ふらあそ!

ゲーム好き・漫画アニメ好き・自転車好き・鉄旅好き。インドアだったりアウトドアだったりのふらふら遊び人の日記帳、略してふらあそ!

【アニメ】キミとアイドルプリキュア♪ まとめ雑感〖2月号〗

あ、ななちゃん、君面白い子だね?(直球)

 

さて、では始めましょうか。

まずは今後のキミプリの更新についてエクスキューズです。

今作品については、いつも通りの雑感形式にて取り扱おうと思いますが、新形式として一か月単位での更新にしたいかと思います(今まではランダムだったし、話の流れを見て決めていた)。更新は当該月の最後の回が終わった次週中という形で予定しています。

正直言うと、まずは2月いっぱい見た感想として、あまり手ごたえは感じられなかったので…

最終月(来年一月)はいつものように毎回更新になるかと思われます。勝手を言って申し訳ありませんが、このような形態にて、今作の記事もよろしくお願いたしますm(__)m

 

まずは大まかな事情について

とりあえず、事情を説明する人物(というか妖精)としてキラキランドの女王・ピカリーが登場しました。要所要所でピカピカ光るなかなかお茶目な( ´艸`)方です。

うたがプリキュアになった事でポーチがプリルンから貸与され通信が可能になった訳ですが要約すると

  • キラキランドは妖精が暮らす平和な国。しかし突如ダークイーネと名乗る女性からの侵略を受け、国の中心部に位置し頭上に輝くキラリンリボンを真っ二つ(ちょっきんと表現されていた)にされて光を失ってしまった。
  • 光が失われたことで、住人たちは闇の水晶体に閉じ込められ、キラキランドは闇に閉ざされてしまった。ピカリーヌも闇の水晶体から意識体でうたとコンタクトを取っている状態。
  • キラキランドにはプリキュアの伝説があり、闇に閉ざされた時アイドルプリキュアが現れて、光を照らしてくれるらしい。
  • ダークイーネ率いるチョッキリ団の次の狙いは人間界であり、自分たちよりもまずは人間界を守ってほしい。
  • 怪物を倒した際に現れたリボン型アイテムを回収してほしい。
  • そしてプリキュアの正体を秘匿してほしい。秘匿理由はダークイーネは危険な存在のため、正体は知られない方が安全、というもの。

まずはキラキランドより、自分たちの身・世界を守りなさい、と言ってきたのには正直驚きました。詳細は不明ですが、地上世界を守る=マックランダーを倒した際に現れるリボンを集める事が、延いてはキラキランド復興の足掛かりなるのだとは思います。もちろん、それとは別に他者が自分たちのような目に遭ってほしくない、というローフルチックなものも含まれているのでしょう。

プリキュアの正体を隠すのもシリーズ恒例ですが、理由としては至極尤もです。というか、既存シリーズで近辺に類が及ぶ可能性を示唆したのって何気に初めてじゃないでしょうか。今回のテーマにアイドルという表舞台に立つ事象を扱っているからかもしれませんが。

全体的に大まかな流れとしては既存作との共通項が多いですが分かりやすくもあります。キラキランドのトップであるピカリーヌが、他人を気遣うことが出来るという事ですごく好印象でした。

 

咲良うた=キュアアイドルについて

第二話にて、自身のステージが動画サイトやマスコミ報道された際に浮かれていたのはちょっとマイナスでしたが、その後、油断してマックランダーにダメージをもらってしまい、舞い上がっていたことをいち早く反省したのは、それを帳消しにしてくれました。

ただ、第一話で、マックランダー生成に人間が使われていることは先刻承知だった訳で、その上で第二話のマックランダー登場時のあの浮かれようは、ちょっと頭あったか過ぎなのでは? とも思いました。少なくともマックランダーが現れた以上、人間一人は確実に犠牲になっている訳で。

第二話にして「自分は救世主なんだ」と覚悟をあらわにするのは、ピカリーヌの話を聞いていたとはいえ、なかなか新しい。なのですが、上で書いた性質故、これを覚悟ガンギマりと取るか、軽すぎる、と取るかは筆者は判断つきかねました。ただ、第4話にてなんでもそつなくこなしてしまう男性人気アイドル・響カイトを目の当たりにして嫉妬心を燃やした事を反省したり、いち早く切り替えて猛省する、というのは彼女のパーソナルのような気はしました。

それにかかってなのですが、普段のハイテンションと反省時の落ち込みのギャップ差は気になるところです。直近でも、ヒープリのひなたがこの側面を持っていましたが、彼女の場合は家庭に複雑な事情があった(ただし、完全には描写されなかった)事が察せられましたが、うたについては少なくとも現状環境にネガティブは見当たりません。元来の性質なのか、もしくは過去に何かあるのか。ピンク枠でこの性質ははぐプリのはなも持っていましたから、ちょっと注視していきたいな、と思いました。

 

蒼風なな=キュアウインクについて

第二話にてうたがキュアアイドルに変身しているところを目撃、第三話ではピンチに陥ったキュアアイドルとマックランダーにされたうたの妹・はもりを救うべく、逃げるのはもう嫌だ、という強固な意志を示して変身用のリボンを生成、二人目のプリキュアとなりました。

この子の根幹には、ピアノの奏者であるという事があります。

母親は海外でも活躍する高名なピアニストであり、なな自身も同世代間では抜群の演奏能力があります。

しかし、彼女自身はどうもピアノの演奏に倦んでいる様なのです。

コンクールに出れば、他の奏者の噂の俎上に上げられ暗い表情になり、その影響を受けてか痛恨のミス。学校の新入生歓迎会のピアノの伴奏を買って出たはいいものの、前日のコンクールのミスを引きずって練習時にミスをしてしまいます。

そして、心配してくれたうたと昼食を共にした際に、最初は父母を喜ばせたい一心で取り組んでいたピアノが、いつの間にか苦痛になっていた事を吐露。逃げたい、とまで言うほどに追い詰められていました。

しかし、彼女を励まそうとうたは自宅に連れて行くのですが、店内のピアノに飾ってあった写真を見て、幼少時に初めてのコンクールで緊張していたななをおまじないと称してウインクすることを教えてくれたのが、やはり同じ大会に出ていたうただと知ります。そして、うたの妹・はもりと連弾をするのですが、その時の表情はとても楽しげで穏やかなものでした。

スタプリのまどかにも似たような話がありましたが、要するにななはピアノの演奏そのものは好きでも、それで争ったり義務感が生じるのは嫌なんですね。

ただ、そこに至る過程をすっ飛ばして、わりかし重症状態だったのはちょっと唐突感は否めなかったかなあ。プリキュアへの変身動機に連弾をしたはもりが絡んでいたのは大きかったとは思うのですが、それで倦怠感を克服できているのだとしたら、ちょっと展開を焦り過ぎている気もします。まあ、後々ピアノ絡みのエピソードはまだありそうですけどね。

また、恐らくは彼女なりのスイッチングウィンバックと言うか、自身を鼓舞するためのルーティンであるウインクという動作にうたが絡んでいたのも面白かったですね。自身のプリキュア名になっているウインクがピンク枠主人公発祥だったというのは新しい。ピンク枠のキャラクターが皆を引っ張る、というのはこれまたよくある展開ですが、こういう過去の重大事項に本人たちが知らずに絡んでいた、というのは変化球かな、と思いました。*1

あ、変身バンクはかなりかわいいです。これは素直に美点ですね。

 

敵側に事情について

ずんぐり型のカッティーと痩せ型のザックリーが交互に(正し、1話から2話は連続でカッティーだった。これについてはザックリーも文句を言っている)出撃するパターンでしょうか。

標的にした人間の闇の部分を切り取って怪物を形成する、というやり方は変わっておらず、現段階では二人の能力的優劣はあまりないように見受けられます。

幹部たちが連続でプリキュアに敗北した事を上級幹部っぽいチョッキリーナが咎めるシーンがありましたが、強い口調で咎めた感じではなく、少し余裕があるようにも感じられます。

更にカッティーはどうも配信されたキュアアイドルやキュアウインクのライブをひそかな楽しみしている様な描写があり、組織としてはともかく、幹部の人となりは若干緩いようにも感じられました。

ただ、第4話にて、マックランダーを暴れさせた事を糾弾したキュアアイドルにカッティー「世界が暗闇になれば、犠牲になる人間はどうでもいい」とも言い放っており、和解できるのかと言われれば、現段階ではなかなか厳しい。それでも、ザックリーはともかく、カッティーは推し活に感化されている可能性があるので、まずは彼がどういう末路を辿るのかに注目したいです。

 

戦闘シーンについて

今の段階では、さほど苦戦しない、という印象ですが油断をすればその限りではなく、キュアアイドルは第二話で相手が倒れたことに慢心してはしゃいでいる最中に追撃をもらったり、第三話でも後を追ってきたななを庇った際に檻に閉じ込められるという失態を犯しています。

きっちり戦えば負けはしないが、均衡が崩れると危ない、そんなところでしょうか。キュアウインクが加わった第四話もやはり苦戦はしていません。

基本的に必殺技(あえてこう書く)アイドルグータッチでマックランダーを吹っ飛ばした後にステージオン、ライブを見せた後に浄化技、というのが流れですが、第四話ではキュアウインクの蹴りによる吹っ飛ばしでマックランダーが着席まで持っていかれており、どういう形であれ、ステージに吹っ飛ばせば勝ち、みたいな流れです。そのうち、ステージ着席だけでは抵抗される強化個体は出るかもですね。

基本的には攻撃がキュアアイドル、防御やサポートをキュアウインク、という形に収まっていますが、ウインク固有の必殺技(バリアがそれに該当しているかもだが)もそのうち出てくるのかな? 

ステージオンした際のピアノ演奏からの歌唱への移行はなかなか様になっていてエレガントです。

 

プリルンについて

なんか久々の困ったちゃん登場ですね…キュアアイドルのみならずキュアウインクのライブをネットに流出させたり、ななやカイトの前で動き喋る、これが特にバックグラウンドがなければ粗忽者で済みますが、ピカリーヌからあれだけプリキュアの正体を秘匿するように言われているのに、馬耳東風が如く、まるで聞いてない。

はっきり言うと、カワイイで誤魔化すには度が過ぎている。ピカリーヌが何故、プリキュアの秘匿を要請したのかを理解していないのでは、頭弱いとそしられても文句は言えないでしょう。

一つ気になったのは、なんでプリルンのみがキラキランドから脱出できているのか。キラキランドが闇に閉ざされた段階でそこに住まう妖精たちは黒い結晶に閉じ込められています。更に第二話では、カッティーから「お前なんか知らね(意訳)」発言されており、少なくとも敵側から重要人物(妖精)視はされていないようです。しかし、プリキュア変身用のアイテムをキュアウインク誕生時には付与していますし、キュアアイドルにはポーチを貸与していますから、単なる一妖精という立場でもなさそう。

キラキランド襲撃時に不在だったのか、特別な存在故結晶化しなかったor逃がしてもらえたのかは分かりませんが、少し掘り下げが欲しいな、と感じました。

 

他の面々について

まずは公式にてプリキュアになる事が明言されている紫雨こころが第二話で登場。しかし、クラス分け発表の会場をよそに掲示板に「キュアアイドル研究会」を立ち上げた旨のポスターを張っていく、という出演に留まりました。同話でうたの親友であるみことが研究会に入会しているので、そのうちみこと経由で繋がりが出来そうです。

第四話では重要人物と思われる響カイトが登場。海外留学が決まり活動休止状態のカリスマ男性アイドルであり、たまたま歌の喫茶店に訪れたことで縁を得ました。

何でもこなす完璧超人、といった感じですが、そのポリシーは

というもの。人気者特有の上から目線はなく、物腰も柔らかい好人物です。

うたが子供をあやしてながら歌を歌っている場面を目撃したことで、彼女に興味を抱いたらしく、第四話の最後では

と、自身のポリシーをうたに見出してすらいます。この話の流れでうたやななプリキュアであることを察していたかまでは分かりませんが、重要人物として関わっていきそうな雰囲気です。

そして、第四話最後に謎の男が出てきました。次回予告でプリキュアのマネージャーをやりたい、と言い出すそうで、一見普通の人間ですが、ネクタイにピンク色の音符があしらわれていたり、うた達を一目でプリキュアと見抜いたり、予告シーンでプリルンが懐いている(少なくとも肩に乗る事を許可している)等、キラキランド関係者の可能性もありますね。これは次回に注目したいです。

 

全体的には

やっぱり荒い、という印象は払拭できません。ぱっと思いつくだけでも、妹が怪物の核にされているというのに慌てた素振りを見せないうた、上記もしたようにななのピアノに対する厭世観、プリルンの迂闊な行動の数々、みことの唐突なキュアアイドル推し&研究会入り(たった一日で!?)、カイトが助けた老人が間一髪だったのを反省するうた(確か第一話序盤で出てきただけ。それほどの人物ならもう少し描写するべきじゃない?)、など枚挙に暇がない。

特に、妹のはもりが第三話にて怪物の核にされたのは、早すぎてびっくりしたのもそうですが、うたがあまり焦っていないのはすごく気になりました(変身後に「妹を返せ!」とは言っていたが)。普通は可愛がっている妹が怪物になったら、血の気が引くなり、激昂するなり、もう少し感情的になるでしょ。映画版にてマロの件で「許さない」発言したドキプリのマナとは対照的。

次回からはマネージャーが付くようなので、話を引き締めるのに一役買ってくれれば…と願います。ちょっと今の段階では心証あまり良くないです。

 

ここまでのキミプリをかつまんでナナメからバッサリ

…それが出来るのなら、キュアアイドルは中から破壊することもできたのでは?…( ゚Д゚)

 

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*1:最近ではトロプリのまなつとローラの関係性が、これに近い。