ彼も真実を全て打ち明けた方が良いのでは? と思ってしまいます。彼女らを心配して全ては打ち明けてないのかもしれませんが、敵の社長まで出張ってきていますし、もう十分に巻き込みまくっている訳ですしね。

 

さて、次回は…

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やったー! 恒例の水着回だーって、ナ、ナイトプウゥゥルゥ!?

 

今週のはぐプリの個人的な見どころ!

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三人の怒涛のパンチラッシュで猛オシマイダーの装甲を粉々に…これ、間違いなく先週の初代に感化されたよね( ´艸`)

 

来週もめちょっく!(めちょっくってなんだよ!)

 

2018/7/13、加筆修正しました。

 

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*1:おまけにルールーは元身内である。

【アニメ】HUGっと!プリキュア第22話「ふたりの愛の歌!届け!ツインラブギター!」感想

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あ…ありのまま今起こった事を話すぜ!

「おれはHUGっと!プリキュアを視聴待機していたら初代が始まってしまった」

な…何を言っているのかわからねーと思うがおれも何をされたのかわからなかった…

頭がどうにかなりそうだった…

催眠術だとか超スピードだとかそんなチャチなもんじゃあ断じてねえもっと恐ろしいものの片鱗を味わったぜ…

 

まあ、定番のポルナレフネタは置いておいて、このあとすぐから初代が完全物理攻撃をかましまくるという否が応でもテンションが高まる出だしでしたが…

実際はここしばらく続いたえみルルコンビシナリオの集大成というかとりあえずの帰結を顕したお話でした。

 

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話の流れとしては、初代の二人が突如現れた事でわちゃわちゃしたはぐプリチームでしたが、同じプリキュア同士という事で意気投合、行動を共にする事になるのですが、えみるがギターを壊したと自責の念にかられているルールーに大丈夫だといった事に対して、ルールーはえみるが嘘をついていると糾弾したため、二人の関係性がぎくしゃくします。

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しかし、初代の助言もあり仲直りをした二人でしたが、その頃、彼氏(多分ジョージ)をジェロスに寝取られた(?)パップルは上司にさんざん責められていた事もあって、ついに悲しみの感情を爆発させ、自らオシマイダーになってしまいます。

流石に幹部のオシマイダー化という事もあって苦戦を強いられるはぐプリチームでしたが、初代の助力を得つつ、最後は元上司の悲しみを察したキュアアムールがキュアマシェリと共に彼女の心の中にシンクロダイブする…というものです。

 

初代の登場について

まず最初に断り書きなのですが、私自身は初代に対する思い入れがあまりありません。これはリアル視聴していない、というのが最大の理由ですが、その事も踏まえてある程度フラットな視線で今回の唐突な初代登場は見ることが出来たと思います。*1

とりあえずは出だしのシーンで初代はあくまでも異世界プリキュア」である事が明言されました。流石に共通世界観を使うのは映画のオールスター系だけの様です。が、これって何気に初の設定ですね。このクロスオーバーについては、過去のシリーズではまほプリ以降定番化しつつある最終回の次世代引き継ぎがありますが、ここら辺の表現は曖昧にしていた筈です。*2

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率直な事を言えば、ここで初代が出てくる意味合いはあまりありませんでした。えみルルコンビの確執を諭したいのなら、前回がそうであったようにはな達でも良かった訳ですし、もしあくまでもゲスト出演にこだわるのならば過去に確執があったラブとせつなや響と奏でも良かった訳です。

それでも初代が選ばれたというのは、秋に公開される映画の事もあるでしょうし、やはり「初代は最強である」という古くからのファンに対する「シリーズものの初代は補正が強い」を利用したかったというのもあるでしょう。

ただ同時に、今回のテーマに沿って過去作からゲスト出演を選べ、と言われたら確かに初代が一番しっくりくるでしょうし、ファンサービスという視点ではまあ良かったのかな、と感じました。*3

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その初代ですが、なぎさがえみるに素直な気持ちを伝えてもいい、という事を諭し、ほのかがルールーにえみるの心情を汲み取ってあげる事を優しく教えた訳ですが、かつてはこの二人も激しい確執の上の和解で友情を深めており、なかなか説得力がありました。ストレートな性格のなぎさがえみるを、思慮深い性格のほのかがルールーのケアに回ったのも好印象でしたね。

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後半は戦闘で縦横無尽の活躍を見せました。

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実際、はぐプリチーム5人がかりで苦戦するパップルオシマイダーをたったの二人で徒手空拳で圧倒する、という、まあ、映画での演出も見れば分かるのですが、シリーズでの肉弾戦最強はやはり初代である、というのが製作者側からのメッセージなんですね。

シリーズで徒手空拳を使うキャラは数あれど、ここまで怒涛のラッシュを展開できるのは確かにこの二人だけ、という感じです。

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しかし、ビーム攻撃まで物理で弾くのはどうなのさあ、日向ぁ(;゚Д゚)

最後ははぐたんの力で元の世界に戻っていた訳ですが、あくまでも脇役に徹したのは良い配置だったと思います。正直、今回に関しては他のはぐプリキャラやシナリオそのものを「食って」しまう不安があったのですが、良い塩梅にまとまっておりゲスト回としてはちょうどいいバランスだったと思います。

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特撮系では定番化していますが、作品途中でのクロスオーバーは今後のプリキュアシリーズに取り込まれるのかも? という回でもありました。まほプリの総評でも書きましたが、個人的には世界観を壊す恐れがあるのであまりクロスオーバー物は好きではないのですが、15年も続いたシリーズですしこういう事は出来るのも積み重ねによるメリットの一つと考えるのも良いのでしょうね。

 

えみルルコンビについて

上でも書いた様に、これで彼女たち二人のシナリオは一段落した、といった所でしょうか。

えみるとルールーの確執については、双方の言い分に一理あり、なかなか難しい問題でもありました。同時にルールーを傷付けたくないが故に意地を張ったえみる、アンドロイド故に流石に心の機微にまでは頭が回らなかったルールー、二人の特徴をよく捉えていて、確執、というよりはちょっとしたすれ違いレベルでしたね。

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実際、初代の言葉を承けて、お互い仲直りするシーンでは、お互いの頬をつねってみたり可愛らしい喧嘩に留まっており、それほど深刻な状態ではなかった気がするんですよね。ぶっちゃけ言うと初代が出張るほどの話だったのか、と。*4

ただ、えみるが和解の時に言った「ギターは壊れても大丈夫だけど、ルールーは大切な友人なのだから傷ついてほしくない。ルールーは一人しかいないのです」というのはグッときました。えみるは時々本当に染みるセリフを言いますよねえ…

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お互いの和解にあたり、ルールーはお手製のペアギターを、えみるはハートの腕輪をプレゼントしあい、より友情を深めわだかまりもなくなるという最高のコンビ結成と相成りました。

後半のパップルオシマイダーの戦闘シーンでは、かつての上司であったパップルの悲しみを察知したキュアアムールがキュアマシェリと共に彼女の内面に飛び込みましたが、例え恋敗れたとしても、その先に未来がある、新しい愛だってある事を諭し、パップル本体をハグした事でパップルを無力化、その無限の包容力に応えて新アイテム・ツインラブギターが出現しました。

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正直言うと、この場面はちょっと拙速かなあ、とは感じました。これに絡ませる事が出来たであろう壊れたギターや、二人の友情の証であるルールーが作ったペアギターがあったにも関わらず、このあたりはガン無視でマシェリ・アムールが覚醒したとはいえ突如出現するというのは…せっかくのいい要素があったのにもったいない、と感じてしまいます。

前回の記事でも書きましたが、戦闘終了後にえみるのギターが壊れたままで修復されなかったのも特に理由はない、で片付けられてしまうのは少々納得できません。

最終的にはツインラブギターによる合体攻撃でパップルオシマイダーを浄化に成功。しかし、これ弾くんじゃなくてボタン押して飛び道具発射するんですね(笑)。しかもマシェリバズーカとかいうネーミングセンスにはコーヒー吹き出しました( ´艸`)

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これで、はぐプリチームは、ハートフォーユー、PTC、マシェリアムールの合体技その1に加え、更にツインラブギターによる浄化技、と4つもの浄化技が使えるチームになったんですね。しかも、初期三人とえみルルコンビに完全に分散されており、シリーズ恒例の「誰か一人でも欠けると浄化技が使用不可」状態も解消しています。何気にすごいな。え? 最終的には5人合体技出るだろ? って? それはまあ、そう、そうねえ…

 

パップルについて

流石に昼ドラみたいな展開にする訳にはいかないですが、ジョージ? と思われる男をジェロスに寝取られる(様に見えた)という最悪の展開で完全絶望。なんと、ジェロスがオシマイダー化させたわけではなく、自らオシマイダー化するという、衝撃の展開が待っていました。

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これは裏を返せば、絶望の感情が最大にまで高まれば、クライアス社の人間が発注書を出すまでもなくオシマイダー化してしまう、という事であり、今までの根底が覆る件です。

しかし、考えてみると、元々クライアス社幹部がオシマイダーを制作するやり方というのは「相手のトゲパワワを増幅させる」というものですから、幹部自体はトゲパワワ増幅を(強制的とはいえ)手助けをしているに過ぎないんですよね。

そういう観点で見ると、もしクライアス社が本来の目的である、人々から未来を奪う、を成就した暁には、それに対して絶望した人たちから順次オシマイダー化する訳で、これははぐプリチームにとっては最悪の結末になってしまいます。もしそうなるとドキプリのトランプ王国とちょっと被りますね。

そう言えば、ルールーは元来未来を奪った後の世界を管理する予定だったアンドロイドですが、これはひょっとして、オシマイダー化を制御するためのものだった可能性も出てきました。しかし、そのルールー自体がプリキュアになったという事は…このイレギュラーがどうシナリオに絡むのか、若しくは自分のとりごし苦労なのかは、今後の展開に期待したいですね。

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パップルは心の中でキュアマシェリ・キュアアムールと対峙しましたが、その力はトゲパワワを直接二人にぶつけてもほぼノーダメージという、オシマイダーと反比例するかの如く弱弱しく、失恋のショックの大きさが垣間見えました。同時にジョージ? と思われる男以外眼中になかった様で、その見た目に反して一途なタイプでもあったんですね。

逆に不気味なのはジェロスですね。確かにジョージ? と同じ部屋にいる所を見せつける事により、パップルを絶望に追い込みましたが、逆から言えばパップル自身の誤認の可能性もあり、こうなる事が(恐らく)分かった上で誤解を招くかのような怪しげな行動に出るあたりはなかなかの悪女ぶりです。多分ですが、本来ならば一途であるパップルの性格を把握した上で彼女の思い込みの激しさを利用した、と考えるととんだ策士である可能性がありますね。

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最終的には浄化されたパップルですが、未来を示された事によって吹っ切れるのでしょうか。チャラリートはユーチューバーみたいなことをやっていましたが、彼女の場合は…

反動で男食い漁りそうで怖いな(笑)。

 

さて、次回は…なんかとんでもないことになりそうですね。はぐたん、初代帰したの早すぎたんじゃない!?( ´艸`)

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今話で、ようやくチームとして完全に固まった感じですし(実際初めて5人同時バンクが披露された)、全員に武器系アイテム付与、パップル退場、初代を出すというサプライズ、一区切りついたかと思います。いよいよシナリオが本格的に動き始めそうです。

 

今週のはぐプリの個人的見どころ!

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プリキュアって他にもいるんですか!?」「う、うん、まあね」(言えない…総人数55人もいるとか…しかもまだまだ増える可能性大とか…口が裂けても言えないッ!!)

 

来週もめちょっく!(めちょっくってなんだよ!)

 

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*1:ちなみに初リアル視聴はスマイルプリキュア

*2:まほプリは異世界ゲートをくぐる表現があった。プリアラでは共通世界の様にはながキラパティを訪れている。

*3:実際、ここでラブせつな、響奏あたりが出てもピンとは来なかっただろう。

*4:もしルールーが怒りに任せてえみるの頬をつねっていたらこんなものでは済まなかった訳で、そういう点でもルールーは本気で怒ってはいないのである。

【アニメ】HUGっと!プリキュア第21話「大暴走?えみるがなりたいプリキュア!」感想

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えみるが真面目にあらすじやっていると思ったら、最後の最後でオチが付くの狂おしいほどしゅきぃ…

 

さて、今回は比較的息抜きの色合いが濃い回でしたね。ここしばらくえみルルコンビの濃ゆい展開が続いたので、ちょうどいい塩梅だった…のですが…

 

話の展開としてはキュアマシェリとキュアアムールに変身する事が出来たえみるとルールーは正式にはぐプリチームの一員として迎え入れるのですが、プリキュアになれた事で意気込むえみるは何をするにも行動が空回り、その都度ルールーがフォローするものの意気消沈してしまったえみるはルールーの静止を振り切ってどこかに行ってしまいます。ぎくしゃくしてしまったえみルルコンビですが、はな達やハリハムハリーが諭した事で関係は修復。そんな時にオシマイダーが現れて…というものです。

 

えみるの懊悩については、以前はなが似たような状況に陥りましたね。ただ、はなに関しては自身で拗らせてしまったのに対し、えみるのは完全に自爆でしたのでその根本は違いましたけど。

実際問題、えみるは老人が暴走車に轢かれそうになったと勘違い(実際は暴走などしておらず信号が赤で車は停止した)して老人を助けようと変身しようとしたり、ビューティーハリーの買い物客が鞄に財布がない事に驚いた際にもそこに何かがいると勘違いして変身しようとするなど、なんかドジで空回り、というよりはプリキュアになれた事に対して少々浮かれているのでは? という印象を受けます。*1

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その空回りを反省しつつ、慰めたルールーに八つ当たりをした辺りは浮かれている事に対しては無自覚なのでしょうが、正直初登場時はその慎重な性格が最終的には危険回避になっていたのに対し、最近のえみるは単なるトラブルメーカーにしかなっていないのは少々気になりますね。

逆にルールーはえみるが愛おしいことに変わりはないようですが、今回の八つ当たりに対して怒りの感情を持っており、これに対して「理解が出来ない」とはなとさあやに漏らしました。これまで描かれた「感情を解する」から「複雑な感情がないまぜになる」という進化を次第にしているのが良いですね。

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今回ははな達やハリハムハリーがえみルルコンビを教え諭す側になった訳ですが、確かに色々な意味で未熟な二人に優しく助言するのは良いのですが、ハリハムハリーを除く三人は少々悟り過ぎじゃね? というのは気になりました。話の最終盤ならともかくまだ21話ですからね。ただ、特にさあやとほまれは俳優とスポーツ選手という幼いながらも厳しい世界に叩きこまれている娘達ですから、まあ、そういうのもありかな、とも思いますが。はなは、まあ、そう…そうねえ…(笑)

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実際、えみるとルールーはすぐに仲直りしましたし、えみるも以前のはなの様に変身出来なくなるほどの重症ではなかったため、そういう点でも今回は息抜き回のイメージが強かったです。それなりに重要なシナリオだったとは思いますが。

そして、しれっとハリハムハリーから独り言での爆弾発言が飛び出しました。

彼曰くミライクリスタルが8個集まるとはぐたんが元の姿に戻るはず、らしいのです。

え、もうそんなに? と思いましたが、よくよく考えてみるとはな達が2つづつ+えみる+ルールーで既に8個あるんですね。逆から言うと、最初から8個と明言されていたミライクリスタルですから、キュアマシェリとキュアアムールは予定調和だったという事でしょうか? それともやはりどちらかはイレギュラーであり、それぞれのプリキュアに対応したミライクリスタルは2つづつだったのか? 疑問は深まりました。もし後者であるならば、やはりマシェリ&アムールは二人で一人である、という証左にもなりますね。…まあ、しれっと第9、第10のミライクリスタルが現れても驚きませんが…

はぐたんに関してはもちろん単なる赤ん坊な訳はありませんから、その正体は注目の的ですが、これまた先週を振り返ると、8つ目のミライクリスタルが現れた事によって、二人にプリハートを分裂させて与えた金色の女神が出現しているんですよねえ。ただ、この女神についてハリハムハリーは特にコメントしていませんので、今の段階では何とも言えませんね。まさかとは思いますが、はぐたんが6人目? の可能性が否定できなくなりました。

結局、現段階ではぐたんに目立った変化は見られず、ハリハムハリーの言う様に「元の姿」があるというのならば、その条件は満たされていないか、はぐたん自身に何らしかのトラブルがある、と見た方が自然な訳で、今後のシナリオの大きな着眼点になりそうです。本当にシナリオには目が離せませんね、今作は。

 

後半はパップルが呼び出したオシマイダーとの戦闘になりましたが、パップルさんはまたしても場当たり的にこれを暴れさせるだけという、なんか懲りないねえ、という感じです。

実際、現場にいたマシェリ&アムールの二人で十分対応できており、彼女らの強さとパップル産オシマイダーの弱さが目立ちました。

先輩の戦いぶりを見学、と一緒にいたジェロスに煽られたため、自らのトゲパワワを注入された事により、パワーアップしたオシマイダーにえみるのギターを守ろうとしたアムールが吹き飛ばされ、それに伴ってマシェリも吹き飛ばされる、という場面がありましたが、苦戦という感覚はなく残念ながらなく、パップルの地力はこのレベルなのかな、という感想でした。

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最終的にはキュアエール達が駆けつけた事により、マシェリ&アムールの必殺技での足止めからPTCという完敗を喫しており、来週予告も併せて考えるといいとこなしで終わりそうですね、パップルは。

ただ、今回の戦闘はどうにも解せなかった点がありました。それはえみるのギターの事です。上でも書いた通り、オシマイダーの攻撃の余波でえみるが大切にしてきたギターが破壊されそうになったのをキュアアムールが守ろうとするのですが、その甲斐なくギターは完全に壊されてしまいます。

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しかし、このギター、戦闘終了後も修復しなかったんです。

はぐプリ世界では、オシマイダーが暴れた後の破壊の痕跡は全て修復されるドキプリ方式が採用されているのですが、私はこれを「トゲパワワで生成されたオシマイダーに破壊される=未来を失ったものが、浄化(アスパワワ)によって未来を取り戻す=時間が破壊前に巻き戻る」からと解釈していたのですが、どうにも違うんですかね。もしくは戻らない理由があるのか…このギターに深い縁があるえみルルにそんなネガティブなものがある訳もなく、今回のシナリオでも二人のぎくしゃくは解消しているので、それが原因なのもちょっと考えにくい…今回のオシマイダーが散らかしたごみに対してネガティブ感情を持った清掃員から発したトゲパワワから生成されたのですが、その素材は本人ではなく掃除道具からだったのもいつもとちょっと毛色が違いましたが、これも理由には薄い気がしますし…

メタな事を言うと、来週予告でマシェリ&アムールにツインラブギターというメロディーソードに相当するアイテムが手に渡る様なので、壊れたギターがこれの媒介になるのは容易に想像がつくのですが、それならば何故このギターだけが壊れた状態のまま残ったのかの説明はシナリオ内で欲しいかなあ、と思う次第です。

 

そして、戦闘終了めでたしめでたし、となった最後に引きで驚愕の展開が待っていました。

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どうやらはぐたんが召喚したみたいですが、流石にTVの前で変な悲鳴が飛び出ました(/・ω・)/ おいおい、これもう、マジで分かんねえな…

 

そして、来週は、突如現れた初代様を交えつつ、えみルルコンビにスポットを当てるのでしょうが、えみルル、というよりはマシェリ&アムールは初代をかなり意識しているかと思うので、どういう風に絡めるかは注目ですね。

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そして、恐らくはここでパップルは退場なのでしょうが…よく見ると社員証をぶら下げていないんですよね。確か、オシマイダー化したチャラリートも社員証は付けていたはずなので、これはひょっとしたらオシマイダー化ではなくザケンナー化!? 来週は目が離せない、どころの話じゃないなー!*2

 

 

今週のはぐプリを一言で表現

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この程度の広さの店に計6人の従業員は過剰だと思うんですよねー、いや、楽してんじゃねえ、ネズ公、とかちっとも思ってませんよ?

 

来週もめちょっく!(めちょっくってなんだよ!)

 

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*1:はな達にプリキュアになれた事を改めて報告&自己紹介した際にもテンションが高かったのもそう思わせた要因である。

*2:ただ、根強いファンがいる初代だけに今作のメンバーを食わないで上手に扱ってほしいという、不安もある。

【アニメ】HUGっと!プリキュア第20話「キュアマシェリとキュアアムール!フレフレ!愛のプリキュア!」感想

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よし、このあとすぐでもネタバレしてる!(達観)

 

実際は公式サイトでも追加戦士の正体まであっさりバラしているし、いいとは思うんですが、あまりに情報が先行するのもなんだか淋しい訳ですよ、お約束とは言え( ´艸`)

 

さて、今回は追加戦士登場回でした。シリーズ初のアンドロイドのプリキュア化、二人同時追加、変身アイテム自体が一つしかない状況と、注目が集まりましたが…個人的には新たな謎が振り撒かれた回でもありました。

 

話の流れとしてはえみルルコンビが二人でプリキュアを目指すことをはぐプリメンバーに明かしたものの、ハリハムハリーが提示したプリハートは残り一つ。悩みながらもお互いの友情を確かめ合うえみるとルールーでしたが、途中にえみるの兄との和解、えみる×ほまれ、ルールー×さあやとの交流を挿みつつ、その過程を丁寧に描いていきました。

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そして正人に和解の印にと渡されたチケットでライブに訪れたえみルルコンビの前に、マネージャーと対立していたアーティストを利用したパップル製オシマイダーが出現、しかし当日、さあやはオーディション、ほまれはフィギュアスケートの試合中であり、駆けつけたキュアエールは風邪という事もあって本調子ではなく、ピンチに陥ってしまう…というものです。

 

えみる&ルールーについて

二人でワンセットであることは、先回から散々描かれてきたわけですが、この二人の関係性が面白いな、と思うのは、その見た目に反してはえみるの方が姉的な立場である、という事です。

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今回もオシマイダーに襲われた際に、裏切者を処分しようとしたパップルを前にルールーを庇う様に自ら立ちはだかりました。他にも、ルールーに対して新曲に歌詞をつけてほしいと言ってみたり、プリキュア側に付いた後もイマイチ消極的な態度が目立つルールーを積極的にアプローチをかける所も姉っぽいですよね。

ルールーもまた、えみるがオシマイダーの攻撃の余波で吹き飛ばされた際に、自らのダメージを顧みずに彼女を庇っており、少し手のかかる姉を大事に思っている妹的な感じが良く出ていました。

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そして、何よりその二人の愛情が二人同時にミライクリスタルを生成する事になったのですが、残り一つの変身枠をお互い譲り合ったのは非常にらしかったですね。そして、この場面でもえみるが「ルールーにプリキュアになってほしい」と譲渡的な発言をしたのに対してルールーは「二人同時になりたい(けど、えみるが大切だからえみるを優先)」と少々ないものねだりをしているのが姉妹的な感じが出ていました。

考えてみれば、ルールーに感情が豊かになったのは野乃家との交流後であり、彼女は心理的にはまだまだ無垢な状態ですから、小学生とはいええみるの方が姉的な立場なのは当然なのかもしれません。

 

キュアマシェリとキュアアムールについて

二人とも「愛」を冠するプリキュアなんですね。そして、変身バンクでも二人同時に協力しながら行うという、二人はプリキュア(延いてはSS、スイプリやまほプリ)をオマージュしていますね。

一つしかなかったプリハートですが、なんと分裂するというびっくり展開が待っていました。

しかし、この場面なのですが…

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またしても背景の暗転=時間停止?が起こっているんですね。ただ、気になったのはその場にいた全員(えみルル、キュアエール、ハリハム&はぐたん、パップル)が全員動けていた事でしょうか。プリキュアサイドが動けるのはまだ納得なのですが、パップルも「何が起こっているの!?」と動揺しており、どうにも時間停止している様な感覚を受けませんでした。それとも、パップルクラスの幹部なら時間干渉できる? まあ、曲がりなりにもクライアス社の役職持ちだしねえ…*1

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そして、皆が突然の現象に固まっている所に、謎の金色に輝く女神が現れてえみルルをハグ、そしてプリハートが分裂する…という内容だったのですが…

実は前々から気になっていたんですが、この女神(仮)って、OPの最後に黒いオシマイダー(?)をハグする女神と同一と思われるのですが、このOP、女神(仮)が黒オシマイダーをハグした瞬間、画面がホワイトアウト、はぐたんを抱っこしたキュアエールを中心にした三人、という流れで、なんか女神=キュアエール(達)、黒オシマイダー=はぐたん、とも解釈できるんですよね。

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考えすぎなら良いのですが…はぐたんの正体もまだ謎のままですし、何とも言えないですよね。そう言えば、今回一緒に買い物に出かけていたハリハムハリーをほまれが「大切な所ははぐらかしている」と糾弾する場面がありありましたが、やはりほまれは未来から来た彼らに疑念を感じてもいるみたいですね。こういう所をさりげなく突っ込むのも今作の上手さを感じます。

さて、プリハートが二つになった事により、同時変身を果たした訳ですが、変身バンクは上でも書いた通り、彼女らは二人で一人、というかあくまでもペアである事が強調されました。それを殊更顕しているのが

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なんと、お互いのプリハートの起動ボタンを押しあっているんですね。二人同時の変身バンクは過去作にもなかった訳ではないですが、ここまで二人が一体である事を表現した変身シーンはちょっとすごい…思わず食い入るように見てしまいましたよ。キメのポーズまで二人で手を組んでるしで、ペア物としては破格ですねえ、こりゃ。

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戦闘は本調子ではないキュアエールが何とかしのげる程度のパップル製オシマイダー(お察し)だった事もあって、圧倒的な強さはこの二人からは感じませんでした。少なくとも普段のキュアエールレベルの格闘は普通にこなせる、という感じでしょうか。

今回は見せませんでしたが、キュアアムールはベースが情報収集に長けたルールーですから、キャラクター性が被っているキュアアンジュを食ってしまわないか少々心配ではあります。

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そして、二人の必殺技が合わさる事で、何とオシマイダーの浄化が可能なんですね。これを二人がメロディーソードを持つ他三人と互角で素では上位互換と取るか、あくまでも二人の合体技が浄化作用がある、と取るかは難しい所ですね。ただ、こうなると単独浄化が出来ないキュアアンジュとキュアエトワールにはテコ入れが欲しくもあります。

少々残念なのが、デザイン面ですね。ごてごてした装飾はまあいいのですが、モチーフが明確な他三人と違って、単に可愛い衣装をあつらえた、というイメージです。

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あえて言うと魔法使いを意識したのかな? ぐらいでしょうか。しかしそれもまほプリほどのコンセプトは感じられず、少し中途半端な印象を受けます。で、衣装と彼女らのベースである「愛」が結びつかないんですよねえ。エール=チアガール、アンジュ=ナース、エトワール=CAという分かりやすい彼女らと並べるとより異質さが目立ちます。

もっとも、アムールとマシェリのデザインは共通項が多く、反面他三人とは異質である、という感じは良く出ているとも思うので、これは意図的にやったのでしょうね。

これでプリキュア側はフル面子が揃った訳ですが、やはりいつもより展開が早いですよね。ここからのシナリオ展開には大いに期待したいです。

 

クライアス社について

今回も途中でクライアス社側の場面が挿入されていましたが、どうも社長であるプレジデント・クライが映像なのではないかという疑念が生じました。というよりは、どう見てもリストルが操っている所が映し出されました。どうも一枚岩ではない、きな臭い感が漂ってきましたね。今回、前回登場したジェロスも出ませんでしたし、どうなる事やら。

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そして、謎のポエム男。

正確にはクライアス側の人間かどうかはまだまだ不明ですが、一応怪しい存在なのでこちらで言及します。

今回も買い物をしていたハリハムハリー・はぐたんとほまれの前に現れたのですが、はぐたんが落した玩具を拾い上げた際に、優し気にはぐたんの頭を撫でるものの、ただならない気配にいつも笑顔のはぐたんが不思議な顔をする等、やはり何かあるみたいなニュアンスでした。

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そして、なによりハリハムハリー・ほまれがいるのを前提ではぐたんの頭を撫でながら「お兄ちゃん、お姉ちゃんと仲良くするんだよ」と語り掛けるのです。

これ、おかしいですよね。

はぐプリメンバーの中で一番大人びているほまれですが、彼女は中学生ですから百歩譲ってお姉ちゃん呼びでもいい訳ですが、人間形態ハリハムハリーを見てお兄ちゃん、と断言するというのは、事情を知らない限り無理があります。

ハリハムハリーは若パパかもしれませんし、ほまれと夫婦である可能性もなくはないんですから。

もちろん、この謎の男が彼女らと過去に出会っている、という事は現段階では描かれていませんし、どうにも怪しい男ですね。

そう言えば、この男、ジョージという名前だそうですが、作品内では特に言及はなかった気がしますし、公式ページにも見た限り掲載されていません。で、よく見たらEDクレジットで判明しているんですね。今後はジョージで統一しようかと思います。

 

さて、次回は。

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うーん。カオス回かな? ただ、今作ははなも含めて意外と大人しめな娘が多いので、確かにメンバー唯一の暴走キャラではあるんですよね。随一の賑やかしとして活躍して欲しいですね( ´艸`)

 

今週のはぐプリを一言で表現

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前作のリオ君は最後まで許されなかったけど、プリキュアにもなったし彼女は許してあげて。ね?

 

来週もめちょっく!(めちょっくってなんだよ!)

 

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*1:ついでに言えばこの度々登場する暗転シーンでクライアス側の人間が「止まった」表現は今のところない。

【アニメ】HUGっと!プリキュア第19話「ワクワク!憧れのランウェイデビュー!?」感想

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あ…れ? はなさん、普通に…普通に似合ってません?

 

さて、今回は前回の予告でアンリが絡むのが予想できたため、ほまれが一枚噛んでくるのかな、と思いましたが、あくまでもメインはルルえみコンビでしたね。しばらく燃え展開が続いた故の息抜き回のイメージが強かったですが、アンリのいい意味での我の強さに感化されたルールーとえみるが二人一緒にプリキュアを目指すことを決意する、というファクターが隠されていました。

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話の流れとしては、ファッションデザイナー・吉見リタと縁があったアンリがルルえみコンビに彼女主催のファッションショーに参加しないか、と持ち掛けます。

えみる自身は悩みますが、ルールーが意外と乗り気であった事やはな達の後押しもあって、参加する事になりました。

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しかし、その話を聞きつけたえみるの兄・正人はそのファッションショーがヒーローをモチーフにしている事を理由に*1えみるの参加に難色を示し連れ戻そうとします。しかし、その態度に業を煮やしたはなやアンリの毅然とした態度、更にえみる自身もファッションショーに出る事に強い意志を示したため、連れ戻しに失敗。大量のトゲパワワを発生させた所で新登場幹部・ジェロスの手でオシマイダー化してしまい…というものです。

若宮アンリと愛崎正人について

今回は二人の男性キャラクターにスポットが当たりました。そう言えば今回この二人は同学年(恐らく同級生)である事が判明しましたね。

アンリはほまれと関わりが深いキャラであり、ある程度の人となりについては過去回で言及されていましたが、今回もぶれない探求者という側面を強調しました。

何かのインタビューで今作のプロデューサーがテーマの一つにLGBTの垣根がない事を挙げていたそうですが、アンリは最もそれを体現化したキャラクターでもあり、女装ですらも自分の美しさを引き出すためであればそこに恥じらいや躊躇いがない、というかなり思い切ったキャラクターですね。

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今回もファッションショーの話に興奮したはなにダメ出しを出したり、求道者特有の容赦のなさは健在でした。ネクタイをちゃんと締めない事を正人に注意された際にも涼しい顔で受け流し、えみるを連れ戻そうとした正人に女装を揶揄された際にも平然と言い返すなど、良くも悪くも我儘な性格です。*2

しかし、そのぶれない姿勢が、えみるが兄を振り切ってまで自分のやりたい事、直近で言えばファッションショーに出る事、将来的に見ればプリキュアになる事を決意させましたし、えみるがプリキュアになるための応援が出来ればそれでいい、という考えだったルールーに「二人一緒にプリキュアを目指す」という目標を与えた、というのは面白い展開でしたね。本来アンドロイドであるルールーにまだまだ社会経験に乏しいえみるという、ある意味無垢な存在が色々な人間の影響を受けながら成長していく過程は良い塩梅です。そういうのをプリキュア資格者などの身内で完結させずにサブキャラを絡めるのが上手だなあ、と感じますね。

正人については、随分思い切ったキャラクターを出したなあ、と別の意味で感心させられました。

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言うまでもなく、このキャラクターはえみる、延いてはアンリに対するアンチテーゼとして登場しています。初登場回はその家庭環境と音楽家特有の偏った思想+えみるに対する独占欲を拗らせた、という印象でしたが、どうやら、その根本は今となっては古臭くなったガチガチの保守主義ですね。そこにえみるに対しての過保護と柔軟性のない固い思想が合わさって、完全に悪い方向に行ってしまっています。

そして、考えてみると音楽家一家の一員ではありますが、彼が楽器を演奏したり歌ったりする場面は今のところ皆無であり、彼自身が音楽を嗜むのかどうかも不明なんですね。この辺りにコンプレックスがあったりすると厄介な感じになりそうな気もします。

今回はオシマイダー化した事により、浄化後は若干険の取れた表情を見せましたが、これで彼の闇が晴れたのか、まだまだはぐプリ関係者の「あらゆる事に垣根はない」派閥と対立するのかはちょっと分からない幕引きでした。シリーズ通しても敵方でもないのにここまで「イヤ」なキャラはちょっと珍しいので、何気に今後の動向が気になります。何より最重要キャラクター・えみるの身内ですし、このままフェードアウトするとは思えませんしね。

 

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ファッションショー自体はオシマイダー撃退後、何事もなかった様に終了。戦闘自体ははぐプリチームがPTCでわりかしすんなり勝利を収めることが出来ましたが、これはアンリがオシマイダーのベースになった正人の苦しみを理解してハグした事による弱体化があったためでもありました。ただ、このシーンの正人の苦しみ、というのはちょっと分かりずらかったかなあ…確かに自縄自縛に陥ってはいるんだけどねえ、正人は。それを上回る頑固さがどうしても鼻につくキャラでもあるので。

更に今回唐突に登場した新幹部・ジェロスも謎のキャラクターです。ルールーのデータベースにも記録されていない存在らしく、パップルと入れ替わる形になる感じ満々ですが、少々変化球のキャラかもしれません。ちなみにオシマイダー発注の演出がツッコミどころ満載なのですが…誰だよ両脇の二人!(笑)

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そして、意外な事に今回ようやくと言うべきか、初めてトゲパワワの強さ=オシマイダーの強さである事が名言されました。逆から考えれば、はぐプリチームのアスパワワをトゲパワワで上回る敵が出てくると勝ち目はないんですね、これ。今作は敵を浄化する事がかなり強調されているので、余計その様な印象を受けます。

 

そして引きでは二人でプリキュアを目指すことを宣言したルルえみコンビに残りのプリハートは一つしかない…というオチで終了しましたが、次回はいよいよ

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ついに追加戦士登場ですね。二人同時登場はシリーズ初の試みですが、一つの変身アイテムを巡ってどういう展開になるのか期待したいところです。

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おい、こら! はな、何してるの! 早まるんじゃない!! 壊れちゃう! 壊れちゃうからッ!

 

今週のはぐプリを一言で表現

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垣根がない事を強調する作品なのは今話で十分わかったが、逆お姫様抱っこには流石に吹かざるを得なかった(。゜З゜):゙;`;:゙;`;

 

来週もめちょっく!(めちょっくってなんだよ!)

 

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*1:まあ、それは表向きな理由なのはぷんぷんだったが…

*2:ただ、個人的に正人の厭味ったらしい態度には問題はあったが、ネクタイの件についてはアンリにも問題はあると思う。あれでは校則に書いて無ければ何をやってもいい、という態度にも受け取れるし、正人との議論は無駄と一蹴すらしている。まあ、彼らしいとも言えるが。

【アニメ】HUGっと!プリキュア第18話「でこぼこコンビ!心のメロディ!」感想

※本日外出予定なので簡易版となります。後日追記予定。

 

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そして、とうとう公式ページにも追加戦士情報が掲載されましたね。その外見からルールーとえみるでほぼ間違いないでしょうが、同時実装登場するという旨も記載されていたので少し変化球での登場になるのかもしれません。*1

 

さて、今回はえみるとルールーとの交流がメインだった訳ですが、どちらかと言うと、ルールーの懊悩がメインでした。しかし非常に困った事に最後に言いたい事をえみるが全て言ってしまうという、ある意味記事を書く側泣かせな事をしてくれました(苦笑)。

 

話の流れとしてははぐプリチームサイドに再度に戻ってきてくれたルールーでしたが、野乃家の優しさも手伝って、そのまま今までの生活を維持する事になりました。

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しかし、前回でのプリキュア解除の場面をえみるに見られていたため、彼女の強引さもあって、なし崩し的にはぐプリチームと行動を共にする事になります。

そして、その過程でえみるにもルールーがアンドロイドである事がばれ、ルールーは音楽のテストの歌の練習をしていたはなに倣って自身も歌を歌うのですが、えみるに感情をがこもっていない事を指摘されて、自身に「心」がない事に悩み始める…というものです。

 

しかし、今回は…神回でしたねえ…EDにも特殊演出が入り、スタッフ側からの今回は重要な回ですよ、というメッセージがひしひしと伝わってきます。

 

さて、そのえみるなのですが、はぐプリチーム全員に果たし状にしか見えない呼び出し状を送り付けた挙句、全校生徒が見れる場所で大声で皆がプリキュアである事をばらそうとするなど、正直ちょっとはた迷惑な性格ではありますねえ。

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更にプリキュアの正体の一人ははなである事に落胆するなど、優しいんですが今時のおしゃまな小学生、といった感じはなかなか「ぽい」なあと感じます。そして、流石音楽家の家系というべきかルールーも指摘していましたが絶対音感の持ち主でもあるんですね。

少々、ルールーに対する思い入れが強すぎる感はありますが、嫌われてこそいないもののクラスメイトとは少し距離を置かれている様ですし、家内で抑制されているギターに最大限の理解を示してくれてもいますから、彼女にとってはとても大事な存在なのでしょうね。

そう言えば、えみるの声はどこかで聞いたことがあるなあ、と思っていたのですが、ワールドトリガーの雨取千佳と同じ方なんですね。テンションが随分違うキャラですが、どちらもかわいらしい声で特徴を捉えて演技が出来ており、なかなか上手な方ですね。正直かなり好きかも…

 

ルールーは自身に心がない事を随分悩んでいました。実際、あまりにその悩みが深くなりすぎたためショートしてシステムダウンする程でしたが、しかし実際のところは…

後半にパップルがオシマイダーを召喚、戦闘になるのですが、流石に何回もはぐプリチームに負け続けたパップルさんも少し考えた様で、はぐプリチームを全滅寸前にまで追い込むのですが、それに慢心した彼女はルールーを所詮機械人形である、とかこちら側の存在である、など罵詈雑言を浴びせるのですが…

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落ち込むルールーを庇う様にえみるが前に立ちパップルに啖呵を切るのです。

「ちがうのです!」

「ルールーは悩んでいるのです! 心があるからです!」

「音楽を聞く心があるのです!」

あー、ごめんなさい。ちょっと言葉を失っています。感動のあまり。先週より今回で泣かされました、むしろ。

いや、ホントに、こちらが言いたいことを全部言ってくれました、今回のえみるは。視聴中は「でも、ルールーが悩んでいるって事は結局心があるって事じゃない? ここは指摘せねばなあ」ぐらいの感覚だったのですが、いやはや、本当に参りました。

流石、プリキュア最有力候補ですね。詳細は新戦士登場時に書こうかとは思いますが、まずは凸凹コンビのこの先を見守りたい気持ちです。

戦闘自体はえみるの啖呵に奮起したキュアエールが底力を出してあっさり逆転。もうパップルは粛清されちまえよ(暴言)。

 

来週はファッションショー開催ですか。凸凹コンビを絡めつつ、ほまれが少し出張る感じでしょうか。一見息抜き回に見えますが、追加戦士の事も考慮に入れると、何か進展がある気がしますね。どうなる事やら。

 

今週のはぐプリを一言で表現

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最後のEDの演出には更に言葉を失った…神回…神回いいいぃぃぃぃ!

 

来週もめちょっく!(めちょっくってなんだよ!)

 

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*1:実装とか書きかけちゃうあたりソシャゲに毒され過ぎである。

【アニメ】HUGっと!プリキュア第17話「哀しみのノイズ…さよなら、ルールー」感想

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ああー、その…まあ、今日は初めから泣く気満々ではあったんですが…いきなりこのあとすぐで殴り合いしててワロタ。ワロタ…

 

しかし、実際のところは流石にプリキュアシリーズ屈指の名場面、フレプリのキュアピーチvsイース殴り愛シーンほどのインパクトはなく、更にタイトル詐欺回でもありました。いや、なかなかジーンとは来たんですけどね。

 

話の流れとしては、先回回収されたルールーはパップルの手によって、はな達との交流の記憶を消去されてしまうのですが、そこにリストルが手を加え、完全に戦闘用にフォーマットされてしまいます。

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この場面でのリストルは、どうもルールーを単なる機械人形としてしか捉えてない様で、使い捨てにする気満々、といった感じでしたね。

記憶を消去され、プリキュアを排除するだけの戦闘マシーンと化したルールーは、放映開始5分ではぐプリチームとバッチング、戦闘になだれ込むのですが、データ通りに戦っても倒れないはぐプリチームを前に錯乱、心を取り戻しつつあるルールーに最後はキュアエールが一騎打ちを挑む…というものです。

 

ルールーについて

正直言うと、今回はタイトル詐欺でしたねえ。さよならどころか実際はおかえりルールーであり(実際、作中でもはなが最後の場面でそう言っている)、スピーディーな展開は今作の長所の一つではありますが、今回の件についてはちょっと早急過ぎた印象です。出来ればもう少し引っ張ってほしかった。いや、まあ、クライアス側からしたら確かにさよならルールーなんだけどさ(笑)

更にルールーの細やかな設定が色々明かされました。

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ルールーはその本当の名をRUR9500といい、元々はクライアス社が世界の未来を全て奪った際に、そこにいる人間たちを支配・管理するために開発されたアンドロイドだったそうです。そう考えれば、ある程度の感性が存在した点、情報収集に特化していた点、それらを複合して更に進化するAI(これが感情を生み出すというクライアス社にとっての仇となった訳だが)がある事など、色々合点がいきます。*1

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そう言えば、今回、ルールーがクライアス社側の潜入者だった事で、ハリハムハリーとはぐプリチームの間で諍いが発生したのですが、この際にクライアス社の内情に妙に詳しい事をさあやに突っ込まれて、慌てて言い繕って誤魔化していました。やはり彼はクライアス社に関わっていたのでは? という疑念が深まる場面がありました。

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戦闘そのものはルールーがパワードスーツを装着して戦う*2のですが、最初の方こそ互角だったものの的確に弱点を突く戦法により次第にはぐプリチームは追い詰められていきます。しかし、倒れてもおかしくないダメージを受けても立ち上がり続けるはぐプリチームを見て、その強さの要因が「心」である事を思い出し、本来の戦闘スタイルが崩れ始めます。

元々、理詰めで攻撃してくるルールーが異常をきたした事により、キュアアンジュとキュアエトワールの連携攻撃でパワードスーツを破壊。苦しむルールーを説得するため、苦しみから逃れるが如く風のバリアを張ったルールーの元にキュアエールが全てを託され向かいます。*3

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ルールーはその苦しみが感情が再び生まれた事によるものである事を拒否しようとキュアエールに襲い掛かるのですが、キュアエール渾身の一撃が彼女の芯を捕らえ、ついにルールーと和解。その展開を呆気にとられながら見ていたパップル自ら反旗を翻し、ルールーはとうとうはぐプリチームの元に帰って来てくれました。

上でも書いた様に少々展開が早かったため、腑に落ちない点もあります。データというのは極端な事を言えば0と1の塊です。パップルはそれを完全に消去した訳ですから、本当ならば、プリキュアとの戦闘中に再び記憶が蘇る、なんてことはあり得ない。以前の疑念の様に半分生体アンドロイドだったというのならともかく。

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その上での自分の解釈なのですが、ルールーはパップルにデータを消去される直前に、自らの意志ではな達との記憶をバックアップした上で退避・ロックしたのでは…と感じました。そして、再びはな達と邂逅した際(今回それは戦闘の最中だったが)、心という「バグ」を認識した時にロックが解除されるように仕組んだのでは、と。データを消される場面で、はな達との思い出をフィードバックしながら電子の海に沈んでいく描写がありましたが、あれこそが消される場面、というよりはデータ退避の場面だったのでは? と捉えました。

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と、まあ、そういう小難しい分析より、はぐプリチーム必死の呼びかけが起こした奇跡、で十分な気がするんですけどね(笑)。

最後にはな達の説得を受け入れて、大泣きしていましたが、今までのデータが復元され更にはぐプリチームの優しさに触れる事によって、完全に感情を解する進化を遂げましたね、彼女は。えみるとの交流を描いた前々回でも怒りの感情を露わにしましたが、最早、人間と遜色ない存在となりました。

しかし、彼女がアンドロイドである事に変わりなく、今後はぐプリサイドに付く事になると、色々問題が生じそうですね。特に心配なのはバッテリーで、このままクライアス社のバックアップが受けられないとなると、いずれ尽きるであろう彼女の動力源の問題は浮上するかと思います。ハリハムハリーが絡むかな、こりゃ。

 

まだまだ彼女の動向には目が離せない訳ですが、次回は

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随分短い間隔でまたしてもえみるとルールーとの交流が描かれるようですね。まあ、今回はえみるが完全に蚊帳の外だったので、次回で深く関わってくるのだと思いますが、今回の引きでルールーが暴れまわっている所に駆けつけたえみるがはなとルールーが抱き合っている場面を見てあたふたしている、というものだったので、はぐプリチームの正体がえみるにバレるのかもしれませんね。

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今週のはぐプリを一言で表現

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ついにルールーにも尊い場面が…これを待っていた!(大歓喜

 

 

来週もめちょっく!(めちょっくってなんだよ!)

 

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*1:もし単に管理するだけのアンドロイドだったら、前作プリアラの最終局面でエリシオが作り出した無の世界の執行官・グレイブの様なものでも良かったはずである。

*2:これ…プリキュア…だよね?

*3:これをハリハムハリーが自責だ、と冷静に判断していたのは興味深い。

【アニメ】HUGっと!プリキュア第16話「みんなのカリスマ!?ほまれ師匠はつらいよ」感想

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がああああ! 今回のオシマイダーの素材、ネタバラシレベルやんけーーー!(笑)

 

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と思ったらAパート終了段階であっさりあきとじゅんなを素材にしたオシマイダー出現で隠す気ゼロなのでしたー。まる。

 

話の流れとしては、今までもモブ状態でちょこちょこ登場していたはぐプリチームのクラスメイトである百井あき十倉じゅんながひょんなことから仲違いを始めるのですが、その渦中にいたほまれは気苦労もあって一人黄昏れているところを、隙を突かれルールーに変身アイテムを奪われてしまい…というものです。

 

輝木ほまれについて

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今回はあきとじゅんなに板挟みにされて、なかなかツラい立場に置かれてしまいましたね。それ自体は前半パートがギャグ風味に描かれていたため、それほど深刻には見えなかったのですが、あきとじゅんなの喧嘩が本格化し、じゅんなが一人寂しく帰路についた(あきとじゅんなはそれまでは一緒に帰宅する仲良しだった様子)様を見て、思う所があったようで、皆とは分かれて単独行動に出ました。

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じゅんなを心配して探しに行ったと思いきや、ほまれはその足でビューティーハリーに直行するのですが、彼女を心配したハリハムハリーにも「なんでもない」の一点張りで、今話ではこれに対する解答も特になかったため、これは伏線の可能性がありますね。

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そして、そんなほまれを心配するハリハムハリーにひょっとしてただならぬ気持ちを抱いているのでは? という描写がありました。悩みをなかなか打ち明けないほまれに真剣な顔で心配してくれるハリハムハリーに顔を赤らめてみたり、ルールーに心拍上昇を指摘された際にも慌てて取り乱したり、ちょっと意外な展開でした。ただ、過去回でハリハムハリーにいつも辛辣にツッコミかましてたのはほまれなんだよなー( ´艸`)

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そして、その隙を突かれてルールーに変身アイテムを奪われてしまった訳ですが、そんな事にオシマイダー出現まで気が付かないほど狼狽しており、これは別の意味で見逃せない関係になりそうですね。ただ、相手はネズ公だがいいのか、ほまれ?(笑)

 

あき&じゅんなについて

こういうサブキャラにスポットが当たるのも、今作の良い所ですね。やはりメイン3人というのは余裕が持てるのですかね。

冒頭であきがほまれに弟子入り志願するのは唐突感が半端なく、最初は今回は少し粗いシナリオになるのかな? と思いきや、実は普段からじゅんなに頼ってしまうためにもっとしっかりした性格になりたいと思って、フィギュアスケートの世界で一本立ちしているほまれとの接点を持とうとした事をじゅんなに告白し、なるほどと納得する展開が待っていました。

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じゅんなはあまりにほまれに傾倒するあきを見て、友人を取られたくない、という嫉妬心からの反発であきと対立してしまった訳ですが、後半で素直な気持ちで「嫉妬してた」と言ったのは良い展開でしたね。更にじゅんなは元々ほまれにそんなにいい印象を持っておらず(最初期にも言っていたが今回も不良である事を指摘している)複雑な感情が上手く引き出せていました。展開的にはじゅんなの気持ちは視聴者側には分かるのですが、はっきり「嫉妬」という単語を使ったのは少々驚きました。

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ともあれ、今回の件で二人はより仲良しになったと言えるわけで、サブキャラの成長物語を意外な所で見せてもらいました。まほプリのかなとまゆみ以来でしたね、こういうのは。

 

オシマイダーについて

今回、オシマイダーにされた側の人間に若干の意識が残っているのでは? という描写がありました。

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メタいことを言うと、サブキャラといえはぐプリチームに深く関わる二人がベースだった事、その中で二人が素直な気持ちを通わせる、という演出があったためと思われますが、ゴプリのゆいちゃんの様な演出でしたね。

ゆいちゃんの様に自力脱出には至りませんでしたが、二人が仲直りをしオシマイダーの源であるトゲパワワが減少した事によって、はぐプリチーム逆転の切欠を作りました。キュアエトワール必死の戦いが、彼女らを呼び覚ました様な描写もあり、人間ベースオシマイダーの欠点でもありますね。現にほまれの先生オシマイダーは途中で泣き出したりしましたし、自販機をベースにして多人数の少量のトゲパワワで生成されたオシマイダーは無機質的な強さを発揮した反面応用力に乏しい、という欠点も露呈した訳ですが、こういうオシマイダーの強さに個性がある点は面白い。

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そして、今回もとんでもなく巨大なオシマイダーだった訳ですが、なんか全体的にオシマイダーって巨体ですね。最初のうちはそうでもなかったような気がしますが、次第に巨体化していったイメージです。最初期にもタワーに匹敵する高さのオシマイダーがいましたけどね。ここら辺は曖昧なのか、今回のあきとじゅんなのトゲパワワが特段大きかったのかはちょっと分からないですねえ。

どちらにせよ、出現したら大惨事な訳で、ここら辺をこの世界観だとどう認識されているのか、そういう点も作品内で描いてくれるとより深くなるのかな、と感じます。*1

 

ルールーについて

最早、かなりはぐプリチームに絆されていますね。正直言うと、今回ほまれとの交流はそれほどなかったのですが(体育のバスケでドリブルで抜けるところをあえてアキニパスしたのを「理解不能」だと不思議がった程度)とうとうクライアス社に対する裏切り行為に及んでしまいました。

相変わらず潜行調査を続けていたルールーにパップルが接触、変身アイテムを奪ってくる様に命じるのですが、まずはここで若干躊躇する場面が見受けられました。

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そう言えば、ここの演出なのですが、光の陰影を上手く使って光側にいたルールーが最終的にパップルの指令を了解し、一歩踏み出したと同時に影のある側に入っていくのは見事だとしか言いようがなかったです。プリキュア側に傾いていた彼女が再びクライアス側に踏み入った事を顕す表現だった訳ですが、こういうさりげない演出は光りますねえ。

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上でも書いた様に彼女はほまれの隙をついてキュアエトワールに変身するアイテムを奪った訳ですが、オシマイダーが出現し一人変身できないほまれの何とも言えない表情を見てついに裏切りを決意、奪っていた変身アイテムをほまれに返します。この場面は今までは自分のプリキュア側に利する行動に何故? と疑問符をつけていた彼女が、自らの意志で変身アイテムをほまれに返すというびっくり展開でした。正直、こういう展開はもう少し後かな、と考えていたので、これには少々面喰いました。

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キュアエトワールが参戦した事によって形勢は逆転、エトワールの活躍もあって最後は勝利を収めることが出来ましたが、当然、作戦を立案したパップルがこの裏切りを見過ごす訳はなく、何故ルールーが変身アイテムを持っていたかを詰問しようとしていたはぐプリチームの前で機能停止させて連れ去られる、というショッキングな引きが待っていました。糸が切れた人形の様に崩れ落ちるルールーは正直痛々しく、久々にTVの前で呻いてしまった程です。

個人的にはパップルレベルがルールーの機能を停止させる権限を持っていた事は驚きの一言であり、彼女は有能でありながらアルバイトという身分であることも鑑みて、やはりクライアス社からは色々な意味で特別視されていたのかな、と感じます。なんかまだ秘密がある気がするな、ルールーは。

 

さて気になる次回は

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ルールー自身が搭乗するロボがはぐプリチームに襲い掛かるようですが、タイトルからして、今までのすべての記憶を消去されて、無機質に追い詰めてくるのでしょうか?

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かと思うと、感情的な表情も見せており、これはどうなるか全く予想が付きませんね。今作は展開がスピーディーで本当に目が離せない! 個人的にはえみるが一枚噛んでくれると…と思うのですが、予告でははな=キュアエールが中心になりそうな感じですかね。ノイズという単語が何を指しているのかがミソかな…

 

今週のはぐプリを一言で表現

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あきさん、その跳躍力で無事とか…弟子入りの必要性はないんちゃう?(笑)

 

来週もめちょっく!(めちょっくってなんだよ!)

 

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*1:ハピネスチャージプリキュアでマスコミの追っかけがいる設定は上手だな、と感じた。

【アニメ】HUGっと!プリキュア第15話「迷コンビ…?えみるとルールーのとある一日」感想

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卵の安売りで大騒動の野乃家にハイテンションえみる、そしてそれをプリキュアの可能性あり、と誤認するルールー。OPからカオス回の予感しかしないッ!

 

で、結果から言うと、安定のカオス回でした。おわり。

 

という冗談はさておいて、今回はメインのはぐプリチームの三人がほぼ蚊帳の外というある意味珍しい形態を取ったシナリオでした。*1

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それだけルールーとえみるが破格の扱いを受けているという事でもあり、現在進行形ではぐプリチームに潜入している敵側のルールーはともかく、ぽっと出で出てきたえみるを登場した回も含めて2回もメインに大抜擢するのは、やはり何かあると勘繰られてもしょうがない気がします。

 

愛崎えみるについて

相当な変わり者ですね。

今回はえみるの内面というよりはその身に置かれた環境の方に注目が集まりましたが、それはいったん置いておきましょう。

一度町中で救われた事があるプリキュアに憧れるのは小学生相応かな、と思いますが、プリキュアコスプレをして町で困っている人間にのべつまくなしに手を差し伸べたりするのは少々非常識な行動に過ぎます。しかもその行動一つとっても、山積みなっている缶の真ん中を抜いて商品を雪崩れさせてみたり、大きな荷物を運ぶのを手伝おうとして却って荷物を引きずってしまったり、ドジというよりは浅はかのイメージを受けました。

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それでもルールーが指摘した通り(ルールーはその後理解不能だと心の中で呟いていたが)えみるが手を差し伸べた人達が笑顔になるというのは、彼女の善意が伝わっているからであり、彼女の精一杯のがんばりは皆に受け入れらているぽいですね。何よりルールーがえみると出会った際に、ルールー自身の検知器が高いアスパワワ数値を検知しており、潜在能力は相当高い事を伺わせます。

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一時期は危険察知能力の高さ故に既に大きくシナリオに関わっているキャラクターなのかな、と思いましたが、今の段階ではそれはなさそうですね。どちらかというと純粋ではあるがそれが空回りしている印象でした。

そして、この少々変わった性格は家庭環境の影響もありそうです。

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愛崎家は代々音楽家であり、豪邸を構えている名家なのですが、友人として招待したルールーの前に歌いながら出現する両親に、若干過保護で自身の考えを押し付けがちな兄というこれまたハイテンション家族である事が描かれました。

ところが、えみるが一番興味があるのは実はエレキギターであり、格式高い音楽家の娘としてのギャップに少々思い悩んでいる様ですね。実際、兄が部屋を訪れた際にはギターを素早く隠し、それが見つかると女の子にギターは相応しくない、と咎められ落ち込むシーンがありました。

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そんなえみるの兄をルールーが糾弾するシーンがあったのですが、えみるは家族に対して愛情がない訳ではないので板挟みになっている感じでしたね。何にせよ、えみるは家族とのあり方が今後も問われるキャラクターになりそうです。

そして、今回は尺が短かった戦闘シーンでも注目する点がありました。

ルールーとくつろいでいる最中にパップルが呼び出したオシマイダーが出現、それを確認したえみるは自前のプリキュア衣装で現場に急行します。そして、現場で恐怖で動けない少年を助けようとするのですが、その際にオシマイダーの攻撃の余波で吹っ飛ばされた彼女をキュアエールとキュアエトワールがフォロー。そして、はぐプリチームはその事を咎めるでもなく、むしろ少年を助けてくれたことに謝辞を述べるのです。つまりえみるのともすれば邪魔になりかねない参戦を容認していた訳ですね。

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これはえみるも一緒に戦った、とも取れる訳で、今回の戦いはえみるも含めたチーム戦になっていたんです。実際、もしえみるがいなければはぐプリチームならば少年を助ける役を誰かがやったでしょうし、プリキュアの資格の有無は別の話で完全なチームワークを形成していました。有体に言えば将来のはぐプリチームの姿を垣間見せた戦闘だった気がします。

えみるがどのような形ではぐプリチームに関わるのかは現段階では不明ですが、上でも書いた通り破格の扱いを受けているキャラクターです。最重要人物には違いないはずなので、今後の動向が気になるキャラクターですね。ルールーとも凸凹で案外良いコンビになりそうですし。

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ただ、そういうメタい事すんのやめーや(笑)。

 

ルールーについて

わりと冗談抜きでえみるとの出会いは運命的なものを感じますね。

ルールーははなやさあやとの交流で、次第に感情が芽生え始めているのですが、今回はそれが急速に進んだと感じました。

これはえみるの強烈な個性に触れたから、というのもあるでしょうが、音楽に魂を揺さぶられた、というのが大きかったようですね。

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実際、ルールーは愛崎家のえみるの部屋にあったピアノやチェロの知識がなく、更に音楽という概念そのものがありませんでした。そんな様子のルールーにえみるは自身の好きな楽器であるギターの伴奏つきの歌を聴かせるのですが、これが相当染みわたった様で、その後上で書いた様に兄がギター演奏を咎めるのに対し理詰めで反論、兄が去った後は頬を膨らませて怒るという、驚くべき変化を見せました。

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音楽というのは不思議なもので、履歴書の趣味欄に音楽鑑賞と書けばとりあえずは無難というぐらい、人は音楽が大好きなのですよね。それを何故? と問われれば明確な答えが出せる人はほとんどいないでしょう。それぐらい浸透している文化です。程度の差はあれど、音楽に触れずに一生を終える人間はまずいません。大袈裟な事を言うと音楽に心揺さぶれるのは人としての証です。ルールーはもうアンドロイドという創造物を脱しつつあるのですね。それを音楽の力が大きく目覚めさせた、という点に自分は注目したいです。

更に戦闘に駆けつけたえみるが大した力がないにも関わらず、男の子を守ろうとした事に対して自分も同じ様な事をした、と振り返りえみるの行動を肯定したシーンはルールーの心情の変化が分かりやすく表現されていてとても良い演出でした。最初期のルールーならえみるの行動は無駄だと断じていた事でしょう。

ちなみに戦闘シーンは、えみるを傷付けられそうになったことに怒ったキュアエール*2達が本気になった事であっさりPTCで決着。やはりルールー産オシマイダーより数段落ちるイメージですね、パップル製オシマイダーは。

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このままルールーが敵側でどこまではぐプリチームに戦いを挑むのかは分かりませんが、敗北後ルールーがはぐプリチームと交流している姿を隠れて見ていたパップルも流石に彼女に不信感を抱き始めた様なシーンがあり、近いうちにクライアス社側とルールーとの間に一悶着あるかもしれませんね。

 

あと、これ体験談なのですが

えみるの兄の態度にムカついたり、時代錯誤な人物、と感じた視聴者の方は多いかと思いますが、自分的には音楽家っぽさを良く表していたなあ、と感心しました。

大分前にも書きましたが、実は自分の父親は音楽家でした。とある楽器の演奏者でしたが、エレキギターに対してははっきり「下品」と言い切っていました。

これに対して保守的であるとか色々な意見はあるでしょうが、ただ、奏者というものは自身の楽器に誇りを持っていたりもしますし、良くも悪くも視野狭窄な部分も多かったりします。自身が認められない、と感じたものに厳しい事を言う人は多いですね。

その父親も、かと思えば、ファミコン版のウィザードリィに大ハマりした挙句自ら編曲して自身が持つ楽団に演奏させてみたりという柔軟性も持っていたり、何とも言えない変人ぶりでしたが、良くも悪くも凡人とは少し感覚が違いますね。今回の愛崎家の面々は度が過ぎているとはいえ、端的にその事を表していたと思います。

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若くして他界してしまいましたが、個人的には初音ミクにどういう評価を下すかは非常に聞いてみたかったですかね。まあ、余談です。

 

さて来週は

ほまれにスポットが当たるようですが、これは弟子志願の子が二人表れて、その二人の軋轢にほまれが悩まされる、のかな?

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ルールーが絡めば、メインキャラ全員とルールーが交流した事になりますし、パップルが怪しい行動を起こしそうな場面も見受けられたので、タイトルとは裏腹に結構重い話になりそうな気がしますね。何より、弟子志願の子たちはトゲパワワを出す雰囲気バリバリであり、ほまれの悩みの種になる可能性がありますね。

 

今週のはぐプリを一言で表現

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彼女との共通項をエレンと取るかあおいと取るかは判断が難しいが、自分のファーストインプレッションは音石明だった…

 

来週もめちょっく!(めちょっくってなんだよ!)

 

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*1:はぐたんが片言を喋り始めたぐらいしかこれといった進展はなかった。

*2:彼女曰く「流石に今のはちょっとむっとしたよ」

【アニメ】HUGっと!プリキュア第14話「はぎゅ~!赤ちゃんスマイルめいっぱい!」感想

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ついにこのあとすぐで披露してしまう程、はなの変顔病が重度でさあやにまで伝染してしまった…

 

さて、今回は保育士という新たな仕事を体験するのがメインプロットかと思いきや、さあやの掘り下げ回でもありました。

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とは言うものの、今回はさあやは実は負けず嫌いである、という一面が発覚した程度でありましたが…考えてみれば有名女優の娘であり、自らも芸能界に身を置いていますし、常に予習を忘れず完璧を目指す様な性格でありますから、プライドが高い事自体は不自然ではないのですが、今までの描き方がクラス一の才媛と言われても謙遜してみたり、ルールー初登場回の時にパワーがない、とディスられた際にもさして悔しそうな顔もしていなかったので、逆から言えば意外でした。むしろ、そういう感情を押し殺していたのかな、と考えると感情の制御が上手なのかな、と思う反面、爆発した時が怖いな、とも感じたシナリオでもありました。ただ、表情余り変えずに口調だけ変わるの怖いよう…

 

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話の流れとしては、はなの母親からまたまた仕事体験の依頼が舞い込み、今回はルールーも引き連れて保育士を体験する事になるはぐプリチームなのですが、ルールーがさあやが予習用に持ってきた育児テキストを盗み読みして完璧に仕事をこなすのに対抗心を燃やしたさあやが何かにつけて張り合う…というものです。

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しかし、ほまれ、はなが「あんなさあやちゃん見たことない」と言ったのに対して「はなはそのレベルに達していなかったんじゃない?」は酷すぎない?(笑)

 

ただ、今回はあまりシナリオ上に大きな進展はなく、張り合いながらもさあやとルールーが交流していくのがメインテーマでした。最初こそ何かと張り合うさあやに無関心だったルールーが次第に対抗心を出しはじめ、最後には「やりますね」「そちらこそ」と言いあう間柄になったのは微笑ましかったです。その証拠にBパートでオシマイダーが襲撃してきた際にキュアアンジュは躊躇なくルールーに子供たちを逃がす様に依頼しており、なんだかんだで仲良くやっていけそうな感じになりましたね。

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もちろん今回はさあやとルールーの交流がメインだったわけですが、個人的にもう一つ注目だったのははぐたんでした。

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はぐたんは今回、他の同年代園児たちと一緒に保育される側に回ったのですが、入ってまもなくすぐに他の園児たちのリーダー役になり(保育士がそう明言している)、戦闘シーンでも戦うプリキュアの姿を見て他の園児たちを率先してアスパワワを発生させる役目を果たしました。リーダーの素質を(赤ちゃんであるにもかかわらず)見せており、かなり高貴な存在の可能性があります。未だにハリハムハリーもはぐたんについては言及をほとんど避けており、今後の動向が引き続き気になりますね。

 

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あとルールーが子供の声に文句をつけてきたクレーマーのトゲパワワを利用してオシマイダーを呼び出すのですが、同時に暴れていたオシマイダーが子供に危害を加えそうになった時、咄嗟に止めており、これがはぐプリチーム逆転の切欠になったのですが、こういう二律背反的な感情が渦巻いているのはとても良い演出だと思います。

その戦闘シーンなのですが、またしてもはぐプリチームは苦戦を強いられることになりました。

というのも、今回は防衛戦だったからです。

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これは偏に保育所=子供たちを背後に背負って戦うというハンディキャップがあったからなのですが、ルールーがそれを見越した上でオシマイダーを召喚したのかはちょっと分からなかったですね。何というか、たまたまクレーマーがいたから場当たり的に召喚した様にも見え、あれだけ相手の戦況分析をし冷静に事に対処するルールーらしからぬ行動とも取れました。

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そして、上でも書いた通り、はぐプリチームがオシマイダーの攻撃を捌き切れなくなり、園児たちに攻撃が届きそうになった瞬間、子供を庇う様にルールーが割って入り「やめなさい!」と命令したため、オシマイダーの動きが止まってしまい、その隙にPTCでの決着に持ち込むことが出来ましたが、本当に毎回たまたま勝てているだけ、という感じで、総合力で上回っているルールーの方に起こるサプライズで何とかなっている状態ですね。こういうのをご都合と取るかどうかは判断の分かれるところですが、個人的にはルールーがアンドロイドである設定をうまく活かしつつ、次第に感情が芽生えていく様が良く表現できていると思います。

 

これではなとさあやとのルールーの交流が描かれました。いずれほまれとの交流も描かれることになるのでしょうが、感情が芽生え始めたルールーと、大人しめとは言えチーム一の激情家であるほまれとの回は今から楽しみでもあります。

 

しかし、次回は

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なんとえみるとルールーのコラボ回ですか。予告を見た感じだとえみるがかなり残念な感じの娘になっていますが大丈夫なのか?( ´艸`)

 

今週のはぐプリを一言で表現

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この時の二人の顔…見たかった…見たかったッッッ!!*1

 

来週もめちょっく!(めちょっくってなんだよ!)

 

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*1:ちなみにはなの変顔をさんざん見て耐性があると思われるハリハムハリーが大笑いした