OP前のあらすじ紹介、実は毎回やるのかな? 少々くどい気もするが、それは毎週欠かさず見ているプリキュアおじさんの都合であって良い試みなのかもしれぬー。
さて、各主要キャラクター登場からプリアラチーム正式結成(キラキラパティスリー開店)を経て、今回からようやく本編なのかな、といった感じでしたが、シリーズの慣例なら比較的中盤~後半に持ってくる恋愛がらみのシナリオを早くも持ってきました。
もっとも、その恋愛要素は主要キャラクターや準レギュラーに絡んだ話ではなかったので、それ自体は一話完結の様な流れでしたが、反面、主要キャラクターの掘り下げは残念ながらあまりありませんでしたね。
話の流れとしては夢破れたポケモントレーナーの様な久しぶりに町に帰ってきたと思われる男・たつみ君が、いちか達が店の宣伝も兼ねてクッキーを公園で配っている所を幼稚園児たちに囲まれている場面でそこの保育士さんであり初恋の相手であるみどりさんと再会する、という感じで始まります。
久しぶりの再会であるにも関わらずなんとなくぎごちないたつみ君の様子を察したプリアラチームは彼の告白を助けるために幼い頃の思い出のクッキーを作ってあげる…という流れでした。でもやっぱり最初に察したのはゆかりだったね(予想通り笑)。
そこからは男の話を元にクッキー作りに励むいつもの流れとなりましたが、今更ながら気が付いたのですが、今作の戦闘シーンの薄さって、このクッキングタイムで尺を取られている側面もありますね。
ここで気になるのは戦闘シーン云々よりシナリオのワンパターン化です。良い悪いは置いておくにしても作品を作る際に一定のパターンに嵌めると作る側としては楽なんです。今作も導入→お菓子作り→戦闘→エピローグという明確な起承転結があります。それはそれでいいんですが、今作では作ったお菓子のキラキラルを求める悪側妖精が毎回都合よく現れたり、お菓子作りに対する動機がいちかの思い付きのみで決まってしまったり、ちょっとマイナス方向に働いてしまっている側面も否めません。
分かりやすい展開という点では悪くないと思うんですけどね。ただ、これを50話(まあ後半はそうはならないだろうが)続けるのは結構ツラい気もします。まあ、まだまだ序盤だし様子見でしょうか。
クッキングシーンは一回失敗はしたものの、流石に5人が揃うと大失敗はないのか、それともクッキーが比較的簡単なのか、あっさり出来上がりました。失敗のシーンはありがちなミス(焼いた際に生地が膨らんでしまい隣同士がくっついてしまう)ですからお菓子作りにチャレンジする視聴者に対する注意喚起の側面もありそうですね。
たつみ君にクッキーを渡し、彼もみどりさんに告白する勇気を出して彼女の元に向かう所で悪側妖精登場、戦闘シーンに突入しましたが、流石に5人バンクも板についてきたかな? ただ、たつみ君は吹っ飛ばされていたようで見てはいなかったようですが、今回のプリキュアは未だに身バレ不可については言及されてないんですね。お約束ではありますがそろそろ理由付けは欲しいかも。
そういえば、今回敵の妖精がキラキラルを奪う目的を明確に「強くなるため」と単純ですが明確に発言したのは意外でした。どちらかというとただ単にキラキラルを回収しているだけ(巨大化はその副産物)だと思っていたんですが、これは敵側の組織(あるでしょ? 流石に)の片鱗でもいいのでそろそろ見たいですね。
戦闘シーンに関しては、キュアカスタードの目くらましや、キュアジェラートのピンチをキュアマカロンが鞭状の光線で引き寄せて回避させたり、相手の技を最後はカウンターで返して決着をつけたり、工夫を凝らしていて面白かったです。
何より、チーム一丸となって戦っている感じがよく現れており、あとは必殺技を待つばかりですね。それらを織り交ぜながら、若干でいいので徒手空拳(例えば今回のカウンターパンチ)を交えて、光線技、必殺技、とバランスよく組んでいけば楽しめるものになるかと思います。
ただ、上でも書いた戦闘シーンの尺の短さは少し気にはなりますねえ…
クッキーを取り返して、いざ告白となったわけですが、たつみ君のあまりに要領を得ない告白で流石にカップル成立…とはなりませんでした。
気を利かせたいちかが、パティスリーを展開して店に招待していい雰囲気にはなりましたが、みどりさんも憎からず思っている感じではあったものの、まずは二人の距離が縮まったところでめでたしめでたし、という感じで今回はお開きとなりました。
次回はゆかりとあきらがお使いに行くだけで騒動が起こるという…
おいおい何がどうなっているのよ!?
今週のプリアラを一言で表現
なんか、この絵面だけ見てると完全にジャイアンリサイタルだよね( ´艸`)
来週もキラキラル☆