ふらあそ!

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【アニメ】HUGっと!プリキュア第40話「ルールーのパパ!?アムール、それは…」感想

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そう言えば、ルールーがまだ敵だった頃、随分なセンスの飛行物体に乗っていたけど、あれって多分トラウムの影響だよね( ´艸`)

 

さて、今回は先週のやけにバタバタしていた回を補完しつつ、一気に設定を暴露する回となりました。ドクタートラウムがクライアス社の内情を、そしてハリハムハリーがはぐたんの事を交えつつその補足をする形です。まずは箇条書きして整理してみましょう。

  • 先週の未来の世界に皆を飛ばしたのはドクタートラウムの仕業。未来での出来事を見せたかったようだ。
  • トゲパワワを散布し未来を奪い時間を停止させることを社是とするクライアス社、未来の世界ではそのクライアス社の前に4人のプリキュアが立ちはだかった。その中の一人にキュアトゥモローがおり、彼女はリーダー的存在だった様だ。
  • キュアトゥモローは未来を司る女神マザーの力を最も濃く引き継いだ存在である。
  • キュアトゥモローは改造され暴走していたハリハムハリーを鎮めるものの、クライアス社に追いつめられてしまう。しかし、今度はハリハムハリーの手引きにより脱出。しかし、追手は執拗に迫りキュアトゥモローはマザーの力を最大限に解き放つ。
  • 結果、ハリハムハリーとキュアトゥモローは過去の今の世界にワープし、彼女は力を使い果たしたのか赤ん坊の姿に戻ってはぐたんとなった。

ある程度察しは付いていましたが、やはりはぐたんはプリキュアでしたか。個人的にはマザーそのものという線を考えていましたが、どちらかと言うとまほプリのはーちゃん(マザーラパーパの力を引き継いだ存在)に近いという印象を受けました。実際、過去回には赤ん坊状態にもかかわらず初代を召喚したり、今回の回想でも暴走ハリーを触れただけで正気に戻す&本来の小さな姿に戻す(ついでに封印の鎖もその時に生成されている)など、他のはぐプリメンバーとは一線を画す力を持っていますね。

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話の流れとしては、ドクタートラウムとハリハムハリーの解説が一通り終わった所で、自分を父親だと名乗ったトラウムに対してルールーは軽い錯乱状態に陥ってしまいます。はなの協力で何とか落ち着いたものの、ドクタートラウムときちんと向き合って対話する事でお互いの思いが交錯し…というものでした。

 

はぐたん=キュアトゥモローや未来の戦士について

さて、今回ははぐたん=キュアトゥモローであると同時に、そのプリキュア達の神にあたるマザーの存在が明示化されました。そして、プリキュアが未来の世界にもいた事も示唆されました。この事は作中序盤でもシルエットの形で暗示はされていましたね。

最初観た時はキュアトゥモローは別枠で、残りの4人がいたのかな? と感じました。どういう理屈でか分かりませんがルールーを除いたはぐプリメンバーがその4人として存在しているのではないか、とも考えました。

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が、シルエットの一人はどう見てもキュアトゥモローである点、キュアマシェリはキュアアムールがいないと変身できない可能性がある点、更にEDテーマでのスタッフロールの「未来の戦士」が3人+声優がはぐプリメンバーとは別の人間が当てられていた点を考慮すると、少なくとも今の段階では別人だと思われます。*1

何にせよ、残りの未来プリキュアの安否は気になりますね。キュアトゥモローも彼女らを見捨ててまで過去の世界に飛んできたようなニュアンスで描かれており、このままフェードアウトとは考えにくい存在です。

そして、はぐたん=キュアトゥモローである事実を知って密かに様々な感情がないまぜになっていそうなのがほまれです。今話でも2回ほどはぐたんとハリーの関係性を見てアンニュイな表情をし、さあやが心配そうに見つめているシーンがありました。

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ほまれはただでさえはぐたんを溺愛していた訳ですから、そりゃ胸中複雑でしょうね…先回のビシンとの対決回でもある程度ハリーへの想いをさらけ出してしまっている訳ですし、ここら辺はどう解決するのかはちょっと興味深いです。ただ、今回の引きの場面でも言われていましたが、はぐたん、延いてはハリーもいずれは自分たちの世界=未来に帰らなくてはならない訳で、これはハリーの動向にも注目でしょうか。正直、こんなドロドロ話に発展するとは思わなかったよ…

今後、キュアトゥモローが出るにしても追加戦士というよりはあくまでもゲスト枠(ルミエルやキュアエンプレスが立ち位置としては近いか)として扱われるのでしょうが、彼女が物語に於いて終盤とは言えどの程度のウェイトを占めるのかは作品全体の出来に影響しそうですね。

 

ルールーとドクタートラウムについて

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とりあえず、たこ焼きヤケ食いはやめて(笑)。

上では冗談めかして書きましたが、この二人は親子っぽさが出ていていい演出でしたね。

ルールーはまずドクタートラウムに自分が欠陥品だから捨てられたのではないかというトラウマ、そして、それなら何故自分に感情を解する程の高度なAIを搭載されたのか、という疑問がごたまぜになり、彼にキツイ態度で接してしまいました。

それでも中盤にトラウムが彼女の疑問に対して人間とはそういう矛盾した生き物なのだ、と優し気に語り掛けた点や終盤でジェロスの呼び出した猛オシマイダーに痛打を食らわされそうになった時に彼が庇ってくれたことに態度を軟化させました。

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ラウムの名付けてくれたアムール=愛を受け入れてこれからも生きていこうと決意するシーンは本当に良かったです。

逆にドクタートラウムの事情は全ては分からずじまいでした。当初は自分の理想のアンドロイドが出来たと喜んだものの、どうにも暴走しがちな彼女に正面から向き合えなくなった様ですが、そこに彼女を受け入れてくれたプリキュアに対する嫉妬感などが合わさってどうにも複雑な感情を抱いていた様です。

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ところが彼女の過去を思い出す場面で一瞬だけ謎の少女が映りました。これが何なのかは分からずじまいでしたが、あえて想像するならやはり自分の娘かねえ…そしてルールーのモデルになったと邪推してしまいます。それならば、ルールーに愛を冠するアムールの名を与えた事や、悪い言い方をすると機械人形のアンドロイドに対して非常な情を移していた描写も概ね合点出来ます。*2

一回はルールーと向き合えなくなったトラウマ、彼女を受け入れたプリキュア達への嫉妬、そして彼女に対する思い入れ。幹部時代は愛ゆえに大きく狂っていたキャラクターとも言え、それならば先回のオールスター回でのパワフルさや、強力な力によって完全浄化されたのも納得です。逆から言えばオールスター回での敵役は(少なくともレギュラー放送としては)彼でなくては務まらなかったとも言えますね。

 

上でも書いた様に引きでは、最終的には未来から来た人間は元居た世界に戻さなくてはならない*3、という流れとなりましたが、それにははぐたん=キュアトゥモロー、ハリハムハリーに加えルールーも含まれるわけで…えみるがその事に気が付いて絶叫するという所で幕となりましたが、次回は

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なんかえみるが壊れてるぅぅぅぅぅ!?

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恐らくはルールーが未来へ帰還する事を受け入れる様な流れになるのでしょうが、何しろ彼女は小学生です。どういう流れで彼女が納得するのか、それとも駄々をこねるのか、それとも精神的に追い詰められてしまうのか、そしてルールーは何を思うのか…予告画面ではギャグっぽい場面が散見されましたが、しんみりした回になりそうですね。

 

今週のはぐプリの個人的見どころ!

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最後のルールー・トラウムの和解場面「まずは一緒にご飯を食べませんか」

非常にいい場面だったんだけど仮に語尾に「貴方のおごりで」という単語をくっつけるだけで一気に戦慄の場面に早変わりするという艦これ赤城感(笑)

 

来週もめちょっく!(めちょっくってなんだよ!)

 

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*1:もう一つの可能性としてはえみルル二人がイレギュラーであって初期三人+キュアトゥモローの4人のシルエットだった路線が考えられる。

*2:ただ、この少女、あまりルールーに似ているとは思えなかった。どちらかと言うとラブ〇イブのキャラみたい…という印象。

*3:未来に戻る必要性はないのでは? という疑問があるが、やはり未来の人間が過去に長時間いる事による齟齬、未来に置いてきた他のプリキュア達の事、何よりクライアス社を今の世界で倒す事により時間が動きだし元に戻った未来世界が待っているだろう点を考慮すると帰らざるを得ないだろう。ルールーも元々は時間停止後の世界を管理するように作られている以上、そのフォーマットはあくまでも未来世界のものである。