ふらあそ!

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【アニメ】デリシャスパーティ♡プリキュア第29話「おいしいパラダイス!レッツゴー!クッキングダム!」感想

その謎の呪文、ゆいなら可能なのでは…と思わせてしまうのが何ともモニョる(笑)。

 

さて、今回は後半戦への布石打ち、というか設定をある程度まとめて暴露した回でしたね。ただシリーズの恒例的な何かの探索であったり、新たな目的であったりというカルマは提示されていなかったので、クッキングダムを訪れた事によって心機一転、といったところでしょうか。少し判明した事を整理してみましょう。

 

  • クッキングダムに行く理由は前回予想通り、捕縛したナルシストルーの連行。それに加えて、成長し力が増した今のコメコメならばクッキングダムへのワープゲートを短時間とはいえ開くことが可能。
  • クッキングダムはおとぎの国チックなメルヘンな情景。至る所にレシピッピが飛び交う。方々が食にまつわるもので構成されているが、これはホカホカハートを加工する事で成立しており、この技術を他の世界に持ち込むことは不可能らしい。

  • ナルシストルーはあっさり城の衛兵に引き渡される。この後どういう扱いになるかは分からないが、後述する王様の性質も考えるとあまり厳しい沙汰はなさそう。とりあえず、彼はここでいったん退場か。

  • 王様・女王はフランクでかなりののんびり屋なイメージ。到底王族に対する接し方ではない態度を取ったゆいらんも不問にしているどころか元気な子を見守るかのように笑顔で接している。というより、ゆいらんは少し目上に対する言葉遣いは考えた方がいい( ´艸`)
  • 別項目で後述するがフェンネルの人となりはかなり判明。
  • ナルシストルーが持っていたスペシャルデリシャストーンは良く出来た模造品。ただ、模造品を作るに至ったオリジナルの存在と、模造品であれ、オリジナルに匹敵する(であろう)力を有しているのは大問題。

  • フェンネルプリキュア達の案内役としてクックファイター見習いのセルフィーユを宛がう。クッキングダムの名所をいろいろ紹介しプリキュア達と仲良くなったところで、彼女(いや、彼かも。性別については言及されていなかった上、割と中性的な容姿だった。一応、記事内では女性として扱う)は見習いから正規のクックファイターになる際に受ける試練を極度の怖がり故にクリアできていない悩みを吐露する。

  • クックファイターは現在99名が在籍しており、各々の任務にあたっている。デリシャストーンはクックファイターの証であり、正規に採用された際に授与される。スペシャルデリシャストーンを持つのはフェンネルとマリちゃんのみ。マリちゃん、実はすごく偉かったのね…
  • 一方、敵側はセクレトルーがクッキングダム城内に模造デリシャストーンの力を使ってワープゲートを開いて侵入。怪しんだ見張りを催眠ガスで眠らせ衛兵に化けて城内潜入を果たす。
  • セクレトルー、適当なところでレシピッピを三体強奪。当然、プリキュア達やフェンネルたちは気が付くのだが、セクレトルーは変装しているため、まんまと城を脱出。しかし、運悪く(運よく?)偶然とぼとぼ歩いていたセルフィーユにぶつかった際に変装がはがれ正体を看過されてしまい、Gウバウゾーを召喚。

  • 戦闘はGウバウゾー優位で進むが(プリキュアが炒められてる!( ´艸`))、セルフィーユが勇気を振りしぼってプリキュア達を救出に向かう。その様子を見ていたフェンネルは咄嗟にデリシャストーンを彼女に貸与。その力でGウバウゾーに隙を作らせプリキュア達は脱出に成功。一気にライトマイデリシャスで決着。
  • セルフィーユは悩みを打ち明けた際、あまねから助言を受けていた。怖くて動けない時は自分の護りたいものを思い浮かべる事。そして、そこから一歩踏み出す事。怖いのは最初だけ、という事。この助言のおかげで彼女は発奮して勇気を出して一歩前進したわけだが、これ、あまねの今までの経緯を考えるとなかなか胸が熱いシーンね…

  • ともあれ、デリシャストーンの力を引き出せたことによって、セルフィーユは無事正規クックファイターとして認められた。あれ? 記念すべき100人目じゃないか( ´艸`)。でも、さりげに本来の試練は無視してしまったね(苦笑)。飛び級だな。
  • 今回の件を受けて、王は警護のさらなる強化を指示。コメコメの残りパワーも少なくなってきたこともあって、デパプリチームは一旦自分たちの世界に戻る事に。

  • 最後にワープ空間の中で他のプリキュア達(スタプリ・ヒープリ・トロプリ)が戦っているヴィジョンを垣間見る。これは映画の番宣も兼ねたサービスかな? 一応今話は映画版より前という時系列になると思われる。

 

気になった点をいくつか

まずは敵側。

スピリットルーは機械的な喋り方になり、とりあえず再設定が為されたような感じでした。少なくとも、ナルシストルーが作った人格ではなさそう。今話では出番はほぼなかったですが、まったくの別人格としてプリキュア達の前に立ちはだかりそうですね。

分からなかったのはセクレトルーの行動。

ワープゲートを使ってクッキングダムに潜入したまでは良かったのですが、人間界でも可能なレシピッピ強奪を仕掛けた挙句、最後は発見されてヤケクソの様にGウバウゾーを暴れさせただけ。

もちろん、常時レシピッピが漂っているクッキングダムの方が、人間界でレシピッピを探索するよりは強奪が容易でしょうが、仮にもクックファイターが複数人いるこの国に潜入してまでやるにはあまりにリスキー。*1

せめて、ナルシストルー奪還あたりが目的にあったのならば、潜入理由としては申し分なかったのですが、途中で“おもむろに”レシピッピ強奪を行った点と言い、それを攪乱のためにやったというのならばともかく、変装状態のまま城の外に出てしまった点と言い、少なくとも潜入目的が彼絡みだったとは思えません。

能力としては相手を眠りの雲に包んで催眠状態にする、というものがありましたが、これもセルフィーユに正体を暴かれた際に咄嗟に使えばよかっただけの事。少なくとも見習い状態の彼女が抗えたとは考えにくい。

結局、いらぬ騒ぎを起こして、クッキングダムをより警戒させただけなんですよね。

尤も、クッキングダム王は警戒を強化する、とは言っていましたが、相手側がワープゲートを使用して自由自在に出現する事が可能ならば正直あまり機能はしないですよね。どうにもクッキングダム王はのんびり屋が過ぎるし、ブンドル団もあまり賢く立ち回ってはいない。ジェントルー離脱やナルシストルー捕縛もそうですが、なんか行き当たりばったり感が拭えないんですよね。どこまで今回のクッキングダム潜入が布石になっているかは今後次第でもあるので性急な結論は避けますが、そろそろ敵側も締めていってほしい気持ちはありますね。

味方サイド。

フェンネルについては、まずは生真面目でお堅い人物像ですが、王に無礼な態度を取ったゆいらんに対しても不問に付していますし、ある程度は柔和な部分もあるイメージでしょうか。

セルフィーユをプリキュア達のお付きに付けたのも、彼女が極端な怖がりであることを心配して、彼女たちから何か学ぶべきものがあれば…という親心のような感じを受けました。実際、それは功を奏したわけですし、彼女の成長を見届けた上で躊躇なくデリシャストーンを貸与しましたし。

模造デリシャストーンのマリちゃんの推測についても首肯し、これを量産出来る可能性を危惧するなど思慮深いところもある様です。ただ、敵がこれを量産できるという事は元になったオリジナルが敵の手に渡っている可能性は否定できんのだよな…

マリちゃんを除けば国内で唯一のスペシャルデリシャストーン持ちという事で、クックファイターのまとめ役でしょうし、冷静ながらも高潔な人物という印象を受けました。

シナモンについては良い感情を持っていないようですが、マリちゃんが彼が起こした事件は冤罪かもしれない、と言った際には驚いた表情を浮かべており、この三人はただならない関係性にありそうですね。そう言えば、シナモンが持っており、現在は拓海に譲渡された(と思われる)デリシャストーンはスペシャルデリシャストーンなのですかね? ちょっとその辺りも伏線としては気になります。

紋平がもしシナモンでフェンネルやマリちゃんと同格であるならば、スペシャルデリシャストーン持ちだった可能性がありますし、普通のデリシャストーンを持っていた可能性もあります。*2ブラペもどういう形であれ、クックファイターであり十分に巻き込まれているわけですし、これからどのようにプリキュア以外のクッキングダム陣営と関わっていくのか楽しみでもありますね。

 

次回は…これは息抜き回かな? 町内の屋台グルメ大会に出場して優勝を狙う様ですが、絵面的にはマリちゃんメイン回なのかな? うーん、ちむどんどんしてきた!(奇しくもこれ書いている日に最終回を迎えたけどねッ!)

 

今週のデパプリをかいつまんでナナメからバッサリ

おかず池…うちの近所に出来ませんかね? 引っ越してこの方、イマイチいい総菜屋が周りになくてほとほと困っているのよね…(切実)*3

 

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*1:例え、マリちゃんやプリキュア達が訪問していたことを知らなかったとしても、だ。

*2:この場合、拓海の譲渡されたデリシャストーンがスペシャルかノーマルかは定かではなくなる。特にデリシャストーンとクックファイターが唯一無二のつながりを見せる存在だった場合、父親のデリシャストーンとは別物の可能性がある。

*3:前に住んでいたところが砂町銀座に自転車で20分で行けたの、マジで恵まれていたんだな…