ふらあそ!

ゲーム好き・漫画アニメ好き・自転車好き・鉄旅好き。インドアだったりアウトドアだったりのふらふら遊び人の日記帳、略してふらあそ!

【アニメ】ひろがるスカイ!プリキュア第4話「わたしもヒーローガール! キュアプリズム登場!!」感想

ソラシド市は山に囲まれた盆地の地方都市? 松本市辺りがなんとなくイメージだけど、こういう町いくらでもあるからなあ、日本は。でもこの風景はなんかモデルある様な気がする。

 

さて、ましろの変身、キュアプリズムのお披露目回でしたね。そして、重要人物と思われる聖あげはが登場しました。

 

話の流れとしては、突如虹ヶ丘邸を訪れた聖あげは。彼女はかつてましろとお隣さん同士の幼馴染であり、聖家の引っ越しを機に分かれ分かれとなっていたのですが、久しぶりの再会を果たし喜び合います。

あげはは保育士を目指しており、ソラシド市にある専門学校に転入してくるために帰ってきたのですが、その面接に付き合って学校の前で待機していたソラとましろは、カバトンが仕掛けたつまらない罠にソラが引っかかってしまい、ペンを奪われた挙句、ランボーグを召喚され拘束までされてしまいます。

エルちゃんを抱えていたましろはソラの頼みもあって専門学校の建物に逃げ込むものの、追い詰められ…というものです。

 

虹ヶ丘ましろ=キュアプリズムについて

とうとう変身姿が登場しましたね。パーソナルカラーは白という事になるのかな? 衣装のところどころにピンクが配されている事からピンク枠も兼ねている感じですかね。

変身のきっかけは自身の自信のなさをあげはに否定され後押しされた事。一般人であることが強調されたキャラクターですが、実際、カバトンに言われた「モブは引っ込んでろ(意訳)」に気圧されていたのも、実に彼女らしい。それにかけてあげはを見てからの自分が夢を持っていない=自分には取柄がない、というのが躊躇の所以になっていたのも実際の所一般人ぽい所でした。

そういう点ではましろはあげはに救われましたね。彼女はましろの美点に「優しさ」を挙げましたが、これを美点として褒めてくれる人はあまりいない。あったとしてもそれは清濁併せ持つことの方が多い。

割と最近の傾向として、過度の自己卑下を否定する流れがありますよね。前作のキュアプレシャスも自分が足手纏いになっているのでは、と悩んだコメコメを叱咤するシーンがありましたが、今回のあげはもましろの優しさを強さと認識した上で「それを卑下する事は友人として許さない」と諭してくれました。年の差はありますがいい友人関係ですね、二人は。

変身シーンもキュアスカイがかっこよさに振っているに対して、こちらは最大限の媚び可愛さを導入しており、イメージとしてはアイドルがモチーフなのかな? と思わせました。最後の決めポーズもちょっとあざとい( ´艸`)

戦闘シーンでは、最初は爆発的に上がった身体能力についていけず、目標であるランボーグの脇を猛スピードでカッとんでいったあと、近場のビルを足場にしてすぐさまターン。そのまま飛び蹴りをかますという、なかなか豪快なスタイルを見せましたが、その弾みで奪ったペンを手放してしまったカバトンからソラにそれを手渡させるために、彼女を拘束していたランボーグを飛び道具でたじろがせ、それを成功させます。

変身したキュアスカイが参戦してからはパンチのラッシュも浴びせましたが、どちらかというと飛び道具メインな戦い方をするのかな? という印象を受けました。浄化技・ヒーローガールプリズムショットも頭上高く掲げたエネルギー弾を相手にぶつけるもので、接近戦のキュアスカイに対して、遠距離攻撃のキュアプリズムといった感じですかね。

ただ、彼女自身の「夢がない」はカバトン乱入もあってこのシナリオでは棚上げになってしまったので、このテーマは後日取り上げらえそうではありますね。

 

聖あげはについて

んー。ちょっとわざとらしいかな、とは思いますが、公式では特に言及がないようなので、今の段階ではましろの幼馴染、という前提で記事を進めましょうか。

まずはましろと幼馴染ではあるものの、年の差は4つ…かな? ましろが中学2年生・14歳と仮定した場合ですが。しかし、姉妹というよりは本当に友人関係という感じで、実際本人も気さくで今風の言い方をすると陽キャ気質っぽいですね。

幼少時の引っ越しでの別れの際に、駄々をこねて家出をしたあげはをましろが探し出して連れ帰るエピソードがありましたが、その際に「ましろは悲しくないのか」という問いに涙をこらえながら「私が泣いたらあげはちゃんはもっと泣いてしまう」と諭されたのをましろの強さと認識しているのは、何より「等身大の友人である」という証でもあります。正直年の差4つというのは10代では結構大きく、学校の階級が基本的に変わってしまいますし(小学校のみ6年なので包括できるが)、流行等の世代も変わってしまうものですが、この二人にはあまり関係なさそうなのは微笑ましいです。

免許を取り自動車を運転していますし、このシーンはOPでも描かれています*1から、中学生組(ソラ・ましろ)とは立ち位置としては違うものにはなりつつ深く関わってきそうですが、彼女の性格の良さもあってあまり壁を感じさせないキャラクターとして接していくことになりそうですね。

あと、ランボーグにましろたちが襲われた際に、巨大な体躯のランボーグを見て咄嗟に専門学校の建物には入ってこれない事を悟ってエルちゃんを抱えたましろを誘導するなど、冷静な判断が出来るのも好印象でした。ただ、今回の件で、ソラ及びましろプリキュアである事は早速ばれてしまいましたね…まあ、彼女ならそれは気にせずに協力は惜しまないでしょうが。

 

ソラ・ハレワタールについて

今回は迂闊な行動が裏目に出てしまいましたね。前回の記事でも書いた通り、実直な性格が仇となってしまいました。

言語は通じるようですが、文字はさっぱり、という事で、一日に5文字ひらがなを覚えるという勉強を早速はじめ、それを使ってメモ取りを行っているなど、本当に努力は惜しまない良い性格です。

体力も町中にある小高い丘を難なくランニングで駆け上がっており、後からついてきたましろが悲鳴を上げていました。…尤も、これはソラが体力お化けなのか、ましろの持久力がないのかはちょっと微妙でしたが( ´艸`)

ただ、今回はカバトンが姑息な手段を使って、ソラの変身を封じた訳ですが、これは取りも直さず、変身されたら勝ち目はない、とカバトンは思ってもいる訳で、ここに加えてキュアプリズムまで参入してしまった以上、もうカバトン及び彼が呼ぶランボーグでは彼女らを倒すこと自体は不可能に思えます。ただでさえ、キュアスカイ単騎にも勝てていない訳で、こうなるとカバトン自体が何らかの形でパワーアップするか、本当に目的のみの遂行(エルちゃんの拉致)に突き進むのか、ぐらいにしかならない気もします。

あと、これは多分ヨヨさんが製作者視点の傍観者的立場だったからこその台詞だとは思うのですが、あげはが虹ヶ丘邸を訪問した際「運命がまた動き出した」と言うのですが、これは彼女にはある程度の未来が見えている可能性があります。しかし、第2話に於いて、彼女はソラの事を「なぜ彼女を選んだのか?」とエルちゃんに問いかけており、まるで、ソラが予定調和から外れたイレギュラーっぽい事を匂わせてもいるんですよね。深く考察するほどの台詞ではないのかもしれませんが、少し気にはなりました。主人公であるにも関わらず、ソラは今の段階では不思議なぐらい正体が割れていない存在なんですよね。

若干、ヒーロー的行動に対して盲目的な部分はありますが、そこはましろ=キュアプリズムがうまくカバーしていく事で更なるパワーアップが望めそうですね。それに掛けてなのですが。

 

次回はいよいよキュアスカイとキュアプリズムの合体技が飛び出すようです。しかし、ソラはあくまでも一人で戦う、とましろを遠ざける様なのですが…前作のマリちゃんの様にましろを巻き込むことを良しとしていないのか、或いは何か事情があるのか。

ソラの妙に思いつめた顔が印象的な次回予告でした。さて、どうなる?

 

今週のひろプリをかいつまんでナナメからバッサリ

糸目の状態で心の中でツッコミ入れるの、彼女のギャグ仕草の常套になりそうね。あ、ちなみに昭和でもそんな罠仕掛ける奴はほとんどいません(昭和生まれのおじさんのツッコミ)。

 

さて、二人目のプリキュアが参入した事で、まずは最序盤が終了した、と言ったところでしょうか。次回からは不定期雑感仕様に当ブログも戻ろうかと思います。なるべくマメには更新していくつもりですが、ご容赦くださいませ。

 

-------------------

 

*1:車がOPのものと同じだった。OPでは運転者の顔が光の反射で隠されているが、これは次回以降反射が消えそうな気がする。