ふらあそ!

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【アニメ】スター☆トゥインクルプリキュア第48話「想いを重ねて!闇を照らす希望の星☆」感想

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まあ、毎年恒例なんですが、プリキュアシリーズ最終回周辺は8:27あたりから正座しながら視聴する訳ですが…OPから真っ暗背景にタイトルとか怖い…怖いよー(´;ω;`)

 

さて、今回は実質最終回かなあ…と思っていたのですが後述しますが、次回に持ち越し、というか後日談がとても気になる終わり方をしました。

 

 

話の流れとしては、フワは役目を果たし、スターパレスは完全復活したとのたまう12女神たち。しかし、それを否定するかのように蛇遣い座再降臨します。

フワを思う力が逆に仇になった、と嘲笑する蛇遣い座のプリンセス。フワと別れたくないという気持ちが最後のスタートゥインクルイマジネーションを鈍らせた、と。

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力を使い果たしたプリキュア達は変身不能! 闇の力がスターパレスに突き刺さり、宇宙は闇に飲み込まれる…

闇に飲み込まれたひかるの元に皆は集合できますが…ペンダントの力で辛うじて意識が保たれている状態。だがそれも尽きれば…

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しかし諦めないひかる。心の宇宙があればまだ宇宙は滅んでいない! 変身できないと言うえれなに対し、ひかるが変身ソングを歌い始める…やがて全員が唱和する事でペンが再び輝きを取り戻し再変身! 闇を切り裂き黒化したスターパレスの玉座に鎮座ましましている蛇遣い座の元へ最後の戦いに臨むスタプリチーム…というものです。

 

うーん…正直個人的には凄い燃え回でした°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°

もちろん、不満がなかった訳ではないですが(12女神の処遇や戦闘終了後の性急な展開とか)、よく無理なく1話で最終局面をまとめ上げたものだと思います。ここでさらに突っ込んで書く事も出来ますが、それは来週以降の総評に取っておこうかな。今回は要点だけピックアップしていこうと思います。

 

トゥインクルイマジネーションについて

前回で人間にイマジネーション(想像力)の力を与えたのは12女神達である事が言及されましたが、これ自体はままある事だとは思いました。

イマジネーション=想像力、というのは取りも直さず感情に直結するものな訳ですが、世界の神話を調べると感情を司る神様、というのは意外と多く存在するものです。*1

蛇遣い座のプリンセスはお前たちのイマジネーションの力は借り物だと嘲りましたが、キュアスター達はそれを否定します。最初はそうであっても、今は自分たちのイマジネーションそのものである、と。

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それはそうですよね。きっかけを与えたのは12女神かもしれませんが、それを昇華させたのはプリキュア、というよりは全宇宙の生命が育くんできたものなのですよね。ある意味、イマジネーションという「進化」の力を手に入れた全宇宙の生命とそれを「思い上がりである」と真っ向から否定した蛇遣い座のプリンセスとはここに明確な差があるのかもしれません。

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あと感心したのは闇の世界に取り残されたスタプリチームが再変身=再びイマジネーションの力を復活させる際に「歌う事」を選択した事でした。歌、というより音楽は人類が産んだイマジネーションの最高傑作の一つです。たった七音(+α)を組み合わせるだけで無限の音楽が生み出される。これをイマジネーションの象徴として選択した(いや、ひかるは選択というよりは自然に溢れ出た感じだったかな)のは「わかっているなあ」と感心すると同時に、何故変身の際に歌を歌うのか、という疑問にも回答を示してもらった気持ちでした。

もし、イマジネーションの力が女神の借り物だったとしたなら、何故再変身が出来たのか、再変身の後に蛇遣い座のプリンセスに匹敵しうる力を振るえたのか。これは特にキュアセレーネのセレーネアローの表現が大変分かりやすかったですが、星座の力を借りた技よりはるかに巨大な弓を作り出しており、最早12女神の力すら己のイマジネーションの力で完全に凌駕しているんですよね。

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過去回で12女神たちはイマジネーションの力を「可能性」と表現していましたが、なるほど、この無限の可能性こそがイマジネーションの力だったんですね。そう描かれたわけではないですが、個人的には蛇遣い座のプリンセスも或いはその事を恐れていたのかもしれない…と感じました。今回もスタプリチームを「思い上がっている」と糾弾しましたしね。

 

蛇遣い座のプリンセスについて

久しぶりに純粋な悪役、という感じでしたかねえ。返す返すも登場が遅きに失したのが悔やまれます。最後は一応和解? という感じにはなりましたが、それもキュアスター「分からないものが多い方が楽しい。宇宙はキラヤバ」という言葉と、スタートゥインクルイマジネーションの力を宇宙全体にだけ向けて彼女自身には向けなかった事に感化された上で今一度宇宙を見守る選択をしたに過ぎず、敢えて言うならゴプリの最終クローズに近いという印象を受けました。

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そう感じるのは偏にキュアスターの言葉に感化されたからというのはあるにしても、基本的な考え方は変えていないからに尽きると思うのですが、12女神から再びスターパレスに戻って宇宙を見守る様に打診された際には「今更」という表現を使っており、彼女なりの後悔の念もない訳ではないのかな、というのを滲ませました。この辺りの解釈は個々によって意見が分かれるところかもしれませんね。

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ただ、詳しくは総評に書こうとは思いますが、12女神の最後まで煮え切らない態度には流石に辟易としました。スタプリチームを都合よく利用してさして悪びれてもいないのは(感情的にはともかく)神様らしいなあ、で済むのでまだ良いのですが、蛇遣い座のプリンセスを消せ、と前回言っておきながら、今回は反転、再び一緒に宇宙を見守ろう、とか何言ってんだ、こいつ? と首を傾げてしまいました。まあ、そういう感情すら些事である、というならば、それもまた神様っぽいと言えなくもないですがね。*2

 

フワの復活、そして別れ

蛇遣い座のプリンセスが去り、宇宙存亡の危機については一件落着しましたが、ひかるは「フワが女神達のイマジネーションの力で生み出されたというのならば、自分たちのイマジネーションの力で復活させることはできないか」と提案します。

女神たちはそれは可能である事を告げますが、同時にスターカラーペンダントの力を失い変身も宇宙へのワープも出来なくなることを告げられます。

この作品全体的に言えることですが、ひかる達は重大決断を迫られた時、それが必要であるならば躊躇なく選択を行いますね。出来ないのは前回のどちらも選択できない様な場面だけ。もちろん、彼女たちはフワの復活を所望。スターパレスは維持したままでペンダントの力を全て使いフワを復活させました。

フワは最初の状態で復活し、言葉もほとんど喋れない状態でしたがララのAIが言った通り今までの思い出までリセットしている事は恐らくないのでしょう。抱きつくひかるにとても懐いていましたしね。

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蛇遣い座のプリンセスがガルオーガに渡した腕輪の力で全員を故郷に返すワープゲートが開かれましたが、フワはスターパレスの維持に必要であり、二人の宇宙人たちも故郷に帰ります。別離の時がやってきたのです。

そして…

 

今週のスタプリの見どころ!

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突如カタコトになるララ…そう、今までの翻訳の力もペンダントを介してだったんだよね…ペンダントの力が失われ言葉も通じなくなるのか…すんません、ちょっと本気で泣いた…切ねえよ…いや、ホントにさ…

 

次回は…うーん、やっぱりみんな再会できるのかな? っていうか再会しろッ! 

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一応、予告を見る限り次回作への引継ぎを匂わす表現はなかったが…どういう物語の締めを見せるのか。最終回も大いに目が離せませんね!

 

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*1:しかも往々にして付加的なものであったり、原初の神より1ランク下な表現をなされているのが面白い。

*2:尤も、あそこで「いや、彼女だけは許せません。プリキュア達、何で彼女を消さなかったんですか? 今すぐここで消しなさい!」とか言われても困るけどね。本来の視聴者層たちも泣いちゃうだろうし…