はい、カバトンさんに無銭飲食の罪が追加されました( ´艸`)。幼女誘拐に器物損壊に無銭飲食。これは炎上案件。
さて、今回はソラにホームベースが出来る&重要人物と思われるましろの祖母・虹ヶ丘ヨヨが登場しました。そして、ソラがヒーローに憧れる理由も語られました。
話の流れとしては、ランボーグの襲撃を撃退したキュアスカイ=ソラ。周囲の耳目を集めてしまったため、ましろは咄嗟に彼女を場から離脱させいったん自分の家に招きます。
虹ヶ丘邸にいたのはましろの祖母であるヨヨ。まだまだ状況が飲み込めず、しどろもどろにソラを連れてきた経緯を話すましろに落ち着いた様子でヨヨは彼女を招き入れます。
落ち着いて話を通した結果、お互いが異世界の人間である、と認識したソラとましろでしたが、すぐにでもエルを故郷に帰還させたいものの、その術が分からないソラに、ヨヨは虹ヶ丘邸の空き部屋を好きに使ってもいいので、ひとまず滞在する事を勧める…というものです。
今回も割と大まかな設定暴露に終始した回でしたね。今の段階ではカバトンが召喚するランボーグはキュアスカイに抗する力は持っていないようですし、ましろがプリキュアになる様子も今の段階ではないので、今作は(も)とりあえずのフルメンバーになるまでは時間をかけて描くタイプの様ですね。
ソラ・ハレワタールについて
いくつか判明した事がありました。
まずは年の離れた弟がいる事が彼女の口から語られました。第一話の導入で旅人の様な荷物を背負っていた点から、天涯孤独の線も考えていたのですが、少なくとも家族はどこかにいるようです。ただ、今回、戦闘での疲れが出たのか、ましろの家で自分の部屋で落ち着いた瞬間に寝こけており、これは寝れる時にすぐにでも寝れる、という旅人気質を表現しているようにも思えます。
次にヒーローに憧れる理由。これは比較的簡単で、幼い頃禁足地扱い(だったと思われる)の洞窟に侵入した際に得体のしれないものに襲われた(植物の蔓の様な表現だった)際に、剣を携えた「ヒーロー」に救ってもらったから、というものでした。
今出ている情報はそこまでで、そのヒーローの性別も不明ですし、洞窟の諸元も不明。あそこまでヒーローに憧れる、という事は言葉を交わした可能性もありますし、単純に危機を救われたことに対する憧憬(ヒーローが男性なら初恋からの発展、という線もある)かもしれませんが、英雄像をあそこまで神格化しているというのは、そのヒーローから心得の様なものを説かれた可能性は結構あると思っています。
彼女の旅人らしい雰囲気から、ひょっとして禁足地に入ったが故に故郷を追放されたのかも…と考えましたが、年の離れた弟を世話した経験がある、と言っていましたからこの線はないかな。
ただ、ヒーローの様な行動をすること自体が一種の強迫観念のようになっているのはちょっと気になる要素です。虹ヶ丘邸に居候する事が決まった際にはましろを姫扱いする騎士のような態度を取ったり、どの様な手伝いでも致します、と畏まったり、人間として好感は持てますがちょっと大袈裟に過ぎる。
変身後のキュアスカイは今回も安定のパワーを披露。自動販売機を核にしたランボーグが発射するペットボトル型ミサイルを次々と捌き、巨大化したミサイルをがっちり受け止め、これを振り回してランボーグにお返しした挙句、スカイパンチで決着。
そう言えば、前回の記事でスカイパンチは浄化技っぽくない、と書きましたが、よく見ると炸裂後に敵が石化したような演出が入った後に光に飲み込まれていますね。まあ、浄化なのかな。ただ、テリーさんのバスターウルフ張りに凄い勢いでカッとんでいく演出とともに殴られるのはどちらにしても痛そう(笑)。
虹ヶ丘ましろについて
なんか良くも悪くも普通の子ですね。常識的ではありますが、ことプリキュア世界では、ツッコミ役の面白枠にされがち。ソラが天空から落ちてきてからの一連の騒動にわたわたしているのも一般人っぽい。
ソラはエルを守ってくれたことと、とりあえずのソラシド市での拠点を与えてくれたことで騎士の様に彼女に礼を尽くしていましたが(時代劇かな? と言っていましたがどちらかという騎士道だよね、あれ。こういう所もちょっとおとぼけ入っていて可愛い)、彼女的にはどちらかというと上下関係ではなく、友人として仲良くしたい、といった感じでしたね。
キュアスカイにお姫様抱っこで避難させられた際には少し照れた様子も見せていましたし、彼女自身も言っていましたが、ソラにとって幼少時に出会ったヒーローが彼女にとってのヒーローであるのと同じように、ましろにとってはソラこそがヒーローになりました。
悪い言い方をすると、ソラはまだまだましろ、というよりはこの世界そのものに距離を置いている感じがあるので、そこをどこまで詰めていくのか、そこにましろがどこまで大きく関わるのかが注目点でしょうか。恒例となりつつある衝突回は二人の性格の相違を鑑みてもありそうな雰囲気ですが、ましろみたいなタイプは怒らせると手が付けられなさそうでもありますよね。
最後に前回破られてしまった手帳がソラにとって大切なものだった事を知ったましろが彼女に新しい手帳をプリティホリックで購入しプレゼントする引きはとても尊かったです。ソラにとっては大切な品になりますよね、こういうの…
虹ヶ丘ヨヨについて
怪しいいいいいいいいい!( ´艸`)
いや、登場した時の落ち着いた態度からスカイランド関係者なのはなんとなく察することは出来ましたが、たったの一話でここまで暴露してしまったのは逆に意外でした。
- ソラが異世界から来た、と言っても驚かない。
- ましろに頼んだ買い物の品目の中に干した蛙がある。
- 遠見の鏡を使ってソラやましろの様子を見ている。
- そもそも、ソラが来ることを予見していた節がある。
- エルをプリンセス・エルと呼ぶ。
- 何であの子(ソラ)をプリキュアに選んだのか、とエルに語り掛けている。
まあ、スカイランド関係者ですよね。ここまで来たら。逆から言えば、ましろはスカイランドの血を引いている可能性が濃厚になりました。尤も、スカイランド自体がまだまだ未知数な世界ですから、実際のところは分からない事の方が大きいのですが。
虹ヶ丘邸で朝食を振舞われたソラが焼き鮭に感動するシーンがありましたが、少なくとも鮭は初めてでも「魚」という認識は持っていたので、ソラがいた世界は少なくとも川or海はあった事になります。そもそも、異世界=スカイランドとも限らない(異世界の中の浮遊した小国の一つにすぎない可能性もある)ので、ここら辺はおいおい追っかけていく事になるのでしょうかね。
敵側の事情
一応、公式HP情報で敵側の勢力はアンダーグ帝国というそうですね。
幹部・カバトンは今回もソラらに名前を間違われて憤慨するなどコミックリリーフ色が強かったです。ランボーグが浄化された際に腰を抜かして逃げ出すのも前回同様。
ランボーグは核となった無機物(今回は自動販売機)に地面から出てくるオーラを纏わせて形成させている感じで、スカイランドの天空に対して、地のイメージなのかな、という感じです。
ただ、ランボーグは今の段階では何か目的(やる気を奪う、とか)がある訳ではなさそうなので、ソラシド市で暴れさせる理由がないのが少し気にかかります。今回はプリキュアを邀撃するために召喚しましたが、エルちゃんの奪還をするにしても、単純に怪物暴れさせても騒ぎを大きくするだけの悪手でしかないと思われるのですが…
そう言えばカバトンがしれっと今回も出て来た訳ですが、これ、アンダーグに帰れなくなったのか、ワープゲートで自在に行き来できるのかちょっと分からないですよね。今回、無銭飲食を働いていたところを見ると、空腹故の犯行とみる事も出来るので、そうなると、帰還できなくなっているのかしらん? 実際、そういう間抜けっぽさがあるキャラですしね。
次回はエルちゃんが長い間父母に合えなくてぐずるみたいですね。
ヨヨは粉ミルクもおむつも用意していた点と言い、エル自身と何か関連があるかもしれませんし、この世界での常識をまだまだ知らないソラだけでは心許ないでしょうから、ましろの活躍にも引き続き期待したいですね。
今週のひろプリをかいつまんでナナメからバッサリ
ヨヨ…ヨヨ…?? ぐわあああああああ! なんだ…頭が…頭が割れる様にイタイィィィィィィィ!(絶叫)*1
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*1:純愛過激派も難儀だな(某所の結月ゆかりさん風に)