ふらあそ!

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【アニメ】HUGっと!プリキュア第46話「クライ、ふたたび!永遠に咲く理想のはな」感想

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新年あけましておめでとうございます。今年も当ブログをよろしくお願いいたします。

 

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と、かしこまったりした訳ですが、とりあえずクライさん、この娘を理想のはなにしてよろしいんですかね?(苦笑)

 

さて、今回は分かりやすく最終決戦突入の流れでしたね。プレジデント・クライ自らがとうとう本格的に動きだし、プリキュア以外の時間が停止しました。このまま一気に決着方向に流れるかと思いますが、時間が止まったという事は恐らく身バレもないんですね。ちょっと残念…

 

話の流れとしては、年末年始を幸せに過ごしていたはぐプリチームでしたが、買い物を兼ねてさあや・ほまれと待ち合わせ場所に向かって一人になっていたはなの前にクライ自らが現れます。彼は彼女に親愛の情を示すのですが、当然はなはそれを拒否。クライは軽いショックを受けたものの、彼自身の理念を説くのですが、はなの頑なな拒絶の態度に何かを悟ったようにいったん姿を消します。

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日が変わって新春イベントがはぐくみタワーで開催されている中、クライはあろう事かクライアス社本社ビルそのものをはぐくみ市の海上に召喚。更に巨大化した自身(猛オシマイダー化した姿?)を出現させ大量のトゲパワワを散布、プリアラチーム以外の面々が次々と時間停止する中、大量の猛オシマイダーが出現し…というものです。

 

プレジデント・クライ(ジョージ・クライ)について

彼の行動理念は前々からある程度は語られていましたが、結局のところは今ある美しい状態を時間経過で劣化させたくない、という事に集約している気がします。つまり根本はジェロスと変わらない訳ですが、ジェロスはその対象が自身に向いていたのに対してクライは全てのもの…というよりは事象に対して向いているのが違いでしょうか。

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今回で彼の掘り下げがあった訳ですが、まずははなと共通の夢を見ている場面で、ドラクロワの「民衆を導く自由の女神」を二人で鑑賞しながら、女神をはなに投影していた事、更に次第に年老いていく絵を何枚か出して、彼女の劣化を惜しむかの様なシーンがありました。

そして、はなが一人になった際にエレベーター内での対峙で、なんと未来世界で時間を止めたのは彼(=クライアス社)ではなく未来の人間そのものだっただった事が発覚、彼もその事を嘆いており、そんな未来が来るぐらいなら今のうちに時間を止めてしまえばいい…という事らしいのですが…

お前は何様だ

別に感情的に言っている訳ではなく、ちょっとどういう存在なのか分からなくなってきた、という感じです。ドクタートタウム曰く「彼は何もしない男」だそうですが、欲望にまみれた人間に絶望し未来を奪う選択をした事といい、彼自身「僕を魔王か何かと思っているのかい?」とはなに言っていましたが、未来そのものを俯瞰的に捉えた発言もあり、ただの人間風を装っていながら超自然的な存在としか思えません。あえて言うならハピチャのブルー(&レッド)に近いのかな? という印象を受けました。

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彼がいつも持っている未来日記(仮称)も人類そのものの未来という泰然的なものから、アンリに起こった極めて限定的な未来まで書いてあり、万能感あり過ぎでちょっと人の手に余るアイテムに思えますし。*1

更に、彼の回想? の様な場面で成長したと思しきはなが一瞬映し出され、(恐らく彼に対して)笑顔を振りまく、というのも謎でした。

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夢の中での邂逅でもはなが花嫁姿を想起する姿で登場しており、この二人は未来で(良い悪いは別にして)何か因縁があるのかもしれませんね。ただ、ネット界隈でも揶揄されていますがクライの行動はストーカー紛いでありこの二人に妙な因縁は個人的には付けてほしくないかなあ…*2

そのはななのですが、中盤以降、クライと対称的に描かれることが非常に多くなりましたが、反面、今回で「お!?」と思った事がありました。

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それはクライが自分の理念を語っている際に「人がいくら未来に希望を持っていてもトゲパワワはなくならない。君にも覚えがあるだろう」と言われたはなが過去のクラス内孤立化の事を思い出すのですが、それに対してまるで振り払うかのような仕草をして否定した事です。つまり、クライもはなも人はアスパワワもトゲパワワも両方持っている事は百も承知な訳*3ですが、二人とも、はな=アスパワワ、クライ=トゲパワワ、を半ば盲目的に信じ切っている、という共通性があるんですよね。この手のお話はゴプリのキュアフローラが最終回でどっちも受け入れる、という結論を導き出したのが印象的でしたが、この作品ではどういう結末を与えるのかはちょっと注目です。はなの無条件にアスパワワを信じる心は過去に何人もの人間(直近ならアンリが代表格か)を救いましたが、今回のクライとのやり取りを聞いている限りでは些か独善的に過ぎる感じもします。それが行き過ぎた姿がどうにもクライと重なるのですよね。

 

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後半は大量に呼び出された猛オシマイダーの処理にはぐプリチームが奔走、相手は無限に呼べるようなものですから厄介な訳ですが、プリキュアトゥモローアタック(仮称)で大量強制退社させた所で業を煮やしたクライがはぐたんを拉致、追いかけようとしたところにリストルとビシンが立ち塞がる…という所で幕となりました。

 

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次回は最終決戦の続きの様ですが、なんと浄化済みの元幹部との共闘が実現しそうですね。というか、こいつら時間停止はしない程にアスパワワに溢れているんだな。

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個人的にはダイガンさんの本気が見たいんだけどなあ(ΦωΦ)

 

今週のはぐプリの個人的見どころ!

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ほう…デッドorアライブソースをかけた餅…貴様、いい加減にしろ(世紀末伝説的威圧)

 

来週もめちょっく!(めちょっくってなんだよ!)

 

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そして、毎年恒例、次世代プリキュアの番宣が入りましたね。次作は宇宙人!? がいるのでしょうか? メインでは初めての褐色肌のプリキュア登場に加え、更に自分の大好きな黄道12宮ネタも扱う様ですし、結構ワクワクしてしまいますね。蛇遣い座ネタ使うかなー?( ´艸`)

 

 

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*1:彼自身が時間旅行者故の未来既視から生まれたアイテムだとしても度が過ぎている。

*2:しかも雑誌かなんかのインタビューでクライははなの初恋の相手、とか製作スタッフが答えてんだよね、確か。

*3:実際、過去回で本当にくだらない理由のちっぽけなトゲパワワで何回も猛オシマイダーが召喚されているし、またコンサートを盛り上げるだけでアスパワワが溢れオシマイダーが弱体化した事もあった。