ふらあそ!

ゲーム好き・漫画アニメ好き・自転車好き・鉄旅好き。インドアだったりアウトドアだったりのふらふら遊び人の日記帳、略してふらあそ!

【アニメ】艦これ ~いつかあの海で~ EpisodeⅦ「海上遊撃戦」感想

案の定、SNS上では見た事ない艦娘の話題で持ちきりになっていてワロタ。

 

さて、今回はメインが時雨改三のお披露目でしたね。ゲーム版では予告こそされているものの、実装には至っていない訳ですが、正直、アニメ先行は予想通り。ひょっとして次のメンテナンスで本実装かな?

 

話の流れとしては、散発的に作戦の成功を収めている佐世保鎮守府の面々ですが、敵勢力は未だに物量的には衰えず、依然辛い戦いが強いられていました。

しかし、全滅覚悟の輸送作戦を敢行していた完部隊が奇跡の生還を遂げ、それによってもたらされた資源で、海軍は大和を中核にした連合艦隊を編成して敵の大部隊を一気に叩く作戦を発令します。

その前哨戦として、敵の補給部隊を夜間に叩くべく、二水戦と最上の遊撃部隊が組まれるのですが、提督は時雨に一人その部隊から外れる事を命じます。

怪訝な顔をする時雨に、提督は彼女の更なる改装、時雨改三への改装を命じる…というものです。

 

まあ、それにしても、やっぱり進みが遅い内容ですかねえ。ゆっくりやるなら人物描写などをじっくりと、話を進めたいならもうちょっとスムーズに。ただ単に遅く感じるだけなんですよね、このアニメ。

目玉はやはり時雨改三のお披露目だったのでしょうが、それ以外の事となると、この頃には、戦況は複雑な要素が絡み合い、しかもそれを短く情報として提示するので、史実との絡みも含めて正直分かりずらかったです。

今回の遊撃戦が史実にあったのか分かりませんが(正し、最上が参加している段階で既にifのはず)、本来なら北号作戦を成功させ燃料をすべて大和に明け渡して自らは動けなくなった伊勢日向も作戦投入しようとしていた点からも、物語として史実からはかなりずれが生じているはずです。

かと思えば、次回予告では史実通りの呉空襲に流血している利根や青葉などが描かれ、この辺りは、結局局所的に運命に抗っても元通り修正されてしまうのか、提督が言っていたように「未来を変える事が出来る」のか、制作側の最後の回答に期待するしかないのでしょう。ただ、今話に限って言えば、時雨の第三改装がメインテーマだったのであれば、一話分かけてじっくり描いても良かったのでは? と感じました。

改装中にプールのような場所で身を沈めながら、今までの記憶を回想するシーンがありましたが、あれで何かを決意したのであれば、それに類する表現は欲しかった。もちろん、時雨の心情を慮ることは出来ますが、提督にかけられた言葉「過去は変えられないが、それをまっすぐ見つめる事で未来は変える事が出来る」だけで、青い彼岸花へのトラウマの克服や、西村艦隊の全員の想いを背負う事になるのかと言われれば…

結局のところ言葉足らず過ぎるんですよね。

今回は申し訳程度に提督が第三改装に時雨が抜擢された理由を語ってはいました(練度の高さ等)が、例えば、第三改装がどれほど大変なものなのか、凄いリスキーなのか、たまたま時雨に適合する艤装が開発でもされたのか、全く分からない。ゲーム実装への前予告というファンサービスなのは分かるんですが、第三改装という設定だけが独り歩きしている。

詰まる話、この作品全体が、何かにつけ様々な要素が独り歩きしているだけに過ぎないんですかね。だから全体的にちぐはぐに感じてしまう。西村艦隊、山城、時雨、雪風、矢矧、先回の爆雷、第三改装、今回登場した呉鎮守府の面々も散発的、金剛の身を案じる榛名を急遽出されても唐突感が半端ない。全て一見繋がっている様に見えて単に独り歩きしている様に見える。史実という過去に繋がりを求めても、それも所々ifが混じり込んで史実再現と運命改変が入り乱れてちぎれ飛んでしまっている。

これで次回どう決着するのですかね。

 

その次回は呉空襲に加えて、時雨や雪風までも流血しているシーンが流されました。その二つに焦点を絞ったとしても到底描き切れるものではない、と思いますが、いよいよ最終回。どうなるかを見届けましょう。

 

今回のいつ海をかいつまんでナナメからバッサリ

ちょっと昔の話なんですが…とあるTRPGのセッションに参加した際、ダンジョンの奥で狂った魔法使いの動物実験場に迷い込んでしまった時に、錯乱したとあるキャラクターが「きゅ、旧日本軍の人体実験!?」と絶句したのをなんとなく思い出しました。時雨が改装のための部屋に向かうシーン( ´艸`)

 

あ、あと予告なのですが、プリキュア感想の時に必ずやっている全話終了後の総評。当然、このいつ海でもやる事を考えていたのですが、ちょっとあまりにも書くことがないというか、厳しい言い方をすると総評にまとめるほどの価値はない作品と判断しましたので、次回の最終回の感想で最後にしようかと思います。故に最終回記事は少し総評めいた内容も含まれるかと思います。というか、今この記事書いていて、ちょっと総評めいてきたなあ、と感じたもので。

まあ、えーと…予定では最速で3/25でしたっけ? 遠い未来の話ではあるのですが、一応今からエクスキューズしておこうかと思います。では。