ふらあそ!

ゲーム好き・漫画アニメ好き・自転車好き・鉄旅好き。インドアだったりアウトドアだったりのふらふら遊び人の日記帳、略してふらあそ!

【アニメ】ひろがるスカイ!プリキュア第5~7話雑感

なんだと…ソラシド市は小田急線沿線だった…あれ? いや、でも待てよ、JRにもこんな車両なかったっけ? うーん、わからん!(乗り鉄なので車両の事全然詳しくないマン)

 

さて、いよいよ掘り下げ期間に入ってきましたね。まずは変身者二人を濃密に…という感じでしたが、所々、あげはやヨヨが絡んできているのが面白い。

 

ソラとましろについて

という訳で、この二人が友情を育んでいくのがメインの期間となりましたが、割と早い段階で二人ともべったりという感じですね。

既存というか、並みの作品であれば、ちょっと早急過ぎない? と感じるところですが、かなり特殊な環境に身を置いていた(らしい)ソラと、感性が一般人のそれに近いましろという組み合わせのおかげで思ったより違和感を感じていません。

というのも、ソラはどうもヒーローになるための鍛錬に明け暮れていたおかげで親しい友人というものを今まで得ておらず、ましろという友人が出来た事をとても大切にしていましたし、第6~7話でましろが学友たちと交流しているシーンがありましたが、全体的に常識的な付き合いに終始しており、逆から言えばソラは彼女にとって今までに出会ったことのないタイプの子なんですよね。

第5話では初めて出来た大切な友人を傷つけたくない一心でプリキュアとして戦う事を止めさせようとしたソラと、どうしても友人の事を助けたい、放っておけないという優しさを示したましろが対立してしましたが、お互いが本音を吐露してわだかまりが氷解。ましろとの共闘の覚悟をソラが決める流れは見ごたえがありました。

正直、穏やかな顔で「友達以外の言葉が思いつかない」と言い切ったキュアプリズムと、彼女の言葉を承けて変身後でも「ましろさん」と呼んでいたキュアスカイが「キュアプリズム」と声をかけたシーンは震えました。変身時のキュア呼びをこんな風に絡めてくる上手さもさることながら、早くも二人が一体になった流れが秀逸すぎます。

第6話以降は上でも書いた様にそんなお互いの事情もあってべったりし始めましたが、第5話の流れや、第4話までのソラの実直さ、ましろの優しさが存分に描かれていたため、なんか微笑ましい。特にソラの人間関係構築の不器用さは、これからのましろのフォローも含めて楽しいファクターになりそうです。

少し気になったのは、ソラがましろを過保護に共闘拒否した理由に、悪夢にうなされたから(戦っている最中に引き離されキュアプリズムのみ倒されてしまう、というもの)というのがあるのですが、正直言うと今の段階での戦闘に不安要素が彼女にあるとは思えず、そうなると、過去にそれを想起するようなトラウマがあるか、極度な完璧主義なのか。どちらも少しネガティブ要素になるかと思いますので、シナリオに絡んでくるのか注目してみたいです。

戦闘面に目を向けると、先回の記事でも書いた様に、やはりキュアプリズムが後方から飛び道具の支援攻撃、キュアスカイが接近戦からの打撃、というのがメインになりそうです。

キュアプリズムは一度放った飛び道具を敵の目の前で炸裂させ目くらましに用いるなど、中々侮れない戦術を使いますね。変身後の身体能力もキュアスカイと引けは取らないですし、第7話ではキュアスカイと同スピードで校舎の壁を走り抜けたりしていますし。

そう言えば、第7話ではましろ達が通うソラシド学園が戦いの場となったのですが、ランボーグが出現した際に生徒たちは逃げ出してはいたものの、戦闘終了後にひろプリチームの二人を女生徒たちが「かっこよかった」と言っており、戦いそのものは見られていたっぽいんですよね。

正直言うと、不特定多数が戦闘を目の当たりにしたという事は、この二人がプリキュアに変身している所は見られていても不思議ではないのですが、ここら辺の言及はなかったです。ちょっと無理あるかなー。逆の前作のデリシャスフィールドが如何に優れた設定だったのかが分かりました。

 

取り巻く人々について

まずはヨヨさん。ソラが学校に行きたがっている事を悟ってコネを使ってソラシド学園に転入させました。このソラシド市でも相当顔が効く存在の様ですね。ソラの転校初日、早速同級生たちが彼女を質問攻めにするのですが、その際に「ましろの家に居候している」と言った際に「あー、あそこ。楽しそう」と返されており、ヨヨさんはかなりの有名人ぽいニュアンスでした。

また、転校の手続きをさっさと済ませて目を白黒させているソラに対して「案ずるより産むがやすし」と言っており、(彼女にとっての)異世界に住み着いたことと言い、実践主義者であることも伺えます。

一応、ソラやエルちゃんをスカイランドに帰すための準備はしているようですが、かなりの手間がかかる様です。ただ、スカイランド探訪回は中盤あたりにありそう。

スカイランド帰還にかなりの時間を要する事を知って焦ったソラが強い言葉で早く出来ないのか、と言った際にも、実際はましろを戦いに巻き込みたくないが故である事を悟って「優しい子」だと評したり、ソラが転校時に出身地について瀕するという事を見越して先生に「スカンジナビア出身」であると事前に周知しておいたり、かなりの洞察力を持っています。これは戦闘シーンを鑑みるに孫のましろにも引き継がれているっぽいですね。

あと、ヨヨさんの口から、プリキュアとははるか昔にスカイランドを攻めてきた軍勢から姫の願いを請けて救った英雄として語り継がれた存在であることが語られました。しかし、同時にこの伝説は半ば失伝状態らしく、ここら辺に何か事情があるのかは今の段階では何とも言えません。

あげはは第6話で登場。

学校があるせいでましろと一緒にいられないモヤモヤに身を焦らしているソラに自分の伝えたい事を伝えるべき、とアドバイスし、その一歩を踏み出させるために彼女にメイクを施してあげました。

自分は男なので、メイクが大切な一歩を踏み出す一助になる、という感覚はイマイチピンときませんが、何かを変えるスイッチめいたものであるならば、もちろんアリなのでしょう。ソラは今までの経緯を考えるとそこら辺疎かったと思われるので、あげはの助力は的確だったと言えます。

ソラと街中で出会ったこと自体は偶然だったのですが、現段階ではまだソラシド市に引っ越してきたわけではなく、専門学校入学も少し先の様ですね。彼女はソラシド市に戻ってきてからが本番かな?

あげはの助言を一通り聞いた後、一目散にましろの元へ向かったソラの後ろ姿を見て「青春だねえ」と笑顔で独り言ちていましたが、大人の余裕か、はたまた過去に似たような経験があるのか。どちらにせよ、面白い立ち位置のキャラになりそうです。

 

敵側の事情について

もういい…カバトン、休め…

流石にもう限界が近づいてきていますね。ソラシド市で仕事をしながら日銭を稼いでいる描写があり、やはりアンダーグ帝国には帰還していないようです。

第5話では自分のエネルギーをかなり消費して強いランボーグを召喚、ひろプリチームを一時追い詰めましたが、普段ふくよかな彼が頬をこけさせるほどに消耗するものらしく、何回も使える代物ではないようです。挙句に新たな力に目覚めたひろプリチームの合体技・プリキュアアップドラフトシャイニングに為す術もなく浄化されてしまいました。

第6話では、ヘルメットを核にしたランボーグを召喚。モチーフが防護系統なだけあって防御力が高く、装甲が貫けなく最初は苦戦したひろプリチームでしたが、そのランボーグがセメント? の煙幕を張ってプリキュア側の視界を奪おうとするのですが、あっさり上空に逃げられそのまま合体技で浄化されてしまいます。

第7話でも最初の攻撃こそ当てはするのですが、二人にはまともに通ってすらいない状態で、今度は二人のスピードによる連携に全くついていけず自爆。

カバトン自身も言っていましたが、ランボーグの強さはそのまま召喚者の強さと直結しています。それでいて、ランボーグ攻撃の直撃でプリキュアサイドの装甲を貫けないというのは…もう個の力としても完全に劣っている事になってしまうのですよね、カバトンは。少なくとも現状、彼単身では何をやってももう無駄、とすら思わせます。ここまでの幹部も珍しいかも。

後は捨て身の全力攻撃に出るか、或いは本当に卑劣な策を弄するか…第5話では彼の無成果に業を煮やしたのか、声だけですが上役若しくは首領? と思しき女性にはっぱをかけられていましたので、そろそろ退場間近かもしれません。

自身の強さを誇示し、自分より弱い者をディスり、更なる力を求める。しかし、どうにも実力と言葉が釣り合っていない。何かカバトンには事情がありそうではありますが、退場までには明かされると思われるので期待していましょう。行っている事は結構悪辣ですが、割と憎めなさがあるので…

 

さて、次回は、虹ヶ丘家で飼われている鳥と、謎の少年にスポットが当たる回みたいですね。これは息抜き回ですかね(目を泳がせながら)。

 

ここまでのひろプリをかいつまんでナナメからバッサリ

あー、君、まさかとは思うけど、爪の伸び具合で調子を確かめるために定期的に切ってコレクションしてみたり、戦車型の超硬い爆弾を敵にけしかけたりする能力とかないよね?(^_^;)