ふらあそ!

ゲーム好き・漫画アニメ好き・自転車好き・鉄旅好き。インドアだったりアウトドアだったりのふらふら遊び人の日記帳、略してふらあそ!

【アニメ】キラキラ☆プリキュアアラモード!第20話「憧れまぜまぜ!いちかとシエル!」感想

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マスコミが押し掛けるシエルの新作スイーツ発表会で再度弟子入りを志願して既成事実を作ろうとするいちかさんマジ策士( ´艸`)

 

さて、今回は息抜き回…というわけではありませんが、タイトルにもある通りいちかとシエルが交流を深める話で、逆から言えばそれ以外は特にシナリオ展開が進んだ訳ではありませんでした。

ですが、シエルはいくつか怪しげな行動や言動をしており、視聴者側としては、あ、察し…となった訳ですが、ここら辺は次週でほぼ全容が語られそうな雰囲気ですね。

 

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苺町商店街のマスコットキャラやレポーターをやっているプリアラチームの中学生組がイチゴ山に素材を集めに行くシエルに同行するわけですが、シエルは途中であっさり(土地勘があるひまりやあおいをですら)いちか以外を撒いており、そのおかげでいちかはシエルの天然素材採集を学ぶ機会に恵まれます。途中でも口を滑らせていましたが、シエルは元々イチゴ山の地形を知り尽くしており、やはり正体は推して知るべしでしょう。

シエルの目標についても語られており、それは究極のスイーツ作りを目指しつつ、伝説のパティシエを目指したい、というものでした。Bパートの戦闘シーンでシエル自身も言っていましたが、伝説のパティシエ=プリキュアであり、奇しくもシエルはその一人であるキュアホイップ=いちかに出会っているどころか教えまで与えているのですよね。こういう所はなんというか洒落がきいていて面白い。

そう言えば、シエルは決していちかを弟子としては見てはいないようですが、反面天然素材の使い道や大切さをいちかに説いており、なんだかんだでゆるーく師弟関係が結ばれているのも興味深いです。

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最後のシーンでいちかの作ったパンケーキに味そのものは「至って普通」と評価しており、パティシエの腕としてはいちかはシエルの足元にも及ばない訳ですが、それでも沢山の人を笑顔に出来る=キラキラルを発生させる事に疑問を感じている描写もありました。シエルはキラキラルの正体を知っている事が言及されましたし(まあ、正体は多分アレ、だしね)過去の回で発生源がスイーツ限定ではない事も判明しています。そういう事を鑑みるにキラキラルがスイーツの質そのものではない事は明確ですし、シエルはその事をテーマにする回がありそうですね。

 

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戦闘に関してはビブリーが完全にシエルに目をつけており、今回もシエルにハチミツを譲ってくれた養蜂家にお礼のスイーツを振る舞っている最中に出現。シエルのネームバリューによってたくさんの人が集まってしまったため、大量のキラキラルを吸収した巨大化人形が出現する、というものでした。

いちかメイン回なのでしょうがないのでしょうが、他の4人を簡単に吹っ飛ばした巨大化人形をホイップデコレーション一発で足止めし、最後はワンダフルアラモードというあっさり風味な内容でした。戦闘のパワーバランスはどうにもあやふやですね。

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ただ、シエルを救出したキュアホイップ…天然ジゴロだよね、コレ…

 

次回は…

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うん、知ってた(笑)。

 

今週のプリアラを一言で表現

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ジャンル違いといえど、シエルのスイーツ作りの師匠は某岸●露伴先生としか思えないッ!

 

来週もキラキラル☆

 

【2017/07/01追記】

この記事が二重投稿になっていたため、片方を削除いたしました。

【アニメ】キラキラ☆プリキュアアラモード!第19話「天才パティシエ!キラ星シエル!」感想

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苺坂に降り立ったシエルさん、冒頭から影の形が変わるとかいう隠す気ナッシングの衝撃なスタートだった訳ですが…

 

今回は先週に伏線を張られていたキラ星シエルが苺坂に訪れる…という内容でした。

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八百屋の前でいちかとシエルがバッチングしたのが馴れ初めになり、シエルが苺坂で臨時出店したお店を訪れたプリアラチームでしたが、そのあまりの美味しさにいちかは感激、その場で弟子入りを志願する、という流れです。

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シエルは弟子は取らない主義なのですが、そんないちかを面白いと感じたのか、弟子入りの条件として課題を出すのですが、その内容は「スイーツで自分を表現しなさい」というもの。

散々悩むものの、最終的にはよく母親に対して思いを込めて作るいちごケーキをチョイス、腕自体が未熟という事でシエルに弟子入り自体は断られたものの、一つ一つの味は悪くないという、なかなかの及第点を頂くことになりました。ただ、これって正にいちかそのものを表現しており、シエルの感性は一流だという事も伺わせています。

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しかし、悩んでいる最中のいちか、そういう事じゃないだろ!( ´艸`)(あきらにも突っ込まれていたが)

 

さて、シエルについてですが、とりあえずは個性的なメンツの揃うプリアラの登場人物内においては、至って普通の人物です。取り立てて有名パティシエである事や自身の腕を鼻にかけるような高飛車な感じはなく、本来の主義に反してまでいちかにチャンスを与えたり、作ったスイーツに対しても良い点悪い点含めて的確にアドバイスし、弟子入りを断る際にも「期待させてごめんなさいね」と謝罪したり、かなり常識的で寛大なイメージを受けました。

先行発表されているキュアパルフェと声優が同じなため、シエル=キュアパルフェはほぼ確実でしょうが、今回のメンツに加わるとなると、没個性に沈む可能性が否定できません。*1

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まだまだシエルとしていちか達に絡む様なので、結論を出すには早計なキャラクターだとは思いますが。個人的にはいちかの作ったケーキに対して真剣そのもの、といったまなざしを見せた点に彼女の本質がある気がします。彼女のメモ帳に書いてあった「スイーツでみんなを笑顔にする」も本質なのでしょうが、そこはいちかとの共通項でもありますね。

 

一方、シエルの店が話題となり、行列を作っている事を遠巻きに見ていたビブリーは、行列を作っている人たちの幸せそうな表情にイラつき、その元であるシエル(正確には彼女が作ったスイーツ)を急襲します。

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実は悪い顔した女の子の顔…嫌いじゃないです…(悪堕ち脳)

その場にいたのはいちかだけだったため、とりあえずは一人でキュアホイップに変身、戦う事になるのですが…

えーと、一つ物申したいんですが、そろそろ肉弾戦なしはやめにしませんかね?

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今回もビブリーは吸収したキラキラルを使用して手にしている人形を巨大化させたわけですが、キュアホイップはそのまま突進、相手の懐に飛び込むことに成功するのですが、お、格闘戦に持ち込むのか? と思いきや、至近距離でのホイップデコレーションを放ちました。しかし、この技は有効打にならず、距離を詰めた後に必殺技を放ったために態勢を崩してしまい、敵の拘束攻撃に捉われる結果になりました。

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飛び道具を放つつもりで敵との距離を詰めるのは戦略上完全に失敗していますし、仮に射程の概念があったにしても、過去の戦いでホイップデコレーションはかなりの遠距離からでも敵に届く描写があります。少なくとも相手の腕に乗ってまで距離を詰める必要性は皆無ですし、大きな相手に対して懐に飛ぶ込むメリットは他ならないリーチを無効化するための格闘戦です。

毎回毎回、遠距離から飛び道具、というのもワンパターンになってしまうのは分かるのですが、頑なに肉弾戦を避けるのはそろそろ限界が近づいている気がします。光線技メインを否定するつもりはありません。戦闘中を彩るエッセンスでもいいのですから、少しは徒手空拳を織り交ぜてみてもいいのではないでしょうか?

戦闘自体はとどめを刺されそうになったキュアホイップに他の4人が駆けつけ、ワンダフルアラモード、といういつものパターンでしたが、今のところ、ジュリオも含めて敵の実力としては1vs1なら勝つことは出来るが、チーム戦になると勝ち目なし、といったバランスですかね。というか敵側はワンダフルアラモードをどうにかしない限り勝機はありませんね。まあ、ここら辺のパワーバランスは先日のキュアマカロン圧勝回もありましたから何とも言えませんが…

 

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最後はいちかが弟子入りこそ出来なかったものの、シエルも陰ながら努力している事に感化され、さらに前向きにスイーツ作りに邁進していく事を決意して締めとなりました。いちかちゃんマジ天使。

 

次回はシエルがいちかとともにイチゴ山を訪れるお話かな? まあ、正体がアレ、みたいだしねえ…正体がアレ、である以上、パリから急遽苺坂町に来たのも説明が付くんだよね。そう言えば、ペコリンの回想回でイチゴ山の妖精たちが、海外に修行に出ている者もいる、という様なこと言っていたけど、あれ伏線だったのね。

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というか来週はお休みとか、正にこの世の地獄…どうやって日曜日を生きていけというのか…(´;ω;`)

 

今週のプリアラを一言で表現

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これが

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こうなる! 正に天才パティシエの所業!

 

来週もキラキラル☆

 

今週のゆかりさんについて。

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あ、誕生日おめでとうございます!ヾ(*´∀`*)ノ

 

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*1:これは同じ純粋無垢という点でモフルンと被ってしまったはーちゃんに通ずるものがある。

【アニメ】キラキラ☆プリキュアアラモード!第18話「ウワサの主は強敵ビブリー!」感想

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追加戦士発表で彼女が善堕ちするルートが絶望になった訳ですが…いや彼女が七人目になる可能性がまだッ!!

 

元来、プリキュアシリーズは4クール一年という長いスパンが確定しているシリーズですからシナリオの転換期というのが何回か存在するのですが、今回は洗脳されていた妖精の巨大化→ジュリオのキラキラル収集実験に続く次の流れに移行する第一歩という回でした。

 

シナリオの流れとしては、失敗続きのジュリオに替わり新幹部キャラ・ビブリープリアラチームに仕掛けてくる…というものでしたが、ジュリオの様にキラキラル発生を誘導するやり方ではなく、悪い噂を流してキラパティに客足が遠のく様に仕向ける、というものでした。

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途中にフランスから天才パティシエ・キラ星シエルが日本に来るニュースを挿みながらシナリオは進行していくのですが、困ったプリアラチームはそれでも皆が前向きに行動した事により、噂をあまり気にしない少年がスイーツを食べてくれた事で、客が再び来店してくれるようになり、ぐぬぬっているビブリーをゆかりが捕捉。ビブリーは正体を現し少年のキラキラルを奪って手に持っていたぬいぐるみを巨大化させて戦闘になる…というプロットでした。

 

ビブリーについて

ジュリオに度重なる失敗、そして、ジュリオが使用していた杖が破壊されてしまったことによって、プリアラチームの前に立ちはだかる事になった新幹部。

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とにかく利己主義者で、自分の楽しみを優先し、他人が困る様を楽しむというなかなかの悪女です。失敗したジュリオをからかいまくって激昂させて楽しんでみたり、そもそも今回の悪い噂を流したのも、楽しそうなキラパティの邪魔をしたかっただけであり、本来のキラキラルを集めるという目的とは逆の行動をしている事も彼女の性格をよく表していました。イメージ的には陰湿になったマーモ様かなあ。

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狭い町中とは言え、キラパティに深刻なダメージを与えるほどの悪い噂を蔓延させたわけですが、これはどちらかというと彼女自身の特殊能力っぽい描写があり、とりあえずのイメージは言霊使い、という印象ですね。

また、彼女の口から敵の組織名こそ出ませんでしたが、ジュリオやビブリーの上にノワールという存在がいる事が初めて語られました。まだ詳細は不明ですが、ビブリー自身に、ノワール様の愛のために戦う、という台詞があったため男性の可能性が高いです。

ふざけた態度と人を小馬鹿にした軽い感じの口調ですが、感情がむき出しになると突如ドスの利いた声を発するようになり、これまた二面性を強調しているキャラクターですね。中の人はおジャ魔女どれみのどれみの人なんですね。演技の幅凄いなー…

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戦い方はジュリオに準じて手に持っている人形にキラキラルを吸収し巨大化させますが、彼とは違い自身では何もせずそれをけしかける、というものでしたが、キュアカスタードとキュアジェラートの足止めをものともしないで進行した上に二人を拘束したりはするものの、先に拘束したキュアホイップには力任せに引きちぎられた上に、カスタード・ジェラートの拘束もキュアマカロンとキュアショコラにあっさり解除されており、更にワンダフルアラモードでさしたる抵抗も見せないままとどめを刺されたため、あまり強いイメージはありませんでした。

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浄化された後の人形を大切そうに回収するシーンもあり、これまた色々な要素がありそうなキャラです。

ビブリーが出張るフェイズでは人形巨大化で押すのでしょうが、後述するキュアパルフェが登場する事によって事情は変わってくるかもしれませんね。意外と短命で終わる可能性もあると思っています。

 

キラ星シエルについて

今話の作中でTVにて世界でも高名な若き天才パティシエとして登場し、最後の場面で苺坂町を彼女自身が訪れる…というシーンが挿入されました。

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本来なら一話限りのサブキャラ? 程度の扱いですが、先日、公式で追加戦士・キュアパルフェの正式発表があり、どうも彼女がデザイン的にそれに該当する可能性が出てきました。詳しくは↓をクリック。

www.asahi.co.jp

今回の段階では台詞も特になく、性格等は不明ですが、名前から鑑みるに日本人とのハーフなのでしょうか。フランスで活躍している、という設定ですが、純日本人なのかハーフ(orクオーター)なのか、純フランス人なのか、もし、外人の血が入っているとシリーズでは珍しい純日本人以外のプリキュアとなり興味深いですね。*1

まあ、まだシエル=キュアパルフェが確定している訳ではないですから、ここら辺は予想の範囲を出ない訳ですが。

その上で発表されたキュアパルフェのデザインを見てみると、どうにも今までの「色」枠には当てはまらないデザインですね。強いて言えば白枠? デザイン上意識しているのはで間違いないでしょうが、全ての色を兼ね備えている=最強とかいうベタな展開だけは正直前作のキュアフェリーチェを想起するので勘弁してほしい次第です。それで戦闘バランスが取れるならともかく、ね。

 

今週のゆかりさんについて。

すっかり参謀役が板についてきましたね(笑)。

今回は自分の親衛隊を使って、キラパティの悪い噂を流した人間を調査させ、ほぼ犯人を特定、陰で客足が復活したキラパティを見てぐぬぬっているビブリーを何の躊躇もなく捕まえるという殊勲を上げました。

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序盤で風邪を理由に学校を欠席しているジュリオの話を聞いた際にも「正体が知れた以上もう戻ってくることはないだろう」と冷静にコメントしており、頼れるお姉さんぶりを如何なく発揮しています。

そう言えば、その場面であきらが何とも言えない微妙な表情をしており、やはりみくを巻き込んだジュリオに対しては複雑な感情が渦巻いている事が見て取れました。こういう表現は相変わらず上手いですね。

 

今回は新要素が盛りだくさんな回でしたが、キラパティのピンチに意気消沈したいちかより一足早く他のメンバーが前向きに努力する描写があり、かつては分裂しかけた彼女らの成長物語として、そして、彼女たちなりにキラパティへの思いがどんどん膨れ上がっている事が表現された良回でもありました。こういう展開を見せられると見る側としてもワクワクが止まりませんし、視聴意欲の継続に繋がります。今後にも期待ですね。

 

次回は前述のシエルが苺坂町を訪れる訳ですが、いちかは強力なライバルが来たと戦々恐々とするのかと思いきや、なんとジャンピング土下座して弟子入りを志願するという…

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キラパティはギャグが多めなのも楽しいですよね。またしてもビブリーが絡むようですし、果たしてどうなる事やら。

 

今週のプリアラを一言で表現

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今更糸電話を採用するあきら親衛隊もどうかと思うが、もたらされた情報をまた糸電話でみんなに伝えるあきらもどうかと思うの( ´艸`)

 

来週もキラキラル☆

 

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*1:え? ハピチャの外国勢? それはまあ、そう、そうね…

【アニメ】キラキラ☆プリキュアアラモード!第17話「最後の実験!変身できないキュアホイップ!」感想

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なんというか…牛が誰かを庇って死んでしまうのはお約束なんですかねえ…(聖闘士脳)

 

さて、今回は戦闘=ジュリオメインである流れが一旦終了し一区切りとなるシナリオでしたが、少し駆け足感が否めませんでした。先日のあおい回もそうでしたが、全体的に詰め込み過ぎな部分が散見されますね。

 

今話の流れとしては、ゆかりがリオ=ジュリオである事を注意喚起しようとするものの、一足遅く、母親からのスイーツのプレゼントに舞い上がってしまったいちかがリオを自室に招き入れてしまい、彼が正体を現していちかのキラキラルを奪取、いちかは無気力化してしまい、強大なキラキラルを入手したジュリオは他4人のプリキュアに襲い掛かる…というものでした。

 

最初に鼻についたのはいちかがあまりに不用意にリオを部屋に招き入れてしまった事ですね。母親からのスイーツのプレゼントに舞い上がってしまっていた、そのお礼のクッキーを作るための買い物を手伝ってくれた、という伏線があるにしても、易々と年頃の男の子を招待してしまうのは不用意としか言いようがない。

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ある意味中学2年生とは思えない天真爛漫さを表現しているとは言えますが、ここら辺はそういう危機に対して妙に鼻が利いた前作の主人公・みらいと対称的なのは面白いです。

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また、いちかの部屋に張ってあった、いちかが家族と写っている写真を見て、ジュリオが感情的になっているのも注目点でしょうか。その際にスイーツと家族というものに対する憎悪を口走りましたが、その流れで衝動的にいちかのキラキラルを奪った様に見受けられ、ジュリオの最終目標がいちかだったのは冒頭でも語られてはいましたが、実際は想定外だったのかもしれません。その割には前回苦汁を舐めさせられたゆかりに「一足遅かったな」とかドヤ顔かますんだよなあ…

 

キラキラルを抜かれた無気力いちかを目の当たりにし、更にジュリオも正体を現したので、プリアラにしては珍しくBパート早々にいちかを除く4人は変身、戦闘シーンに突入しました。

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前回、ゆかりに一方的に打ち負けたジュリオでしたが、なんといちかのキラキラルで作り出したのは闇のキャンディロッド! プリキュアの技を全て使えるという代物であり、4人相手であっても余裕で立ち回るどころか、個々の能力を完全に上回り4人を窮地に追い込みました。

プリキュアとジュリオの使う力は方向性は違っていても同質である事が露呈した訳ですが、今回ジュリオが4人を圧倒出来たのが、いちかのキラキラルが強力だからなのか、ジュリオのポテンシャルが高いからなのかは判断の難しい所です。

他の4人のキラキラルを奪えば、やはり闇のキャンディロッドが出来るのか、それを使えばプリキュアを圧倒できるのか、という検証があれば良かったのですが、残念ながらこれは分からずじまいでしょうね。

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一方、キラキラルを奪われたいちかにペコリンはお礼のクッキー作りをやる事を提案、機械的に作業を続けるうちに母親に対する思いや仲間たちとの楽し勝った日々を思い出しキラキラル再発生、正気に戻る…という内容でしたが、戦闘シーンの所々にクッキング場面が挿入されるのはある意味シュールでした。戦闘そのものがジュリオに次々とプリキュア達が吹っ飛ばされるものだったのもシュールさに拍車をかけていた気がします。いちかのキラキラル再発生も唐突感が否めず、ちょっと詰め込み過ぎて端折り過ぎなイメージを受けました。

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復活したいちかはクッキーを作り終えると、すぐさまキュアホイップに変身して参戦。前回のキュアマカロンよろしく、完全にジュリオを制して最後はワンダフルアラモードにジュリオ本人を巻き込むことに成功。ジュリオの仮面は割れ、どことなく邪気の抜けたような顔をしていたため、浄化された、と見ていいのでしょうか。

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単純に考えるなら、ジュリオが奪ったキラキラルを再発生したいちか=キュアホイップのキラキラルが上回った訳で、キラキラルの力は結構流動的とも言えますね。

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尋問しようとしたキュアホイップに「じょ、浄化されたわけじゃないんだからねッ!(意訳)」ツンデレっぽい捨て台詞を残して去ってしまったため、まだ様子見ですかね。ただ、みくをダシに使われたあきらの心情を考えると、このまま浄化で改心は甘すぎる気はします。

 

今週のゆかりさんについて。

いちかがいない時はまとめ役を担う様な表現がなされました。ある意味理想的なサブリーダーですね。

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上でも少し触れましたが、前回ジュリオに完勝したキュアマカロンでしたが、今回は同種の技のぶつけ合いに一方的に負ける事になりました。他のメンバーが次々とあっさり吹っ飛ばされる中、力のせめぎあいでかなり持ちこたえていたため、やはりポテンシャルが高めな面は垣間見えましたが、反面、押し切られて吹っ飛ばされジュリオにとどめを刺されそうになった時にあっさり諦めた様な表現があり、意外な脆さが出ていたのは好印象ですね。やっぱり完璧超人ってつまらないじゃん。

また、これは捉え方次第なのですが、いちかのキラキラルで作られた武器に敗北した(しかも同じ技で)という事は、最終的なポテンシャルはいちかに負けているとも解釈できる訳で、流石に主人公越えの力を持つキャラクターではないのかもしれません。まあ、ただでさえ個性が強いキャラなので、下手に完璧超人化すると主役を食いかねないので、これはこれで正解かと思います。*1

 

なんにせよ、ジュリオはこれで一旦メインストリームから外れるとは思いますが、最後まで実験実験言っていた辺り、もう少しマッドサイエンティスト的な要素があったら面白かったかな、とは感じました。流石にこのままフェイドアウトはないと思いますが、納得いく回答が欲しいキャラでもありますね(尋問しようとした際にいちかも似たような事を言っていたしね)。

 

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次回からは新たな女幹部が登場する様ですが、薄緑色の髪色といい、ジュリオとの共通性が伺えます。悪い噂を振りまくという搦め手を使って来るらしいので、どういう性格のキャラクターなのか、まずは注目といった所でしょうか。

 

今週のプリアラを一言で表現

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なんかどんどん変顔芸が酷くなってきているのは気のせいなのか、どうなのか。果たして…(笑)

 

来週もキラキラル☆

 

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*1:ただし上でも書いた様に同種の武器を使えばジュリオの力の方が強かった、とも考えられる訳で、今回の戦闘シーンは様々な解釈が出来ると思う。

【アニメ】キラキラ☆プリキュアアラモード!第16話「キケンな急接近!ゆかりとリオ!」感想

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いきなりゆかりさんのお尻に押し潰されそうになるマクドナルドとフィットちゃん、ええい、そこを替われぃ!(錯乱)

 

さて、今回は皆さんお待ちかね、といった感じのゆかりメイン回だった訳ですが、結論から言うと、よりゆかりの完璧超人さが強調され、逆にジュリオの格が大幅ダウンする内容となりました。

 

まず冒頭でプリアラチームが自分たちの関係者が次々とジュリオの標的にされている事に疑念を抱き始めるシーンが挿入されましたが、ゆかりが心の中で「このままだと次は自分の番だ」と少し楽しみにしつつ独りごちている場面がありましたが、ちょっとメタな発言かなあ、とは思いましたね。

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そんな中、ジュリオ側も最後の標的? となるゆかりの前にリオの姿で現れる訳ですが、ゆかりはジュリオ登場時からリオに対しては懐疑的な目で見ていましたから、祖母から誘われていたお茶会にプリアラチームと一緒にリオを招く事にします。

お茶会そのものはいちかの明るさもあって、和やかな雰囲気で行われるのですが、ジュリオは作法等は完璧ながら、自身の点てたお茶をゆかりやゆかりの祖母に違和感を悟られているシーンは面白かったですね。私は茶道の知識は皆無ですが、点てられたお茶がその人物そのものを表す鑑である、という思想があることは容易に想像できます。ジュリオの悪意は少なくともこの二人には見透かされていた、という訳ですね。

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場面移って、お茶会の休憩時にリオはゆかりと二人きりになった際、軽い精神攻撃を仕掛けます。要約すると、君は何でも出来るけど器用貧乏でもあり他のメンツの様な特徴がない、自分でもそれが分かっているから彼女らに混じってその気持ちを紛らわせているだけだ、と。

それに対して、ゆかりは自分には琴爪を継ぐ姉がおり、妹であるが故に自由に振る舞う事が出来るが、自分の何でも出来る才能が災いして、自信を見失っているのかもしれない…と寂しそうに呟くのです。

が、これはとんだ罠でした。

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お茶会で浮かない顔をしていたゆかりを気遣ったいちかは、翌日キラパティでお茶会をモチーフにしたイベントを開催、ゆかりのファンクラブなどを招待して風変わりなスイーツイベントを楽しむのですが、ファンクラブのメンバーがその帰り道にジュリオに襲われキラキラルを奪取され、そして彼女らの一人が忘れ物をしている事に気が付いたゆかりが追いかけたところでバッチングして戦闘となりました。

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今回は、二つの円盤状のものが糸で繋がっているツインヨーヨーの様な少しヘンテコな武器を作り出しましたが、その変則的な攻撃で一度はキュアマカロンは拘束されてしまいます。

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ちょっと興味深かったのは、その拘束したキュアマカロンに対して、ジュリオが自分たち闇の陣営に来い、とスカウトした事ですね。そこまでの流れで精神攻撃を仕掛け、彼女なら闇に堕ちるかもしれない、と思ったからなのでしょうが、敵の陣営はジュリオも含めて精神を蝕む系の能力を以て勢力を増すタイプの可能性が出てきました。なんだこの薄い本のネタになりそうな設定は…

そして、ジュリオは戦闘中に「器用貧乏で何も出来ないお前は結局弱い」だの「お前の気まぐれな性格に散々振り回された他のプリキュアが助けに来るわけない」だの内情を知っている事を暴露しまくりながら戦った挙句、姉の話を持ち出してしまった事でほぼキュアマカロン=ゆかりに正体をばらす結果となってしまいました。

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だって、ゆかりに姉がいる話は大嘘だったんですから(;゚Д゚)

なんと、ハナからリオ=ジュリオを疑っていたゆかりは二人きりになった際に姉がいる話を勝手にでっち上げてブラフをかましていたんですね。

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正体がばれた事に動揺したジュリオの隙を突いて、キュアマカロンはあっさり拘束を解除、というより、あれはわざと拘束されたようにしか見えなかったです。そのまま新技「マカロンジュリエンヌ」でジュリオを打ちのめしたところで他のプリアラメンバーが到着、ワンダフルアラモードでの決着となりました。というか、ジュリオの思惑に反して、他のメンバーもゆかりの事を心配して駆けつけてくれているあたりも、完全に読み違えています。

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今回はゆかりさん圧勝回といって差し支えなかったでしょう。そしてジュリオが存外間抜けである事を強調してしまいました。

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最後に、今回の大敗北を受けてジュリオがプリアラチームに対して激しい憎悪を見せるシーンがありましたが、その標的がいちかになっており、オイオイ完全にとばっちりやん!。・゚・(ノД`)・゚・。

 

今週のゆかりさんについて。

やっぱり完璧超人ですね。

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今回で琴爪家も名家である事が判明しました。今作はお嬢様枠が二つという点も珍しいです。ただ、彼女の鋭い観察眼は茶道による心の鍛錬がベースになっているのかな、という感じでした。こういうバックグラウンドはあるとキャラクターに深みを与えるのに一役買ってくれると思います。

また、元々高校生二人組は中学生三人組より若干ポテンシャル高めな描写がありましたが、今回のキュアマカロン単独でジュリオに完勝しており闇の武器浄化がなければ、実質一人で決着が付けられる事を示唆しました。

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そして、ジュリオの正体の確証を得るためにブラフで相手を完全に罠に嵌め策士ぶりも発揮しました。ジュリオが優位に立つと調子づくタイプだという事を過去の戦いから分析した上でだとしたら空恐ろしいとしか言いようがない。

今までのシリーズにも完璧超人タイプは数あれど、ここまでのきっちり罠に嵌める策士はいなかったような気がします。個人的にはトランプ王国に行った際にお前たちはもう帰れない、と言ったベールに対して大笑いをかましたマナ以来の衝撃かも。

また、ゆかりはゆかりなりにメンバーの事を信じているし思いやっているのも良いですね。今回も茶室で準備している所に乱入してきたいちかに優しく作動の心得を説いています。あきらとは同世代で馬が合っている様ですし、あおいを気にかけている描写も過去にありました。ひまりとだけはちょっと接点が薄い気がしますね。ゆかりとひまりが絡むエピソードはちょっと欲しいかも。

そして、ファンクラブの面々も大切にしている事も今回判明しました。実際、キラキラルを抜かれた彼女らの姿を見た時に何の躊躇もなく変身しています。戦闘突入時の「俺に勝てたらキラキラルを返してやるよ」というジュリオの煽りに対して「あら、ずいぶん簡単なのね」と返したところも痺れました。尤も彼女はお使い回の時にキラパティを辞める様に進言した彼女らを優しく諭している訳ですが。更に言えば、今回ジュリオに対しても憐れみというか少し微妙な表情で彼を見つめるシーンがあり、あれ? ひょっとして女神様なのそうなの!? って感じです。

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なんにせよ、良いキャラクターに仕上がっているな、という感じですね。

 

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次回は…あああああああ!? いちかちゃんから目のハイライトが消えてる!!!!!!!

 

今週のプリアラを一言で表現

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正座の後の足痺れは、体重が重いものほど耐えにくくなるのだよ!(実体験)

 

来週もキラキラル☆

【アニメ】キラキラ☆プリキュアアラモード!第15話「愛ゆえに!怒りのキュアショコラ!」感想

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さて、今回のロリ○ン御用達回、いかがだったでしょうか?

 

…という、スタッフの微笑顔が目に浮かぶような、剣城みくちゃん(9)メイン回だった訳ですが、あきらの優しい性格を形成する一助を確実に担ったキャラである事が描かれました。

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病気の調子がだいぶ良いという事で、医者から外出許可をもらったみくが姉のあきらを手伝うべく一日店員をするものの…という流れでしたが、みくは病人とは思えない程溌剌とした感じ女の子であり、お世辞のつもりこそないのでしょうがプリアラチームを一人ずつ褒めて皆をデレさせるという、なかなかしっかりした面をのぞかせました。

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というか、きっちり長老まで褒め倒したあたり、実はかなりの世渡り上手なのでは!?( ´艸`)

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あきらは若干過保護っぽいところも描かれましたが、基本的にはみくの意思を尊重し見守る様に彼女をフォローしており、年長者の落ち着きを見せてくれました。途中、みくの提案であきらにチョコレートケーキをプレゼントしたい、として、年長者二人を締め出した際に、みくの事を心配したあきらに対してゆかりが似た者同士である事を指摘したのも良かったですね。実際、二人がお互いを思いやっている事は作品中十分表現できており、こういう展開は上手だったかな、と思います。

 

チョコレートケーキを作る話は、提案自体はみくだったものの、突如出現したリオが唆した事もあって、プリキュアの正体を知っているという優位性を活かしてキラキラルの発生を誘導させるやり方が板についてきました。ですが、流石にここまで連発すると、リオ=ジュリオを疑われても仕方がないんじゃないか…とも感じます。もっとも、それに関しては来週に動きがあるようですが…

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当然計画通りに姉にチョコレートケーキをプレゼントした事によって発生したキラキラルをジュリオが吸収して、みく気絶、変身からの戦闘となりました。

上でも書いた通り、あきら=キュアショコラは妹を可愛がっていますし、ただでさえみくは病弱ですから、激昂して突出攻撃を仕掛けたため、それが裏目に出て全員拘束されてしまうピンチに陥りました。ここら辺の展開は複数人で戦う系列のシナリオではよくあるものですが、今回のプリキュアはそれだけ全員で戦う事を強調しているとも言えますね。一人がバランスを崩すと脆いという事を露呈しました。

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あと個人的におお、と思ったのが、キュアショコラが拘束されとどめを刺されそうになった際にみくの心の声に応じて覚醒、拘束を打ち破るのですが、その際にジュリオが闇の武器を作る時に使用したみくのキラキラルを転用した事です。

その事によって、ジュリオの闇の武器の力は弱まり拘束力が緩み、キュアショコラはパワーアップして拘束を打ち破ったばかりか新技・ショコラアロマーゼまで発動しました。しかしこの新技の見た目は流石にどうにかならんかな…キュアショコラはキャラ自体はイケメンで凄くカッコいのに、なんか戦いのスタイルそのものが残念なのが気になります。あまり比較論は出したくありませんが、こういう点は同タイプのセーラーウラヌスを見習ってもいいんじゃないかな…*1

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前にも指摘しましたが、ジュリオとプリキュア達が使う力には大きな共通性があります。変身(ジュリオは武器生成)の掛け声も共通ですし、キラキラルを利用する点も同じ。そして、このキラキラルの転用はプリキュアに出来るのならば、敵にも可能であるかもしれないという点は注目でしょう。もっとも、このキラキラル転用はあきらとみくの姉妹愛があったからこそ出来た訳で、それだけの力がジュリオにあるのかは現段階では不明ですが。

 

どちらにせよ、ジュリオはよりにもよってあきらにとって最愛の存在に手を出してしまった訳で、これは改心はともかくあきらとの和解はちょっと難しそうですねえ。というか、してほしくねえや。過去のシリーズで改心したキャラが身内にここまで計画的に手を出したのって今までいなかったんじゃないか?*2

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そして、ちょっとした裏話がらみの話になりますが、どうやら追加戦士のリーク情報がぽちょぽちょと出回っていますね。詳しくはこの場では書きませんが、どうにもジュリオがらみではないようです。が、今日のシナリオを見る限りではそれで正解な気がします。まかり間違ってジュリオが追加戦士、なんてなったら流石にあきらの心情や今日のやり口を鑑みると納得できませんわ。

 

次回はゆかりがリオに接近するようですが、やはり正体を見抜くのかな?

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元々、リオの事を怪しんでいる描写が今までもありましたし、今回のあきらとみくの件もありますし、ゆかりの様な性格だと、良き友人という感じのあきらに対してジュリオが行った仕打ちに腹を立てている可能性は十分にあります。

予告にあった「気に入らないわね」という台詞が単なるリオに対する対抗心や気まぐれではなく、今回のリオの行動に対して言ったのならば株爆上げなんだがなー。

 

今週のプリアラを一言で表現

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「歌が上手い」とみくにおだてられただけで、作中ずっとマイクを離さなかったあおいさん、だんだん面白青枠に染まり始めてきましたね( ´艸`)

 

来週もキラキラル☆

 

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*1:セーラーウラヌスの固有技ワールドシェイキングはシリーズ屈指のカッコ良さである。

*2:ただ完全に操られていた等のどうしようもない事情があればひっくり返る可能性はある。基本的にプリキュアはお人好しなので…

【アニメ】キラキラ☆プリキュアアラモード!第14話「お嬢さまロックンロール!」感想

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突然の拉致に住居不法侵入、挙句に私有地に不法開店、今日のプリアラは犯罪の温床か!(苦笑)

 

さて、今回はあおいの掘り下げ回でしたが、前回の予告でも判明はしていましたが、元気娘でどちらかと言えばスマプリのあかねやプリキュア5のりんに当たる枠かと思いきや、実は名家のお嬢様だった…という設定が追加されました。

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しかも、その立神家はそんじょそこらの小金持ちではなく、日本有数の大企業という凄まじさです。そういう元気属性でありながら、お金持ち設定のアリスやみなみの様な属性まで兼ね備えているとは…この贅沢者!(笑)

新キャラクターとして、あおいの家の使用人の水嶌さんが登場しましたが、あおいの両親は不在らしく彼が実質の後見役、といったところでしょうか。

話の流れとしては、海外から帰国した水嶌が、あおいのバンド活動やキラパティでの活動を立神家の跡取りとして相応しくない、として引きはがしにかかるのを、社交パーティーの場でいちか達があおいをイメージしたいるかゼリーを供してプリアラチームの気持ちを伝える&あおいに歌を歌わせ気持ちを伝える、その最中にジュリオ襲来という感じでした。

 

全体の流れとしては悪いシナリオではなかったのですが、いきなりの社交パーティー会場でのバンドメンバー乱入や、いちかのスイーツを作る提案など、若干唐突感が否めませんでしたね。

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それでも、実はあおいのやりたい事をやらせてあげたい気持ちを押し殺している水嶌の表現や、幼少期に寂しい思いをしていた所に岬のライブとの出会いで自分のやりたい道を見つけたあおいの描き方など、キャラクターに一歩踏み込んだ描写は流石でした。

あと、ちょっと、お、と思ったのはあおいって実は水嶌の事を憎からず想っているんじゃないか、と感じた点です。冒頭のお姫様抱っこされた際の表情といい、水嶌を瞳の中に映し出しているシーンといい、戦闘中に気絶している水嶌に言った「分かってくれてるんじゃん」という台詞といい、家族として、というよりは男として見ているシーンが多々ありました。冒頭に自分の歌を「大切な人に届けたい」とも言っており、水嶌は再登場の可能性がある気がします。

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恋愛を匂わす話はかつてはりん、あかね、六花、ひめなど元気娘&青枠に多いイメージがあるので、ここら辺もあおいにもあるのかなー、と考えさせられる原因なんですがね。*1

 

さて、今回の話で新しい設定が判明しました。

それはキラキラルの発生はなにもスイーツ限定ではない、という事。

今回ジュリオは自分の気持ちを代弁した歌を歌うあおいの突発ライブを聞いた聴衆からキラキラルを奪った訳ですが、実はいちか達の作ったスイーツは表面的には無関係なんですよね。

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発生源が水嶌オンリーであれば、事前にいちかに促されて食べたゼリーとあおいの歌というダブルコンボでキラキラル発生、という納得出来る流れになったのですが、他の聴衆たちは間違いなくあおいの歌のみをキラキラル発生の元にしており、なんか根本的な設定の崩れを感じました。こういう所はもう少ししっかり描いてほしかったかな。

 

戦闘に関しては、多人数のキラキラルを吸収したが故の全体範囲攻撃に苦戦するものの、キュアジェラートの様々な想いを込めたキラキラルの氷の塊を飛ばす技・ジェラートシェイクで逆転する、という感じでした。が、派手な攻撃であったにも関わらず技名が非常に聞き取りずらく、少し残念感が否めませんでした。キュアジェラート担当の声優さんはワールドトリガーの主役などもやっている方のようですが、確かにワートリの主人公は冷静系で叫ぶようなタイプではないため、慣れていないのかな? と少し勘ぐってしまいました。

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ジュリオは多人数のキラキラルを集めたパワーが、キュアジェラート一人に破られた事に「そんな事もあるのか、へー」みたいな態度で撤退しましたが、ここら辺はやはりあくまでも「実験」である事を意識しているのでしょうね。尻尾を巻いて逃げている、という感じは薄らぎますが、その「実験」の成果が大したものでなかった場合、ちょっと株を下げそうな退場のし方でもありますね。

 

結局、いちかの作ったゼリーやあおいの歌の内容に絆されたのか、水嶌はバンドやパティスリーの活動を容認、パーティーを結果的に台無しにした事で大目玉を食らいはしたものの、あおいは元の鞘に収まる事になりました。

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しかし、活動の条件付けが、勉学で学年トップ5に入る事で、しかもそれがあおいにとっては楽勝キックであるという衝撃の展開に、いちかが大ショックを受ける場面は笑わせていただきました。あれ? 正直あきらやひまりが成績悪いとは思えないし、ゆかりは成績優秀と明言されていますから、実は今回のおバカ枠はいちかが一身に背負ってる!? がんばれ! いちか! 最近のシリーズ恒例、赤点ネタの回、今から待ってるぞ!(鬼畜)

 

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さて、次回は…ほうほう、あの優しいあきらの(恐らくジュリオが)逆鱗に触れる回ですか…どうも妹のみくが絡むようなので、あきらの内面に深く切り込む回になりそうですね。あの大天使マナですら映画版で身内を傷付けられれば感情むき出しにして怒るんですから当然と言えば当然なんですが…ジュリオがどこまで悪辣な事をするのかはちょっと見ものですね。

 

今週のプリアラを一言で表現

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所々神作画があったのは…うん、スタッフのお気に入り、ちょっと分かっちゃったかも!

 

来週もキラキラル☆

 

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*1:ただ大きなお友達には不評になるかもしれない諸刃の剣なんだよな、恋愛系の話は。りんとあかねはこれで不興を買った節がある。中学生の娘がメインの話なんだからむしろ恋愛話が絡むのは自然の流れだと自分は思うのだが…

【アニメ】キラキラ☆プリキュアアラモード!第13話「ムリムリ!ひまり、まさかのデビュー!」感想

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ぶひいぃぃぃぃぃーーーーぶひぃぃぃぃぃぃ…

 

朝からこのあとすぐでブヒらされたわけですが、今回はひまりの掘り下げ回でした。しかしひまりはあざとかわいいよね、ふう…(余韻)

 

話の流れとしては、ガールズトークに花を咲かせていた中学生組三人に町のPR活動をしてほしいと八百屋のおじさん(多分委員かなんかなんだろうなー)が声をかけ、ひまりがレポーター役に抜擢される…というものでした。

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しかし、八百屋のこのおっさん、普通に事案っぽい登場のし方だったよね(苦笑)。

 

しかし、ひまりは極度の引っ込み思案であり、レポーターとして赤の他人に声をかけることなど到底無理な話で、PR活動は早くも暗礁に乗り上げてしまいます。

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しかし、そのPR活動が動画メインで再生数を気にするあたり、次代の流れを感じますねえ…

行き詰った活動、そしてそれを気に病んでいるひまりの様子を見抜いたいちかは、最後にキラキラパティスリーの紹介も兼ねて取材先にする事を提案、彼女を休ませることにします。本当にいちかは気遣いが出来るいい子ですね。まあ、ダイレクトマーケティングとも言うが…

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その最中、キラパティの新作スイーツであるチュロスの断面が星形である事を疑問に思っていたお客さんの女の子の姿を見て、自分の原点を思い出す…という展開でした。

そもそも、ひまりが今回のお話でレポーターに抜擢されたのは、ガールズトークの内容が新作スイーツのチュロスの解説を例の悪い癖でいちか・あおいに熱く語っていたのを八百屋のおじさんに見られたからですし、彼女が研究熱心なのも幼い頃にプリンの丸い形に疑問を持って調べ始めて没頭してしまった…という過去があったからでした。

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ひまりは少女を追いかけ、勇気を出して話しかけて、彼女にチュロスの形について説明を始めるのですが、時折「なんで?」という幼いが故の疑問符に対して、必死に考えて噛み砕いた説明をするひまりの姿は成長を感じさせますね。そして、ひまりの説明でますますお菓子を好きになってくれた少女に自分の姿を重ねた所でジュリオが出現、少女とその母親のキラキラルを吸い取られて戦闘となりました。

 

ジュリオが今回キラキラルを吸収して創造したのはチュロスを模した弓矢であり、戦闘シーンはしばらくジュリオが様々な武器を創造してプリキュア達が対応する感じになりそうですね。

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そう言えば、前回もそうでしたが、キラキラルを吸収して武器を創造する(ジュリオ曰く「実験」)際に彼はノワール・デコーレション!」と唱えており、プリキュア達との共通性を匂わせているんですね。*1

ジュリオは変身こそしませんが「何かを創造する」という力の方向性もプリキュア達との共通性があり、これは伏線臭いです。プリアラチームもモチーフになる武器で戦ったりすると面白いと思うのですが、基本的にプリキュアは杖状の武器を使う事が多いためこれは難しいかな? 既にキャンディロッドは出ていますしね。

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今回はひまり=キュアカスタードメイン回でしたが、とうとう単独必殺技「カスタードイリュージョン」が登場しました。ジュリオが放った無数の暗黒の矢を全て相殺するという技でしたが、黄色プリキュア恒例のバリアではなくどちらかというと、対空迎撃の様な感じで、これは攻撃技としても転用できそうなイメージですね。次週予告ではあおいがメインを張る様なので、一人ずつ新技披露の流れかもしれません。

あと、これは意図したものなのか分かりませんが、キュアカスタードが超スピードを活かしてジュリオの懐に潜り込んで近接戦を挑むシーンがありましたが、弓矢の弱点を見事に突いており、妙に感心しました。必殺技の登場もあって今までの物足りない感もなく今後も戦闘シーンはこんなノリで描いてくれれば、と思った次第です。

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カスタードイリュージョンで怯んだ隙に、最後はワンダフルアラモードでの決着となりましたが、またしてもジュリオは武器を犠牲にして逃げおおせており、これもしばらくはこのパターンが続くのかな、と思わせた理由でしたね。

 

最後は不慣れながらもレポーターを継続しているひまりの姿が見れてめでたしめでたし、となりましたが、彼女の成長物語としては非常に良いシナリオだったと思います。

 

次回は…なるほど、今回のPR活動の際にあおいはカメラマンの役だったのですが、その理由が「顔が出るのはまずいんだ」というものでした。どうやら、名家のお嬢様みたいですが、バンド活動しているのは、その反動なのか隠れてなのか、どちらにしても複雑な事情がありそうです。

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そして、ギャップ萌えという最大限の媚びを導入してきたなあ…というのが正直なところですかね。そう言えば、ゆかりはその振る舞いや雰囲気からお嬢様だと勘違いしていましたが、そんな事は全く明言されていないんですよね。いずれは出てくるのでしょうが、彼女の身の上も気になりますね。ベタだけど実は極貧、とかだと面白い…かも?

 

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あ、あと、本格的に実写クッキングコーナーは廃止したみたいですね。公式HPで動画を見れるとはいえ、こんなんならハナからHPの動画のみで良かったのでは…と思います。新しい試みだっただけに非常に勿体ない気がしますが、仕方ないのかな。

 

今週のプリアラを一言で表現

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各人のチュロスがまんま三人の性格を表していたのには苦笑を禁じ得ない(大きいのがあおい、出来が悪いのがいちか、小さく一番出来がいいのがひまり)。

 

来週もキラキラル☆

*1:プリアラ達は変身の際に「プリアラモード・デコレーション!」と唱える。

【アニメ】キラキラ☆プリキュアアラモード!第12話「敵は…モテモテ転校生!?」感想

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なんか、今回は終始越前リョーマ君の声が頭に残る回でしたね…(苦笑)

 

さて、今回はとうとう敵幹部? と思われる謎の仮面の少年・ジュリオが登場しました。

前回のスイーツフェスティバル襲撃事件でその存在が明るみに出てしまったプリキュア達でしたが、初めて身バレ禁止についての言及がありました。

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とは言うものの、それは長老やペコリンからプリキュアはその存在を隠さなくてはいけない、という理由付けが与えられた訳ではなく、調子に乗って正体をばらそうとしたいちかに対して

あおい「いやそれはまずいだろ」

ひまり「目立つのは嫌です」

あきら「下手に知れると一般人を危険に巻き込む心配がある」

ゆかり「めんどくさそう」

という、もっともながら他メンバーの自主的なものであり、最低限の理由付けにはなったと思います。今更身バレするとマズい理由を付加するには遅すぎる気もしますし良い落としどころだった気がします。

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あと、今回、正式に悪側妖精が実は操られていた事が判明しました。彼らからの謝罪もあり、今後敵の妖精が巨大化する展開はないのかと思われますが、新たな怪物系が出るのかは今後に期待でしょうか。

 

スイーツフェスティバルに参加した事でますます繁盛するようになったキラキラパティスリーでしたが、そこから発せられるキラキラルの凄さに目を付けたジュリオはそこのパティシエであるいちかに注目、転校生・黒樹リオとしていちかに近づく…という展開でした。

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とにかくハンサムでモテモテのリオ=ジュリオ君、様々なモブ女生徒たちのメス顔を拝めた訳ですが、妙にキザっぽい所があるかと思えば、体育でのサッカーでは対峙した相手に「勝負は真剣じゃなきゃつまらない」などと爽やかな面も見せて、上でも書きましたが、なんとなくテニプリ越前リョーマ君を彷彿とさせます(CVが同じ)。

尤も、ジュリオの目的はいちかに近づく事ですから、事あるごとにちょっかいをかけてくるわけですが、いちかが友人のアイデアでカップケーキを作る事になりそこに便乗する形でキラキラパティスリーを訪れる事になりました。

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カップケーキは無事完成し、友人は帰途につくのですがそのカップケーキから発せられるキラキラルを正体を現したジュリオが吸収、暗黒のキラキラルを凝縮した剣を作り出したところでプリアラチームが駆けつけて戦闘になりました。

5人がかりでも苦戦する幹部登場であり、実際、中学生三人組は無様に吹き飛ばされ、高校生組も押され気味という、幹部の名に恥じないポテンシャルを発揮しましたが、うーん、ある意味山場の戦闘であるにも拘らず、ちょっと尺の短さを感じます。なんと言うか、やっぱりちょっと物足りない。

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思うに戦闘シーンの時間そのものは前作魔法使いプリキュアとそれほど変わってはいない印象です。ですが、まほプリが3人で戦う(しかも常時圧勝状態)のに対して、今回は最初から5人で戦う上に敵との実力差が拮抗する事が多いため、全員一丸となって戦っている感じが出ているのはいいのですが、反面一人一人が多少薄く感じてしまいます。全員がクリーム状の光線技というのもイマイチ個性が見えない要因の一つでしょう。あまり該当していないのがキュアジェラートぐらいというのは…

多人数の戦闘シーンだと陥りがちな罠ですが、過去作品でもその回のピックアップキャラクターを中心に戦闘を組み立てたスマプリや、チョイアークという雑魚敵を出して上手くキャラクターを立ち回らせたハピチャなど、工夫が見られました。

結局、肉弾戦封印がここに来て次第に首を絞め始めた印象です。例えば、キュアジェラートの力を活かしたスタイルは個性に成り得ますし、キュアカスタードの超スピードも徒手空拳の際に有効に働かせる事が出来ます。多少の肉弾戦はありにしてもいいと思うんですがね。ジェラートジャイアントスイングなんかは見てて痛快でしたよ。

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最終的には、キュアホイップの気合攻撃にジュリオが怯んだ隙にプリキュアワンダフルアラモードで決着を見ましたが、ジュリオは自分が巻き込まれる寸前に暗黒の剣を犠牲にして逃亡しており、しばらくは彼との攻防が話のメインとなりそうですね。この剣を浄化した事によりキラキラルを奪われた人たちも正気に戻り、めでたしめでたし、といった所でしょうか。

 

さて、ジュリオについて。

男の敵です(笑)。

まあ、冗談は置いておいて、いちおう今の段階では幹部、という表現を使ってはいますが敵の組織自体が全く判明していないため、敵である、味方ではない、としか言えない存在です。

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キラキラルの回収、及びそれを使用しての実験(と称している。今回はそれで暗黒の剣を創造した)が目的のようですが、いちかのカップケーキの生地作りに的確なアドバイスを送ったり(それが戦闘での敗北に繋がったのは面白い演出だったが)、戦闘シーンではスイーツの素晴らしさを説いたキュアホイップに対して明らかな憎悪を見せたり、とスイーツに何らしかの関連があるのは間違いないでしょう。

妖精たちを闇のベルトで操ったり、キラキラルを吸収した人間を気絶状態(もっと嫌な言い方をすると植物状態)にしたり、相当悪辣なことを平気でやってのけていますが、事情持ちであろう事を考慮すると、改心の可能性がありますね。

何より、一応男として登場しましたが、正式な性別は分かっておらず、場合によっては追加戦士になる可能性も否定できません。見た目も中性的ですしね。私自身は越前リョーマしか知りませんが、声優さんもそれなりに名前の知れた人(もちろん女性)であり、可能性がないとは言い切れません。

ただ、私自身はこの作品はスマプリを意識している点が引っかかっているので、追加戦士はないかなあ、と漠然と思ってはいるのですが。*1

あと、もし彼が追加戦士だと男装の麗人という点ではあきら=キュアショコラと被りますしね。尤も、あきらは男装をしている訳ではないですが。

 

今週のゆかりさんについて。

リオをキラキラパティスリーに連れてきた段階で、非常に怪訝そうな顔で彼を見ています。更に、戦闘シーンでジュリオの名前に対して「ふうん、素敵な名前ね」と揶揄する場面があり、なんとなく正体を見抜いている様な表現がありました。

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彼女はただでさえ、相手の「ツボ」がわかるという特殊能力があり*2、彼の危険性をいち早く察したとも考えられますが、なんでもお見通し、の様なキャラを貫くのであれば、そろそろ理由付けが欲しい気もします。

例えば、今回の件でジュリオの正体について何らしかの注意喚起をしてくれればいいのですが、しないのであればそれの理由が欲しいんですよね。確証が持てるまでそういう事を不用意には喋らない、という性格を強調する演出などがあれば面白いと思うのですが、なんにせよ「猫の様な気まぐれさ」をあんまり都合良く使われるのは、正直ちょっと勘弁してほしい展開です。

 

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次回は…なんだろう、ひまりがデビュー…? まさかアイドルという訳ではないでしょうし、たすきを掛けている表現があるので、なんかのマスコットかなんかに抜擢された?

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そしてこの顔である。これは、ひょっとして次回はカオス回の予感ッ!?

 

今週のプリアラを一言で表現

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おう! 俺もそっち側の人間だぜ! ハンサム撲滅しようぜ!(見苦)

 

来週もキラキラル☆

 

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*1:スマプリはシリーズでも珍しく追加戦士が登場しなかった。ハピチャはキュアフォーチュンをどう捉えるか、だが…何? キュアキャンディ? 知らん!www

*2:三ツ星猫のみならずいちかもそれで手懐けている。

【アニメ】キラキラ☆プリキュアアラモード!第11話「決戦!プリキュアVSガミー集団!」感想

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土曜日で15日…あれ? ひょっとしてスイーツフェスティバルって昨日だったんデスかー!(悲鳴)

 

さて、今回はスイーツフェスティバル回だったわけですが、それ以上にいちかの父親・源一郎がメインというサプライズ回でした。

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まあ、いちかちゃんも中二ですし思春期真っ盛りという事で、なんとなく父親を冷たくあしらってしまう訳ですが、Aパートは父親のおたつきっぷりと、いちかの恥ずかしがる姿を堪能できました(笑)。

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ただ、この格好で友人の前に現れる父親ははっ倒してもいい気がする( ´艸`)

個人的には父親に対して困ったもんだ、とごちるいちかに対してゆかりが「いくつになっても父親は子供がかわいいし構いたいものなのよ」と諭したのは注目でした。自分に言い聞かせている様でもあり、淡々と年長としての意見を言ったようでもあり、ゆかりの気まぐれ性格のせいでイマイチ判別は出来ませんが、やっぱり高校生とは思えない老成ぶりです。

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そう言えば、冒頭のシーンでゆかりのみがスイーツフェスティバルに遅刻するのですが、その理由を散歩していたから、と煙に巻いた様に見せて、実は親衛隊にキラキラパティスリーの宣伝をしていた事をあきらに悟られるシーンも印象深かったですね。高校生コンビはなかなかいい塩梅で先輩しています。

 

先週出てきた謎の仮面の少年がスイーツフェスティバルの会場で突如今までの敵側妖精を全員召喚、当然祭りの性質上キラキラルを吸収した妖精は次々と怪物化してしまい一気にパニックに陥る…という所でAパートは終了しました。

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そう言えば、Bパート冒頭で源一郎は巨大化した妖精を空手の蹴りで吹っ飛ばしており、実はとんでもない実践空手の使い手なのでは…と勘繰ってしまいましたよ。ていうか、いつき、ありす、誠司、いおな…プリキュアシリーズは武闘派多いな(;・∀・)

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しかし、今回プリアラチームはいきなり前半で変身した訳ですが、やっぱり特に正体を隠しながらの変身には至っておらず、しかも誰も見ていない&源一郎はキュアホイップと鉢合わせしたにもかかわらず正体に気が付かないなど、若干不自然な点がありました。もう第11話ですから、身バレ禁止の理由付けをするには遅きに失した感がありますし、ここら辺はもう有耶無耶にするスタイルのようですね。

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また、ベント会場のど真ん中で大っぴらに戦闘をした挙句、詳しくは後述しますが会場にいた皆の力を借りて敵を撃退、更にプリキュアの名前自体もバレてしまっており、プリアラチームの存在自体はかなりオープンな立ち位置になるかもしれませんね。こういうのはハピチャ以来か?

 

戦闘の最中に源一郎が捕らえられ、敵の数も多いため苦戦を強いられたプリアラチームでしたが、キュアホイップ=いちかが源一郎が彼女の大好物であるショートケーキを必死に守る姿を見て、自身も父親を大好きである事を再確認、その思いを受けて周りの人間たちのキラキラルの助けを借りて、新アイテムキャンディロッドが出現する…という流れでしたが、おい! なんか最終回みたいなノリじゃなイカ!(苦笑)

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ちょっと面白いと思ったのはキャンディロッドの形状です。過去回に出たキラキラパティスリーの地下にあったキラキラル発生装置に酷似しており、回転させる事でキラキラルを自在に操れる点も似ています。*1

そして、とうとう待望の必殺技が登場しました。とは言うものの、個別の技ではなくいきなり五人共同による合体必殺技でしたが。

ちょっと聞き逃してしまいましたがプリキュアワンダフルアラモード」? だったかな?(間違ってたら後で訂正します)

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しかし、ケーキ五段重ねにして押し潰して爆殺とか、また派手な技を…

もっとも、爆殺された妖精たちは邪気を失った顔で目が覚める描写がありましたから、まあ、これも浄化技なの…かな?

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とりあえず敵を退散させ一件落着、最後は父親の買ってきてくれたケーキをみんなでご相伴に預かりつつ、感謝の意を伝えるいちかちゃん、マジでいい子だなー…で幕となりました。うん、やっぱり、この子は好感持てる。

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そう言えば、敵側も今回こそなんらしかの正体が分かるのでは、と思ったのですが、結局分からずじまいでした。妖精たちの口ぶりから、どうも仮面の少年は彼らを唆しただけの様なニュアンスがありましたし、巨大化した妖精たちを一つにまとめて巨大怪物にした際にも暗黒パワーが込められたようなアイテムを使用した半ば強制的な感じで、どうにも悪側妖精との繋がりは希薄に感じられました。

 

そこら辺は来週に期待したいわけですが、次週はタイトルからしてあっさり敵である事はバレるみたいですね。

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ちなみに敵がモテモテ男なのではない、モテモテ男が敵なのだッ!(僻み)

 

今週のプリアラを一言で表現

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あのー、なにしれっとデートなんかしやがっているんですか、このこのー。よし! ポケモンバトルすっぞ!

 

来週もキラキラル☆

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お、あとひまりちゃん、誕生日おめでとーヾ(*´∀`*)ノ

 

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*1:発生装置はガチャガチャの様に外部ハンドルを回すが、キャンディロッドはキラキラルが詰まった「瓶」の部分そのものを回す、といった違いはある。