いきなりボンネットバスで海に遊びに行くプリアラチーム。あれ? ボンネットバスって奥茨城村でしか走ってないんじゃないの!?*1
さて、今回は恒例水着回と思いきや、実はしぶとく生き残っていたビブリーをシエルを絡めて掘り下げるという回でした。
実際問題水着で遊ぶシーンは意外と短く、メインはタイトルにもある通り無人島に漂流してしまってからでした。
しかし…
移動店舗を巨大浮輪を使って水上コテージ代わりに使う→みんなが遊んでいる間に(ゆかりはお昼寝していた)無人島に座礁→浮輪破裂で戻れない→巨大浮輪を作ったキラキラる発生装置は空っぽ、冷蔵庫も完全に空→空飛べるシエル=キュアパルフェは空腹でキラリン化→詰む
どんだけ杜撰なんだ、お前ら!(笑)
そう言えば前々からちょっと疑問だったキラパティの地下にあるポットのキラキラルなんですが、あれはスイーツを作れば溜まる、という設定なんですね。
しょうがないのでキラリンの提案で島の中の天然素材を使ってスイーツを作ろうとするプリアラチームですが、その最中にキラリンしか登れない崖の上で意気消沈しているビブリーを発見します。
なんでもビブリーはジュリオ最終戦時の敗戦を受け、ノワールに合わせる顔がない、と傷心旅行をしていてこの無人島に流れ着いたそうですが、完全なガス欠状態であり、暗黒キラキラルがない状態だと人形巨大化も不可の様です。
その寂しそうな様子に感化されたのか、シエルはビブリーと接触しようと試みるのですが、流石にビブリーはあの性格ですし、拒絶されてしまいます。
一方その頃、残りのプリアラチームは天然の洞窟を発見、奥には天然の氷があったため、これを使ってかき氷を作ろうという話になります。というか、キラリン、かき氷を知らなかったのね…
かき氷で空腹が治り、シエルに再びチェンジ出来たキラリンは崖の上でビブリーにあった事を告白、かき氷を彼女にも食べさせてあげたい、と提案します。
これには長老が若干難色を示したものの、皆の了承を得てシエルは再び崖の上に…
ところで、今回ビブリーと和解しようとしたシエルですが、これはある意味上手い人選とも言えますね。実際、長老はシエルの提案について「彼女は今までキラキラルを奪ってさんざん悪さをしてきた」というのを理由に難色を示したわけですが、シエルはつい最近プリアラチームに入った新参であり、ビブリーに対して他メンツ程よりは悪感情は薄い気がします。ましてや、実の弟であるピカリオが姉に置いていかれてしまう、という孤独感が原因でノワール陣営についていた事、更に自分もノワールに見初められかけた事も考えると、理由はどうあれ寂しげな表情を見せていたビブリーを放ってはおけなかったのでしょう。
かき氷を持って再び現れたシエルに対して、ビブリーは恩を仇で返す様にキラキラルを吸収して人形を巨大化、シエルと遅れて駆けつけたプリアラチームを襲わせますが、巨大化人形は暴走してビブリーをも攻撃、ビブリーを防衛しつつ戦うという展開となりました。
暴走していたからか、はたまた、シエルの作ったかき氷のキラキラルが強力だったのか、6人がかりでも苦戦するなかなかの強敵でしたが、最後にはキラクルレインボーでの決着となりました。
まほプリの時も思いましたが、せっかくの合体技があるのに追加キャラの個人技に頼るのは正直うーん…です。今回は露骨にキュアカスタードから「パルフェ、お願い!」という単語まで飛び出し、自分の今よ!セーラームーン!恐怖症をいやでもくすぐりました。まほプリの時のキュアフェリーチェは最初から規格外の強さを持っていたのでまだ納得できる部分もあったのですが、ここしばらくの熱いキュアパルフェ推しにはちょっと辟易しているのが本音です。まあ、まほプリもそうでしたが、全員合体必殺技が来るまではこの流れなのかもしれませんね。
そう言えば、今回の戦闘の際、ビブリーが崖から転落しキュアパルフェがお姫様抱っこで救出したのですが、その際謎のペガサス型アイテムが現れました。これはキーアイテムになる可能性がありますね。シチュエーション的にまほプリのミトメールを想起しました。
最後は再度ビブリーにシエルがかき氷を渡すものの、受け取った瞬間にキラキラルを吸収、黒化してしまい和解には至りませんでしたが、いちかとジュリオの時と同じくビブリーは何となくつきものが落ちたかのような表情で去っていきました。彼女の動向はこれからも気になりますね。
そして、ビブリーについて。
今回で回想と言う形でビブリーの過去が語られましたが、詳しくは分からないものの、どうも子供の頃に天涯孤独の身である事の寂しさから、ノワールに付け込まれたようですね。
画面がモノクローム調であった事も手伝って、なんとなく戦災孤児である事を想像しましたが、まあ、余りにハードな事情は流石に表現はしないと推察します。
彼女がいつも抱いている人形・イルもノワールが与えたものだそうですし、イルはどう考えてもビブリー自身が腹話術を使用して喋っています。ノワールに対する偏執的とも言える愛情も刷り込みっぽいイメージが強く、皆が仲良くしていたりする姿や愛情を嫌悪する姿は見ていてシエルでなくても少しかわいそう…と思わせるものでした。
少し気になったのは最後のシーンでかき氷のキラキラルを吸収・黒化させて、イルを羽根付きにして抱きかかえられながら去っていったのですが、なんとなく彼女の意思でキラキラルを奪ったように見えなかった事でした。*2ノワール陣営に付くとスイーツのキラキラルを無条件で黒化させてしまう事はピカリオが過去回で言及していますし、今回の件で彼女なりに心境の変化があったんだろうな、と思えたのは良かったです。イルの暴走も個人的にはビブリーの変化が原因では…と思っています。なかなか魅力的なキャラなので、敵であれなんであれこれからもちょこちょこ絡んでくれると嬉しいのですが。
次回はほうほうあおいが憧れの人であるミサキと対決? ですか。
途中でエリシオの精神攻撃が来そうなので、ちょっと重い話になるかもですね。今回のシナリオもそうでしたが、ここからは各メンバーの精神成長がメインになりそうな予感がします。
今週のプリアラを一言で表現
何とか溜まったキラキラルで気球を作って帰路に就いた訳だが…どうしてお前らはそう波任せ、風任せみたいなものに進路を委ねるんだ!(笑)
来週もキラキラル☆
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