あのー、田中さん、そこまで有能だと、僕、逆に怖いです…
さて、10月に入っていよいよ後半戦となりましたが、まずはうたとカイトの関係性が大きくクローズアップされました。
そして、第36話ではリアルイベントとの連動、第38話のハロウィン回でのうたの意外な側面など、なかなか面白い試みもあって飽きが来なかったです。
うたとカイトの関係性について
うーん、うたは完全に惚れちゃってますね、これ。とは言うものの、前作ほどに露骨に好意を示した訳ではなく、第35話では遊園地でのデートを通じて、うたがカイトにはいつでも笑顔でいてほしいのだ、という気持ちに気が付き、第37話ではダークランダーになってしまった彼に対して「特別な人」であるとジョギに伝えています。
悪くはないですし、第37話では、この告白を契機に(まあ、あそこまで言ってしまえば実質告白と言っていいでしょう。当のカイトは怪物化のため聞こえてはいなかった訳ですが)強化フォームに目覚めるリボンを取得するに至りました。
そして、その37話の最後では、怪物化から浄化されたカイトがCアイドルによって覚醒させられた際に、彼女の台詞がうたのものと被ったため「君はひょっとして…」という、いよいよ身バレ? 身バレ? という場面で幕となったのですが、第38話での冒頭、彼は全国ツアーに出る事が明かされ、この件については有耶無耶になってしまいました。

正直言えば「えー( ゚Д゚)」。
このカイトの処遇については、ぶっちゃけ不満かなあ。とりあえず、答えを先延ばしにして、うたとカイトを遠ざけた印象です。これでは次に彼が出てくるのは最終回付近(もしくはクリスマス回前後?)かな?
正直これだけだとカイトをCアイドルのアイドルハートリボンスタイル覚醒のキーに当てはめただけに見えて、ここまで引っ張るキャラとしては何とも惜しい。かと言って、前作の様に明確に恋人関係として描くのであれば、出番が少なすぎるし、そもそも二人ともアイドル業である事を考慮すると、センシティブにもほどがある。
中の人が現役のアイドルさんだそうなので、ここもセンシティブさがあるし、スケジュールの都合もありそうですし、何とも難しい立ち位置になってしまった感はあります。
うーん、デパプリのマリちゃんみたいな立ち位置(毎回顔を出すという意味合いではなく同業の先輩としての役割)にした方が無難だったんじゃないかなあ~。でも、それだとうたのキャラ薄まっちゃうかもだし、なかなか塩梅が難しそう。物語が完結するまで、この二人の関係性の評価は出来なさそうですね。
カイトとジョギについて
第35話にて、カイトがかつての親友と遊園地に訪れたことがある事を語り、ジョギも出撃の際に遊園地に現れて「久しぶりだな」と漏らしましたが、第37話では、とうとうジョギの正体が、かつてのカイトの親友・カズマである事が明かされました。
で、筆者が第35話を見た段階で思ったのが「カイトって…本人なのか?」でした。少々、アンニュイな表情で親友の事を語るカイトには並々ならぬ事情がありそうで「本当のカイトはジョギで、親友だった現カイトが演じている…なんて可能性はないよな?」と思ってしまったんです。
勿論、これには理由があって、カイトって結構迂闊な行動が多いんですよ。グリッターの事を直接的な名前こそ出さなかったものの特定される様な事をラジオで言ったり、アイドルプリキュアのライブを変装しながら見た挙句、Cアイドルに見つかったり、この話でのデートの誘いもそう。
ぶっちゃけ言うとトップアイドルにしては自覚が足りない。で、考えたのが、上記。ただ、37話でそれはあっさり覆されましたし、筆者も前作のラスボスの様なフェイクをもう一回使うかは疑問だったので、あくまでも可能性レベルの話かな、ぐらいには思っていたのですが。まあ、少しおとぼけなところはあるものの、根っからの善人、で今はいいと思います。
さて、ジョギですが、正体はかつてカイトとともにアイドルの道を志した親友・カズマでした。海辺で歌っていた若き日のカイトと知り合い、そこまでアイドルの道に興味はあまりなかったカイトを引っ張り、ともにオーディションを受ける目標に向かって研鑽しあった間柄でした。しかし、やはりというかなんというか…オーディションの結果、アイドルへの道が開かれたのはカイト一人。それ以来、カズマはカイトの目の前から姿を消したそうです。
カズマ自身はちょっと自信過剰な言動が目には付きましたが、それも当時(恐らく小学校高学年~中学生)の年齢を考えれば若さ故の根拠のない自信の範囲かと思われます。彼が何故、ダークイーネの元でジョギとなり悪事を働いているのかまでは分かりませんでしたが、カイトへの嫉妬と己の未熟さへの絶望なのは大きな要因ぽいです。彼の今までのアイドル活動をやたらと貶めにかかる言動とも一致していますし。
そして、ジョギ=カズマの出現により、カイトはカズマがかつて自分をオーディションに誘った言葉「俺はレジェンドアイドルになる」を自ら実践し、そうであろうと踏ん張っている、と捉えるとなかなか味わい深い、というか人に歴史あり、みたいな感じでいいスパイスになったかと思います。この二人の関係性は和解(もしくは完全な別離)も含めて注目ですかね。
ただ、少し気になったのは、うた=Cアイドルがカイトに寄り添った発言をしていたのはいいのですが(カイトさんはあなたとの絆を信じているんだ)、カイトの介抱時に言った「カイトとカズマの絆は切れていない」という言葉。事情を深く知らない彼女が言うにはちょっと無責任かな、とは感じました。ジョギ自身もその様な態度は見せていた訳ではありませんでしたし。

この基本姿勢がジョギの逆鱗に触れなければいいのですが。
敵側の事情について
そんな言葉をCアイドルに投げ掛られて撤退したジョギですが、次話の敵側の幕間ではその言葉を反芻しながらイラついた態度を見せて、チョッキリーヌにツッコまれており、カイトに対しては愛憎相半ばするような描写がありました。
そして、正式に、チョッキリ団はダークイーネ直属という訳ではないことが判明。まあ、ダークイーネに帰属する「チョッキリーヌがリーダーのチョッキリ団」という下部組織、の方がネーミングも併せてしっくりきますしね。

第38話では、とうとう、ハロウィンの期間でプリティストアにて忙しそうに働いているカッティーとザックリーを発見したのですが、意外な事に特に咎める事もなく、むしろ二人が無事であったことを安堵している様子すら見せました。当然、声掛けもせずにその場を立ち去っています。
やっぱり、相当寂しい思いをしているっぽいですね。ハロウィンの存在を知らなかった事もあって、やはりキラキランドの妖精である可能性が高いです(プリルンも同様であったし、メロロンは人間界の本で知識を得た旨言っている)。ジョギの話もカイトが絡んでいる以上、時間をある程度割くでしょうし、そろそろ退場が見えてきたかな、と感じました。
後はこまごまと
第36話はリアルイベント
これと連携しつつ、主題歌を歌っている歌手さんのゲスト出演や、様々なスタッフに自分たちが支えられている事を自覚するキミプリメンバーなど、オマケ回であるにも拘らず、きっちり作りこんでいて非常に好感が持てました。
特にこの話のメインテーマであった、ライブのタイトル付けに、最終的にはライブ=自分たちの活動というものは自分たちだけで成り立っている訳ではない、田中さんやカッティザックリー、ファンの人たち、イベントスタッフまで、ありとあらゆる人間に支えられている、という思いを込めて「You&I=We're IDOL PRECURE」という連動タイトルにしつつ、この作品名そのものの由来にも触れるという、完璧なシナリオ作りでした。これはお見事でしたね。
ただ、SNS情報で知ったのですが、この話が放映された時にはリアルでのライブのチケットは完売で、ここから思い立って…みたいなことは出来なかったらしいですね( ´艸`)
第38話ではなながうたを支えている場面が多く、少し新鮮な感覚のお話になりました。
正直言うと、うたのジャックオランタン恐怖症は少々度が過ぎており、これで現れたダークランダーもジャックオランタン型だったという事もあってほぼ戦力外になってしまうのには笑ってしまいましたが、反面、キュアウインクの指示で目を瞑りながらグータッチを決めたと同時に、苦手をぶちのめした=一転、克服する、というのはギャグと言えばギャグなのでしょうが、やっぱり粗いかなー。



確かに、何かのきっかけ一つで苦手が克服されるというのは現実でもありますが*1、暴力で克服というのもちょっと乱暴が過ぎないかな、と。
…何か、毎回記事書くたびに粗い粗い、言ってますね、筆者。ただ、正直言うと、総評の際にはこの作品全体に漂っている「粗さ」については、もう言及するのは避けられないかな、とは感じているので。ただ、直上でも書いた様に、第36話のように非常に丁寧なシナリオもあるのですよね。
次回はお休みを一週挟んで初期にこころをダンス部に勧誘していた先輩の話ですか。そろそろメインキャラ単独回に入る期間だと思いますし、こころも大きく関わりそうなシナリオになりそうですね。

そして、え!? これ、確かダンシングスタープリキュアってヤツか!? こういうコラボは面白いと思います。物凄く評判いいみたいですし、これはちょっと楽しみかも。
今月のキミプリをかいつまんでナナメからバッサリ

お、おまえら…バナナの民!? バナナの民だったのかッ!?*2*3
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