ふらあそ!

ゲーム好き・漫画アニメ好き・自転車好き・鉄旅好き。インドアだったりアウトドアだったりのふらふら遊び人の日記帳、略してふらあそ!

【アニメ】キラキラ☆プリキュアアラモード!第40話「レッツ・ラ・おきがえ!スイーツキャッスルできあがり!」感想

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戦闘真っ最中、しかもピンチ状態であるにも関わらず、うれション状態でジュリオに飛びつくキュアパルフェさん、マジKY(笑)

 

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しかもその後ポイ捨てされて微笑( ´艸`)

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もっとも、まともな状態でのジュリオ=ピカリオとの再会は久しぶりと思えば致し方ないとは思うけどね…飛びつく直前、涙をこらえていた様にも見えたし。

 

さて、今回は新フォームお目見え回でしたが、他にもグレイブ退場に色々な伏線を回収など、なかなか面白い回でした。

 

新フォームについて

…正直、かっこいいとかかわいいといった感じではないですかねえ。動物のふわふわもこもこ感を出したかったのは分かるのですが、ちょっともっさりし過ぎな気がします。

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これは、今作の徒手空拳をほとんど使用しない、という方針だからこそ許されたデザインの様な気もしますが、とにかく動きのある場面が想像できないというか、実際今回は新合体必殺技を撃つためのフォームチェンジと言った感じで、このフォームで普通の戦闘までやるのかは今後に期待といった所でしょうか。

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その必殺技についても、新フォームに変身する際に頭上に大きなケーキの城が出現するという演出はあるものの、アニマルゴーランドから大きな変更はなく名前こそプリキュアファンタスティックアニマール(レ?)と変化したものの、正直ちょっと拍子抜けでした。そもそもアニマルゴーランド自体がそんなにカッコいい技じゃないのが…

ただ、新フォームが登場する過程は素晴らしかったですね。

前半、闇の力に対抗するべくジュリオの指示でスイーツを作ってのキラキラル増幅を狙ったプリアラチームでしたが、これはグレイブに見破られてしまい、失敗に終わってしまいます。しかし、いちかの作ったショートケーキがネンドモンスター化した父親に一定の効果を上げた事で方針としては間違っていないことを示唆しました。

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キラキラル増幅に失敗して更に蹂躙されピンチに陥ったプリアラチームでしたが、なんと三ツ星にゃんこが動物達に働きかけてスイーツの材料を妖精たちにもたらします。妖精会議で集まっていた妖精たちがそれを使用し大量のスイーツを作成、キラキラルを補充した事で新フォームに変身しての大逆転となりました。

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これは動物や妖精たちとの交流を描いた過去回の第34話(ゆかり猫変身回)や直近の第38話(ペコリン人間化回)や第39話があったからこそ活きたシナリオであり、大量のキラキラルを妖精たちがもたらした事に驚くグレイブに対してビブリーが言い放った「キラキラルを扱えるのはプリキュアだけじゃない」という設定を本当に上手に使ったな、と感心しました。第38話でペコリンのスイーツをシエルが「パルフェ」だと評価したのも、この伏線だったんですね。

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恐らく、最終決戦を除けばこれが最終フォームでしょうから、このフォームの強みを今後も見せてほしいです。

 

ジュリオの復活やルミエルの意志について

元々、ルミエルの意志によって仮死状態のまま眠っていたピカリオでしたが、今回はまるで男性版プリキュアともいうべき姿を見せて、グレイブともある程度戦うことが出来るという活躍を見せました。

ただし、グレイブ自身も言っていましたが、「所詮はルミエルからの借り物」の力であり、光の杖を打ち破られ最終的にはピンチに陥りました。その時同時に「プリキュアでもないお前がルミエルの力を使えるものか」とも言われており、流石に後継という訳ではないですね。同時に、今回の敵は幹部ですら(不完全とは言え)ルミエルの力を凌駕しているとも言え、やはり相当ヤバい敵である事が伺えます。

ジュリオは前半のシナリオでプリキュア達の技をコピーするという荒業を見せましたが、あれはノワールが与えた闇のキャンディロッドの影響がかなり強いかったのですかね。何より、ジュリオの力は半分はキュアパルフェに引き継がれた節がある為、流石にプリキュアと等身大の力は最早出せないと考えられます。もっとも、前回ビブリーは妖精たちを守るためにバリアを張っていますし、元ノワール陣営の面々もある程度戦う事は今でも可能みたいですが。

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結局色々な事にルミエルが関わっていますね。彼女のイチゴ坂に対する想いが尋常ならざるものだったのが伺えます。ただ、ここまで重要なポジションにあるのならば、過去編はもう一回ぐらいかけてじっくり描いた方が良かったのでは? と思います。

 

グレイブについて

久々に純粋な悪役、というのを見た気分です。これは前作の幹部たちがイマイチだったというのもあるかと思いますが、ここ近年のシリーズではあまり見ないタイプだったのがデカいと思います。

前回「自分は純粋な悪である」といって憚らなかった訳ですが、今回で回想が挿入されました。やはり詳細までは描かれませんでしたが、パッと見たイメージは元マフィアの親分と言った感じでしょうか?

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結局、今もそうである様に自分が優秀な人間であることを鼻にかけて、傲岸不遜に振る舞った結果、周囲の人間が一人また一人と離れていって孤立化、そこをノワールに付け込まれた、と言った感じでした。

自身では自分の意志でノワールについていった、と思い込んでいる様ですが、これまた彼にいいように操られていただけっぽいですね。

実際問題、妖精たちの大量のキラキラルで正気に戻った町の人々やプリアラチーム関係者、妖精・動物、今まで蹂躙していた存在に囲まれてたじろいでいたのは、再び孤立する事への恐怖とも受け取れました。尤も「100%悪である」と言うほどの性格ですから、それで改心するわけではなく逆ギレした挙句に、最後はディアブルに吸収され巨大化してしまいましたが。

結構、風刺が効いた話だなあ、とも感じます。過度の自信は命取りというか、自分も色々な人間を見てきましたから、自信過剰な人間とも何人か出会いました。が、やはりだんだんと人が離れていくんですよね、そういう人って。

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最終的には巨大化したもののプリキュアファンタスティックアニマールの前に敗れ去り、力を失った所をエリシオによってカード化されるという悲惨な結末を迎えてしまいました。キュアショコラも指摘していましたが、エリシオはカードを駆使して戦うキャラクターなので、グレイブはカードから召喚されて使役されるという形で登場する可能性はありますが、基本的には今回で退場、と考えてよいでしょう。

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これで残る幹部はエリシオのみとなりましたが、明日からは本気出すここからは本気出す宣言をプリアラチームの前でし、更に厳しい目つきで「ルミエルの遺志を継ぐ者よ」と言っていたため、ひょっとしたら過去からの因縁があるのかもしれませんね。ビブリーもルミエル時代からの生き残りですし、十分考えられると思います。

 

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次回は…今回の騒動に対してジュリオが冤罪を掛けられる、と言った感じみたいですね。ジュリオ=ピカリオは少し繊細な性格であることが語られているため、大事にならなければよいのですが…タイトルからはそんな感じはしないね(苦笑)。

 

今週のプリアラを一言で表現

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グレイブを指さし回想編に突入…ま、まさか、ビブリーはあの伝説の魔拳・鳳凰幻魔拳の使い手!?

 

来週もキラキラル☆

【アニメ】キラキラ☆プリキュアアラモード!第39話「しょんな~!プリキュアの敵はいちご坂!?」感想

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多数を「1,2、いっぱい!」してしまったペコリンさん、やはり人間になるには早かったのかな、と妙に納得(笑)

 

さて、今回は第3クール終了という事で、かなり色々なことが判明した回でしたが、同時にシナリオ自体は次回に持ち越しという、少し意外な展開が待っていました。

 

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妖精たちがじわじわと迫るノワールの脅威に対して、プリキュアに任せてばかりではなく団結するべきだ、とニコニコ超会議妖精大会議を開くという導入から始まりました。

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他のイチゴ坂に関わっていない妖精たちにノワールの事を説明するために影絵を駆使した寸劇を見せるのですがルミエル役に抜擢されたのがペコリンだった辺り、やはりルミエルとペコリンの関連性をオマージュしている感じでしたね。

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まずは、妖精の数が実はとんでもなく多いことが判明しました。今回はイチゴ坂以外の恐らく同格と思われる他の長老も軒並み登場していましたが、全員頭に果物を乗せたデザインが施されており、妖精たちは何かしらの食べ物がモチーフなのがなんとなく分かります。ただ、ここに来て他の長老を一気に出すよりは、小出しにして今回である程度事情を知った上で会議、という流れにした方が自然だったかな、とは感じました。

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そして、寸劇を一通り見終わり、ルミエルの後を継いだプリキュアたちが紹介された時は、最初こそ疑心暗鬼、という感じの妖精たちでしたが、お菓子で買収親睦を深め、ともにスイーツ作りをして団結する様子を見せましたが、うーん、正直、良く分からない子供をお菓子で釣ったようにも見えて、最終的にこの妖精たちがプリキュアに最後の力を与える…という展開は予想できるのですが、ちょいと強引かなあ、とも感じます。

 

そんな和気藹々とした会議中に、ディアブルの力を上乗せした車、ディアブルカスタムに乗ったグレイブが登場。

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なんと、彼は車から大量の暗黒キラキラルをばらまき、町の住民全員をネンドモンスター化するという暴挙に出ます。

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っていうか、第39話にして大惨事じゃねえか!

その動きを察知したプリアラチームも即座に駆けつけ戦闘となるのですが、ネンドモンスターは住民の頭部に仮面をかぶせる形で作られており、偶発的に仮面を割ってしまったプリアラチームが知己の人間がモンスター化している事を知ってしまい、手が出せなくなり窮地に陥ってしまいます。

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そういう流れになれば、当然親玉であるグレイブを狙う、という結論になる訳ですが、キュアマカロンに狙い撃ちされそうになったところで、グレイブはディアブルの力を自分にも乗せて更にパワーアップ。そして、とうとうアニマルゴーランドが破られてしまいました。

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ここしばらく尻尾を巻いて逃げるというイメージのグレイブでしたが、ここに来てようやく強敵化してくれましたね。

自らを「貴様らにはわからないだろうが、自分の様な100%の悪もいる」「ジュリオやビブリーとは違って自分の意志でノワールについている事」を明言し、なかなか骨のあるいい悪役ぶりです。

恐らく次回で退場だとは思いますが、どういう結末を与えるのかは非常に興味がある所です。プリキュアシリーズは基本的に浄化がメインテーマであり、敵側にもそれなりの事情がある事が多いですが、グレイブの様な純粋な悪に対しては非情に徹してほしいのは我儘ですかねえ。プリキュアに限らずなんですが、最近のアニメ・漫画ってどうしようもないクズでも救いを与えようとしたりすること事がままあったりするので。*1

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ただ、今回の戦いに関して、ビブリーが「純粋な悪で躊躇がないノワール陣営と戦いの邪魔になる情を持っているプリアラチームとではハナから不利なハンデマッチである」という考え方を示したのは興味深かったのですね。過去作品でもそのような展開はたびたびありましたが「それを言っちゃあおしめえよ」的な所があった訳で、ここまではっきり物言えたのはビブリーというキャラをよく活かしたなあ、と思います。その情によって救われたビブリーが言っているというのがまた面白い。

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いよいよ絶体絶命のプリアラチームに、ついに目覚めたジュリオが救援。次回に続くという形で今回は幕となりましたが、ジュリオ、これ、どう見ても男版プリキュアだねえ…ジュリオは作品前半でもプリキュアの力を全てコピーして使うという荒業を見せてくれたのでグレイブとどう戦うのかも注目したいです。

 

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その次回ですが、どうやら新アイテムの登場なのでしょうか。今回の引きが戦いの途中でしたが、どうもジュリオに戦闘を任せて戦闘からは離脱するのか、戦闘自体終了してしまうのかは分かりませんが、スイーツ作りを絡める展開になりそうですね。

 

今週のプリアラを一言で表現

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妖精たちに信用されていない視線を送られた時に変顔でいなせる様になったあたり、ゆかりさんも丸くなったのう…でも実はゆかりさんって元々妖精や小動物には甘いんだよな。

 

来週もキラキラル☆

 

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*1:例を挙げれば、黒子のバスケの霧崎第一のメンツが何の報いも受けなかったのは見てて非常に不快だった。まあ、敗北が最大の報い、という考え方もあるのだろうが。

【アニメ】キラキラ☆プリキュアアラモード!第38話「ペコリン人間になっちゃったペコ~!」感想

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ニチアサ時間帯変更から約一か月が経過した訳だが、未だにニュース番組の後の「このあとすぐ」に慣れぬ…

 

さて、今回はペコリンをメインに据えた回でした。基本的には息抜き回でしたが、興味深い設定も出てき、ペコリンならではのテーマの提唱もあってなかなか良い回でした。

 

話の流れとしては、夢の中でルミエルと出会ったペコリンが人間形態に変身するのですが、キラパティの手伝いをするべくスーパーまで買い物に行く前半と、ペコリンの大好きなドーナツ作りをプリアラメンバーや妖精・動物たちに振る舞う後半、そしてグレイブの襲来、という感じでした。

 

前半のお使いパートはもっとドタバタになるのかと思いきや、途中にあったアイスクリーム屋を理性でパスしたり、なかなかの真面目ぶりです。

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スーパーに入った際に泣いている子供をあやすのですが、この時に人間形態が解け財布を無くしてしまうトラブルこそありましたが、おおむねはじめてのおつかいは成功であり、母性(笑)に目覚めたいちかに抱き着かれるシーンは微笑ましかったですね。

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もっとも、中学生組4人は心配過ぎてペコリンの後を常時付いて回っていた訳ですが( ´艸`)

後半は失敗しながらのドーナツ作りでしたが、完成品はシエルをして「キラキラルに溢れており」「パルフェ」だと言わしめており、ペコリンのスイーツ作りの腕はかなりのものであることが判明しました。

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何より、今回のテーマである人間・妖精・動物たち、イチゴ坂のすべての生き物が輪になって繋がっている事を上手く表現しており、ペコリンの好物が円状であるドーナツである設定をうまく活かしていましたね。

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そんな平和な時間を暴走族のヤンキーがモチーフのグレイブが襲来してぶち壊す、というのも、何となくスタッフからのメッセージ性を感じます。

 

さて、そのグレイブですが、今回はどういう理屈なのかは分かりませんが、ディアブルの力を上乗せした車に乗って襲来しました。

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ディアブルはグレイブを小物扱いする様な性格ですから、自ら進んで協力するとは思えませんし、前回で力を失い眠りについたディアブルを上手く利用したのでしょうが、ちょっと唐突だったかなあ(前回の引きで少し匂わす表現はあったが)。

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その戦闘力は圧倒的であり、たちまちプリアラチームを窮地に追い込むのですが、そこでペコリンがグレイブの前に立ち塞がりました。

妖精が他のプリキュアメンバーを庇うのはシリーズではよくある展開ですが、ペコリンはあろう事かプリアラチームがまとめて倒されるほどのグレイブ…というよりはディアブルカーの攻撃をドーナツ型のシールドを張って防御するという活躍を見せました。

更にシールド展開したドーナツ型キラキラルを今度はプリアラチームが受け取り攻撃に転用、シエルがパルフェエトワールで強化してそのままグレイブを拘束してのアニマルゴーランドでの決着となった訳ですが、少し妖精離れしたパワーを見せつけてくれました。*1

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その代償とでもいうべきか、ペコリンはこれでキラキラルの大半を使い果たしてしまい、人間形態への変身が再びできなくなってしまいました。長老が推測するにはルミエルが与えてくれたキラキラルを使い果たした、という事らしいです。

冒頭でもペコリンはルミエルの力を借りて人間形態に変化した(と思しき描写がある)訳ですが、彼女はキラキラルクリーマーが初登場した際にも、これをもたらす役割を与えられましたし、意外とルミエルとの関係性が深いのですよね。

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個人的にはペコリンこそがルミエル自身が認めた後継者的な立場なのかな、と感じます。今作のプリキュア達にバリアがステータスになっているメンバーは一人もいないのですが*2、今回ペコリンが張ったバリアはルミエルからの継承なのかな、と感じました。ペコリンがプリキュアになる可能性は多分ないでしょうし、そこに共通性がある訳ではないのですが、考えてみるとルミエルは「キュア」の称号が作中語られてはいないんですよね。「伝説のプリキュア」と語られてはいても、実はキュアルミエルとは今の段階では名乗ってはいない。ここら辺に二人の共通性が存在すると考えるのは流石に穿ち過ぎでしょうかね?

 

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最後は人間への変身こそ出来なくなったものの、皆が無事であり笑顔である事がペコリンの願いであることが語られて幕となりましたが、こういう性質もルミエルとの共通性が伺えますね。

 

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次回は…タイトルだけだと不穏とかいうレベルではないですねえ…

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画面から伝わるだけでも、町の人間がモンスター化、グレイブ全力モード、ジュリオ復活など、かなり盛り沢山っぽいです。考えてみると次回は39話目、とうとう3クール目が終了なんですね。節目になると同時にとうとうラストに向けての展開が予想されます。さて、どうなる事やら。

 

今週のプリアラを一言で表現

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人間形態になった瞬間変顔を披露してしまうあたり、今作のスタッフの変顔スキーには頭が下がるウサ(褒め言葉)。

 

来週もキラキラル☆

 

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*1:勝負の決め手となったパルフェエトワールが「妖精同士の合わせ技」だった事は感慨深い。

*2:プリキュアシリーズには結構いる。大抵黄色枠だが。今作もキュアカスタードがバリア持ちだがステータスという程ではない。

【アニメ】キラキラ☆プリキュアアラモード!第37話「サリュー!シエル、フランスへ去るぅー!?」感想

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いきなり揉み手あおいからスタートした今週のプリアラな訳ですが、まあ、お金持ちほどお金には汚かったりするよね(暴言)

 

さて、今週はシエルメイン回という事もあって近々公開される映画とのリンクを匂わせる回でしたが、正直言うと内容が薄い感じが否めなかったです。

 

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話の流れとしては、シエルがパリにいた時代のお店のオーナー・ソレーヌが来日。彼女はシエルが小さなイチゴ坂で収まってしまっていることに不満を感じており、スイーツの都・パリに世界スイーツコンテストにエントリーする事を機に連れ帰ろうとします。流石にワールドクラスのコンテストがかかっている事、本来のシエルの立場的な現状とのギャップ、彼女自身の夢、色々な要素があってプリアラメンバーは悩むことになるのですが…

 

ソレーヌについて

確かに店のオーナー側からしてみれば、全権を任せたパティシエが突然失踪、日本の片田舎にいた訳ですから面白くないのは理解できるのですが、彼女はとにかくパリのスイーツが至高という思想の持ち主であり、俗にいう意識高い系でそんな簡単に心変わりするタイプではないですね。

実際の所、シエルがパリに戻る事を正当化するために、イチゴ坂の素晴らしさを説くいちか達をパリの街と比べてケチョンケチョンに批判しており、典型的な比較論を悪用するタイプです(一国の首都であるパリと日本の片田舎であるイチゴ坂を比較している段階でマウンティング目的なのは明白)。

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シエルの店で働いていたビブリーに接客態度の悪さを指摘していましたが、お店に入ってくるなりイモ臭いだのの悪口を言われれば、ビブリーだってそら怒りますわ。

そんないけ好かない感じのソレーヌでしたが、最後はシエルとプリアラチームの作ったパンプキンプリンを食べた事によっていきなり和解、という良く分からない展開でした。食べた瞬間に若かりし頃の田舎娘時代を思い出すのには、どこの味っ子よ、と苦笑を禁じ得ませんでしたが( ´艸`)

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映画への布石なのでしょうが、腕を見込んで可愛がっていたシエルに対して甘い顔を見せたのはまだ分かるのですが、流石に「キラパティとして(パリに)いらっしゃい」とまで言っていちか達までに認めるような発言をしたのはキャラクターとしてどうなのかな、と感じました。上記のような性格がいきなり(スイーツ一つで)ここまで変化するのはやはり苦しい。

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そう言えば、今回の話はゴプリのきららとボワンヌとのエピソードに結構な共通性(パリへの招待、才能に対するお互いの関係性など)が見出せますが、ボワンヌはあくまでもきららの意思を尊重する態度を見せましたし、最後のエピソードに至っては2話分を費やしました。

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翻って、シエルの今回の件についても、プリアラチーム全員が懊悩する程の重大なテーマであり、正直言えばビブリーの「アンタのしたいようにすればいいじゃない」という一言で片づけてしまうには少々もったいなかった気もします。

私は映画で物語を補完するという商売(敢えてこういう書き方をする)は好きではありません。元々はエヴァがその切欠ですが、最近でも仮面ライダーエグゼイドの映画がトゥルーエンディングを謳ったり、物語を物語内で完結出来ないというのはそもそもの欠陥だと思っています。今回のプリアラ映画がどのような内容なのかは分かりませんが、今回のシナリオとソレーヌについては、色んな意味で映画版の番宣を兼ねたが故の弊害だと捉えています。

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余談ですが、映画でシエルの師匠格に当たるジャン・ピエールの声優さんは歌舞伎俳優の尾上松也さんが担当するそうですが、今回、回想シーンで少し台詞がありました。それほど悪くなかったですし、いかにも気難しい職人気質という人物像が解りましたが、あそこからどうあの頭突きシーンに繋がるのかは気になるところです( ´艸`)

 

上でも述べた通り、さんざん悩むプリアラチームをよそに、シエル自身はビブリーに言われた一言でイチゴ坂残留を決意、ソレーヌのためのスイーツ作りをしている最中に、何の前触れもなくエリシオが襲撃。

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戦闘シーン自体もかぼちゃ押し潰し攻撃で4人が無力化→油断したキュアホイップ・キュアパルフェ拘束→根性で巨大かぼちゃを跳ね除け→マカロンジュリエンヌで拘束解除→アニマルゴーランド→エリシオも「今日はこれでいいや」とあっさり退却

という盛り上がりも何もなく終わってしまい、ただでさえ戦闘が薄い今作の中でも飛びぬけて薄い回となりました。エリシオ何がやりたかったんだ…

 

結局、本来ならばもっと大切に描かなければならないテーマの簡略化、映画の番宣、ハロウィンを絡める、短い戦闘シーン。大味なのに加えて詰め込み過ぎて薄い回となり果ててしまいました。今回は失敗だったと言わざるを得ないと思います。

 

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次回はほうほう…とうとうペコリンが人間形態に変化するのですか…あんまり努力したって感じじゃなかったけど、きっと影ながら努力を積み重ねていたんだn…

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誰だッ!! 貴様ッ!!

 

今週のプリアラを一言で表現

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でも、今回はビブリーの超かわいいデレ顔が見れただけで眼福眼福

 

来週もキラキラル☆

 

【アニメ】キラキラ☆プリキュアアラモード!第36話「いちかとあきら!いちご坂大運動会!」感想

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大の大人がいきなりの土下座モードに流石のあきらさんもドン引きです…

 

さて、今回のお話をどう取るか…単純な見方をするならば、ディアブルの脅威がメインであり、比較的息抜き回だった気もするのですが、あきらの心情に目を向けるとなかなか面白い回だったと思います。

 

話の流れとしては、イチゴ坂の町内会対抗で行われる大運動会に、今年引っ越してきたあきらが町内会長を含む面々に請われて参加するのですが、彼女はみくを見舞った際に風邪を移されており競技の途中で具合が悪くなる…というものです。

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当の本人にすべての競技に参加させようとする中イチゴ坂チームの上層部もいくら何でも頼り過ぎでは、とは思いましたが、あきらは以前の感想でも書いた様に頼り頼られる味付けが為されているキャラクターですから、後半部の皆に助けれられる展開との対比になっているのは面白かったです。

 

あきら自身は前々からスポーツ万能であることが語られていましたが、今回具体的にプリアラメンバーの中ではダントツであることが表現されました。

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とはいうものの、ひまりは逆に運動音痴であることが明言されています(ドーナツころがしで実際あきらが勝っている)し、シエルとのチョコレート味勝負でも、最後のダッシュで早押しボタンがあるところまで駆けつけるのに勝利しています。直接対決としてはあおいとのハードルでの勝負がありましたが、これにも勝利を収めており、身体的能力最強であることが証明されてしまいました。

いちかとゆかりとは直接対決はなかったものの、いちかはあきらに大運動会の参加を請うぐらいで、自分はあきらよりは身体能力が劣っている、と宣言したようなものですし、ゆかりは元々競技には不参加でしたが、あきらがダウンした後に飛び入り参加しており、どうも彼女との勝負を避けていた節があります。*1

まあ、もっとも、あきらはゆかりを除けばメンバーの中では高校生という年長者ですから、当たり前と言えば当たり前なんですが。

 

さて、今回はあきらが自分なりの解答を導き出した回なのかな、と感じました。

あきらは元々、今回もそうですが、他人から頼られる存在であり、彼女もそれを良しとしている性格です。しかし、同時に皆から支えてもらっている存在でもあります。

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彼女の体調が悪い事をいちかに見破られて運動会をリタイヤした際にも、皆から「残ったメンバーであきらさんの穴を埋めよう」と奮起され、いちかに至ってはマカロン食い競争で一位を取る快挙を成し遂げました。結局、先回のキュアショコラ裁判回もそうでしたが、いざとなれば彼女の人徳が、皆の助力を得ることにつながる。

いちかに病気の事を隠していた点について「私たちに気を使った」と指摘されたことについて「それは違う」と前置きした上で「皆のために頑張りたいんだ」と言っていましたが、いちかに対して、祖母の家に一人引っ越してきて心細かった時に宇佐美家をはじめ町内に皆に支えてもらった事に感謝をしている旨を述べており、あきらなりに支えられている自覚はあったのですね。

象徴的だったのが、皆の活躍をベッドに寝そべりながら見ていて(このシーン自体はシュールでもあったが)付き添っていた祖母に「私、おばあちゃんの家に引っ越してきてよかったよ」と吐露したシーンであり、あきらはついに相互の助け合いの関係について悟ったのかな、と感慨深く見ていました。

 

後半はディアブルがまたしてもパワーアップして登場してきましたが、困った事にエリシオやグレイブが言うには無尽蔵に闇の力を増やすことが出来るようで、今回に至っては登場した段階で、前回闇化に耐性を持っていた水嶌がいちかの父親と喧嘩をおっぱじめたり、基本的に仲良しのゆかりの親衛隊までも争い始める、ペコリンまでダウンという迷惑ぶりです。そして、プリアラチーム変身後は人型に変化した挙句、プリアラメンバーを片っ端から闇色に染め始めるという、そろそろ本格的にヤバい感がプンプンです。

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最終的にはキュアホイップが闇に染められ動けないメンバーの中で、あきらの頑張りを無駄にしないという思いで、拘束解除。他のメンバーの次々と動けるようになり、最後はアニマルゴーランドでの決着となりましたが、やっぱりキュアホイップはキュアハッピー属性(根性属性)だなあ、と感じます。*2

浄化された後にディアブルはまだ自分は進化する、と宣いましたし、それを見てグレイブも「その力を自分のものにしてやる」と不穏な事を口走っていたので、敵陣営も一波乱ありそうな感じですね。

 

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最後はいちかに風邪が移るという、お約束なオチでしたが、看病に来たあきらに顔を近づけられた際、赤くなっていたりで、勘違いとは言え初恋の相手であるという影響はまだあるみたいですね( ´艸`)

 

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次回は…ほうほう。どうも映画とのリンクを考えている様ですが、果たしてどうなる事やら。

 

今週のプリアラを一言で表現

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なんかすっかりイチゴ坂になじんだビブリー様だが、考えてみると元々ここの住人なんだよな。

 

来週もキラキラル☆

 

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*1:ゆかりの場合、それが心情的な問題で対決したくなかったのか、あきらの体調をあらかじめ理解していたのか、本当に気まぐれなのか、この辺りが分かりにくい、というのはあるが。

*2:ここしばらくのピンクプリキュアが軒並み優秀だったのもそう思う原因かも。

【アニメ】キラキラ☆プリキュアアラモード!第35話「デコボコぴったり!ひまりとあおい!」感想

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普段から作法チェックをこんなに嬉々としてやっているかと思うと、あおいの苦労が偲ばれるぞ、水嶌ぁ…

 

さて、今回はひまりとあおいの掘り下げ回だった訳ですが、シエルを加えた六人体制になってからというもの、控えめな性格が災いしてなかなか目立つことがなかったひまりをメインに据えた回でした。

 

話の流れとしては、お菓子メーカーの新作発表会に立神家の代表として出席することになったあおいに、新作スイーツに興味津々のひまりが同行するものの、身分の違いも含めてあおいと自分があまりに違う事に懊悩する…というものです。

そして、今回は色々とひまりやあおいの事情が明らかになった回でもありました。

あおいの連れという事で、コネが作りたかったか分かりませんが如何にも質の悪そうな二人組の男に声を掛けられた際「自分の家は普通の家だ」とひまりが明言したシーンがありました。まだ、詳しい事情までは踏み込んではいないものの、意外なことにひまりが家庭について言及したのはこれが初めてであり、しかも家族が描かれていないのは未だに彼女のみなんですよね(いちかは両親、あおいは水嶌、ゆかりは祖母、あきらはみくと祖母、シエル=キラリンにはジュリオ=ピカリオが登場している)。まあ、いずれは出てくるのかな…とは思うんですがね。弟とかいそうじゃない? ひまりって。

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しっかし、ひまりがお嬢様じゃないってわかった瞬間、そんな露骨な態度取るかね、こいつら(笑)。よっぽど必死だったとしか思えんなー。どういう事情があったのかは知らないけど。

あおいに関しては、やっぱり彼女はお嬢様なんだな、というのを実感しました。

スイーツ発表会のクライマックスのシーンでひまりが自分勝手な参加者に押されたことが原因で発表された新作スイーツを滅茶苦茶にしてしまい、さらに悪いことにそこにディアブルが登場した事で彼女が他の参加者の悪意にさらされそうになった際、あおいはそこで反論するのかと思いきや、主催者の前で謝罪するという行動に出てひまりを救いました。

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悪意に捉われた主催者にまで罵詈雑言を浴びせかけられる中、ひたすら耐えながら謝罪する姿はなかなかいじましいものがありました。普段が活発で言いたいことはきっぱり言う性格だけに、意外な一面をのぞかせましたね。

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そう言えば、今回、ディアブルに対して「人が普段持っている悪意を増幅している」のではないか、とあきらが推測していましたが、そう考えると今回のパーティーの参加者の面々はあおいに対してそういう感情を隠していた、とも取れる訳で、現に「あれがバンド活動やスイーツのお店なんか出してる立神のお嬢さん…」みたいな陰口を叩かれいるシーンもあったため、少なくとも社交界に於いては奇異な存在として今の段階では捉えられている様ですね、あおいは。やるせないねえ…ひまりも「場違いなんだよ、貴様」と思われていたからこそ、ディアブル登場時にあそこまで責められたかと考えると、なかなか上手い演出だった様な気もしますが。

そして、今回のひまりの悩みについて。

あおいとあまりに違う自分について悩むひまりに対して、あおいはそんなことは気にしない、という態度で接し、更に対ディアブル戦で共闘した際に、あおいがひまりの事を大切である、と宣言した事により二人の仲はさらに深まる事になりました。

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今回のテーマは「凸凹な二人である」「でも二人には共通性がある」という水嶌が最後に二人の関係について語った事に集約しており、これはなかなか深かったと思います。

実際本当に親密な友人って、こういう関係が多いですよね。

あくまでも、自分の経験上の話ですが、本当に仲の良い友人関係というのは似た者同士では案外築けなかったりするものです。むしろ「なんでこの二人が」っていうパターンの方が圧倒的に多い。結局、なんでもかんでも似た者同士だと、どこかで同じ性質を持つが故に衝突したり、なんとなく同じ方向を向いているが故にちょっとした相違が原因で疎遠になったり、という事が起こりやすい。

むしろ、表面上(色んな要素がある。容姿、趣味、思想など様々だが)が全然違っても、友人関係を築く上でのどこかしらに共通性がある関係。良くある話なんですが、それを今回は「控えめなひまりと活発な(でもきっちりお嬢様もこなせる)あおい」という対比を用いつつ「好きなものには一生懸命になれる」という共通性で二人の仲の良さを表現した見事なシナリオでした。

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ただ、一度熱くなると喋りが止まらなくなるのは本当にOTAKU気質だよねえ、ひまりは(苦笑)。

 

さて、またしても敵はディアブルが出張ってきましたが、今回は単なる肉弾戦一辺倒ではなく、キュアカスタードを捕らえた際に、キュアジェラートに向かって「こんな奴を助けてやる価値があるのか」と精神攻撃もしかけており、封印が破れて力が増してくると、やはりノワール陣営らしさが滲み出てきました。

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序盤のシーンで脳筋タイプであるグレイブに「俺の部下にしてやろうか」と軽口を叩かれた際に、思いっきり「小物」呼ばわりしており、完全に力を取り戻すと相当ヤバい存在のようですね。

今回もアニマルゴーランドで一応の撃退には成功しましたが、アニマルゴーランドを破られるとしたらディアブルになりそうな雰囲気がひしひしとします。六人合体技が破られるとなると…新フォームかなあ、やっぱり。

 

 

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次回は…やはりあきらといちかが絡む話になりますか。この二人は意外と関係性が見出せないので、どういう展開になるのか気になりますね。

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というか、あおい応援団長、似合い過ぎやろ!

 

今週のプリアラを一言で表現

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かくして薄い本向けのカップリングがまたまた誕生してしまった…残るはいちかとシエル? そんなん元々やーん!(一人ツッコミ)

 

来週もキラキラル☆

 

【告知】

来週の日曜日は旅に出ているため更新は火曜日(10/17)を予定しています。申し訳ありませんがよろしくお願いいたします。ひまりさんも謝ってくれていますからなにとぞご容赦を~( ´艸`)

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【アニメ】キラキラ☆プリキュアアラモード!第34話「小さな大決闘!ねこゆかりVS妖精キラリン!」感想

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頭ごっつんこで入れ替わりって、また随分古典的な…( ´艸`)

 

さて、今回は…息抜き回…とはちょっと違いますか。シエルとゆかりの交流を描いたのが一つ。もう一つはゆかりの性格の掘り下げ、と言った感じでした。

 

冒頭でアニマルクリスタルと頭ごっつんこして入れ替わって猫化したゆかりでしたが、そのおかげか動物の言葉を理解することが出来るようになり、猫と妖精との間でちょっとした諍いが発生している事を知ります。

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実質今までボス扱いだった三ツ星にゃんこに請われて猫たちのボスの座に納まったゆかりは、イチゴ山にある池での諍いの原因をディアブルではないか、と推測。そこで、やはり諍いの事で妖精たちから相談を受けていたキラリンの仲裁の申し込みがあったため池に行ったものの、キラリン提案の仲直りのスイーツパーティー中にまたしてもディアブルの分身が出現。暗い感情を植え付けられた両陣営は一気に争いに発展してしまいます。

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って言うか、喧嘩の仕方まで古典的!( ゚Д゚)

ゆかりは一計を案じ、キラリンとのボス同士の一騎打ちの提案し、負けた方が言う事を聞くという条件を提示します。

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勝負そのものは最初はゆかりが勝ち、ゆかりは猫も妖精も出ていけ、という暴論を吐き一気に悪者になります。…あー、これ「泣いた赤鬼」ですねえ。

その言葉に一気に奮起したキラリンが猛反撃、ゆかりを崖まで追い詰めたものの、ここでゆかりはキラリンに自分が負けた後の取り成しを耳打ちし崖下に転落。しかし、舞台が池から移った事でディアブルの影響を免れた猫や妖精たちが、争いの虚しさに気付いて二人を救いました。

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このシーンは猫と妖精が手と手を取り合う、というメタファーにもなっていましたね。っていうか、波紋でも使えなきゃ、その助け方は出来ないZE!( ゚Д゚)

 

その後は池の暗黒化に失敗したディアブルがゆかり・シエルと対峙し戦闘になりますが、イチゴ山を遠くから見ていて異変に気が付いた他メンバーもすぐに参戦、その際にゆかり本体も駆けつけていたため、再度ごっつんこで元に戻り…それでいいのか! ゆかりさん!

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単独変身バンクでキュアマカロンになった後は、キュアパルフェとの連携拘束から、一気にアニマルゴーランドの決着となりました。ディアブルはキュアホイップ以下4人を軽々吹っ飛ばしはしたものの、二人の拘束攻撃をまともに食らって身動きできなくなるなど、強いは強いんですが、対処できなくはない、という描かれ方は徹底されていますね。

今回は色々ギャグ系のツッコミどころがあって面白かったですね。やっぱり、ゆかりはスタッフがやりやすいんかな、と感じます。

 

今週のゆかりさんについて

今回はシエルとの絡みがありましたが、冒頭の池で出会った際にシエルがゆかりに対して不信感…とまでは言わなくても「ちょっと良く分からない人」という感じで接していたのは面白かったですね。

これはゆかりが真意をはぐらかす言い回しをする性格が大きいかと思いますが、シエルはいちかを除く他メンバーとはあまり交流が描かれておらず、こういう回は決して無駄ではないと思います。現に今回共闘した事で少し彼女の事を理解した様な場面がありましたしね。

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あと、中盤の崖に追いつめられたシーンなんですが、劇的な演出がしたかったのもゆかりの計算のうちだったのでしょうが、あそこで何の躊躇いもなくわざと崖下に転落するあたり、実はタナトス(死の衝動)が強いのでは、と感じます。心理学的に感受性が強い人間ほどタナトスは強いと言われていますが、彼女が感受性豊かである事は今までも十分に語られていますし、ジュリオに追いつめられた際にもあっさり生を諦めた様なシーンもあり、普段の厭世感も含めてやはり少し危なげな感じが否定できません。闇堕ち詐欺回の時も、過去の自分を受け入れはしたものの、根本はまだ解決しておらず、大人の雰囲気だがまだ未熟、と言った所でしょうか。

また、意外だったのだが泣いた赤鬼パターンを自身で演出した事でした。要するに自己犠牲も厭わない性質を持っている事が今回露呈した訳で、これもタナトスと関連付けられる項目です。自己犠牲というとプリキュアシリーズでは最終決戦でキュアダイアモンドが自身ごとフリージングコフィンして敵の追撃を食い止めたのが衝撃度も含めて記憶に新しいですが、あれはあくまでも追い詰められた際の最終手段だった訳で、ゆかりのそれとは少し系統の違うものです。

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反面、自分は自分、という確固たる意志がある事も今話で強調していました。猫の体になった際もそれであっさり受け入れましたし、再度入れ替わってキュアパルフェに猫の正体を尋ねられた時も自分は自分だ、と言い切っています。昔のPCゲーム「マイト&マジック」で意志の強さを表す質問「汝に問う、お前は誰だ?」という質問の答えが「私」と入力しなければ進めないダンジョンがありましたが、なんとなくこれを思い出しました。コレ、プレイヤーの「名前」を入力すると不正解なんですよね。

強さと脆さを抱え込んだなかなか面白い戦士だな、と改めて実感しました。

 

ディアブルについて

今まで戦っていたのはあくまでも分身の様な物みたいですね。冒頭で分身を本体から飛ばしているシーンがありましたが、分身ですらプリアラチームをある程度苦しめているので、完全復活したらどうなるのやら…

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また、今回の騒動についても、猫と妖精を仲違いさせようと目論んでいたというよりは、単に清涼な癒し空間であった池を穢したかっただけで、猫妖精の諍いは副産物でしかなかった様なニュアンスで、存在そのものが穢れ、と言った感じですね。こういう敵キャラは珍しいかも。

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そして、最後のシーンで封じられていたガラスケース? みたいなものを破るシーンが挿入されました。それを見ていたグレイブですら少し慄いているように見えたため、完全復活後は幹部以上の働きをする可能性がありますね。

 

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来週はひまりとあおいを絡めるお話ですか。今回がゆかりとシエルがらみのお話だったので、そうなるとそのうちいちかとあきらがペアを組む話が来そうですね。

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っていうか、お嬢様衣装のあおいちゃんマジペロペロ(変態)

 

今週のプリアラを一言で表現

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でも今回一番ショッキングだったのは三ツ星にゃんこが喋った事なんだよなあ( ´艸`)

 

来週もキラキラル☆

 

【アニメ】キラキラ☆プリキュアアラモード!第33話「スイーツがキケン!?復活、闇のアニマル!」感想

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1年間謎の疾走感を貫いた素晴らしいアニメだったが、ここまで最終回に悲壮感がないのも凄いよな、ヘボット…でもニチアサの時間変更+ヘボット自体の最終回を「終わらない日曜日」に掛けたシナリオは上手かったとも思う。こういうのが伝説に残るアニメなのかもな。

 

と、ヘボット最終回に少なからず寂しさを感じているふらあそです(´;ω;`)皆さんおはようございます。

 

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さて、今回は前回ビブリーと和解して話としては一段落してからのビブリーがらみのシナリオが来るのかと思ったのですが、どちらかというと新しい敵・ディアブルのお披露目がメインであり、そこにスイーツとは何ぞや、という問いかけを加味した内容でした。

 

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ひまりが言い出したスイーツ=エンプティフードの概念は、なかなか難しい問題ですよね。プリアラメンバーは各々悩むことになりましたが、スイーツがなければ今の立場はなかったというポジティブシンキングで割とあっさり解決はしました。

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実際、世の中無駄な事が多いし、それがなくてはつまらない、というのは大人になればわかってしまう事なのですが、ここら辺で中学生高校生が悩むのは妥当な表現だったと思います。ちょっと立ち直り早すぎない? とは思いましたが。6人ものメンバーがいるという事がこういう皆に投げかけられたテーマを掘り下げる時にネックになるのは今作の弱点ですね。

 

前回の過去回も含めて、いくつか判明した設定がありました。

まずルミエルが活躍したのは、およそ100年前であること。そしてルミエルvsノワールの結末はわからないという事。妖精たちも「闇に囲まれていてよく見えなかった」という事で記憶がない、という事。

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そして、今回初登場の闇の獣ディアブルが「封印」されたと明言しています。あきらも推測で言っていましたが、ノワールの封印はある程度成功したが、ルミエルもただでは済まず、今では意識体となってイチゴ坂を見守っている、という解釈で(少なくとも今の段階では)間違いなさそうです。

ついでに言うとビブリーの年齢についても「秘密」とはいえ、見た目と実年齢が全然違う事も語られました。ジョセフばりのツッコミをあおいがしていたのは笑ってしまいましたが( ´艸`)

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そして、ビブリーはピカリオとは違ってスイーツを作ればキラキラルが発生する事が判明しました(正確には発生後のキラキラル黒化が起こらなかった)。正直言うと設定の不一致の様に思えますが、ここら辺はスイーツ作りのキラキラルに悩んでいたピカリオだからこそ起こった現象である、とか、ビブリー浄化のキラクルレインボーが前に比べて強力だった、とか補完して納得するしかないのでしょう。

 

●闇のアニマル・ディアブルについて

正確には初登場ではなく、前回ルミエルと戦っていた獣がコイツなんですね。

人間形態ではないという事もありますが、初めて戦ったプリアラチームでも対処できたこと、複数体になる事も出来ることから、どうにも幹部という印象は薄いです。

しかし、グレイブやエリシオからは「空恐ろしい」などとも言われており、優秀な戦闘員という立ち位置でしょうか。個人的には前作まほプリのデウスマストとその眷属の関係性に近い印象を受けました。エリシオからも「ノワール様の闇そのもの」の様なニュアンスで言われていましたしね。

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実力としては6人がかりの拘束を打ち破る、闇に紛れて見えない所から攻撃してくるなど、なかなかの実力です。封印されていた?影響か本来の力ではないようで、プリキュアアニマルゴーランドで浄化こそされませんでしたがかなり追い込まれました。

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更に出現するだけで、周りのキラキラルを奪い、人々に荒んだ心を植え付ける、という困った能力も持っており、本来の力ではない故にキラキラルを奪って回復を図ってもいるようで、しばらくは出張りそうな厄介なキャラクターです。幹部も含めてこれからの絡みが楽しみなキャラクターですね。

 

●クリスタルアニマルについて

冒頭で登場した騎乗型アニマルがゆるキャラマスコット化した姿。

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プリアラメンバーそれぞれの「個性」をキラキラルクリーマーを介して生まれた存在でもある為まだまだ謎がありそうですが、とりあえずは各プリキュアたちに懐いている様でなかなか愛くるしい。

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どういう理屈かは分かりませんが(鼻が利いた?)、今回は闇に紛れたディアブルの位置を見抜き、プリアラチームの勝利に貢献しました。騎乗型必殺技というとスマプリのペガサスがありましたが、あれは必殺技の演出以上のものではなかったため、今回のはどちらかというと前作のグミ精霊に近いものを感じます。

まさか毎回ディアブルが姿消し戦法を使うとは思えませんが、こういう厄介な戦法を使う相手に対する打開策という能力を与えたのは面白いと思いますね。同時に彼らがいなければプリキュアアニマルゴーランドも使用不可になるため、弱点を抱え込んだとも言えます。何にせよ、せっかくのプリキュアのパートナーなのですから活かしてほしいですね。

 

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さて、次回は…何だこりゃ? カオス回の予感しかしねえ!

 

今週のプリアラを一言で表現

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ええっと…クリスタルアニマルの色から考えて、結局キュアパルフェは緑枠って事でいいのかしらん?

 

来週もキラキラル☆

【アニメ】キラキラ☆プリキュアアラモード!第32話「キラッと輝け6つの個性!キラキラルクリーマー!」感想

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ここ最近のキュウレンジャーやヘボットの流れもそうだったけど、タイムスリップの流れがニチアサ的には来てるんですかねえ…

 

さて、今回はかなり盛りだくさんな回でしたね。ただ前々から当ブログでも指摘している「詰め込み過ぎ」を地で行く展開であり、正直言えば2回に分けた方が良かったのでは…という内容でしたが。

今回はいくつかのメインストリームがあり

・過去に飛ばされたことによる先代プリキュア・ルミエルとの邂逅

・ビブリーの過去と洗脳解除

・新アイテム・キラキラルクリーマーの出現と効果

と言った感じでした。

確かにそれぞれが繋がってはいました。過去に飛ばされたことを切欠にビブリーはノワールこそが自分を孤独にした元凶であることに気が付きましたし、ルミエルとプリアラチームとの交流が彼女たちの個性を認識させることになり、ルミエル自身も未来に全てを託す決意をして昔から大切にしていたクリーマーをプリアラチームに預ける決断をしました。大体、プリアラチーム及びノワールの命を受けて急襲してきたビブリーを過去の世界に飛ばした事自体、ルミエルの意思(ルミエルが眠っていると思しき祭壇から強烈な光が発せられ過去に飛ばされている)と考えられます。*1

 

プリアラチームが飛ばされた先は過去のイチゴ坂でした。

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詳しくは語られませんでしたが、モブさんの衣装から明治or大正時代あたりがモチーフですかね。

この頃のイチゴ坂はノワールの影響をかなり色濃く受けている様で、町の方々で諍いが発生しており、非常に暗い雰囲気になっています。そんな中孤軍奮闘していたルミエルを助ける形になったプリアラチームは彼女と交流を持つことになります。

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余り戦闘シーンが詳細には描かれなかったため不明瞭ですが、戦闘が得意、というよりはスイーツを作ってそれを振る舞う事で、ノワールのせいで難民になっている人々を元気づけることに注心している様で、どちらかというと癒し系のプリキュアだったようですね。白を基調としたデザインは看護婦・天使をモチーフにしていると思われますがそれもその性質の表れでしょうか。

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出会ったのは過去のルミエルですから、プリアラチームが過去に飛ばされた経緯や理由などは分からずじまいなのですが、スイーツ作りを共にすることにより、彼女らが持つアニマル型の結晶がそれぞれの個性を表している事に気が付き、アドバイスするのは先輩からの教え、という感じで王道ですが良い演出でした。

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一方その頃、ビブリーは自分が一人ぼっちになってしまった場面を目撃、それがノワールとその配下の化け物に襲われたことによるものであると客観的に見てしまったため、ついにノワールに利用されていたことを悟ります。ところで、ぶつくさ文句を言う性格こそ変わってなかったものの、先週洗脳状態であったビブリーは冒頭の戦闘シーンで洗脳そのものは解除されており、いきなりぶっぱしたワンダフルアラモードは一定の効果はあったみたいですね。

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しかし、上でも書いた様に詳しい時代は分からないものの、ビブリーがもしルミエルが活躍した時代に子供だったというならば、全然世代が合っていませんね。ルミエルの時代自体がそれほど過去ではない? それならいい所10年経つか経たないか、という事になり、あまり現実的ではありません。となるとノワール陣営の属すると成長が著しく遅くなるのか、それとも、途中まで封印状態で眠っていたのか(及び遅成長)。

プリアラチームが過去に戻る時に、ルミエルはノワールに対して最後の戦いを挑もうとしていました。その結末は分からないまま過去に行ったメンバーは現代に戻ってきたわけですが、つい最近までノワールの脅威がなかったこと、ルミエルが今はイチゴ山で意志だけの存在になっている事を考えると、倒すには至らなかったものの封印成功、ただしルミエルもただでは済まなかった…あたりが考えられる線で、黒化した過去のビブリーもこの時一緒に封印された可能性がありますね。

 

現代に戻ったメンバーがビブリーの説得をしている最中に、ノワールがビブリーを取り込もうと襲い掛かってきますが、圧倒的な力の前にピンチになった所にルミエル愛用のクリーマーがペコリンによってもたらされ、それが新アイテムキラキラルクリーマーに変化、6人合体新技発動からの勝利となりました。

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そう言えばちょっとツッコミなんですが、ビブリーを説得する際、6人で囲んでじわじわ包囲の輪を狭めるのはちょっといじめみたいで非常に見た感じの印象が悪かったです。まあ、愛する存在を否定され、その愛そのものも虚構だったと知って精神ボロボロ状態のビブリー視点でならば、実際いじめみたいなものだったのかもしれませんが。

 

キラキラルクリーマーについて

お父さんのボーナスの直撃を狙う凶悪アイテム。

6つのアニマル結晶にクリームを注ぎ込むことで、各プリキュアのモチーフになっている動物を召喚、それに騎乗し、今度はクリーマーに6つの力を注ぎ込むことで合体新必殺技を発動するというものでした。

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このアイテムの注目点は、恐らく本来ならばルミエルの変身のための起動キーであったであろうと予測できる点です。*2

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クリーマー自体はルミエルが昔から使っていた愛用の品であるという事を作中明言しましたし、過去の最後の場面で6人に未来を託す発言をしています。クリーマー自体を持ってきたペコリンは6人+ビブリーより遅れて過去から戻ってきており、変身の必要がなくなったルミエールから託された可能性が高いです。逆から言えばペコリンはルミエルの最期を見た可能性もありますが、そこら辺は語られるのかなー?

6人の個性を混ぜ合わせた合体必殺技をクリーマーを介すというのもメタな部分が濃くて面白いと思います。

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そしてスマプリ以来の久々の騎乗型必殺技登場ですね。ちょっとスイーツとはかけ離れた気もしますが、動物も今作品のファクターの一つですので、こういうのもありかと思います。ただ、演出はキラクルレインボーの方が正直スピーディーでカッコはいいですね。

何にせよ、かなり大きなものをプリアラチームは託されてしまったなあ、というのがキラキラルクリーマーに対する感想です。ただ、ルミエルの立場からしてみれば、未来の世界にもノワールは健在ですよ、と言われたわけで、いちか達プリアラチームを十分に見極めたうえで、全てを託したのでしょうし、それだけの希望が彼女達にはあると思ったのでしょう。ある意味継承シナリオでもあったんですよね、今回は。

 

次回はビブリーとは和解するようですが、ノワール陣営後遺症(スイーツを作ってもすぐ黒化)が話に絡んできそうですね。

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そして、闇のアニマルって…まさか闇のプリキュアでも来るのか!?

 

今週のプリアラを一言で表現

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闇堕ち美少女から、単なる美少女になってしまった…いいぞもっとやれ!

 

来週もキラキラル☆

 

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*1:ピンポイントでビブリーを巻き込み、逆に長老を省いているあたりもそれが色濃く出ていると考えられる。

*2:そういう表現はなかったためあくまでも予測ですが。

【アニメ】キラキラ☆プリキュアアラモード!第31話「涙はガマン!いちか笑顔の理由!」感想

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実はこの親子は最終回手前ぐらいまですれ違って会えないものだとばかり思っていたので、今回あっさりOPで再会できたのは少々意外だったりする…

 

まあ、先週の予告を見れば流石にそれはない、と分かるのですが、それでもいちかの母のイチゴ坂滞在期間は24時間にも満たない短いものに終わってしまいました。

 

さて、今週はいちかにスポットが当たった回でしたが、彼女の不完全さ、というかいつも笑顔でありながら落ち込んだ時のダメージの深さ、など明るさと暗さが同居している理由が語られました。

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それは母親がいちかに幼い頃に言い聞かせた「いつも笑顔でいることの大切さ」に起因していたのですが、それが「淋しくて辛い時でも笑顔でやり過ごす」といういちかの根本を作り上げる事になってしまい、延いては喜怒哀楽の感情のうちの哀の感情を無理に抑えつけてしまう、上の様な微妙な表情をする性質を持つという結果となってしまいました。

今回は母親のサプライズ帰国によっていちかが作ろうとしたケーキにそれが如実に表れてしまい、ペコリンやキラリンには「キラキラルが不足している」と指摘される様な失敗作が出来上がってしまいました。

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それが原因でいちかのネガティブ面が出てしまったわけですが、母親が彼女の心境を察して優しく包み込んでくれたことで、彼女の欠落していた感情が復活したのは良い演出でしたね。現にその後に作り直したケーキはかなり出来の良いものであり、精神的な成長を伺わせるものでした。ケーキを見たいちかの母が笑顔になっていたところ見るとキラキラルも豊富だったことが解ります。

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反面、キラキラルを操りそれを以て戦う今作のプリキュアは、精神力そのもので戦っているともいえる訳で、そこを攻撃する手段を持っている相手には苦戦する様なイメージがありますね。今回はグレイブが敵として登場しましたが、彼の様な脳筋タイプより精神攻撃を得意とするエリシオの方により苦戦している点もそれをよく表現していると思います。

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母親に甘えることが出来た事で吹っ切れたいちかの前に上記の様にグレイブが登場した訳ですが、彼が呼び出したろうそくとケーキ?がモチーフの怪物はそれなりに強力だったものの、最後にはあっさりワンダフルアラモードで爆殺、またしても尻尾を巻いて逃げる結果になりました。おいおい、どんどん株が落ちているぞグレイブ…

 

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最後に敵サイドが映し出され、ビブリーにノワールが直々に「最後のチャンスを与えてやる」宣言をして闇の力を注入、再び洗脳状態? みたいな感じになって今週は幕になりました。

 

いちかと母親の関係について

さて、こういう話になると、母親について育児放棄をして身勝手なのではないか」という意見が出てくるかと思います。

が、実はこれ、私事なのですが、ちょっと他人とは思えない関係性でもあります。

その観点で少し言わせてもらうと、こういう立場の子供から言わせてもらえば、そんなことは全く考えませんでしたね。

だいぶ昔に記事にしましたが私の父親は芸術家というヤツで、私の幼少期に8年間海外に修行に出ていました。それが故に母親は仕事に出ており主に祖母の家に預けられることになるのですが、それで両親に複雑な感情が生まれる事は特段なかったです。ただ、父が帰国した際には甘えていた記憶もあるので淋しい思いがなかった訳ではないのでしょうが。

何より、父親の事は凄いの一言(恐らくそのジャンルでは日本でも有数の一人だったと思う)であり、むしろ尊敬の念の方が強かったです。

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翻って、いちかも母親の仕事については誇りを持って尊敬している描写があり、彼女がグレイブをたまたま発見し、母親の見送りを蹴ってまでプリキュア参戦を選んだのは、彼女自身のやるべきことに対する「誇り」だったのでしょうね。

こういう親子関係がどうなのかは意見が分かれるのは重々承知の上ですが、この親子の意思の強さは尊重されるべきだと思うのですが。

 

来週は…先代プリキュアが登場ですか。

これまでにも先代プリキュアの登場した作品はいくつかありましたが、それは回想シーンであったり一時的なものであったりと、ゲストのような扱いが多いのですが(当然ではあるが)、予告で出た先代はキラパティの厨房にまで変身解除状態で出張っている場面があり、随分と主張が激しいというかなんというか。

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そして6人全員に謎の動物アイテムも行き渡り、それに伴い、各キャラクターの成長も描かれました。そろそろまた一つの節目を迎えそうですね。予告によるとキラキラルクリーマーというそうですが、新たな必殺技のキーアイテムなのかそれともフォームが変わるのか…新しい展開が待っていそうです。

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更にビブリーがプリアラチームと同行している場面も映し出され、なんか後ろからブスリといきそうで少しハラハラします。来週は目が離せんなー。

 

今週のプリアラを一言で表現

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番組終了後の映画の宣伝にまでシエルの熱いスーパー頭突き推し、ホント好き。

 

来週もキラキラル☆