ふらあそ!

ゲーム好き・漫画アニメ好き・自転車好き・鉄旅好き。インドアだったりアウトドアだったりのふらふら遊び人の日記帳、略してふらあそ!

【アニメ】デリシャスパーティ♡プリキュア第15~16話雑感

とりあえず、思った事なんでも口走っちゃうような奴は、年齢重ねるごとに苦労はするぞ(苦笑)。

 

さて、この期間は予想通り、ここねとらんの掘り下げとなりました。ここねはまだまだ対人関係の慣れが出ていないが故のパニック、らんは自身が変わり者である事の葛藤が描かれましたが、順調に前進を続けており、むしろそれの導き手をゆい(及びマリちゃん)がしているという感じです。

ピンク枠のキャラが皆を引っ張っていく、と言うのはシリーズではよくある、どころか最早鉄板となりつつありますが、このポジションにある程度完成された人物が来る、というのは結構変化球パターンかもしれませんね。まあ、ゆいもまだまだ先が見えないキャラクターなので、今後にも注目でしょうか。

 

第15話:ここねの事情について

ここねの心理に一歩近づいたのと同時に、彼女の普段の身の回りの世話をしている執事(?)の轟さんとの関係性にスポットが当たりました。

 

話の流れとしては、校内の食堂が使えなくなってしまい、翌日のお昼がピクニック形式になってしまったここね達のクラスなのですが、最近近寄りがたい雰囲気が和らいだこともあって、ここねはクラス中の人間からランチを一緒にしたいと誘われてしまいます。

生真面目な彼女の事、失敗するわけにはいかない、と気合十分で臨むものの、当日、行列まで出来てしまった参加希望者を次々捌く事になってしまい、しまいにはまだコミュニケーション能力に疎い事もあって混乱、挙句に奇行まで行ってしまい、散々な目に…

すっかり落ち込む彼女でしたが、先日らんに教えてもらったSNS投稿者・ソロもぐちゃんがひょんなことから轟さんであることが判明し…というものでした。

 

意外とネガティブ部分は出ませんでしたね。空回りして落ち込む姿は合ったものの、ゆいや轟さんが「食は楽しんでこそなんぼ(意訳)」と教唆してくれたことで、一緒に楽しんでくれるデパプリチームとの絆をより深めていく内容でした。

ただ、この話はその上で、彼女は八方美人的に満遍なく人付き合いするより、少数の親しい友人を得た方が幸せなタイプかな…とは思いました。まあ、自分も後者タイプなので気持ちは分かる。

轟さんの若い時の一時期、食を疎かにしていた、というのは現実でも良くある話ですよね。というか、絶対に良くない。食はどんな形であれ楽しんだ方がいいに決まっていますし、逆にここが疎かになると全ての物事がうまく回らなくなる(逆説的に物事がうまくいかないと食が疎かになっていく、とも言える)。轟さんはそんな中で美味しいホットドッグの屋台で感激し、ここから食材の種類や入手方法などを夢想するという「想像力の翼を広げる」事を学び、更にキュアスタの投稿にそれを記すという事で充実感を得る、という好循環を得るに至りました。

その上で、思い悩むここねに食べ方や楽しみ方は人それぞれであり、美味しくいただくことが第一。その方法はさまざまであると諭してくれました。ゆい達との食事が楽しめる事はもちろんなのでしょうが、これからもクラスメイト達とは楽しめる方向で歩み寄れて行けばいいのかな、と。

そう言えば、ここねがお弁当作りをゆい達に誘われてやり始めている事について両親が感心していたそうで(轟さん談)、近いうちに彼女の両親も描かれそうですね。

あと、むくれここねちゃん、たいへんかわゆくございました。ごちそうさまでしたm(__)m

 

第16話:らんの事情について

ここねより少し不安要素が出たのが実は彼女の方。

 

話の流れとしては、いつも通り(笑)にキュアスタ投稿をしながら語彙力たっぷりの独り言をしていた現場を同級生・高木晋平に見られたらん。サンドウィッチに喋りかけている、と笑われた挙句、変な奴呼ばわりまでされてしまい大ショックを受けてしまいます。すっかり落ち込んで様子がおかしいらんに、その様を他の男子クラスメイトに面白おかしくいいふらす晋平に文句を言いに行くゆいでしたが、彼は悪びれもなく嘘は言っていないと理論ずくめで彼女を退けます。

らんを慰めるべく、ゆいの家でラーメン作りを催すデパプリチームでしたが、そんな折、帰宅したゆいの母親から晋平の意外な事実を聞かされ…というものでした。

 

まず、晋平の言う事なんか気にする必要性はないんじゃね? というのがありましたが、実際のところ、晋平は気にするだけの価値もない男でしょ、というのが個人的な感想です。ただ、ある事ない事言いふらされそうになっていたため、黙って見過ごす事が出来ないのも事実でしたが。ここでゆいが堂々と文句言いに行ったのはかっこよかったんだけど…言いくるめられてしまったのよな…

確かに彼には彼なりの事情がありました。晋平は結構有名な嘘つきであり、しかもその嘘も半分は本当の事が混じっている、というタチの悪いもの(これを利用してゆいの追及をはぐらかした)。要するに典型的な「吹く」タイプの人間です。その裏には慕っていた兄が遠い地の大学に行ってしまい離れ離れになってしまった寂しさがあったのですが、それを差し引いても、場合によっては他人の迷惑になる事を平気でしており(実際、らんがあれでクラスメイトから奇異の目で見られるようになれば、彼女にとっては大迷惑である)、挙句に真実を織り交ぜるという姑息な手段で自身の嘘までくるめて正当化するなど、到底好感が持てる人物ではありません。あえて救いがあるとするなら、話の内容が突拍子がなさ過ぎて、誰からもあまり信じられていない点でしょうが(ああ、また吹いてら、ぐらいにしか受け取ってもらえない)。

らん自身の「自分が変わり者なのか?」という疑問はゆいたちの機転やマリちゃんの言った「それは個性であり、そもそも普通の基準だって人それぞれ」「そういうらんちゃんが大好き」という言葉で瓦解はしたのですが、そもそも、この疑問は彼女が幼少期に「ラーメンや中華料理を熱く語って」同世代の子をドン引きさせてしまった、という過去に基づいており、ちょっとトラウマレベルの話ではあるんですよね。

似た話にプリアラのひまりのエピソードがありましたが、彼女同様、このトラウマ絡みの「変人」エピソードはまだ続きがありそうではありますね。

ただ、晋平の事情を知った上で、彼の寂しさの原因を知ろうと、彼が食堂で食べていた肉じゃがをひょいぱくしたのは流石にちょっと常識ない行動には映りましたねえ。

彼が見せた表情で、食堂の肉じゃがの不満点(兄の肉じゃがより甘くなかった)を見抜いたり、食べた上で玉ねぎの煮込みが兄のものの方が長かったなど、洞察力に優れていたのが見れたのは良かったのですが、いくらアニメとはいえあまりに非常識な行動は性急という言葉では片づけられません。ここら辺は後々のストーリーで挽回してほしいかな。

正直、あまり複雑な事情はないのかな、と感じていたキャラクターだったので、ここにきて意外な展開が出てきました。中の人は演技巧者ですし、これからが楽しみですね。

 

ブラックペッパーについて

ここね&らんがメインの期間だけあって、15話ではデパプリチームのピンチに手を出そうとしたものの未遂(渾身の一撃を放ったキュアスパイシーに「やるじゃん」という言葉を残してはいる)、16話ではそもそも出番すらない、という…ゆいちゃん好きすぎぃ!

少し気になったのは、彼女たちをストーキング(笑)していたわけでもないのに、15話でデリシャスフィールドに侵入していた点。侵入できること自体はデリシャストーン持ちである事から不思議ではありませんが、そうなると、どうやってモットウバウゾー出現&レシピッピ強奪を感知したか。基本的にあれはハートキュアウォッチで判明するものであり、そうなると彼は別の手段でレシピッピの危機を知る事が出来る事になります。クックファイターなら標準能力なのか、或いはデリシャストーンに似た機能があるのか…

…まあ、描かれていなかっただけで、ストーキングはいつも通りしてた、でもいいと思うんですけどね( ´艸`)

そう言えば、らん発案でブラックペッパーは略して「ブラペ」とされており、キュアプレシャスも乗っかっていましたね。当ブログでも以降、ブラペで統一しようかと思います。長いんですよね、ブラックペッパーって(笑)。

 

敵側の事情について

すっかり合体技でなくては浄化できないと思っていたモットウバウゾーですが、この期間は各々スパイシー、ヤムヤムのミキサーによる単独浄化技で浄化されており、ここら辺の力関係はちょっと分かりにくいですかね。

モットウバウゾー自体は第15話では攻撃の一つ一つが重く、旋風攻撃まで仕掛ける個体や、第16話では拘束に特化した個体など、なかなかバリエーションがあって面白いのですが。

幹部はゴーダッツ直々のご指名もあり、しばらくナルシストルー出撃が続きそうですが、彼は第15話でも楽しい食事など虫唾が走るとまで言っており、やっぱりちょっと事情持ちっぽいですね。

更にこの期間中にナルシストルーは例の「ブンドル―ブンドル―」に文句を言っているシーンもあり、ジェントルーの事も相まって意外と一枚岩ではないのかもしれませんね。ただ、ゴーダッツもクックファイターのブラペの出現には注目しており、ブンドル団とクッキングダムの確執がどの程度なのかも注目点と言えますね。

 

次回はいよいよあまね登場になりそうですが…タイトルから鑑みるにプリキュア絡みの話も出そうですが、変身はまだお預け、と言ったところですかね?

ゆいの個別エピソードもまだですし、あまねと絡めてくるのか、あまねの後なのか。興味は尽きないです。

 

ここまでのデパプリをかいつまんでナナメからバッサリ

しかし、ランチに待機列という異様な光景も笑ったが、そこまでビビるなら、そもそも並ばない方が良かったのでは?( ´艸`)