ふらあそ!

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【アニメ】トロピカル〜ジュ!プリキュア第24話「熱血バトル! トロピカる部VS生徒会」感想

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今回のシナリオ書いた人、絶対に昭和の人だよね…

 

さて、今回は…正直言うとあおぞら中学上層部に更なる不信感を抱かせるような内容だと自分は感じました。

 

話の流れとしては、学園の魅力を知ってもらうべくTVの取材を受ける生徒会長・百合子さん。一方その頃、トロピカる部の面々は夏休みの宿題にラストスパートをかける勉強会を催そうと企み(多分。正確な描写はなかった)その横断幕を屋上に掲げようとするのですが、その横断幕が風に流されてしまい、インタビュー中の百合子に直撃、そのはずみで近くの池にドボンするという失態を演じさせてしまいます。

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怒り心頭に発した百合子は、半ば言いがかりをつけるような状態でトロピカる部の廃部を検討し始めます。あすかと百合子の一触即発状態になったところに、TV局のインタビュアー(存じ上げなかったのですが、この方、実在の方なんですね。ゲスト出演回でもあった訳だ)が、近々行われるクイズ大会の番組に出て、部の存亡をかけた勝負をするのはどうだろう、と持ち掛けます。

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勝利を確信しているのか、意外にノリノリな百合子。半ば巻き込まれるような形で生徒会vsトロピカる部の戦いの幕が切って下ろされる…というものです。

 

つーかさ、全然対等の勝負じゃないじゃん、これ。

まず自分が最初に思ったのがこれです。

前回の記事で、この予告について私は「トロピカる部廃部に匹敵する代償を生徒会側は払うのか?」と疑問を投げかけましたが、やっぱりというかなんというか、対価を支払いませんでしたね、百合子は。

確かに、最初の非はトロピカる部側にありました。まして、百合子があそこまで怒ったという事は、恐らく生徒会側に横断幕設置の断りを入れていなかったのでしょう。風で横断幕が流されてしまったこと自体は事故だとしても、これは純粋にトロピカる部側の落ち度です。

なんですが、その後生徒会室に呼び出されて説教を食らったトロピカる部、少なくともまなつやローラは謝罪していますし(ローラは不貞腐れたような感じだったが)、廃部にするような問題かと言われると首を傾げざるを得ません。いい所厳重注意止まりでしょう。まして、それを生徒会長の一存で決めてしまえる、というのならば、もう百合子の感情一つでどうとでもなってしまうという事になってしまいます。

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というより、どうにも百合子の感情が上回ってしまったように見受けられたんですよね。そこにあすかとの確執があるのは容易に想像がつきますが、この点については以降のエピソードに期待するしかないのでしょう。実際、今回もこの二人がライバル関係なのを強調しただけで、その理由についてまでは分からずじまいでした。

さて、話を少し戻しましょう。

この勝負の場合、トロピカル部が負けた場合、廃部が決定してしまいます。逆に勝てば廃部の話は白紙に戻る訳ですが、この話、生徒会側にとっては痛くもかゆくもない。

生徒会側からすれば、勝てば目障りなトロピカル部を廃部させる事が出来る上、一部の人間の溜飲が下がる、負けても、現状維持なわけです。

こんな理不尽な勝負はない。トロピカル部側は部の存亡という重大なリスクを背負っているのに、生徒会側はデメリットがないんですから。良くてTV放送で恥をかく程度の事です。それにしたって、百合子から提案を受けたんですから、自業自得としか言いようがない。

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少なくとも自分ならこの勝負は受けませんね。最低限、廃部に匹敵する何かを要求しますよ。生徒会をなくせ、とか生徒会長辞めろ、なんていうのは性悪ですし、プリキュアにやってほしくはありませんが、部費の上乗せ辺りは要求して然るべきかと思うんですが。

更にここぞとばかりに生徒会側に風紀委員長の正美が参加したのも、ええ…と思わせる要因でした。先回煮え湯を飲まされた彼女でしたが、今回はリベンジとばかりに嬉々として参加しており、もうどう考えても、トロピカる部を潰す気満々なんですよね。

既存の部活動ならいざ知らず、まなつの熱意をもって作られた新設部です、トロピカる部は。少なくとも個人感情やプライドごときで潰されていい道理はない。ましてや、それを学校の上層部が行おうとするなんて…今の段階では腐っているとしか言いようがないです。

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まあ、あすかと百合子の間にある並々ならぬ事情、そこに今回の様な行き過ぎた感情が入る余地が果たしてあったのか? 今後に注目していこうかと思います。

 

シナリオそのものはとても面白かったです。どう考えてもア〇リカ横断ウ〇トラクイズとしか思えない前半部に、自信満々だった割にはトロピカル部とほぼ互角の生徒会。さんご、みのり、あすかが働く傍らで、戦犯の様な(笑)行動に終始したまなつとローラ、と視ている分には非常に楽しかった。

更に救いだったのが、負けて悔しそうにしている百合子にインタビュアーが向かった際に、すかさずまなつが割り込んで「私たち、仲良しなんでーす♪」と言ったことに際して、彼女が「まったく、しょうがないなあ」みたいな表情を見せた事でしょうか。

この場面があったおかげで、実は百合子はトロピカる部を潰す気はなかったのかも…というか、もし勝っていたら勝っていたで悩んでたんじゃないかな…と思わせてくれたことは幸いでした。やっぱり、あすかが絡んだことも手伝って、廃部の話って百合子の一時の感情だった気がしてならないのですよね。

あと、クイズ内容が妥当だったのも良かった。いや、ぶっちゃけ言えば簡単な問題ばかりだったのですが、最初のばらまきクイズのものはみのりが正解にもっていきましたし、泥んこクイズでローラが間違えたのも、彼女ならではだったのでしょうがないですよね。クイズ回というと、やはりスマプリのアレが思い出されるのですが、正直あそこまで常識知らずだと可愛い通り越して呆れてしまうレベルで、やり過ぎ感が個人的には鼻についたのでちょっと心配だったのですよね。

 

後はこまごま気が付いた点としては、今回はヌメリーが出張ったのですが、またしてもまなつ、というかトロピカる部が関わる「やる気充満地帯」を狙っているわけですよね。それ自体はまあいいんですが、その場にいたあすか以外は全員やる気を奪われています。そう、百合子も例外ではなかったんです。

やはり、プリキュア有資格者は守られているんですかねえ。それとも、やる気を吸い取られないほどの強さを持つのがプリキュアなのか。実際、Zヤラネーダ初登場時にはまなつがキャパシティ以上のやる気パワーを吸い取られ無気力状態にされていますし。

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あと、物語の最後で勝利者インタビューを求められたトロピカる部なのですが、意外や意外、さんごが積極的であおぞら市のアピールをしており、こういう場に出ることに照れはないタイプなんですね。みのりと少しずつ差別化が図られているのは好印象です。

 

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来週は…おお、先生回か。これまた意外な。授業参観の日に自分が父親に教師としてちゃんとやれているかを参観されてしまうという、何というこの世の地獄( ´艸`)

 

今週のトロプリをかいつまんでナナメからバッサリ

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ホントさあ…つくづくお約束を外さない人魚芸人の鑑だよ、チミは( ´艸`)