ふらあそ!

ゲーム好き・漫画アニメ好き・自転車好き・鉄旅好き。インドアだったりアウトドアだったりのふらふら遊び人の日記帳、略してふらあそ!

【アニメ】デリシャスパーティ♡プリキュア第45話・最終回「デリシャスマイル~!みんなあつまれ!いただきます!!」感想

ごめんなさい白状します(2回目)。ゆいの「デリシャスマイル~」、ずっと「でりすしゃすまいう~」に聞こえていて、彼女と石なんたらさんがなんとなく重なっていました。一年間も( ´艸`)

 

さて、最終回でしたね。

大きなどんでん返しもなく、平和的大団円で終了したな、というのが感想です。あとは最後までマリちゃんがいい男でした(笑)。

 

話の流れとしては、落下していくフェンネルに手を差し伸べるキュアプレシャス。彼女は野望破れて呆然としている彼におにぎりを差し出します。すっかり毒気を抜かれたフェンネルは、その姿をかつてのジンジャーに重ね、おにぎりを頬張る事でかつての自分を思い出し…

それと同時にレシピボンに封じられていたレシピッピが解放され、世界に再び料理が復活。ついに目的を成し遂げた事に喜ぶデパプリチーム。

後日、料理が復活した事を大体的に祝う式典がおいしーなタウンに催され、各プリキュアメンバーのお店は大忙し。そんな繁忙期も一段落したところで、今回の功労者であるデパプリチームはクッキングダムに招待され…というものでした。

 

プリキュアサイドの事情

まずは最大の敵・ブンドル団を解体する事に成功し、日常生活に戻る事になりました。プリキュア活動を経て、各々大切なものを得た事をマリちゃんに伝えていましたが、前回のゆいの結論、感謝の言葉を全員が述べているのはエモかったですね。

特に孤高の存在だったここねの成長物語として見ると、本当に微笑ましかった。幾人もの友人を得て、お祭りのシーンでも学友たちをお店に招くなどの積極性も見せました。

ゆいは前回で感謝の気持ちを意識するという一歩踏み出しを見せましたし、らんとあまねは元々持っていた向上心を更に進む力へと変える、という結論を得ました。全体的に戦いを通して成長したな、という印象です。

そして、ゆいと拓海。最後のシーンでゆいがみんなと一緒に世界を巡ってみたい発言をして拓海を落胆させていましたが、その直後に、その事を最初に拓海伝えたかった、とも言っており、なんだかんだでいい雰囲気かなあ、で終わりました。プリキュアシリーズであまりにベタベタな恋愛模様を描いてもしょうがないでしょうし、良い落としどころだったのかな? という感じです。皆が集まって食事会を開こうとしているシーンでも積極的に彼の手を取って誘っていますし、未来は明るいかな、と。

そう言えば、今回初めて気が付いたんですが、今回のプリキュアって素で空飛べるの? って思ったんですが(実際、最終決戦時にブンドル団本拠地に飛んで行った)、パーティーアップ時に飛行能力付与されているっぽいですね。こういうのもう少し活かせたら面白かったかな、と思います。

 

クッキングダム陣営の事情

フェンネルが大罪を犯したことにより、マリちゃんとシナモンにクックファイターの要が任ぜられました。

デリシャストーンはこの二人に再度託されましたが、本来の力をほとんど機能しない状態した上に、半々で持つことになります。ワープゲートの力は残してあるそうなので、クッキングダムはマリちゃんが、地上世界は家族がいる事を鑑みてシナモンがゲート管理も含めて管理するようです。将来的には拓海が継ぐのかもしれませんね。

そして、エナジー妖精たちは本来の使命、レシピボンの守護に戻る様です。結局シナモン以外のクッキングダムの面々は全員故郷に帰る事になりましたが、別れのシーンで涙してはいたものの、通信は生きている事が描かれていましたし、Cパートでは「久しぶりにクッキングダム行く」発言していましたから、みだりにゲートは使えないにしても、永遠の別離にはならず、ここも割と平和的でしたね。

そう言えば、クッキングダムでのパーティーのシーンでパムパムとメンメンが人間態になっていましたが、これはメンメンの台詞からホカホカハート発生装置が発動した時に力が完全に戻ったからだと推察できます。まあ、装置の設置に力を使って記憶まで失った訳ですから、本来ならコメコメと同等の力は持っているはずの彼彼女が人間態になれない訳はないんですよね。

このデザインは映画版の流用だと思いますが、映画版ではどういう理由で変身していたのかしらん? ここら辺はいずれ見てみたいですね。それにしても人間態パムパムほんとかわええな…

そして、マリちゃん。

明言こそされませんでしたが、彼が何故、オカマ美にこだわっていたのかが判明しました。

彼は元々、プリキュアという存在に憧憬を抱いていたのですね。だからこそ、力と美の両立にこだわった。そして、彼女たちにその重圧を背負わせてしまっていた事を苦悩しながらも、一緒に戦えたことを感謝すると同時に、自分の想像以上に素晴らしかったと、褒め称えました。

初期から彼の心苦しさは伝わっていましたが、やはりその気持ちはずっと持ってはいたのですね。彼自身不謹慎、と前置きしていましたが、そんな憧れの存在と共闘できたことは彼にとっては僥倖以外の何物でもなかった、と。

そんな彼女たちを時には見守り、時には助力していた。死をも恐れず彼女たちをフォローする姿が過去回にいくつかありましたが、成程、納得するしかなかったです。本当にいいキャラだったです、マリちゃん。

 

敵側の事情

全員お縄となりましたが、特段悪い事をしていない上に元の性格に戻ったスピリットルーだけは許されたみたいですね。

全員すっかり毒が抜けたみたいな感じでしたが、ナルシストルーは好きな食べ物を増やしていく事から始めるようですし、セクレトルーははつこの下で働くことを夢見て猛勉強を開始、フェンネルは牢にて静かな時を過ごしている様です。

詳しくは総評に譲ろうかと思いますが、食に手を出すという生物全体への重大な禁忌に手を出した以上、贖罪の表現がなかったのは気になるところでしたが、最後には労働に従事させられている場面もあり、更生の道を歩むのでしょうかね。そう考えると、今回の組織をあえて「盗賊団」にしたのは制作側のメッセージかもしれませんね。

 

ソラ・ハレワタールについて

Cパートにて、ランニング最中に、メッセージカードを書こうとしていたデパプリチームにペンを差し出す(これ自体は変身アイテムっぽいな)という流れで縁を得ました。

ゆいからは「爽やかな子だね」と評されていましたが、ですます口調&敬語で話すのと、気になった言葉をすぐさまメモを取る態度も含めて、真面目で実直、という印象を受けました。主役枠で「実直」という感想を得たキャラは初めてかも。そういう点でも既存の青枠がそのまま主人公格に抜擢された様な感覚も受けています。

作品自体も、色々新しい試みがありそうなので、期待大ですね。

 

それでは最後の今回のデパプリをかいつまんでナナメからバッサリ

のちのガンバル団誕生の瞬間であるッ!

 

-------------------