ふらあそ!

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【アニメ】HUGっと!プリキュア第1話「フレフレみんな!元気のプリキュア、キュアエール誕生!」感想

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ママァ…ママぁ…

は!? 正気です! 自分は正気でありまッふ!!(噛んだ)

 

流石に第一話と言う事であまり深いところまでは検証できないのはシリーズ毎の事なのですが、今回はいきなり様々なものを詰め込んできましたね。

主要3人もちゃんと登場しましたし、敵の組織、主人公・はなの家族、変身から戦闘シーンまできっちり盛り込んできました。しかも決して無理のない範囲で。

 

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その中でも今回のメインを張った野乃はな=キュアエールですが、とりあえずは一般家庭出身の普通の出自の女の子ですね。前作プリアラの最終回に登場した際にも感じた事ですが、明るく若干軽いノリの女の子であり、自分他人問わず応援する、という性格と重い荷物を持っていたおばあさんを突如飛んできた野球のボールから守る&荷物を持ってあげる(ついでにそのために転校初日から遅刻する)という優しさを持っているローフルさが描かれました。

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そして、大人でイケてる自分を目指すべく前髪を自ら切ろうとして失敗、前述の様に転校初日から遅刻、同級生になる皆にいきなり年齢まで明かす自己紹介、そして慌てて転倒など、ドジっ子ぶりも歴代ピンクを踏襲しています。クンクン…みゆきのにおいがするぞ!

少し気になった点は、前の学校で実際どういう扱いがされていたか、ですかねえ。今回の初登場ではハイテンションさが強調されていましたが、冒頭で髪を切る際に「次の学校ではイケてる自分を目指す」と決意を新たにしてみたり、自分の応援という少し自らに喝を入れている場面が多用され、少々危なかっしくも感じます。こういう点でも若干スマプリのみゆきっぽさがありますね。*1

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プリキュアになる予定の他の二人・薬師寺さあや輝木ほまれにもそこそこ出番がありました。さあやは転校生であるはなを早速学校案内したり、お弁当を一緒に誘ったり優しそうな性格を強調、ほまれはクール系女子ですが、平然と遅刻をして今は少々やさぐれている感じですかね。ほまれは台詞があまりなかったためまだ未知数ですが朝日TVの公式HPによるとどうやら事情持ちの様なので、今後に期待でしょうか。意外と低いイケメンボイスだったのが印象的で、担当声優の小倉唯さんってこんな声も出来るのね…とちょっと驚きました。*2

 

敵については第一話からはっきり描かれているのが逆に意外でした。しかも自社ビルを持っているそれなりの企業ですか。随分と変わった設定を持ち出してきましたね。

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クライアス社というそうですが(暗い明日?)今の段階で幹部5人に社長?と思しき大ボスが控えている感じですかね。一応幹部を束ねる感じのキャラがいましたが(部長か!?)今回敵として突如攻めてきたチャラリートを除いてシルエットでの登場だったので、これからおいおい描かれていくのでしょう。ただ、中の人のせいで部長っぽいキャラは某錬金術漫画の雨が降ると無能になる大佐にしか聞こえなかったです(笑)。

クライアス社としては何かを探している様ですが、一応「ミライクリスタル」に関係するものである事は分かったものの、シナリオ中盤でチャラリートがはぐたんやハリハムハリーに目もくれなかったため、今の段階では若干不透明に感じました。

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また、チャラリートが出動する際、稟議書*3を部長格のキャラに通し、更に大ボスっぽいキャラが承認のハンコを押すという「今回の組織は企業」を強調しているのも面白かったですね。身も蓋もない事を言うとブラック企業というヤツをモチーフにしたんでしょうが、どういう描き方をするのかはこれからを注視してみましょう。個人的には結構難しいテーマな気がします。流石に現実的過ぎるというか。

 

プリキュアと戦闘については、幹部が一般人のネガティブな感情を糧に怪物を創造するという、従来のタイプに落ち着きましたね。

はなは怪物に襲われそうになったはぐたんを救出するべく、抱きかかえた上で怪物に対峙する強い意志を見せた事で変身アイテムが生成、キュアエールへの変身を果たしましたが、これがはぐたんのバックアップがあったのか、前作プリアラに様にあくまでも自然発生だったのかは今の段階では謎ですかね。

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戦闘シーンは流石に徒手空拳復活でした。自身の数倍もある怪物・オシマイダーを一本背負いの様にぶん投げ、そこから怒涛のラッシュ→必殺技という王道パターンであり、安心してみていられました。やっぱりプリキュアシリーズはこうあってほしいよね。

ただ、今回変身に驚く描写はありませんでしたね。ゴプリからずっとこのノリであり、初変身で慌てふためくヒロイン、というのはもうトレンドでないのですかね。尤も、今回のはなはイケてる自分を目指す少し軽い性格、というが幸いして、変身をあっさり受け入れるのは逆に「らしくて」微笑ましかったですけどね( ´艸`)

 

そして、当然いくつかの謎も残りました。

もちろん、その筆頭は突如空から降ってきた赤ちゃん・はぐたんハムスターの姿をした妖精枠・ハリハムハリーでしょうか。事情はおいおい語られるのでしょうが、ハリハムハリーがはなの部屋に図々しく押しかけ、はなにハムスターが喋っている異常さにびっくりしている事に対して「何や、この世界のハムスターは喋らんのか」と、平然と答えており、異世界の存在が示唆されています。

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また、チャラリートがはながキュアエールに変身した際「新しいプリキュアが生まれた!?」と驚いており、これは少なくとも既にプリキュアが存在している事を表しています。それが追加戦士に引っかかる台詞なのか、若しくは既にプリキュアであることが発表されているさあや・ほまれが実はすでに覚醒済みなのかは定かではありませんが、少なくともクライアス社はプリキュアという存在を認知しており、前述の異世界の事も含めて、色々謎めいていていますね。ここら辺もまだ第一話ですから、これからのお楽しみと言った所でしょうか。

しかし、赤ちゃんを育てる、というのをこれから先どう料理していくのかは若干不安でもありますね。特に野乃家が本当に普通の一般家庭っぽかったので余計そう感じます。

育児をテーマにした作品は過去にも何回かありましたが、ドキプリのアイちゃんはジョー岡田という店持ちの保護者がいましたし、まほプリのはーちゃんは妖精という事もありサイズ自体が小さく*4、不可思議な現象に理解があるマホウ界が存在したため、それほど中学生が赤ちゃんの世話をするという事自体に違和感はなかったのですが、今回は育児そのものがメインテーマの一つでもあるようですし、上手く乗り切ってほしいですね。

 

敵組織が企業と言う変化球*5はあったものの、概ね歴代のパターンを踏襲しており、正直言うと安心して見ていられました。ここしばらく少し風変わりなプリキュアが続いた気がしますし、ここらで王道を攻めていくのも良い、と感じました。

 

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来週は早速さあやがキュアアンジュに変身&メイン回の様ですね。キュアエールがチアガールモチーフであるのに対し、頭のカチューシャからイメージはナースでしょうか。個人的には一番のお気に入りデザインです。転校したてのはなを気遣うなど、性格の良さも折り紙付きのようですし、これは期待大! ですね。

 

今週のはぐプリを一言で表現

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正体の分からないものが空から飛んできたのに、避けようとしないで受け止めるのは常識的に考えると危ないと思うんですぅ…まあ、本当に避けてたら悲劇と言うレベルではなかったけど(笑)

 

来週もめちょっく!(めちょっくってなんだよ!)

 

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*1:まあ、メインキャラ原画が同一人物と言う色眼鏡はある気もするが…

*2:少し甲高い声のツンデレのイメージが強かったので。自分がやっているソシャゲに二人もその手のタイプがいるので印象がより強い。

*3:しかし、この稟議書、到底日本語で書いてある様には見えないよなあ…

*4:しかも初期はリンクルスマホンに収納可能だった。

*5:ただし過去作品には5のナイトメア(社)がある。