ふらあそ!

ゲーム好き・漫画アニメ好き・自転車好き・鉄旅好き。インドアだったりアウトドアだったりのふらふら遊び人の日記帳、略してふらあそ!

【アニメ】スター☆トゥインクルプリキュア第15~17話雑感

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OPからお金至上主義の星へ。なんと宇宙連合に属していないそう。そしてそんなきらびやかな星に突如投影されるアイドル? 上坂? 上坂じゃないか!?(錯乱)しかし、上坂、歌うまいな…

 

さて、この3話は新キャラ・ブルーキャットを中心に、主にまどかの意外な一面と成長が描かれた回でした。

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というのも、あくまでも今の段階では、なのですが、プリキュア側各々のキャラクターに対立…というか充てられているキャラクターがいる様に思えるからです。ひかるはカッパードに執着されていますし、えれなはアイワーンを生意気だと糾弾したり対立するシーンがいくつかありました。およるんララは特にそういうのがありませんが、彼女がらみで苦戦するシーンは大体テンジョウ(の物量作戦)が絡んでいます。で、まどかなのですが、どちらかというと家庭内の事情の比重が重くあまりそういうのはないのかな…と思っていたら今回の連話でかなりブルーキャットとの絡みが出てきて(第15話で最初にマオ=ブルーキャットだと見破り、戦闘シーンでもノットリガーを無視してタイマン勝負をした)、しばらくは彼女らの動向に注目でしょうか。

 

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【アニメ】スター☆トゥインクルプリキュア第10~11話雑感

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本の整理してて読書にふけるのはよくあるよね( ´艸`)

 

この2週は連作になっており、スタプリチーム初めての敗北(挫折)から合体技による逆転がメインプロットでしたが、敵側の事情がかなり複雑なのが露呈したなかなか面白い回でもありました。

 

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【アニメ】スター☆トゥインクルプリキュア第6~9話雑感

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月に足形を付けた人類はいたが、異星に顔型を付けた初めての女、ひかる!

 

とりあえず全員出揃ったスタプリメンバーでしたが、まずはひかる以外の掘り下げが進んだ感じでしたね。敵幹部も一通り出てきましたが、やはり単眼のアイワーンが目玉でしょうか。怪物系の召喚という能力もカッパード・テンジョウより頭一つ抜けていますし、執事のようなお付き役のバケニャーンが付いているのも別格感があります。

 

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【アニメ】スター☆トゥインクルプリキュア第2~5話雑感

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なんかさ…片足ニーソとかもう狙っているとしか思えないよね…(変態脳)

 

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【アニメ】スター☆トゥインクルプリキュア第1話「キラやば~☆宇宙に輝くキュアスター誕生!」感想

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1月からやっていた番宣見ていた時も思っていたけど、背中見せるのエロ過ぎるよね…エロ過ぎるよね…

 

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【アニメ】HUGっと!プリキュア/総評

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さて、先日の日曜日に大団円を迎えたHUGっと!プリキュア(以下はぐプリ)ですが、まずはスタッフの皆さん、一年間本当にお疲れ様でした&ありがとうございました。

 

今から一年を通しての総評を書くことになる訳ですが、何というか…近年のシリーズでは稀に見る評価が難しい作品だと個人的には感じました。どんな作品にも良い所、悪い所があり、感想を書く際その摺合せには悩む事にはなるのですが(特にスパンが一年と長いプリキュアシリーズは尚更)、これほど悩んだのはハピネスチャージプリキュア以来です。今回の総評を書く初動(本日は1/31木曜日です)が遅かったのもこれによるところが大きかった。

例によって例の如くなのですが、ここから先はかなり辛辣な事を書くかと思います。特に今作は神作だと感じる人も多いでしょう。実際にそれだけのポテンシャルがあったのは事実です。故に今作に対する批判を見たくない人は素直に回れ右した方が良いと思います。実際のところ、自分の意見がマイノリティである事の自覚もあります。

 

故にここから先は自己責任の範囲でお願いいたします。

以下、長文注意↓

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【アニメ】HUGっと!プリキュア第49話・最終回「輝く未来を抱きしめて」感想

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はなの手ぐるぐるもこれで見納めか…

 

さて、最終回です。

今回も明確な二部構成であり、前半部で未来組とはぐプリチームたちとの別れ、そして、後半部で舞台は2030年*1に飛んでそれぞれの顛末が語られました。

 

話の流れとしては、ドクタートラウムが開発した未来へ帰る装置が完成する前夜、皆で最後の1日を楽しんでいる最中にひょんなことからオシマイダーが出現するものの、次回作のヒロイン・キュアスターが乱入してこれを撃退。

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引き継ぎイベントをこなした後に未来組との別れを描き、舞台を2030年に移しました。はなは企業の若女社長として活躍していましたが、その最中、突如産気づき…というものです。

 

星奈ひかる=キュアスターについて

うーん…完全におまけとしての登場でしたね。まあ、この手の引き継ぎシナリオに自分は否定的なのでこのぐらいでもいいのかな、と感じましたが、正直言うともう少しどういうキャラクターなのか見せてほしかったかな、というのが感想です。

この最終回の引継ぎには色々な考え方があるでしょうが、ある程度の顔見せをしつつ決して出しゃばらない、という点では前作プリアラでのはなへの引継ぎあたりが妥当かなあ、などと感じました。

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とりあえず、今回見た感じでは、前作のはな引継ぎの時に感じたように若干軽い性格かな、というのが印象です。が、はなは蓋を開けてみれば決してそんな事はない娘でもあったので、こればっかりは本編が始まってみないとなんとも…ですかね。

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突如出現したオシマイダーに攻撃されそうになったはぐたんを庇おうとしたキュアエールをバリア技で防ぐ、というものでしたが、戦闘スタイルは不明ですかねえ。徒手空拳を引き継ぐのか、若干控えめになるのか、この辺りも来週以降に注目でしょうか。

オシマイダー浄化後、助けてくれたお礼をしたはぐプリチームと知己になりましたが、その最中に川を流れていた河童(!?)に気を取られ、それを追いかけて行ってしまいなし崩し的に別れる、というちょっとしたマイペースさも披露しました。さて、どうなることやら…ですね。

 

未来(2030年)について

メインにはなの出産シーンを据えつつ、皆の未来の姿が描かれました。

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…って言うか、ほぼ丸々5分以上、はなの出産絶叫シーンが続くとか、いくらなんでも攻め過ぎでしょう(苦笑)。ただ、このシーンの是非はここでは語らなくてもよいでしょう。

画面から伝わった情報としては

  • はなはAA社(明るい明日社だったかな?)の社長として活躍中。デザイナー?

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  • さあやは産婦人科の道を歩んでいる。ついでに言うとはなの主治医でもあり、今回のはなの出産も彼女が担当。
  • ほまれはフィギュアスケートの選手として活躍中。はなの出産に立ち会い、大会で勝ちえたと思われる金メダルを見せている。

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  • チャラリート・ジェロス・ジンジン・タクミは小学生かな? ジェロスはAA社に憧れを抱いている描写あり。
  • ダイガンはさあやの助手としてはなの出産に立ち会った。
  • ラウムは研究を続けている? その成果として「成長するアンドロイド」幼い姿に戻ったルールーをえみるに披露。
  • えみるは音楽活動に勤しんでいる模様。随分大人びた。
  • アンリは選手として復帰(もしくはアイスショーか。どちらにせよリンクの上には立っている)。正人とは相変わらず仲が良いようで、正人は離れていたピアノを再開した様子。
  • 蘭世は女優への道を着実に歩んでいる。
  • ことりは体育教師? としてチアリーディング部の顧問をしている。
  • 他の登場人物たち(現代組)も順当に年を取っている模様。はなの祖母と筋肉ばあさんの変わらなさよ…
  • 見守るかのようにはぐくみタワーから町を俯瞰するハリーとキュアトゥモロー
  • そして、はなが産んだ子供は金髪の女の子…彼女ははなにより「はぐみ」と名付けられる…

概ね明るい未来で大団円…なんですが、どうにも納得いかない所もありますよね。この箇条書きから読み取れるのは、まず、未来組が帰った未来と、この2030年は別である、という事。

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これは未来組が本来より若い姿で現れた事により明らかですが、特にルールーが幼いリセット状態(えみるの事を覚えていなかった)で現れた事からほぼ明確です。一見辻褄が合っている様に思えますが、もしこのまま未来が進めば未来組が二人存在(本来のクライアス社幹部としての)する事態に陥ってしまいます。本来の未来組の年代は2030年+αである事が判明した訳ですが、この二つの時代・2030年とクライアス全盛期が合流するのは無理があり過ぎますね。*2

次にはぐたんはイコールはぐみである事がほぼ確定。容姿がはぐたんそっくりである上に、終盤ではぐたんがやたらとはなをママと呼んでいたのはこの布石ですよね。

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そして、最後まで正体を現さなかったはなの夫なのですが、最後に産婦人科に駆けつけるシーンで顔こそ出さなかったもののクラスペディアの花束(第46話ではなに拒否された花)を持っており、ほぼこの時間軸でのジョージだと思って間違いないでしょう。

しかし、ここで問題になるのが、一瞬だけ出たハリーとキュアトゥモローです。抒情的な演出にしたかったのは分かるのですが、彼らが2030年に存在するとなると、はぐたん=キュアトゥモローである事そのものに齟齬が生じます。

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もちろん、あのハリー&キュアトゥモローは幻、若しくはこの二人は時間旅行能力を手に入れている、そもそもはぐみ=はぐたん(確定ではないので)ではない*3、など様々な解釈が出来るかと思いますが、そもそもはなの夫の事も不明瞭にしているのに、何かを匂わす様な演出には「?」マークを付けざるを得ません。

前回の記事でも書きましたが、結局、余計な事をしてしまっているんですよね。ルールーの幼女化とか、キュアトゥモローとか。やらなくてもいい事をして台無し…とまでいかなくても疑問符が付く形にしてしまっている。正直、もったいないですよ…

 

引坂理絵さんについて

メインヒロイン・野乃はな=キュアエールの中の人。正直、今作まで名前を存じ上げなかったのですが、これまた凄い声優さんが現れたなあ、というのが素直な感想ですかね。演技力は申し分なく、今回の未来組との別れでの号泣と感情の込め方、更に出産シーンでの絶叫など、久々に上手いな、と感心させられた声優さんです。一年通して安心して見ていられました。

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厳しい世界に身を置いている事は重々承知ですが、何とか生き残って今後の活躍にも期待したいですね。

 

詳しくは近日アップ予定の総評にてまとめようかと思いますが、とりあえず一言言うならば想像の余地がある余韻の残るエンディングと疑問形だけが残るエンディングは似て非なるものである、という事ですかね。返す返すも…勿体ない作品だったな、というのが最終回を見た上での感想でした。

 

今週のはぐプリの個人的見どころ!

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お前は! 最終回でも! それかッ!

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お前は! 最終回でも! それかッ!

 

それでは最後のめちょっく!(めちょっくってなんだよ!)

 

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*1:もし今作の舞台が2018年だったと仮定した場合12年後。実際、登場キャラクターもその辺りの年頃に描かれていた。

*2:逆にこの辺りで外伝があると面白そうではありますね。

*3:これも別人、はぐたん=キュアトゥモローになる未来そのものの消滅、生まれ変わり、など色々解釈可能ではある。

【アニメ】HUGっと!プリキュア第48話「なんでもできる!なんでもなれる!フレフレわたし!」感想

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最近、誕生日にとんでもない目に合うピンクプリキュア多くありませんかねえ…( ´艸`)

 

さて、先週散々「実質最終回」と連呼しましたが、実際はそうでもなかったですね。今回はあくまでも最終決戦、次週で顛末も含めた真の最終回になりそうな雰囲気です。

 

まず、最初にお断りなのですが、今回の記事はあくまでも「今の段階では」という枕詞が必要です。次週で大きく事情が変わる事もあり得るので、今回の記事はあくまでも現段階での感想だという事をご了承ください。

 

話の流れとしてはとうとうキュアエールとプレジデント・クライ、一対一での対決になりましたが、その実力はほぼ拮抗していながらも若干クライ優勢で展開していきます。

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その戦いの中で全てを失い時間が止まってもまだ戦うのか問うクライに対して、あくまでも「諦めない」と応えるキュアエール。禅問答を繰り返しながら戦う二人でしたが、やがてキュアエールが自分のコンプレックス(何にも取り柄がない)をばねにして皆を応援し続けた事、例え暗い未来があっても前に進むことが出来る事、それが自分の場合は応援という道である事を示したため、その声に呼応するかのようにはぐくみ市全体からアスパワワが次第にあふれ始め、はぐプリチームも全員復活。

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それを目の当たりにしたクライは暴走し、巨大化して全てを破壊しようとするのだが…というものです。

 

ジョージ・クライ(プレジデント・クライ)について

正直、かなり困りましたねえ…なんと書けばよいのか…

彼の行動理念は未来に対する絶望、そしてそれに対する苦しさや辛さからの逃げです。逆にそれに向かって進むことを選んだはなとは対照的ですね。実際、今回、キュアエール自身に「なんで未来をそれほど恐れるのか?」と指摘されています。

それはそれでいいのですが、問題なのはこの期に及んで何故その考えに彼が至ったのか全く語られない事です。さらに困った事に思わせぶりなシーンが所々に挟まれており、正直言うとこの作品の悪い所が出てしまったな、という印象でした。

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クライはクライアス社の社長=未来から来た人間ですから、当然、過去にも存在している訳ですが、今回は顔見せこそしなかったものの若い頃の姿でトラウムと思われる人物と共に登場しました。ただ、登場しただけ、なんですよねえ。今回の戦いを遠巻きに見ているだけでしたが、巨大化したクライを見て絶望したようにも見えませんでしたし、最後の巨大化クライを押し返す際にも特に感慨深い感じを見せた訳でもなく、なるほど、トラウムが言う通り「何もしない男」の様ですが、少なくとも今回の件で彼が動いたとは考えにくい。ただ、もし今現在の彼が見た感じ通りの若者だというのなら、彼が言う暗い未来とは案外近いのかなあ…とは感じました。

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更に、よく見ると彼がキュアエール=はなを見つめた際、先回にも一瞬登場した彼女そっくりの女性を瞳に映し出しているのですが、彼女が誰なのか、どういう間柄で何かあったのかも語られていません。どうにも、彼のはなに対する過剰な反応を考えるに、彼女に身に何かが起きたとしか思えないのですが、これは来週にでも判明するのですかね…

あと、ちょっと気になったのがキュアエールとサシで戦っている際に例の未来日記を見ながら「何故、私が描いた未来通りにならないのか」と言いながら戦っていた事です。個人的にはあれはあくまでも未来の出来事が書いてある書物(勿論攻撃にも転用しているのでそれだけではないでしょうが)だと思っていたのですが、これではまるで自分の妄想ノート(苦笑)みたいな言い草ですよね。今まで、未来に絶望しただのなんだの散々理屈をこねていましたが、単に自分の思い通りにならなかった事を嘆いている様にしか見えませんでした。それでも、彼が人間ではない、神のような存在だというのならばまだ納得も出来るのですが、それも分からずじまい。巨大化した際には「消え去れ! 人間ども!」とか言っていますし、最後にプリキュア達に敗れた際にも自然消滅しており、単なる人間は超越しているとは思うんですけどねえ…次週の顛末に期待でしょうか。

 

人類プリキュア化計画(笑)について

はぐくみ市にアスパワワがあふれ出し、時間凍結が解除。はぐプリチームも全員復活し、それを目の当たりにして暴走したクライが巨大化して全てを破壊しようとした際に、それを止めるべく奮闘するプリキュア達に「がんっばえー、ぷいきゅあー」がお約束のように炸裂しましたが、その際に応援者側が次々とプリキュア化していくという衝撃の展開となりました。

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今作のテーマの一つに「誰でもプリキュアになれる」はあるのはもちろん先刻承知です。ですが、それをビジュアル化するのは流石に情緒がない、というか…個人的にはネタとしては面白かったですが、ちょっとどっちらけ感もありました。

先回のアンリ=キュアアンフィニはその代表例として取り上げられただけ、と個人的には感じていましたし、他人を応援する気持ちは何物にも代えがたく尊いプリキュアたちと同じ*1なんだ、という思想は理解はできるのですが、ここまで明確にビジュアル化する必要性が果たしてあったのか…

物語の…何というか…キモを伝える方法に「明示化する」と「不明示化して読者の想像力に任せる(もしくはかき立てる)」があると思うのですが、シリーズ過去作品も含めて、最後の一般市民の皆さんのプリキュア応援は後者だと思うのですよね。*2逆に上でも書いたクライの動機などは前者でやるべき事ですよね。こんな所でも、この作品の奇妙なちぐはぐさが出てしまっていると感じました。先回のプリキュアオールスター回でも感じた事ですが、やらんでもいい事を注目欲しさにあえてやってしまった蛇足感、というか。

ただ、一つ面白いな、と思ったのは上でも書いた様にクライとトラウムの若かりし頃が登場した訳ですが、この二人はプリキュア化はしていないんですよね。しかし、ラスボスとなったプレジデント・クライは当然変身などしませんし、逆にドクタートラウムは変身しています。この辺りに特にトラウムの心情の変化はかなり大きかった、というのが描かれていたのは良かったですね。

 

町(いやひょっとして世界中)住人のほぼ全員がプリキュア化して後押しされたはぐプリチームの最後のトゥモローアタックが巨大化クライに炸裂し、クライは浄化・敗北。キュアアンジュに促されて単身クライの元に向かったキュアエールの説得にも耳を貸さず、クライ消滅で幕となりました。

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ただ、ここのキュアエールがクライに向けた説得で「貴方が未来を信じていないなんて嘘だ。私と別れる時、いつも、またね、って言っている」にはグッときましたねえ…確かに言っていたよね、クライ。こういう伏線張りは素直に感心しました。*3

 

 

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さて、次回は最終回です。次回作への引継ぎはあるだろうけど、あくまでも最後の結末、特に未来組との別れがメインになりそうですね。涙腺崩壊なのか、結構山積している問題が残って「?」となるのか。来週は正座視聴確定ですね。

 

今週のはぐプリの個人的見どころ!

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あー、やっぱり最後は地球規模だったのね(嘆息)。まあ、次回作は宇宙規模っぽいし、もはや地球規模に留まらなくなったプリキュアシリーズ!

 

来週もめちょっく!(めちょっくってなんだよ!)

 

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*1:特に今作の応援をメインテーマにしたプリキュア達と

*2:だからこそ「お約束」でもある訳です。

*3:これは筆者が中国語の別れの言葉が「再見(また会いましょう)」である事が大好きなのも影響している。

【アニメ】HUGっと!プリキュア第47話「最終決戦!みんなの明日を取り戻す!」感想

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今だ! ハッピーロボ! トラウムロボが押さえている間に、早く! 早くッ!

 

さて、今回は分かりやすく最終決戦前哨戦でしたね。即ちはな=キュアエール以外のメンバーの最後の見せ場となりました。

 

話の流れとしては、はぐたんをクライに攫われて取り返そうとするはぐプリチームの前に立ち塞がったリストルとビシン。以前より力を増した彼らに加え、無限に湧き出す猛オシマイダーの前に苦戦するはぐプリチームでしたが、危機的状況の中、クライアス社元幹部のパップル・チャラリート・ダイガン・トラウムが乱入、プリキュア達と共闘を開始します。

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力が拮抗し始めたところで、ハリーも自分の意志で封印を解除、巨大化して皆の盾になりながらリストル・ビシンを説得するのだが…というものです。

 

上でも書いた通り、今回は最終決戦、すなわちキュアエールとプレジデント・クライ対決への前哨戦でした。構成も非常にわかりやすく、前半はクライアス社社員たちとの決着、後半は圧倒的な力を持つクライvsキュアエールを除いたはぐプリチーム、という構図でした。

 

前半パートについて

前半でのリストルとビシンについては、一方的に押されていたはぐプリチームが元幹部たちの助力によって余裕が生まれた事によって、そしてそれでも力が足りないという事がハリーが自ら封印を破るきっかけになりました。

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元々、クライの洗脳が緩かったのか、巨大化したにもかかわらず攻撃を一切せずにあえてリストルの攻撃を受け止めた上に自身の不甲斐なさを謝罪したハリーに対して、彼は比較的あっさりと正気に戻りました。それに反比例するようにビシンは全てに裏切られたと思い込み発狂。自ら猛オシマイダー化してしまいます。

ここら辺は彼の悪い言い方をするとガキっぽさが良く出ていましたね。彼の言動は過去のものを含めて基本的に未来を顧みない駄々っ子気質のものでしたし、今回も猛オシマイダー化するまで一切ぶれませんでしたね。しかし、これも反撃もせず全てを受けきるハリーの態度と正気に戻ったリストルの謝罪、そしてキュアエトワールの抱擁で瓦解、隙を見せた隙にプリキュアの浄化技の前に浄化されました。

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ただ、このシーン、笑っちゃいけないんでしょうが、ビシンが皆の説得を受け入れボロボロ泣いてるところにハリーが促したとはいえ容赦なく虐殺する浄化技叩きこむのには吹いてしまいました( ´艸`)

ただ、この場面は正直拙速でしたかねえ。キュアエトワールがビシンに対して「好きだ」宣言したのも結構驚きましたが(もちろん恋愛感情、というよりは親愛の情だろうが。過去回にも「自分と似ている」発言しているしね。ただ、そうだと分かってはいてもハリーに盛大にフラれた直後だとねえ…)、ビシン自体が狂気一歩手前だった事もあって少しあっさり過ぎないかな…とは思いました。リストルはクライの洗脳が不安定な感じがひしひしとしていたのであまり違和感感じなかったんだけどな。

他にもプリキュアトゥモローアタック(仮称)がはぐたんなしで放てていたり、結局ビシンの病弱設定はどうなったのか、とか(これはハリハリ地区がらみ全体的に言える)粗さは気になりました。そこはメインテーマからはあまり関係ないのでしょうが、もう少し丁寧さが欲しかったです。浄化技はPCAでも十分だったでしょうし、ビシンを狂気に走らせた「寂しさ」には間違いなく病弱だったことが一枚噛んでいるでしょうに。

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リストル・ビシンを無力化し、海上にあるクライアス社ビルにどう乗り込もうか攻めあぐねている所に水上バイクに操ったジェロスとジンジン・タクミが登場。本社ビルまではぐプリチーム5人を運んでくれるという事になりましたが、これにてクライアス社幹部は全員寝返った事になりましたね…なんか巨大ブラック企業というよりは社長ワンマンの中堅会社みたいになっちまいましたねー、クライアス社。

それにしても、最終決戦及びファイナルモード(多分キュアエールはもう一段階変身を残しているだろうが)であるにも関わらず、はぐプリチームは空飛べないんですね。ここしばらく最後の方では飛べるプリキュアが多かったためちょっと意外でした。*1

 

後半パートについて

CMを挟んで場面は一気に変わってクライの所まで駆けつけたはぐプリチームが彼と対峙しました(ここも拙速だったよなあ)。

捕らえられているはぐたんを見て突出してしまったキュアエールが闇の籠に閉じ込められ、他4人のメンバーがクライに一方的に痛めつけられる、という展開です。

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しかし、クライは先週「僕を魔王か何かかと思っているのかい?」とか言ったその口で、キュアエールには精神攻撃、他の4人を一方的に痛めつけ、キュアエールが折れるまで一方的に攻め続ける宣言するとか、よくも言う、とは思ってしまいましたね。

ただ、恐らく前述の魔王ではない宣言は本心なんですよね、彼は。それにも関わらず、キュアエール=はなを永遠のものにしようと、魔王の様なふるまいをしてしまうという皮肉を描いているでしょう。はながクライにとってどういう存在なのかは実質最終回一歩手前の今回ですら分かりませんでしたが、他の4人を雑草呼ばわりした事といい、やはり未来の世界で因縁があるのは確実っぽいですね。

一方的に拘束状態から攻撃を浴びせ続けられ、4人の悲鳴が鳴り響く中、キュアエールが彼女らの苦痛が続くぐらいなら時間が止まってしまってもいい…という考えがよぎった瞬間、他の4人が必死の抵抗でそれを否定、最後の力を振り絞って拘束解除し渾身の力でキュアエールを脱出させ、上から椅子に座って見下ろしながら攻撃していたクライを地面に引きずり降ろしました。

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このシーンは引きずりおろし担当のえみルルコンビが「ようやく対等の舞台まで引きずりおろしてやった*2」発言といい、檻破壊を担当したキュアアンジュが今作前半に出てきたマザーテレサの言葉を引き合いに出したり、ちょっと燃えましたねえ。次週実質最終回(と思われる)である事を考えると、良い見せ場だったと思います。

それにしても、クライは本当にはなの事しか見ていないんですね。未来日記(仮称)で決してはなに勝ち目がなく、世界には未来がない事を示唆しているにも関わらず、今回に限らず今までの所業を振り返ってみても決してはなだけは(少なくとも物理的には)傷付けていないんですよね、彼は。はなならあるいは…と考えている様にも見えましたが、今回の所業はそれにしては度が過ぎており、彼女の心を折りたいのか、革変に期待しているのか、ちょっとわからないですね。ただ、彼女を折ってでも永遠の存在にしたいというのなら、ビシンとやっている事は変わらないじゃん…逆にはな以外はどうなっても完全に無関心です。今回のキュアエール以外のはぐプリメンバーを痛めつけた事もそうですが、パップルが絶望してオシマイダーになろうが、ジェロスが自身の経年劣化に悩もうが、眉一つ動かさない。幹部が次々と退社しようが気にも留めない。まだ全ての物語が帰結した話ではないので結論付けはしませんが、今の段階では未来を全て知ってしまったが故に完全な視野狭窄に陥っている、というイメージです。ただ、彼は本当にどういう存在なんですかねえ…まあ、それも来週に期待です。

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クライを玉座から引きずりおろし、キュアエールを解放した所で力尽きたのか、クライが作り出した落とし穴に落とされ、4人のプリキュアは退場。多分、はぐプリチームが空を飛べなかったのはこれの伏線のためですね。

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そして、最早シリーズ恒例となりつつある、ピンクプリキュアとラスボスの一騎打ちというお膳立てが整いました。次回は最終決戦ですね。決戦の場に残されたキュアエール=はな、ジョージ・クライ、そしてはぐたんの運命は!? はぐたんがキュアエールにやたら「ママー、ママー」と言いながら助けを求めているの、気になるよね…

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実質の最終回…ですかね。詳しくは2週間後の総評で書こうかと思いますが、どうにも後半は失速した印象が拭えません。回収していない伏線が結構多く、逆に仮にそれらが全て来週に解決したとしても情報量詰め込み過ぎになってしまい急速展開になってしまう事が予想できます。

何にせよ、あと2週、次回作「スタートゥインクルプリキュア」への引き継ぎ回も含めて楽しみにしましょう。

 

今週のはぐプリの個人的見どころ!

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やったー! ダイガンさん、やっぱり普通に強かった! レバー一回転+Pで投げ技とか使うパワーキャラっぽいじゃん(/・ω・)/

 

来週もめちょっく!(めちょっくってなんだよ!)

 

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*1:プリアラも最終決戦ではスイーツアニマルに騎乗して戦闘している。

*2:これ、誰が言ったセリフだったっけ。後で確認しよう。