大海原の中、イルカのティナや海の生物たちとともに泳いでいるみなみ。
そこに突如船影が現れ、ティナや魚たちは光の向こうへ。彼女はそれを追いかける事が出来ない…
という夢を見るみなみ、という導入で今回は始まりました。
抽象的な内容ですが、これはもちろん、海の生物たちと過ごす=海の獣医への道と、船影=海藤グループに入る、という暗喩に他なりませんね。
今回は予想通り、みなみの葛藤がテーマとなりました。
葛藤とはもちろん、みなみの将来の夢についてですね。第36話のあすかの出現によって海の獣医という夢が開いたみなみですが、その話の最後に吹っ切ったように見えてやはり完全にその道への希望を断つことは出来ていなかったようです。
図書館で居合わせたきららに
こんな本を借りようとしていたところを看過されたり、進路指導の座間先生に進路についての書類を提出していない事を指摘され、先生に幼い頃から教師を志していたのかを訊いてみたり、夢のことも相まって相当悩んでいる様子です。
あ、ちなみに座間先生は結構移り気な方で婦警、アイドル、漫画家と夢を転々としたようです(笑)。
というか、冗談でもアイドルはやめてほしいかなー(吐血)。
みなみのことを心配したきららは生徒会で忙しい彼女をだまし討ちの形で連れ出し、相談に乗ろうとするのですが…
まあ、噛み合わないですよね。片や完全に目標を見据え腹の決まったきらら。対するみなみは完全に進路についてお悩みモード。少し険悪なムードが漂い始めた時に座間先生を核としたゼツボーグがシャットの手によって出現。
異変を察知したはるかやトワも加わり、ゴプリチーム全員で立ち向かうことになりますが…
キュアマーメイドだけが大苦戦を強いられます。
夢に迷いが出たから力が出なくなってしまった、と嘆くマーメイドに対してキュアフローラからの叱咤激励が。
「悩んでいたなら相談して欲しかった! 一人で悩まないでほしい!」
いやー、キュアフローラ=はるかは27話のゆうきに対してもそうでしたが、感情が昂ぶると相手関係なしにバシバシ本音言うタイプですよね。みなみ自身も言っていましたが言い出しにくいことだってあるんです。
彼女のストレートな物言いは結果的には成功するわけですが、ある意味ちょっと無遠慮と言えなくもない。いい所でもあり悪い所でもある、と個人的には思っています。
さて、キュアフローラや他のメンバーの励ましを受け、覚醒したキュアマーメイド、シャットの命令で彼女を集中攻撃していたゼツボーグでしたが…そう、よりにもよって戦場はまたしても海辺の砂浜。
相手を海の方向にふっ飛ばした後、はい、キュアマーメイドの独壇場、水中へご案内~(;^ω^)
水中では例のごとく、ゼツボーグを圧倒。だーかーらー、ディスピア側は海の近くでゼツボーグ出すのやめなさいって! 学習能力のない奴らめ!(笑)
最後は新技プリキュアコーラルメイルシュトロームで完全圧倒し、最後はお約束のプリンセスパレスで決着となりました。
全体的には、みなみの悩み自体は今回1回で解決してしまった訳で、ちょっと詰め込みすぎで展開が早すぎたかなあ、と思わざるを得ません。きららの回の濃さの後だとちょっとねえ。
更に、みなみはあすかと出会った後、彼女のブログをチェックするようになっており、実は悩んでいるといっても、心の中では結論はほぼ出ていたんじゃないの? という感じが拭えませんでした。*1
話の展開を急いだ理由はここにもあるのでしょうが、次回は海の獣医になるという決意をどうやって家族に伝えるかで悩む話のなりそうですね。
予告の感じから、みなみは随分と悩むようですが、彼女の家族はそういう事には理解があるタイプに思えるので、そんな大げさな話になるかなあ、というのが正直な感想です。ただ、みなみは過去回で海藤グループに将来的に入るという、お披露目会みたいな事をしてしまっているので、ここら辺をどう処理するかかもしれませんね。
今週のゴプリを一言で表現
ミス・シャムールのみならず、座間先生にまでたじろぐシャットさんマジカワイイ。先生って人種に弱いのが判明。
それでは、ごきげんよう。
-----------------------------------------
*1:ただし、悩んでいる時とは大体そんなものである。結論ありきで悩むことのほうが圧倒的に多いのも事実。