ふらあそ!

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【アニメ】HUGっと!プリキュア第43話「輝く星の恋心。ほまれのスタート。」感想

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カップル…くぉのバカップルめええぇぇぇ!(僻み)

 

と思ったら、まさかの大失恋の話でした(壮絶なネタバレ)。まさかここまでやるとはなあ…

 

話の流れとしては、大きな大会を控えたほまれでしたが、彼女のハリーに対する恋心は最早スケートの出来に影響するほど重症化しており、さあやをはじめとした他のはぐプリメンバーに心配されるほどとなっていました。

もちろん、ほまれもアンリからの叱咤もありその自覚はあったのですが、大会日の出番直前、他のはぐプリメンバーの手引きによってハリーに直接気持ちを伝える事になる…というものです。

 

しかし、今回は本当に驚きましたねえ。先週の男性プリキュア誕生も驚きましたが、個人的には今回の方が全然インパクトありました。

 

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上でも書きましたが、ほまれは今回堂々とハリーに告白しました。そしてものの見事に完全玉砕しました。

 

こう書くとだから何? の世界ですが、よく考えてみるとシリーズでも初の試みだったんじゃないでしょうか。

確かに女子中学生という多感な年ごろの女の子がメインキャラのプリキュアシリーズですから今までも幾度となく恋愛に絡む話はありました。5GOGOののぞみとココをはじめ、全体的に恋愛そのものをテーマの一つにしたハピチャ、ゴプリのはるかとカナタなど、枚挙にいとまがないほどです。

しかし、どの恋愛要素も話の終盤になるにしたがって忘れ去られたり(これはスイートの奏と王子先輩が代表例だろうか)、結局はっきりしないまま終わったり、または単純に成就して終わったり、とよく言えばハッピーエンドや希望を残した形で、悪く言えば有耶無耶になって終わるものが殆どでした。

今回、ほまれの母親も言っていましたが、恋愛と言うものは必ずしも上手くいくものではありません。ある意味成功の象徴であるヒロインの大失恋を描いたのは凄い勇気だったと思います。

ほまれは元々芯の強い娘ですし、これを糧にしてスケートの道に邁進するのでしょうが、こう考えるとオシマイダー化体験者且つケガからの復帰を果たしたスポーツ選手と言う意志の強さを今まででたっぷり演出できたのは非常に良かったと思います。ここまで描いたからこそ、ハリーに振られた直後に輝くほどの演技が出来たのも納得できるのですよね。

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しかし、その振った方のハリーなのですが、やはり心はキュアトゥモローに傾いているのですね。それはそれでいいのですが、そうなると彼女はどこかで再登場してもう少しどういう人物なのか描いてほしいかな、という欲求は産まれました。はぐたんの今までの行動や、先回の回想編ではやはり不十分だと感じます。ほまれを振ってまでハリーが選ぶ人物なのですから。

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そう言えば、ちょっと気になったのが今回久しぶりに登場したほまれの母親です。今回はハリーとの恋に悩むほまれを諭す役として登場しました。シングルマザー、離婚歴ありというのは過去回で名言されていましたが、今回は父親の事に言及しており、その際結婚した後も辛いこともあった、と言っているのですよね(後悔はしていない、というニュアンスの事も言っていたが)。どうもその様子から父親とは死別した感じではなかったですし、これはひょっとして…と思わせる表現でした。たまに(悪い言い方をすると)言葉尻を捕まえると「え…!?」と思わせるのがはぐプリの面白い所でもありますね。

 

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あとはぽつぽつと、例えばアンリは車いすに乗りながらほまれを叱咤しており、これは指導者としての道を進む暗示かなあ、とか、振られた後のほまれを優しく抱きしめるはなさんマジ天使、とか色々見どころはありましたが、なんかほまれの大失恋の前には何となく霞んで見えたというか…返す返すもよくこのシナリオの領域に踏み込む決心がついたなあ…としか。正直、脱帽しました。

戦闘シーンは最早おまけレベルのチープなものでしたが、振られた直後のキュアエトワールに嘲笑を浴びせたビシンに「一生懸命やった者を笑う資格はテメエにはねえよ、あんまふざけた事ばっか言ってるとぶち〇すぞ(意訳)」と啖呵を切ったキュアエールさん、マジイケメン…実際、ビシンは敵側陣営の場面で「ハリーさえ側にいてくれれば状況は問わない」みたいな完全に狂気の世界に入り込んでいるシーンが挿入されており、完全に思考を停止した状態で、結果はどうあれ能動的に動いたほまれとは対称的に描かれていましたね。

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そう言えば、今回の戦闘で完全ホールドされたキュアエトワールが他メンバーの応援やキュアエールの啖呵をばねに無理矢理こじ開けるシーンがありましたが、正直「力」プリキュアっぽいのを見せた初めてのシーンかもしれません( ´艸`)今何話だと思ってんねん(笑)。

 

最後はほまれが大会で優勝するというハッピーエンドとなりましたが、これで吹っ切れたのかな? 新しい恋を見つけるのか、ハリーの事を引きづるのかまでは分かりませんが、どうにもドライには徹しきれない雰囲気もありますし、そういう事が解りにくい、複雑な心情を持っているキャラクター性が彼女の魅力なのかもしれませんね。

 

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引きでは、さあやが過去回で夢の一つとして語った母親との共演が早くも実現する、みたいな場面が挿入されて幕となりましたが…

 

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次回予告だと…大丈夫か、これ?( ´艸`)

 

今週のはぐプリの個人的見どころ!

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おイモ食いながら恋を語る女、パップル

 

来週もめちょっく!(めちょっくってなんだよ!)