これ、なーんだ?
鍵が付いているドアノブ?
そう思った人、正解です。
まあ、うちの木造ボロアパートの玄関先ですよ。ドアを開けた後、建付けが悪いのか、一回鍵をひねってから抜かないと鍵自体が抜けなくなるトラップ付きのドアです。
で、何が言いたいかというと、実は先日、この状態のまま次の日を迎えてしまいました。
時間にして12時間近く、一晩中この状態だったわけで、流石に背筋が凍りつきました。
上にも書いた通り、鍵がすぐ抜けないトラップがあったので、とりあえずそのまま状態で自転車を屋内に入れた後、スポンと忘れ去って放置してしまったみたいです。
次の日出かける時まで気が付かないなんて間抜け以外の何物でもありませんが、幸い大事に至らなくて良かったのですが。
今日家を出る前に、隣に住んでいるお爺さんに声をかけられまして。
お隣さんは私が住んでいるアパートと低い塀一つで隔てられているだけで、このお爺さんがおしゃべり好きである事もあってよくお話をするんですが
「この前、鍵付けっぱなしだったでしょ」
と、笑いながら話しかけられまして、こっちも笑いながら「そうなんですよー、参った参った」みたいなやり取りになりました。
この家は塀一つ隔てて、ちょうど玄関へ行くための小道があって、そこがリビング(と思われる)のある戸と直結している構造で、まあ、うちの玄関先が丸見えなんですよね。
「よっぽど声かけようかと思ったんだけど、まあ、俺なんかずっと家の中いるから、怪しい奴いても大丈夫だから」みたいな事を笑いながら言ってくれて、結構こういうのって頼もしいな、って感じました。
私は元来、人見知りが激しい方で自分から積極的に人に話しかけるのが苦手ですし、実家でも、親父は修行、母親は仕事が忙しくご近所づきあいをそんなにする人ではなかったので、どうにもそういうのは疎い方だったのですが、やはりある程度のご近所づきあいは大切なのかな、と思います。
昨今は隣の人でさえ誰だかわからない、というのが都会の常識ですが、まずは挨拶からでもいいのでもう少し人と積極的に関わった方がいいのかもしれませんね。